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近頃とみに日本企業による海外進出の記事が目に付きます。なぜ、海外進出をしなくてはいけないのか?日本のマーケットが縮小しているから、など、業種業界それぞれにわかりやすい理由があるような気がします。しかしそれでは何ゆえ、国内市場が縮小したらそれを外部に求めなくてはいけないのか、考えたことがありますか。もし足元の利益のことだけを考えるなら、売上の拡大だけがその解決策ではありませんよね。売上が縮小しても、それ以上にコストを圧縮すれば利益確保はできます。中期的にそれで株価が発展的に維持できるかどうかは別にしても。さて、何を申し上げたいかと言えば、もっと根本のところで企業が海外に出て行く意味を考えたいわけです。私なりの表現をすれば、それは突き詰めるところ、「海外に出て行かなくてはいけない理由がある」というよりも、「国内だけに留まっている理由はない」ということなのではないかと思います。はじめてのおつかいというテレビ番組がありますが、あれを見ていると小さな子供の行動半径の狭さにあらためて気づかされませんか。マンションに住んでいる子供は、まず一人でエレベーターに乗るという行為が大きなハードルになります。それをクリアして1階と20階の行き来ができるようになる。慣れてくると次に近くのコンビニまで行っておつかいができるようになるわけです。もっと大きくなると、きっと幼稚園まで一人で行けたり、自転車に乗れるようになると、駅まで行けたり、切符の買い方をマスターして、路線図が読めるようになると電車に乗って隣町まで行けたりするようになるかもしれません。同じようなことが、大人になっても続いているのではないかと思うんですね。パスポートを持って飛行機に乗り海外へ出かけることは、昔に比べて非常に容易なことになりましたが、それでも物理的なハードルというものはいくつか存在しています。例えばブラジルに行こうと思うと、言葉も違えば気候も違う。通貨の交換レートも知らなくてはいけないし、いつも食べ慣れない料理に挑戦しなくてはいけないかもしれない。もちろん長時間のフライトにも耐える体力も必要。そんなフィジカルな物事は、精神的な意味を抜きにしても、人間が生きて死ぬまでに身につけるかどうかというスキルであります。5つの言語を話して世界中の人とコミュニケーションが図れる人もいれば、そうでない人もいる。どんどん自分のスキルアップを果たしたいという人が、「国内限定」でそれを行なわなくてはいけないという制限などありません。今のはかなり即物的な例ですが、ただ外国の土を足の裏につけて帰ってくることが国際化でないとすれば、もう少し「意味」のあることを考えてみましょう。サービス業や製造業を例にとれば、自分達のサービスが本当に良いものだと思えば、その供給先を「日本国内限定」とする必要もないのだと思います。スターバックスが「これがカフェ・モカというものだ」と信じれば、それを世界の人々に飲んでもらいたいと思うはず。ましてどこか未開の地の片隅で、いんちきな喫茶店の店主がインスタントコーヒーをお客さんに出して「カフェ・モカですよ」と言っていれば、スターバックスのスタッフは「いや違う。こっちがカフェ・モカです。ほら飲んでみて。」と現地の人に勧めたくなるのではないでしょうか。そしてそれを飲んだ現地の人が、「美味しい」と言ってくれるなら、スターバックスが世界の各地に出て行く意味はまさにそこにあると思います。自分達が供給するサービスが“ある”世界の方が、“ない”世界よりちょっとだけ楽しいとか、ちょっとだけ便利だとか、ちょっとだけ素晴らしいとか、そのちょっとだけがものすごく重要。自分達が生きて成すことが世界の進化向上に資するという、すべての物事の根本にあるものの話です。もう少し、企業の経営というところに焦点を当ててみたいと思います。もはや何らかのサービスやプロダクトを世に供給していく以上、世界の頭脳や世界の知識、世界のプラクティスを取り入れることがより高品質なものを作り出すことは疑う余地がありません。それを言語や地理の壁にこだわらず、どんどん吸収していこうという企業は強いと思いますし、世界の一流の人材を仲間として「共につくっていく」という発想を持てる企業は、きっとユーザーの支持を集めていくことになると思います。だってもはやインターネットというツールを中心に、ユーザー自身が国境なんかこだわらない時代になりつつあるからです。いずれ日本のGDPは世界の3%レベルにまで低下すると言われています。国内だけの事業展開にこだわっていれば、近い将来、ビジネスの広がりは相当に限定されるでしょう。また「世界で通用する会社を創ることが、ひいて日本を導くことにもつながる。」とは三木谷もよく口にする言葉ですが、いろいろな国の人と仕事をして、自分達のやってきたことに照らし合わせると、それまで大切にしてきたものも更に鍛えられるのだと思います。自分達が最高だと「輸出」するのも良いですが、海外での体験を通して自身が学び吸収し、そして成長できるという点を忘れてはいけませんね。もちろんその手前に中身がないといけないと思います。世界に耐えうるサービスやプロダクトがまずあるべきです。言葉も大切ですが、それ以上に仕事ができることが前提だと思います。外国を知るのは重要ですが、その前に自国の文化やアイデンティティを持っておかなくてはいけません。だから、自分達を相対化させるうえでも海外に目を向けることに意味があるのだと思います。・・・と言いつつ、私はもう少しフィジカルに英語を勉強しなくてはいけませんが。がんばりましょう。KOICHI NAKAMURA
2010年02月28日

