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ジュネーブには大きな総合病院が州立病院と、このラトゥールの2つしかありません。
なので、普通駐在日本人は骨折や事故など緊急の場合、州立病院かラトゥールか近い方へ駈け込みます。
(国連地域に比較的近いので、ラトゥールはいくつかの国際機関職員の指定病院にもなっています。)
我が家はラトゥールまでは車では10分くらいなので近いのはラトゥール。
実は右脇近くに腫瘍があることは昨年からわかってたんですが、検査では良性だったし(スイスだと高いし時間はかかるしフランス語だし)日本に帰ってからでいいか。と放っておいたのでしたが・・・。
腫瘍は半年ごとに倍と結構早く大きくなって、神経でも圧迫してるのか右手が痺れるようになっていました。
なので手術しなくちゃいけないかな~と迷っていたのです。
いや、笑い話じゃないし。
ただの失神ではなく、意識不明のまま嘔吐。
運悪く吐瀉物がのどに詰まってたら、既にこの世にいなかったかも知れません(-_-;)。
で、腫瘍の話をしたら、早速大使のお口添えでラトゥール病院の外科部長さんから乳腺科の先生をご紹介頂き、信じられないくらい予約もすぐに取れ、速攻診察、速攻手術となりました。
さて、気になるお値段ですが・・・。
先生に金額を聞くと手術料は2500フラン(25万円)程度。
入院その他は病院の会計課でないとわからないとのこと。
我が家の保険(日本の旦那の会社の健康保険)は立て替え払いで後日清算のため、あまり高額であれば事前入金をお願いせねばなりません。
なので、その足で病院の会計課へ行き見積もりをお願いしました。
すると、勿論こちらの病院の人は我が家の保険を知る由もなく、
「この保険はちゃんとうちの病院でも金が出るのか?」
という話に。
まあ、あからさまに言えば、会計課の人の視線は
「あんた、ホンマに金払えるんやろうな?ええっ?」
という感じでしたが・・・(-_-;)。
結局我が家の会社の保険では、信用がなく、 前払いで概算金8600フラン(86万円)を払うよう
に言われました。
で、前払いを約束してベッドを予約できたんですが、翌週前金を支払うまで、
「本当に払えるんやろうな?」
という確認(というか不信感丸出し)の電話がクドクドと3回も・・・(^=^;)。
それが、会社から事前入金の連絡が来て、カード払いでお金を払った途端、
「どうぞ、ご案内書類はこちらでございます」
という感じで、会計課のわれわれに対する待遇がハッキリ 「お客様」へ格上げ
されました。
う~む。 さすが拝金主義の国スイス・・・。
まあスイス暮らしも3年目になれば、にこんな対応にも慣れっこですが・・・。
「支払確認が取れない(おい!)」
と言われ、前払いの領収書を提示しました。
結局その場では支払い確認できなかったみたいですが、
「でもこのお客さん領収書持ってるんだけど・・・」
って感じで事なきを得ました・・・(-_-;)。
全くいい加減だよ・・・。
ちなみに病院への見積もり支払い内訳は(100フラン=1万円)、
相部屋で2日間 2040フラン
手術室使用料1時間 1890フラン
回復室2時間 920フラン
麻酔代 1000フラン
検査費 300フラン
医療技術費 1500フラン
一般サービス料 40フラン
薬剤 250フラン
医療品(メスや使い捨て針など) 660フラン
部屋代は2日間とありますがこれは病院の場合午前0時を基準に日数を計算するから。
なので、実際には1泊2日入院なので、旅館でいえばいわゆる1泊分になります。
1泊20万円(・・・・しかも相部屋で(^=^;)。聖路加特別室か?)。
結局最終的な請求書はこれに232フランプラス。
手術前後の先生の診察代と執刀料金入れたら 合計約115万円
くらい・・・高いです(~_~;)。
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