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5年半ぶりの更新で恐縮です。新しいスピーカーがやってきました。バックロード ホーン形式の長岡鉄男氏設計スーパーレアです。制作が業者(山越木工房)なので、もはや自作スピーカーとは呼べません(汗)。首を20cm短くし、ホーン開口部を上面に変更しました。ユニットは、昨年買った仏EMS社のLB7です。16cmフルレンジとしては最大級の直径12cmのフェライトマグネットを使用しています。ユニット中央の銀色の部分は、コーン・ボビンと接続していないので、振動しません。木材は、今回3層スプルースというものを使っています。スプルースは、ギターなどの楽器にも使われる響きの良い木材ですが、実際に音出しをしてみて、明るく朗らかで屈託のない響きの良い音がしました。フィンランドバーチ合板などよりも、良い気がします。低音については、やや心配していましたが、量的にも質的にも問題ないようです。軽やかに、やや弾むように出ます。中音から高音にかけては、ハイスピードですが、柔らかさもあり聴き疲れしません。音楽を聴く時間がだいぶん長くなりました。周波数特性は、フルレンジの軸上1m、ピンクノイズをiPhoneのアプリで測定しました。35Hzくらいからほぼフラットで、かなり優秀と思います。今回、ユニットを購入したマロニエオーディオさんと、箱を制作した山越木工房さんは、偶然にも同じ日光市にあり、その後確認したら、お互い面識があるようでした。また何かあればお世話になりたいと思います。
2016.01.12
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先日、学芸大学にあるよく行く小料理屋で、常連さんのお誕生日会があり、そこで幻の泡盛といわれる「泡波」を飲むことができました。その常連さんは、沖縄好きで、しばしば沖縄に遊びに行っている関係で「泡波」を比較的安く入手され、自らのお誕生日会に提供したのでした^^;。「泡波」は、人の住んでいる島としては最南端の波照間島で造られている泡盛で、非常に生産量が少なく、大変なプレミア価格で取引されているようです。飲んでみたところ、非常にコクがありながら、後味すっきりで、いくらでも飲める感じでした。取り扱い中のfeastrexスピーカーについて、特長(特徴)をいろいろ書いてみました:http://mizunaradou.com/feastrex.html>> トップページへ
2011.09.18
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最近よく使っているBar LADDIEの2周年イベントがあり、まだ日の高いうちから参加してきました。Bar LADDIEは横浜の白楽にあります。大勢の人が参加していて、最初立ち飲みでした。この日は、ビールが500円、モルトウィスキーが1000円均一(高価なものはハーフショット)で、伝票も自己申告でした^^。ビールを1杯、かなり良いモルト(ハーフ)を5杯飲んで、だいぶん気分よくなってしまいました。長熟のグレンリベット、クライヌリッシュ、タリバーディン、かなり美味しかったです。ところで、最近家庭用スピーカー関連の仕事もしている関係で、Web上に「今まで使ってきたスピーカー」をまとめてみました。ちょっとマニアックな内容ですが・・・。http://mizunaradou.com/myspeaker_history.html>> トップページへ
2011.09.13
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Feastrexのバックロードホーン スピーカーの箱を、メーカー様のご厚意でお借りできました。この箱、なんと浮造拭漆仕上げになっています。Feastrexユニットの振動板は和紙ですし、日本の伝統が音に活かされています。 バックロードホーンとは、スピーカーユニットの裏側の音を、折りたたまれたホーンを通して、低音を増強する方式のスピーカーです。 ぜひ一度聴いてみてください。 ミズナラ堂 ホームページ: http://www.mizunaradou.com/Feastrex(メーカー)ホームページ: http://www.feastrex.jp/>> トップページへ
2011.09.09
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突然ですが、副業でスピーカーの販売を始めました^^。 (本業の社長承諾済み) ミズナラ堂という名前で、Feastrexのスピーカーを取り扱います。 おそらく世界で最も音の良い、シングルコーン フルレンジ スピーカーです。 東京都目黒区の学芸大学駅徒歩6分くらいのところに、試聴スペース設けました。 シングルコーン フルレンジ スピーカーは、一般的な2ウェイ、3ウェイのスピーカーに比べて、音に生気があり、低音から高音まで音色も揃っているので、音楽をより楽しく聴くことができます。ピアノをはじめとする楽器の音が、リアルです。興味本位、ひやかしレベルでも構いませんので、ぜひ一度遊びに来てください。ミズナラ堂 ホームページ: http://www.mizunaradou.com/Feastrex(メーカー)ホームページ: http://www.feastrex.jp/>> トップページへ
2011.08.12
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ここのところ、家で「純米酒 斬九郎 無鎖志」ばかり飲んでいる。 家近くのショッピングセンターに入っている酒屋で買える一番安い純米酒(4合 千円以下)なので、ずっと料理酒として買っていたのに、正月に試しにそのまま飲んだら、実は美味しい日本酒だった(汗)。 精米歩合70%なので、僅かに糠ぽさが無くもないが、味に複雑さと旨味があり、開栓後30分もたつと酸味もかなり出てきて、飲んでいて飽きない味わいである。 変に力んだ感じがなく、長時間毎日飲んでもよい日本酒は、初めてかもしれない。お燗にしてもよいし、そのまま常温で飲んでもおいしい。 しかし、毎日日本酒を飲むと、気のせいか、またお腹が出てきたような・・・。 >> トップページへ
2011.01.17
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先日飲んだ麦焼酎、「御神火 平兵衛翁」は、柔らかく丸みのある、大変良い焼酎でした。ゆっくり飲んでいれば、いくらでも飲めてしまい、悪酔いしなさそうな味わい。御神火は、伊豆大島にある谷口酒造で造られている焼酎で、この平兵衛翁は、蒸留液の中で旨味の少ない部分(初留と後留?:未確認)をカットして、数年(7年らしい)寝かして瓶詰めされています。非常に好きな味なので、また飲みたいところ。飲めるところ: 自由が丘 味彩 http://www.ajisai.in/御神火平兵衛 翁 七年古酒 麦焼酎 500...価格:2,310円(税込、送料別)>> トップページへ
2010.10.26
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先日飲んだラム(酒)のことを日記に書こうと思ったら、そういえば昔の艦艇の艦首水線下についていた出っ張りのことも、ラム(衝角)だなとフト思いました。敵艦船に激突して、沈没させるためのもので、日露戦争時には役に立たない装備でしたが、横須賀の記念艦三笠にも付いています。まだ三笠は見に行ったことがないので、涼しくなったらぜひ見学に行きたいところ。それで、いつも通り終電で寄った綱島のバーPREMIERで飲んだラム(酒)、「リビエール デュマ キュベ スペシャル」は、安いのにかなり良いお酒でした。既にいつも通りの酔っぱらいだったので、細かいことを覚えてないですが、複雑な香りと滑らかさを持っていて、また飲みたい感じです。酒屋だとボトル4千円以下で買えるようで、かなりお得感あります。「リビエール デュマ キュベ スペシャル」は、仏領レユニオン島という所で造られています。知らなかったのですが、この島はインド洋にあるマダガスカル島の東方にある小さな島のようです。マダガスカル島といえば、太平洋戦争時に日本海軍の特殊潜航艇が英海軍の戦艦ラミリーズを大破させていたり、北杜夫の「どくとるマンボウ航海記」でアタオコロイノナという神様が紹介されたり、なんだか親近感があります。>> トップページへ
2010.09.06
