2009年06月25日
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はい 今日も 三線に関して


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ぼくの本皮張りは 国際通りの 
ちんだみ工芸で ¥38000やった


ムカシ 本皮張りの三線は とても高価だった
いい三線 はステータスシンボルやったらしー

村長:むらおさ は床の間にそれを飾る
文化 そのものの象徴:シンボルやったらしー

労働する普通の日 日常=ケの日
それにポイントをつける 非日常=ハレの日


そんなときに 村長の所有する三線は 
唄者:うたしゃ に貸し出される
唄者はとりわけ 唄の上手い人

 ハレの日に響く 三線の音色
 唄い 踊り ハレの日の儀式
 ハレの日があることで
 ケの日 労働の日常が 祝福され再生する 

しかし 日常でも唄は唄われた
つまり 娯楽の方が労働よりも 魅力的

歌には 三線がヒツヨー なので 日常は
柿渋を塗って 丈夫にした  



つらい一日の労働が終わるころ 
夕方である 三線の音が聞こえてくる 

毛:もぅ=草に覆われた小さな丘の方から
遠く近く弱く強く三線の音色 人の笑いさざめく声も・・・

若者たちは じっとしてられない 

毛遊び:もあしびぃ に行きたくってたまらない

 つまり ムカシの合コンやったんでしょーねー
 毛遊び そこで唄い踊り話し 男と女は出逢った

ムカシ 音楽も踊りも もっと人の身近にあった 
唄う専門家 踊る専門家 はいなかった
フツーの人が 時に唄う人になり 祭りの日には踊った
唄い踊ることで 生きることの辛さを しばし忘れ また働いた 

 唄はまた 労働とともにもあり 労働のつらさを軽減した
 田植え唄は 皆の手さばきのリズムを作り 労働の効率を高めた

沖縄に最初に行った 1978年1月1日の夜
泊まった本部;もとぶの民宿 食堂で晩飯食べてたら 
奥の部屋から にぎやかな三線と太鼓の音

大工さんや民宿の主人 フツーの人たちが
太鼓を叩き 唄い 三線を奏で・・
音楽が身近にある・・・うらやましく思った 

覗いてたら
あなたたちも来なさい となり 
あなたたちもなにか唄いなさい となり・・・ 

 大晦日にレコード大賞をとった
 石川さゆりの津軽海峡冬景色 を歌った・・・

 次の日 渡久地から 伊江島に渡り 
 砂糖工場 を見学した
 米軍の射爆場 を見たし
 それへの反軍闘争の話を聞いた


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三線演奏サークル 心:くくる


今 ぼくらは音楽を買うしかない CDや配信やらで 受身で買う
あるいは リスペクトするアーティストのライブを 買う
プロ=唄うことの専門家が居ててその音楽を選び買うだけ 消費する

自分では唄わない 唄うとしてもプロのカタチをなぞる 
カラオケとかでね 今の大衆音楽はビッグビジネス
ポピュラー音楽人気音楽 ビッグビジネスである


はい 永良部:エラブのユリ
    ↓

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これは 楽譜です 永良部百合の花 の楽譜
工工四:くくし とゆー三線演奏のための楽譜
さいしょ 面食らいますが なれればダイジョブ


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ドレミファ音階 での押さえる位置が 漢字で表されてるだけ
一度覚えて 合四合 中上中工合中 上四中工合工 と押さえれば 
      えらぶー百合の花ぁ~ アメリカァにぃ~ と音が出る♪



沖永良部島 はどこにあるかとゆーと・・・・
沖縄の北に 与論島 その北に 沖永良部島:おきのえらぶしま
その北には 徳之島 その北が 奄美大島 与論からは鹿児島県です


この唄は 
労働を唄い
資本主義との戦いを唄ってる らしー
歌詞のなかにそれが唄い込まれてるんですねー

 永良部百合の花 アメリカに咲かちヤリクヌ~♪
 うりが黄金花;くがにばな 島にョー咲かさ~♪

昭和初期から 沖永良部島の農家は 
内地の商社買い付けで テッポウユリの球根を 
アメリカ向け輸出のために 生産してたんやそーです 

けども 内地の商社が買い叩く
それで 沖永良部の農家が大同団結して 
大資本 と戦う ってことがあったらしー ・・・

 いかに横浜ぬ 波荒らさぁ アティンヤリクヌー♪
 百合は捨てるなよ 島ぬょー宝ー♪


横浜に 運びつつあった球根のすべてを 
すべて 海中投棄して商社の横暴と戦ったことがあった らしー
これは その百合の球根への鎮魂の歌詞 とか
じつに 苦渋の決断 である
じつに ぎりぎりの戦い である

 百合球ぬ 美:ちゅらさぁ 心:くくる抱きしみてぃヤリクヌー♪
 永良部 女童:みやらびぬ 身持ちよ美:ちゅらさぁー♪

 アングヮヨーサト ナイチャシュンガシュンガー♪

すべての歌詞のあとに このリフレインがつく
どーゆーー意味かなぁ? ぼくの想像では・・・
里:サトゥ は想う人 のこと
       男は 里 と呼び
       女は 無蔵;むぞ と呼ぶ・・・

 どーしたんやー お前?
 泣いてても しょーがないでー 

ってことなんかもしれんなぁ・・・
元気出していこー ってことかなぁ・・・・



唄はこのあとも 沖永良部島の美しさ 故郷を思う気持ち が 
さまざまに歌われるんやけど ぼくはいっつも
最後をしめくくる この歌詞に グッとくる・・・


 百合作て遊:あしばー 砂糖:さた作て暮らさヤリクヌー♪

 互:たげに働らちゅーて 浮世:うちゆぅ渡らぁー♪

 アングヮヨーサト ナイチャシュンガシュンガー♪


 百合を作って遊び 砂糖を作って暮らし
 互いに働いて 浮世=人生を渡る
 どーしたんやー お前?
 泣いてても しょーがないでー・・・



 互げに 働らちょーて 浮世 渡ら・・・

 ええなぁ・・・




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なにがしか みなさんのお心に 
とどきましたでしょーか? もしそー思もてくれはったら 
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最終更新日  2009年06月25日 10時04分02秒
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