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<オーストリア国立図書館>ホーフブルク宮殿にある国立図書館です。オーストリア最大の740万点を収蔵しているとのこと。マリア・テレジアの父である神聖ローマ皇帝カール6世が作らせた宮廷図書館で、2018年に創立650年を迎えたそうです。入り口に貼ってあるポスター見るだけで期待が高まります。10時の開館前からチケット売り場に観光客が並び始めました。入場料は一人8ユーロです。階段に埋め込まれた額には何が書いてあるんでしょうね。大きな扉から入るといきなりこの眺めです。梯子に登って本棚の上の方にある本をのぞいて見たいものです。一体なんの本なんだろう。図書館の大広間(プルンクザール)は、世界で最も美しい図書館ホールと言われています。ヨーロッパ最大のバロック様式の図書館です。天井画もすごい。本当にバルコニーに人がいるみたいな3D感。宮廷画家ダニエル・グランの華麗なフレスコ画です。16世紀ごろの古地図が飾られてました。まだ日本は知られてないみたい。設計したのはヨハン・ベルンハルト・フィッシャー・フォン・エルラッハ、建築したのはその息子ヨーゼフ・エマヌエル・フィッシャー・フォン・エルラッハだそうです。親子2代のライフワークですね。本棚の前にはロープがはられているので実際に手に取って見ることはできないのですが、数々の戦争で勝ち取った蔵書が収められてるそうです。ハリー・ポッターとかの映画に出てきそうな圧倒される人知の宝庫でした。(つづく)
2019/04/24
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<ウィーン市庁舎>ウィーンに着いた朝、ホテルのすぐ近くにあるウィーン市庁舎へまず歩いて行ってみました。試合会場となったホールはこの中にあります。大通りに面している、こちら側が正面だとずっと思っていたんです。玄関前には桜(?)が満開です。ところが絵葉書などで見ると、どうも見た目が違うんですね。横に回ってみたら、歩行者信号が面白い!手を繋いだカップルの真ん中にハートマークですよ。赤信号は普通でした。(つまらん)さらに進むと何かイベントやってる広場に面した側にでました。こちら側が正面だったんですね。夜はライトアップされてこんな感じです。塔は修復工事中のようでした。さらに中庭に面した建物は全部白い布に包まれて修復工事中。市庁舎はウィーンの市役所です。ハプスブルグ家の誰かが建てた城を市役所として流用してるのかと思ったらそうではなくて、19世紀に新市庁舎建設のコンペが行われてドイツ人建築家が設計し、ウィーン市主導で建てられた建築物だそうです。なんで市役所の中にこんな豪華な大ホールが必要だったのかちょっと意味分からないですが、このときの皇帝はフランツ・ヨーゼフ1世でした。シシィの旦那さんです。ダンスの競技会でも有効利用されてますし今となっては『作っといてよかった』でしょうか。裏口から入るとインフォメーション・センターがあって、ウィーンのことならなんでも聞いてちょうだい的な市の職員の方がにこやかに迎えてくれます。競技選手はみんなこの長い長い階段を上っていましたが、実は隠れたところに業務用のエレベータがあることを最終日の帰りになって見つけてしまいました。1日に1回13時ごろに、この建物をめぐる観光ツアーがあるようです。競技会の開催された週末は天気が悪くてかなり寒かったんですが建物の中は暖かくて、いったいこの広い建物をどうやって暖房しているのだろうかと不思議に思いました。多分目につかないようにセントラルヒーティングが完備されてるんでしょうね。修復工事が終わった姿が楽しみです。(つづく)
2019/04/20
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<シュテファン大聖堂>ドナウ川から地下鉄で街まで戻ってきました。ここがウィーンの中心、シュテファン大聖堂です。14世紀に建てられた聖堂を含め、この辺り一帯はユネスコの世界遺産にもなってます。一番高い南塔は世界で3番目の高さがあるそうで、ここには階段でしか登れないと言われて3年前ぐるぐる螺旋階段を登ったんです。もう南塔に登る階段の方は営業終了してましたが、半分の高さまで登れる北塔エレベーターはまだギリギリ大丈夫でした。遠くに遊園地の観覧車が見えます。半分の高さでも十分いい眺めですよ。真下を見るとこんな感じです。教会の中は『Sky of Stones』というアートが展示されていました。多分発泡スチロール製の石なんですけど、ライトでピンク色に染まっていて綿菓子が浮いてるみたいでした。タイミングが合えばウィーン少年合唱団の歌声が聴けるんですけど、試合がメインですからしょうがないですね。夜のシュテファン大聖堂、迫力ありました。ここは栄華を極めたハプスブルグ家歴代君主の墓所になっているそうです。モーツァルトもここで結婚式を挙げたとのこと。 この日は2019年4月15日(月)だったんですが、ホテルに帰ってテレビをつけたらパリのノートルダム寺院が火災で焼け落ちるという衝撃ニュースが延々と報じられていました。戦争で焼け残っても、こんな風に貴重な文化遺産が失われてしまうことがあるんですね。こちらは2006年にシュテファン大聖堂で行われたモーツァルト生誕250周年記念コンサートの様子です。ちょっと長いですけど素晴らしいですよ。(つづく)
2019/04/19
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<美しき青きドナウ>シェーンブルンとホーフブルク、2つの宮殿を巡ってご飯を食べたらもう夕方になってしまいました。本当はドナウ川クルーズとドナウタワーもこなす予定だったんです。サンセットクルーズのようなものもあるかもしれないと地下鉄に乗って船の乗り場まで行ってみることにしました。チェコまで行ってしまう高速艇は運行してるみたいですが、1時間くらいで周遊する観光船は営業終了してました。それにしてもドナウ川って、こんなんでしたっけ?なんか神田川みたいに細すぎない?せっかく来たので川沿いをぐるっと歩いてみました。地図見たら、これはドナウ川にそって作られた運河みたいでしたね。本流はそこからさらに東に行ったところにある様子。地下鉄の路線図を見ると、U1に『ドナウなんとか』という駅が何個かあるのできっとそっちだ!せっかく1日乗り放題券を8ユーロで買ったので元取らないとね。1回ずつ切符買うと2.4ユーロなので4回乗れば元取れます。それにしてもこの路線図、日本のとそっくりですね。銀座線、丸ノ内線、千代田線、半蔵門線...。ドナウ川の中州にある駅に到着。暗くなる前に間に合いました。川沿いにあるトランポリンの施設で子供達が飛び跳ねてます。おしゃれなバーやカフェがいろいろあるんですが、まだ時間が早いせいか閑散としてました。蚊柱がすごいです。でも来た甲斐がありました。これが有名な美しき青きドナウです。(つづく)
2019/04/18
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<シシィ博物館>絶世の美女と称えられたオーストリア皇妃はシシィの愛称で親しまれていました。1837年にバイエルン王国の王女として生まれたエリザベートは16歳の時に従兄弟のオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世に見初められて皇妃となります。結婚生活はそれほど楽しいものではなかったようです。仕事の虫で書斎から出てこない夫、そしていつも監視の目を光らせ小言を言ってくる姑。自由な環境で育った彼女にとって宮廷生活は息の詰まるものだったようです。身長172センチ、体重45キロ、ウエスト51センチというモデル体型を生涯維持するために、当時誰も持っていなかったジムを宮廷内に作ってワークアウトに励んだそうです。彼女のドレスが飾られてたんですが、そのウエストの細いこと。 つり輪とか、ろくぼくとかの運動器具も展示されてました。一時期乗馬にもハマってその腕前はオリンピックレベルだったとか。しかしやがてオーストリアから逃避するように旅から旅への生活に変わっていきます。1898年、旅の途中に暗殺されるというまるでドラマのような生涯を終えたことでそれまであまり話題に上がらなかった彼女が脚光をあびることになりました。 チケットは皇帝の部屋見学コースと宮廷銀器コレクションもセットになっていて、膨大な食器類やシェーンブルンと被ってる皇帝の説明を日本語音声ガイドで聞きながら辛抱強く回りました。なんか全部聞かないと損する気がして。 ツアーの集団が多くて、やけに混んでるイメージがあったのは、多分この日が月曜でほとんどの美術館・博物館が休みなため観光客が宮殿見学に集中したせいではないかと思われます。以前も思ったんですが、1日で宮殿をいくつも回るのは大変です。でも共通券買ってしまいましたからね。シシィ博物館は見たことがなかったので彼女のトレーニング器具やドレスを見るのは興味深かったですよ。(つづく)
2019/04/16
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<シェーンブルン宮殿>朝から快晴の素晴らしい天気でした。2日連続の試合で20曲ずつ、計40曲踊って多分体は疲れていると思うんですが、同じホテルに泊まっていたメロンチョコさんたちと一緒に今日は一日ウィーン観光です。ドニーさんたちはすでに帰国の途につかれました。私たちがまだ行ってないところに行きましょうと言って頂いてたんです。でもウィーンは初めてというメロンチョコさんたちに、大将が是非ともシェーンブルン宮殿は見て欲しいというのでタクシーを呼んで4人で出かけました。まず中に入る前に城の外観を楽しんでもらおうと庭に回ります。大将は素晴らしい景観をバックに自撮りするメロンチョコさんらの背景にジャンプで映り込む作戦を何度も決行。私はそれをアホやなあと笑いながら見てたんです。 ところが炭酸水のペットボトルをカバンに入れて持ってたみたいで、ジャンプしまくって炭酸が膨張し、カバンの中が水浸しになってしまったんですよ。気付かずにジャンプし続けた大将は、宮殿の中に入る直前にメロンママさんにお漏らしみたいに濡れてるパンツを指摘されて大慌て。幸い濡れているのが目立たない素材だったので適当に拭いて自然乾燥を待つことにし、宮殿の入り口で日本語の音声ガイドを借りてゆっくりと見て回りました。私たちは3年前に来たことがあるんですが、もうほとんど忘れてましたので2回目ですけど新鮮でしたよ。広い宮殿を見学した後はさらに広い庭へと足を進めます。この砂利が平安神宮みたいだと大将が言ったのを思い出しました。遠くに見える白い建物グロリエッテはカフェになっていて、そこまでたどり着いて飲むビールが美味しかったので今回も同じことをしました。ケーキもいろんな種類があって、どれも魅力的ですね。丘を下る道には水をまく巡回車が走っていて、おかげで細かい砂利で滑らずにすみます。馬車が通ってもホコリが立たないようにしているのかもしれません。庭園内は若葉に包まれ、葉っぱは柔らかくて食べられそうなくらい。3時間くらいかけて見学した後、シェーンブルン駅で電車1日乗り放題券を買いました。ここからシシー博物館に向かいます。(つづく)
2019/04/15
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<アルベルティーナの豪華な朝食>朝6時過ぎにウィーンに到着しました。ホテルまでのタクシーを日本から予約してあって、到着出口近くのインフォメーションカウンターで運転手さんと待ち合わせ。約30分でホテルに到着しました。お値段は30ユーロくらい。こちらが4泊お世話になるホテル・ヨーゼフホフです。まだ早朝なので観光名所のほとんどは営業時間前だし、チェックインは午後2時からです。どこか時間が潰せるオススメ観光スポットはないかフロントで聞いてみました。公園とかカフェとかウィーンの徒歩圏内にある名所は多いです。大会会場となる市庁舎はすでに開いていて午後から始まる競技会に向けて準備中でした。すぐ隣のフォルクスガーデンはバラの名所なんですが、まだちょっと季節が早かったですね。市庁舎でウィーンフィルの演奏を視聴したり、公園をぶらぶらしているうちに10時になったので、世界で最も美しいと言われる図書館に行ってみました。ロープが張ってあって棚の本の中身は見られないんですが、美女と野獣の映画に出てきた図書館のような一生かかっても読みきれないほどの本が天井までぎっしりでした。次に向かったのはアルベルティーナ美術館。3年前にいくつかの美術館は回ったんですが、ここはまだでした。11時ごろランチにしようとまず美術館のレストランに入ったら、まだ朝食時間だと言われたんです。この朝食が実に美味しかったですね。大将はいつもそうなんですが一番高いのを頼んで、朝食なのにシャンパンが付いてきました。レストランは美術館のチケットがなくても入れます。内装が日本風で落ち着くし、料理も美味しかったのでオススメです。桜が飾られてました。美術館は広くて見所満載です。明日から試合なんですが朝から歩き通しで相当足にきましたよ。この日は晴れていたんですが風が冷たくて最高気温は12度くらい。暖パンとダウンジャケットでちょうど良かったです。ウィーンの景観を保つためか外壁の補修が行われている建物がいくつかあって、写真で見ていただけるように補修前(右)、作業中(中央)、補修後(左)の違いがくっきり。マリア・テレジア像にもきっちりご挨拶してホテルに戻りました。(つづく)
2019/04/12
