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Monday, June 10, 2024 曇りのち晴れ 午前4時起床。雨はあがりました。夜明けの時間は、深い古楽を聴きながらが落ち着きます。本は田久保英夫「深い河」。早朝散歩は無し。 朝ご飯にこれが出てきました。時鮭です。当地にあっては滅多、食することの出来ない逸品です。夕食niこれが出たら、一切れで4合瓶が空いてしまいます。飲み過ぎはいけません。それを鮭、いや避けて炊きたてのご飯と、でした。亮さん、有り難うございました。ちなみ、もう二切れあります。えへへ、一升はいけるな。 午前7時半過ぎ出社、午後5時過ぎ退社。写真は家路にパチリ。沖田の様子です。農道の両サイドに早期米の水田。今年の出来映えはどうなんだろう。 それにしてもの青空ではあります。九州南部と四国は入梅というのに、ここ大分の予報は週末まで晴れ模様。茄子や胡瓜など野菜畑にとっては有り難いのですが。西瓜は雌花が多く付くといいな。次の写真は拙宅敷地内の取り付けです。夕日が梅の緑を透かしていい色合いです。テーブルを持ち出し、冷えた白ワインを抜栓したい気分になりました。 ワインを我慢、少し走りました。夏至を前、このところのランは軽装です。ポケットがないので、カメランは面倒くさい。今日はそれを持たず。タマやチョコ(新顔)、ウルップに行き遇わせましたが、写真はありません。 家に戻り風呂。夜のお勤めは最初から日本酒でした。地元佐伯の地酒です。左は辛口、どっしり重い。右は甘口。原酒のようなトロリ感ありです。大地酒造謹製の「花笑み」。 となれば当てはこれに見合うものを。釧路の宗八を焼いて頂戴。白身、淡泊な中にも深い味わいです。 こちらは妻の拵えた煮物。素朴な味わいですが、辛口の酒に合うな。 出来合いの鰊漬け、右上はこれも妻の拵えた海老と豌豆のオーロラソース(妙な名前だな)です。結局3合、飲んでしまいました。バタンキュー。 今日の写真はありません。 今日の一首 水無月の青空嬉し家路道熊手を持つかはたまた走る
2024年06月10日
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Friday, July 7, 2023 曇り一時雨 南南西の風平均風速1.5 28.3℃ 21.8℃ 87% 6月15日以来のブログ更新です。 年4回の株主代表会議、合間を縫っての出張、加えて妻がコロナウィルスに感染。夜のお勤めも続けなくてはなりません。能わずでした。 今日から仕切り直しです。 7月に入り、九州各地は其処此処に線状降水帯が発生。大雨に見舞われています。大分・佐伯の湿りは其程でなし。空模様は曇天ですが、降水量は日量10mm程度です。写真は庭に咲く桔梗です。湿気を吹き飛ばす清涼の色合いです。 こちらは一昨日、ランの合間、K製材の庭に佇む猫です。初めて顔を合わせました。失礼ですが、すっとぼけた表情です。よし、名前を付けてあげよう。そうだ、サハリンにしよう。これまで拙宅周囲に居候しては去って行った猫たちの名前は全てロシアの地名等に関連でした。バイカル、アムール、オビ、ウルップ。そしてお前がサハリンだ。よろしくな。 さて、本日の話題は「夏潮グルメを食べ尽くせ、夏イカ&シマアジフェア」と題したキャンペーンです。以下がそのポスター。当市に水揚げされるケンサキイカとシマアジの料理をどうぞ、という括りです。各店舗の料理はこちらをご覧下さい。 上の催し、昨日、弊社社長が実物を用い記者発表しました。次の写真がそれです。どうですか、見事な色合いでしょう。今日の一句入梅は夜に蛙が鬨の声今日のラン なし今日の酒 夜、県外からお客様のあって、酒席を共にするする予定でした。その方、体調不良となり、予定がぽっかり空きました。ということで久しぶりに妻と外食。焼き鳥屋に突っ込んで生中2、芋焼酎ロック1。河岸を替え、洋食屋に。グラスワインを2。締めはバー。古酒(ハイランドパーク)を舐めました。写真がそれです。 こちらはマスターが妻に薦めてくれたカクテル・ブルーハワイ。 今日の写真は上野千鶴子先生の書いた本です。 先日、私のまちで講演をしてくれました。楽屋に挨拶しました。先生の本を持ち合わせずにサインだけを強請りました。直ぐさま、バッグから自著を取り出し、さらさらとサイン。有り難く頂戴しました。厚かましい杣夫です。 おまけです。この本、カバーの袖に別の本の広告を並べていました。うん、上野先生の本をしてではあります。
2023年07月08日
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Wednesday, November 3, 2021 快晴 西南西の風平均風速2.1 21.6℃ 10.6℃ 午前4時起床。11月になって、毎日未明、薪ストーブに火を入れるのが日課となりました。今朝もそうしました。30分で室内が温もり、1時間もすると、5リットルの薬缶と珈琲のドリップポットがシューシュー。妻は午前6時に起きてきます。その30分前に炊飯。お米は昨夜、彼女が研いてあります。ガス台にそれの入った釜をかけます。後は自動プログラムの働いて、勝手に炊き上がり。慌ただしくもある時間ですが、新聞を読んでの後は日替わり、音楽を聴いたり、本を手に取ったり。至福。この時間のあって、大げさですが私、生きているのです。 今朝、午後6時前、釜の横に書き置きのメモ有り。「牡蠣飯にするから、炊くのを待って」 とありました。起き出してきた彼女が具を入れて炊飯。写真は炊き上がった朝餉です。 午前8時半、今日も黒服を着ました。但し、昨日の黒と違い、ネクタイの色は白。そうなんです、今日は文化の日。文化、産業経済、自治、防災の分野に功績のあった方々を市が表彰、加えて教育分野に功労のあった方々を教育委員会が同じく表彰。その表彰式がありました。 被表彰者の中に、Hさんの名前がありました。父が旧制中学の時代、机を並べた方です。医者になって地元(蒲江・畑野浦)で開業。以来この方、漁村医療に尽くし、長年、学校医をされたとのこと。10年ほど前までは時折、畑野浦峠を越えて父の往診にきれくれていました。 今日、その席をみると、何と彼の娘・Kさんが座って入るではありませんか。懐かしい。彼女は高校の同級生。同じクラスでした。背の高く、今でいう女優の杏さんに似た美人。成績優秀。高2の時だったか、彼女、全国規模だったか否か不明ですが、英語弁論大会で優勝?しました。その賞品(何十枚ものLPレコード、勿論英会話学習の内容)を見せてくれました。羨ましかったなぁ。東京の女子大に進学、その後は有名カメラメーカーに就職したと風の噂に・・・。 彼女の席に近寄り、久闊を叙しました。父上のことを訊ねると、倒れて入院、今は施設に入所している由。見舞っても誰であるかわからない位の状況だそうでした。彼女は、自分の父親と私の父が朋友であったことを知っていたようで、いい機会、伝えて欲しいと託かりました。 式の済んで、家に戻りました。丁度、野菜に水遣りをしていた父へあらましを伝えました。愕然としたようでした。暫く言葉なし。遠くを見るような表情になりました。 戻ります。 帰宅の途中、いつものスーパーに寄りました。朝出がけ、妻に買い物を頼まれていました。おでんの素でした。上っ張りを脱いでネクタイを外し、店内に。やっ、いい魚があるぞ。鮮度のいいキンキンバチバチ、ウルメイワシがありました。うん、魚屋を冷やかすには午前に限る。昼前はまだいい魚が残っている。それを2パック求めました。 どうですか、この色合い。ウルメという名ですが、目はまだ潤んでいない。十分死後硬直が残っていました。 着替えてチャチャッ。 塩を打って冷蔵庫へ30分寝かせました。その間に昼食。終わって、三枚下ろしを氷水で水洗い。塩気を抜きました。後は水を切ってタッパーへ並べ、酢に浸すだけ。うーん、今夜の晩酌が楽しみです。 午後は野良に着替えました。軽トラの荷台に積んであった庭木の剪定枝なんぞを、所有の山林へ運びました。燃やして灰にしていた時期もありますが、焚き火は時節柄控えないといけません。杉林の中に枯らして土に返すことにしたのです。 やっ、林道が崩落しているぞ。9月だったか、大雨の降ったあと、パトロールを失念。発見が遅くなりました。私、この林道に関係する生産森林組合の組合長です。早速、市の林業課へ連絡しよう。 家に戻り野良仕事。玉葱を植える土を作りました。 分葱を一列だけ植えているのですが、それが芽を出し、いい感じに成長し始めました。このスヌタは最高です。早く食べ頃にならないかな。 甘藷もその儘になっています。掘らないといけませんが、時間がありませんでした。試し掘りだけに終わりました。「あなた、生姜を引いて頂戴。収穫時期を過ぎているわ」 アイアイサー。そうしました。 いい出来映えでした。これ、佃煮になるんだろうな。 午後4時、ランの格好に。走り始めてRさん宅に差し掛かりました。彼と目の合い、走るのをやめました。一緒、与太話をしながら散歩。甘藷と生姜をいるというので、散歩の最後、拙宅に戻り、今日掘ったものをあげました。お釣りに無花果をくれました。私は食わず嫌いですが、妻の好物です。有り難く頂戴しました。 午後5時、仕切り直しのラン。走り始めて近所住まい、散歩中のMさんに行き遇わせました。足を止めて、これまた世間話。散歩を一緒しました。 結局、走ったのは2キロ程かな。汗は滲んだだけでした。 帰宅して風呂。夜のお勤めはお約束。燗酒で流しました。メインはおでん。バタンキュー。 今日の一句 倒れしは鹿なりしか藪の中 今日のラン 2km 今日の酒 燗酒2合 今日の音楽 ブラームス ピアノ協奏曲2番 ゼルキン セル クリーブランド管 今日の写真は朝、食べた甘味。私のまちに洋菓子・和菓子の名店「お菓子のうめだ」があります。そこのムースケーキ。これ、絶品でした。 おまけ。食べながら手に取ったのがこれ。まだ1/3しか読んでいませんが、澤地久枝氏との対談には刺激を受けました。
2021年11月03日
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Sunday, October 3, 2021 快晴 西南西の風平均風速1.9 30.5℃ 16.5℃ 午前4時起床。珈琲を淹れ、書斎にぼんやりRADIO CLASSIQUEを聴く休日の未明でした。至福の時間と言いたいところですが、このところ身内に悩みのあって、そのことばかりを考えてしまうこの頃です。解決というか祝着とはなりそうにないので悶々。しばらくこんな感じで時をやり過ごすことになるのかな。 朝食の後、猪の内臓に取り付きました。魚とこの手の仕込みは私の仕事です。妻は菜園と花壇の世話。秋の日射しは殊の外です。日焼けを心配しながらも、ついあれこれの小仕事あって彼女、昼を過ぎるまで屋外に没頭のようでした。 戻って、写真はシロの部分です。生の長いのを解いて庖丁で割き、5cmほどの長さにカット。Kさんが丁寧な下処理をしてくれていて助かりました。匂いと脂を落とすため、二度煮しました。 こちらはフワです。肺のこと。別に30分、煮詰めました。中の空気を煮て絞るのです。そうしないとそれこそフワフワして食べにくいのです。この後、別に心臓、胃、肝臓を大きめにカットしたものと併せ、茹でました。 ここまで来ると、後は味付けのみです。水をヒタヒタまで。煮立ったら酒、醤油、鰹出汁、砂糖、塩、七味、胡椒、大蒜などを併せたものを加え、長時間、コトコト煮込んで出来あがり。 次の写真は遅い昼食。シャインマスカットでした。長野に単身の義弟が送って寄こしました。ごっつぁん。これを妻と半分こ。 食べていたらスマホがブルッ。従姉のMさんからでした。主人が今日も沖に出た、釣りから戻って大漁。ニベ如何?とのこと。勿論二つ返事。写真がそれです。一目瞭然、オオニベでした。これは70cm程でしたが、成長すると150cmになる高級魚です。ご主人、丁寧なことに沖で締めて戻ったのでしょう、血抜きがされ、いい感じの死後硬直でした。 チャチャッとやっつけ、サクを近所に裾分。私も薄く引いて味見。うん、絶佳の味わいでした。プシュッといきたかったのですが、夜までお預け。 こちらはヨコスジフエダイ。タテフエダイとの見分けがつきにくいですが、間違いなく前者です。腹を出したら、卵巣の色が赤い。 今日はオオニベの他、上のヨコスジ2枚、ヘダイ1枚を貰いました。小物は全部2枚に下ろし、塩を打ちました。 日の傾いて着替えました。いつもの林道コースをくるり一回り。その後、Rさんを誘い、散歩を小一時間。 帰宅してシャワー。おっと、忘れていた。猪の煮込みは親方の大好物。TELしました。「親方、イノホルがあるぞ」 午後6時過ぎ、野良仕事の服装が儘、やって来ました。小鍋に山盛りを持たせました。後方、聞いたのですが、帰る途中、軽トラ内にいい匂いの充満。堪らず停車。スーパーで楊枝を求め、その場で半分ほどを食べたとのこと。親方、このところ、山をすっかり無沙汰でご免なさいね。 私はイノホルを明日に回しました。オオニベの刺身を当てに冷酒を流し、バタンキュー。今日の一句オオニベの白身やよしの冷やおろし今日のラン5km今日の音楽なし今日の写真は拙宅食客、隻腕のオビです。魚の鰓に満腹の図。
2021年10月03日