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タイトルだけでオーディオネタだと分かる人いるかな・・。 2000年に亡くなったオーディオ評論家の長岡鉄男氏は、ハードでシャープでダイナミックな中に艶と色気のある音を好んでいました。 僕は、もう四半世紀くらい長岡教信者なので、そのような音(や酒)が好きです。 で、先日大金を遣って購入したLINNのMAJIK DS-I、いちいちCDを入れ替えなくても音楽を聞ける上に高音質なので、かなり満足していますが、上記長岡派好みの音とはだいぶん異なります。 LINNのMAJIK DS-Iは、綺麗で繊細で穏やかで明るく、音場の広い音です。艶と色気はそこそこありますが、キレやど根性といった要素は、イマイチ。 少しでもハードでシャープでダイナミックな元気を出してほしいので、次のような対策をしてみました。 ・鉛のインゴットを4本(計10kg)載せる ・電源ケーブルを極太なもの(オヤイデTUNAMI)に変える ・足を鋳鉄製インシュレーター(TAOC)に変える 結果、ワンランクくらい上の音になりましたが、ハードでシャープでダイナミックまでには行っていない感じ。なかなか性格まで変えるのは難しいというところでしょうか。長岡鉄男のコラムにあった器量説※1を思い出します。 ※1 いくら創意工夫しても、固有の器量を超えることは難しいということ。あちらを立てればこちらが立たず。低音を出そうとすると、高音が出なくなるというような現象の説明に使われる。>> トップページへ
2010.08.16
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昔は好きではなかったビールを、この夏は意外にたくさん飲んでしまった。そのせいか、体重増加とお腹の体積増加が気になる。そこで、意を決して、できるだけ日本酒とワインを減らして、蒸留酒を飲むようにしたいと思っている。そこで、この冬は蒸留酒のお湯割り。一番一般的なのは芋焼酎のお湯割りで、やはり美味しいけれども、それだけでは少し面白くないので、その他の焼酎や洋酒のお湯割りを試したいと思っている。最近飲んだ中で、非常に良かったのが、麦焼酎 藤の露 古酒のお湯割り。藤の露は、宮崎県にある藤本本店というところで作っている焼酎で、生産量100石程度。「藤の露 古酒」のお湯割りを飲んでみると、非常に滑らかでコクのある味わいで、とてもおいしい。楽天では売っていないけれど、ほかの所で\2000程度で購入できるようだ。あと、気に入っているのが、ブランデーのお湯割り。コニャックでもアルマニャックでもカルヴァドスでも何でもよく、安いボトルで十分おいしい。少しレモンを入れると酸味が出て更によい感じである。>> トップページへ
2009.11.19
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先日、銀座のスペインバル オジャリアで、シェリーとチーズのセミナーがありました。シェリー ソサエティ ジャパンとオジャリアの主催です。シェリー各種ひととおりと、次のチーズを試すことができました。 マンチェゴ3ヶ月(羊) マンチェゴ12ヶ月(羊) イボレス(山羊) イディアサバル(羊) ガロッチャ(山羊) ラ・セレナ(羊) ヴァルデオン(牛) 写真左がイディアサバルで、右がガロッチャだと思います。ガロッチャの表面にある黒っぽいのは灰ではなく、カビとのこと。それほど酸味が無く、かなり気に入りました。リスト一番下のヴァルデオンは、オオカエデの葉で包んで洞窟で2ヶ月熟成したブルーチーズ。滑らかでコクがあり、適度な塩気もあってとても美味しく、いろいろな酒に合いそうな感じ。飲んだシェリーの中で印象的だったのは、バルバディージョ社のオビスポ・ガスコン(パロ コルタド)。パワフルで、すばらしいキレと香りでした。 >> トップページへ
2009.09.29
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先日、恵比寿のスペインバル「オジャリア」に行って白ワインを頼んだら、プルポ アスール(Pulpo azule)というボトルが出てきた。ラベルがタコの絵である。プルポ アスールというのは、青いタコという意味らしい。 飲んでみると、意外にしっかりした味わいで、僅かな甘味と十分な酸味がある。何となくアルザスのリースリングを思わせる味と香りで、結構おいしい。イイダコのフリットをつまみに、こればかり3杯も飲んでしまった。このワイン、シェリーに使われているパロミノというブドウが80%で、残りがソーヴィニヨンブラン。パロミノで作ったスティルワインも、結構いけるようだ。楽天では扱っていないようだけれど、八王子のリカーヴィラアイザワには在庫あり(\880)。リカーヴィラアイザワ:http://www.aizawa-web.com/index.htm >> トップページへ
2009.08.31
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胃腸が強くないのに酒をたくさん飲んでしまうので、お腹の調子が悪くなることが多い。「ベヘロフカ」という薬草酒には消化促進の効能があるので、飲むと良さそうだが、度数が38度あるので、ストレートで4、5杯いくと、かえって悪化する可能性がある。それで、アルコールの入っていない良い胃腸薬はないかと思い、パンラクミン プラスという整腸薬を試してみた。少し大きい薬局なら、どこでも売っているのではないだろうか。あまり期待していなかったけれど、これを飲み始めて以来、腸の調子が非常に良い。植物性乳酸菌と納豆菌が腸まで届くらしいが、確かに届いている感じがする。以前飲んでいたビ○フェ○ミンに比べると、段違いの効果だ。そして、腸の調子が良くなったせいか、肌の表面もなんとなく滑らかになったような気がする。用法用量は、1日3回×3錠だけれども、個人的には1日3錠程度で十分かも。胃腸の弱い人におすすめ。 >> トップページへ
2009.07.02
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最近お気に入りのお店が、自由が丘の「ほさかや」。鰻の串焼きと蒲焼きを出すお店で、創業50年以上。PM4:30開店だけれども、開店直後から、おじさんで充満してしまう。食べ物のメニューは、鰻のからくり焼、きも焼、ひれ焼、かしら焼、塩焼、蒲焼き、お新香くらいで、ご飯はない(ランチはうな丼あり)。お酒のメニューは、ビール(大小 一番搾りかスーパードライ)、焼酎(キンミヤ)、日本酒(おそらく高清水)くらいで、サワーは、レモンなどをもらって自作することもできるようだ。からくり焼は、鰻の身を串に巻き付けて焼いたものだけれど、一般的には「くりから焼」と呼ばれるので、この店でなぜ「からくり」になっているのか分からない。ある日、お客の誰かが、店主に尋ねていたけれども、店主(3代目)も知らないらしい^^;味は、どれもおいしく、特にひれ焼とかしら焼は面白い。ひれ焼きは、鰻の背ビレや尾ビレのはずだけれど、ヒレの根本付近の脂や筋肉が付属していて、ジューシー。カシラは、鰻の頭だが、見た感じ原型をとどめていない。柔らかくて旨味がすごい。鰻串焼きは1本300円(なぜかカシラだけ250円)。4本も食べると、結構満足できる。これでサッポロラガーでもあれば完璧だけれど、それは贅沢かな・・。来週も2回くらいは行きたい。ほさかやの情報(PC) 写真あり:http://www.zooom.jp/zooom/detail.do?id=90002683 >> トップページへ
2009.05.29
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先日、シェリーソサエティジャパンのイベント「蛇の目寿司でシェリーを楽しむ会」に参加した。シェリーを飲みながら、寿司や天ぷらを食べられるという、すばらしいイベントである。当日は、飲み放題?なのをよいことに、マンサニージャ、フィノ、オロロソなど、おかわりを繰り返してたくさん飲んでしまい、帰るときにイベントの資料を会場に置き忘れてしまった。そのため、今となっては詳細がよく分からないのだけれど、少なくとも次のシェリーを、飲んできたはずである。 キンタ(フィノ) エレガンテ(フィノ) ベルトラ(マンサニージャ)← 蛇の目寿司のメニューにある ヴィクトリア(マンサーニージャ)← 蛇の目寿司のメニューにある サンレオン(マンサニージャ)あと、さっぱりめのオロロソと少し甘いシェリーを飲んだけれど、銘柄を忘れてしまった…。どれも寿司や天ぷらと相性がよく、違和感なく和食を楽しむことができた。それで、この日飲んだシェリーの中で印象的だったが、フィノシェリーのエレガンテ。エレガンテは、ティオペペで有名なゴンザレスビアス社の製品なのだけれど、何故か味はティオペペと大分違う。癖がほとんど無く、爽やかで滑らか、ほんのりメロンのようなフルーティ感がある。シェリーに初めて接するような人にも、大変お勧めできる味で、親しみやすい。値段も安めなので、ぜひいろいろなお店に置いてもらいたいけれど、やっぱり無理かな・・。ゴンザレスビアス エレガンテ \1,239(税込)蛇の目寿司:http://r.gnavi.co.jp/g293100/(蛇の目寿司に、エレガンテはありません) >> トップページへ
2009.04.15