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<出発の日>真夜中の羽田空港です。1日の仕事を終えてから海外へ飛ぶ方も多いんでしょうね。平成最後の遠征先はウィーンです。出発を待つ間、搭乗口の近くでビール飲んでました。なんだか空港内が前来た時から模様替えされてるようでした。前回はオーストリア航空でしたが、ANAのウィーン直行便がこの春から始まったので早速利用してみました。やっぱりCAさんが日本人特有のおもてなしで迎えてくれるので嬉しいです。食事も口に合うし、トイレもウォシュレット付き。ウィーン大会には日本からラテン3組、スタンダード5組の計8組が参加するようです。ラテン組はそれぞれ自分たちの都合に合わせて個別に渡航し現地集合。うちは土日を挟み仕事を3日だけ休んで強行スケジュールで2日間試合に参加の予定でした。直行便とはいえ片道12時間かかります。時差は7時間。搭乗した飛行機はスターウォーズバージョンでしたね。機内に流れる音楽もそうでした。CAさんたちのエプロンもこのR2D2柄でしたよ。12時間のフライトで寝ている間にヨーロッパへひとっ飛びです。(つづく)
2019/04/11
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東京駅にやってきました。このかっこいい電車の写真を撮るためではありませんよ。偶然隣のホームに停まっていたので興味が湧いただけです。四国の高松まで行く寝台特急ですね。四国遠征の時に乗ってみようかしら。夜10時に東京駅を出発して翌朝7時27分に高松駅に到着。9時間半の旅です。シングルベッドの個室がこんな感じ。お値段22110円ですって。交通費+ホテル代と考えると安いんでしょうか? さて、夜の10時ごろ東京駅のホームで何をしてたかというと、私たちは明日の試合に向けて神奈川県に移動中でした。1週間の転勤生活で大将はよほど疲れたと見えて、夕方4時ごろ起きてきて活動開始したので出発が夜になってしまったんです。JR東海道線の藤沢駅から歩いて10分くらいのところにある、去年リニューアル・オープンしたばかりのホテルに泊まりました。駅から離れるにつれて道がだんだん暗くなってきて若干不安になるんですが、川に向かってゆっくり下る道なのでキャスターカバンをコロコロ引くのはそれほど苦ではありません。フロントがバーカウンターみたいな感じでおしゃれ。12時までに頼めば湘南地ビールが飲めたみたいなんです。今回は空振りでした。 翌朝起きて見たら、綺麗な桜並木がすぐ前にありました。絶好のお花見スポットです。
2019/04/06
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甲府は今年、開府500周年だそうです。去年行った時もすでに関連イベントは始まっていたように記憶しています。武田信虎が1519年に大規模な城下町の整備に着手して甲斐の府中「甲府」が誕生したそうです。試合の前日の夕食も、それに乗っかったメニューでした。毎年行ってる甲府駅前の奥藤本店。お蕎麦屋さんなんですが甲府鳥もつ煮の元祖としても有名なんです。早く行かないと混むので5時半頃に入店。締めにほうとうも注文しました。ご興味ある方、お店のサイトはこちらです。 甲府五百年の公式サイトはこちらです。
2019/03/28
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よみうりランドですっかり冷え切った体をすぐそばの丘の湯で温めていくことにしました。丘の湯は今日3月26日で15周年を迎えるそうで、様々なイベントを企画されています。競技会の帰りですからまだ髪はスプレーでバリバリですし化粧もごってりのまま。車なのでこのまま家まで帰っても良かったんですが、なによりお腹が空いていて風呂より先に何か食べたかったんです。ひたすらバナナで繋いでいましたので。 夜の9時でしたが、丘の湯の中にある食事処は混んでいました。食券を買ってブザーが鳴るまで席で待機。店員さんたちは休む間も無く次から次へとオーダーをこなし、いったい何時間くらいこの状態が続いているのか疲れ切った様子でした。 大将はソースかつ丼、私は唐揚げ定食でがっつり食べた後に濃厚ソフトクリーム。ボリューム満点で全部美味しかったです。一応今日中には家に帰り着きたいと、1時間後に集合ということで風呂場に向かいました。すごく広くてバラエティに富んでいるので本当はもっとゆっくりしたかったんですけどね。桜花石の熱湯というのに入って、まず冷えた体を温めました。ジェットバスで背中の疲れを癒し、水風呂で一旦リセット。漢薬蒸風呂はミストサウナなんですが、ペパーミントの部屋と桜の香りのマッサージソルトの部屋がありました。ちょっと遠いのでまた行くことがあるか微妙ですが楽しかったです。ご興味ある方、サイトはこちらです。
2019/03/26
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試合会場を3時ごろ出て、よみうりランドに向かいました。東京の西の方にあるアミューズメントパークなんですが、遠いのでこれまで行ったことありませんでした。いま夜桜とイルミネーションのコラボイベントを開催中なのと、スーパージャパンの賞品でチケットを頂いたので行ってみることにしたんです。桜、咲いてました。なんとなく山梨から茨城に向かう途中にあるような気がしてたんですが、大渋滞にはまって着いたのは夕方の6時半でしたね。8時閉園ですから、準決勝まで踊ってたら間に合わなかったかも。もう空いてるんじゃないかと思いましたが、春休み中の学生で結構混んでました。まずは全景を見ようということで観覧車に乗ることに。どうです、この眺め。すごくきれい!!!遠くに広がる東京の夜景まで一望できます。入場券に乗り物券が3枚付いていましたので、つぎにジュラシックカーに乗りました。恐竜がいる光の森をジープで疾走。大将は無駄にハンドル回しまくってました。結構楽しそうでしたね。夜になってすごく冷えてきて、園内散策は寒かったんです。東武ワールドスクエアを思い出しました。こちら光のトンネル。あんまり絶叫系には乗りたくなかったので、ゴーカートに並びました。並んでるうちに8時過ぎてしまいましたが、並んでる人がはけるまでは営業してくれてるんですね。アクセル全開でといわれたのでそうしたんですが、冷えて足がつりそうでした。夜のよみうりランド、おすすめですよ。16時からは入場料が安くなります。公式サイトはこちらです。
2019/03/25
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<どこ行くんだ、タクシー>駒沢オリンピック公園総合体育館の開場が朝8時ということでしたので、それに合わせてホテルを出て中目黒駅近くのタクシー乗り場から会場に向かいました。『オリンピック総合体育館までお願いします。』今から考えると、この言い方がまずかったんでしょうね。大将はなんで北に向かってるのかなと思ったと後から言ってましたが、私なんかは信じきってますから自分がどこを走ってるのかなんて全く気にしていませんでした。中目黒と大会会場の位置関係も把握してなかったですね。車は順調に滑り出したものの10分くらいで着くはずなのにその気配がありません。なんとなくソワソワしている後部座席の変な黒塗りカップルに、運転手さんが突然話しかけてきました。『代々木体育館ですよね?』ちがいます!オリンピックって言ったら代々木体育館ですか?駒沢オリンピック公園総合体育館とは正反対に向かって走ってたんですね。時計を見たら受付終了時間が迫ってます。大将は競技仲間の埼玉メロンチョコさんに『うちの分もエントリーしといてくれー。』メッセージを送りましたが既読がつかず焦りましたよ。しかも国道246が大渋滞。『どこら辺に停めますか?』もうここで結構です。回り道して料金倍くらい高くなったけど払わないわけにいかないですよね。なんかすごく損した気分。大将は荷物と私を残し、ダッシュで会場に走りました。メロンチョコさんたちもギリギリだったみたいで受付でバッタリ会ったそうです。8時20分が受付終了だと思ってたんですけど8時半だったようで、なんとか間に合いました。来年の東京オリンピックでも似たような問題が起こり得ますよね。オリンピック総合体育館は東京のいろんなところにあるということを肝に命じて、タクシーに乗るときは地名を正確に告げる心がけが必要だと痛感しました。
2019/03/14
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<キッチン付きのホテル>ここのところ3週連続で金曜の夜、外泊でした。東京オープン前日は駒沢体育館までタクシーで10分ほどの中目黒に泊まったんですが、ここがちょっと面白いホテルだったんです。駅近のワンルームマンションを一棟買いしてホテルとしてリノベーションした民泊風のホテルでした。グランドレジデンス中目黒というところです。各階に2つずつ部屋があって、私たちは7階でした。駅前の商店街にはおしゃれな飲み屋が立ち並び、そこを通り過ぎながら地ビール飲み比べの店なんか発見したりして明日が早朝から試合でなければパーっと行きたいところです。駒沢大学が近いですから学生さんたちも多いんでしょうね。街に活気があります。ホテルは満室で、飛び込みで来られたらしい外国人観光客三人組が大きなスーツケースを転がしながらが夜11時過ぎに断られて出て行くのとすれ違いました。外国人に人気なのは分かりますね。元がワンルームマンションですからキッチン・バス・トイレ完備なんですよ。ユニットバスなんですけどトイレが別で風呂に洗い場が付いていたのがうれしかったです。冷蔵庫も電子レンジも洗濯機も、フライパンなどの調理器具もあって、1部屋五人まで泊まれるとありましたから人数多いほど格安です。もちろんエアコンやテレビもついてます。シャンプーや歯ブラシなどのアメニティもありましたしタオル類も置いてありましたが、パジャマはないので持参してくださいと言われてました。石原先生たちがイタリア遠征の時にこう言った自炊できるところに泊まるとおっしゃってたのを思い出しましたよ。炊飯器はなかったな。来年のオリンピックに家族で応援に来られる外国人なんかにピッタリじゃないでしょうか。でもベッドは2個しかありませんでしたね。五人だとちょっと狭すぎる気がします。 リノベーションしたとはいえ元々の築年数が多分古いので断熱がそれほど良くなくてエアコン消すと寒かったのが玉に瑕といったところでしょうか。逆に夏はエアコン入れても暑いかも。駅に近いんですが音は気にならないし、遮光カーテンがついているので朝日ギンギンで目がさめるということもありません。電子レンジがあるので、コンビニで夜に買っておいたハンバーガーなどを朝温めて食べられるのが嬉しかったです。
2019/03/13
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<ガードレール何センチ分?>四国八十八箇所巡りの寺に向かう道は、たいてい細く険しい山道です。このお寺への道は珍しくセンターラインのある広い舗装道路でしかも平地に建っていました。<34番種間寺>弘法大師が唐から持ち帰った五穀の種を境内に蒔いたことから、種間寺(たねまじ)と名付けたそうです。しかしホッとしたのもつかのま、次の寺に向かう道はまた対向車が来たらどうしようという細く険しい山道でした。<35番清瀧寺>清瀧寺(きよたきじ)の納経所に、この険しい道のりを車で来られてよかったなあと思われる方は道路整備のための寄付をと書いてあったので200円入れときました。ガードレールを是非つけて欲しいですね。 200円だとガードレール何センチ分なんでしょうか。帰りも崖下に落ちないかヒヤヒヤでしたよ。眺めも桜もとっても綺麗でしたけどね。宇佐大橋を渡って今回最後のお寺『青龍寺』(せいりゅうじ)に向かいます。昭和48年にこの橋ができるまでは、お遍路さんは船で渡っていたそうです。<36番青龍寺>うわ〜、また長い階段だ。でもなんかいい匂い。沈丁花が咲いていました。試合の前に階段トレーニング。いつものことですけど太もも筋肉痛になりそう。これで予定は終了でしたが、実はもう一つ是非行ってみたいところがこの近くにあったのでまだまだトレーニングは続きます。ここは青龍寺から降りたところにある竜の浜ドラゴンビーチ。綺麗な海ですね。夏は海水浴客で賑わうのかな。(つづく)
2019/02/27
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<白亜紀の奇岩と満開の桜>試合前日、2月23日(土)に話は戻ります。2015年に始まった四国八十八か所巡り、去年は31番竹林寺で終わりましたので、今年は32番禅師峰寺(ぜんじぶじ)からです。ホテルから車で30分くらいで到着しました。今回巡る予定のお寺5つは全部高知空港周辺にあります。<32番禅師峰寺>寺はだいたい高いところに建てられているので歩いて登って来られる方は相当足腰丈夫でないと難しいでしょうね。しだれ梅? 桜? もう咲いてます。土佐湾一望の素晴らしい眺めです。ここは庭の石がすごいんです。この辺りは1億2500万年前から8980万年くらい前の白亜紀にできた付加帯で、砂岩泥岩互層からなる地質エリアです。(ご興味ある方はこちらから)シマシマは泥岩(黒)と砂岩(白)が陸近くの海底で交互に重なり合って降り積もり、圧縮され、うねうねした地層になって隆起して来たんでしょうね。お寺めぐりで海洋プレートのダイナミックな営みが見られるなんて素敵。弘法大師もこの同じ岩をご覧になって、なんだこれはと思ったに違いありません。桂浜の横を通って次に向かったのは33番雪蹊寺(せっけいじ)です。<33番雪蹊寺>ここには長宗我部元親の長男信親の墓がありました。豊臣秀吉の九州征伐に従い討ち死にされたそうです。境内で立派な土佐文旦を売ってました。食べたことないんですけど、グレープフルーツみたいなものでしょうか。 冬とは思えないとても暖かい日で、道路沿いの桜が満開でした。(つづく)
2019/02/26
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<ごめん・なはり線>朝から快晴の素晴らしい天気でした。心は太平洋ぜよ。最上階レストランでの朝食バイキングは、おかずの種類も豊富でおいしかったです。眺めも最高。テーブルに着くとオススメが書いてありました。ちりめんじゃこは大根おろしと一緒にいただきます。これがカツオめし。フレークが混ぜてありました。大将は3杯おかわり。それより土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線が絶好のビューポイントで見られるではありませんか。去年追いかけてちらっとしか見られなかった1時間に1本の電車です。時刻表にある8時23分の電車、あと10分ほどでやって来ます。時計を何度も見ながらドキドキして待ちました。きたーーー!黄色と黒のタイガース号と、アンパンマン電車の連結でしょうか。そして今度は逆方向の8時31分を待ちます。うわぁ、1両です。萌え萌えです。アンパンマンのキャラが並んでます。作者のやなせたかしさんが高知県出身ということで、ここがアンパンマンの聖地なんですね。駅一つ一つにもそれぞれキャラが配置されているそうです。『電車の写真撮ってる人、他にいないよ。』席に戻ると大将に言われました。太平洋に登る朝日を受けて走るかわいい電車、すごく絵になってますよね。なんでみんな撮らないのかしら。 キャラといえばこちら、ゆるキャラグランプリで優勝経験がある高知県須崎市の『しんじょう君』がロビーにいました。つい最近、酷似キャラのカワウソ『ちぃたん☆』の著作権侵害騒ぎがニュースになってましたよね。かわいいものが大好きな文化は日本独特らしいです。 TVにも時々かわいい文化大好きで日本にやって来た外人が登場します。『ごめん・なはり線』も駅名を漢字で『後免・奈半利』と書くよりひらがなで書いた方がかわいい感じが出て日本人ウケするんでしょうね。(つづく)
2019/02/23
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<海洋深層水、再び>ここ数年1月の初めに四国の試合に出ていました。ところが今年からJP離脱ということでJDSF公認だったその試合がなくなってしまったんです。いつまでもあると思うなとは言いますが、牛久シャトーもこの四国の試合もなくなるなんて1年前には全く思いもよりませんでした。というわけで今回は2月の香川県の試合に出ることに。全国の天気予報を見ていると、四国はすでに花粉のピークのようで『非常に多い』予報になっております。仕事の都合で月曜は休めないので金曜の午後に出発して土曜の朝から高知の八十八ケ所の続きを巡ることにしました。東京勤務の大将とは浜松町で待ち合わせ。(20分も遅れてきた!)モノレールで羽田空港に到着です。飛行機の上から雪をかぶった富士山が綺麗に見えます。高知空港にやってきました。地震はいつ来るかわかりませんから常に避難路をチェック。この日はロイヤルホテル土佐というところに泊まりました。高台にあるので太平洋を臨む眺めが素晴らしいのと、海洋深層水の露天風呂が楽しみ。ロイヤルホテル 土佐(旧:土佐ロイヤルホテル)去年泊まった室戸のホテルが最高だったのでまたそのレベルを期待してたんです。値段が違うので単純には比べられないんですが、バリュー感や満足度から言ったら食事もおもてなしも去年の方がよかったですね。特に食事がイマイチでした。入った店がハズレだっただけなのかも。温泉は気持ちよかったです。海洋深層水の温泉は塩分が抜いてあるようで塩辛くはなかったのですが、肌触りが良くてまろやかな感じ。少しぬるめなのでずーっと入ってる女性客もいらっしゃいましたよ。 部屋は和室で布団を敷きに来てくださるんですが、腰が痛くて夜中に目が覚めてしまいました。布団が柔らかすぎたんでしょうか。 (つづく)
2019/02/22
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<京都鉄道博物館>梅小路蒸気機関車館がリニューアルして2016年にオープンした京都鉄道博物館。モニュメントをたどった終点にあります。こんな楽しい場所になぜこれまで足を運ばなかったのか不思議なくらいです。大将は近所だったので子供の頃から何度も来ていたとのこと。鉄道ファンじゃなくてもここは面白いですよ。私も鉄子ではありませんが、そうとう盛り上がりました。これから京都観光をお考えの方は是非ご一考くださいね。懐かしい車両を見るのも楽しいんですが、ちょっと高嶺の花の最近の豪華車両トワイライトエクスプレスなんかも展示されていて中が見られます。鉄道の歴史も学べますし、どんな部品が使われているのかという構造的な展示もあって興味津々。運転手体験ができるシュミレーターや蒸気機関車に乗って京都の街を走るアトラクションなどは人気で、今回時間的に無理だったんですがチャンスがあれば是非体験してみたいです。大きなジオラマは本格的で、1時間に1回ショーをやってました。展望デッキからは京都駅から発着するいろんな電車が見られるんです。本格的な鉄道カメラマンさん達も何人か陣取っておられましたが、それに混じって新幹線と五重の塔のコラボ写真なんかを撮って大将と自慢しあったり、試合の時よりハイテンションだったですね。このノリを試合でも出せたらもっと好成績が期待できるんじゃないかと思いましたよ。最も盛り上がったのは走って来た機関車が一日の仕事を終えて転車台で回転し、扇形庫に入るところが見られたことですね。いいもの見られて大満足です。機関車のお掃除風景も生で見られました。あと2ヶ月ほどでこの博物館のそばに駅ができるんです。次に来るときは京都駅から歩かなくても電車に乗って来れそうです。京都鉄道博物館の公式サイトはこちら。(つづく)
2019/01/17
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<清水の舞台は工事中>三連休最終日は朝から快晴の成人の日でした。ホテルの近くにある清水寺に久しぶりに行ってみようということになります。予想していなかったポカポカ陽気、清水寺に向かう坂を登っていたら汗ばむほどでした。テレビで聞いて知ってはいましたが外国人観光客が多くて、レンタル着物を着ている女性たちはほとんど外国語を話しています。成人の大和撫子は振袖なのでその違いがすぐに分かります。 清水の舞台は50年に一度の修復工事中で、完成は2020年だそうです。次の修復工事まで生きていられるとは思えないので、工事中の清水寺を見るのも千載一遇のチャンスと言えるかもしれませんね。五条通りから清水新道・茶碗坂を抜けて寺に向かうときはそれほど人がいなくて、今日は空いててよかったねなんて話してたんですが、三年坂・二年坂・一年坂から円山公園に向かう方面は人がいっぱい。知り合いの競技ダンサーに会うんじゃないかと思いましたが誰にも遭遇しませんでした。円山公園から八坂神社を抜け、四条通りへ。この辺り、毎年祇園祭の頃に帰省してましたからよく歩いたんですよ。信号で車がいない絶好のシャッターチャンスで撮った八坂神社です。2時間ほど歩いてそろそろお昼どき。四条通りには飲食店が山ほどあるんですが、いつもこの辺にきて食べるのはイタリアンだったり蕎麦だったりするんです。 京都に来て二晩ともチャーハンと餃子だったので、最後の食事くらい京都らしいおばんざいが食べたいですよ。『ニシン蕎麦でいい。』とか、『餃子の王将!』とか言い出す大将を必死で止めました。朝食だって二日続けてスーパーで買った菓子パンだし。やっとありつけた湯葉に胡麻豆腐、和食ラインナップのおばんざい万歳です。(つづく)
2019/01/15
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遠くに汽笛の音を聞いたような気がして目が覚めました。9時過ぎていて、外はすっかり明るくなっていました。今日もいい天気です。朝風呂に入りチェックアウトしたあと、私のためにわざわざ蒸気機関車の撮れるスポットに行ってくれたんです。鉄子じゃないって言ってるんですけど、なぜかみんなが私を撮り鉄にしたがるんですよね。11時8分の汽車をカメラ構えて待っていると時間になってやって来たのはイメージと違う赤いディーゼル車でした。あれっと思ってシャッターチャンスを逃してしまいましたよ。整備中とかの時はこの赤いディーゼルで代替えするらしいんですが、逆にレアだったんじゃないかとみんなが慰めてくれました。鉄子じゃないんですけどね...。(実は部屋に電車のカレンダーを飾っている) そのまま駅に向かい、駅前のバームクーヘンのお店でご飯を食べます。ヒミツ豚の生姜焼き定食、美味しかったですね。湯葉もご飯も美味しかった。新鮮な卵の親子丼も一口もらいました。美味しいです。メニューを見ながら、この肉が何でヒミツ豚って言うのか不思議に思っていたんです。みんなもなんでだろうと思ってたみたい。 そこでひらめきクイズ王の大将が一言。『日光って書いてヒミツって読ませてるんだよ!』オーーー。みんな納得。バームクーヘンを焼きながら売ってる1階のお店も混雑してましたが、2階の食堂もそうで、私たちはすんなり入れてラッキーだったみたい。 その後大混雑で階段まで並んでました。人気のお店なんでしょうね。昼から再び練習場に行きました。昨日のパーティのあまりですと言って、オーナーさんに甘いみかんやふわふわクリームサンドのケーキをいただいてしまいました。試合で顔を見たことある選手も多数いらしていい練習になりました。 『オールバックにされてる試合の時とずいぶん違って、本当はお若いんですね。』なんて言われて大将はそんなことないですと照れまくってました。 4時半頃まで練習して帰路につきました。メロンチョコさんご夫妻にはとってもお世話になりました。練習場で声をかけてくださった皆さん、どうもありがとうございました。とても楽しい週末でした。(おわり)
2018/12/18
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ゆったりと温泉につかって部屋に落ち着いたら宴会の始まりです。ホテルハーベスト鬼怒川持ち寄った地ビールやワインにおつまみでダンス談義。メロンチョコさんご夫婦は足を使ったマッサージをお互いに施しあって筋肉疲労の回復促進をしておられるそうです。うちは全部自己管理ですね。大将は時間をかけたストレッチですし、私はゴルフボールやゴムアレイ、丸めたヨガマットやマッサージクッションなどの器具を使ってほぐすようにしています。 メロンパパさんが和室に寝っ転がって踏んづけてもらってるのを見て、私もやってもらいたくてウズウズしているとメロンママさんが快く応じてくださいました。ところが思ってたよりずっと痛いんですよ。特にふくらはぎのあたりなんて足で突っついてるだけとか触ってるだけ的なマッサージでも激痛なんです。乗っかってもらうなんて絶対無理だわ。凝り固まってるんでしょうかね。 部屋のテレビでAirPlayが使えたので、それぞれのiPhoneで持ってるおもしろ画像を見せ合いました。一番勉強になったのはメロンパパさんが今年のジャーマンオープンで撮って来られた動画です。グランドスラム・ラテンの予選。出場組数多いですからヒート数がハンパないんですが、自分たちのルーチンで似たようなことやってる選手たちの踊り方、表現の仕方、プレゼンテーションなど参考になります。 みんな自分たちよりはるかに上手いのでテクニック的な見定めは難しいんですが、パっと目に入ってくる選手はわかりました。決勝に残るレベルのバラン&クリスティーナとかは周りの選手が避けてるように見えてそこだけ光が当たってるみたいに目立つんです。勝者のオーラみたいなものが出てるんでしょうねえ。 逆に探さないと見えてこない選手というのもいるんですね。そういえばキャロル先生のレッスンでも、存在が消える現象について聞いたなと思いました。 ドレスのデザインも参考になりますね。重たく見えるドレス、飾りが邪魔なドレス、すごく動いて見えるドレス、色彩的に目がいくドレスなど、みんなこの大きな大会に向けて勝負服をよく考えてると思います。 自分たちの遠征旅行の写真も面白いのがいっぱいあるんです。中でもスロバキア遠征のメロンチョコさんの変顔が大爆笑。集合写真の中で一人だけゾンビみたいに写ってるんです。『今年一番笑った。』大将談。9時ごろから飲み始めて気がつけば2時半を回っています。本当に楽しい忘年会でした。去年もこうだったな。 (つづく)
2018/12/17
