2009年07月06日
XML
ジュンサイ って食べたことありますか?

じゅんさい 今が旬

ジュンサイ は池とか沼に生える 水生植物 ハスの仲間かも

じゅんさい の若い芽は 寒天質のぬめりに包まれてる
      その寒天質ののど越しを 食するのである
      特に味はない なので 味噌汁の具にしたり
      酢の物にしたり のど越しの つるり感 が値打ち

今時分 京都の料理屋に行くと 先付け=前菜 や
小吸物 に よくジュンサイ がでてくるんですわ

千筋の塗りのちーっこい塗りの碗に お吸い物 が 二口半とか

つるり つるつる と 
のどを滑る ジュンサイの食感
ま たしかに食欲を高める 
珍しい食感=触感=刺激である 

なんかねー 京都 ムカシ 
深泥ヶ池;みどろがいけ で取れたらしー
植物園の北東 宝ヶ池にもほど近いトコにある

北大路魯山人 京都出身 陶芸家であり美食家
ほんでもって 日本でいちばん高い値段をとる料理屋の主
戦前の東京で 星ヶ岡茶寮 ってのをやってましてねー


 今は いろんなトコで 取れたり栽培されたり
 北海道の大沼や 秋田のほ-でも 取れるらしー

京都 ムカシ 町の八百屋でも ジュンサイの瓶詰 売ってました
まだ フタは スクリュー式やのーて 栓抜き式 やったはずですわ
うす青いビンでねー 1合よりもまだ ちっこかったはずですわ

深ヶ池産 のジュンサイではないはずですわ

 ぼく精華短大やったから 京都バスの路線 池の横 通るし
 しょっちゅー自転車でも 横通るねんけど なじみがうすい
 片側は 山の斜面が迫ってて ぐるっと回れへんのんかなぁ
 でも 棹を伸ばして つり糸垂れてるヒトはいたはりますわ

 こどものころの 深ヶ池は ちっこい汚い池でねー 
 ユーレイが出るとかねー 精神病院があるとかゆーてねー
 深ヶ池 とゆー名前と相まって おどろおどろしいイメージでねー 
 ジュンサイが取れた なんて信じられへんカンジ
 こんど近くに行ったら ちょっと観察してみよー っと 


じゅんさい とゆーと・・・・ 



4680

青小花文様 
なんでもない品
すこしさびしげかもしれない 青い花



 人は生きてこの世にある間 器を使う
 器はただの器物 ただの物

 なのに  人は それに 
 いろんな 思い を仮託する

 くるしみ 多い この世を
 ともに旅する仲間 やから





宮沢賢治が最愛の妹 とし子のために書いた「永訣の朝」

雨雪(あめゆき)=みぞれ、花巻の言葉では あめゆじゅ

 くりかえされる懇願・・・

(あめゆじゅとてちてけんじゃ)

(みぞれ とってきてください)

 青い蓴菜〔じゅんさい〕の文様のついた かけた陶椀

 いっしょにそだってきたあいだ
 みなれたちゃわんのこの藍の文様

どこで焼かれた どんなやきもの やったんやろう・・・・?


4650


 永訣の朝

 けふのうちに
 とほくへいってしまふわたくしのいもうとよ

 みぞれがふっておもてはへんにあかるいのだ

  (あめゆじゅとてちてけんじゃ)

 うすあかくいっさう陰惨〔いんさん〕な雲から
 みぞれはびちょびちょふってくる

 (あめゆじゅとてちてけんじゃ)

 青い蓴菜〔じゅんさい〕のもやうのついた
 これらふたつのかけた陶椀〔たうわん〕に
 おまへがたべるあめゆきをとらうとして
 わたくしはまがったてっぽうだまのやうに
 このくらいみぞれのなかに飛びだした

 (あめゆじゅとてちてけんじゃ)

 蒼鉛〔さうえん〕いろの暗い雲から
 みぞれはびちょびちょ沈んでくる

 ああとし子
 死ぬといふいまごろになって
 わたくしをいっしゃうあかるくするために
 こんなさっぱりした雪のひとわんを
 おまへはわたくしにたのんだのだ

 ありがたうわたくしのけなげないもうとよ
 わたくしもまっすぐにすすんでいくから

 (あめゆじゅとてちてけんじゃ)

 はげしいはげしい熱やあえぎのあひだから
 おまへはわたくしにたのんだのだ
 銀河や太陽、気圏などとよばれたせかいの
 そらからおちた雪のさいごのひとわんを・・・

 ・・・ふたきれのみかげせきざいに
 みぞれはさびしくたまってゐる

 わたくしはそのうへにあぶなくたち
 雪と水とのまっしろな二相系〔にさうけい〕をたもち
 すきとほるつめたい雫にみちた
 このつややかな松のえだから
 わたくしのやさしいいもうとの
 さいごのたべものをもらっていかう

 わたしたちがいっしょにそだってきたあひだ
 みなれたちゃわんのこの藍のもやうにも
 もうけふおまへはわかれてしまふ

 (Ora Orade Shitori egumo)

 ほんたうにけふおまへはわかれてしまふ
 あああのとざされた病室の
 くらいびゃうぶやかやのなかに
 やさしくあをじろく燃えてゐる
 わたくしのけなげないもうとよ

 この雪はどこをえらばうにも
 あんまりどこもまっしろなのだ
 あんなおそろしいみだれたそらから
 このうつくしい雪がきたのだ

 (うまれでくるたて
  こんどはこたにわりやのごとばかりで
  くるしまなあよにうまれてくる)

 おまへがたべるこのふたわんのゆきに
 わたくしはいまこころからいのる

 どうかこれが天上のアイスクリームになって
 おまへとみんなとに聖い資糧をもたらすやうに
 わたくしのすべてのさいはひをかけてねがふ


862




===========================

なにがしか みなさんのお心に 
とどきましたでしょーか? もしそー思もてくれはったら 
クリックたのんますー♪
        ↓
bana-








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年07月06日 10時31分57秒
コメント(0) | コメントを書く
[過去の文 修正再録♪] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ハプー山人

ハプー山人

お気に入りブログ

NYG☆石田美都さん

コメント新着

通りすがりのおばさん@ Re:サクリ サックリ(01/20) 初めまして。ヤフオクで出ていたサックリ?…
ツクイ近江八幡デイサービス 井原@ Re:三線サークル「心:くくる」増長しちゃうぞっ! (09/27) 突然のメッセージですいません。 ツクイ…
戸田和章@ Re:宝剣岳のトンガリ 3(06/15) 歳月の経過は早いものです。三沢岳事故の…
ハプー山人 @ ありがとー♪ あの日以降も ぼくのやきもん屋の日常は…
jiq @ Re:ブログ再開 そして引越し(06/04) 待ってましたぁ! 3.11以降日本の誰もが、…

© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: