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May 18, 2010
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テーマ: 本日の1冊(3712)
カテゴリ: 日本の小説

デウスの棄て児
嶽本野ばら
小学館 四六上製
☆☆☆☆☆
 天草四郎のことを書いた小説。独特の少女趣味を湛える作品の著者にしては異色の小説だと思う。見かけたときからずっと気になっていたのだが、今日、ようやく読むことができた。取り扱うジャンルは異色だが、読んでみると作品の持つ雰囲気は、私が今まで読んだ2作とさほどかけ離れてはいない。
 天草四郎の生涯と内面の書き方が意外で、(というかこの著者ならこっちの方向に書くだろうけど)面白く読めた。また作中にちらりと顔を出す、マニアックなキリスト教の薀蓄も魅力的なスパイスになっている。それに、最後まで天草四郎についていく人々と四郎の態度も感動的だった。さほど長い小説ではないが、文章も読みやすく、それでいて雰囲気のある小説だった。





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Last updated  May 19, 2010 04:02:48 AM
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