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船場亭を出て東武ワールドスクエアにイルミネーションを見に行きました。夜の入場券は1500円でお得です。何十年も前に一度来たことがありましたが夜に来るのは初めてです。全て25分の1の大きさに再現された世界の建造物がライトアップされ、小さな世界一周気分が味わえます。あわよくば今がピークのふたご座流星群も見えないかなと期待。ただ、想像を超える寒さでした。まずは現代日本ゾーンから出発。スカイツリーに東京タワー、国会議事堂や羽田空港。光のトンネルにはコタツが置いてありました。みんなここでひとやすみ。トンネルを抜けるとアメリカです。ニューヨークにはワールドトレードセンターがあります。ワシントンにはホワイトハウス。エジプトについたところであまりの寒さにカフェに飛び込みました。入場券に500円の飲食券がついていてそれで湯葉ドーナツとコーヒーを頼んで温まります。ドーナツが暖かくてサクサクで美味しいんです。気を取り直してヨーロッパを回ります。いつか行ってみたいローマ。パリ、ロンドンを巡りました。ギリシャはすごくリアルでしたね。ロシアを抜けてアジアエリアに入ると結構人がいました。外国人観光客も面白がって動画撮りまくってました。金閣寺も素晴らしいです。夜8時までやっていて、私たちは7時半ごろ出て来たんですがこれから入ろうとする若者たちもいましたね。東武ワールドスクエアは今年25周年だそうです。電車が走っているジオラマで日本の原風景を再現しているエリアがあったんですがそこの人々の表情が面白くて今度チャンスがあったら明るいときにも来たいねと話しました。イルミネーションが明るすぎて流星群はいまいち見えませんでしたが、ここからさらに寒さを押して流れて来るのを待つ気もなく温泉目指してまっしぐらです。(つづく)
2018/12/16
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<東尋坊>東尋坊(とうじんぼう)というのはお坊さんの名前だそうですね。暴れん坊で厄介者だった東尋坊をこの崖に誘い出し、酒を飲ませて突き落としたとかいう話です。平安時代のサスペンス劇場、東尋坊殺人事件です。福井県の観光名所の一つで、国の天然記念物そして日本の名勝にも指定されているそうです。地質的には遠い昔の火山活動でマグマが上がってきたのが冷えて固まる時にできた柱状の安山岩。柱状節理と呼ぶそうです。映画『未知との遭遇』でUFOがやってきた場所にあった岩もこれ系でした。 まず全景を見てみようと思ってタワーに登ってみました。昭和の香りがする古い建物で1階がお土産売り場になってます。展望料は一人400円。上に行ったら誰もいませんでした。大将がすぐに降りようとするので、400円分の元を取ってないだろうと引き止めます。コイン入れるタイプの望遠鏡が延々と同じアナウンスを繰り返して、それがガランとした展望室に響き渡っていました。崖に通じる道の両サイドにはお土産などを売るお店がびっしり。観光バスのコースになってるみたいで、ガイドさんについて歩く集団をいくつか見かけました。船に乗って海から崖を眺める30分コースの遊覧船があったんですが、車を返す時間が迫っていたので岩場をちょっと歩いて戻りました。トンビが上でずっとピーピー鳴いてるんです。イカ焼きでも買ったらかすめ取られそう。北陸自動車道を小松空港に向かう途中、堪え難い眠気が襲ってきたんです。時差ボケなのか寝不足なのか、運転してた大将も、横に乗ってた私も、そのまま夢の中に引きずり込まれそうになって命からがら尼御前SAに車を止めて15分ほど爆睡しました。コーヒーやらレッドブルやらを飲んで強制的に目を見開き、ラストスパートでレンタカーを時間ギリギリに返却。空港でご飯を食べました。まずはビール。念願だった名物ソースかつ丼。そして高級魚のどぐろの御膳。東京行きの飛行機は満席でしたね。ビルバオでご一緒だった東京のSさんたちとは偶然ですが永平寺でも東尋坊でもお会いして、飛行機も一緒でした。思考パターンが似てるのかな? 福井観光、数時間ですが楽しく回れました。大将は子どもの頃、毎年夏休みに家族で水晶浜の民宿に泊まっていたそうですので福井は楽しい思い出の地のようです。私は富山の大会の時に京都から車で通過したことしかなくて、福井に何があるのか全くイメージがありませんでした。 永平寺も丸岡城も東尋坊も『ああ、これ福井だったんだ。』というものを知らないヤツで、珍しさも相まって長々と書いてしまいました。(いつものことですね)最後までお付き合い下さった皆様、どうも有難うございます。福井の地ビール、飲みそこなったなあ。 (おわり)
2018/10/26
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<丸岡城>数日前、TVでこの城はなんでしょうというクイズをやっていました。福井県坂井市にある日本最古の現存天守閣、丸岡城です。見所を説明してくれる5分ほどのビデオを見て、城を建てたのは一向一揆対策だったことを知りました。織田信長の命で柴田勝豊(勝家の甥)によって建てられた丸岡城は、そこから戦国時代の荒波を乗り越えなんども城主が変わっていきます。石垣は野面積み(のづらづみ)という方式で自然石をそのまま積み上げただけなせいか製作当初はよく崩れたんだそうです。城と向かい合うようにお静の慰霊碑が立っていて、説明を読んで驚きました。お静さんは石垣を安定させるために人柱として入った女性で、その代わりに自分の息子を侍に取り立てて欲しいと願い出たのだそうです。 城は無事に完成しましたが戦乱の世ですから城主がすぐに変わって、結局お静の子供は侍になれなかったんですね。そのせいかどうかは分かりませんが、毎年堀の水があふれて近隣に被害が出るので村人たちは『お静の涙雨だ』と噂しました。お城の下にお静さんの骨がまだ埋まってるんでしょうか。入場料は丸岡城と丸岡歴史民俗資料館、一筆啓上日本一短い手紙の館の三つがセットで一人450円でした。城に入るとすぐに堀があった頃の城下町のジオラマがあるんです。『ここに忍者3人、くノ一2人、扉の空いているトイレ一つ。どこにあるか分かりますか?』こういうの、ついハマるんですよ。必死に探しました。 壁をよじ登ってるくノ一、屋根を走ってる忍者….。ここで1日終わるかと思いました。せっかくですから上にも登らないとね。傾斜角65度とか言ってたかな。この階段、鎧着て登れたんでしょうかね。縄を伝って、ほぼ山登りな感じでした。天守閣からの眺めはこんな感じです。堀は埋められて学校やら民家になっています。ちなみに丸岡城は日本最古とはいえ1948年の福井地震で倒壊していて、その材料をそのまま使って復元されたものだそうです。活断層が動いたのが原因とのことでしたが、マグニチュード7.1で2011年の東日本大震災、1995年の阪神大震災に次いで戦後3番目に多い犠牲者3769人が亡くなったとのこと。震源地がここ坂井市だったそうです。丸岡城を含めこの辺り一帯は大変な被害に見舞われたのでしょう。今年6月ちょうど発生から70年とのことで追悼行事なども行われたようです。素晴らしい復興を遂げて、地震の痕跡は見当たりませんでした。歴史資料館にも入ってみました。刀の柄や兜などのサムライ道具や乗り心地悪そうな当時のおかごなどが展示されています。一筆啓上日本一短い手紙の館は時間の関係で入ってないんですが、気がつけば3時過ぎでお昼ご飯も食べてませんでした。そこでおみやげ屋さんに寄って気になっていた羽二重餅というのを買って食べてみたんです。柔らかな食感に優しい甘さ。あっと言う間に完食でした。みなさんもいかが? (つづく)
2018/10/25
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<永平寺>ゆく年くる年で毎年見ているお寺ですが、訪れるのは初めてです。噂に聞く厳しい修行のお寺、曹洞宗の大本山永平寺。試合の翌日、2018年10月22日(月)に訪れました。麓の方に400円の駐車場が多いのですが、さらに車で登ると入り口のすぐそばのお店で『うちでおみやげ千円以上購入いただくと無料』という駐車場があります。永平寺は道元禅師(どうげんぜんじ)が1224年に開かれたお寺です。地図の左下の現在地と示された場所からすぐのところに参拝入り口があります。拝観料は自動販売機で購入、一人500円。スリッパに履き替えて中に入ると、若い黒装束のお坊さんから建物の概要と注意事項についての説明がありました。修行僧を写真に撮ってはいけないそうです。雲水(修行僧)の皆さんは起きて半畳寝て一畳のスペースが与えられ、修行の場である僧堂と浴室と東司(トイレ)は三黙道場という私語禁止の場所になっているとのこと。こちらは傘松閣(さんしょうかく)、156畳の大広間で天井画は昭和初期の著名な画家たちの手による美しい花鳥図になっています。建物は回廊で繋がっていて、お掃除が行き届いていました。雲水の皆さんが毎朝磨き上げておられるんでしょうね。こちらが七つある建物(七堂伽藍)の中心にある仏殿です。この仏殿は、三菱の創業者である岩崎弥太郎氏からの寄贈だそうです。本尊の祀られた中央の欄間にはお釈迦様が三千年に一度しか咲かない花を摘み取ったという逸話が掘られているとのこと。禅の教えってちょっとひねりがあって『そのココロは』を聞かないと意味不明な場合が多いです。この逸話は、お釈迦様が弟子たちに『三千年に一度しか咲かない花も、他の花もすべて平等だ』ということを解いたものだそうです。床が石で、冬はとんでもなく冷たくなるので足腰を痛める修行僧が多かったとのこと。今は畳のちょっとした椅子のようなものが置かれています。こちらが本堂に当たる法堂(はっとう)。七堂伽藍の最も高いところにあります。標高が260mとおっしゃってたと思うんですが、庭の眺めも素敵でした。ここで朝のお勤めなどの法要が行われているそうです。庭の水瓶はもしもの火事に備えたものとのことでしたが、これで足ります?階段を一番下まで降りて山門にやってきました。修行僧が一生に2回しか通らないという永平寺最古の建物。両サイドに四天王が睨みを利かせ、厳しい修行に耐える覚悟のあるもののみが入門時にこの門をくぐり、永平寺を去る時に再びこの門をくぐるそうです。門から中を望むと中雀門が見えます。この奥が仏殿です。山門の外には鐘楼があります。これがゆく年くる年で出て来る鐘でしょうかね。ご〜〜ん。今年も残すところあと僅かになりました。出る前におみやげを色々買いました。ダンスでいい成績が取れるように自分達には『勝ち守り』、母たちにはいつまでも元気で歩けるように『足腰健康お守り』。そしてこれからの私たち『自分を超える挑戦』を後押ししてもらうTシャツ。これ、かっこいいですよね。着て走ったら自己ベストでそう。大将が『いつまでもナマケモノになりなさいTシャツ着てるからダメなんじゃないの』っていうんです。もうTシャツの季節じゃないんで来年着ようと思います。(つづく)
2018/10/24
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<初めての福井>2018年9月29日から10月9日まで『福井しあわせ元気国体』が開催されました。競技ダンスも国体参加を目標に毎年その開催県で内閣総理大臣杯争奪の都道府県対抗戦を開催していて、今年で第26回を迎えます。福井は『ちはやふる』のアラタ君の故郷。まだ観光したことがない県なのでとても楽しみにしていました。試合前日の夕方、羽田から小松空港に向けて出発、そこから福井までレンタカーの予定です。帰国して3日目にしてまた空港なので、まだ先週からの旅が続いているかのような感覚に襲われます。 出発まで時間があったので搭乗口のそばのANAの売店でフラフラしているとお得な割引券が当たると言うスピードくじの箱を差し出されました。50円引き券ゲット。特に何も買うつもりはなかったんですが、割引券もったいないからクッキー買いました。これって、客の購買意欲を引き出すいい作戦ですね。羽田空港第2ターミナルビルは2020年に向けて国際線受け入れの拡張工事中です。都心の上空からの景色は建物ばかりですね。約1時間ほどで小松空港に到着。うちから羽田までより速いわ。福井は恐竜の化石が多く発掘されていて、フクイサウルスとか福井と名のつく学名がいくつか発表されています。時間があったらゆっくり博物館も回ってみたいですね。空港からレンタカーで高速を走り、約1時間で福井駅近くのホテルに到着しました。夕食は隣のイタリアンレストランで軽く済ませます。お通しはアジの南蛮漬け。本日のオススメと黒板にあったスズキのカルパッチョ。同じく店のオススメ料理、牛すじのトマト煮込み。福井は『へしこ』というサバなどを塩漬けにしてさらに発酵させた保存食が有名らしいんです。へしこと越前水菜のスパゲティというのを食べてみました。 へしこは塩辛いんですが、それが水菜で緩和されていい塩加減でしたね。食事の後、福井駅の方に歩いて行ってみました。国体に向けて整備したのか駅ビルはとっても綺麗で市電やバスも走っています。福井駅には動く恐竜もいました。 駅には立ち飲みできるカウンターがありました。福井では『〜しようよ』というのを『〜さ』と言うようなんですね。アラタ君も千早にカルタしようと言うのを『やろっさ。』と言ってました。店名の『飲もっさ』は『飲もうよ』ってことでしょうね。地酒がメインで地ビールはないみたいでしたので、まだ開いていた酒屋さんで福井のではありませんが地ビールを買ってホテルに戻りました。アメリカの地ビール、今年のユニバーサルグランプリの後に飲んだビールです。(つづく)
2018/10/20