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Sunday, September 26, 2021 晴れ 南西の風平均風速2.0 28.2℃ 18.8℃ 三文の得にはなりませんが、三文の徳にはなるかも。ということで午前3時起床。 今朝は陳舜臣「日本人と中国人」集英社文庫を手に取りました。昨日の「日本的中国的」は、日本と中国の間に横たわる歴史認識の誤認識、勘違いを指摘の内容でした。こちらは両国文化の比較論でした。 中に「顔をふくとき、タオルをうごかすか、あるいは・・・」という小見出しがありました。日本人はタオルを動かし、中国人は顔を動かす、というのです。続けて「日本人はタオルのような『物』を動かしたり、使ったりするのが上手である。中国人はそのような道具さえ固定させてしまう」とありました。意味が解りませんでした。 その続きを更に引用します。「日本人は実を取って名を捨てる、中国人は名をとって身を捨てる」その理由として「天皇陛下万歳が、一夜にして民主主義であり、鬼畜米英は、一転してハローになった。明治維新のときもそうである。廃仏毀釈で奈良のお寺の僧侶に、明日から春日大社の神主になれと新政府から命令が出ると、『はい』と、そのとおりにして、仏像を風呂の焚きつけにしてしまったという。歴代幕閣の首班を出す井伊藩では、幕府の旗色わるしとみると、ほとんど反対者もなく勤皇方になってしまった。信長から秀吉、そして家康へ。当時の政権交代にあっても、織田恩顧、豊家恩顧の諸将も、右へならえで、あっさりとなびいてしまった。現代の日本の政界もおなじではあるまいか」 うーん、喝破とはこのことです。 戻って中国人が最も信頼するものは「歴史」と論じます。春秋時代、斉の崔杼(さいじょ)に纏わるエピソード(主君の荘公を殺したことを記録係が記録しました。バツの悪い崔杼はその記録係を殺しました。あとを継いだ記録係の弟が再びそのことを記録。それを知った崔杼は弟も殺めました。記録係にはもう1人弟がいて、政府の記録に同じことを書き入れました。流石に崔杼は諦めた)を例に挙げ、「筆を曲げるよりは、死を選ぶ」という生き様を紹介してありました。 今の中国はともかく、4千年の歴史を持つ隣国です。更に話が飛びますが、私、そんなこんなをして中国の歴史、好きなんです。 けれど、タオルの話はどうなったんだろう。こういう展開になるとは思いもよりませんでした。 以上、ネタ切れにつき、読んだ本の紹介でした。 午前は音楽を聴きながら、ぼんやり居間に過ごしました。昼はサッポロ一番味噌ラーメンを食べました。終えてスマホがブルッ。従姉のMさんからでした。太公望の主人が大鯛を揚げたのであげるという話でした。二つ返事。生姜を掘ってお返しにしました。。写真は届いたブツです。盛高刃物の出刃が小さく見えるぞ。 チャチャッ。やっつけました。うん、白身のピンク色がいい感じです。父母、兄宅、義母宅にそれぞれ裾分。鎌や腹骨には塩を打ちました。中骨は味噌汁に。 始末を終えてランの格好に着替えました。いつものコースをひとっ走り。カメラやスマホを持ちませんでした。ウエストポーチを身につけると、走りづらいからです。トレーニングになりません。 走っていて、心なしか、涼しさを感じました。そうか、今日は彼岸明けだもんな。秋の立つではあります。 家に戻りシャワー。相撲が佳境でした。これより三役を見ながらプシュッ。明日からまた仕事です。早く寝るに如くはなし。バタンキュー。今日の一句虫の音に春秋感ず父の老い今日のラン6km今日の酒缶ビールレギュラー缶2 燗酒1合 白ワイン一嘗め今日の音楽マーラー3番 アバド ウィーンフィル今日の写真は夜のお勤めに添えられた焼き茄子です。施肥の効果あって、盛り返してきました。
2021年09月26日
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Saturday, July 10, 2021 曇り時々雨 南西の風平均風速1.8 25.6℃ 22.4℃ 午前4時起床。 夜明けに淹れた珈琲が美味しかったです。テーブルの上にシナモンロールを一つ置いてありました。パクリ。グラサージュのたっぷりかかって美味しかったです。食べたせいで朝ご飯の時刻が遅くなりました。 午前はツール・ド・フランスをオンデマンド観戦。第7ステージまでを終えました。フランス中央部、ヴィエルゾンからル・クルーゾにかけて広がる田舎の丘陵に旅情を感じました。この番組、何度も書きます。レース展開の面白さもですが、バイクカメラに流れ去る風景、ヘリコプターからの空撮、美しい緑と広がる農地、点在の家屋・・・。魅了されるのです。ツールを見てフランス、益々好きになりました。 加えてこの日の解説はフローラン・ダバディ。上品な言葉遣いにもですが、語る内容に知的センスと教養を感じました。インテリです。彼、トルシエが日本代表の監督だった折、通訳を務めた話は以前書きました。 余談というか、話が飛びます。「インテリ」とはどこの国由来の言葉かご存知ですか。 ドイツ語、ロシア語、フランス語、オランダ語、ポルトガル語? 先月末の週末、日経プラス1に「このカタカナ語、何語由来?」という見出しのあって、その中に正答率の最も低い言葉として「インテリ」が載っていました。 正解はロシア語。「知識人」「知識階級」を意味するロシア語「インテリゲンチア」の略だそうです。記事を略引用します。 「もともとは、抑圧された民衆のために活動した知識人たちをいう。日本にあっては、ロシア革命(1917年)の影響を受けたプロレタリア文学作家小林多喜二の作品にこの言葉が多く出てくる。今は知識や教養のある人という意味に使われ、学者や芸術家、文化人等を指すことも。」 一方、ウィキには上記意味に加え、次のような内容もありました。 「インテリと略されている場合は、単に高学歴であるというだけで人生経験が浅く自律性に欠けるといった意味に使われるケースもある」 なるほど。 戻ります。ダバディ氏はインテリではなくインテリゲンチアです。文化人。 脱線しました。昼前、ウトウトなりました。 昼をして野暮用あり。出かけました。用事を済ませた後、今夜の当てを見繕うため、いつものスーパーへ突っ込みました。今日は定置物の鯵がありました。が、その横に珍しい魚を見つけました。大将に聞いたらお薦めとのこと。1ラーを少し上回る金額でしたが奮発購入。写真がそれです。30cmを越えたいい形です。 この魚、宝石金時(ホウセキキントキ)という名前です。分類上は金目の仲間。上の写真、見ての通りです。小さな鱗は剥がしにくい。 三枚に下ろし、刺身にしました。皮は剥がしやすかったです。身もこの通り、宝石のような白さでした。刺身をイマイチ好まぬ妻も、これは美味しいと舌鼓を打ってくれました。味の薄い真鯛は昆布締めにして色合いを付けますが、こちらはその必要無し。白身魚の王様「鯛」の上をいきます。冷酒で流しました。 今日は茄子料理が出ませんでした。メインは豚しゃぶ。ワインを抜栓。酔い潰れ、バタンキュー。家飲みの自爆、よろしくありません。今日の一句梅雨明けを待ちて肴の金目鯛今日のランなし今日の酒サッポロ黒ラベルレギュラー1缶 冷酒1合 芋焼酎ロック正味1合 ワイングラス2今日の音楽1970年代歌謡曲オムニバス 東京砂漠がよかったです。 今日の写真は昼に研いだ拙宅庖丁の一部です。左の小出刃は青紙スーパー。その右と右から2本目が青紙2合の鋼。この3本は八代・盛高刃物店作。左から3本目は佐伯・天野鍛冶の菜切り。その右は有次の「上}。一番右は土佐物です。刃物研ぎ、仕上がると得も言えぬ心持ちになります。
2021年07月10日
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Friday, January 15, 2021 晴れ 17.8℃ 3.1℃ 午前5時起床。南の風が吹いて暖かい一日でした。 書斎に本を読んでいて、熊本・八代の親戚からトマトが沢山なこと、届きました。特大サイズでした。こんなのを4箱も。ソフトボール大です。一つパクリ。満腹になりました。これだけあると、とても食べきれるものではありません。近所に裾分して、喜ばれました。 宅急便を受け取ったついで、大根を引きました。拙宅菜園のそれがお終いになって、父の野菜畑に足を踏み入れました。抜いて、一輪車に20本近くを積みました。沢山できて、どこかあげるところがあれば持っていけ、とのことでした。写真はその一部です。誰か欲しい人いませんか? も一つ、ついでの仕事を。勝手口外の流しに備え付けの蛇口が、先日の寒波がせいで割れていました。プラスチック製でした。 使い勝手のいいよう、蛇腹のホースに替えるため、ホームセンターへ。今日はイオンが5%引きなのでした。部品を見繕い、ついでにトラのカリカリを見繕いました。商品の棚を眺め、鮪や鰹、鳥のササミなど、種類の多さに驚きました。その足でスーパーTへ。成城石井フェアをやっていると聞いてのことでした。小さな扱いでした。引かれるものはありませんでした。それにしてもイオンといいここといい、客の少ないこと少ないこと。帰りにいつものスーパーへ寄りましたが、適当な鰺はありませんでした。帰宅して、購入してきたホースを取り付けました。これで良し。 さてと、走ろうか。ランの格好に着替えました。走り始めて忽ち汗びっしょり。昨日今日と3月下旬の陽気でした。写真は折り返し近くのところから写した父の山と元越山の稜線です。杉の色が赤くなっていました。恐らく花粉が飛び始めたかと。帰宅して体重計に乗ったら81Kg台になっていました。 シャワーを浴びて大相撲、中入り後の後半戦を観戦。今場所も両横綱が休場、加えてコロナ感染或いは濃厚接触者扱いの力士も多く、取組数が少ない。でも、一番一番は熱戦といえます。プシュッ、ビールを片手のテレビ桟敷が格別でした。私、贔屓は北勝富士と御嶽海です。今場所は冴えません。後半戦、元気を出していこうぜ。写真は冷凍庫にあるのを失念していた鯨ベーコンです。これ、昨秋、亮さんに北海の幸を戴いた折、同梱の逸品。早速解凍しました。「作」の冷やで流しましたが、いい感じでした。これ、食べたのは築地に勤務していたとき以来かな。IWCがゴニョゴニョ言い始めて以来、滅多と目にすることのない珍味です。 鯨ばかりではいけません。隣のおばちゃんに貰ったブロッコリーと、今日届いたトマトも当てになりました。以下無用のことながら 妻が実家から読売の元旦紙を持ち帰ってくれました。一面トップは中国の「千人計画」に日本人研究者40名余りが関与していることをして、日本政府が経済や安全保障の重要技術が流出する恐れを懸念、政府資金を受けた研究者の海外関連活動に開示を義務づけるというようなないようでした。千人計画とは中国が技術立国を目指し、世界から有能な人材を集めるプロジェクトです。研究費はたっぷり、しかも好待遇とのこと。今はどうなのか知りませんが、一時期、日本はオーバードクターが就職に困るというようなことが問題となりました。それが続いているようなら、仕方のないことではあります。日本の右肩下がり、なるべくしてなるの感です。余談です。中国・深圳には「孔雀計画」なるものもあるようで、世界トップレベルの頭脳を破格の待遇で迎えるんだそうです。札束で頭脳を買う中国、凄いなぁ。 千人計画のことを書きましたが、ふと我に返ると、私、還暦過ぎの爺です。正月の新聞紙面、その記事を読んでもピンときません。何せ、数年後に貰い始める年金でその日暮らし、世の中に背を向け、したいことをして過ごす風任せに成り果てた人間ですから仕方ありません。。孔雀計画なんぞどうでもいいな。でも、それもいけないな。元旦の新聞紙面を見て、ああそうなの、ふーん、で終わるようになっては、いよいよ社会の穀潰しだな。よし、明日は地下足袋を履いて山に木を切ろうか。(この段、酔って書きました)今日の一句切り干しや寒風浴びて空青し今日のラン6km今日の酒ヴァルシュタイナー1 サッポロラガーレギュラー缶2 作1合 芋焼酎お湯割り正味1合今日の音楽ハイドン 交響曲83番 101番 104番 カラヤン ベルリンフィル今日の写真は八朔です。ランの途中、廃屋となった家の庭にぶら下がっていて、2つ失敬。まだ味見していませんが、美味しければまた泥棒しようかな。底に住んでいたお婆さんとは知り合いだったし。
2021年01月15日
