表現へのこだわり

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京のお宿　五条楽園

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2010年03月13日

すんまへん　異常なブログ　です
第一に　長すぎる　←自覚してます
第二に　重たい　　←わかってます
第三に　本気すぎる←しぁーないんです

短く　軽く　鼻歌まじり　
それがフツーのブログの常　それが好まれるブログ　の特徴　きっとそー　
ブログの常道からは大きくはずれてる　←自覚があるやけども・・・

　　　表現へのこだわり　ってゆーか
　　　文を書くことへの責任　ってゆーか　それで・・・長くなる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本気すぎ

えーと　やきもん屋なんで　作った品＝品もん　では表現をやってない
このブログで書く文が　まごうかたなく　表現　ですわ

まあ　季節の移り変わり　や
　　　こんなことあってこー思もた　や
　　　やきもん屋の暮らし　や
　　　山登りのヨース　このあたりは　軽く　も書けるんですが・・・　
世間一般でゆー　陶芸関連＝やきもんの仕事について書くと　長く
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　重く
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本気すぎ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑

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生き残りの段取り　に６日前　こんな書き込みがありました

　　　　　　　　　敬服いたします　自身も陶器屋　まだまだ修行の身
　　　　　　　　　生き残り賭け　体はってます
　　　　　　　　　ブログ　いつも勉強になります　
　　　　　　　　　有難うございます

カラミづらいことでユーメーな　
このブログに　よー書き込んでくれはったなぁ　と感謝です
真剣に返事のコメントを書きましたんやが　それは
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓

　　　　　　　　　　　　　　　　ありがとー♪　
　　　　　　　　　　　　　　　　でも　かいかぶらんといてや　
　　　　　　　　　　　　　　　　いじわるジジイの繰言でっさかいに
　　　　　　　　　　　　　　　　でも　ほかとはちがって　リアルやとは思う
　　　　　　　　　　　　　　　　現実に即すよー心がけてる

　　　　　　　　　　　　　　　　いや　しかし　かならず　
　　　　　　　　　　　　　　　　あなたには　ぼくとはちがう道
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だれともちがう道
　　　　　　　　　　　　　　　　オリジナルな自分のやり方が　あるはず
　　　　　　　　　　　　　　　　時間かけて　それを見つけてや
　　　　　　　　　　　　　　　　また　気楽に書き込んだり
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　聞いたりしてな♪

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2010年03月07日 05時09分10秒)

うん　そーなんやなぁ　たまに若い同業者＝やきもん修行中にヒトや
　　　　　　　　　　　独立して数年　がんばってるヒトから
　　　　　　　　　　　参考になりますとの　書き込みをいただく

　　　しかしこれは　一つの事例　と断る　かならず　念を押す

参考になりました　との書き込み
それで後に実際に会って話した方が２人いたはる　
広島のMさん　東京のTさん　いずれも男性　以前はほかの職業に
陶芸教室でやきものに出会い　高じて転職　がんばったはる若いヒト

ぼくは会うと　以前の仕事　今もかけもちでやってるその仕事　
について興味津々なんで　いろいろに聞かせてもらう　
その仕事を体験して来たヒトから　その仕事のリアル＝現実を聞く

　ぼくは　やきもんしか知らん　から　　
　ぼくは　たまたま　京都の窯元に入り　それから
　ずっと　この仕事しかしたことがないから

彼らはぼくの知らないことを　知ってる
それを身体を使って知り　知った上で　やきもんの仕事に転じた
転じて　インターネット　ブログで　やきもんの同業者の文を　読み　
なにがしか交流し　なにがしか感じ　なにがしか学び・・・

　　　情報　としてぼくの文を読んでくれた

IT：アイティ　とは　情報技術　の略語である
インフォメーションテクノロジーの略語である　が・・・

　IT革命でコミュニケーションが変わる　と喧伝されたが
　インターネットは　からっぽの洞窟　との説もあり
　ゲーム機に中毒してるコドモ　と変わらない
　オトナ　だったりもして・・

ドクトクのオモシロサが　たしかにある
あるんで　９８年 i Mac　ホームページ開設
やきものMLでの加入と投稿　そして７年前からブログ書き・・・

読むほーでは・・・
インターネットでの情報閲覧　は時々の気晴らし・・・
ブログ読みは　ヒトの頭のなかを覗くオモシロサ・・・

　　　そこにある情報のほとんどは　不確かな情報
　　　出所のわからない　えーかげんな情報
　　　たいてーは　個人の感想　思いと事実の混淆
　　　割り引いて読むべき情報　

しかし共有すべき　有益な情報　も　ときに　たしかに　ある・・・・

　　　真剣に書く　のが
　　　書く場合の　責任やと思うんで　
　　　長く重く本気すぎ　になってしまう

去年１０月の山登りに関しては　こんなことを書いてる
　　　　　　　　　　　　　　　↓
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滑ったら下まで行きまっせ　ただではすみませんでー　

すでに雄山登頂を終えた登山者たち　どんどん下りてくる
アイゼンなし　下りのほーがヤバイ　見てるとハラハラする

　例の最近の山のトレンド　オシャレ登山のオネーサンたち　
　山ガールってゆーんですか　みょーにカワイかったりする

　その山ガールの単独行のヒトもいたはって　アイゼンなし
　岩を両手でつかみつかみ　尻ついて滑り台を下りるよーに下山中
　イッパイイッパイのカンジ　アブナクナイ？　ヤバクナイ？

