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同業者ならよく分かると思うけれど、患者さんの中には不思議に沢山結婚歴のある人(特に女性)がいる。海外ならともかく、5回くらいなんてツワモノもたまに見かける。もちろん、婚姻暦一度も無しという患者さんも多いけれど、一方で3回以上なんてのはザラだ。もう長年の病歴で家庭がしっちゃかめっちゃかになっているのに、何故かすごく辛抱強い、いい旦那さんが、親身に看てたりして、「愛があっていいなあ」なんて思ってしまう。こういう患者さんが来るたびに、看護師たちと話題にして、「先生面白い」とウケてしまうのだが...。「この患者さんは何回も結婚出来てるのに、どうして私は出来ないんだろう?」「この患者さんにあって、私に無いものはいったい何なんだ!私に何が欠けているって言うんだ!どうして私には愛が無いんだ!」「じゅびあ先生、再婚したいとか思ってないでしょう」「じゅびあ先生は自立してるから」「じゅびあ先生みたいだと、彼氏は出来ても結婚はねえ」「もう少し男性に依存しないと」別にあえて拒否的に再婚したくないわけではないです。チャンスがあればユアウェルカムです。結論から言えば、私に欠けているものは「可愛げ」ってことらしいです。
2008年08月27日
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今の病院に赴任した時、とても驚いたのは、「下剤でコントロール不能な便秘のある入院患者さんが多すぎる」ということだった。一般的に抗精神病薬は抗コリン作用があるので、口渇や便秘、おしっこが出にくい尿閉なんかがただでさえ起きやすいのだが、これまで勤めてきた他の病院に比べて今の病院には、「同程度の薬剤を使っていても何故か排便コントロールが難しい」入院患者さんが多かった。精神症状のコントロールがイマイチだった患者さんの数名にちょっと処方変更をした途端に、2名がイレウス(腸閉塞)を起こした。酸化マグネシウム3gにプルゼニド4錠、大建中湯6g、さらに水薬の下剤を毎日40滴使っても排便が確保できずに浣腸指示が要るってどういうことだろう、と思っていた。別の主治医の患者さんでは、酸化マグネシウムの使い過ぎで高マグネシウム血症を起こした人が出た、という話も聞いた。外来患者さんでは、このようなことはない。もちろん外来患者さんより入院患者さんの方が、処方量が多い傾向があることを考慮に入れても、ひどすぎた。私は、「これは食事に問題があるのではないか」と感じていた。病院側も気づいたようで、最近は「食物繊維パウダー」を食事に添加するようになった。その結果、毎日下剤液20~40滴使用していた患者さんたちが、0~10滴くらいで足りるようになったのである。患者さん用の食事には、食物繊維が添加されたが、職員用の食事は以前のままである。そして、やはり食事が問題であることを、私は身をもって知ることとなった。汚い話で申し訳ないが、私は生まれてこの方ほとんど便秘をしたことがない。上部消化管撮影をしても、下剤をのむ前に違和感なくバリウムが出てしまうほどだ。そんな私が、今の病院で連直(二晩以上の当直)をすると、トイレの水が真っ赤に染まるほどの大出血をしてしまう。当直が終わっても数日間、毎日トイレで決していきまないよう悩み、さらにうつぶせ寝をしなければならないので不眠に悩むのだ。1週間以内に自然と止血し、普通に生活できる。3回くらいそんなことが続いてやっと、当直時の食事が問題、と気づいた。連直のたびにQOL(Quality of Life)が下がるってどういうことだ。当直が怖い。今の院長はなぜか病院の給食をこよなく愛する人で、お弁当を持ち込んだり、売店で買ったものを食べていたりすると、不機嫌さを隠そうとしない。「給食をご用意してありますから、召し上がってください。先生たちの権利ですから。」できるだけこっそり食品を持ち込むしかないが、連直時は2日目まで賄えない。せめて患者さんと同じレベルの食事を、職員にも用意してほしい....。
2008年08月22日