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Tuesday, September 29, 2020 午前4時起床。晴れのち曇り一時小雨。 写真は朝ご飯に添えられたイトヨリの吸い物です。これ、いい感じでした。 午前9時前、父の使いで農協へ。ロードバイクに乗って蛇崎交差点にある南支店へ向かいました。往復10km程度なら、車に乗るよりもこちらの方がよいです。肌寒いからとウインドブレーカーを着たら、汗ばみました。写真は帰り道の彼岸花4題です。 上の一枚とこれは門の鼻橋袂に群生するの図。 堤防の歩道には、地域の方が沿うよう球根を植えています。 その中ほど、ふり返るとこんな感じです。 帰宅後は本を手に取りました。読んでいて、何か忘れているような感じを覚えました。そうだった、マッキントッシュを修理に出すんだった。屋根裏にサイズに合った段ボールの空箱探しました。適当なものがありました。ブツをプチプチに包んで中に収めました。隙間は発泡スチロールを割って埋めました。そこで昼になりました。午後出勤予定の妻が忙しそう。私がインスタントラーメンをこさえ、二人してあり合わせのものをおかずに昼食。午後、クロネコヤマトに出向きました。福岡・福津市にある修理サービスの会社宛て、送りました。代金1,750円。家に戻ったところで空模様が怪しくなりました。よし、梅林下に散らばる枯れ枝や剪定した紫陽花、それに引いた草なんぞを燃やしてしまおう。野良着になりました。写真はその焚き火です。 ん?いい香りだ。その匂いをして金木犀の咲き始めたのに気が付きました。梅林内、拙宅の西壁沿いに10本近く植わっています。満開になると格別です。 野良の合間、父に呼ばれ力仕事の加勢を。汗びっしょりに。雨が本降りになりそうだったので、地下足袋を脱ぎました。湯船に浸かって読書。もう一汗かきました。午後5時前プシュッ。遅い午睡を1時間。今日の夕食当番は私です。といっても、昨日貰ったイトヨリを焼くだけですが。次の写真、打った塩が馴染んでいい感じになっていました。 焼き上がりの図。これが美味かった。焼酎のカボス割りで流しました。バタンキュー。今日の一句野辺に咲く彼岸の花や秋祭り今日のランなし今日の酒SAPPOROゴールドスターレギュラー缶1 焼酎お湯割りカボス入り3今日の写真は落ち葉焚きの折、足下を横切った蛇です。蝮は殺めますが、毒を持たないシマヘビはスルー。こちらは先日持ち帰った薪です。ウバメガシ。生木は雨に濡らすと乾きが早いのです。おまけは今日求めた寶焼酎と森岡葡萄園のカボスです。写真に2ネット映っていますが、この1ネット、いくらすると思います?なんとワンコイン、100円です。このカボス1つで焼酎のカボス割り4杯を楽しめます。
2020年09月29日
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Thursday, June 11, 2020 午前4時起床。終日雨。九州北部入梅。 午前7時過ぎ、妻は出勤。某小学校に新人教師サポート役。終日不在でした。雨が降るし、本と映画に過ごそうか。と、その時でした。書斎の窓から黒猫トラックが見て取れました。拙宅の取付に停まりました。ピンポーン。朝のうちに宅急便とは。珍しいな。何だろう。やっ、箱に厚岸漁協のロゴが入っているぞ。 釧路のKAZUさんからでした。開けてビックリ。帆立、牡蠣、北寄、それに大きな浅蜊も。ゴクリ、生唾を飲みました。 こんなパンフが同封されていました。 裏にそれぞれのレシピがありました。それもいいなと思いましたが、大分・佐伯にあって滅多と口に入らぬ逸品ばかり。先ずは刺身だな。早く食べたいな。夜まで待てません。今日のお勤めは昼からだな。そう独りごち、友人TへTEL。先月、近いうち拙宅に誘うことを約していました。今日がチャンス。Tはリーマンですが、付き合い一番身体は二番の快男児です。午前の呼び水に即反応。昼までに始末をつけるとのことでした。さあ忙しくなったぞ。室内干しの洗濯物、エアコンと扇風機で乾燥を急ぎました。刺身をこさえ、亮さんに貰った時鮭と鰯を解凍。準備万端でした。 午後1時前、ピンポーン。やってきました。早速昼ビーで乾杯。ウィークデーのこの時刻にゴキュゴキュは至福です。舞い上がって刺身の写真を忘れました。北寄と帆立、磯の香りに日本酒への変更を促されました。缶を数本転がした後、生酒に替え暴れ飲み。写真は蒸し牡蠣です。といっても電子レンジでチン。この技、それこそ亮さんに案内され、厚岸漁協直売部を訪ねた折に教わりました。絶佳の風味。Tの務する会社のこと、彼の家庭事情、近況も肴にして、一升近くをやっつけました。 午後5時半、雨の中を妻が戻ってきました。昼間っから飲んで、出来上がった図を見てびっくり。眉がつり上がり始めましたが、厚岸からのブツを見て元に戻りました。彼女、牡蠣に目がないのです。白ワインのグラスを片手、お勤めに加わりました。牡蠣を最も多く食べたのは妻です。次の写真は焼いた一番星(釧路・北匠、脂の乗った鰯)です。得もいえぬ燻しの香りがいい感じでした。時鮭も炙ってみましたが、これも絶佳。亮さん、KAZUさん、有り難うございました。 パイプレンチのTです。酔ってウイちゃんを舐めたそうな顔になりました。丁度、スモークヘッドを抜栓したばかりでした。ついでにラガウリンも抜栓。ならべて好みの方をどうぞ。野郎、スモークヘッドを半分以上空けました。 午後9時「そろそろにします。代行運転を呼んで下さい」「あら、もう帰るの?カレーを食べていきません?」 今夜の食事にする予定だった皿をペロリ。 代行運転がやってきました。T、行き先は自宅を告げるのかと思いきや、盛り場の名を口にしました。凄いなぁ。誘って火を付けた私が言うのも変ですが、呆れてものが言えません。 彼を見送って、喉が乾きました。打ち止めは発泡酒。SAPPOROゴールドスターをプシュッ。バタンキュー。今日の一句北海の潮の香嬉し単帯今日のランなし今日の酒SAPPORO黒ラベルレギュラー缶1 キリンラガーレギュラー缶1 エビスレギュラー缶1 冷酒3合 アイラモルト3ショット 白ワイングラス2 SAPPOROゴールドスターレギュラー缶1今日の写真はスプーン(店の名です)のショートケーキ等詰め合わせです。Tが妻への土産にもってきてくれました。女は甘いものに弱い。
2020年06月11日
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Saturday, June 6, 2020 午前7時前起床。曇り。昨晩、家に戻った折り、酔感はありませんでした。でも冷酒4合はボディブロー。朝、目の覚め、暫く床を離れる踏ん切りがつきませんでした。 午前、父を歯科へ。めっきり耳が遠くなりました。本人は呟くような声で話しますが、こちとらは大声。気を遣ってか必然、会話は乏しくなります。仕方の無いことです。ipadで筆談をと考えていますが、嫌うだろうな。写真はそのこととは全く関係ありません。歯医者の玄関前、坂を押す自転車のおっさんです。蓬髪、真っ黒に日焼けした顔と手足。加えてあれこれを飾り付け自転車。入れ込みの程度が違います。 家に戻って、昼を挟んで読書。午後3時を過ぎて、野菜畑に出ました。思い立って里芋に施肥、土寄せをしました。写真は先日に続いての登場、胡瓜の蔓に暮らす雨蛙です。今日は葉の上に憩うの図。心なしかお腹が大きいです。 野良仕事は続きます。土寄せの上に敷き草を敷きました。 終わりかけ、親方がやってきました。大根2本と妙な形をした南瓜をくれました。調べたら「ロロンカボチャ」というのだそうです。ネットに、きめ細かく滑らかな舌触り、上品な甘さとありました。 ちょうどいい。親方、魚がある、半分を持って帰りな。最前、近所の太公望、DのYさんがイラとイサキをくれたのでした。手を洗い、前者を二枚に下ろしました。イラの鱗が大きく、且つ取りにくかったです。写真は親方にあげた半身です。 頭を落として写真を撮り忘れたのに気づきました。ネットから引用します。出典はWEB魚図鑑です。 親方を見送って、残った半身を刺身に。初めて食す代物です。見た目、南洋系の色合いをしていて、前にして引いてしまう姿形でした。でも酔散OB、緋鯉の洗いを食べたことを思い出し、刺身になれば金魚も一緒、南無三、パクリ。これが大当たり。肉厚、弾力のあるもちもち感。絶佳でした。 今夜は妻が実家へ。独り酒にこれを、と考えていました。いなば食品の焼き鳥缶詰です。ビールを買った折、おまけに付いてあったとは妻の弁。ん?いなば?あれっ?ほかでも聞いたことがあるな。あっ、トラの大好きな「ちゅーる」を製造のメーカーだ。「いなばベットフード」は「いなば食品」の関連企業でした。これを食べて、飼い猫といなば兄弟、共々お世話になることになりました。今日の一句里芋や雨を乞うての一休み今日のランなし今日の酒発泡酒SAPPOROゴールドスター1 ズブロッカ1ショット 白波お湯割り2 麦焼酎お湯割り1 今日の写真は妻の花壇に咲く花三題。1枚目は蛍袋です。小さい頃、蜂の中の蜜に入り込んだを見計らい、入り口を摘まむ悪さをしたことがあります。花言葉は「正義」「忠実」。2枚目は紫陽花。義母の友人が子の住む東京に引き取られていくおり、引き払った家の庭に植わったのを分けて貰ったそうです。何かの縁です。最後は紫露草。朝に開いて夕に閉じます。花言葉は「尊敬しているが恋愛ではない」。うーむ、意味深長です。
2020年06月06日
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Saturday, April 25, 2020 午前3時半起床。晴れ。 4月も残すところ僅か。しかし、未だ夜明け前は冷えます。外気温が10℃を下回ります。荒ら家なので屋内の気温も暖房の目安18℃に届きません。ということで、未だストーブに火を入れる毎日です。流石に夜は燃やしていませんが。 朝餉を挟んで書斎に。それがここ数日、落ち着きません。数日前、勃然、妻が衣類と家具の断捨離を始めたからです。やれ、屋根裏から棚を降ろせ、押し入れのオーディオをなんとかしろ、この服は処分でいいわよね・・・。タンスの移動なんぞは手伝いますが、衣類の選別は苦手です。彼女は猫の手も借りたいようでしたが、なまくら返事に終始。写真はトラです。おいお前、寝てばかりいないで加勢しろよ。「だんな、こちとら、寝るのが仕事だよ」 午前9時を過ぎて、軽トラに処分の家具や蒲団の類を積みました。エコセンター向けになりました。しゃしんがそれです。この施設、当市3万3千世帯のゴミ焼却を一手に引き受けます。市によると、回収ゴミの4割が紙類だそうです。この割合を如何に減らすかが課題と聞いたことがあります。皆さん、きちんと分別していますか? 荷台に積んだあれこれを降ろし、車重を検貫。料金は50円でした。次の写真は施設の前に広がる佐伯湾。春の、いや、既に初夏の色合いの海です。今日は豊後水道を距てての対岸、南予は霞んで見えませんでした。 父に草刈り機2台の修理を頼まれていました。どうやってもかかりません。軽トラに同載、エコセンターの帰りにI機械へ廻りました。1台は直ぐに治りました。もう一台はキャブの交換が必要とのことでした。次はホームセンターへ。牛糞補充のためでした。ついでに長葱と菠薐草の種も買いました。写真は前者。3袋でしめて1.2ラー。 後者の写真も。両方で0.5ラー。 帰宅は昼を過ぎました。今日のランチはカレーです。猪スープでこさえたものを冷凍していました。味に特徴はないものの、微妙に美味しいのです、これが。 DIYの店を出て、その隣にあるいつものスーパーへ寄りました。これを購入。左は今夜のお勤め用。右は鰺刺し好きの義母にこさえてあげる分です。今夜、妻は親孝行、それを持参、実家に泊まります。 昼を食べたあと、チャチャッとやっつけました。勿論、トラへも裾分を。 午後は、最前の種を播くため、野良着に。鶏糞ペレットやリッチソイルを準備しました。と、その時でした。隣のH姉が「これを貰ってくれる?うちのがへんなものを釣ってきて。どうしようもないの。食べられるかしら」赤い魚を2尾みせてくれました。おっ、立派なカサゴだ。もう1尾はオジサン。どうしようもないというのは、こちらの魚かな。なるほど。見方によっては色合いがきつく、2本の長髭をいらやしく感じるかもしれません。外道という釣り人もいるようです。しかし、なんのなんの。外見で判断は人間同様、法度なのです。白身の美味しく、しかも肉厚。刺身や塩焼きにもよいですが、ムニエルなんぞにも、の一品です。 野良を終えたあと、取り付きました。取り敢えず二枚に下ろしました。どうですか、身の透き通っていい感じです。しかも釣ったばかり、鮮度抜群です。 片方は刺身と昆布締めに。写真は前者です。 夜のお勤めに加勢が出来ました。もう片方には塩を打ち、保存しました。 前後します。午後6時前、地下足袋を脱ぎました。シャワーを浴び、早速勤行です。最前のオジサンをやってみました。甘さを感じる白身が冷酒によく合いました。H姉、有り難うございました。明日は昆布締めを楽しみます。今日の一句コロナ禍に空を見上げて葱を播く今日のランなし 脹ら脛の痛みに大事を取りました。今日の酒 冷酒2合 麦焼酎ロック1 アイラモルト一嘗め 今日の写真は茄子を囲った行燈です。前記の如く、朝の冷えがせいか、それともビニール行燈の中にあって日中の日射しに参ってしまったのか、胡瓜と茄子の調子が悪いです。隣のおいちゃんがこれに替えるといい、といって米袋をくれました。50cmの長さに切って交換。写真がそれです。秋霜烈日という言葉がありますが、か弱い野菜の苗にとっては春のそれも厳しいかと。ちなみに向こうの黒い筋は、今日蒔いた菠薐草です。年に3~4回、僅かの播種でほぼ周年を賄えます。 もう一枚は小型のボルトクリッパー(左)とニッパーです。これまでペンチで代用していましたが、ハッカーの使用を機、今日、ホームセンターで購入しました。2本合わせ5ラーでした。ツールを揃える毎、野良仕事が楽しくなります。
2020年04月25日