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先日、久しぶりに行った南池袋のバーTで、スペインのブランデーを飲んだ。エミリオ イダルゴ プレヴィレヒオこのブランデーは、シェリーの産地であるへレスという町で作られている。まったく素晴らしい味と香りで、コニャックよりは若干パワフル。アルマニャックにあるような石油香はなく、華やか。アモンティリャードやオロロソのシェリーに似た感じの香りがする。また、シェリー樽熟成のものすごく良くできた長熟モルトにも似ている。なんだか、普通のブランデーの倍くらい香りが立つ感じがある。酒屋の価格で1万円くらいのようだが、同価格帯のコニャック、アルマニャック、グラッパに、まったく遜色ないというか、上回っているというか、かなりのものだ。スペイン産のブランデーは、あまり経験無かったけれど、いろいろ飲んでみたくなってしまった。このお酒は楽天では扱っていないようだけれど、武蔵屋で購入可能。武蔵屋のページ:http://www.musashiya-net.co.jp/products/details1603.php >> トップページへ
2009.04.03
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先日、自由が丘の老舗居酒屋「金田」に初めて行ってみた。金田は、昭和11年創業。今でも大変な人気店で、いつも混んでいるらしい。そのため、自由が丘でよく飲むのに、これまで訪れることが無かった。ある日、会社を早く終えることができたので、17:15に金田を訪れる(ちなみに17:00開店)。すでに、1Fのカウンター席は、7割くらい埋まっていた。そして、17:30には、1Fカウンター満席になった。恐るべし・・。瓶ビールを頼んだら、キリンとサッポロのどちらにするか聞かれたので、サッポロと言ったら、出てきたのがサッポロ ラガー。ほとんど見かけないビールなので、ちょっとびっくりしてしまった。過去に一度くらい飲んだことがあるかどうか・・。ラベルが、自然に昭和の雰囲気を出していて、なんだかよい感じである。味は、モルトの甘味が感じられ、華やかさはあまりないけれど、飲んでいてしみじみおいしい。ふだんビールはあまり飲まないけれど、これは良いなと思ってしまった。ちなみに、金田で頼んだおつまみは、「貝のお刺身盛り合わせ」と「おしんこ(はくさい)」。どちらもなかなかおいしく、満足いく味わいだった。次回は、焼き物や揚げ物も頼んでみたいし、隣のお客が食べていた「おから」が、妙に美味しそうだったので、気になっている。送料無料 壜ビール「サッポロラガー」633ml 6本 >> トップページへ
2009.03.10
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先週、渋谷にある「森本」という焼鳥屋に行ってみた。鴨の焼き鳥があるということで、かねがね訪れてみたいと思っていたのである。しかし、人気店らしく、いつも混んでいて入れないこともあるという話しも聞いていたので、これまで躊躇してしまっていた。この日は、代休をとっていたので、開店時間16:30の少し後に入店。さすがに、この時間だと先客は1人だけ。メニューを見たら真鴨があったので、真鴨、ハツ、砂肝を注文。そうしたら「つくねもお勧めです」と言われたので、つくねも注文。つくね -> ハツ・砂肝 -> 真鴨 の順番で出てきたけれど、いろいろな意味で真鴨は、さすがにすごかった。2本の串にまたがる感じで、たっぷりボリュームがある。かなりコクがあり、充実感がすごい。真鴨を頼むとネギ焼きも自動的に付いてくるので、交互に食べて、バランスが取れる感じだった。食べた直後は、しばらく鴨焼きはいいかなと思うのだけれど、1週間もするとまた食べたくなるような、印象に残る味わいだった。もちろん、つくねなどの他の串もおいしく、また訪れてみたい。ただ、真鴨は時価表記で、今回は\2400だった。一串の焼き鳥としては、かなり高額なので覚悟が必要・・・。 >> トップページへ
2009.01.30
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昨年後半は妙に忙しく、一月の勤務時間が400hを越えてしまうことがあり、ブログが放置状態になってしまった。今年に入ってからは落ち着いているので、また徐々に再開したい。先日、友人数人と横浜のホテルのバーで飲む機会があった。 ・ホテルニューグランド バー・シーガーディアンII ・スターホテル横浜 ブルーライトバーどちらも、山下公園の真ん前にあり、サザンオールスターズの「LOVE AFFAIR ~秘密のデート」という曲の中に出てくるらしい。ホテルニューグランドは、1927年開業の老舗。そのため、バー「シーガーディアンII」の調度品は、非常に重厚感がある。ここでは、1杯目に「白州1996 横浜開港150周年記念ボトル ワイン樽熟成 63度」をストレートで頂いた。若さと度数を感じさせない、しっとりとした味わい。華やかさもあり、かなり優れたモルトである。2、3杯目はカクテルを注文。せっかく横浜なので、「ヨコハマ」と「ジャックター」を頼んでみた。どちらもおいしく、満足いく味わいだった、ジャックターの度数の高さにふらふらしつつ、次のブルーライトバーへ。ブルーライトバーは、シーガーディアンに比べれば歴史の浅いバーのはずだが、良い雰囲気で、接客もしっかりしていた。ここでの注文内容は、記憶が怪しいが、ホワイトレディのコアントローをマラスキーノに変えたカクテル(←いきなり面倒くさい客である)と、ロブロイ。ロブロイは、ベースにシングルモルトの「オーヘントッシャン」を使っていた。渋い選択で、思わず感心してしまった。日頃、ロブロイは、グレンフィディックで作ってもらうことが多いけれども、バランス的にはオーヘントシャンの方が良いかもしれない。どちらも、良いバーなので、横浜のみなとみらいや中華街へ行ったときには、ぜひお立ち寄りください。シーガーディアンII:http://www.hotel-newgrand.co.jp/restplan/seaguardian.htmlブルーライトバー:http://www.star-yokohama.com/restaurant/bluelight.html >> トップページへ
2009.01.19
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昨日、銀座にあるバル デ オジャリアにお邪魔して、カヴァのラクリマ バッカス レゼルヴァ セミセックを飲んでみた。カヴァは、スペインのカタルーニャ地方で作られている発泡ワインである。シャンパンと同じ瓶内二次発酵を用いた製法で、コストパフォーマンスが高い。昨日飲んだのは、「セミセック」だったので、少し甘味があったけれども、華やかでフルーティでコクがあり、かなり好みの味わいだった。「バル デ オジャリア」は、「シェリー酒」という本で有名な中瀬さんが監修?しているスペイン バルで、見たこともないようなスペインのブランデー、リキュールなどが並んでいる。そして、もちろんシェリーも120種類くらいある。店名のもとにもなっている「オジャ」は、日本の「おじや」の原型になっているらしく、具材とご飯が土鍋に入っていて、とてもおいしい。昨日は3回目の訪問だったけれども、また魚介のオジャを食べてしまった。わりとニンニクの風味が強く、クセになるおいしさである。バル デ オジャリア:http://ollaria.com/ラクリマ バッカス レゼルヴァ セミセック \1,375 (税込) >> トップページへ
2008.08.20
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7/27(日)、シェリー・ソサエティー・ジャパン主催のセミナー、「シェリーとチーズのマリアージュ」に参加してきた。銀座にあるスペインバル マルコナというお店で、シェリー4種類(+カクテル レブヒート)とチーズ5種類が提供され、いろいろな組み合わせを楽しむことができた。中でも、良いなと思ったのが、マンサニージャとクリームチーズのおかか和え。おかか和えなので、和風な感じだけれども、マンサニージャとの相性がとてもよい。使われたマンサニージャは、「ラ サンルケーニャ」というボトルで、初めて見たけれども、フレッシュで果実感があり、酸味も微妙にあり、かなり気に入ってしまった。Sherry-net Tokyo というところで、\1,890で入手できるようだ。輸送と保管の状態が良いのかもしれない。あと、良かったのがパロ コルダドとミモレット(22ヶ月)の組み合わせ。パロ コルタドは、ロマテのレヘンテで、こちらも初めて飲んだけれど、安いのにかなり旨く、コストパフォーマンスの高い逸品だった。4種類出てきた各シェリーは、全部おかわりをしてしまったので、2時間の内にかなりの酔っぱらいに。そして、終了後はシェリークラブで、さらに2杯飲み、とどめとして横浜 日吉のフィノ シェリーも出す寿司屋で締めてしまった。久しぶりにシェリーづくしの一日で、大変満足な日曜日になった。ロマテ レヘンテ パロ コルダド \2,415(税込) ←現在売り切れミモレット(こちらは18ヶ月) >> トップページへ
2008.07.29
