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『やあちゃんばあちゃんの石ころ人生』第2章 ~その16~ 著:河上八千代※ 前回からの続き 教会には一週間に一回行くのですが、一週間に一回では物足りないらしく、毎日のように「早く教会に行きたいなあ」と言っていました。教会ってそんなに行きたいものなんかなあと思いながら、まあ、祐樹の悩みごと一件落着って思って、良かった良かったと思っていました。でも、「洗礼を受けたい」と言った時は大反対しました。「とんでもない、親せきの人から何を言われるか・・・、家は仏教なんだからね」・・・と。 教会ってそんなに良いもんなんかなあ。祐樹が毎日のように「教会行きたい」って言っていた。私が、「そんなにのめり込んじゃあいけん、家は仏教なんだからね」って止めていた。・・・私は一体何をしたんだろうか・・・。 祐樹の死後、私が教会に行くのに勇気なんか要りませんでした。だって、矢も盾もたまらなく、教会に行きたかったんですもの。玄関の建てつけの悪い引き戸をガタガタと開けて入ったところ、二人の女の牧師さんが出て来られました。そして、「うわ――素晴らしい!。神様こんなに早く私たちの祈りを聞いて下さった」と、二人で手を取り合って喜ばれたのです。私は呆気に取られて玄関に立っていました。その後で会堂の中に招き入れられてお話を聞くと、祐樹が死んだことは新聞で知ったこと、(当時は十五歳の子の自死はニュースになって、テレビや新聞で大々的に報道されましたから・・・)「それで、祐樹君の親御さんが教会に来られますようにと、毎日お祈りしていたんですよ。神様がお祈りに応えて下さったんですよ」と、言われました。ここにも本当に神様を信じている人がおられました。私にとっては経験したことのない、別世界でした。ああ、祐樹はこの世界に憧れていたんだなと、思いました。※ 続く自閉症の僕の七転び八起き (角川文庫) [ 東田 直樹 ]楽天で購入 facebook、 BAABAのブログ『グランマの椅子』もよろしく♪ ひいちゃんパパひいちゃん朗読 人権作品コンクール最優秀賞受賞 「ぼくの人生こんぺいとう」「光への手紙」 作詞 : ひいちゃんパパ 作曲・歌 : 人力車さん「ひいちゃんにっき」の本を希望される方や、個人的にメッセージを送りたい方は、yachiyo@crocus.ocn.ne.jpから、「ひいちゃんパパへ」というタイトルでメールを送ってください。それ以外だと、削除してしまうおそれがあります。
2020年03月16日
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