昨日の日経PLUS1の記事、面白かったですね。「ネットで上手に検索できますか?」という調査結果をまとめた記事。目的のサイトが見つからずいらつくことがあるという回答が65%とありました。基本的なことですが、便利な検索の仕方が紹介されていたのも役に立った人が多いのではないでしょうか。○○○と△△△を全て含むサイトを探すときは、「○○○(スペース)△△△」(AND検索)○○○か△△△のどちらかを含むサイトを探すときは、「○○○ OR △△△」(OR検索)○○○を含むが△△△は含まないサイトを探すときは、「○○○ - △△△」(NOT検索)などのTIPSがありました。しかし思うことはやはり、人々が「何かわからないことがあったら検索ボックスに入力してみる」というもはや反射的な行動が、世界的にも加速されこそすれ止むことはないということ。そして検索エンジンの進化フェーズは、「全ての情報をインデックスする」というレベルから、「インデックスされた全ての情報から必要なものを抽出する」精度を強く求められる段階に移行しつつあるということ。技術やインターフェイスの焦点は既にその辺にあろうかと思います。全てのサービス提供者はその潮流をよく理解して、簡単便利でストレスの低い「良い」サービスづくりに努めなくてはいけません。頑張ります。KOICHI NAKAMURA
2010年02月21日

私の地元長崎では、昨日からランタンフェスティバルが始まったようです。もともと昔から「春節祭」として新地の中華街で行われていた行事が、規模を拡大し長崎の冬を彩る風物詩となったもの。平成6年から本格的にランタンフェスティバルとして展開され始めました。今年のメインオブジェクトはもちろん「虎」。大河ドラマ“龍馬伝”にちなんだランタンオブジェも登場らしいです。私は行けませんが、90万人の人出が見込まれるそうで、長崎の良さを多くの方に知っていただけるのは大変嬉しいことであります。ところで春節に限らないのですが、長崎で少年時代を過ごした私は「爆竹」にとても親しみがあります。東京で爆竹の話をすると皆あまりピンとこないようなのですが、長崎の古い町では精霊流しの際にものすごい量の爆竹を消費するほか、夏休みなどは普通に小学生が外で爆竹を鳴らして遊んでいたものです。(今はどうなのかわかりませんけれど。)お盆にはお墓でも鳴らします。魔除けだと教わりましたが、子供にとってみればただ楽しい行事でありました。病院のそばの公園で爆竹を鳴らしてひどく怒られた記憶もあります。当たり前ですけれど、周囲の迷惑を考えなくてはいけません。爆竹は、その点火の仕方を友人と競って強がる機会でもありました。より高い崖から飛び降りられるやつがエラいのと同様、爆竹についても肝が試されたわけですね。まず最初の最初は、爆竹の束をバラして1本ずつ火をつけます。私が初めてそれをやったのはたぶん幼稚園生くらいのときだと思います。それが出来たら束を置いたまま火をつけます。へっぴり腰にならないように注意。これをクリアしたら、今度は手に束を持ち火をつけて、それを遠くに投げます。早く投げすぎると、導火線の途中までしか到達しないうちに地面に落ちてしまいます。それではNG。空中で爆竹が鳴るようにタイミングを見計らって投げなくてはいけないんですね。誤ると耳元で鳴ってしまい鼓膜が破裂するという話を聞いて、我々小学生はビビった記憶があります。そんなこんなを経て、一番エラいのは手に持ったまま鳴らすというやつでして、精霊流しの行列ではサラシをまいたお兄さん達を中心にこの上級技が繰り広げられます。あ、良い子は真似しないでください。言うまでもありませんが、危険です。爆竹は大量にまとめて鳴らすとパン!パン!というよりも、ジャーッ!っと体の芯に響くような音がします。いまだにあの音を聞くたびに長崎っ子の血が騒ぎますね。ランタンフェスティバルでは適度な量の爆竹が鳴らされると思います。新年好!KOICHI NAKAMURA
2010年02月15日

