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アメリカでは売り主からのみ、日本の仲介手数料(上限)の倍にあたる手数料をもらい、買い主からは手数料を取得しません。買主、売主ともに手数料を得ることを両手といいますが、7割近くは両手の実情を鑑みると、両手をもらわないと買いの仲介手数料ダンピング等により利益確保が難しくなってきているのかも知れません。両手は詳しく書きませんが、いろんな弊害を生むもの、不動産業なら皆知っていることです。先日、中学の息子からなぜ買主から仲介手数料をとるのか、なぜ、なぜ、と問われました。何の先入観もない中学生の頭の中では、販売しお金をもらう人からだけ手数料を貰えばよい、と。業界の慣習に慣れている私には、息子の視点がとても新鮮でした。
2022.11.20
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このような問いは書籍や雑誌でもよく見られる。人口減は不動産市場にとって良いことではない。自明だ。都市圏の勤務先が近い等の利便性高い土地と過疎が進む土地と流動性の2極化が進む、これも自明だ。不動産購入是非について、不動産を資産とするならこれほど是非が分かれる資産もないだろう。公認会計士に言わせれば、賃貸と持ち家の比較において”掛け捨て”部分にフォーカスして判断するだろうし、相続や遺品整理兼仲介不動産経営者なら、売れず貸せずに固定資産税や修繕費の拠出に苦しんでいる人を多くみて、不動産購入に否定的な面もあるだろう。 一方で、不動産賃貸業の友人は、保証人のいないお年寄りが賃貸を借りることについて苦労するところを見て、老後を考えると持ち家は若いうちから取り組むべき資産形成ととらえる者もいる。この人はNG,この人はOK,いやー意見がこんなに割れるなんて・・・僕は、、、、もちろん不動産所有派だ。実際にマンションと戸建てを所有している。でも最近所有しているファミリーマンションを処分しようか悩んでいたりする。どうしても、不動産市況が良い状態であること、また、それは数十年も続かないだろう、と思うこと。不動産はよっぽど歴史的建造物でない限り、古くなれば価値も落ちる。今売却して、バリュー株、値動きがなくとも高配当株を3社ほど分散し購入しようかと、思い悩んでいる。もちろん、売却は不動産エージェントの自ら対応する。 現在の賃貸人が退去するタイミングで売却を検討してみよう。
2022.11.18
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今でも古書店に結構な金額で売られている名著。この本から得られるものは大きい。20以上前に読み、3回以上読んだ本は数少ないがその1冊である返報性やコミットメントと一貫性、これはドアインザフェイステクニックやローボールテクニックを学ぶことができる。優秀なセールスパーソンが日常的に利用している思考法といっても過言ではなかろう。特に社会的証明は最も身近な法則であるといえる。芸能人の自殺を報道番組で取り上げた際、最近では必ずこころの相談窓口のテロップが流れアナウンサーが説明する。それは、自殺の記事(特に世間に影響の大きい人物等)後、3,4日後の自殺者増加傾向に対応するものであるし、不確実さや類似性はSNS等で多く見られる現象だ。この本が登場した当時より、人々の行動変容が顕著であるが本質は変わらないことを説明してくれる。ハロー効果や認知バイアス、権威、希少性・・・影響力のフレームに集めた理論法則は今となっては他の書籍でも普通に語られているものであるが、僕のこの本に対する高評価はそれらの理論がとても分かりやすく書かれている点である。翻訳の妙もあわせて向こう100年、色あせることのない名著であろう。
2022.11.13
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振り返れば社会に入って以降、ITバブル、サブプライム、リーマン・・・景気が下がる局面があり、その度に資本論本はその度に手に取りたくなる。そんな魅力をもつワードだ。しかしこの本は読みやすく書かれているが、とても切れ味鋭い。本を持つ手が切れてしまいそうだ。脱成長コミュニズム。これまでモヤモヤと資本主義に対する疑心暗鬼が言語化されている。僕たちは欲しいものを買っている、ように思えるがそれはいつ頃から欲しいものであったのだろう。僕の身の回りを見てみる。洋服は衝動買い、突然ほしくなったものが多い。クローゼットには同じ色、デザイン性の服ばかりで妻もあきれている。この服の材料はどこから、どのように僕の手元に届いたのだろう。資源国からグローバルアパレルが安く仕入れ、賃金の安い(相対的に)国で大量に作り、素敵なプレゼンを僕が受けて購入する。資本主義に身を置くものとして、シンプルなモノたちだけに囲まれて過ごしている人を見ると、なんだか素敵に見え、モノに囲まれ豊かなに生活人を見るとやや古いイデオロギーの臭いを僕は感じている。なかなか素晴らしいマーケティングに僕は勝てず、また何かを欲しくなるだろう。何が欲しいのかは大企業だったりインスタ等のSNSだったり、”誰か”が決めてくれるだろう。資本論に挑んだ学生時代、第8章だったか「労働日」など理解できずにいた。そんな僕にこの本は優しく説いてくれる。僕は不動産エージェントなので、例えば中古物件を丁寧につかえるよう再利用可能な改修を加え新たなオーナーの手にわたる。その流れがとても心地よい。資本主義を手放しコモン主義に移行することは難しいのかもしれない。だけど、人新世の資本論にあるものを少し拝借し実行すれば、必要なだけ生産し、時間を穏やかに家族と過ごし、、幸せになれそうだ。それにはまず、囲まれたモノがない状態、モノを追加しないことをイメージし、では何をするか、を自分の内にイメージできなければ同じことの繰り返しだろう。本の価格安さと内容の重さのギャップは僕の本棚書籍中ベスト3に入る