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Wednesday, April 15, 2020 午前6時半起床。3時前に一度床を離れたのですが、寝が足りていない。冴えていない頭では小説家の真似事はできません。二度寝。写真は朝ご飯のホットサンドです。あまりパンを食べない杣夫ですが、これは美味しかったです。妻が妙な器具、先に鉄板の付いた鋏のお化けのようなものにそれを挟んで焼いてくれました。珈琲を淹れる当番は私です。 晴れ。午前午後とも書斎に籠もりました。途中、TELあり。山向こうのTからでした。高校の同級生、潜水の漁師です。昨日、茹でた筍をあげました。律儀です、潜って獲ったナマコを持ってきてくれました。どうですか、この赤。最高級品です。 口の部分をカット、腹に包丁を刺すとドロッ。内臓が溢れ出ます。コノワタです。クックックッ、これが美味いんだ。腸の中身を押し出し、塩水で洗いました。生殖腺も込みです。 酒を打った後、塩麹を塗しました。今夜の当てはこれで決まりです。 身のほうは内側のけん腸膜をスプーンで剥がして水洗い。その後、好みの厚さにスライス。私は2個と3個に分け、1cmほどの厚めと妻の好み3mmほどの薄目に切り分けました。こちらも塩水でもみ洗い。打ち上げて酒を打ち、酢と出汁醤油を加えて出来上がり。夜のお勤めを待つばかりです。 夕刻、ランと野菜の水遣り。以下はその切り取りです。拙宅のベルビアナ、いよいよの感です。これ、和名はオオツルボ。花言葉を調べると、辛抱強さ、我慢強い、多感な心、哀れ、寂しい、寂しさ、変わらない愛、隠れた価値、冷静、不変、恋の呼びかけ、志操堅固、美は常に新しい。色々あるものです。なんともはや、です。月桂樹には「栄光」という花言葉があり、人口に膾炙しています。が、この花のよう、数多あるとどうもヨクワカラン。 庭に咲き始めた紫露草です。この花、秋まで咲き続けます。向こうにピンボケの赤は躑躅です。 大根の植わる横に菖蒲(アヤメ)の蕾が膨らみました。拙宅にあっては菖蒲(ショウブ)に遅れること2週間です。 いつもストレッチをする目筈橋。そこにタマがやってきました。おいで、おーよしよし。近づくとゴロリ、この態です。雌ではありません。雄です。 林道の取付に3~4反の田が10枚ほど広がります。そこを最後の仕上げ、KのYさんが田植え機に乗っていました。声をかけました。この田の広さは?どのくらいの時間で終わります?3反、2時間、と返してくれました。 田んぼ脇の農道に軽トラを停めてあります。その荷台に並ぶ青苗。瑞々しい色合いです。これがお盆前後に黄金色。稲穂を垂れます。 向津留の農道を戻りました。おっ、苺は粒が小さくなっている。そろそろ終わりだな。水を切ってやめるとき、また無料開放してくれないかな。 こちらは鬼灯のハウスです。 苗を植え、根元に肥料を撒いていました。稲同様、盆を控えた時期に朱く熟れ、出荷されます。収穫は一気です。大人数を投入しての人海戦術。その際は人手不足となります。 家に戻り風呂。今日の湯船は熱かったです。ヨガに行くという妻を見送り、夜のお勤め。これこれ、これがいいんです。地酒飛翔のにごりを併せました。 午後8時過ぎ、妻の戻るまで焼酎を舐めながら松山千春を聴きました。青春にワープ。バタンキュー。今日の一句微風(そよかぜ)に杯の急ぐや赤海鼠今日のラン6km今日の酒冷酒2合 焼酎ロック2 今日の写真はとくし丸です。以前、一度取り上げました。今日、ランの途中に行きあわせ、品揃えを再取材。ここ、小平地区には毎週水曜日、巡回するとのこと。以下に照会します。1枚目はフロントの姿です。移動スーパーと書いてあります。軽トラを改造。 右側側面です。野菜や果物が並んでいます。 その下に保冷ケースが2つ。 蓋を開け、中を覗いてみました。惣菜が詰まっていました。別の二つには巻き寿司や稲荷、おにぎり、漬物や梅干しのパックなどです。 次は後面。缶詰、瓶物、インスタント食品などがぎっしり。キャラメルやポッキーなど菓子類も。 続いて左側側面。2/3を冷蔵庫が占めています。残りの部分に洗剤や歯磨き、手袋など日用品がぶら下がっていました。 こちらが冷蔵庫です。要冷蔵の食品が数多。肉類や牛乳、ヨーグルトなんぞです。 よく見ると刺身用の鰺も並んでいました。 軽トラ横にこれが並べてありました。お菓子やパンの類いです。うーん、とくし丸、侮れません。
2020年04月15日
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Thursday, March 5, 2020 午前4時起床。晴れ。北風強し。日中、12℃位までしか上がりませんでした。寒い。 午前、書斎にぼんやりしていて、TELあり。Jさんからでした。おっ、猪を獲ったのかな、内臓を貰えるぞ。そう思いながら電話に出ました。彼曰く「猪獲れた、雌、小さいよ、如何」 勿論二つ返事。Jさんの塒(ねぐら)は山あい、天下の清流番匠川沿いにあります。着込んで長靴を履きました。ツーシーター4駆ミッションをとばしました。20分で到着。写真は軒下に掛けた表札です。こんなのは見たことない。 電話で話した時、腹だけは出して頂戴、そうお願いしてありました。訪ねてみると、Jさんは皮を剥いでくれている途中でした。内臓を出して、肉の方は丸のまま(皮付き)と思っていました。「こうしてお湯を掛け、こさいでいくと簡単に剥げるんだ」 Jさんのところにはこれ専用の大きな給湯ボイラーがありました。そこからのホースが手元に伸び、ジャージャー。猪の皮膚、表面が煮えていきます。それを改良したステンレス製草取り鎌で剥ぎ取っていくのでした。面白いように剥けていきました。湯温は64℃以上でOKだそう。熱湯ではありませんでした。両前足の前、首の下にある凹みは、罠に掛かって暴れるのを仕留めるため、心臓を狙って差し込んだナイフの跡です。 皮剥に30分。それが終わると、4本の足先と首を離し、腹を出しました。落とした足先はまさに豚足でした。鋼の入った骨すき包丁でくるり足首付近の皮と筋を切り、軽く折ると直ぐに離れました。慣れたものです。首を切るときも、その手筈。まるで蒲鉾や長いソーセージを切るが如く、易々テキパキでした。肌出しは喉から尻まで一気にサーッ。喉笛と肛門を切り離し、あっという間、臓物が出て来ました。Jさん、腹の空洞になった肉の方は、ステンレスの水槽にドボン。冷やしました。「折角だから内臓を洗ってみようか」 肺、心臓、胃、肝臓を分離、心臓と肝臓には切れ込みを入れ、中の血を洗いました。胃は切り開いて内容物を流しました。「これ、糠だよ。罠に使うんだ」なるほど。おびき寄せに使うんだな。次いで腸間膜から大腸を引き離していきました。小腸とつながる部位でカット。肛門側に水道ホースを当てました。すると、見る間に水道水が大腸の中へ入っていきました。溜まる消化物は小腸から離したところに次から次、出ていきました。驚いたのは中が水道水だけになると、大腸が白っぽいビニールのよう、半透明になりました。うんこの詰まってグロテスクのイメージを持っていましたが、腸は本来、綺麗な臓器なんだ。 始末のついて「折角だから骨抜きも見る?」 私が家に戻り、骨付きの肉塊と格闘するのを案じたJさんの心使いでした。 塒の一間に解体台がありました。Jさん、手袋をピタッとくる実験用に替えました(彼は某試験研究施設に勤務なんです)。台の上を除菌スプレーで消毒。取り付きました。先ず、片側の後ろ足を外します。骨の形状と関節がどこにあるか、包丁の先がそれを知っているかのようでした。 続いて、背骨と肋骨を巻く軟骨を一気、背骨の両側に沿って頭から尻の方向へサーッ、包丁で切れ目を入れました。次いで両方の肋を外側に開くよう押し広げたらポキポキポキ、両者固定されていたところが外れました。写真はその肋骨を肉から外していく様子です。一本一本、骨の両側に沿って肋骨の方からサーッ。切れ目を入れていきます。次いで肋骨の端を持って、肉から切り離していきます。サッササッサ。手際がよかったです。 片方の肋骨を外し終えると、背骨に沿って半身を切り離します。ロースの部位は頭の方が大きく、後ろに行くに従い細くなっていました。 前足に取り付きました。「三味線撥を外すのが難しいんだ」ん?三味線の撥(ばち)?肉の中からそれを切り出して納得。肩甲骨がその通り、三味線の撥の形をしていました。 片方を終えるのに僅か10分余り。凄いなぁ。次の写真は半身をフックに吊すの図です。子猪だから迫力ないね、Jさんは言いますが、これだけで10Kg近くありそうです。 結局、内臓を洗ってもらい、骨も抜いてもらいました。重い枝肉2枚と綺麗になった臓物は、持ち帰っての作業が楽ちんです。Jさん、有り難うございました。勿論、抜いた骨も頂きました。ガラスープをとって料理に使おう。写真は家に戻って、切り分ける前の猪肉です。どうですか、この感じ。魚屋が鮮度のいい魚を朝獲れと自慢しますが、今朝まで生きていた猪ですから、これも朝獲れ。格が違います。素晴らしい。 今日食べる部分を残し、500g~1Kg、小分けして冷凍庫に入れました。酒保に酒が唸るのも快感ですが、冷凍庫に猪肉の満杯も、これはこれで気分のいいものです。 さてと、臓物を処理しないといけません。それぞれ鍋に分けて下茹でしました。 それを打ち上げ、一口サイズに切り分けました。味付けは妻にしてもらいます。次の写真はボイル後の心臓と肝臓です。後者、締まって質感あり。素人目にも健康そのもののような感じでした。酒を飲んでいないからだろうな。 さてと、一応の始末がついたので走ろうか。着替えてランシューズを履きました。亮さんやKAZUさんの暮らす釧路は大雪とのニュースでした。風の強いものの春めく里山に、列島の長さを今更ながら、でした。写真は元越山の稜線です。杉山は夕日に映えて赤みがかっていますが、雑木は春の芽吹きが直ぐそこを見て取れました。 西側の山を振り返ると、花粉なのかそれともただの春霞なのか、太陽光線の光と影を映していました。春先、よく目にする光景です。日の長じ、佐伯市の花「ヤマザクラ」がそこここの山あいに開花もあと少しです。 おっ、テンテン、久しぶりだな。飛びかかってきました。私の手を甘噛み、甘えました。おーよしよし、猪の匂いがするのか。ところでおまえ、また一回りおおきくなったんじゃないの?50Kgは優にありそうです。 次の写真は家に戻って覗いた菜園です。2月25日に蒔いた大根が芽を出しました。3月3日に蒔いた大根と菠薐草も楽しみです。それにしても石の多い畑だな。 走っている最中、妻がイノホルに味付けをしてくれました。風呂から上がり、そのあとを引き取って、肋肉を炒めました。居酒屋に出るスペアリブは骨付きですが、こちらは骨なし。しかも切れていない。若い雌猪かつ妊娠経験の無い所謂「カラメン」です。オリーブオイルを引き、岩塩と胡椒を振りました。 クーッ!堪りません。猪肉は焼酎で流すと決まっていますが、この当てだけは赤ワインで。いい夜が更けました。今日の一句猪を捌く包丁春を知り今日のラン6km今日の酒麦焼酎お湯割り1 赤ワイングラス3 ウイスキー1ショット今日の写真はいよいよ盛りの馬酔木です。空の青がコントラスト、いい感じでした。重ねてです、ドカ雪の釧路が信じられない。
2020年03月05日
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Monday, February 17, 2020 午前2時起床。終日曇り。北西の風強し。最高気温8℃、最低気温2℃。この様な日のことを一部の佐伯人は「がんち日和」と言います。冬の季語「寒日和」とは違うようです。 未明、この本に没頭。畠山清行著保阪正康編「秘録陸軍中野学校」新潮文庫。中野学校の存在は映画になったこともあり、それなりのイメージを持っていました。読み進めるにつれ、実態は斯くもありだったのか、驚きを禁じ得ません。機関の特性をして、昭和史に咲いた徒花ではないかと。余談を一つ。後ろのほうに保阪氏が著者畠山清行氏のことを詳述しています。戦前はアナーキーの思想に染まりかけましたがボルシェビキと相容れず、身を引いてルポ中心の物書きとなりました。戦後はカストリ雑誌出版に手を出した後、ライフワークとして陸軍中野学校の記録に取り組んだとありました。この人、知りませんでした。保阪氏は、昭和14年に畠山氏の書いた「埋蔵金物語」をして、「埋蔵金」という言葉は彼の造語と指摘しています。それまでは「隠し金」。今は人口に膾炙し、未だ徳川埋蔵金を探す人がいるとかいないとか。民主党政権時代は「霞ヶ関埋蔵金」のことが話題となりました。 午前、薪ストーブの前にゴロリ、腹ばいになって読書。と、その時でした。母からTELあり。Mさんに魚を貰った、こさえて欲しい、とのことでした。鮮度抜群を5尾。 早速チャチャッ。どうですか、この大きさ。有次の出刃を大きく上回ります。腹パンパン、キンキンバチバチでした。取り敢えず1尾を二枚に下ろして塩焼きに。これを母へ届けました。残りの半分は明日以降の塩焼き用。もう半分は20%の塩水に2時間浸した後、網籠に並べ、寒風に吊しました。数日後が楽しみです。 昼を挟んでイギリスのテレビドラマ「ブラウン神父」のシーズン1からエピソードを3本。殺人事件の解決がテーマですが、それとは別、BBCの製作するイギリス郊外の村、美しい映像と1,960年代の時代設定がいい感じです。惹かれました。シーズン5まであり、それぞれエピソードが10あまりあります。先は長い。 夕刻、半解凍の猪肉をスライスしました。脂身のところです。全部で600gほどを切ったでしょうか。写真はその一部。ぼたん鍋になります。 走ろうと思いましたが、寒いので散歩にしました。ダウンジャケットを纏い、毛糸の帽子と手袋。NHKラジオで山カフェを聴きながら、でした。前方沖橋の下流、堤防沿いにボケの蕾が膨らんでいました。 小平集落の端に咲く水仙です。濃い黄色でした。 くるり小一時間、集落内外を廻りました。FのRさんが彼の自宅玄関先に座り、何かを擂り鉢で擂っていました。訊くと青菜でした。メジロの餌にするとのこと。この青みを食べさせたら羽の色が一層メジロ色になるんだろうな(未確認)。 帰宅して風呂。今日は汗をかかなかったので最初から燗酒。当ては妻が朝から仕込んだ豆の煮込み。昆布のダシを取り、蒟蒻やニンジン、牛蒡を刻み、大豆は昨晩からストーブで。手間がかかっているようです。色合いはイマイチですが、いい味でした。 今日のメインはこれ。肉が多すぎて閉口しました。今日の一句青鯖や寒風に干す安吾の忌青鯖の頭を投げて野良の寄り今日のランなし今日の酒燗酒1合5勺 芋焼酎お湯割り1今日の写真は散歩の途中に出合ったのらくろです。同じところに決まって、ではあります。彼の住み処は木立川の堤防沿いです。振り返ると河床です。先日の大雨がせいでしょう、土砂が溜まっていました。左下に十字ブロックが見えます。数ヶ月前、その面までを河床掘削しましたが、早くも埋まりつつ。仕方の無いことなのか、それとも上流の山林を皆伐が所為なのか。
