平凡から非凡へ
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「小さな発見の喜び」ちょっとしたことに気づいて何となくうれしくなった経験をした方も多いかと思います。例えば、私の場合を述べてみます。ここ20年あまり、毎朝1時間ほどの散歩の習慣があります。高血圧、高脂血症、高血糖、いわゆる生活習慣病を持っていたため、これを改善するために始めたわけです。今では生活の一部となり定着しております。三日坊主に終わらなくて、このように長く続けられるのは、生活習慣病持ちということも大きな理由の一つですが、一番大きな理由は、長続きさせるコツとして、ある人から教わった「①できることを、②できるときに、③むりなく」を実践したからだと思います。また、この散歩コースとして、飽きがこないように5つほどのコースを持っています。この中には大きな新興住宅地内を通るコースも入っています。散歩をしているときには、いろいろと考えごとをすることも多いのですが、何も考えていない全くリラックスしたような状態のときもあります。仏教的にいえば無我の境地に近いのでしょうか。このようなときにふと気づくことがあります。例えば、何年も前のことですが、この新興住宅地内を歩いているときです。秋も深まった頃で、朝は多少寒くなってまいりました。ふと足元を見ると、枯れ葉がたくさん落ちているのに気づきました。あらためて周りを見てみると、道路に沿って木がたくさん植えられていました。掃除も大変だろうなと思いながら、歩いていると、アッとする瞬間がありました。「秋」は英語では「autumn」といっていたな。まてよ、もうひとつ別の「fall」といういいかたもあったな。確か「fall」には「落ちる」という意味もあるな。「秋」を英語では「fall」というのは、ひょっとしたら秋になったら枯れ葉がこのように木から落ちることに由来するのではなかろうか? これが瞬間に思ったことでした。きっとそうに違いないとワクワクしながら家に帰り、さっそく辞書で確かめてみました。有りました、有りました、「秋をfallというのは、落ち葉(fall of the leaf)から来ておりアメリカ英語で一般的である」というようなことが書かれていました。この由来について知っている方は多いとは思いますが、自分は知りませんでした。人から教わったわけでもなく、本から学んだわけでもなく、自分の力で気づいた喜びは何ものにも換え難いものです。いつまでも記憶に残るものです。何年経ってもあのときの小さな発見のよろこび、何ともいえない幸福感が持続しています。これは仏教でいうところの悟った瞬間の喜びに近いのでしょうか。人生にはいろいろと不幸や苦難、困難はつきものですが、できるだけ幸福感を多くするために、できるだけ小さな発見やあらたな気づきに喜びを見出すように努力するのも一つの知恵かなと思います。
2026/02/22
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