会社のキャビネットを整理していたら、こんなものが出てきました。すっかり有名になってしまった「すいすいデーTシャツ」の元画。色紙に筆で書いてたんですね。同時にこちらも発見。レアなバージョン違いです。Tシャツにする予定は今のところありません(笑)。ときに今日は水曜日です。みなさんそろそろ会社を出て自己啓発致しましょう。KOICHI NAKAMURA
2010年02月10日

「功の成るは成るの日に成るに非ず。けだし必ず由って起る所あり。禍の作(おこ)るは作る日に作らず。また必ず由って兆す所あり。」という言葉があります。成功というのは偶発的にそれが起こるわけではない。不断の積み重ねがそれを可能にする。禍(わざわ)いが起るのもそれと同様。いきなり降りかかるものではなく以前から何かその萌芽があるということ。自分の身の回りで起こること、自分自身が巡り合うこと、それらは全て自分が起点となってそうなっているのかもしれません。同じように「ちょうどいい」という言い方もあります。私たちは物事が思うように進まないとき、往々にしてそれに苛立ったり、焦ったり、無力感に教われたりするわけですが、実はそれらは全て自分の身の丈にあった「ちょうどいい」ことなのだと何かの本で読みました。部下が思うように動かない、仕事のハードルが高い、恋人が自分のことをわかってくれない、等々。それらはしかし今のあなたに「ちょうどいい」のだといいます。より周囲に高いものを求めるのであれば自分自身が高みを目指して行くしかなく、また身の丈以上の難題のように思えても、それを乗り越える機会が自分に与えられたと考え努力をする。そうしているうちに作用されるものも影響を受け、環境も変化するという考え方です。経済のグローバル化が進む今、一見相反するようですが、虚心坦懐に物事を捉えることの大切さを最近つくづくと感じます。「まだまだ自分が変われる」という感覚が、私は好きです。KOICHI NAKAMURA
2010年02月08日

先日、「二日酔い対策食品」の市場規模が330億円に達したという記事を目にしました。ウコンとか、その手の飲料を中心にしたマーケットですね。まだそんなに巨大な規模ではないわけですけれど、飲酒というのものに付随して生まれる購買領域であり、ある程度の経済的余裕というかある種の成熟さを必要とする市場のような気がするので、とても興味深いなあと思った次第です。シャンプーに対するリンスのマーケットとか、自動車に対する損害保険のマーケットとか、マッチポンプ的に相互補完関係にある市場というものが生活習慣や社会の習熟段階に応じて発生するわけであります。それが物理的もしくは法律的に成長促進されるかどうかでマーケットサイズの差はあれど、付随的に生まれてくる「今までなかった市場」という意味ではいずれも商機に富んだものです。今後、このマーケットはますます伸長を果たしていくのでしょうか。若年層の飲酒離れなどと言われる反面、今まで飲むときに何のケアもしなかったユーザーの一部が“対策”を講じてくる率が上がってくるならばここのポテンシャルは高いと思います。私の周りでも、店をはしごする間にコンビニエンスストアに立ち寄ってウコンを奢ってくれるような人がいますが、こういうのは確かに従来無かった購買行動ですね。私自身はどちらかというと対策商品よりも、二日酔いになってしまってからの「胃薬・頭痛薬マーケット」の組成に一役買うことのほうが多いような気がしますが。KOICHI NAKAMURA
2010年02月07日

本日のウォールストリートジャーナル。三木谷のインタビューが大きく掲載されています。WSJ:You recently announced a joint venture with Baidu, China's leading Web search engine, to create an online shopping mall in China. What are you hoping to do with that?Mr.Mikitani:The potential is gigantic. China's economy is definitly going to grow, and it will become the largest in the future. And more than the U.S. and more than Japan, they have not really built the strong phisically retail network yet, so even more so internet shopping has opportunity. Taobao [China's dominant e-commerce site] is very strong, but I think we will be able to catch up.We have good experience and technology and Baidu is going to send us traffic. We need to have a good product base, and confidence. We are going to have a much cleaner marketplace than our competitor.などと、 一問一答形式の取材。We Rakuten have to flap away worldwide, and “our mission is how to empower our merchants”.楽天 中村晃一
2010年02月02日
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