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すごくおもしろかったよ♪
こんなに夢中になって読んだ小説は久し振りです。
以前ブログに書いたかと思いますが、この「しゃばけ」を初めて知ったのは新聞の見出し。宣伝文句にちょっと惹かれたものの本を手にする事無く、先日放送された二時間ドラマの「しゃばけ」を観て、文庫本を購入するに至りました。
最初は先に観たドラマの(俳優さん達が演じられた)人物が頭に浮かびながら読み進んでいたのですが、その内に自分なりの想像での人物イメージへと変化しながら読んでいました。
ドラマでは結構温かな雰囲気でハッピーエンドな感じで終わり、感動で涙した氷子さんですが、原作である小説はちょっと違うものでした。
基本的な人物構成は同じ感じでしたけれど。
とにかく、主人公である病弱な若旦那の一太郎が聡明な人物で、そして今ここで現実に生きている我々と同じような人間くささを持っています。
ううん、それだけではありません。
幼い時からの友達である栄吉や、父親、その他取り巻く人間達の何と人間くさい事か。
そして江戸時代のそれぞれの人達の生活ぶりの細やかな描写や事情も、現代の私でさえも何やら納得するものばかりで、それがまたおもしろいんですね。
一太郎の頭の良さ、達観振りもとても良かったです。
"一太郎"となると、いつも心配して一太郎に世話を焼きまくる仁吉と佐助という手代の二人もとてもおもしろいですね。人間の姿をしているけれど、実は妖。「しゃばけ」ではこの二人の驚くような能力はあまり語られませんが、一太郎が本編で何度も言うように人間の姿をしていても中身は妖。どこか人間とのずれがあるところが魅力的に感じて、そこがとてもいいと思います。
人間とは違う微妙なずれ、例えば感覚や考え、行動など、細かいところで違うのです(笑)
ドラマでは佐助に惹かれましたが、小説の方では一太郎・仁吉・佐助という三人の組み合わせが一番好きでございます(笑)
この三人のやり取りは、下手な笑い話なんかよりも格段に、いえいえ最高におもしろいものです。
(一太郎自身が妖の血筋を引いているので)妖が見える一太郎の周りには仁吉や佐助の他にもたくさんの妖が登場します。
多く出てくるのは鳴家(やなり)、屏風のぞき等。小さい妖の鳴家はどうやらたくさんいるらしくて、ぞろぞろと出てきたり、一太郎に優しくしてもらって(笑)とても愛くるしい。
屏風のぞきは一太郎や仁吉、佐助達よりも、古く一太郎の済む家にいた妖。一太郎の頼みを聞いて仁吉達にこっぴどく怒られてひねくれたりするところはあるものの、それなりに一太郎の事を大切に思っているらしい・・・これまた愛くるしい妖。
妖達もどこか人間と同じ感性があるようで、でもやっぱりどこか違っていて(笑)
そんな妖達をなだめすかし、仲良くやっている一太郎は体は弱いですがとてもすごい人ですね。
読み終えて、この「しゃばけ」という話は現代にも通じる現実味と、妖も登場しどこか夢物語が絶妙に入り混じった・・・そう、現実世界と夢物語を一辺に味わえる大変面白い小説であると思いました。
一つの大事件を一太郎によって解決し、その事により仁吉や佐助が子ども扱いから一歩前へ進んで、少しずつだけれど大人として扱ってくれるようになった最後には思わず微笑みました。
三人が少しずつ、互いに成長し合っているんですね。
さて、楽しんで読んだ「しゃばけ」が読み終わって寂しくなった氷子さん。
でも何故か手元には「しゃばけ」シリーズの次の話「ぬしさまへ」があるのは・・・ 会社から家に帰る途中で買って来たからだよ!!!(笑)
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