2022.11.10
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ガンディーのイメージは僧侶のような格好をした痩せ細った体躯だ。でも若い頃の写真は端正な顔立ちにスーツをビシッと決め自信溢れる弁護士そのものだ。経済学と生い立ちの側面からガンディーを見るとハッキリとした輪郭が表れる。とても合理的なのだ。機械化反対が結果として合理的判断であったのか、いいきれないこともあるが彼なりに合理的判断の意思はあらゆる場面で見られるものだ。インド人の仕事が奪われる、と思われる輸入材の輸入、流通を警戒し抵抗していた一方で、書物、哲学思想などの西洋思想の輸入は求めていた。ほかにもあまり知られていないが安楽死を肯定するなど、意外な一面を見せている。南アフリカで鉄道(主に従業員はイギリス人)職員による大規模なストライキと共闘しようと側近がガンディーに呼びかけた際、彼は真っ向から否定し、予定していた行進をやめた例がとても印象的だ。なぜなら鉄道職員のストは賃金アップ等の改善要求に対し、ガンディー達は正義のために闘おうとしていた。目的が異なるためだった。機械化で人が失業する。でも、決してそうはならなかった。むしろ機械化で新たな産業が生まれ雇用も発生した。そのあたり現在のAIやデジタルの問いと似通っているが、ガンディーが読み間違ったところだろう。ガンディー視点での経済学はとても新鮮だった。一方で彼の生い立ちにスポットをあてることで、よりガンディー経済学は深みを増すだろう。
2022.11.04
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筆者の思いはとてもシンプル。僕は慶應ビジネススクールでも説いているこの考え方が心地よい。とかく、フレームワークと仮説思考の世界の中で、こんなシンプルな事をあえて書籍として出版しないといけないほど、マネージャーと部下の関係は枯れてきているのだろうか。僕はこんなリーダーと良く遭遇する。「情報は自分で取りにいかないとダメだ」いや、その通りだと思う。でもずっと何かしらの違和感も同時に感じていた。確かに僕らの時代は自ら考え自ら行動しよ、である。でも、だ。目の前の部下はやる気もある。ただ、目的達成までの段取りだったり、進め方だったりが分からず質問に来ている。そんな部下を門前払い、はないまでも、上記メッセージを繰り返し伝えることに危機感を抱くようになった。若い社員、経験の浅い社員は決してやる気がないわけでない。(中にはやる気なし、もいるだろうが)僕は積極的に配ってきた。クイズみたいに問いかけし思考を広げる作業を楽しんでやってきた。結果、その部下はその後輩社員にとても親切に「配って」くれるようになった。いわゆる「連携」も配る種類に入るだろう。上下間の連携と横、社内もあれば社外もあるだろう。その連携の大切さを多面的に教えてくれる1冊である
2022.11.03
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書店員の書評に資本主義がポップカルチャーを通して語られ2017年に急逝したマークフィッシャーの思想を簡単に知ることができる1冊、とあって思わず手を伸ばし購入してみた。僕の思考が眠いのか、とぼけているのか、靄がかかった峠道のように、通り過ぎた景色とこれから訪れる景色が視界不良で見えないように、僕にはこの本を理解することがとても難しい。だけど、なんだろう。資本主義に対しての嫌悪感?のような、なにかつまらないものを見ているような、印象を受けた。例えばロバートデニーロとアルパチーノが両作に出演したヒートとゴットファザー、ヒートの舞ロサンゼルスは色のない街並み、際限なく自己複製するチェーン店のようだとモノトーンの印象を与える。一方ゴットファザーはその名前は村の名前に由来する、血の流れを感じる生々しさ映画の中で随所に登場する。どちらもとても好きな映画だ。資本主義に血は通っていないのだろうか。極端な問いを立ててみるとやはり資本主義は血が通っていてそれもべっとりと血なまぐさい。よく昔の記憶を美化する人間の性質を問うことがあるが、昭和の時代はよかった論調がある。ぼくもそうだ。だけど平面的な経済成長の過程をみると第二次産業の工場勤務者がおしゃべりしながらの勤務は生産性低下を招く。口を利かず家に帰って酒をのむ、そんな高倉健的イメージだ。現代の仕事はどうだろう、コミュニケーションをよくとっている。どこにいようともWebを使ったmtgが積極的に行われ意思決定をはやめる。とにかく濃厚なのだ。蜜な仕事関係は疲れるがやりようによっては幸福感をもたらす。資本主義の色はモノトーンではなく、僕にとっては血の色にみえる。資本主義レアリズムとは朱殷色のことである。
2022.11.01
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