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ウィスキーの水割りについては、分からないことが多い。もともと、シングルモルトからウィスキーの世界に入ったので、ウィスキーをずっとストレートで飲んできた。なので、水割り向きのウィスキーは何なのか、ウィスキー:水の割合はどれくらいがよいのか、どう作れば美味しいのか、ということがさっぱり分からない。分かったところで1円の得にもならないが、気になって、仕事中もぼやっとしてしまう。ちなみに、サントリーでは、ウィスキーをグラスに入れた後13回半かき回し、氷を足してから水を入れる方法を推奨している。サントリー推奨の水割りの作り方:http://www.suntory.co.jp/whisky/museum/enter/challenge/water.html実際、白州10年の水割りをサントリー式で作ってみたところ、悪くない感じだった。ただし、試したときは既に酔っぱらっていたので、勢い余って25回転くらいは回してしまい、サントリー流儀の本当の味からは少し外れてしまった。世の中には実にさまざまな水割りの作り方があり、まったくかき混ぜなかったり、水をシェークしたりする方法があるようだ。謎が多い。私の信じる水割り(サントリーサイト内):http://www.suntory.co.jp/whisky/museum/enter/v11/index.htmlというわけで、何か情報をお持ちの方、企業秘密でなければぜひ教えてください^^白州10年 \3,360(税込) >> トップページへ
2008.07.02
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バーに行って、最初の1杯目をどうするか。ビールでもよいけれど、それだと家でも飲めるので、貧乏性の僕はなんとなくカクテルを頼むことが多い。それで、最近よく注文するのが、イエーガー トニック。ドイツ産苦み薬草系リキュールのイエーガーマイスターを、トニックウォーターで割ったカクテルである。レモンやライムの果汁を少し入れてもおいしい。イエーガーマイスターは、どこのバーでもたいてい置いてあるので、初めてのバーでも気楽に頼めるのもよい。さて、1杯目を素早く飲んでしまって、2杯目を考えるとき、普段はウィスキーやブランデーのストレートを頼むけれど、夏場はやはりもう少し冷たいものを飲みたい。それで、ラスティネイルやレッドバイキングといったロックグラスのカクテルをよく頼むけれど、いつもだとちょっと飽きるなと思っていた。先日、友人のバーテンダーの方と飲んでいたら、何かの拍子に「ウィスキーのおいしい水割り」についての話になった。水割りの味は、作る人によって大きな差が出るとのことで、あっと驚くほどの作り手もいるらしい。今まで、バーで水割りを頼んだことは、たしか一度もない。そういえば、白州蒸留所で飲んだ水割りは結構旨かったな。今度バーでも2杯目くらいにぜひ頼んでみたいと思う。イエーガー マイスター \1,780(税込) 6月特売価格 >> トップページへ
2008.06.18
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ヴィンテージ ホールマーク 1969は、31年熟成のコニャック ブランデー。ブラスタッド・ティフォン社が、ロンドンにあった高級蒸留酒専門店「ヴィンテージ・ホールマーク社」向けに生産したコニャック ブランデーである。ブラスタッド・ティフォン社は、グランド・シャンパーニュ地方に自社畑を持ち、デュガイ(Duquai)というブランド名でコニャックを出していて、こちらは時々バーで見かける。「ヴィンテージ ホールマーク 1969」は、先日誕生日のときに横浜市綱島にあるバーのマスターからごちそうになり、幸運にも飲むことができた。ここは、モルト、アルマニャック、シェリー、スティルワインなど、珍しくて秀逸なお酒がたくさんあり、東横線沿いのバーとしては貴重な存在になっている。「ヴィンテージ ホールマーク 1969」の味は、柔らかみと葡萄を感じさせるフルーティさがあり、大変おいしい。デュガイとの比較だと、同じ日に飲み比べたわけではないけれど、こちらの方が若干キレがあるような気がする。こういうのを飲むと、アルマニャック派の僕でも、コニャックも良いなと思う。ところで、今日シェリー・ソサエティー・ジャパン(S.S.J)というところに入会しました。中瀬航也氏によるシェリー セミナーなどが行われているようです。シェリー・ソサエティー・ジャパン:http://ssj-tokyo.com/ヴィンテージ ホールマーク 1969 \13,300(税込) >> トップページへ
2008.06.09
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先日、南池袋にあるバー T に行った。2年ぶりくらいだったけれども、相変わらず良いバーである。マディラやブランデーなど、僕好みの酒が多い。接客もよく、カクテルもハイレベル。それで、各種ブランデーやカクテルを飲んでいたところ、一緒に行った男の飲んでいたモルトウィスキー スプリングバンク 1997(シェリー樽熟成らしき濃い色) を一口もらって、ちょっと驚いた。変わった味だが、結構うまい。これまでの先入観として、「最近のスプリングバンク = イマイチ」、「色の濃いモルト = あまり好きではない」、という図式があったけれど、それらを覆すレベル。スプリングバンクらしいコクと潮気。バランスがよく、混濁感がない。シェリー樽ぽさは強くなく、ゴム臭が感じられない。スプリングバンク 1997は、樽の内側を焦がしなおしたシェリー樽を使って、10年熟成させている。限定商品で出荷数が少ないので、良い状態の樽ばかり使えたのだろうか。スプリングバンクを、これから見直したほうがよいのかな。その日は、バー T のあと、一緒に飲んでいた者(東京都中野区在住)を横浜まで連れ出し、いつものように深夜まで深酒してしまった。スプリングバンク 1997 55.2% 700ml \8,379(税込) >> トップページへ
2008.06.02
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この間のゴールデンウィークに、スピーカーを自作した。約6年ぶりである。それで、出来上がったのがこれ。 スピーカー自作派の人には有名なスワン型バックロードホーンである。Fostex社の限定フルレンジユニット FE138ES-R を使っている。このスワン型というのは、故長岡鉄男氏が 1986 年頃に発表したバックロードホーン型スピーカーの1タイプ。もとのスワンは 10cm ユニット用だけれども、FE138ES-R は 13cm なので、Fostex社が改めて13cm用の箱を設計し、ターキーと名付けたのを公開していた。それを、ほぼそのまま作成したのである(ヘッド容積などは多少変更)。写真のように長い首の上に頭があって、その頭にユニット(音の出る部分)が付いている。ボディ部分は、複雑な音道(2mくらい)になっていて、低音が増幅される。ほとんどの音が1ユニットから出てくる上に、バッフル(ユニットの付いている面)の面積が少ないので、音場感がよい。完成後約20日の音は、美しくスピーディ。滑らかでクセが少なく、細かい音をよく出している。バックロードは、鳴らし込みでどんどん音が変わるので、半年くらいは様子を見た方がよいのだけれど、現状でもかなりの高音質である。Fostex 社の以前のフルレンジユニットは、元気な音が出るものの、多少聞き疲れする面もあった。しかし、この最新のユニットは、聞き疲れるような暴れたところが、ほとんどない。まったくすばらしいというか、技術は進歩するものだと感心してしまった。できれば、これを機に趣味を酒からオーディオに戻し、肝臓をいたわりたいけれど、どうなるかな・・。Fostex FE138ES-R >> トップページへ
2008.05.23
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醸し人九平次 純米吟醸 山田錦は、速醸系の日本酒の中では、今一番気に入っている品である。ちなみに、速醸系とは、乳酸を人工的に加えて酒母を作る方法で、現在の日本酒の多くは、速醸系になっている。逆に、乳酸菌を自然に取り込む方法は、生もと(きもと)系といい、山廃仕込みはこの中に含まれる。それで、「醸し人九平次 純米吟醸 山田錦」だけれども、とても「華やか」な味がする。少し甘味があるが、キレがあり、十分な旨味と少しの酸味がよくバランスしている。なんとなく良質のワインを思わせる味わい。この日本酒は、パリの有名レストランでも出されるらしい。生産者自身、ワインを意識して造っているのだろうか。メロンや梨のようなフルーティな香りがあるけれども、邪魔にならない。冷やで飲んでおいしく、個人的には、ぬる燗で飲んでも良い味だと思う。火入れ(加熱殺菌)している日本酒で、これほど生き生きとした味わいは、ほかにあまりないのではないだろうか。非常におすすめ。醸し人九平次 純米吟醸 山田錦 720ml \1,680(税込) >> トップページへ
2008.05.12
