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三軒茶屋中央。これは名画座の名前。活気あふれる三茶の商店街の横丁の奥にひっそりとたたずむ。まるでそこだけ時が止まったように異彩を放っている。中に踏み入れば広がる昭和の空気。ロビー、椅子、緞帳その他すべてに時代に取り残された、いや敢えてそのまま留めてみたかのような風情。今時貴重な映画館。シネコン隆盛の東京でこんなのがまだあるのがすごい。そんな貴重な名画座で上映してるのは佳作小品粒ぞろいの単館系洋画2本立て。今回見た作品は。「灼熱の魂」。ああー・・・打ちのめされたー・・。こんな昭和歌謡劇場みたいな劇場(失礼w褒めてます)でこんな衝撃作を見るとは。戦争、内乱、などなど起こると人々は翻弄されます。この映画はある国の内乱で「家族」を、そして自分自身も翻弄されてゆく女性の話。ただ生き延びたわけじゃないんです。そこにはとても一言では説明できない波乱の人生がある。今までいろんなこの手の作品を見たけど、衝撃、という意味では今のところ1番のような。何しろちょっと客観的になれない部分があって・・この映画の後次に備えるためランチがわりのサンドイッチを食べたのだが、食に関しては強欲なこの私がなかなかのどを通らなかったほど。美味しくなかったし味もわからなかった。頭の中は先ほどの映画がめぐってばかり。持参のお茶でようやく飲み込んだ。次に見たのが、ヴィゴ・モーテンセン主演の「善き人」。舞台はそろそろナチス台頭か・・?頃のドイツ。思想的にはニュートラルで親族からもナチスに入党しろ、とせっつかれていてもふん切れない、インテリ大学教授。その彼が過去に書いた、たった一遍の小説がヒトラーに気に入られ、気が付けばあんなに迷っていたナチスに入党し、出世の道を図らずもどんどん駆け上っていく・・そして彼にはこころから許しあえるユダヤ人の友がいて・・これはこれでまた色んな意味で興味深い映画。こういう切り取り方もあるんだねえ、と感心しつつ。またちょっと頼りない感じの教授のヴィゴがまたいいんだよなあ。優柔不断ではっきりせずもやもやする「いい人」のヴィゴに新鮮さを感じつつ観賞。こっちを先に見ればきっとあのサンドイッチもおいしく食べられたろう。見る順番を間違ったなw・・こうして貴重な名画座との時間をゆるりと楽しんだ私でした。また来るよ。・・ちょっと遠いけど。
Aug 29, 2012
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「リストランテの夜」この映画の存在は知ってはいたが、まさか監督主演がスタンリー・トゥッチだったとは。もう15年ぐらい前の作品か。わー彼、若い。しかもかっこいいイタリアンだわ♪ミニー・ドライバーやイアン・ホルム、お懐かしやイザベラ・ロッセリーニも出てる。これが公開された頃って、今ほど本格イタリアンが普及してなかったんだろうか?舞台はアメリカとはあるが、そんなもんなのか?美味しそうなお料理はいざというとき続々出てくるだけで、後はイタリアン兄弟の葛藤ドラマに重点が置かれていた。ラストほろ苦いけど好きだ。「ある子供」タルデンヌ兄弟の噂の作品。お金がなさ過ぎて、稼ぎ方の方法を間違ってて、ついでに若さのあやまち爆発で子供までできちゃって(泣)よくあるチンピラバカップルの話・・しかも男の方は深く考えもせずに一旦子供を売ろうとまでする!なんちゅー自己中くそガキじゃ!このやろー・・とは思うのだがなぜだかこの男ちょっと憎めない。結構「やさしい」ところがあるからだ。このやさしさが幸いしてか、彼は最後まで完全には悪い奴にはなれなかった。しかしまー・・世の中、金なんだよ・・な・・・「めぐりあう時間たち」よいしょー、ようやっと見返しましたよ。なあんだなんだ、いい映画じゃないっすか!あのときわけわからなかった3人のつながり、今は痛いほど感じ取れます。「ダロウェイ夫人」ちょっと興味わきましたね。見直して良かったです。大納得。「ヘルタースケルター」何か強烈なの見たくて見ちゃいましたわ。・・・ふーむ・・・・女性の狂気の世界・・というくくりで言っちゃいけないのかもしれないが、敢えて言わせれもらうならば「嫌われ松子」や「ブラックスワン」の後じゃ弱い感じがする。なんかねー・・イマイチのめりこめなかった。モデルの写真撮りシーン長い気がした。繰り返し(使い回し)の場面が多かったのもなんだかなー、だった。そうだねえ・・今の日本じゃこういうカリスマ的スターがいないから伝わりにくいのかなあ。そういうことでもないんだろうけど・・うん、今一つ。
Aug 21, 2012
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