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<ラインクルーズ>デュッセルドルフは、ライン川の東岸に沿って広がる大都市の一つで、ドイツの中で日本人が多い街としても知られています。6年前にライン下りしたとき、そのまま船に乗っていたらここにたどり着いていた場所。天気もいいし、川を眺めながら飲むビールは最高でしょう。どの店も趣向を凝らした飾り付けで観光客を呼んでいます。やっぱり飲むなら船の上がいいでしょうね。大将お得意の『ボクの船へようこそ。』ですよ。大きな船と小さな船がありました。どちらを選びますか?大きな船は10ユーロで1時間コース、小さな船は14ユーロで45分コース。私たちは小さな船を選びました。なぜなら小さな船は『飲み放題』だったからです!デュッセルドルフ・タワーは天を突き刺す知り合いの詩人のドイツ人(デュッセルドルフ在住・ただし30年前)が書いた詩の一節です。本当にそんな感じですね。ところで気になるビールのラインナップは?まずはデュッセルドルフといえばこれというアルトビールと爽やかな船上の風に似合うヴァイツェンをいただきました。飲みそうな客ばっかりで船員さんは大変そう。ビールに夢中になっている間、ドイツ語と英語で観光案内のアナウンスが流れていました。1970年代あたりから日本人ビジネスマンがどっさり訪れて日本人街を形成したらしいですね。皆さんなかなかの高級住宅街にお住いのようで、私も昔この街で1週間ほど滞在したんですが店で納豆とかうなぎとか売ってましたよ。納豆パックひとつ800円もしてビビって買うのやめたんですけどね。長〜い船上ホテルも停泊していました。これに泊まって街々を巡りながら何日もかけてライン川を下る旅も素敵でしょうね。45分で結局2杯ずつしか飲みませんでしたが十分満喫しました。この日の夕方デュッセルドルフ空港から日本に向けて帰国の途についたんですが実は空港で一悶着あったんです。早割で格安に購入していたビルバオまでの往復便を、今回帰りのビルバオからデュッセルドルフ間に乗らないでいきなりデュッセルドルフから日本への飛行機に乗ろうとしたから。ANAのスタッフさんの神対応でなんとかねじ込んでくれたんですが本来は乗り継ぎ便に乗らないと全部キャンセルになってしまうらしいです。世界選手権のかけもちなんて滅多に起こることじゃないし、今回のようなパターンはもうないとは思いますが次回はちゃんとキャンセルして買い直していこうと思います。いつも長い旅行記にお付き合い下さいまして、どうもありがとうございました。(おわり)
2018/10/19
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<デュッセルドルフ旧市街>遠征旅行の最終日はドイツのデュッセルドルフ旧市街を観光しました。空港そばのホテルに荷物を預け、電車でデュッセルドルフ中央駅に向かいます。とりあえず自販機で1回券を購入したんですが、地下鉄に乗り換えるときにドイツ国鉄(S-バン)と地下鉄(U-バーン)両方乗り放題の1日券を買ったほうが得だということに気づきました。自販機で買おうと思ったら選択肢が出てこないので、中央駅でブースを構えていた職員さんに聞いてみたんです。自販機に一緒に来てくれていろいろ試したんですが結局これでは買えないということが分かってサービスカウンターへ行けと言われました。みどりの窓口みたいなところです。そこで購入したのがこの紙っぺら。2人分の一日乗り放題券です。検札の人は一度も回ってこなかったし改札もないのでタダ乗りしてる人も多い気がしますが、捕まると罰金が半端ないので買っておいたほうが無難です。地下鉄に乗り換えて旧市街にやってきました。屋根の上には片翼の天使。ポーランドでも気になったんですが、この花カボチャと一緒に大安売りしてます。日本の正月の葉牡丹みたいな、ハロウィーンと関係ある花なんでしょうか。美術館で道を聞いて旧市街地の中心にあるマルクト広場にやってきました。これはヨハン ヴィルヘルム2世の騎馬像、デュッセルドルフの象徴だそうです。10月16日は火曜日で平日だったんですけど何を求めて集まってるのか、旧市街は観光客でいっぱい。自分たちもその中の一人なんですけどね。旧市街のメインストリートにやってきました。ケーニヒスアレー(Konigsallee)は、王様の小道という意味で長さ800メートルのマロニエの並木道。1801年に作られたデュッセルドルフの目抜き通りで両サイドには高級ブランド店や老舗百貨店が並んでいます。世界でも屈指の優雅な並木道として有名なんだそうですよ。銀座4丁目で待ち合わせみたいなイメージなんでしょうか。(つづく)
2018/10/18
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<ポーランド → ドイツ>エルブロンクからグダニスク空港までの道路沿いはほとんどが牧草地か畑でした。ほうれん草もここで作っているみたいです。山はありません。ホテルの部屋もそうでしたが窓から見る夜景は薄暗くて電力不足を感じましたね。風力発電がメインなんでしょうか。ポーランドのテレビで少林サッカーやってたんですが、吹き替えじゃなくて通訳が入ってるんです。女性のセリフも同じ男性がポーランド語棒読みって感じなんですね。ちょっとびっくりでした。 空港に続く道はずっと工事中で、走っているのもトラックばかりです。タクシーのフロントガラスに小石が跳ねて亀裂が入り、運転手さんなんども首振ってがっくりしてましたよ。ベンツのタクシーでした。道路が空いていたので出発3時間前にグダニスク空港に到着しました。ポーランドのトイレマーク、日本みたいに棒立ちの人形ではなく男女共ポージングしてるんですよ。お土産のほとんどは町のスーパーで買って来たので、残ったポーランド通貨を使い切るつもりで空港で食事しました。ポーランドからは初めて乗るスカンジナビア航空の格安航空機で、経由地はコペンハーゲンです。18:30発、セスナみたいな小さな飛行機でした。今度はビジネスじゃなくてエコノミーだったので食事はでません。手荷物も乗り切らなくて、ちょっと大きめのキャスター付きを持っている人はみんな機内に持ち込めずに預けることになっていたようです。手荷物には一つにつき2000円くらいの追加料金がかかっていたので事情がよく分かってなかった大将は係員になんで持ち込めないんだと食い下がってました。コペンハーゲンは初上陸です。フランクフルトばりに大きな空港でした。到着がゲートAのはじの方だったので、そこからデュッセルドルフ行きの乗り継ぎゲートBまでえらく歩きましたよ。お店もいっぱいあってゆっくり見たい気持ちはあったんですが、とにかく次のゲートまで行かなくちゃと足早に通過。 やっと着いて搭乗をぼんやり待っていると、なんか放送が入ったのを聞き逃したようでした。親切なビジネスマン風の人がデュッセルドルフ行きのゲートがCに変更になったと教えてくれたんです。フェ〜。また遠いのか?行ってみたらH&Mの真下という変わったロケーションにゲートがありました。絶対アナウンスを聞き逃してる人ほかにもいるだろうと思ってたら、やっぱり2人いましたね。なんども名前呼ばれてましたけどついに現れませんでした。ドイツ到着は20:20ごろです。大将はマクドでバーガーを買い、私はスーパーでハムとビールを買ってすぐ隣のマルティムホテルに落ち着きました。今回の旅は移動が多くて面白いけど疲れます。(つづく)
2018/10/17
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<エルブロンク>エルブロンク(Elbląg)はバルト海に面したポーランド北部の都市です。第2次世界大戦で壊滅的な被害を受け、1989年から本格的な旧市街の復元が始まってまだ一部作業は続いているようでした。これが私たちが宿泊していたホテルエルブロンク。プールやスパ、ディスコなども備えた4つ星ホテルで、試合前日の夜は結婚式の披露宴を盛大にやってました。角を曲がると2晩連続でご晩飯を食べに行ったレストランがあります。それにしてもいい天気。ポーランドでは雲を一つも見ませんでした。こちら1319年に最初に建てられたという市の門(Brama Targowa)です。町を守ったパン屋の英雄が銅像になってるんですが、詳しい経緯はわかりません。スコップ持ってるから落とし穴でも掘ったんでしょうかね。町の観光名所がマップで紹介されてます。最寄りの7番に行ってみました。13世紀に建てられたドミニコ教会が戦後1961年に美術館として再建されたそうです。庭にはいろんなアート作品が展示されていました。こちらはいろんな言語で『飛べ!』と書いてある石板。そばに変わったキノコが生えています。旧市街も再建されて間もない様子でピカピカ。ひときわ高いのが13世紀のゴシック様式で戦後復元された聖ミコワヤ教会です。上まで366段の階段があるらしいのですが、月曜は一般公開してなくて入れませんでした。登るの大好きな大将はわくわくしてたみたいですが、私は内心ホッとしましたよ。この教会、朝6時半にすざまじい音で鐘鳴らすので7時の目覚ましより早く毎朝目覚めてました。そういえば先先代のローマ教皇、ヨハネ・パウロ2世はポーランド人でしたね。スーパーにでっかいロウソクがたくさん売られていて何に使うんだろうって不思議だったんですが、像の下にいっぱいお供えされてました。なるほど、こうやって使うのか。博物館も開館日は水・金・日だけらしいです。綺麗な建物に引越し中でした。街の中心を流れるエルブロンク川では多くの釣り人が糸を垂れていました。橋のたもとにポーランドでは珍しいペプシの自販機がありましたけど鍵かかってます。平日買う人いないのかな。そろそろ歩き疲れてきたところで橋の上にパブ発見。ちょっと入ってビールでも。ポーランドは物価が安いんですよ。生ビール1杯300円しないんです。しかもストロー付き。壁に昔のこの辺りの写真がありました。店を出て対岸に渡り教会を望む風景。きれいです。町でよくこの花を見かけたんですが、これなんでしょうね。ハロウィーンが近いということで、玄関先にパンプキン飾ってるお家も多かったです。エルブロンク半日観光はこれで終了。2時半に空港に向かうタクシーに乗りました。(つづく)
2018/10/16
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<スペイン → ポーランド>10時ごろホテルを出てタクシーでビルバオ空港に向かいました。KLMでオランダ経由、ポーランドへ向かいます。ビジネスクラス初体験です。KLMの格安航空機はスカイ・ホッパーという名の小型機で、中央の通路を挟んで両側に2席ずつシートが並んでいます。その前から2列目までがちょっと料金高めのビジネスクラスらしいんですよ。多分あとから急遽予約したのでここしか席が空いてなかったんでしょう。預けた荷物にもプライオリティが付いていましたし優先搭乗も微妙に偉くなった気分を味わえました。離陸してすぐに起伏の多いスペインの農地が眼下に広がります。だんだん畑ですね。HGB(ホテルグランドビルバオ)の思い出は、毎朝食べたトルティーヤの味とダックの甘くチープな香りでした。 ダックの形をした石鹸だと思うんですが、ロビーをはじめいろんなところに置いてあってホテル中その香りに包まれていたんです。ビルバオとダック、何か関連があるんでしょうか。ビジネスクラスの座席は見た目は一緒ですがサービスが違いました。乗ってすぐに水が出てきたんです。そんなの知らないから乗り込む前にペットボトルの水買ってしまいましたよ。さらにサーモンかサラミの選択ができるサンドイッチのランチボックス。空港でお昼食べなくてよかった。コーヒーは紙コップじゃなくてデルフト焼きの陶器のマグでした。14:00ごろ、オランダのスキポール空港に到着。ヨーロッパは寒いかと思ってヒートテックやらダウンやら、寒さ対策万全で来たんですが全然寒くないんです。スペインなんて連日25度以上の夏日だったし、オランダも絶対20度以上はある様子。15:20オランダ発の飛行機でポーランド・グダニスク空港に向かいます。オランダの整然と区画整理された農地はスペインと対照的で面白いですね。ところでこの飛行機でもまたビジネスクラスだったんです。もうお腹空いてなかったけど勿体ないからまたランチボックス頂きました。今度はサンドイッチじゃなくて焼いたサーモンとサラダです。デザートもレモンムースからティラミスに変わってました。17:00グダニスク空港着。ポーランドはユーロ圏なんですがズウォチとか言う通貨なんです。日本でもスペインでも両替の選択肢になくて、この空港でキャッシングしました。ほとんどカードで大丈夫のようなのでキャッシングマシンで最小額の600ズウォチ(約18000円)だけ変換。宿泊するホテルを通じてタクシーを予約していて、到着ロビーに名前書いた札持ってドライバーが待機してるはずだったんですが、いないんです。15分ほど待っても来ないので大将が外を見に行ったら、札持った赤ひげのポッチャリさんが走って来たとか。来る途中に黒ブタが飛び出して前を走ってた車が避けようと対向車線にはみ出し、そこへ対向車が突っ込んで来て大事故になったと言うんです。若干嘘っぽい響きでしたが、まあ彼は無事でよかったねと言うことで車に乗り込みます。 快晴の空には白い爪痕のような生まれたての月がうっすらと浮かび、遥か上空を渡り鳥の編隊が三つ夕日に向かって飛んでいました。運転手さんはアイルランド人だそうで、流暢な英語を話します。私たちがダンスの試合で来たと言うと『ダーツ』と勘違いして、自分もパブでよく暇つぶしにダーツするとか言ってましたね。ダンスはあまり得意じゃないようです。ホテルまで約1時間で220ズウォチ、カードで払いました。もうすっかり日が暮れていましたが、先にホテルに宿泊していたメロンチョコさんたちと四人でトラムに乗って会場に行きました。小銭が全然なかったんですが、一人3ズウォチ、メロンチョコさんに立て替えてもらいました。これが試合会場。生バンドの演奏でスタンダードのオープン戦が行われていました。明日はここで試合です。会場の前のスーパーでバナナなどを買ってお金を崩し、帰りもトラムに乗って帰って来ました。すでに10時を回っていましたがホテルのレストランでは盛大な結婚披露宴が続いています。私たちは近所のレストランに繰り出してポーランド料理をがっつりいただき、ちょこっとポーランドビールも味見して英気を養いました。12時ごろホテルに帰って明日のタクシーを予約。ディスコではまだパーティが続いていました。(つづく)
2018/10/13
