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May 6, 2012
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カテゴリ: ミステリ(日本)

レベル7 新潮文庫 改版 / 宮部みゆき ミヤベミユキ 【文庫】
宮部みゆき
新潮文庫(改版)
☆☆☆☆☆
 何となくSFっぽいカバー裏の解説で食わず嫌いして読んでいなかったのだが、今度ドラマ化されるので、予習用に読んでみた。
 失踪した女子高生を探す電話相談員の女性と記憶を失った男女、彼ら二組の行動が平行して描写される。最初はお互いの行動に結びつかずよく分からないのだが、これが最後に収束する。そこにいたるまでには、過去の事件が絡んだりしてなかなか面白かった。また、男女二人が眼を覚ますマンションが描写からいって江戸川区のどこかなのだが、その中で言及される地名が馴染みのある地名ばかりで面白かった。「新開橋通り」って葛西橋通りのアナグラムに思えるのだがどうだろう。
 ただ、この小説は携帯電話やパソコンが普及し始める少し前の話なので、そのへんが少しわずらわしくもある。ただ、過去の事件と結びつき、かなり前の方で意味深に言及されたことが、最後になって意味が通じたりするので、読後の爽快感は大きい。クライマックスになってどんでん返しが続き、一気に読めてしまうのだが、ドラマのキャストを知っているとそのうちの一つがどんでん返しにならず、ほんの少しだけ損をした気分にならなくもない。ヘンな役をしない俳優さんがキャスティングされているのだ。
 ドラマは小説そのままのストーリーで放映されるのではないようだし、放映を楽しみにしていよう。





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Last updated  May 6, 2012 09:52:52 PM
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