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「藍の言いなり 紅のぬくもり」**Scene 7-4** ”大丈夫? メシ食った?”里美が半分怒ったように私を見ている。「三村さんからだった。」私は里美に受信メールを見せた。「なんで? なんで三村さんからメールが来るの?」里美の表情と口調がグッと明るく変わる。「前に里美とご飯食べて帰った時に、駅のホームで会って・・・。」私は先日の話してよさそうな箇所をつなぎ合わせた。私が三村を誘惑するような行動とか、三村が私とスル気で自宅に入れたとか、三村の部屋で食事したとか、三村の鎖骨のホクロとか、三村の電話の声は心地よかったとか・・・9割方端折った。なんだか赤裸々には話せなかった。里美には、何ともお行儀の良い2人のメルアド交換に伝わっただろう。「へぇ~。真純はヴィジュアル系に好かれるんだ~。」「里美、桐原さんは嫌いでしょ。」「嫌いよ、でも見た目はカッコいいじゃない。 それは事実として認めてる。 あの、自信過剰な勘違い性格は大嫌いだけど。 真純の事だってどっぷり自分好みに作り変えて、 しかも二股・・・悪い奴だよ。 ・・・しかし、いつの間に三村さんまで? 三村さん、経理課でも人気高いよ。 あのぶっきらぼうで冷たい感じが、若い子にウケるらしいよ。 ・・でも、このメールは真純を心配してる・・・。 三村さんて、下の名前は・・・」「カヅキ。」「ふ~ん。で、どうするの?メールの返信。」「里美と食事した、って・・・。」「ばか!今から会いたいって、送信して!」「でも・・・。」「私はもう帰る。まだ19:50だよ。 今から会いな。あって三村さんとヤッちゃいな。 桐原なんか、どーでもいいよ。」「・・・。」里美は私の携帯を取り上げると、送信を打ち始めた。”三村さん、今どこ?”返信が来る。”もうすぐ乗り換えのY駅に着く。””じゃ、そこで待ってて。””了解。”「――真純、帰ろう。」会計を済ませて、駅に向かう。「・・・私さっき、三村さんとヤッちゃえって言ったけど、 ヤッちゃダメだよ。 今日みたいな日はヤケになっちゃって、 そんな気分かもしれないけど、 そんなときこそ、冷静にね。」「大丈夫。ありがとう・・・。 それに三村さん、彼女いるし。」「そっかあ・・・そうなんだ。 でも、友達として飲むくらい、いいじゃん!」------------------------------------------みなさんコンニチハ♪いつもありがとうございます。真純さん、この辺でドS桐原?に見切りをつけて新しい爽やかな恋に駆け出してほしいもんです。あっでも、三村さん彼女持ち・・・。爽やかに始まる訳ないか・・・。きゃ~~!もうすぐ7月も終わりじゃないですか!でも、ここら辺は都会と言われる街なので、セミの声を先週初めて聞きました。年々少なくなってる気がするなあ・・・。我が家の猫たちは伸びきってだらけきってます。板が涼しいのか階段を2匹で2段陣取ってるから、家族が降りるとき踏みそうでアブナイったらありゃしない!次回はemyちゃんからメッセージがあるかも。。。お楽しみに♪
Jul 29, 2009
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「藍の言いなり 紅のぬくもり」**Scene 7-3** 会社から少し離れたチェーン店の焼き鳥屋に入る。18:20 ギリギリで2人のテーブル席に座れた。「いらっしゃいませ。お飲み物からどうぞ。」20代前半位のハーフのような顔立ちの男の子。「私はウーロン茶。真純は?」「中ジョッキ。」運ばれてきたビール、里美とグラスを合わせた後、私は2/3を一気に飲んだ。注文した焼き鳥を食べながら、他愛ない世間話を少しして、核心に触れてきたのは里美のほうだった。「・・・ついにこの日が来たか。」「ついにこの日が来た。」「いい機会じゃない。あんな男とは別れたほうがいい。」「そうね・・・。」