歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2020.05.01
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♪ すべからく平等にしてグローバル コロナウイルスに五蘊を想う




 いよいよ5月。初夏と呼ぶにふさわしいと言うべきか、この空前の「自粛軟禁緊縮連休」は北日本を除いて夏日になる日も多く、2日には30度を超える地域もあるらしい。季節は前倒しで推移し、景気は後ろへ大きく後退するというかつて経験したことのないレッドゾーンへ突っ込んでいく。

 「 Windy 」で世界の気候を見てみると、中国やインド、アフリカやアメリカ南部では30度をはるかに超えて40度近くになる日もある様です。

5月1日14:00(拡大します)

 北緯30度あたりを境目にして、温度差がハッキリと別れています。その境目が年々低緯度の方に移動していって、21世紀の特徴的な地球の様相を歴史上に刻んでいくのでしょう。
 南北回帰線(23度27分)の間の赤い帯びがどんどん広がってきているというわけだ。

5月6日4:00(拡大します)


 国や人種、貧富や貴賤、老若や男女、様々な基準と価値観、差別という強いものが支配する野蛮な世界。決して高等とは言えない人間をあざ笑うかのように、コロナウイルスが無差別に人を選んで憑りついてくる。

 天変地異に右往左往し、殺し合いをしながら築き上げてきた文明と文化を、目にも見えない微細なものに命を脅かされ、足元から崩されようとしている。

 歴史がなぜ繰り返されるのか? 
 ”人間がいかに馬鹿か“ という事をそれは示しているのだろう。のど元過ぎれば何とかで、直ぐに忘れてしまう。目先の利益だけにしか興味を持たず、都合の悪いことには目を向けず見なかったことにする。ことばを悪用して人心を手玉にとる。私腹を肥やし、強きを助けて弱きを虐げる。責任逃れして他人のせいにする。他人の意見を聞かず、対処療法でお茶を濁す。展望とは絵に描いた餅であると言って憚らない。ぬるま湯から出ようとせず、茹で蛙になるとも知らずに言葉巧みに誘い込む。

 こんな人間が政治家を自認し、お山の大将になってふんぞり返る。それが始まって以来ずっと続いてきた事で、これからも同じことが繰り返される。

 コロナ禍の後にはパラダイムシフトが起こるのかも知れない。しかし、これら人間の本質は、突然変異でも起こらない限り変わらないだろう。いっその事、政治はAIに任せてしまった方がいいと思う。
 自己中心的とか私服を肥やすとか、人を貶めたり騙したりするとかの人間の悪い面を持たず、AIはあくまでも正確無比で絶対に忘れたりしない。21世紀後半には高性能電子計算機の本当の出番がやって来る。それが実現しなければ人類は間違いなく破滅に向かうだろう。






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最終更新日  2020.05.01 09:58:09
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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