2020年02月17日
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Tuesday, January 14, 2020 午前4時半起床。曇り一時雨。夕刻にあがりました。寒い1日でした。最高気温が10℃に届かなかったかと。 午前は読書。午後は映画。このところ、引きこもりの日が続いています。今日のような天気の日は尚更です。運動不足にならぬよう、夕刻は走るようにしています。 さて、その映画、今日見たのは「ディバイナー 戦禍に光を求めて(字幕版)」です。舞台は第1次世界大戦後のトルコ。参戦し、死亡・行方不明のオーストラリア軍兵士3兄弟を探しに、遠く母国から出かけていく父親の話です。100年前のトルコが生活様式、いい感じでした。街並みやモスクも映りました。行ってみたい国です。映画は10点満点中7点。余談です。主演は実話のボクシング映画「シンデレラマン」のラッセル・クロウ。ディバイナー撮影時から10年近くが経過、太っちょになっていました。見た映画、ノアの方舟「ノア」もシンデレラマンと同じ2014年制作。こちらはシネマ5で、でした。その映画館、しばらくご無沙汰だな。 陽の傾いて雨が止みました。何時ものコースを走っていて、小中尾集落手前でYコーチに行き遇わせました。そこから併走。彼も耳にイヤホンでした。訊ねたら大相撲中継とのこと。私も彼もイヤホンを外し、走りながらの相撲談義。彼の贔屓は高安。私は北勝富士。好みは違いますが、白鵬の落日が近づいているという見解では一致。 走り終えてシャワーを浴びました。頭を拭いてパカッ。鰯缶を開けました。ジンをやろうかと思いましたが、燗酒に手が行きました。 前後します。午後、妻が出かけました。料理当番は私でした。午前にタレ(味噌、オリーブオイル、蜂蜜、生姜)を調合。それに解凍した鹿肉を漬け込んでいました。冷蔵庫から取りだしたそれを厚さ2cmほどにカットの図。 鹿のミニステーキです。裏表を軽く焼いては裏返す、これを繰り返します。 中の血がにじみ出たのを確認し、盛り付けます。 どうですか、この感じ。使ったのは腿肉ですが、オリーブオイルを使ったタレの効果なのか、さほど硬くはありませんでした。当然ワインを抜栓。 さても書くことがないので、昨日の写真、煙突の関連で薪ストーブと薪のことを。 拙宅の燃やす薪は7割方、樫です。残りはウバメガシ、椿、桜、欅、櫟等々。山に入り、これらを選るのです。親方の山に杉の丸太が山のよう、転がっていますが、それには見向きません。杉の火力は強いのですが、マッチ棒と一緒、直ぐに燃えてしまい、火持ちが悪いのです。薪ストーブ愛好家に贅沢と言われそうですが、そこがこだわりなんです。 薪は山に倒して直ぐ搬出します。当然、生木です。薪小屋や梅林下、作業小屋の軒先などに積み上げて乾燥させます。生木であっても燃えるには燃えますが、樹液がジュージュー、炉内の温度は上がりません。加えて煤が出ます。これが悪いのです。煙突詰まりを起こしますから。 乾燥に要する時間は樹種により異なります。堅い木、重い木ほど長時間になります。また、玉切った形状(長さや太さ)にも左右されます。太く長いものに時間のかかるのは自明。大雑把に言うと、どの薪も押し並べて最低1年、通常2年が必要です。拙宅は2年以上乾燥させたものを燃やしています。薪の大きさは直径10~15cm、長さが30~40cmです。 直径30cm以上のものは、炉に入れることが出来ません。斧で割ります。こちらが斧で割ったもの。 次はストーブ。上の2枚に写る程度のものは、本体横の扉を開いて挿し焼べます。 本体前面にも取っ手が付いています。 一升瓶大を超える直径のものは、こうして前面扉を開き、放り込みます。薪は大きな塊ほど、火が長保ちします。夜、でかいのを入れておくと、翌朝、熾火の大きいのが残っています。ということで、拙宅は四六時中暖かいのです。しかしマイナス面もあります。妻がその室温になれてしまい、寒さに弱い体質になりました。風邪をひきやすいのです。暖房も考えものではあります。今日の一句初場所をラジオで聴いて鏡割り今日のラン8km今日の酒燗酒300ml 赤ワイングラス3 芋焼酎お湯割り2今日の写真はカメランの雨上がり2題です。1枚目は北方向。霊峰尺間山の方から晴れ間が広がってくるの図。こちらは南方向。神武代(かんむしろ)にまだ雲が残っていました。その向こうは蒲江・畑野浦です。豊後水道の南口です。
2020年01月14日
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Sunday, January 5, 2020 午前5時起床。終日曇り。冷たい北風が吹きました。 午前、ぼんやりしていてTELがありました。Jさんからでした。「猪獲れた。腸(わた)如何?」 勿論二つ返事でした。急いでキャベツ・白菜・ブロッコリーを収穫、それを持って彼の住まいに向かいました。おっ、既に皮を剥いでありました。ステンレスのバケットに流水です。冷やしているのだそうです。モザイクの部分が内臓です。それをもらって帰りました。 帰り際、これももらいました。写真の右は落ち鮎です。いい感じの錆と一目でわかります。有り難うございました。 昼をした後、ブツに取り付きました。いつも通り、肺・心臓・肝臓・腎臓・胃・小腸・大腸全てを洗いました。このうち、腸の部分が面倒なんです。いい匂いもしますし。途中から鼻が馬鹿になって無頓着となりました。始末を終えたら釜で茹でます。2度茹でです。匂いに釣られ、野良のバイカルがやってきました。湯気の上がる一切れを与えました。うん、やっぱり猫舌です。覚めるまで待ってペロリでした。 編み籠に打ち上げたあと、味付けを妻に頼みました。そこまでに正味4時間、寒風の中に水仕事は辛かったです。疲れました。大鍋にそれを煮付けながら彼女曰く「この前のより量が多いわ」 晩酌の折り、出来上がったイノホルをつついていたら、Jさんから再びTEL。「また猪獲れた。如何?」 うっ、今日はもういけません。折角声を掛けてもらったのにごめんなさいでした。次ぎ、又獲れたら声を掛けて頂戴。きっとね、お願いします。写真はそのJさんが育てる子犬です。8ヶ月とのこと。今日訪ねた時、猪の足を無心、囓っていました。猟犬としての資質をすり込んでいるのでしょうか。(あれこれ) その1 夜はテレビをみました。久しぶりの愉快な番組でした。「チャンネルはそのまま!」です。2019年日本民間放送連盟賞テレビ部門の“グランプリ”受賞作品です。冒頭、札幌の空撮で始まって、引き込まれました。モデルはHTB。テレビ局の内部事情が垣間見えるドラマです。主人公は入社1年目の女性。天然の性格が実によいのです。5話のうち2話を見終えました。来週と再来週に続きの放送があるようです。 その2 新聞、リーマン時代は数紙を購読していました。退職して、節約モード。1紙に絞ることとしました。記者(OBをふくめ)の知り合い、朝日が一番多かったので、それに決めました。さてその新聞、年が明けても猶薄い日が続きます。加えて広告ページが多い。昨日(5日土曜日)の全面広告は24面中10面にわたってでした。最早、広告新聞と言わざるをえないです。折角ですから中身の苦言も。全体として朝日らしさ、舌鋒の鋭さが影を潜めました。前にも同じようなことを書きましたが、社説は当たり障りなし、天声人語は為に書いているよう。高橋純子氏のペンだけが救いです。楽しみは「かたえくぼ」と川柳コーナーだけ。先が思いやられます。田舎オヤジの独り言でした。今日の一句今日のランなし今日の酒焼酎お湯割り3今日の写真はJさんの酒飲み小屋に飾る鹿の頭蓋骨です。本宅の横に仕留めた獣の解体処理施設があります。それに併設の小部屋に掛けてありました。反対側の壁にもいくつもありました。
2020年01月05日
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Monday, December 30, 2019 午前7時起床。朝の内、雨が残りました。上がった後も晴れ間は覗かず。霧が出て生暖かい午後でした。 午前は富士山女子駅伝をテレビ観戦。名城大学が2連覇を果たしました。福岡大、鹿屋体育大、九州勢2校は上位8校に与えられるシード権を得ること能わず。鹿屋体大は6区まで7位だっただけに、残念でした。最終ランナーが13位でゴールする際、申し訳ないというよう、合掌しました。さぞ辛かったことでしょう。 昼前、妻と娘はそれぞれ買い物、友人と会いに外出。私は猫飯を掻き込んだ後、野菜を収穫。かつての部下Kさんが釣鰤を持ってやってくるとのことで、お礼に白菜、大根、里芋を用意しました。写真はその魚です。さてもの鰤、天然・養殖を比べると、味は後者が前者に勝るようになりました。水産試験場、餌料メーカー、養殖業者一致協力、努力のたまものです。素晴らしい。しかし杣夫は人間性が天然ですから前者。加えて、自分の体型が養殖鰤のそれです。而してこのスマートな姿に憧れるのです。この魚、今日のところは頭を落とし、腹を出しただけ。勝手口の外側に吊りました。 こちらはおまけのメジナです。三枚に下ろしました。 魚に取り付いていて、同級生TのAちゃんがやって来ました。正月に喰えとこれをくれました。大きい栄螺を10個も。前にも書きましたが、彼は潜水漁をするナイスガイです。先日の同窓会幹事会で酔鯨を好きと言っていました。拙宅冷蔵庫に口の開いたその生酒がありました。気のおけない仲です。構うもんか、半分になった瓶をお返しにあげました。喜んでくれ、よかったです。 幾つかは有棘形でした。有棘と無棘は、定説となっていた波浪・潮流の強弱によるだけでないことが最近判ってきたとのこと。そのことをして、栄螺に棘の有る無しを研究する学問、どうでもよさそうなことに思えます。だから酔散学と言うのかも知れません。 始末のついて、夕刻、一昨日と同じコースを娘と散歩。次の写真はF工業の敷地内に屯する猫軍団です。写真には7匹ですが、全部で8匹確認できました。勝手に敷地内へ入ってすみません。 もどって風呂。今日は最初から冷酒。当てはこれ。妻が最前のメジナを塩麹の酒蒸しにしてくれました。黒っぽい魚なので色合いはイマイチでしたが、味は格別。 食事の済んで、手焙りに薪ストーブの熾火を移しました。鰺の上乾を焼きました。これを頭からガブリ。冷酒がすすみました。今日の一句寒鰤に庖丁入れて年の暮る今日のランなし今日の酒冷酒3合 ハイボール小2今日の写真は車海老です。秋、豊漁の折り、買い求め、冷凍していました。火鉢の横に酒をチビリを横目、妻が海老フライの準備でした。
2019年12月30日
