2011/05/12
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テーマ: 社交ダンス(9755)
カテゴリ: 映画のはなし
子供のころバレエを習っていた人は多いと思うんです。

でもそれを大人になるまで続けて、プロのバレエダンサーになって、さらに有名なバレエ団に所属してプリマになる人は、そのなかの一体何%でしょうか。

始めた頃は、みんな可能性に満ちています。

社交ダンスでもそうですね。

才能にも環境にも恵まれ、さらに飽くなき努力を続けた人の中で、ほんの一握りの運にも恵まれた人がトップに上り詰めて行きます。

このお話は、バレエにすべてをかけて生きて来た女性が初めて頂点に立つときに襲われる不安や強烈なストレスで精神崩壊して行く様を描いています。



ニューヨークの一流バレエ団は次の演目を『白鳥の湖』と決め、キャスティングに入っていました。

監督のトマス(ヴァンサン・カッセル)の意向で現在プリマのベス(ウィノナ・ライダー)は引退、新しいプリマを選ぼうとしています。

ニナ(ナタリー・ポートマン)は白鳥のイメージにピッタリの実力派ダンサーでした。



内気なニナですが、人並みに野心はありました。

ベスに憧れ、彼女のように完璧になりたいと願い、こっそり楽屋から彼女の持ち物を拝借したり。

ライバルはたくさんいます。同じく実力派のヴェロニカ、ロスからやってきた黒鳥のイメージにぴったりのリリー。



しかしトマスが選んだのはニナだったんです。

彼女はトイレに駆け込み、押し殺した声で母親に電話します。その喜びは本当に真に迫っていてこっちまでもらい泣きしそうでした。

ところがそれを頂点として彼女はどんどん心の闇に引っ張られて行くんですね。

天使のように清らかな白鳥にはぴったりでも、悪魔のような黒鳥を演じ分けることができなければプリマ失格です。

彼女は自分の殻からなんとか抜け出そうともがき、信頼していた母親も、尊敬していたベスも、友達になろうとしてくれるリリーも全ての人が敵に見えて来るんです。

でも本当の敵は自分の中にいるんですね。


『自分の前に立ちはだかるのは自分だ。君はそれを超えなければならない。』


役に潰されるダンサーを多分何度も見たことがある監督は彼女にそう言います。





もっと軽度の『選ばれたことによる不安』や『上に立つことへの恐怖』って多かれ少なかれ皆さんも経験あるんじゃないかと思います。

ストレスで免疫力が低下したりなんてのは、私も経験してます。

大将みたいにストレスが内臓に来る人もいますね。

でもそれが精神に来ると一番大変そう。

彼女の視点で映像が進むので、どこまでが現実でどこからが幻覚なのか、だんだん区別がつかなくなってきます。



この映画のために9キロ減量したそうです。ただでさえスリムな人なのに、それだけで賞あげたいくらいですね。

バレエのレッスンもかなりハードに積まれたそうです。

ナタリー・ポートマンというと スターウォーズ のアミダラってイメージだったんですけど、これからはこっちのイメージの方が強くなりそうです。

震災以来初めて映画館に行ったんですけど混んでました。女性客ばっかり。

ちょっとエロくて怖いので子供向きではないかもしれません。

このポスターもらっちゃいましたけど(しかも2部も)、貼らないよなあ。怖いもん。


予告編はこちらからどうぞ。

ブラック・スワン








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Last updated  2011/05/12 01:06:08 PM
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