2012/03/08
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テーマ: 社交ダンス(9917)
カテゴリ: 映画のはなし
人は終わりを目の前に突きつけられると必死に生きようとします。

最高の人生の見つけ方 で『余命6ヶ月、一生分 笑う。』という映画がありました。

その時も、自分だったら残された時間に何をしようかと考えたものでしたが、今日ご紹介する映画の主人公はもっと選択の余地の少ない余命2ヶ月なんです。



17才で妊娠・出産・結婚を経験したアン。

働きながら母親の家の庭にトレーラーハウスを構え、そこで幼い娘2人と失業中の夫と共に暮らし、貧しいながらも明るい家庭生活を送っていました。

ある日腹痛のために病院に運ばれ、23歳にして余命2ヶ月の宣告を受けてしまいます。

彼女は若いのに実にしっかりしていましたね。こんなに冷静に客観的に自分の死と向かい合えるものなのかとすら思いました。

この事を誰にも告げないと決めたアンは、「死ぬまでにしたい10のこと」をカフェで一人、ノートに書き出します。



毎日娘たちに愛しているという。



娘たちに新しい母親を捜す。

夫以外の男性とつき合ってみる。

ヘアスタイルを変えてみる。

刑務所にいる父に会いに行く。

などなど…。

全部出来そうだけど普通はしないかもということなんですね。特に娘たちに新しい母親を捜すなんて、すごく難しい気がします。

もし彼女が夫や母親や仕事仲間にこの事実を告げていたら、2ヶ月は全く違ったものになっていたでしょう。

死の直前まで何も知らされない周りとしては、どうして言ってくれなかったんだって怒るかもしれませんが、彼女にとってみれば残された時間を今の幸せのまま過ごす、愛する人たちへの最高のプレゼントだったと思います。



17才で家庭に入ってしまったアンにとっては夫以外の人との恋愛も女としてちょっと経験してみたかったんでしょうね。ヘアスタイルを変えてみたいという気持ちも分かります。

家族にも告げず、一人で考え、いつも通りの生活を選択する。

そう言う選択が日本では出来るのかどうか知りませんが、普通は検査結果を家族も一緒に聞きに行って、むしろ本人には告知せずに家族だけ知らされて周りが悩むパターンが多いんじゃないかと思います。



もし知らされずにいたら『まだ時間がある』と誤解して、やり残したことに悔やみそうです。





『死ぬまでにしたい10のこと』(My Life Without Me)は、2003年のカナダ・スペイン合作映画。

ナンシー・キンケイドの短編を原作とした、イザベル・コイシェ監督作品です。

テーマは重いですが決して暗い映画ではなく、むしろ明るく自分の近未来を考えさせられる映画でした。

予告編はこちらからどうぞ。

死ぬまでにしたい10のこと









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Last updated  2012/03/09 09:10:24 AM
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