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Saturday, December 21, 2019 午前4時起床。終日曇り。気温は最高が11℃、最低が4℃。寒かったです。 朝の内は獅子文六を引き続き、でした。 午前、妻の買い物に付き合った後、義母宅へ向かいました。彼女を拾い、竹寿司へ向かいました。私、普段から妻が実家、庭木の剪定や生け垣の散髪、芝刈りと築山の草を始末しています。今日はその慰労、甘えることとしました。写真は彼女の庭に設置してあげた猫撃退器です。野良がやってきて糞をするとのことで、これを4機、其処此処に配置。効果覿面と聞き、嬉しいです。 正午にはまだ間のある時刻でしたが、銚子を2本やってもらいました。西の関の燗はストライク。暖まりました。食べ物に関しては、未だ質より量の杣夫です。並を2人前。 義母と妻は定食をチョイス。天麩羅と寿司のミックスでした。彼女たち「味が変わった」と異口同音。シャリ、揚げ物、味噌汁、全てがそうとのことでした。聞くところによると、この2月、店を先代が若に譲ったとのこと。合点のいったようです。 これから親子で買い物をするという二人。その前、私を先に家へ送ってくれることになりました。義母は拙宅に滅多と来ません。いい機会です。上がって貰いました。珈琲を淹れ、薪ストーブの暖かさを楽しんで貰いました。ショッピングのことを忘れ、長居をしてくれました。写真はトラを抱く義母です。人見知りの猫ですが、彼女は別のようでした。 二人を見送った後、着替えました。微醺を帯びていたのでランは無し。ウォーキングを1時間。途中、ポツリ落ち始めました。明日は雨の予報です。家に戻り、干した白菜を軒下に。薪は居間へ。早めの風呂をしました。陽の傾いて、昨日抜栓の樽酒をぬる燗にしてみました。うん、いい感じです。嘗めながらふと名古屋・伏見の大甚を思い出しました。nkucchanに案内してもらった大衆酒場の名店です。其処も樽酒のぬる燗だった。確か賀茂鶴だったな。 その時のことがブログにありました。こちらです。 「小旅行その1名古屋編」 当てを欲しくなりました。手焙りに熾火を入れ、これを炙りました。釧路産の一夜干し。氷下魚です。網に載せ、しばらくすると、得も言えぬ匂いです。これこれ、これなんです。いい感じでした。氷下魚2本が1合5勺の銚子を2本倒しました。 ちょっと物足りないな。そんな顔に見えたのか、妻が平茸を炒めてくれました。金木犀の下に親方が駒を打ったエノミを置いてくれているのですが、其処に出たものを収穫。自家栽培の味は格別です。バタンキュー。今日の一句昼酒に鼓を打って師走かな今日のランなし今日の酒日本酒4合 今日の写真は豚まんです。陽の落ちて暗くなった時刻、佐川急便のお兄さんが届けてくれました。福岡の友人Sさんからの一品です。 開けて見るとこんな感じ。ぎゅうぎゅう詰めとはこのことです。見るなり際の顔が綻びました。 彼女、止めるのも聞かず、早速蒸しました。私も相伴に。美味しいものを有り難うございました。
2019年12月21日
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Saturday, December 7, 2019 午前6時過ぎ起床。曇り。夕方に晴れました。今日も寒い一日でした。 昨晩、夜更かしをしました。といっても読書や書き物をしたわけではありません。録画したドラマ「主任警部モース」を見ながら、だらだら酒を飲んでの仕儀。今朝も読書をせず、書斎にも入らず。「あなた、昨日お母さんに貰った長芋を薯蕷(とろろ)にするわ。私、出汁をこさえるから、準備をして頂戴」 土の付いたそれを外のシンクに。束子を使い水洗いをしました。起きたばかり、寝ぼけたままだったので水が冷たかったです。 表面に長さ数センチの硬い髭が疎ら、付いていました。庖丁でそれを削ぐと、皮まで失います。その部分に栄養があるのです。この髭だけを始末する方法は炭組合の組合長に教えて貰ったことがあります。火で焼くのです。薪ストーブの炉にある熾火で炙りました。 一口大に切ってキッチンカッターで摺り下ろしました。このアイテム、各種下ごしらえに威力を発揮します。大根下ろしなんぞは皿一杯をあっという間です。 下ろしたものを摺鉢に移しました。後は擂り粉木でゴリゴリするだけ。 その作業を中断。午前10時過ぎ、野良着に着替えました。次の写真は履いた地下足袋です。見ての通り底がスパイク仕様になっています。斜面を滑らないようの工夫です。これを履くのとはかないのとでは危険のリスクに大きな違いがあります。 先日の山行で切り残した大杉2本の始末が残っていました。幹が大きすぎ、その時持参のチェーンソーバーでの倒木は無理と判断。後回しにしたのでした。16インチのバーを21インチのものに替えました。それを軽トラに積んで波越の切り出しに向かいました。親方が待っていて、チェーンソーと大杉の根元に粗塩と御神酒を振りました。 次の写真は親方の七つ道具です。最前の塩酒に加え矢と玄翁、それに混合ガソリン。チェーンソーオイルは養命酒の瓶に詰めていました。 木の大きさはこの通り。親方曰く、樹齢100年を超えているとのこと。 1本を倒し、2本目に刃を入れるの図。足場がいいので、作業は容易でした。 「うけ」は大きく、でした。芯取りのためにバーを深くに差し込む必要があります。それが理由です。 倒れるときの轟音は、毎度のことですが、地響きと共に、です。2本を正味30分かかりませんでした。100年の杉もチェーンソーにかかってはひとたまりなしです。 とって返しました。襤褸を脱いで、再び摺鉢に取り付きました。頃合いを見て出汁を加えていきます。3倍の量に増えました。出来上がったものを父母と義母宅へ。残りの半分を昼ご飯に。半分を冷凍しました。後日、お好み焼きに使うのだそうです。 義母宅への配達帰り、いつものスーパーに寄りました。おっ、ウルメのパンパンがあるぞ。鮮度抜群でした。水産のまち佐伯ならでは。前浜のあり、朝獲れがその日の昼にスーパーの売り場へ並ぶ幸せ、ではあります。鰺と共に求めました。それぞれの値段は1/3ラー弱。これも嬉しい。 チャチャッと始末。あっ、もう夕方だ。ランの格好に着替え、暮れの中を走りました。カメラン。写真は熟して愈々の渋柿です。柔らかく、食べると甘いのですが、今日は遠慮しました。 北側は晴れて、マジックアワーの色合いでした。 芒に月齢10、宵月の図。 冬至間近。暗くなるのが早い。次の写真はイチゴハウスです。クリスマス商戦を前にしての電照栽培。 今日は妻不在。教員時代に関係した家庭宅に招かれての鍋パーティーでした。屋外に焚き火をするそうで、拙宅の薪と鍋に入れる白菜を持参したようでした。 汗を流した後、チャイコフスキーのオムニバスを聴きながら、山から持ち帰った御神酒をいただきました。当ては勿論ウルメ刺し。 どうですか、この断面。 鰺の残りは漬けに。鰯のそれも同じく、でした。 何だか物足りません。よし、卵焼きを作ろう。チャチャッ。砂糖多めが好きです。白だし少々。手前味噌ですがいい感じでした。 燗酒に飽いてウイちゃんに切り替えました。シシャモを少し焼いてみよう。毎晩小出し、手焙りの世話になっています。いい気色になりました。バタンキュー。今日の一句百年を畏れおおくも手に懸けて今日のラン6km今日の酒日本酒2合 麦焼酎お湯割り1 ウィスキー2今日の写真は夕焼けの図です。ランの途中、落日を受けての図は荘厳でした。キヤノンG15の撮影モードを極彩色にすると、その赤が際立ちます。
2019年12月07日
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Sunday, November 24, 2019 午前4時起床。雨。夕刻、あがりました。 午前8時過ぎ、ぼんやり本を読んでいて携帯電話に着信あり。Jさんからでした。それに気づかず5分。着信画面を見て折り返しました。彼が電話をとるにはとりましたが、何だか様子が変でした。ささやくような声で「Tさん、いつものところにあと30分したら来て。鹿を3頭仕留めて、もう1頭、近くにいるんだ。今日は雨模様で暗い、もう少し粘ってみるから」 Jさんはマタギです。近くで猟をした時は、獲物の肉を分けてくれます。今日は早朝の山へ入り、日の出時刻を待ってライフル銃を構えたそうでした。 着替えて、その場所に向かいました。突っ込みの林道に入り、行き止まり、彼の車の横に停めました。そぼ降る中、車中で待つこと暫し。スマホに着信がありました。彼の車の進行方向を見てまっすぐ300m登って来て、とのことでした。こんな斜面を登りました。 彼の声が上から降ってきました。場所を知りました。彼は仕留めた1頭を解体しながら曰く「Tさん、情けないことですよ。大きな雄がいてね、狙うんだけれど、頭をこちらに向けた儘、動かないんだ。仕方なし、頭を狙ったら、倒れたんだよ。でもね、ピクピクしていたのを断末魔と勘違い、とどめを刺さなかったのがいけなかった。あっという間に立ち上がり、逃げられました。弾は角の根を掠めただけだったのだろう、脳震盪だけだったんだろうね。撃ち損んじるなんて、全く以て情けない」 ぶつぶつ言いながらも、狩猟ナイフを持つ手は止まりません。あっという間に皮を剥ぎ、前足、後ろ足の腿肉を切り取りました。背骨の両側にあるロースも歯を見せるだけの早業でした。勿論、手は汚しません。医師が手術に用いるような薄いゴム手袋を使用、ナイフには除菌スプレーを吹いていました。これこそプロです。酔散の営業をしていた頃、食品製造工程にHACCPの考え方が導入されましたが、それを地で行くような丁寧さ。切り取ったブツは取り出したビニール袋に。忽ちの作業でした。 1頭から前後ろの太腿4塊と2本のロース。3頭分ですから合計18塊を受け取りました。彼のリュックを借りて下山。どうですか、この写真。家に戻り、シンクに取り敢えず2頭分を広げました。ブロックを一つずつ小さなビニール袋に入れて冷凍しました。これでしばらくタンパク質に不自由しません。Jさん、有り難うございました。 午後はクイーンズ駅伝をテレビ観戦。午後3時、雨の上がって着替え、走りました。いつものコースプラス木立川に沿って。写真はその切り取りです。林道に向かうところは落ち葉が雨に濡れていい感じでした。 もう一枚、こんなところを走っています。前の写真と合わせ、秋の終わりです。札幌より一ヶ月遅れの晩秋です。 門の鼻橋で折り返しました。道路脇に女性グループがボランティア管理の花壇です。冬枯れの季節にあって、目を癒やしてくれます。 いい汗をかきました。風呂を浴びてプシュッ。何か当てはないかな。焼き芋がありましたが、勘弁して欲しい。手を出さず。夕食まで我慢しました。今夜はキムチ味ベースの鍋でした。 先週土曜日に始まったNHKBSの番組「主任警部モース」、録画で見ました。イギリスドラマの展開にはパターンというか、一種独特の展開があります。それに嵌まると、引き込まれていきます。もう一話見ると、そのリズムに馴れ、面白さが増すと思います。毎週録画をしないといけないな。今日の一句スコープを牡鹿の過る初冬かな今日のラン10km今日の酒アサヒスーパードライレギュラー缶1 白波お湯割り1 冷酒5勺今日の写真は、ランの途中。おっと、踏むところでした。
2019年11月24日
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Friday, November 22, 2019 午前4時起床。曇りのち雨。終日家の中に過ごしました。午前に一本、午後に二本、映画を見ました。何れもAmazonvideoです。「トレイン・ミッション」、「西遊記~はじまりのはじまり~」、「のみとり侍」。前者はサスペンスアクション、いい出来でした。ヴェラ・ファーミガという女優を知りました。モディリアーニに描かれた女性彷彿、綺麗な方でした。10点満点中8点ですが、ファーミガのことをして9点。中者は4点。後者は3点どまり。 午後4時、早風呂をし、焼酎ロックを嘗めながら当てをこさえました。締めた鯖の皮を剥ぐのは気持ちのよいものです。この後、毛抜きの親分で横骨(酔散学部にあって横骨というと笑われます。「上椎体骨」が正式名称です)を抜く作業を。 どうですか、この色合い。いい感じに締まりました。 次の3品は妻の手料理。1品目はアスパラ菜を炒めたもの。茎の大きいところ、女性の小指大なんですが、食感は名の通りアスパラのようでした。 こちらは蒟蒻、風呂吹き、里芋の3点盛り。三つとも別々の鍋、それぞれ違う味付けです。 こちらは蒟蒻と青梗菜に練り物の天麩羅を合わせたもの。今日の晩酌は馳走でした。午後8時、食卓に寝落ち。9時に目の覚めて、妻がコーラスから戻る迄の時間を燗酒と鯖缶で潰しました。今日の一句ショパン聴きストーブを焚く初時雨今日のランなし今日の酒麦、続いて芋焼酎ロック5杯 燗酒1合5勺 今日の写真は未明の読書。柳瀬尚紀「広辞苑を読む」文春新書。言葉、字句を取り上げ、持つ意味の多様性をユーモアを込めて解説。切り口がよかったです。考証要集の切り口に似た内容です。一例を以下に。「飼犬」と「飼猫」の違いを論じています。広辞苑は第一版で「飼犬」人家に飼っておく犬「飼猫」家に飼養する猫「飼犬」のほうは、第五版まで同じ表記です。「飼猫」のほうは第二版以降消え、第五版になって「飼い猫」として再掲、説明も改められています。「飼い猫」人家で飼っている猫(第五版)消え、再び書き足され、です。第五版に表記の「人家に」と「人家で」の違いや、犬と猫の存在・役割の違いなど、筆者の考証が続きます。 犬、猫の項には余談もありました。第一版にあり、二版から四版にかけ、「飼猫」と同じ処遇を受けた言葉として「日教組」と「日本教職員組合」を挙げていました。同じく五版で復活したとのこと。編者、思うところがあったのでしょうか。
2019年11月22日