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ニュースに出てる。逃避型うつ病、未熟型うつ病や非定型うつ病が、「新型うつ」として。仕事への意欲は低下しているけど、休職の診断書を出すと、友達と旅行に出かけたり、買い物したりは生き生きとやれる...という患者さんは、実際増えている。こういう人には薬の効き目は鈍い。それならそれで、カウンセリング...と言うけれど、「行きたくない職場に行きたくなるようにしてください」って、そんな魔術の心得はない。職務内容とか、配置とか、人間関係とか、職場と本来直接話し合って解決すべきことを、話し合いもできずに(話し合いを重ねてくる人も一部にはいるが、医師の診断書など、道具がないと話し合いができない率が、これまた高い。これをやってくる人は、わりと定型的なうつ病であることが多い)、「うまくやれるようにしてください」「仕事をやりたくなるようにしてください」「充実感を持てるようにしてください」...前にも書いたような気がするが、私なんてマークシートの医師国家試験に受かっただけの、そのへんのねーさん(オバサンという説があるが、気持ちだけはねーさんと言いたい)なのだ。そうそうみんながみんな、毎日楽しく、環境や人間関係に恵まれて、自分の仕事を評価されて、充実感を持って過ごせるわけがないのだが、どうもそう思っているような気がする患者さんは多い。その結果、定型的なうつ病の「自分を責める(自責)」タイプより「他人に原因があるとする(他責)」タイプが増えているのだ。こういう患者さんをよくするのは非常に難しいんだけど、よくならないならよくならないで、やっぱり他責的に「医者の治療が悪い」ってことになりやすいから、ますます行き詰まる。「先生みたいに、立派な仕事を持って、毎日笑顔で、明るく元気に働いている人には分からないと思います。」ってあんた、本当に私に何の悩みもないと思っているのかしら?仕事だから、いろんなことを押し隠して、患者さんの前では出さないでやってる。それがプロ(お金をもらって働く)ってものだからね。何はともあれ、ああいう記事が出ると、「私は新型うつ病です」って来る患者さんがまた増えるんだろうな...。それにしても、昨日から来ているローテート研修医。午前の外来は診察室で爆睡。午後の症例検討会でもコックリコックリ(上の医者は誰一人眠っていない)。あまりにも緊張感無さすぎ。昨日新入院を一緒にとって、「よかったら診てくださいね」と言ったけど、それは「よかったら」じゃなくて、「診ろ」って意味だぞ。提出するレポートのケース以外は診ないつもりか。ベッドサイドに一度も行ってない(今日の今現在)!今回は私が指導担当医でないから、それ以上は言わないが、私が指導医だったら絶対許さん。...ていうか私が指導医の時ってわりと当たりというか、やる気のある人が回ってくるのよね。
2008年08月12日
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例年、本読みと作文の苦手なうちの子どもらは夏休み読書感想文を書かないのだが、今年は「書くから課題図書を買って」と言い出した。読書感想文、読書感想画、理科か社会科の自由研究、工作のうち、どれかをやっていかなくてはならない(最低1個、2個以上が望ましい)と学校から通知が来たのだ。私が小学校から高校時代、夏休みに読書感想文を必ず1本書いたものだ。私は速筆だったし、1回どおり読んでいつも下書きなしで一気に書いていたが、不思議なことに大体規定字数どおりに完成してしまう。これは結構な特技で、親には出来上がった感想文に目を通させることこそあっても、手伝わせたことは一度も無い。それでいて、3年に1度は賞状なんかももらっていた。きっと大変だろうな、と思いながら、「必ず書くのね」と約束して、読書感想文の課題図書を2冊、読書感想画用の課題図書を2冊買った。さすがの私でも、同じ本を題材に二人の子どもに全く違う読書感想文を書かせるのはどう考えても難しいので、別の本でそれぞれ書かせることにしたのである。案の定子どもは嫌いな作文を後回しにして、感想画から始めた。感想そのものを絵にするのは難しいから、一番印象に残ったシーンを、子どもらなりのイメージで膨らませて、描けばいいだろう、と思った。