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それにしても、楽天ブログ全体でgoogleの検索に引っかからなくなったようで、困ったものである。リンク頂いている方の記事で知ったのだけれども、ヘッダにあるPR部分が原因らしい。一応、FC2ブログにもIDを持っているので、そちらに移動しようかどうしようか・・。さて、前回記事で応援したアルマニャックブランデーである。文句なく旨いものは、おおむね1本1万円以上するので、気楽に飲めないし、勧めづらい。そうした中、普及価格帯のアルマニャックで、なんとか良さそうなのが、ド カステルフォールのシリーズかなと思う。カステルフォールは、60年代~90年代のヴィンテージ付きで、何種類ものボトルが販売されている。値段は、全体的に割安。今回勧める1979年ものは、5千円前後で買えるようだ。残念ながら40度に加水調整されているけれども、アルマニャックとしての良さを持っている。プレーン樽熟成のモルトウィスキーに似た香り。ドライでキレのある味わい。飲み込むときに鼻に抜ける香りに、少し葡萄を感じることができる。セメダイン香は、アルマニャックの中では弱い方と思う。ドライでさわやかだけれども、物足りなさは感じられない。とはいえ、アルマニャックは、好き嫌いの分かれるお酒である。オール3や4ではなく、5の部分もあれば1の部分もある。ちなみに、同じ価格帯で、コニャックだと「フラパン シャトー ド フォンピノ」を買うことでき、こちらの方が一般的には旨いと評価されるはずだ(僕もかなり好き)。しかし、個人的には、アルマニャック(カステルフォール)をどうしても推したいのである(笑)。ド カステルフォール 1979 (楽天では品切れ)八王子のリカーヴィラアイザワ(通販あり)や目白の田中屋(通販なし)で買えます。リカーヴィラアイザワ: http://www.aizawa-web.com/index.htm >> トップページへ
2008.03.07
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最近はすっかりアルマニャック ブランデーに魅せられてしまい、そのマイナーさからブログの更新もままならない状況である(笑)。アルマニャックの何がよいのか。まず、同じブランデー類のコニャックに比べて、味わいが力強い。コニャックにも素晴らしいものがあるが、全体的には、ブレンドによって綺麗な味わいに調整されたボトルが多いようだ。アルマニャックの場合、多少クセが残っているものの、キレ、力感、わんぱくさが残っている。多くのアルマニャックが、葡萄の風味を残している。コニャックにも、葡萄を感じられるボトルがあるが、少数派ではないだろうか。僕がいろいろ試飲した印象では、アルマニャックの場合、一定レベル以上のボトルであれば、ほぼ確実に葡萄の香りと味わいを力強く感じることができる。これは、芋焼酎や黒糖焼酎で原料を感じられるのと同じで、なんだかうれしい。アルマニャックは、加水調整していないボトルが結構多い。値段の高いもの中心だけれども、40度に加水調整せず、45~48度くらいでボトリングしている場合が多い。ウィスキーやコニャックに比べて、蒸留時の度数が低いので、樽出し濃度でも、熟成するとこれくらいの度数になるようだ。逆にアルマニャックの悪いところは、ボトルによってはセメダイン香が強いことだろうか。ただ、これは、馴れるとそれほど気にならなくなる。あと、致命的なのは、安くて旨いボトルが少ないというか、ほとんど皆無な点である。多くのバーに置いてあるのは、デュカスタンやシャボーあたりだけれど、これらは不味くないものの、美味しくもないようだ。少なくとも同じ価格のコニャックには勝てない。\5000程度でおいしいボトルがあると良いのだけれど、今のところ前々回紹介のジェラス10年も含めて3本くらいしか見つかっていない・・。次回からは、そこそこの値段で買えるアルマニャックを紹介していきたい。 >> トップページへ
2008.02.20
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最近よく行くバーの一つに、学芸大学のWellstoneがある。ここは、バーとしてはめずらしいことにワインやブランデーが充実していて、ブドウのお酒大好き人間としては、とても貴重な存在になっている。マール・フィーヌ ブランデーだけでも、20種類くらいはあるので、そういうのが好きな方はぜひ訪れてみてほしい。それで、先日このWellstoneで年末恒例の飲み放題パーティ?があり、参加してきた。覚えている範囲では、発泡ワイン1、白ワイン4、赤ワイン3、マディラ1、モルト1、マール1くらいを飲んで、すかっり良い気分になったけれど、その中でも特に印象に残ったのがマディラである。マディラは、ポルトガルのマディラ島で作られている酒精強化ワイン。3~6ヶ月間くらい40~50℃の暑い倉庫で熟成させる点が、特色になっている。使われるブドウはいろいろあり、次のようにブドウの種類によって甘辛が決まるらしい。 セルシアル Sercial : 辛口 ヴェルデーリョ Verdelho : 中辛口 ボアル(ブアル) Boal : 中甘口 マルムジー Malmsey : 甘口 (マルヴァジア Malvasia) ※ ほかに、ティンタ ネグラ モーレ(ブレンド用?)やテランテス(希少種)といった ブドウも使用される。今回飲んだのは、ジャスティノ社のボアル 10年。中甘口なので多少甘いけれど、十分な酸味があるので、バランスした味わいになっている。僕は、お酒に酸味を求める方なので、この酸味を気に入ってしまった。アモンティリャード(シェリー)のような熟成感のある香りがあり、ブドウの感じもなんとなく残っている。味わいは、滑らかですいすい入る。今まで、なぜかマディラはあまり飲んでいなかったけれど、来年の抱負として、ぜひマディラを極めたい(笑)。ジャスティ ノ ボアル 10年 \2,940(税込)バー Wellstone (ウェルストーン) 住所:東京都目黒区鷹番 3-3-11 1F TEL:03-3714-3566 >> トップページへ
2007.12.17
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アルマニャックは、フランスのアルマニャック地方で造られている葡萄のブランデーである。コニャックと比べて知名度がそれほど劣るようにも思えないけれど、飲む機会の非常に少ないお酒ではないだろうか。コニャックが1本もないバーは存在しないはずだが、アルマニャックのないバーは結構ある。つまり、アルマニャックは、人気のないブランデー類の中でも一際虐げられた存在なのだ。これは、応援しないと日本で絶滅してしまう。そこで、今回紹介するのは、アルマニャックの ジェラス 10年。葡萄の香りと樽(木)の香りが素晴らしく、味はコニャックに比べると甘くなく、かなりドライかなと思う。とくにボトル開けたてはアルコール感が強い。しかし、開栓して1ヶ月くらいたつとだいぶん落ち着いてきて、熟成感のある味わいに変化するようだ。個人的には、このクラスのコニャックやモルト ウィスキーに比べて、優れていると思う。ストレートで飲むのが基本なのだろうけれど、水で割ったりソーダで割ったりしてもおいしい。ただ、倍以上には薄めない方が良いようだ。僕の場合、映画やテレビを見るときに、アルマニャックのソーダ割りをだらだら飲むのを気に入っている。ほんのり葡萄の香りがして、リラックス効果があるのかもしれない。ソーダといえば、先日購入した「サントリー ザ プレミアムソーダ」は、なかなか面白い。山崎の天然水と炭酸だけで出来ていて、そのまま飲んでも美味しい。休日の昼間からアルマニャックソーダを飲みたくなったときは、このソーダ水にレモンを少し入れたのを飲んで気を紛らわしている(まだアル中ではありません)。ジェラス 10年 \4,200(税込)サントリー ザ プレミアムソーダ 350ml 24本 \2520(税込み) (2ケース以上だと送料無料) >> トップページへ
2007.11.12
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前回の記事で、マールブランデーについて書いたら、さっぱり反応がないので、とりあえず今回は日本酒で(笑)。日本酒は、個人的に温めて飲むことが多いので、山廃を含む生もと(きもと)系のものをいろいろ試している。それで今気に入っているのが、花垣 亀の尾 生もと純米。福井県にある南部酒造場が造っているお酒である。とてもキレがよく、最後まで十分に発酵させた感じが味に出ている。甘味が少ないけれども、旨味はかなりあり、味わい深い。重すぎず軽すぎず、喉を通りやすい酒質。お米やご飯の香りがあり、飲んでいて快適である。ただ、精米歩合70%で、少し糠っぽい香りもある。個人的には気にならないレベルと思うけれど、日本酒にフルーティさを求める人には合わないかも。亀の尾は米の銘柄で、コシヒカリやササニシキの先祖にあたるらしい。戦前は酒米として広く使われていたものの、病害虫に弱いため最近まで姿を消していたお米。おいしいお酒ができるということで、最近復活した。実際、同じ花垣生もと純米で、五百万石を使ったお酒と比べてみると、深みと複雑さのある味わいに感じられた。日本酒は悪酔いイメージがあり、僕もそう思うけれど、同時に最も悪酔いしないお酒なのではないかと最近感じ始めている。この花垣のような良い純米酒に少し水を入れて(10%くらい)お燗し、チェイサー付きで飲むと、いくらでも飲めてしまう。そして翌日残らない。ワインの場合、1本飲むとチェイサー付きでも結構酔っぱらうけれど、日本酒4合を上記のように飲むとあまり酔わないようだ。アルコール量は日本酒の方が多いはずだけれど、酸化防止剤が入っていないためなのかもしれない。とりあえず、日本酒は、悪酔いしない健康的なお酒であるということを、これから吹聴したいと思う(笑)。花垣 亀の尾 生もと純米 720ml \1,525(税込) >> トップページへ