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Wednesday,May 22,2019 午前4時起床。快晴。 午前10時過ぎ、定期検診の父を迎えに。朝のうち、仕事に行く嫂が病院へ送ったのでした。帰りにKカメラへ。父が現像・プリントに出していたものを受け取りました。ホームセンターに寄りたいと言うので其所へも。ウリバエや紋白蝶を捕獲する虫取りネットと野菜の種を購入しました。西瓜対策とのこと。家に戻ったら正午。写真は昼に食べたゴサンチクの煮物です。 午後は読書。椅子に座ったままうたた寝。覚めて自転車のトレーニングをしようか、それとも走ろうか。あれこれ考えているうちに日が傾きました。散歩して終わることにしました。以下はその途中を切り取った写真です。桑の実がいい感じに熟れてきました。 路傍に優しい感じの綿毛でした。 公民館グランド横にシロツメグサの群落があります。そこに赤い一輪が混じっていました。珍しい。 支援学校横に池があります。木立は盆地です。降った雨の地下水が集まって此処に湧くのです。痩せた鯉が2匹、泳いでいました。 この水は直ぐ近く、山の中腹にある配水池に汲み上げられます。パイプラインが敷設され、一帯の水田を灌漑します。写真はその一部。ということで引水は田んぼの端にあるコックを捻るだけでOKです。 家に戻りシャワー。今日は韓国旅行仲間(私を含め5人)が私のリタイアを祝ってくれる飲み会でした。会場はいつものつね三。まだ陽の高いうちに突っ込みました。午後6時集合でしたが30分前に到着。 慣らし運転をしないと身体に悪い。大将、生頂戴。ゴクゴク。クワワワァ~、もちぇん。おっ、先日、nkucchanが紹介してくれた読売新聞があるぞ。ああ、確かにつね三が載っている。これでこの店も全国区だ。京都に修行中の息子さん、帰ってくれば安泰なんだけれど。 大将、何か当ては無いの?これが出て来ました。豆腐を牛肉で巻いたもの。いい感じでした。 次はショーケースの中。おっ、ハンサコ(イサキ)だ。今日の刺身は期待できそうだな。 皆が集まって乾杯。左は炭組合の組合長。中は某社に働くリーマン。管理職になって忙しそうです。右はポンポン船の船長。一本釣の漁師です。写ってはいませんが、もう一人、建設会社をリタイア、測量設計コンサルタントで営業のAさん。異業種の5人です。このうち、組合長は医者に死ぬと言われ、酒と煙草を止めて久しいです。体重が増え、腹が出たと嬉しがっていました。 刺盛が出て来ました。ヒラメ、イサキ、アジ、地ダコ。左の白いのはイサキの生白子です。 トロリ感あり。ポン酢をつけてやってみましたが、絶品でした。 焼酎ロックに変えました。勤めていた会社の前社長が置いていった甘露が棚にありました。1/3残っていました。えい、それも飲んでしまえ。写真は暴れ飲みしたN前社長の「古樽楽」と豊後銘醸の「杜谷」。前者は40年貯蔵の40馬力です。 約束の鰺フライ。ホクホクでした。 焼酎だけでは身体に悪い。日本酒も混ぜました。八海山。おっ、寿司が出て来たぞ。全部地物です。先日の大雨に今日は雲丹がないとは大将の言。 こちらは蛸カラ。 ついでに頼んだ蕗の煮物。 アンカラもやってもらいました。これも地元の底曳網が漁獲の逸品。魚体は小さいのですが頭回りの皮が得も言えぬ美味しさ。 この後、ラプンテビエ、とり天、〆の海鮮チャーハンをやってお終い。腹がパンパンになりました。 帰宅は午後9時前。勝負の速い杣夫です。帰宅してプロ野球をチェック。オケケケケ、カープ9連勝です。竜を3タテ。禁玉さん、ごめんなさいね。翻って金満は横浜にやられました。ゲーム差1.5。金曜日からの東京ドーム3連戦で首位を固めたいところです。今日の類語「転た寝」 居眠り、微睡、春眠、不貞寝、泣き寝入り、狸寝入り、舟を漕ぐ、うつらうつら、うとうと、とろとろ、こっくり、すやすや、グーグー、ぐっすり、ぐうすか、昏々と 寝相にもいろいろあるものです。今日のランなし今日の酒生中2 焼酎ロック4杯 冷酒2合今日の写真はアゲハチョウです。家の周囲に花の蜜を漁っていました。
2019年05月22日
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Sunday, April 21, 2019 午前4時半起床。晴れ。 早めの朝は筍ご飯でした。妻曰く「今年の筍は足が早いわ。水につけていたものがもう臭っているの」 一昨日の夕刻、釧路に送ったブツは大丈夫だったのだろうか。心配です。 午前8時前、鶴見・間越(はざこ)向け。こだんせ市の日でした。毎月第3日曜日、市民を対象の朝市です。活魚の競りは午前8時半、鮮魚販売は9時からです。軽トラを飛ばしました。写真は猿戸という漁村集落です。ここで半島の尾根を南側へ越えます。そこが間越です。漁船が1艘、エンジンをかけたところでした。重油を焚く匂いが何故か郷愁を誘います。 会場は今回も賑わっていました。 おっ、鰤だ。水揚げされたばかり。プニュプニュの柔らかさです。買おうか迷いましたが、他の魚に惹かれました。 購入はこれ。コショウダイです。活魚でした。競りで落としました。2kg近くが2.5ラー。安かったです。 2枚に下ろすの図。これ、半分はムニエルに。もう半分は昆布締めにしました。食べるのは明日以降です。アラは吸い物になります。 これも買いました。ギンギンの鯖にホウボウのおまけが付いて6ラーと少し。 締め鯖に。ホウボウの身はコショウダイの兜と一緒に妻が煮付けました。写真は三枚に下ろしたものに塩を打つの図です。透き通った身がいい感じです。 中小鰺が安かったです。売れ残ったのを1箱。40尾程入って2ラー。これは刺身、酢締め、フライ用に仕込みました。おーよしよし、お前の取り分もあるからな。 次の写真は三枚に下ろした鰺に酢を流し込むの図。締まったらポン酢で食べるのもいいけれど、〆鰺寿司をこさえるのもいいな。 魚に時間を取られました。午前10時から昼を挟んで午後2時まで立ちっぱなし。鰺の三枚下ろしが辛かったです。買い込みすぎて後悔。吸い物や煮付け、フライの下ごしらえをする妻もブツブツ。 後片付けをした後は読書。眠くなりました。夕刻、走ろうと思いました。疲れを感じたのでウォーキングだけに。1時間あまり、カープの中継を聴きながらすたすた。最後を中崎が締めて、これで4連勝。上向いてきました。いいぞいいぞ。気分がよくなったのでパチリパチリ、シャッターが軽いです。以下は散歩途中に切り取った風景です。1枚目はアスパラを栽培するハウス内です。ニョキニョキ、出ていました。 向津留の家、庭先に大手鞠が咲いていました。緑色でした。 初夏のことを麦秋と言います。その通り、麦が実っていました。黄金色にもう少しだな。 集落内の山は椎の花が咲き始めました。夕日に映えて金色です。この風景、目に優しいです。 路傍に咲く金鳳花です。可憐です。 最後は拙宅の裏、花菖蒲の蕾です。勢いがあります。 今夜の当ては鰺刺、鰺の天麩羅、コショウダイの刺身を少し。それには昆布茶の粉を振り、簡易昆布締め。これがいい感じでした。この裏技はこだんせ市で遇ったムッシュカワノのムッシューに教えて貰って、早速試したのでした。写真は揚げ物一式。冷酒で流しました。飲み過ぎました。勢いで夜の更けて庖丁を研ぎました。決まりがついてよかったです。今日の類語「簡易」 簡単、簡明、平明、容易、平易、安易、易しい、容易い、手軽、手っ取り早い、単純、シンプル、簡素、簡便、軽便、手短、掻い摘まんで、コンパクト 「容易い」は「たやすい」と読みます。「朝飯前」という言葉もあります。今日の一句麦秋の小径を歩く鳶の舞い今日のランなし今日の酒冷酒3合今日の写真はホウボウ二題。1枚目は胸鰭です。クジャクの羽に似ています。美しい。余談です。カナガシラというホウボウが子分のような魚も、似た胸鰭です。顔はこんな感じです。私、自分で言うのもなんですが、この魚に似ているような感じがします。いい顔と思いませんか。
2019年04月21日
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平成31年2月14日(木) 午前5時過ぎ起床。曇り。寒い一日でした。 午前、部下の課長3人を人事評価面接。その後、あれこれの協議を。指摘を受けて私自身、脇の甘くなってることを覚えました。焼きが回ったな。齢60はやっぱりやめ時です。しょんぼり。昼は野菜ジュースとサンドイッチでした。 午後はデスクワーク。夕刻、会社の引けて、市内の料理屋、フグ専門店「柳井商店」に突っ込みました。遠方からお客様がありました。社長、副社長不在ということで代理出席。歓迎の挨拶をしました。心を込めたつもりですが緊張、たどたどしくなってしまいます。写真は宴会のあった間です。全部で10人の懇親会でした。 乾杯の前にお通しが出ました。和え物とフグ皮。どちらもいい感じでした。 ビールのグラスを合わせた後はテッサ。いい色合いです。 こちらは薬味。たっぷりが本格的です。 ひれ酒が出て来ました。これも絶品。焦げが頃合い、いい風味でした。美味しかったのでお代わりしました。 フグカラです。塩を少し付けて食しました。 フグチリが出た時、既に満腹。箸を付けただけでした。 この後、雑炊が出ましたが、写真を撮ること能わず。やっぱり専門店のコースは美味しい。さても今日の懇親会、色々知らない世界の話を伺うことができました。お一人は航空会社のパイロットを長年勤めた方。もう一方は船会社の方、洋上と陸上勤務を繰り返し、外国暮らしの経験もしたよう。こちら側は経済界を中心のメンバー。話に花が咲きました。パイロットの方からは飛行や機内食のこぼれ話なんぞを伺いました。離発着のどちらに神経を使うかとの問いに「着陸と思うでしょう。違うんですよ。着陸の際、トラブルがあれば直ぐに中止し空に戻れる。しかし、離陸は離陸スピードに近づいてトラブルがあっても、停まることができない。滑走路を飛び出してしまいます。その点において離陸の方が神経を使います」なるほど。話が盛り上がり、逆噴射のメカニズムなんぞも教えてくれました。 私の向は船会社の方でした。必然、話題は船舶や航海の話題に。インドネシアのカツオ漁事情や世界一周航海のこと、乗組員の生活なんぞをあれこれ。へーっ、そうなんや、という内容が多かったです。驚いたのは、未だ船員の風呂が海水であること、船内の食事が1日4食から3食に変わったこと。その理由は肥満が増えたから。 美味しい食事を食べながら、知らない世界のことを聞くの図、楽しい時間でした。社長の代理、出席する前は敷居が高かったのですが、豈図らんやではありました。 代行運転で帰宅。家に着いたのは午後9時でした。車を降りたら星空でした。中点にオリオン座。冷えるな。ん?トラの鳴き声が聞こえました。あっ、そうか、今夜は妻も出かけていたんだ。勝手口を入ると、家の中は冷え冷え。ストーブの灰を掻いたら熾火が出て来ました。それに薪をくべ、火を大きくしました。トラが膝の上に載ってきました。頭を撫でながらNHKFMでベストオブクラシック、終わりの部分を聞きました。番組が終わってそのままぼんやりしていたら、ラジオドラマ青春アドベンチャーがなんと「北海タイムス物語」をやっているじゃーありませんか。今夜が10回シリーズの4回目でした。原作は増田俊也の同名小説。以前、新聞の書評欄に見つけ、買おうと思って、失念していました。新聞社の社員が主人公、題名の通り、札幌が舞台だけに惹かれたのを思い出しました。NHKのHPで纏め聴きをしよう。それをしての余談です。増田の小説に「七帝柔道記」という本があります。これも札幌が舞台。漫画にもなりました。今日の類語「豈図らんや」 図らずも、突として、思いがけず、突然、不意に、藪から棒に、ふいと この豈という字、漢文の教科書に初めて見た時、何じゃこりゃーと思いました。続いて、その世界というか魅力に惹かれ始めたのですが、私にとっての古典の嚆矢がこの字でした。今日の一句冷える夜鰭酒を汲む人の有り冷える夜テッサに透ける人の有り今日のランなし今日の酒瓶ビール中瓶1本 鰭酒2杯(2合) 焼酎お湯割り1杯今日の写真は飲んだ焼酎です。珍しい銘柄でした。もう一枚はチョコレート。朝起きたらテーブルの上に置いてありました。義母からの義理物。ボンボンの類いでした。
2019年02月14日
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平成31年1月22日(火) 午前5時半起床。晴時々曇り。後れを取りました。 勝手口から外へ出ました。そこに一昨日、こだんせ市で貰った鰤の半身を吊っていました。台所に持ち込み、刺身にしよう。 断面は乾涸らびてこんな感じです。寒風にさらされ、カチカチでした。 1/4を切り取りました。父母と義母へ妻が届けます。特に義母は熟成の効いて少し柔くなった方が好みです。チャチャッと始末。ちなみに残りは明日の朝に始末します。 刺身にした図。その通り、熟成が進んでいい色合いです。食べ頃。ポカ休を取ってこれを当てに朝からひっかけたい。 トラの朝ご飯もこれでした。おめさに鰤刺し、満腹のトラです。 呼びかけてもフニャラでした。 午前はデスクワーク。昼前、お客様がありました。嬉しい話を頂戴、恐縮しました。写真は昼に食べた弁当です。隣のおばちゃんがこさえた奈良漬けが美味しい。 午後は会議。行司役を仰せつかりました。100点満点で合格点を60点とするなら58点。ちょっと自己嫌悪。夕刻、真っ直ぐ帰宅。直ぐに着替えてランシューズを履きました。何時もの農道コースを一っ走り。終えて南の空、オリオン座を横切るよう、強い光がゆるり北の方向へ。人工衛星でした。空を見上げていると、結構目につきます。流れ星とは違い、スローリー。点滅がないのでジェット機のそれと区別できます。流星には願掛けと相場が決まっています。しかし、これには願をかけても詮のない。 一風呂浴びてプシュッ。その後、刺身の残りを当てに冷酒。今日のメインは肉料理。ステーキでしたが、訳あって写真はありません。赤を抜栓。チョロッと飲んだだけでした。またもや食事を終えて酒飲み番組(ワカ子酒、次どうする)を見ながらこっくり。吉田類に比べ、私には今一。バタンキュー。今日は本を手に取りませんでした。新聞も見出しを追っただけ。こんな日もあってよい。今日の類語「流星」 流れ星、彗星、箒星 流星は宇宙空間の微粒子が地球の引力に捕まり、大気との摩擦で発光しながら落下するもの。「奔星(ほんせい)」ともいうそうです。彗星は太陽系内の小天体、太陽に近づくとガスなどの尾を引きます。ハレー彗星が有名です。流星と彗星、調べるまで明確に区別できませんでした。今日の一句飼い猫の満足顔や霜の朝今日のラン6km今日の酒発泡酒1缶 冷酒2合今日の写真は先日購入のラジエター不凍液です。トラクターに使います。1年ほど前に修理しましたが、まだ少し漏れているようです。イセキトラクターに勤めているSくんに相談してみよう。