私が勤務から帰ると、「色はまだ塗ってないけど、描いたよ」と子どもが画用紙を持ってきた。「がびーん...」娘は、本の表紙カバーを見て丸写し。息子のは、場面こそ自分で描いたものの、登場人物の顔が本の挿絵にそっくりなのだ。しかも力を入れて描いているので、鉛筆の跡に沿って画用紙が凹んでしまい、消しても直せない。「あんたたちさ、ポケモンの似顔絵を葉書に描いて、テレビ局に応募するのと違うのよ。本とそっくりに描けました、っていう賞をくれるんじゃないんだから...。それにこれは誰の絵?この画家さんの作品だよ。こういうの、盗作っていうのよ。この頃問題になってるでしょ。本に出ている絵と、全く違う絵を描かなきゃいけないの。」これを理解させるだけでかなりの時間を要した。やっとオリジナルの絵を描き始めたが、いつものことながら、絵が小さい...。四つ切画用紙に、まるでメモ帳にでも描くような大きさの人物や動物。それが、前後の重なりも無く、画用紙の上に、無関係に点在してしまう。「余白が多すぎる」「絵が小さすぎて迫力が無い」「一部はみ出てもいいんだよ」「だからってメインの猫の耳がはみ出しちゃったら、何だか分からない!」「マンガみたいに全部パッチリお目目でウインクさせるなって」「腕と脚が棒のようなのは、マンガだよ!」3時間くらい、二つの部屋を行ったり来たりしてわめき続ける私。見かねてA4の紙に、おおまかにこれくらいの絵を描きなさい、と構図や人物、動物のポーズを描いて渡したが、それでも私の見本の絵のサイズより小さく、四つ切画用紙に描いてしまう。どうにもならず、ついに画用紙3枚目。「これが最後の画用紙。もう描き直しは無いよ」と渡し、ついに画用紙に直接私が構図を描いた。私は決して絵が得意ではない。図画工作や美術は、体育の次に悪かった。それでも主な人物や猫、周辺の人物、本に登場する大道具小道具...鉛筆で軽く、うっすらと丸や線を描いて、「ここに、これくらいの大きさで、この枠いっぱいに描きなさい」とひとつひとつ指示。それでも「マンガになってる!」などと何回かわめいて、1時間後。どうにか鉛筆で下書きが完成。その後もいきなり先が磨り減って太くなったクレヨンで背景から塗りつぶそうとする娘や、絵の具をパレットの上で混ぜようともせず「生の色」をそのまま塗りたくろうとする息子を何度も制止。手前の人物と背景をほとんど同じ色にしてしまい、埋もれてしまったところを水で塗らして溶かして直したりするのはやっぱり私の仕事で。「絵の具は水をたっぷり混ぜて、薄い色から少しずつ様子を見ながら塗りなさい!」「そんな太い筆でどうやって塗るの!」「パレットの上に出して色を作るときは、一度に全部混ぜず、少しずつ混ぜながら塗るの!そうすると、色にいろんなところができて、上手に見えるの!」「ここがガラーンと空いてしまっているから、場面に出てくるはずのものを描き足してみなさい!」「背景は一色でなくてもいいの。地面と壁が違っていてもいいし、濃いところと薄いところがあってもいい。一色で塗ったら埋もれてしまうものがあるなら、変えて描く!」...3日、いや4日かけて、完成した。読書感想文の課題図書だって、1回読んだだけで「読んじゃった!」うちの子どもの読解力では、1度読んだだけで書けるはずがない。「最低でも3回は読め」と言ったら部屋に戻っていったが、「3回読んだ!」と降りてきた。「この話のどんなところが面白いと思ったか」をそれぞれ子どもに尋ねた。「青いティーセットを庭に埋めたのは、誰だったと思う?」「緑の妖精が埋めた。」「お花が子どもになったでしょう?それってどういう意味があるの?」「ううん、魔法は解けなかった。でもそのうち解けると思う。」全然分かってないよ、娘。確かに本に出てくる物語では、妖精が魔法をかけて、ティーセットを埋めてるけど、その物語のとおりに、庭を掘ると出てくる、っていうお話なのよね。「主人公が最初は嫌がっていた牛の世話をするようになったのはどうして?牛に対する気持ちは、どう変わった?」「可愛いから、やった。可愛いなと思えるようになった。」息子よ、それだけでどうやって原稿用紙3枚書くつもりだ。仕方なく、子どもが寝てから、それぞれの本について質問事項を書き出した。