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October 29, 2012
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【送料無料】ついてくるもの [ 三津田信三 ]
三津田信三
講談社ノベルス
☆☆☆☆☆
 短編集。ほとんどが一人称の聞き書き形式をとっている。淡々とした文体に意図的に余計な説明を省いて、読者には怖さが増幅される。かつての新耳袋のような、それをさらにしつこく引き伸ばして怖さを倍増させたような感じがする。最後の短編のみ、タイトルが示す通り、刀城言耶シリーズで、多少ホラー色が薄まっている。どの作品も結構怖いのだが、私が特に怖かったのは「八幡の藪知らず」だ。実際の「八幡の藪知らず」は千葉県市川市の市川市役所のはす向かいにあって、今となっては20メートル四方くらいのにぎやかな街中の藪となっている。が、この作品の藪は怖い。この著者の常連読者にはお久しぶりのあの名前も登場するし、結末までじわじわと怖さが募ってくる。しかも、最後もホラーらしく十分に余韻を残した終わり方だ。あと、ひな人形が登場する話もあるのだが、これも怖い。真夜中に一人きりでは読みたくないかも。でもやめられないのだった。





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Last updated  October 29, 2012 03:29:15 PM
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