「奴から何か言って来た?」私の心中を察してか、里美は孝夫を”奴”と表現する。「今までと変わらないからって・・・。」「はあ? それだけ?!」「・・・。」「って事は、婚約しても、真純と付き合うつもりでいるの?」「・・・。」「あきれた。・・・で、真純はどうするの?」「・・・。」何も答えられなかった。こんな状況に成り下がっても、私はやっぱり孝夫が好き。また、孝夫のいない生活が考えられなかった。「―――はいはい。前から真純にもあきれてたけどね。・・・今まで、何があっても私は真純の味方して来たつもり。これからも、何があっても真純の友達でいたい。だから・・・、愛人はだめだよ。誰かを泣かせるような恋愛はだめだよ。真純は、ピュアで素直で・・・私、真純のそういうところ大好き。だけどもっと賢くならなきゃ。桐原さんはズルいよ。ズルい男だよ!」その時、私の携帯のメール音がなった。熱くなりかけた里美が冷静になる。「・・・真純、電話鳴ってる。」私は、メールだから後ででも・・・と思いながら”孝夫かも”と期待する。「メール、桐原さんじゃないの?」私は携帯をカバンから取り出し、画面を開く。―――三村からだった。-----------------------------------------関東地方も梅雨があけました!後半はほとんど降ってなくて、暑い日ばかりだった気がする・・・。青森に親戚がいるので、毎年水不足が大変と聞いています。降るべき時にじっくり降るのも、きっと大切な自然の循環なんですよね。今年の夏は水不足大丈夫かなあ・・・。ともあれ、夏!真純ちゃんの恋愛も、雨模様はそろそろ終わってカラッと晴れた夏の空みたいにパァー!!っと明るく行ってほしいもんです!あっ、そうだ!先日お話しした、私が気になる焼き鳥屋さん。仕事がたまたま早く終わった日に閉店間際で寄れたんです!念願の焼き鳥を早速購入&持ち帰って食べました。美味しかった~~!特に手羽先!!絶対また買いに行くぞ~~!小さなご褒美が、日々の元気の源なんです♪おまけ:「片思いの体温」ファンの皆様・・というか手代木先生びいきの方?にもうすぐ嬉しいお知らせが届くかもしれませんので、お楽しみに~!
Jul 15, 2009
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今日は小説はちょっと休憩・・・acoのダイアリーをお送りします。毎日暑い日が続いて、血圧が88/48なんていう低血圧の私は立ちくらみが結構頻繁におこってしまうのですが、検査しても鉄分は足りてるし異常なし。それでもクラつく私の強い味方をご紹介します!今日は仕事の合間にキッチンに立って、我が家秘伝の赤ジソジュースを作りました!赤紫蘇をよく水洗いしたものを20分ほど煮出した液にクエン酸かレモン汁と砂糖を加えただけのシンプルなもの。でも、とてもきれいなルビー色で、氷をたくさん入れて割って飲むと甘酸っぱさがたまらなく美味しい! 夏のだるさが吹き飛びますよ~。お砂糖をオリゴ糖や蜂蜜・黒糖に変えると味に深みが出てまた違った感じで良いです。焼酎割りもいける~~♪暑い外から帰って氷をいっぱい浮かべたシソジュースをク~~~ッッ!血が隅々まで巡る感じで、生き返ります!そしてたまらないこの風味。余計な添加物一切なしで、シソが好きな方には本当にお勧めです♪話はまったく変わりますが・・・だいぶ前に放送したドラマで野島作品の「世紀末の詩」ってご覧になってた方いるかな?先日急にストーリーを見返したくなって、ネットで調べたらビデオやノベライズ本が出てたので図書館で借りてみました。主人公は落ちぶれた教授に導かれ、「愛とは・・、愛のカタチとは・・」出会う人達との触れ合いの中で悩みながら何かを学んでいく、というような一話完結で、現代の寓話のような不思議なお話です。好き嫌いは分かれると思いますが、数年たってまた触れてみて、やっぱり好きでした。人間の滑稽さや純粋さがちょっと切なくて。ドラマでは最後に流れるジョンレノンさんの曲「Love」と「ハローベイピー」で始まる短い詩もとても印象的でした・・・。心が疲れたときなどに、また読み返したい作品です。<中古ビデオ>野島伸司世紀末の詩 全4巻竹野内豊/山崎努/吉川ひなの