登場人物が、その気持ちが、そしてその人たちの関係が、それぞれ物語の場面でどう変わったか、を順序立てて箇条書きにし、質問を作った。1冊の本について、20項目を超えたが、この質問に答えて繋げれば、読書感想文の体裁をとれるだろう。翌日、子どもにその紙を渡して仕事に出かけた。帰宅すると、もちろん、びっくりするほど浅はかな回答も多々あったが、どうにか修正可能な範囲。とりあえず、原稿用紙3枚ずつ渡し、分量を見るために一番言いたいことは何かを決めて、書かせてみた。娘が「できた!」と持ってきた感想文は、原稿用紙2枚半だが、感想は最後の1行で、残りは全て本のあらすじ。それを元に赤鉛筆を入れるつもりだったが、元にしようがない。しかもその最後の感想1行は唐突で全く意味が分からない。「課題図書の感想文は、審査する人全員がその本を読んで、内容を知っていて読むの。だから、感想を説明するのに最低限必要なのを除いて、あらすじは一切、書かなくていい。あなたの感想だけを書く。」聞いていた息子が書きかけの1枚目を持ってきたが、やはり大半があらすじ。「次の日...」とかいう説明は要らない、と教えたが理解したかどうか。まだまだ読書感想文と格闘の日々は、続くようだ。夏休みの終わりまでに、できるかなあ...。私はもちろん、この8月になって1週間、忙しい合間を縫って本を4冊全部読んだ。読まなきゃ教えられないからね。私も今まで生きていて、一番本を読んだ夏かもしれない(笑)。
2008年08月10日
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これまでにいくつかの病院で、勤務をしてきたが、医局の冷蔵庫、というのは、どこでも大変恐ろしい箱だった。冷蔵庫自体の新しい・古い、きれい・汚いにかかわらず、あそこには見るのもおぞましい物体が入っていることが多い。...管理する人間がいないのである。医局秘書のいる病院であっても、「医者」が冷蔵庫に保存したものを勝手に捨てることはできないようだ。つまり、冷蔵庫にその食品を入れた医師が、自己責任できちんと管理しなければならないのだが、非常勤で1週間や2週間に一度当直に来るだけの医者が持ち帰るのを忘れたタッパーに入った「モノ」、コンビニで買って持ち込んだ惣菜などは、すぐに得体の知れない物体になってしまう。それ以外によくあるのが検食(病院の給食)についてきた、ゼリーやヨーグルト、牛乳など。手をつけずに返すのも何なので、とりあえず冷蔵庫に入れて、そのまま。入れた本人以外は、他の医師のものだと思うので、それきり触らない。何ヶ月も消費期限を過ぎて、ちょっと膨らみかけた牛乳のパックなんて、開けて捨てるには勇気が要る。...たいてい耐えきれずに私が捨てるのだ(笑)。横を向いて見ないように、鼻をつまんで。飲みかけで残りが2センチほどになったペットボトルが、ずっと入っていたり....。以前に勤めていた病院の事務が転勤して別の病院から、「当直が足りないので少しでもやれないか」と直接私に電話をくれた(さては私の連絡先を持ち出したな、と思ったが、よくしてもらった人なので別にいい)。それで、月に数回だけ、どうしてものところをお手伝いに行ったのだが、そこの冷蔵庫に入っていた最古の牛乳の消費期限が、去年の9月!今年の5月に切れた牛乳とヨーグルトも入っていた。絶対にゴミだが非常勤なのでさすがに勝手に捨てにくく、ドアを開けて見える方向に消費期限を向けて並べて入れ直してきた。誰か気づいて捨ててくれるといいのだが。そういう医局の湯沸かしポットのお湯なんて、いつ入れ替えたか分かったものじゃないから、お茶を淹れることもできず、いちいちペットボトルを買ってきて飲んでいる。去年の9月の牛乳か...全部飲んだら100万円、と言われたら飲めるかなあ。100万円なら、すごく飲みたいけど、絶対飲めないだろうなあ。1億円なら、飲めるかなあ。去年の9月が100万円なら、今年の5月のは10万円くらいかなあ。そっちだったら飲めるかなあ。....何故かそんなことを空想して、一人葛藤してみた。
2008年08月03日
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