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書籍の感想です。今回は「遥かなる虹の大地 架橋技師伝」です。遥かなる虹の大地 架橋技師伝/葦原青【合計3000円以上で送料無料】この世界には架橋技師という職業があります。架橋、つまり、橋を架ける技術者なのですが、橋のかけ方は特殊で、歌を使います。歌といっても呪文のようなもので、呪文を使って木、石、鉄などを橋の形に変成させていくという感じです。なので、修練を積んだものであればあっという間に橋を架けることができます。とても有用な才能なのですが、いち早く目を付けた国は主に軍事目的で利用していきます。そうですよね。どこにでも簡単に橋を渡すことができるとしたら、攻撃のバリエーションは非常に多岐に渡り、優位に戦いを進めることができますもんね。主人公のフレイは自分の架橋技師の才能を信じつつも、現実には戦争に使われ、多くの人が死ぬことに加担しているということに悩み、もがき、苦しみます。そんな彼の未来とは・・・という感じのお話です。本人だけの話だけではなく、相棒のエピソードや、伝説の架橋技師とされながらも裏切り者として国内で蔑まれている師匠の真実など様々なことがフレイの成長に繋がっていく様はなかなかに面白かったです。
2020.03.29
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書籍の感想です。今回は「あずかりやさん」です。あずかりやさん (ポプラ文庫 日本文学 270) [ 大山 淳子 ]心が温かくなる小説です。この小説は特別なことは何も起こりません。妖怪も出てこないし、主人公も特別な才能があるわけではありません。しかし、素敵なことはその日常の中にあるのですね。主人公は目が見えません。小さいころに視力を失ったのですが、あることをきっかけに「預かり屋」という仕事を始めます。このお店は・どんな品物でも1日100円で預かる・預かって欲しい日数分だけ料金を先払い・日数を過ぎたら、その品物は流れて、預かり屋のものになるというルールで運営されています。そんなお店にいろいろな事情を抱えた人がいろいろなものを預けに来ます・・・この小説の面白いところはエピソードも面白いのですが、ストーリーテラーが「もの」だったりするところです。第1話は「のれん」で、第2話は「自転車」、第3話は「ガラスケース」がストーリーテラーです。ちょっとピントのずれた可愛い彼ら(?)の進行はなかなかほっこりします。
2020.03.26
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書籍の感想です。今回は数の女王です。数の女王 [ 川添愛 ]数字が世界の法則になっている世界。この世界の人は「運命の数」という数字を与えらます。この数字は非常に大きな力を秘めていて、その運命の数を素因数分解して、その素数に対応する毒を準備するとその人を呪い殺すことができるのです!例えば、運命の数が、429000なら、429000 = 2x2x2x3x5x5x5x11x13なので、2の毒が3個、3の毒が1個、5の毒が3個、11と13の毒が1個準備できれば良いということです。それほど強力なものなので、通常は人の運命の数を知ることはできません。なのですが、もしその運命を数知ることができる手段を得た人がいたとしたら・・・そして、その人が一国の王女だったら・・・そんな感じのお話なのですが、その他にも「数字の神秘」ともいうべき、楽しい話が絡んできてとても楽しいです。カプレカ数とか話に出てきます。カプレカ数とは二乗した値を左右の桁に分けて足すと元の数字に戻る数字のことです。45がカプレカ数なのですが、45×45=2025、これを20と25に分けて足すと、もとの45に戻るというわけです。物語では、この法則が適用されている空間では、その人は斬られても、また元に戻る(死なない)というわけです。神秘的でそんな力を持っているかも、と思えちゃいました。数字の話はいっぱい出てきますが、それほど難しい理屈が出てくるわけではないので、数学苦手な人でもしっかり楽しめます。お勧めです
2020.03.19
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