イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相からイランを攻撃、破壊するように求められているドナルド・トランプ米大統領はアメリカ軍幹部の抵抗でイランを攻撃できないでいる。戦争権限法に基づき、イランとの戦争を継続するために議会からの承認をえなければならない期限だった5月1日、大統領はイランとの戦争が終わったと宣言した。
そして5月3日、大統領は「プロジェクト・フリーダム」の開始を「トゥルース・ソーシャル」で発表した。タグを取り替えることで戦争権限法の期限をリセットしたつもりだと言われている。5月4日から外国船舶をホルムズ海峡から誘導し始め、作戦に対する妨害には武力で対処するとると投稿したのだ。
本ブログでもすでに書いたことだが、アメリカは次の攻撃に備えて西アジアにおける戦力を増強するため、ミサイルや爆弾のほか、陸海軍の要員をピストン輸送している。2月28日以降、アメリカはイスラエルへ11万5600トン以上の装備を運び込み、イスラエルはUAE(アラブ首長国連邦)に対し、小型ドローン探知システム「スペクトロ」、アイアンビーム・レーザー防衛システム、アイアンドーム・ミサイル防衛システムの供与を開始、両国の情報共有も始めたと伝えられている。
イランとの戦争でアメリカとイスラエルは降伏していないものの、敗北している。戦況を変えるためには核兵器を使わざるをえないが、これには統合参謀本部が反対していると噂されている。
そして5月4日、トランプ大統領が「プロジェクト・フリーダム」の開始を発表した直後にUAEのフジャイラ港にある石油施設で火災が発生した。UAE政府はイランから攻撃があり、弾道ミサイル12機、巡航ミサイル3機、無人機4機を撃墜したと発表したが、イラン側は攻撃したとする主張を否定している。
イランがUAEを攻撃する理由として、UAEがOPECから脱退したことやホルムズ海峡を迂回するためにフジャイラを起点とする新たな石油輸出ルートを建設するという計画が挙げられているのだが、この微妙なタイミングで攻撃する理由にはならない。それに対し、アメリカ軍の反対を押し切り、イスラエルの求めに応じてイランを攻撃したいトランプ大統領には動機がある。
アメリカがイランを軍事攻撃した場合、イランは強力な報復攻撃を準備していると言われている。単純に戦力を比べていもアメリカ軍が大惨事になること避けられれない。だからこそ、アメリカ軍はイランに対する攻撃に反対しているわけだが、この攻撃を命じているのはアメリカ軍の大惨事を気にしていない人たちだ。何らかの戦果をあげ、勝利を宣言して撤退したいのかもしれないが、勝利を宣言できるような状況を作れない可能性は高い。
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