2007.09.20
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ラ ジュヌスティエールは、AOCタヴェルのロゼワイン。今回紹介するのは、そのジュヌスティエールを造ったときのブドウの搾り粕を蒸留したマール ブランデーである。ロゼワインを蒸留したブランデーは、はじめて飲んだけれども、これはすばらしい味わい。チョコレート、ブドウ、柿、その他フルーティな香り。味わいは、滑らかでフレッシュ。2年熟成らしいけれども、きつさはまったくなく、逆に素材の良さが残っている。このクラスのブランデーとしては、個人的にはトップクラスと思う。こういったブドウの素材感の残ったブランデーは、特に好きなので、良いと思うのだけれども、あまりバーでは売れないらしい。そもそも、ブランデー自体飲む人が減少しているらしく、バーに置いてあるブランデーの数は減る一方のようだ。ただ、ブドウ系のブランデーが売れないのに比べて、リンゴのカルヴァドスは比較的好調らしいので、謎である。昨日の日経新聞では、最近ラム(酒)が好調で、ラム専門バーもあると書いてあった。確かにラムもうまいけれど、ブドウのブランデーのうまさとコストパフォーマンスは、まったく負けていないと思う。イメージ戦略の勝ち負けなのだろうか。というわけで、ブドウのブランデー普及に少しでも協力すべく、これからいろいろ集中的にこの分野のお酒を紹介したい。ちなみに、このジュヌスティエールのマールは、池袋にあるBASEMENTというバーで飲むことがでるので、お近くの方はぜひ。P.S.前回の記事でイギリスのウィスキー評論家について少しふれましたが、ウィスキー評論家のマイケル ジャクソン氏が8/30に65歳で他界されたそうで、ご冥福をお祈りします。オード ヴィ ド マール タヴェル 1996 \5,040(税込)ちなみに、ラ ジュヌスティエールのワインは、こちらドメーヌ ラ ジュヌスティエール ロゼ 2005 \2,572(税込) >> トップページへ
2007.09.05
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ティアコネル(Tyrconnell: ターコネルやティルコネルともいう)は、アイルランドのクーリー蒸留所で作られているシングルモルト ウィスキー。アイルランド産なので、アイリッシュウィスキーだけれども、大麦麦芽だけを2回蒸留しているので、製法はスコッチに近い。ただ、味わいはアイリッシュぽい軽く滑らかなものを持っていて、良い意味であっけらかんとしている。麦芽の香りとリンゴや柑橘のフルーティな香りが非常にあり、飲んでいて楽しいモルトである。3~4年熟成なので、モルトとしてはかなり若い方だけれども、鋭さやきつさは感じられない。同じクーリー蒸留所の8年熟成シングルモルト「ロックス」よりも、個人的には好みの味である。ちなみに、ボトル開けたてより、しばらく放っておいた後のほうが良いように思う。こういうウィスキーは、バーで1杯飲むときより、家でたくさん飲むときに真価を発揮する。何杯飲んでも飽きが来ないし、陽気な味わいなので、楽しく酔うことができる。実際、同じ価格帯のスコッチモルトを、同一ボトルで3杯続けて飲むとお腹いっぱいになるが、ティアコネルであれば、酩酊するまで連続して飲めそうだ。それにしても、ほかの多くのアイリッシュ同様、ティアコネルもウィスキー評論家の間で評価が低い(60~75点くらい)。イギリスのウィスキー評論家に受けない味なのだろうけれど、どうも彼らとは、気が合わないなぁ・・。ティアコネル \2,480(税込) >> トップページへ
2007.08.09
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日本酒は、普段ほとんど飲まないので、よく行くお寿司屋でもフィノシェリー(ティオ マティオ)を頼んでいるくらいである。しかし、実は去年の冬頃から日本酒をお燗で飲むのを気に入っている。それで、ぬる燗や熱燗でおいしい日本酒をぼちぼち探していたのだけれど、最近肌に合うものを見つけることができた。栃木県にある菊の里酒造の造る「大那 山廃純米」。大那 山廃純米は、自然で素朴な香りと味を持っている。お米、ご飯、少しのメロンの香りがあり、味は甘味と酸味のバランスが良く、スムーズ。特に甘味が、ご飯をよく噛んで食べたときの甘味と似ていて心地よい。押し出しや重さは程ほどだけれども、微妙に華やかで奥ゆかしく、いかにもお米から作ったお酒という味がする。ぬる燗やぬるめの熱燗にしたとき、非常に美味しく、香りもすばらしい。冷や(常温)も良さがあるけれど、冷蔵庫温度だと香りが減って良さが出ない。このクラスの醸造酒(ワインを含む)全体の中で、非常に優れている。菊の里酒造は栃木県で近いので、いつかぜひ一度訪れてみたいと思う。残念ながら楽天内では売り切れだけれども(山廃純米生酒はあるらしい)、検索すれば買えるお店は結構あるようだ。大那 山廃純米酒 1800ml \2,800(税込) > トップページへ
2007.07.23
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昨日、近所のバーでシャルトリューズのヴェール(緑)とジョーヌ(黄)を半々に入れたカクテルを飲んでみた。他の材料はなしで、シェークもステアもしない。氷なしの常温である。シャルトリューズは、フランス産の薬草系リキュールで、緑も黄色も結構甘い。なので、限定品を除いて普段そのまま飲むことは少ない。それなのに、シャルトリューズのハーフ&ハーフを頼んだのは、隣に座っていた老紳士が、バーテンダー氏に「シャルトリューズを50年前から半々にして飲んでいる」という話をしていたからだ。老紳士いわく、昭和27年(1952年)頃、出来たばかりの銀座のバーでシャルトリューズを半々で飲むことを教わり、おいしさに感動。それ以来、バーに行ったときにはときどき注文している、とのこと。2つの分量は、正確に半分半分でなければならないという。昭和27年のときに何歳だったのか聞かなかったけれど、20だとしても現在75歳前後である。なのに、何やら溌剌としていてきっぷがよく、話しぶりが僕(じじくさいと言われる)より若い。75歳で、シャルトリューズについて熱く語れるというのは、なかなか格好良い。それで、僕も試しに注文してみたわけである。かなり甘い味を想像していたけれど、実際飲んでみたころ、想像したのよりかなりおいしかった。2つを合わせたことで、甘さが上品な方に変化したようだ。甘いことは甘いけれど、梅酒を飲める人なら気に入るかもしれない。僕は大変気に入り、2杯飲んでしまった。シャルトリューズはどこのバーにもあるので、ぜひお試しを。シャルトリューズ ジョーヌ \2,790(税込)シャルトリューズ ヴェール \2,890(税込) >> トップページへ
2007.06.27
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暖かくなると、やはり冷たいジンを飲みたくなる。中でも、最近はまっているのが、エギュベル ジン。ジンといえば、イギリスやオランダが有名だけれども、エギュベルジンは、仏プロバンス地方にあるエギュベル修道院で作られている。この修道院は、ほかにもウォッカや各種リキュールも作っていて、全体的に好評価のようだ。エギュベルジンは、普通のイギリスのジンに比べて少し甘くて濃い味わい。香りは、少し薬草ぽいような印象があり、アルコール感はない。冷凍庫温度の状態で、そのまま飲むと、なぜかキレがなく、もう少し爽やかさが欲しいと思ってしまう。しかし、このジンが本領を発揮するのは、もう少し高い温度。-5度から0度くらいの温度(多分)で飲むと、深みとコクのある味と複雑な香りを楽しむことができる。何も混ぜてないのに、まるでマティーニを飲んでいるかのようだ。ジンとしてはちょっと値段が高いが、うまい。もう少し円高ユーロ安にならないかな。エギュベル ジン \2,079(税込) >> トップページへ
2007.05.22
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最近、焼酎の中では黒糖をよく飲んでいる。以前紹介した 龍宮 が、家で在庫ゼロになったので、長雲 一番橋 を購入してみた。品不足でプレミア価格の店が多いけれども、品川区西小山の酒屋で安く購入できたので、一升瓶を電車で持って帰ることに。一番橋は一升瓶だけ販売しているらしいが、それにしても一升瓶をかついで電車に乗ると、少しはずかしい。さっそく家で飲んでみると、やはり黒糖の香りがとても強い。開栓したてだからか、よく行くお店で飲む一番橋より、強力に感じてしまった。ただし、クセはそれほどではなく、黒糖焼酎によくあるセメダインのような薬品香は気にならない。味は、コクがあり、品が良く、少し固さがある。一緒に買って帰った焼き鳥(つくね中心)を食べながら飲んでいたら、30度という度数を忘れて、ぐいぐい飲んでしまった。香りの強さから最初とっつきにくいけれども、食事にも合わせやすく、飲み出すと止まらない面白い焼酎だと思う。長雲 一番橋 30度1.8L \2,730(税込) ← 5/8現在品切れ >> トップページへ