Jul 11, 2009
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「藍の言いなり 紅のぬくもり」**Scene 7-2** とりあえず、歩き出す。すれ違う社員たちが、皆 私を笑ってるように哀れんでいるように見えて、視線が痛い。営業から、途中帰社した三村が見える。私は目を合わせないよう、下を向いて早歩きで、備品倉庫室に非難する。ひんやりと冷たい・・・。5分くらいは経っただろうか。孝夫からメールが届く。私にどんな話をするのだろう。メールを読むのが楽しみ。私に言い訳などするはずないか・・・。メールを読むのが悔しい。どっちにしても、早く返信しなければ怒らせてしまう。メールを開く。”今までと変わらない。”すぐ返信する。”はい。”送信しようとした。――しかし、”はい。今日、会いたい。”と送信した。返答を着信する。”NG””はい。”私は倉庫室を出て、秘書室に戻る。気が重い。秘書室は先のどよめきが嘘のように、皆仕事を始めている。この課の人達は人間レベルが高い、と思う。年齢からも、恋愛は日常から切り離せない。社内恋愛希望者は、この課の誰よりもいい男をハンティングできるか、また仕事では、社長・重役等、誰の秘書につくか、より高度な秘書としての資格を取得するか・・・水面下ではギラギラしている。鈍な私でさえ、それを感じる。しかし表面でそれを顔や態度に表す人は1人もいない。意地悪や嫌味を言ったりする人も。それを、無関心を装ったドライな人間関係で保っている。しかし、この、嫌いな人もいなければ親しい人もできない人間関係を私は寂しいと感じている・・・。社報の孝夫の婚約だって、私の他にも心中穏やかでない人はいるはず。――― 違う。孝夫と私が付き合ってると知った時、穏やかでなくて、孝夫の婚約が決まった今、私にざまあみろと思っている人がいるはず。だから、今日に限っては、この人間関係に感謝している――。私は仕事をしながらも、心のどこかで孝夫からの連絡を待っていた。孝夫に私のご機嫌を伺うような、言い訳の電話やメールが欲しかった。18:00 退社する。とうとう孝夫からのメールは来なかった。会社のロビーに藤坂里美の姿が見える。里美の前に立つ。「里美・・・、待っててくれたの?」「待ってたの。桐原孝夫、殺してやろうと思って。」里美はふざけて私の両肩に手を置き、背伸びして孝夫を探してるように見回す。「・・・。」「真純、飲みに行こうよ。私は飲めないけど。」「藤坂さんは大丈夫なの?」「今日は藤坂より、真純な気分なの!」里美・・・ありがとう。会社を出て2人で歩き始める。「今日はオシャレに飲みたい? 大騒ぎしたい?」「大騒ぎできないけど、気分は大声で叫びたい。」「よし。だったら焼き鳥にしようよ!」----------------------------------みなさんこんにちは。今週はこちらでは夜になるとよく雨が降ります。日中はといえば、晴れてるともいえない中途半端な空の白さ。あつくてジメッとしてるし、爽やかな風が懐かしいです。真純さんの恋愛は、ますます雨模様になりそうで・・・焼き鳥屋さんのアツアツ焼き鳥とビールですっきりして欲しいです!私も仕事帰りに気になる焼き鳥屋さんがあるんです。駐車場に停めたバンの中でオヤジさんが焼いていて、持ち帰り専門なんですがいつも周りに人がたくさんいて。美味しそうな匂いに、これから出勤なのにフラフラ行ってしまいそうなのをグッと我慢して・・・でも帰りには閉まってるんですよね。いつか絶対買って食べるぞ~!
Jul 5, 2009
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