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<ビルバオ>朝8時、ようやく空が明るくなって来ました。ヨーロッパは広いのに全部同じ時間帯に設定しているのか、西に行くほど昼の時間帯が後ろにシフトしています。ゆっくりと朝食をとってから翌日の試合会場を下見に行きました。ホテルと会場はGoogleマップで見ると直線距離1キロほどで近いんですが、間に川が流れていて高低差がすごいんです。この景色どこかで見たことあると思ったら、御茶ノ水駅の下を流れる神田川と聖橋に似てましたね。ホテルから川沿いに石畳の下り坂が続きます。下まで降りると最近整備されたらしい川沿いの遊歩道があって、散歩やジョギングを楽しんでいる人たちを見かけました。橋を渡ると今度は上りで、かなりキツイです。当初の予定ではホテルから徒歩で試合に行こうと思っていましたが、この坂を荷物持って上がるのはきつすぎるので明日はタクシーで行くことにしました。風がものすごく強くて歩いて行く間につけまつげが吹っ飛びそうだし。こちらが大会会場のビルバオアリーナ。中は準備中で入れませんでしたが、去年までに比べると格段にいい会場です。帰りは別ルートを試してみました。橋の間から見える白い建物がホテルです。近そうで遠いんですよ。まるでサンマリノだ。夜ご飯は早めにホテルのレストランに行きました。早めといっても営業開始が夜8時からなんです。明日10月12日はコロンブスがアメリカ大陸を発見した日だとかいう祝日なので、今日は夜通し大騒ぎな感じなんでしょうね。レストランにフランスの選手がいて挨拶しました。彼らはヨーロッパ中を回って試合に出まくってる様子。先週も、来週も再来週もずっと試合だと言ってましたね。すごい体力だ。こちらカレー風味の魚介サラダ。量が多いので二人で分けました。美味しかったです。メイン料理は大将はいつもそうなんですがステーキです。私はレストランおすすめの魚料理を頼みました。プリプリした白身魚で美味しかったんですが、後で調べたらメルルーサという深海魚でした。試合前は禁酒だとか誰か言ってたような気がしましたが、ビルバオ地ビールが飲めるというので飲んでみることに。味はアンバーエールでしたね。めちゃめちゃうまいって訳でもなかったし1本でやめときました。(つづく)
2018/10/11
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<出発>世界選手権に向けて日本選手団出発というと、揃いのジャケットを着た一団が搭乗ゲートへ粛々と進む図を想像してしまいますが、競技ダンスに関しては全く違います。飛行機もホテルもカップルごとに予約するので出発日も出発地もバラバラ。さすがに個々人で現地集合というパターンは聞いたことがありませんが、それも可能です。今年スペインのビルバオで開催されるシニアIIIラテン世界選手権に参加する3組もそれぞれが別行動で現地集合でした。旅費も自己負担なので試合のついでに観光したければすればいいし、超豪華なホテルで宿泊することもできます。強化選手になると一律24万円だったか補助が出るんですが、足が出るのは必至。私たちは去年も一昨年もビルバオに来てこれで3回目なので、今年は最短日程にしました。昼過ぎ出発のANAで経由地ミュンヘンまで映画4本見て二度食事が出ました。これが結構きついんです。狭いエコノミー席でじっと座って飛行時間は約12時間。体が固まるので時々立って後ろのスペースで足踏みしたり腿上げしたりしていたら、休憩中のCAさんにご旅行ですかと声をかけられました。JAPANジャージの大将は、かわいいCAさんに今回の旅の内容を嬉々として語ります。到着直前に、そのCAさんが応援メッセージを添えて飛行機の風船と飴をくれました。ミュンヘン到着は夕方5時ごろで、日本との時差は7時間です。ここでユーロ圏への入国審査を受けます。金属は何もつけていなかったのにボディチェックでふくらはぎに反応が出て、なんか隠してるんじゃないかと呼ばれました。触ってもあるのは鉄のような脚だけですよ〜。乗り継ぎの飛行機を2時間ほど待つ間にミュンヘンで日が暮れて行きました。トイレの便器の冷たさにヨーロッパを感じます。ウォシュレットが恋しい。ビルバオへは小型の格安航空機で、軽食のチーズサンドイッチが出ました。夜10時ごろビルバオ空港に到着。そこからタクシーで26ユーロ、ホテルグランドビルバオに到着です。去年までの会場とは違う場所なのでホテルもその近くにしました。テレビをつけるとアルプスの少女ハイジをやってたんです。ハイジがフランクフルトのクララの家に滞在している時にの話。 スペイン語吹き替えの声優がイマイチでしたね。声が可愛くないの。やっぱり日本のアニメのクオリティは高いと思いました。コーヒーマシンが部屋についてるなんてなかなかいいホテルですね。これは日本でもあまりないでしょう。ゆっくりバスタブに浸かって、ようやく横になって寝たのは夜中の1時ごろ。日本では朝の8時ですから徹夜明けの感じです。長い一日でした。(つづく)
2018/10/10
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<熱いお風呂に清い水>朝の露店風呂は気持ちがいいですね。標高が高いので空気が涼やかで美味しい。起きるとすぐに大将は大浴場に向かいました。私は部屋に内風呂がついていたので、それに入ってみようと思っていました。扉を開けると、やけに風呂場の中が煙ってます。一歩足を踏み入れて飛び上がりました。洗い場に溢れ出した掛け流しのお湯が激アツだったんです。ジャイブはこうやって踊るんだな、なんてちらっと頭をかすめましたが、ここで練習しなくてもね。湯煙の中にぼんやり張り紙が見えました。こちらは掛け流しの温泉です。温泉の温度は65℃です。下の蛇口は水が出ます。水量を調整し、43℃程度に設定しております。水を止めますと浴槽の温度が熱くなりますので十分にご注意ください。多分昨日の夜お布団を敷きに来て下さった方が、もう入らないだろうと思って水を止めたんでしょうね。思いっきり湯船に飛び込まなくてよかった。バラエティの熱湯風呂を一人で演じるところでしたよ。ここのお水は飲料水も含めホテル開業時から裏山の湧き水を使っているそうなんです。中庭を望む談話室ではコーヒーや紅茶が飲み放題なんですが、水がいいせいかコーヒーが美味しいんですね。涼しげな滝を流れ落ちる水も同じ水なんでしょうか。朝食は和食と洋食のチョイスがありました。みなさん和食で私だけ洋食。ものごごろついた頃から朝はいつもパンだったので旅行先でもパンを選ぶことが多いです。ここでもコーヒー3杯お代わりしました。メロンチョコさんたちはこの日、注文していたダンスシューズを東京に取りに行ったり、レッスンの予約も入れているなど予定が詰まっていたので朝食を食べてここでお別れしました。私たちは特に予定もなかったので大好きな地ビール+温泉+美術鑑賞のセットを堪能して帰る予定。残るは美術鑑賞です。
2018/07/22
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<松代象山地下壕>海の日の3連休最終日、昨年時間切れで見学できなかった松代象山地下壕に行ってきました。 象山神社でメロンチョコさんたちと待ち合わせして参拝してから歩いて地下壕に向かいます。朝から30度は軽く超えているだろうと思える暑さです。途中、道に沿った用水路があって澄んだ水の流れに泳ぐメダカや鯉などが涼しげに見えました。これから向かう地下壕はエヴァンゲリオンの地下都市のモデルになったとか。ちょっとした防空壕とはワケが違う、地下シェルターなんでしょうか。入口の説明を読むと舞鶴山、皆神山、象山に碁盤の目のように掘り抜かれた総延長約10キロと書いてあります。見学できるところはそのうちの500mくらい。入口に用意されていたヘルメットをかぶって、いざ入坑です!入ってすぐに中の涼しさに感動します。古い鉱山の坑道跡のようなそれほど天井の高くないトンネルが遠くまで続いていて、横穴に通じる道は鉄柵で塞がれているんですが、中を覗くとコウモリが飛んでるのが見えました。奥に進むとさらに温度が下がって、後で聞いた話では15度くらいだったそうです。運よく高校の先生たちがガイドさん付きで見学されていて、ちゃっかり説明を聞かせていただきこの地下壕のことをより深く知ることができたんです。第二次世界大戦の末期に突貫工事で作られたこの地下壕は、軍部が本土決戦の最後の拠点として天皇を迎えるために作られた大本営でした。ガイドさんの説明によると3つの大きな犠牲のもとに工事は進められたそうです。一つは周辺住民の強制的な立ち退き、二つ目は駆り出された多くの朝鮮人労働者、そして3つ目はこの工事を完成させるためにと時間稼ぎをさせられ甚大な被害を被った沖縄戦。聞いていて悲しい気持ちになりました。松代大本営の建設がある程度目処がつくまで戦い続けろと沖縄の方々は命令されていたんですね。済んでしまったことですから今更なんですが、このためにどれだけ多くの尊い命が失われたことでしょう。大日本帝国に対してポツダム宣言が発せられたのは7月26日だったそうです。この時すぐに受諾していれば広島長崎の甚大な被害はなかったわけですが松代大本営の建設はこの時まだ進行中で、8月15日の終戦の段階で工事中止となった時75%完成だったとのこと。つまり大本営として使われることはなかったんです。さらに耳を疑ったのは3種の神器を収める賢所というのを天皇の御座所とは別に作れとか、純粋な日本人の手で掘れとかいう無理難題をふっかけられるんです。宮内省の指導とかいうことで。寒い中12時間交代で働かされた人々の苦労はなんだったんでしょう。純粋な日本人ということで少年たちが動員されたそうです。地下壕を出た後、近くの資料館で掘削に使われたドリルのようなものを見せてもらったんです。実際に持つとすごく重いんですよ。この辺りが選ばれた理由の一つに岩盤が固いというのがあったそうですが、硬いということは掘るのも大変ということですもんね。玢岩(ひんがん)、凝灰岩、黒色頁岩、チャート、砂岩など岩石標本が展示されていました。昭和19年11月11日から翌20年8月15日の終戦の日までの9ヶ月間。現在は掘ったドリルの跡や岩石を運び出したトロッコの枕木が見えるようになっていますが、当時は純和風の部屋がこの穴の中に並んでいて終戦後それを撤去するため、そして極秘で進められたこの事業が外部に漏れないためにまた同じ朝鮮労働者が使われたというお話でした。関係資料も処分されて残っていないとのこと。現在は一部を松代地震観測所として利用しているそうです。ガイドさんにお礼を言うと、こんな風におっしゃってました。『何も説明がないと、中に入っても涼しいねー、暗いねーで終わっちゃうんですよね。少しでも歴史を知ってもらえてよかった。』軽い気持ちで入った地下壕でしたが貴重な体験になりました。
2018/07/17
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<グループリーグ抽選会>日本三大花火大会の開催地として有名な長岡にやってまいりました。長岡市は今年、開府400年の歴史的な節目だそうです。JBDFの東日本アマチュア県別対抗戦は今年で42回目。毎年持ち回りで違う県で開催されます。この団体の県別戦はJDSFと違って年齢別とかの縛りがないので本当の意味での県内トップ選手が選ばれる試合で、本来なら私たちなどお呼びでないと思うんです。開催地が新潟県と若干遠めなので県の財政事情もあり旅費節約のためにラテン・スタンダード共に踊れる選手優先で選出されたようです。去年の山形もそれで運良く行かせていただけたんですね。 2階建の新幹線で長岡駅に昼頃に到着しました。下の階からの眺めはこんな感じ。天気予報で昨日の長岡は37度という観測史上最高気温を記録したと言っていたので覚悟はしていたんですが、外に出るなり強烈な暑さでした。ホテルに荷物を預け、市内循環バス『くるりん』に乗って信濃川を越え新潟県立近代美術館へ。館内は涼しくて最高でした。2時間ほど展示を見て外に出ると雷雨になっていて、1時間に2本のくるりんバスが行ったばかりだったのでイベントやってた日産の展示会場を全く買う気もないのに覗いたりしてホテルに帰ってきました。バスをチャーターしたりと団体行動の県もあるようですが、茨城県チームは現地集合・現地解散です。そのおかげでこんな自由行動ができてとてもありがたいです。往復の旅費が支給される上に、ホテル代も含め3食付きの豪華な旅。代表というプレッシャーを除けば最高の遠征旅行です。夜は県代表メンバーと顔合わせをして前夜祭会場へ。結婚式の披露宴ばりに立派な晩餐会なんですよね。みんなドレスアップして先生方は正装です。私たちは去年も参加してますので様子は分かってましたが、それ以外の茨城県メンバーは全員初参加で、連絡がいまいち行き届いてなくて普段着の若者が若干一名。幸い黒っぽい服だったのであまり目立たなかったかな。太鼓の演奏が披露されたり、各県代表がチームごとに壇上に上がって自己紹介をしたり、豪華なフルコースをいただきながら他県の代表選手たちとも挨拶を交わします。明日の県別対抗戦の組み合わせ抽選会があったんですが、これが一番盛り上がりました。ABC3つに分かれて予選が行われ、各グループの上位/中位/下位で決勝を戦うという仕組み。昨年優勝の千葉県はAチームで、今年も全日本級の選手を揃えてきてるので皆んなAにはなりたくないと一喜一憂。うちの監督は引きが強くてラテンもスタンダードも両方A引いちゃったんですよ。『ごめん、ブラジルと同じグループになっちゃたよ〜。』2時間ほどで会が終わり、9時から県別に分かれて2次会に繰り出します。茨城県チームも居酒屋に入って親交を深めました。ダンス仲間って競技会や練習場でよく顔をあわせる割りには個人的なことをほとんど知らないんですね。自己紹介してみなさんの仕事の話など興味深く聞かせていただきました。明日は私たちだけ午前中の個人戦にも参加予定だったのであんまり飲まないほうが良かったんですが、美味しかったのでグイグイ行ってしまいましたね。おかげでよく眠れました。 (つづく)