2007.05.08
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多くのリキュールは、そのまま飲まれずにカクテルやお菓子の材料として利用されています。実際、ストレートで飲むと甘すぎたり苦すぎたり、奇妙な味だったりすることも。しかし、中には他のお酒や材料と混ぜなくてもおいしいリキュールもあります。そのうちの1つが、ドイツのマリエンホーフ社が作るリキュール。先日飲んだマリエンホーフ社のグレープ・リキュールは、上出来な甘口ワインのような風味で、香りが良く、フルーツ感とコクがかなりありました。この会社の場合、自社でワインを生産していることもあって、リースリングやドルンフェルダーといったワイン用ぶどう品種でグレープ・リキュールを作っています。それで、ほかとは一味違う味になっているようです。また、香料や着色料をまったく使っていないので、自然な味わいです。ぶどう以外にも、洋梨、栗、ザクロ、桃など、いろいろなリキュールが出ています。単なる飲兵衛の僕には無関係ですが、全体的にボトルのデザインがしゃれていて、贈答用やディスプレイ用にもよさそうです。 これらの写真は、輸入代理店の「樂空間 L'est」様から転載許可をいただきました。ありがとうございます。樂空間 L'est:http://www.e-raku.com/index.htmlblogランキングへ
2007.04.19
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3ヶ月ぶりの更新です(汗)。その間もしっかりがっちり飲んでいたのですが、めずらしく仕事が忙しくてなまけてしまいました。さて、最近バーでよく飲んでいるのが、ロタン というベルモット。フランス サヴォア地方にあるシャンベリーのワインに、いろいろなハーブを浸して作られています。同じ場所で作られているベルモットとして「ドラン」が有名ですが、ロタンもドランに劣らない味わい。赤と白の2種類がありますが、どちらも甘辛のバランスが良く、ほのかな薬草系の香りとワインとしての果実感があって、とても美味です。そのままストレートやロックで飲んでもよく、ソーダやジンジャーエールで割っても楽しめます。個人的には、このロタンを使った「アディントン」というカクテルを気に入っています。 ・ベルモット白 30ml ・ベルモット赤 30ml ・ソーダ 15ml ・オレンジピール(レモンピールでもよいと思う) → オールドファッショングラスにビルドロタンのおいしさに、微炭酸と柑橘の香りが加わって、絶妙な飲み物になります。昨日は、すでに酔っぱらっているのに、このカクテル2杯と、別のカクテル1杯を飲んでしまい、今朝は酒が抜けきらない状況で出社するはめに。度数は低いものの、飲みやすいので油断するとやられます。ロタン 白 \2,280(税込)ロタン 赤 \2,280(税込)blogランキングへ
2007.04.05
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なんと1ヶ月ぶりの更新。いつの間にか年を越してしまった。平成ももうすぐ20年とは・・。年末年始は、仕事の関係で休みが少し縮小したけれども、赤ワイン4本と白ワイン1本を試すことができた。その中で印象に残ったのが、セニョール デギーユ。ボルドー コート・ド・カスティヨンにあるシャトー デギーユのセカンドラベルである。ブドウの品種は、メルロー80%、カベルネ フラン20%とのこと。バランスが良く、適度な酸味があり、滑らかな味わい。あまり渋くないので、白ワイン/蒸留酒派の僕としては丁度良い。もうひとつコクや深みがあると嬉しいけれど、それはファーストラベルの方にあるということだろう(想像)。濃くて渋い赤ワインが好きな方にはお勧めできないけれど、気軽に食事に合わせたりするのに好都合なボトルだと思う。ボルドーのメルロー中心ブレンドでも、コート・ド・カスティヨン地区は、サンテミリオンやポムロールに比べて安いので、なかなか良さそうである。これからいろいろ試してみたい。セニョール デギーユ 2004 \1,554(税込)blogランキングへ
2007.01.13
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ジャン フィユー トレビューは、お気に入りのコニャック・ブランデー。グランド シャンパーニュ産の原酒を約20年間熟成させている。個人的には、現在5千円前後で買える蒸留酒の中では一番好きなボトルである。キレ、コク、華やかさ、それとフルーティ感が巧妙にバランスしていて、飲んでいて飽きない。フルーティな香りについては、ポール ジローの方が上だと思うけれど、ポール ジローは味にどうしても少し薄い印象がつきまとってしまうようだ。その点、ジャン フィユー トレビューは、十分なコクとボディを持っている。グラスに注いだ直後は、やや一般的というかありふれたコニャックの香りがする。しかし、時間がたつにつれてどんどん変化し、20分くらい経過するとすばらしく華やかな香りに。グラスには十分な量を注ぎ、時間をかけて飲んだ方がよいと思う。これの1つ上のジャン フィユー レゼルヴ ファミリアルも、やたら旨いという評判なので、飲んでみたいけれども、近くのバーで見かけないし、ボトルは高い(\13,000以上)ので、いつになることやら・・。 (どこか置いているバーがあれば、お教えください)ジャン フィユー トレヴュー \5,649(税込)blogランキングへ
2006.12.14
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先日、会社の白州ツアーに参加することができた。もう今年で3回目だけれども、今回もたっぷり試飲し、昼間から酔っぱらいに・・。去年の白州ツアーの様子は、こちら。ウィスキーを飲める方は、訪れてみる価値ありである。それで、今年も去年同様1泊2日の行程だったので、2日目に勝沼のワイナリーを訪れることになった。訪れたのは、勝沼醸造とメルシャン勝沼ワイナリー。勝沼醸造のワインは、少し前に2006年のヌーボーワインを飲んでみて美味しかったので、訪ねてみることに。思ったより小さい所だったけれど、雰囲気のある建物で、こちらのワインを一通り試飲することができた。月曜日だったからか、専務の女性の方に直接応対していただき、いろいろ話をお伺いすることができた。試飲した中で気に入ったのは、やはりヌーボー(白)と、アルガブランカ クラレーザ。ヌーボーは、少し残糖感があり、なめらかで飲みやすい。クラレーザは、 シュールリーと呼ばれる醸造方法で作られていて、醸造後しばらくの間、澱と一緒に熟成させられる。そのためか、少し酵母ぽい香りがあった。どちらも良くできた白ワインだと思う。メルシャン勝沼ワイナリーでは、とりあえず見学ツアーに参加した後、専用の試飲所(有料)で3種類のワインを試すことができた。飲んだのは、 シャトーメルシャン 甲州 きいろ香(白) シャトーメルシャン 桔梗ヶ原 メルロー(赤) シャトーメルシャン 城の平 カベルネ ソーヴィニヨン(赤)きいろ香は、「きいろか」と読むらしい。試飲所のお姉さんに力強く教えていただいた^^; この3本はどれもおいしかったけれど、もう少し安いと嬉しい・・。とくに赤い方の2本は産地指定とはいえ、気軽には買えない値段(1万円以上)なので残念である。今回も2日間にわたって、昼間から酒浸りになってしまったけれど、シラフの人から見れば相当怪しい集団だったに違いない。職務質問されなくてよかった。勝沼醸造:http://www.katsunuma-winery.com/index.htmlメルシャン勝沼ワイナリー:http://www.chateaumercian.com/cm/winery/index.html勝沼醸造 アルガーノ 甲州 ヌーヴォー 2006 \1,470(税込)シャトー メルシャン 甲州きいろ香 \2,380(税込)blogランキングへ
2006.12.04
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アラン パレのヴィオニエ パストゥロウは、仏ラングドック地方の白ワイン。アンズや南国フルーツのやや甘い感じの香りがある。味は、辛口ではあるけれども少し甘味もあり、コクとキレがよくバランスしていておいしい。この価格帯のワインとしては、滑らかさや奥行きもあり、上出来の1本だと思う。以前紹介した フィーヌ シャトーグリエ は、このワインと同じヴィオニエ(ブドウの品種)で作られたワインの規格外部分や澱を蒸留したブランデーである。「フィーヌ シャトーグリエ」の香りと、今回の「ヴィオニエ パストゥロウ」の香りは、非常に似ているので面白い。ところで、最近週末に白ワインを飲むことが多いけれど、ワインの場合、つい何かを食べながら飲んでしまうので、カロリー摂取過多が気になる(汗)。蒸留酒の場合、夕食の後酒だけ飲むことが多かったけれど、ツマミ食べながらのワインのおかげで、なんだか少しお腹が出てきたような気がする・・(大汗)。気をつけよう。アラン パレ ヴィオニエ パストゥロウ 2005 \1,460(税込)(2005年ものは、もっとシンプルなラベルに変わっています)blogランキングへ
