発達障害児が伸び伸びと育つために~保健師の目で見た子育て~

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Akiko0314

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ホームページを開設したのは・・・


診断を受けるのを迷っている方へ


障害受容へ向けて


注意信号!


年齢相応なのか、障害なのか?


あなたのせいじゃないんだよ。


診断されることを躊躇する人へ


発達障害児の心をつかむコツ!


愛情をどんどん言葉で表現しよう。


褒めるために1「時間を区切って」


褒めるために2「ありがとう」でいいんです


褒めるために3「褒めるって楽しい」


褒めるために4「褒めるのは恥ずかしい?」


褒めるために5「言葉の使い方のルール」


褒めるために6「発する思いに注目しよう」


褒めるために7「僕は役に立っている」


学校と仲良くなる方法


理解を得るための「言葉」を考え抜くこと。


恐れから、いいものは生み出されない。


「逃げ腰・泣き虫・遠慮虫の自分」と戦う


自己保身の心を捨てると協力者が現れる。


まずは、具体的な作戦を立てよう。


最初の順風:校長先生の理解を得る


先生も責められるのを恐れていた?


学校中に「支援の雰囲気」を作っていただく


親の自己変革(心を見つめて・・・)


傷つきにくい自分になろう!


心に毒を食らわないで生きる。


過去は教訓を得るためだけにある。


陥りやすい心境


発達障害児の才能を伸ばす方法


施錠した人が開錠する(笑)


楽しいアスペっ子


ひとぺろ


がんばっているお友達は?


「ハイと言いなさい」と迫られた時・・・


切ないでしょ?!


珊瑚の気持ちになっていたんだ。


発達障害児いろいろ


学校の先生へ


親と一緒に歩んでくださいね。


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2007年11月12日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
TAKUYAは、ソーシャルスキルの未熟さから、学校でトラブルを起こし、「僕はこれでやっていける」とは思えなくなり、自信をなくし、自尊感情を損ねて、落ち込んでいます。

であれば、彼を癒すものはなんでしょうか?

薬?
一時的に補助的には、助けてくれるでしょう・・・。
彼の食欲不振を和らげ、腹痛や吐き気を取ってはくれるでしょうが、根本的な解決にはなりません。

休養?
そう、今はこれが一番の薬なのですが、エネルギーが回復したらそれで解決するのでしょうか?休養だけでは癒されないですよね。

やはり、ソーシャルスキルを身につけることだと思うんです。
それによって、少しずつ自信を取り戻し、成功体験(というか、失敗しない体験でもいい)を積み、「それなりに自分はこれでいい」と思えるようになってくれれば・・・と。


近隣の医療機関のどこを尋ねても、療育に空白があるところはないですね。

医療機関に対してとても不満なのは、療育を受けられない子に対する「どうしようもないわね」という雰囲気です。
多くの親が、「どうしようもないのか・・・この子達の将来はどうなっていくのだろう?!」と、将来に見通しの持てないまま不安な思いを抱えているのではないかと思うと、腹立たしくなってしまうのです。

それに、多くの親がSSTの効果の程を知らないから、不満も言わず、希望も持てずに、不安なまま置いておかれているのだと思います。

最近、SSTの講習に参加したり、本を読んだりして少しずつ勉強を再開しているのですが、SSTを受けた子どもたちは、確かに成長していますよ。ソーシャルスキルをのばして、適応力や人間関係の混乱を解く術を身につけています。

少なくとも、SSTをやる療育施設に「つながっている」ということが、本人や親にとっては心強いことだと思うのです。何かトラブルがあったら、そこでもつれた糸を解きほぐすことができるからです。そういう機関とつながっているということが、とても大事だと思うのです。


でも、私がさらに腹が立ってしまうのは、どこの療育施設も「研究」や「学会発表」に重きが置かれているとしか思えないほど、少人数の子どもたちだけに、かなり濃厚なケアを提供しています。
「研究のために療育してるのか」と、文句を言いたくなってしまいます。
そんなの「大名診療」「大名療育」だよ。
これだけ困っている子がいるのに・・・。困っている子に手を差し伸べるのが医療の本来のあり方のはずです。

うちの主治医のところだって、一体何人の中学生が受診していることでしょう・・・。4人ということはないはずです。4人プラスうちの息子だけというはずはないです。4人プラス大勢です。


医療機関で薬以外に何を提供しようとしているのかと、同じ医療者だからこそ腹が立ってしまうのです。診断だけしたら放置するの?と。


親がわが子に対して療育をやるというのはなかなか壁がありますが、
でも、親しかいないのなら、親がやるしかない・・・という結論に今、たっているのです。
やれることをやるしかない・・・。色々な素晴らしい教材も売っているんですよ。がんばってみます。

でも、色々な手を打っていこうと思っています。

一緒に学校に働きかけていくことになりました。
私立の中学なので、学校の体制に対して、センターとしては、指示は出せない。
・・・けれども、
他にも発達障害を持つ子はいるので、SSTをやることによって、その子達にとっても良いし、とても効果があるものだし、ひいては学校運営そのものがよくなる(ラクになる)のだということを、
保護者の立場からと専門家の立場から、伝えて行くことになっています。
そのための作戦を今、練っている最中です。
学校側に負担をかけすぎず、学校にとってのメリットを提供できる形でスタートし、多くの先生方の理解をまずは得られるように、何年がかりで進めていくことになるでしょうか・・・。上手にやらないと、普通に考えたら断られるものですよね。実現した時には、息子はもう卒業しているかもしれませんが、それでもいいのです。

完璧なSSTである必要はないのです。
どんな形でもいいから、みんなで手探りで、子どもたちが必要としているものを提供できるように努力していく、そこから始められればいいと思っています。

完璧でなくていい、きちんとした形でなくていい、子どもたちが必要としているものを「体制がないから」とか「やったことがないから」という理由でやらないなんて必要はないのです。

子どもたちが必要としていることは何でもやってみよう!!
そんな手探り・手作りの支援を提供できるように、子どもたちが過ごしやすい場所が少しでも増えるように・・・努力してみたいと思っています。

Akiko





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最終更新日  2007年11月12日 18時59分06秒
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