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ご無沙汰してしまいました。 夫は最近、祝日はおろか土日も休めないので今回は行きそびれていた熊本市現代美術館の「生人形(イキニンギョウ)と江戸の欲望」展に行った様子を。 ここは、おそらく全国でも珍しい、街のど真ん中にある美術館。今回の企画の主役は、熊本生まれの人形師「安本 亀八」作の『野見宿禰(ノミノスクネ)と当麻蹶速(タイマノケハヤ)』。日本書紀に書かれた最古の相撲試合を表した作品です。等身大(それ以上?)で作られたそれは、本当に今にも動き出しそうで、浅草や難波の見世物小屋で見物した当時の人たちでなくとも、迫力と魅力に視線が釘付けになってしまうしろもの。浮き出る血管・収縮する筋肉・膝に出来たよじれたシワの数々・書き込まれた脛毛・踏みしめられた歯の一本一本...。渾身の力を込め、蹶速を持ち上げた宿禰と、不覚にも持ち上げられてしまった蹶速の、目を見開き悔しさがにじむ表情を、連写したフィルムのひとコマのように、鮮やかに表現しています。また、40センチ未満の(これって、一体何のために作ったの???)と思う、ふんどし一つで仕事をする19世紀末当時の精巧な大工や、物売りのおじさんたちの像も展示。世紀末万博出品らしいとの説明に納得したもののちょっと複雑な印象。他にも浮世絵や等身大の武士像、歌舞伎の小道具として作られた、役者そっくりの生首、海洋堂のフィギュアを連想させる動物のミニチュアもあって、江戸から近代へと向かう時代の欲求と、類まれな才能を持ってそれを具現化していった有名・無名の作家たちの仕事が見渡せる企画となっていたのでした。 開期は10月22日まで。(10月12日は入場無料になっています)【 地元グルメ 】つくってみました。
2006.09.29
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