2006.11.22
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龍宮は、奄美大島にある富田酒造場の黒糖焼酎。滑らかでコクのある味わいがすばらしく、ほかの黒糖焼酎とは一線を画しているように思える。一方で、黒糖焼酎や和製ラムによくある、草っぽいような化学薬品のような香りはほとんどないので、飲みやすい。香りには、深みのあるシングルモルトぽい印象があり、目をつぶって飲まされたらモルトと思うかも。焼酎としては、かなり香りが立つ方である。飲み方は、ストレートがおすすめ。ロックにすると、特徴的な香りや滑らかさが薄まってしまうようだ。この龍宮、先日 ajisai という自由が丘にあるダイニングバーで飲んで以来、気に入ってしまっている。ここは、本格的な食事もできるバーだけれども、お酒のラインナップが僕好み(要するにマニアック?)な上に安いので、最近行く機会が多い。焼酎のほかにも、普通のバーで見かけないお酒がいろいろあり、個人的にはチェイベック(スコッチ)、ベヘロフカ(薬草酒)、トロアルバラのモンティージャなどをよく飲んでいる。龍宮には、定番品の他に原酒系や樽熟成のものもあって、それぞれおいしいけれど、ネタ不足につきそれらについてはまた後日紹介したい^^ ajisai のホームページ: http://www.ajisai.in/ mixi の ajisai コミュニティ: http://mixi.jp/view_community.pl?id=1189444黒糖焼酎 龍宮30度1.8L \2,400(税込)blogランキングへ
2006.11.13
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ハイン アーリー ランデッド1984は、英国BBR社(ベリー ブラザーズ&ラッド社)の出しているコニャック ブランデー。BBRは、シングルモルトのボトラーズとしても有名である。この製品は、フランスのハイン社で1984年に蒸留・樽詰めされたものの、その樽は1987年に英国のロンドン・テムズ川沿いの倉庫に運ばれ、2001年に英国BBR社によって瓶詰めされた。つまり、生まれはフランスなのに育ちはイギリスという、コニャックとしてはめずらしい経歴を持っている。香りは、繊細でフルーティ。クセがなく、ブランデーによくあるツンと来る感じはほとんどない。味は、香りの印象そのままに繊細で華やか、そして滑らか。良くできたシングルモルト(カスクもの)にも似ていて、どんどん入ってしまう。重み・押し出しは、あまりないけれども、バランスがよく出色の出来である。個人的には、ウィスキーもブランデーもあまり重いのは苦手なので、これくらいが丁度よい。それにしても、先日これを飲んだときのオーダーの順序が、我ながらメチャクチャだった。 (1) アルマニャック (2) このハイン (3) アブサン ベルサント ラ ブランシェ (ニガヨモギのリキュールで強力な香り) (4) OSBORNEのフィノアモンティリャード シェリーアルマニャックの後に繊細なコニャックというのもイマイチだが、それにしても何故アブサンの後にシェリーを頼んだのだろう^^; 酔っぱらっても理性を失わないようにしよう。ハイン アーリー ランデッド1984 \7,140(税込)blogランキングへ
2006.11.06
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白ワインを飲み始めた当初はソーヴィニョン ブラン(ぶどうの品種)について、あまり良い印象を持っていなかったのだけれど、最近好みが変わってきたようだ。もちろんコクのあるシャルドネなども好きだけれど、ソーヴィニョン ブランの軽快な味わいもおいしく感じられるようになってきた。最近気に入っているのが、ニュージーランドにあるシレニ社のソーヴィニョン ブラン。高いの(\2600くらい)と安いの(\1600くらい)があるけれど、安い方でも十分おいしい。味わいは、まさに黄色い方のグレープフルーツ。微妙に甘味と苦みがあり、それがグレープフルーツを連想させる。香りは、安い方だとちょっと弱いけれど、草と柑橘の香りが混じった感じがなかなかよい。それにしても、週末にワインをだらだら飲んでいると、1本飲んでいるうちに酔っぱらってしまうので、ほかのお酒を飲む機会が減ってしまった。飲みたいウィスキーや焼酎をいつ飲めばよいのか悩んでしまう。平日外に飲みに行く機会を減らして家で飲めば良いだけの話ではあるけれど・・。シレニー セラーセレクション ソーヴィニョン ブラン \1,680(税込)blogランキングへ
2006.10.27
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先月、社員旅行で神戸に行ったときに、三ノ宮の「メインモルト」といいうバーに寄ることができた。その際に飲んだ1本が、レッドブレスト 15年。レッドブレストは、アイルランドにあるミドルトン蒸留所が作っているアイリッシュ ウィスキーで、大麦麦芽と大麦をポットスチルで3回蒸留している。グレーンウィスキーを混ぜていないけれども、シングルモルトではない、今ではめずらしいタイプ。以前飲んだレッドブレスト12年もおいしかったけれど、15年はよりクセが少なく、いちじくのようなフルーティな香りがあって面白い。アイリッシュらしい滑らかさも感じられ、好みの味わいなので、またどこかのバーで見かけたらぜひ飲んでみたい。それにしても、今回初めて関西方面のバーに行くことができたのだけれど、雰囲気が東京と異なるので面白かった。お客とお店の人とのやりとりが関西弁だからなのか、なんとなくユーモラスな雰囲気がただよっていた。神戸という街も気に入ったので、またいつかぜひ訪れてみたい。レッドブレスト 15年 \5,700(税込)blogランキングへ
2006.10.06
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この夏はいろいろ白ワインを飲むことができた。といって、スティルワインの世界は深く広いのでまだ入り口付近。あんまりこだわると財布が心配なので、秋の訪れとともに撤退しようかどうしようか迷っているところ。それで、これまでに飲んだ白ワイン(\2000以下の安物ばかり)で、特に気に入ったのが、チリのコノスル ゲヴェルツトラミネール。だいたい800円ぐらいで、飲んだ安ワインの中でも安い方だが、なぜかおいしい。楽天ランキングでも常連のようだ。梨やマスカットのような爽やかな果実香がかなり強い。このクラスでは、ほかに無いような気品のようなものすら感じられる。味は、バランスの良い辛口で、リンゴジュースに似たコクがある。ゲヴェルツトラミネールは、仏のアルザス地方やドイツでよく使われているブドウの品種で、スパイシーな香りが特徴とのこと。倍くらいの値段のアルザスのゲヴェルツトラミネールも飲んでみたけれど、コノスルの方が好みの味に思えた。ただ、ゲヴェルツは好きなので、アルザスワインもいろいろ良いものを探してみたいと思う。アルコール度数も、白ワインにしては高くて 14度ある。値段は、一般的なフィノシェリーの半分だし、コストパフォーマンスは非常に高い。コノスル ゲヴェルツトラミネール \819(税込)blogランキングへ
2006.09.19
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ベヘロフカは、チェコスロバキアの薬草系リキュール。既に去年の4月にここで紹介しているのだけれど、そのときはまだ飲んでいなかった。なので「飲んでみたい」という記事になってしまっていた。それがつい最近、1年越しの念願がかなってベヘロフカを飲むことができた。実は、去年の日記では「なんだかまずそうだ」などと書いてしまっている。しかし、実際飲んでみるとびっくりするほど美味しかった(ベヘロフカに謝罪)。甘さは、程ほどでイエーガーマイスターと同じくらいかな。なんだかよく分からない薬草系の香りと味があるけれど、全体的にバランスが良く、そのままでも美味しく飲める。このリキュールについて、ネットでいろいろ調べてみたら、アブサンの原料であるニガヨモギも入っているのではないかという話があった。そうすると、ニガヨモギのツヨン成分(有害)が少しベヘロフカにも入っているのかもしれない。それで、ベヘロフカの味に妙に魅力を感じたのかも・・。ベヘロフカ(700ml)\2,580.(税込)blogランキングへ
2006.09.07
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