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2021.03.09
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今年に入って読書がバッタリ止まってしまいこれはマジで終わりかなと感じ始めていたのですが、久しぶりに本屋に寄って人気本コーナーを覗くと昨年テレビで前回同様の高視聴率をたたき出した半沢直樹シリーズの最新刊が目に止まり、あーテレビ化したあとに絶対読むぞと決めていた事を思い出し、読書も終わりかなと思っていたことも忘れて迷わずレジに直行して、期待しながら読んでみた。

東京中央銀行大阪西支店の融資課長・半沢直樹のもとに、とある案件が持ち込まれる。大手IT企業ジャッカルが、業績低迷中の美術系出版舎・仙波工藝社を買収したいというのだ。大阪営業本部による強引な買収工作に抵抗する半沢だったが、やがて背後にひそむ秘密の存在に気づく。有名な絵に隠された「謎」を解いたとき、半沢がたどりついた驚愕の真実とは―。(BOOKデータベースより)

この作品は半沢直樹の一作目のオレたちバブル入行組の前日譚で東京中央銀行大阪西支店時代に戻っての話である。懐かしのメンバーがいろいろ登場するが相変わらず浅野支店長に振り回される半沢から物語は始まる。取引先の芸術出版社にM&Aの話が持ち上がり、そこから物語は予想もしない展開へと発展していく。いつもの銀行内での戦いに加え、芸術に絡んだ別のストーリーが謎解きの要素を盛り込んでさらに面白さや深みを増した作品になっている。少し物足りないと感じるのは大好きな半沢の奥さんの花の出番がやたら少ないと感じたことぐらいだろうか。前作の巨大企業のストーリーも良いが一支店で地元の人情に触れながら中小企業の社長達と向き合う半沢直樹には共感出来るし、読んでいて気持ちが良かった。次回作はどの時期を設定するのか本当に楽しみだ。池井戸潤先生期待しています。





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最終更新日  2024.04.02 20:21:33
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