と　ぼくと同年か　少し上の下山者　精悍な男のヒト　
　　装備の古び具合といい　顔のしわといい　
　　カッコと風貌から　年季のはいった山屋さん　であることが歴然　
　　このヒトもアイゼンなし　すれ違いざま　状況を見てつぶやく・・・

　　　ここが一番の難所だな　

　　落ち着き払ってる　んで　聞いた

　　　往復ですか？　←（室堂から雄山への往復ですか？の意味）

　　　ああ　往復

　　　雄山の先　トレース（先行者の踏み跡）ありますよね？

　　　うん　ついてる
　　　きのうも　歩いてるしね
　　　アイゼンあれば　ぜんぜん問題ないよ

　　　ありがとうございます♪

不安はつねにある　なので　情報収集はダイジ　
確度高く　いくつか集めること
だれから情報を取り　どうそれを　総合判断するか
しかしてのち最終　現場に行って　自分の身体で測り
臨機応変に対処していく　だれから聞くかはとても重要

　　　フンイキだけの作文　は　マズイ

と思ったんが　１０年以上前のことですわ　i Mac　の頃
うちのホームページを見て　ある方からこんなメールが来た

　　場所は明かせませんが
　　少年院の法務教官をしております　とあり　こんな質問・・・

　　　やきものを焼いて　生計をたてるには
　　　ロクロの訓練学校に行く道　があるようですが
　　　その訓練学校に入るには　高校卒業の資格が必要ですか？

　　　やきものを焼いて　生計を立てて行くこと
　　　陶磁器の製造会社　産地の窯元など　に就職すること
　　　またそれが叶い　本人が努力した場合に　独立自営して
　　　やっていくことは　どの程度実現の　可能性があるでしょうか？

　　　突然のメールでの　不躾な質問をし
　　　ご迷惑は重々承知の上で・・・・

　　　じつはわたくしが指導担当する　院生のひとりに
　　　わたしの目から見て　とても才能のある子がいます

　　　モノを作ることを喜び　本人もそれが好きな様子です
　　　その子が　院を出た後の進路就職先を考えてやらなければなりません
　　　フクザツな家庭の事情から　今　当院におりますが・・・・

アタマを抱えこみました・・・

ホームページ開設　なんの気なしに　書いた文　
それに反応してくださる　してしまわはる　真剣な読み手
たった一人でも　そんなヒトがいたはるんなら　
文を書く責任を　深く自覚して覚悟して書かんとなぁ　と思もた・・・・

知る限りのこと　そして　
これは　ぼくの知る一つの事例　との断りと念押しをして
もんのすごく長い文の返信メール　を書いて送りましたわ

　　　学んだ→　文を書くことには　責任がともなう

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　　いろんなヒトが　読むとこに　文を書くことの責任
　　文を公開して　いろんな人の目に曝すこと　
　　その怖ろしさ　に気づいたのも　１０年ほど前

その経験は　やきものML:メーリングリスト　に入って
さかんに投稿してた頃のこと　たしか２０００年ころのこと　
まだブログってのは始まってなかった

やきもん屋のぼやき　として　MLに投稿したんですが
検品のハナシを書いた　京都の老舗の店の検品は　
キビシイんで困りますわ　って内容でした・・・

　手づくりの陶器やのに　老舗の店のプライドですかねー
　鉄粉が１点でもあると　ハネられる＝納品できない
　これ手づくりの陶器　やきもんのいいワルイの基準として
　おかしいんとちゃいますかねー　磁器とちゃうねんし
　１枚￥１０００の皿なんですし　鉄粉があるかないか
　ほかにもっと見るポイントあると思うねんけどなぁ
　鉄粉があるかないか　なんて中学生でもわかる判断基準
　１００年前からやってる　京都の老舗ならば
　もーちょっと高度な　判断基準があるはずやのに・・・・

とボヤいたら・・・・・私信メールが直接ぼくのとこに来た

　私も　鉄粉だらけ　の人間です

で始まるその女性のメールは　ぼくの投稿に感激した感動したとの内容
激賞　感動　ものすごくホメてくれてはるんですが・・・

　私の子供は障害をもっており・・・

怖くなった　
事実としての　鉄粉のハナシ　が　その方のアタマの中では
人生や　人間社会や　人間を評価するってことの意味や
ヒトとしてのやさしさ・・・そんな哲学的な命題にまで　すり替わってる
ヒトを感動させる文　ってじつは割りに　カンタンに書けるけども
感動ってキケンやなぁ　と思もたなぁ

ぼくは　事実としての鉄粉　を書いただけ
その方はそれを　たとえ話＝メタファー　として読み　感動し・・・
これプラスにはたらいてるから　ええけども　逆もあるんやろなぁ　と

　　　とてもとても　怖くなった

　　　誤読するのも　読者の権利である

　　　誤読されることを　恐れては書けない

　　　覚悟して書くしかない

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　　　仕事は　やきもん屋
　　　文　は　余技
　　　しかし　表現
　　　そこに　責任と覚悟

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なにがしか　
みなさんのお心に　
とどきましたでしょーか？　
もしそー思もてくれはったら　
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