2018/06/30
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『バーベキューとか、できるところなんですか?アメリカの歌手にゆかりの?』いつもお庭の花をくださる職場の方に教えていただいた群馬の観光地です。その方がキョトンとされているのでなんか変なこと言ったかなと思ったんですよ。『アンディ・ウィリアムス豚肉ガーデンですよね。』ある愛の詩とか歌ってるアンディ・ウィリアムスではなく、イギリスのガーデナーAndy McClure とWilliam Wolfが設計したボタニック・ガーデン(植物園)だったんです。(豚肉じゃないよ!)本格的なイングリッシュガーデンを日本で見られるなんて、これは行ってみなければと群馬の試合の翌日ちょうど帰り道だったのでちょっと寄り道しました。試合終わったあとの関越道上りは45キロ渋滞で明日どうしても仕事とか学校とかなら無理して帰りますがそうじゃなかったのでもう1泊したんです。 それほど大きくないのでちょうどいい散策ポイントでした。モネの絵画みたいな風景も見られます。桜の木にはさくらんぼがピカピカの実をつけていました。ソフトクリームみたいな木。園内は緑がいっぱいです。バラは今が見頃ですね。こんなイングリッシュガーデン風の小道が大好き。たくさん写真を撮って1時間くらいここで過ごしたでしょうか。この日、前橋あたりは30度を超える暑さでした。高速の羽生SAは江戸風の町並みで有名なのでちょっと寄ってアイスクリームたべました。道路も混んでなかったし快適でした。ちょっと暑かったかな。ご興味ある方、サイトはこちらです。アンディ&ウィリアムス ボタニックガーデン
2018/05/01
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<格安チケット>空港に向かう直通電車ICは、アントワープ中央駅にだいたい1時間に2本くらいあります。ホテルで電車の時間を聞いて、地下2階の乗り場へ直通で行ったもののチケットをまだ買っていなかたので荷物を見ておいてもらって1階の売り場に向かいました。売り場は少し混んでいて並んでいたので自販機で買おうと思っていると、背の高い若い男性に声をかけられました。『さっき間違えて空港行きの1等チケット買っちゃったんだけど買ってもらえないかな。』うさん臭いですよね。でも悪い人には見えなかったんです。やけに厚着して毛糸の帽子まで被ってます。暖かい地方から来たアメリカ人の旅行学生みたいでした。 いくらと聞くと12ユーロと言います。チケットといってもレシートみたいな、しかも少しシワの入った紙で本当に大丈夫なのかと見てみると確かに12ユーロと書いてあります。でも私たちは1等に乗るつもりは全くなくて、行きも4人で2等で来たんです。2等なら12ユーロもしないんですね。高いからいらないというと、それじゃ10ユーロでいいといいます。 もうごちゃごちゃ言ってる時間もあまりなかったし10ユーロなら格安なのでそれを買うことにして、残りの3枚を窓口で買いました。ヨーロッパの駅は改札がないところが多くてアントワープ中央駅もスルーなんですが、空港駅には改札があってチケットのバーコードをかざして扉を開けるんです。その格安チケットで扉が開くか、ちょっとドキドキしました。ちゃんと開きましたよ。正直青年だったんですね。今回の旅は実質4泊で、直行の飛行機を利用したおかげで3日間の休暇と土日祝で行ってこれました。美味しいものもたくさん食べられて、いい踊りもたくさん見られて、若干(?)太りましたが楽しい旅でしたね。いつも長々とお付き合いいただいている旅日記、最後まで読んでいただいてありがとうございました。(おわり)
2018/02/23
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<ユニークな建物>ずっと雨模様だった空がようやく晴れ上がりました。なんの像なのか気になる方はこちらをご覧くださいね。広場には何世紀もつづく古い街並みが広がっていますが、アントワープにはユニークな近代建築物も多く存在します。広場から細い路地を抜けて川の方へ向かいました。4年前に来た時も思ったんですが、橋がないですよね。どうやって渡るんでしょうか。対岸地域と交流がないのかしら。川を上っていくと、人がビルを這い上がっていました。何やってるのかと思ったら、下にいる人に呼びかけていたんですね。かなりユニークですよね。この建物のそばに初日に行きたかった歴史博物館(MAS)があります。月曜休館なので外から見ただけでしたが、展望台もあるようです。ここからトラムに乗って街の中心まで戻りました。グランカフェ・オルタ。地元の人たちにも人気のカフェで、アールヌーボー建築だそうです。アントワープは駅舎もとても素敵な建築物で有名です。街全体がアートな都市なんですね。駅前の一大改修工事が終わったらまたその出来栄えを見に行ってみたいです。(つづく)
2018/02/21
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<アントワープのトラム>アントワープで毎日利用していたトラム『De Lijn(デ・レイン)』。オランダ語でライン(線)と言う意味だそうです。このロゴマークのあるお店でチケットが買えます。乗ってから運転手さんから買うこともできるらしいのですが、買っている人を一度も見かけませんでした。どうも車内で買うと割高になるようです。アントワープ駅構内に販売所があったので私たちはそこで10回券を購入しました。16ユーロでした。ネットで調べた去年の情報では1回券が3ユーロ、10回券が14ユーロ、1日券が6ユーロ、3日券12ユーロ、5日券17ユーロとなっていましたので、10回券以外も去年より値上がりしてると思われます。中央駅の近くはトラム(路面電車)というより地下鉄みたいな様相で、駅が地下にあります。アントワープ中央駅はワッフル売り場のすぐ脇にある地下に向かうエスカレーターで乗り場に向かいます。乗り込んですぐにこのマシンで打刻。10回券の便利なところは複数人数でシェアできることで、私たちは3日間4人で3枚使いきりました。マシン数字の意味が最初は分からなくて、打刻と同時に人数をボタンで押してたんですが、これはゾーンを入力するもののようで、4人で乗る場合は4回打刻する必要がありました。共通券はバスでも使えて、これだけの路線をカバーしています。試合会場へは毎日15番で通っていました。検察は一度も回ってこなくて多分ただ乗りしてる人もいるんじゃないかと思うんですが、『見つかると厳しい罰金刑』らしいので真面目にチケット買うのが無難でしょうね。(つづく)
2018/02/19
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<フランダースの犬の教会>アントワープの中心にそびえるノートルダム大聖堂。ここは日本ではフランダースの犬で有名な教会です。4年前に訪れた時は改装中でしたが、全ての足場は取り除かれすっかりきれいになっていました。以前は入場料二人で6ユーロだったのが7ユーロに値上がりしてます。入り口を入るとすぐのところに新しいアート作品が追加されていました。十字架を持つ男。宗教に対する現代人のバランス感覚が試されているような作品です。中央の祭壇に向かって進んでいくと、地下に降りる階段がありました。『入った途端に寒気がした。』すぐに出てきた大将。降りてみると狭い地下室で、レンガで棺のような形の土台が組まれていました。説明を読むと1352年に大聖堂が建設される前、ここには9世紀から小さな聖母礼拝堂が建っていたそうです。その遺跡が見られるようになってたんですね。ルーベンス作の『キリストの昇架』です。1609年から1610年にかけて制作されました。イタリア留学帰りのルーベンスが33歳頃の作品で、これによってフランドル地方にバロック芸術がもたらされたと言われています。左下に描かれた犬が彼の愛犬パトラッシュ。フランダースの犬と同じ名前ですね。祭壇の中央を飾るのはルーベンスの傑作『聖母被昇天』です。1625年から1626年にかけて制作され、以後400年近くこの祭壇に飾られているとのこと。4年前にこの絵のマグネットを買ってきて家の冷蔵庫に飾っていたにもかかわらず、それを忘れてまたさらに大きいサイズのマグネットを買ってきてしまいました。宗教画ですけどとても美しい絵です。天井画は同じテーマの『聖母被昇天』ですが、こちらはコルネーリス・シュフットの1647年の作品です。祝福の塔の地上47mの位置に描かれた直径5.8mの円形絵画です。下から見ると本当にマリア様が天に向かって登っていくようで、できれば近くまで登ってじっくり鑑賞してみたいですね。教会の外でも街の改修工事が進められていました。ネロとパトラシュが石畳のお布団で寝ています。4時頃、大音響で教会の鐘が鳴り出しました。いったい何があるのかと街のチョコレート屋の店員さんに聞いてみたんです。『さあね、毎日鳴ってるわよ。』答えは意外とあっさりしたものでした。(つづく)
2018/02/18
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<ダイヤモンド・シティ>2月のアントワープ(ベルギー)は寒いです。それでも行くことにした理由はいくつかあって、まず今年からシニアIIIラテンがWDSF正式種目となったこと、さらにベルギーは地ビール天国なこと、そしてうまいムール貝料理のシーズンであること、それにANAがベルギーに直行便を出したので乗り換えなしで行けることなどです。去年ビルバオにいく時、わざわざムール貝と地ビールのためにベルギー経由にしたのに食べられなかったリベンジもあります。海外遠征に出発する日は普段よりかなり早く起きて、風呂水を使って大量に洗濯、さらに風呂掃除して部屋の掃除もしてゴミも全部出してとかなり忙しいのでいく前からへとへと。大将は仕事から帰るのが遅い上に段取りが悪いのでいつも出発前日は徹夜で荷造りです。そんなわけで空港に向かうバスに乗った途端ふたりとも爆睡でした。競技仲間のメロンチョコさんたちと空港で待ち合わせて、行きも帰りも一緒の飛行機でした。海外で使うWiFiをレンタルして空港で受け取る予定だったのが忘れてゲートインしてしまって、メロンママさんは相当焦ったみたいでしたが、そういうお客さんも多分よくいらっしゃるんでしょう。ショップの方が乗り場まで届けに来てくれました。ブリュッセル空港までは約12時間で、日本からの時差は8時間です。やっぱり直行便は楽ですね。ブリュッセル空港からアントワープまでは直通電車のIC(インターシティ)が1時間に2本ほど走っていて、チケットは窓口で簡単に買えます。4人で47ユーロくらいでした。アントワープへはメロンチョコさんたちは2年前、私たちは4年前に一度来たことがあります。駅周辺はダイヤモンド店が軒を連ねていて、試合の名前もダイヤモンド・カップなんですよ。もみあげを長く伸ばして黒い帽子をかぶった人を多く見かけます。昔アントワープでダイヤモンドの商いを始めたユダヤ人が成功してこの辺りに多く住むようになったと聞きました。駅構内は4階層になっていて、長い駅モール内にもまばゆいダイヤがショーウィンドウに並んでいます。夜になると全部かたずけて、また開店と同時に並べ直すみたい。それだけで半日かかりそう。 駅前のホテルにチェックインしたあと小雪がちらつく中、街に繰り出します。寒いので前回来た時に入った駅前の地ビール屋に入りました。お目当のてんこ盛りムール貝料理と主食のフライドポテト。そしてもちろん、ベルギービールで乾杯です。うぉ〜〜!!! 最高!(つづく)
2018/02/08
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<ごめんなはり>国分寺のそばにおしゃれなカフェを見つけました。コットンタイムというお店、人気店らしく駐車場にたくさん車が停まっています。ここでランチにしました。日替わりランチはいろんなおかずがついていてバリュー感があります。大将が頼んだカレーも美味しそう。デザートとココナッツフレーバーのカフェラテを楽しみながら、ずっと気になっていた電車の話題になりました。ごめんなはり線です。テレビの鉄道番組で見てその名前の面白さからずっと覚えていた電車なんですが、線路に沿って国道55号線を車で走りながら偶然電車が通らないかなあと密かにワクワクしてたんです。 3分おきに来る都内の山手線じゃあるまいし、よっぽど運が良くないと見られないだろうなあ。大将は安芸駅に停まっていた電車をチラっと見たらしいんです。それよりスマホで時刻表調べるべきですよね。後免駅がカフェのすぐそばなんです。『あと10分後に弥太郎がくるよ。』千載一遇のこのチャンス、逃してはならんぞと早々に会計を済ませ後免駅に車で急ぎました。ところがあともう少しのところで踏切が降りて駅まで行けなかったんです。でも踏切が降りたということは電車が通るということでは?カメラを握りしめて車を降り、踏切に向かって走りました。(熱血鉄子か?)やってきた琴平行きを間違えて撮ってしまいましたが、高架を走り抜けていく弥太郎の青と白の車体を見ました。このあと後免駅に寄って名残を惜しみ、次なるお寺へ向かいます。ナビが言う通りに行ったらとんでもなく細い道に誘導されたんです。この先は明らかに車幅より狭いぞと言うことで危ういところをバックで引き返し、ナビを無視して看板に沿って進むとちゃんとありました。第30番札所 善楽寺(ぜんらくじ)隣が土佐神社という有名な神社で、納経所で書いてもらっていたら神主さんが年初のご挨拶に来られたんです。お正月は大変な賑わいだったようで、渋滞して大変だったので来年は対策を考えねばなどとおっしゃってましたね。神社もお参りさせていただいて、立派な御神木も拝見。帰りの飛行機の時間を考えると次のお寺で最後になりそうでした。ここにたどり着くのが今回一番大変だったでしょうかね。第31番札所 竹林寺(ちくりんじ)ナビが言う通りに車を進めると、トンネルの中で『目的地に到着しました』と言われるんです。トンネルを抜けて振り返ると、今抜けてきた山の頂に五重塔が立ってるのが見えました。もう一度設定し直すと、ぐるっと回ってまた同じトンネルを抜けようとするので、なんとかこのサイクルから抜けねばと大将が勘を働かせて山道を見つけました。山全体が五台山公園になっているようで、細い道ですがちゃんと上りと下りを分けた一方通行になっています。お寺のそばに立派な植物園や展望台などもあって、バスでも来られるようになっていました。予定通り夕方5時に車を返して、強風で少し遅れの出ていた飛行機に乗り四国を離れます。高知県にある16箇所のうち半分を無事回ることができたし、試合も好成績だったので大満足の旅でした。次はいつ来れるかなあ。長い旅行記にお付き合いくださり、ありがとうございました。(おわり)
2018/01/13
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<高知から香川へ、そしてまた高知へ>夕暮れが近づくにつれ雲が出てきて寒くなってきました。岬めぐりの〜バスは〜走る〜室戸の24番から高知を目指して25番、26番とお参りして、地図を見る限り27番までがセットみたいな気がしたので今日中にそこまで行こうということになります。地図で見るのと実際では大違い。ものすごく急な山道でした。車一台がやっと通れるような曲がりくねった道を対向車が降ってこないことを祈りつつ進みます。第27番札所 神峯寺(こうのみねじ)山門をくぐるとやっぱり長い上り階段でした。日が暮れると山道も真っ暗になりそうでしたのでさっさとお参りして降りてきました。 さて、高速道路で高知から一気に香川へ向かいます。太平洋側から瀬戸内海側へ四国縦断です。四国山地を越えていくんですが、そのほとんどがトンネルなんです。朝から階段登ったり降りたりで疲れてますから運転してて眠くなったら大変と、ミレービスケットやら柚子ゼリーやらお土産に買ったはずのお菓子を時々大将の口に放り込んで運転してもらいました。 ラジオも入らなくてシーンとしてるのでミニオンズのバナナの歌とか与作とかめちゃくちゃなレパートリーの歌を大声で叫びつつ。時々トンネルが切れると飲まれそうな漆黒の闇が広がって、ちょっと怖いです。トンネルの中の方が明かりがあってホッとしました。 ようやく香川県に入り、豊浜SAでチャンポンうどんを食べました。昼も夜もうどんでしたけど、美味しかったですよ。大将はステーキ食べてました。この日は香川で泊まりです。 翌8日は試合で、その夜も香川にもう1泊しました。これ、試合が終わった後の試合会場です。夜はホテルに隣接したお店で祝勝会の宴を催しました。試合の日は一日中雨でしたけど、翌日の9日は晴れて強風が吹き荒れてました。再び高速道路をぶっ飛ばして高知へ戻ります。なぜか知りませんけど高知はガソリン高いんですね。レンタカー借りて移動してたんですが、香川県の方がレギュラー133円で高知は144円だったんです。ちょっとでも節約ということで香川を出る前にガソリン入れることにしました。高知に戻ると山の上に建つ城が気になります。のいち動物公園の近くにある洋風の廃城シャトー三宝で、以前気になって近くまで行きました。大将はあんなお城に住みたいらしい。それを横目で見ながら次のお寺を目指します。第28番札所 大日寺(だいにちじ)またすごい階段だ。今日も元気に鐘をつく大将。本堂でお参りして次なるお寺は国分寺。国分寺という名のお寺は日本各地にありますが、だいたい平地にあるんです。奈良時代に仏教で世を治めようと思い立った聖武天皇が各地に建てさせたものなので皆んなが行きやすい場所だったのではないかと想像します。案の定、ここも階段登らなくていいところにありました。第29番札所 国分寺(こくぶんじ)(つづく)
2018/01/12
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<修行の道場始まる>室戸岬の灯台から少し登ったところに高知県最初の霊場があります。徳島の23番から歩いてきたらとんでもなく遠いと思いますね。高知県は『修行の道場』と言われているそうです。お話は試合の前日に戻ります。第24番札所 最御崎寺(ほつみさきじ)気合の入りまくった大将は、ゴーンと鐘をつき、ロウソクをお供えし、線香まで買ってます。昨晩泊まったホテルに置いてあったガイドブックを熱心に読んでましたから、多分そこにこうしろって書いてあったんでしょうね。納経所で二人分600円払ってスタンプ押してもらい、ナビをセットして次に向かいました。第25番札所 津照寺(しんしょうじ)またすごい階段です。お参りを済まして山を降りた麓に夫婦善哉という名のお店を発見。ちょうどお昼だったので、この辺りの名物らしい金目丼というのを食べてみることにしました。実のところ朝食が豪華だったので私はあまりお腹が空いていなくて柚子胡椒のうどんをいただいたんです。 ただし甘いものは別腹。これ、海洋深層水ソフトです。大将も負けじと善哉を注文。私があんこ嫌いなので家では絶対食べられない代物です。このお店は食堂だけでなくお土産とか地元の野菜なんかも売っていました。ミレービスケットなるものが大量に売られていて、気になったので買ってみたんです。高知では知らない人はいない有名なお菓子らしいですよ。国道55号を室戸から高知方面に戻る形で車を進めていきます。なんでこうお寺は高いところに作るんでしょうね。第26番札所 金剛頂寺(こんごうちょうじ)そろそろ終わりにして香川に向かおうかと思い始めた頃、道の駅にクジラ博物館を見つけて入ってみることに。ナウマンゾウの博物館を思い出すと大将は言ってました。VRのメガネでみる海底探検は楽しかったですよ。この辺りは昔からクジラ漁が盛んだったそうです。手漕ぎの船でチーム組んででっかいクジラをモリで仕留めるわけですが、クジラに飛び移って縄をかける人など、こういったお仕事に携わった方々は運動神経よかったんでしょうね。(つづく)
2018/01/11
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<海に昇る朝日を見た>室戸というのは面白いところです。昨日岬の西側で夕日を見て、今日は東側で朝日を見ました。国道55号沿いに空海が籠もって修行したといわれる『みくろ洞』があります。車の奥の鳥居のある洞窟。ここで弘法大師が開眼して洞窟から外を見たら空と海とが見えたから『空海』と名乗ったとかいう話を母から聞いたことがありました。いまは空と海と陸が見えますね。陸海空岬の先端にやって来ました。津波避難ヤグラのような展望台と小さな資料室があります。小屋に入って展示を見ていたら、地元の女性が話しかけてきました。『このすぐそばに私のパワースポットがあるから是非見に来て。』遊歩道を行くと『あこう』という古木があって、さっきの女性がその下に座ってました。まるで木の精みたい。(大将談)車で少し行くと、室戸岬灯台があります。ここから下を眺めると小さな岩が点在しているんですが、なんとその上に人が乗ってるんですよ。釣りしてるみたい。船で渡してもらうらしいんですが、二人くらいがやっと立てるような小さな岩の上で一体どんな魚を待っているのでしょう。滑り落ちたりしないのかしら。ところで、今回わたしたちがこのスポットにやって来たのは岬観光でもパワースポット巡りでもなく四国八十八ケ所巡りの続きをするためなんです。その第24番札所である最御崎寺が灯台の近くにあるんですね。このあと4つお寺を巡ってたくさん階段登ったあと、南から北へ四国を縦断し香川県へと向かいます。(つづく)
2018/01/07
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<海に沈む夕日を見た>東京は乾燥した冬晴れです。成人の日を含む三連休初日、モノレールで羽田空港に向かい、早々に荷物を預けて空弁を買い込みました。空弁を空の上で食べることはまずなくて、出発前に完食。おーーー! 隣の飛行機、STAR WARS号だ!タタタターンターン大将と思わずSTAR WARSのテーマを唱和。みんなも歌えよ〜。離陸するとまもなく、雪を頂く富士山が見えました。約1時間半でやって来たのは四国、高知県でございます。レンタカーで目指すは室戸岬。このとんがってるところ。海沿いの国道55号を行くと、この道ずっと『津波浸水想定区間』なんです。このタイミングで地震のこないことをずっと密かに願っておりました。まだあと45キロもあります。津波が来たらここに逃げてねというヤグラみたいなのが点在しています。あともう少しで室戸岬というところで日没を迎えました。海に沈む夕日、太平洋側でも見られるんですね。(つづく)
2018/01/06
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粉雪は降ったり止んだりの状態で、積もる気配はありませんでした。練習場に行く前に、メロンチョコさんの案内で少し遠回りして鬼怒川を望む橋を渡りました。細い綱が向こう岸に渡してあって、小さな木箱が風に揺れています。夏の繁忙期にはこれにお茶とかお団子を乗せて川向こうのお客さんに届けるお店があったのでしょうか。並行してかかる吊橋が見えたので、それを渡ってみることに。川を渡る風はことさらに冷たいんです。吊り橋って、なんで渡りたくなるんでしょうね。しかも揺らしたくなるんです。鉄錆がまだそれほど進行していないので多分新しい橋なんだろうと思いましたが、揺らすと怖いですよ。川は綺麗ですが、落ちたら一瞬で低体温症になりそうでした。練習場は11時にオープンで、私たちが一番乗りではありませんでした。駐車場に停められた1台の車の脇に立派なお財布が落ちていたんです。 落とし主はすぐに分かってご丁寧にお礼に来られました。『どうもありがとうございました。先生方の踊りは何度か試合で拝見したことがございますよ。』先生がた?遠い昔、家庭教師してた時に言われたことあったかなあ。照れ臭くてチョッパーみたいに隠れたくなりましたよ。 今日は昨日あまり練習できなかったスタンダード種目も練習しました。スタンダードは捨てたとおっしゃっているメロンチョコさんたちにもワルツの基礎練を教えたり、パートナー交換してルンバやチャチャ、サンバのベーシックを踊ったり。普段はやらないような有意義な経験ができました。 朝ごはんをたくさん食べたとはいえ、4時ごろになるとお腹が空いてきたので早めに切り上げることに。フロアは暖かいけど着替えの部屋は極寒なので超特急で着替えていたら、昨日も今日も練習に来られていた熱心な地元の競技選手が入って来られました。『今日はいいものを見せていただきました。またいらしてくださいね。』私たちの拙い練習を見て下さっていたようで暖かい言葉をかけていただきました。どうもありがとうございます。 (つづく)
2017/12/18
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朝7時に起きてカーテンを開けると窓から冷気がシンと入ってきました。水滴ごしに細かい雪が舞っているのが見えます。予報では関東は晴れって言ってたのに…。ここは関東じゃないのか?私は子供の頃から雪が大の苦手で、雪が降ると学校も会社も休むヤワな奴だったのですが、ようやく最近はトラウマから抜けて雪は降るものだと思えるようになりました。でも好き好んで雪の多い場所に行くスキーやスノボと言ったウィンターレジャーはやったことがありません。まあ降ってるものは止められないので早く止んでくれることを願いつつ、朝食会場に4人で向かいました。みんな遅くまで飲んでいた割にはすんなり起きられたみたいです。朝食会場は混んでいてロビーで順番待ちでした。お土産を見たりオークション絵画を眺めたりしながら時々窓の外を見て雪の状況チェック。こういうのを粉雪というのかなあ。細かい雪粒が白い羽根のような軽さで風に舞い、大きな窓から見える景色が巨大なスノードームのように思えました。ビュッフェ・スタイルの朝食は和食洋食多種多様で、ホットケーキと目玉焼きはライブで作ってくれていました。一瞬ドレスデンのことを思い出しましたね。あの時もこの4人でした。 なるべく遅い時間にたくさん食べて昼食も兼ねることにして、チェックアウトの11時ギリギリまで部屋にいました。『ポッポー!』その理由はこの夏半世紀ぶりに復活したというSLを見るためなんです。この4人の中に鉄男も鉄子もいないはずなんですがみんなノリノリで、もうすぐやってくるはずのSLを雪の舞うベランダで待ちました。 遠くで汽笛が聞こえた時なんてテンション上がっちゃって、動画モードで待ってたんですが、スピードが遅いのかなかなか来ないんですよ。スマホ持つ手が凍えました。こういうのは撮るべきスポットとかがあるんだと思いますね。いまいち場所が悪くてテンションMAXで待ってた割には枯れ枝の隙間に蒸気がもうもうと見えるだけで肝心の機関車がよく見えなかったんです。そんなオチが入りましたが、修学旅行みたいで楽しかったです。(つづく)
2017/12/17
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