2019年01月22日
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平成30年12月19日(水)(続き) 夕刻、風呂を浴びました。ポカ休の山仕事に空っぽとなりました。サッパリしたところでプシュッといきたいところですが、グッと我慢。12月は妻の誕生日に加え結婚記念日の月です。佐伯に過ぎたるフレンチ、ムッシュ・カワノを予約していました。おいトラ、お前、一人で留守番だぞ。悪いな。 このお店、住宅街の一角にあります。盛り場から離れて閑静なところです。テーブルに着きました。さあ、出てくる料理が楽しみです。 先ずは乾杯。ブルゴーニュの白がフルーティでした。 山仕事に乾いていました。直ぐに赤へ。 前菜がでました。これが一人分。それぞれが複雑な味。 パンが食べ終えないうちに次から次と皿に載ります。 フォアグラのテリーヌ。バッカスの風味でした。添えられた野菜サラダは味もですが視覚に訴えます。スライスのトリュフがいい感じでした。 口直しの生姜スープ。蓋を取ったら湯気がゆらり。 鮑が出てきました。食感からしておそらくメダカ鮑でしょう。 メインはローストビーフ。脂を落とした上品さに舌鼓。妻は満腹となって1/3を残しました。それを私が食べました。 でも彼女、デザートは別腹です。久しぶりのフレンチに満足してくれました。私は今年でしたが、彼女も来年還暦です。ゆるり3時間のディナーに積もる話が出来ました。 どうですか、この感じ。パクパク食べてしまうには勿体ない。 いい気色になりました。妻は珈琲を貰いましたが、私はアイスワインを〆に。凝縮の甘さに惚れ惚れ。ムッシュ、馳走になりました。余談です。彼はオランダとドイツのそれぞれ日本大使館でシェフをした方です。全く気取らずの平易さ、気安さがいい感じです。料理の説明もですが、大使館の裏話なんぞを交えた語りが楽しかったです。公邸に渡欧の政財界や芸術家が立ち寄るそうで、実名を挙げてのエピソードをして一冊の本になるな、そう思いました。 今日の類語「空っぽ」 空間、スペース、空洞、空虚、空、空き、がら空き、がらんと、がらんどう、蛻(もぬけ)の殻、空ろ(異字に「虚ろ」あり)、虚(うろ)、虚空 「蛻」とは蛇や蝉が脱皮すること。転じて「蛻の空」とは人が抜け出して空になった寝床や住居の状態のこと。人間、還暦を過ぎると蛻になるのかも知れない。今日の一句フレンチにKnifeを入れて珊瑚婚今日のランなし今日の酒ワイングラス7杯今日の写真は猫です。ムッシュ・カワノの庭に丸くなっていました。いい感じのキジトラです。余談です。週刊朝日の今週号は猫の特集です。写真家の岩合氏製作の映画が紹介もあります。封切りは来年の2月22日、猫の日だそうです。離島に暮らす老人と猫の物語「ねことじいちゃん」。楽しみです。
2018年12月19日
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平成30年10月27日(土) 午前3時起床。晴れ。昨日は未明、暗い中を走りました。今日は白んで午前6時半にスタート。明るくなったので林道の方へ向かいました。おっ、Mさん夫婦がマメリを散歩させている。彼らは篤農家です。朝が早い。 琉球朝顔、今朝は露を載せていました。いい感じです。 その隣、鉄工所F工業に飼われるニャンコです。前にも幾度かアップしました。声を掛けると、鉄板の下、鋼材の間から走り出てきます。よく慣れて足下に絡みます。5匹いたのですが、今日は3尾でした。 月が欠けてきました。写真は生目山に懸かるの図。余談です。生目山には生目神社があります。字の通り、目の神様を祭っています。もう10年以上前、大分大学医学部(当時は大分医大)付属病院の眼科医から電話をもらいました。何でも全国の生目神社を調べているとのこと。医者は祈りや拝み、祈祷や呪(まじな)いとは無縁と思っていました。しかし目医者をしてだと、なんとはなし、腑に落ちるものがあります。神社ついでということで余談の余談。神社にも色々あります。全国に名を馳せる観光地・由布市庄内に囲碁の神様を祭った囲碁神社があります。珍しいと思います。眼科医が生目神社、囲碁のプロ棋士が囲碁神社、にそれぞれ参拝はありかも。 汗ばんで家に戻りました。その足で包丁を持ちました。昨夜、マタギのJさんからキンキンバチバチのハゲ(カワハギ)をもらっていました。それに取り付きました。全部で4尾。 前の写真といい、これといい、流石Jさんです。処理が見事です。ビニール口の結び方もしかり、出して見ると、締めた跡は頭部だけでなく尾部に血抜きの一刀。素晴らしい。私には出来ません。「刺身でOKよ」のサインです。有り難うございました。 ハゲは皮を剥げということでその図。魚体が大きいので皮も厚い。 どうですか、この肝。どれにも大きいのが入っていました。今夜は刺身だな。煮付けにするのは妻の役目。 朝ご飯のあと、シャワーを浴びました。Yシャツを着て、背広を纏いました。今日明日と、関係するイントがあり出勤。写真はその開会式です。先日、私のまちがスペインにある食のまちサン・セバスチャンを目指していることを書きましたが、その取組の一環です。会場にあれこれの食材が並びましたが、それとは別、市内中心部の飲食店がそれぞれバル形式をとり、自店舗で自慢料理ワンドリンク付き4/3ラー(800円)で提供しています。 こちらは海鮮バーベキューのコーナー。オープン前でした。トロ箱の間にパン(ブリキの箱)が置いてあります。お客様がやってくると、担当が熾った炭をそれに入れます。 おっ、炭熾しが始まっている。よく見ると、マングローブを焼いたものでした。 ちなみに焼き物は大分・佐伯特産の緋扇貝です。小振りですが帆立に似ています。貝柱の美味しい二枚貝。 定番のサザエもありました。 干物の類いはこちらです。鰺や鰯、カマスの開きに加え、鰤鎌も。北海道だとこれらに加え、蟹も混じます。如何せん黒潮には大型のそれがいません。 テントブースはオーガニックの切り口。写真は野菜の屑です。これを何に使うか判ります? こうします。弱火で煮出すのです。それを漉すと、栄養満点のスープ素材が出来上がり。和洋中、どの料理にも使える一品になるとのこと。詳しくはこちら(日経電子版ベジブロス)。私のまちは提唱者のタカコナカムラさんを幾度も招いて講演会を開催しました。 おっ、いい香りだ。やっ!ムッシュカワノの河野さんだ!先日、来だんせ市でニベのムニエルを披露してくれた方です。このスープ、最高でした。 彼のこと、前にも紹介したことがありますが再度。佐伯・弥生の出身、調理師学校を卒業後、単身ヨーロッパに武者修行。ベルギーの日本大使館で料理人を務めた方です。佐伯にムッシュカワノというフランス料理店を出しています。ここで突然ですが、佐伯市に養賢寺という禅寺があります。臨済宗妙心寺派です。雲水が幾人も修行する立派な造りです。それをして「佐伯に過ぎたる養賢寺」と言われています。鄙のまちに勿体ない程の伽藍をしてのことです。それはそれとして、ムッシュカワノも佐伯に過ぎたるのレストラン。今年も妻の誕生祝いはそこで、の予定です。 ほかのテントも冷やかしました。それを何枚か。地元産パパイヤや新米を売るお店です。 こちらは地元食材を使った弁当。左の雪ん子寿司は随分と名が売れました。 当地ならではの手作りお菓子。饅頭や団子です。農家の女性グループがこさえまものです。 会場を後にしました。市内、別のところで開催中のイベントにも顔を出した後、帰宅。午後2時、スウーツを脱いで野良着に着替え、地下足袋を履きました。昨日、サポステのみなさんが芋掘りにやって来ました。今日は掘った跡に石灰を撒き、タマネギを植えるところには施肥、それぞれをトラクターで耕耘。その後、新しい流し台を組み立てました。これまで使用のものは見るに堪えない状態。妻がステンレス製のものを新調したのです。蚊に刺されながら、でした。腹が立ってきたので写真を撮る余裕はありませんでした。それを完成させ、やれやれ。シャワーを浴びてプシュッといくか。とその時でした。立腹に罰が当たったのか、父の作業小屋壁面に積み上げた薪が荷崩れ。ガビョーン。ショックでした。一部が妻の作る野菜の上に。 仕方が無い。片付け、積み直しました。少し、野菜を傷めました。 ボロボロになって地下足袋を脱ぎました。湯船に浸かり、ほっと一息でした。風呂上がりにプシュッ。これが出てきました。緑は春菊、人参の葉、高菜です。全部菜園で妻の摘んだもの。感謝感謝です。 次は、おっ、角煮だ。 ならばとこれを抜栓。昨日一昨日の獺祭は火入れをしていますが、こちらは生酒。甘露甘露。 おっと、角煮に手を付ける前に今朝のハゲを刺身しなければ。どうですか、この色合い。ペロリ食べて甘さ格別。Jさん、有り難うございました。 その後、アイラのウイちゃんを嘗めながらカープの応援。途中で落ちました。バタンキュー。今日の類語「修行」 研鑽、修業、修養、修身 「修行」は悟りを開くため精神を鍛えること。「修業」は学問や技能を磨くために励むこと。今日の一首皮剥の面の厚さに爪傷め有次加勢そら丸裸今日のラン6km今日の酒生酒2合 アイラモルト2ショット今日の写真は餅撒きです。イベント開会式の後、ありました。当地にあって、何かあると必ず行われます。餅は落ちても汚れないよう、ビニールの袋に入っています。写真、みんな上を向いていますが、通は座って下を向きます。落ちたものをすぐに拾うことが出来ますから。もう一枚は、このイベントがオーガニック関連ということで、生ゴミをコンポストで処理しようというキャンペーンを展開の某社社員です。ハンサムの青年と妙なオヤジが映っていますが無視して下さい。左の女性はそれを手伝いの弊社社員。災害時に備えたアマチュア無線クラブに所属の才媛です。肖像権をと持っていないということなので、登場してもらいました。綺麗な女性が快諾してくれると、田舎ブログが華やぎます。掃きだめに鶴とはこのことです。余談です。彼女、小学生の時、無線資格を取得したとか。素晴らしい。そのとおり閨秀です。
2018年10月27日
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平成30年10月22日(月) 午前4時過ぎ起床。晴れ時々曇り。 朝の外気温10℃。冷えました。室内の温度も17℃。隙間風の入る荒ら家ですし、昨夜はたまたま居間の窓が10cm開いたままでした。戸締まりを忘れたのでした。寒い。幸い、妻はまだ夢の中。よし、ストーブを焚くぞ。火を入れました。一緒に起きてブリ刺しを鱈腹のトラが早速やってきました。陣を取りました。今年の冬も火の番を頼むぞ。 仕事は2週間に1回のボード会議を朝一。土日に休めなかったこともあり、2時間の缶詰、最後は欠伸を噛み殺すような感じになりました。午後は部下の課長を集めて情報交換。忽ち1日が終わりました。写真は昼に食べた弁当です。昨夜のカマス天が入っていました。 真っ直ぐ帰宅。夜、雨になりそうでした。梅林下に積んである薪にビニールをかけました。明日以降、朝に燃やす分は居間へ。雑事をこなしていたら忽ちとっぷり暮れました。今夜は月齢13。待宵月です。煌々でした。走らずシャワーを浴びました。すぐにご飯。今夜のおかずはブリのあら煮。 もう一品はブリ刺し。何れも昨日、間越で求めた魚です。豊後水道のキンキンバチバチ。酒の欲しいところですが、ストップがかかり、ノンアルコール。寂しい限りでした。 酒精が無いと、手持ち無沙汰です。NHKFM、ベストオブクラシックにチャンネルを合わせました。今夜はイオニーツァというチェリストのリサイタル。少し聞いて裏番組にシフト。NHK第2放送はカルチャーラジオ。「特集・清張が語る日本の官僚政治史、第4回軍国主義と官僚(1982(昭和57)年3月25日放送)」をやっていました。松本清張の肉声は細い。再びFMに戻りました。ラフマニノフのヴォカリーズがよかったです。この録音、今年の9月、浜離宮での収録。東京はコンサートが頻繁です。羨ましい。それが眠り薬となりました。このところ、本が進みません。バタンキュー。今日の類語「鱈腹」 十分、十二分、存分、みっちり、たんと 鱈の腹はたっぷりのパンパンです。そこから来ています。今日の一句秋深し京へと誘う天竜寺 このところ、日本仏教の歴史を俯瞰するためのネットサーフィンです。臨済の系統、奈良、平安、鎌倉、建武新政を経て室町をなぞっています。その中、五山文学、義堂周信と絶海中津の二人とも土佐の出身であることを知りました。高知県津野町の出です。四万十川の源流域。同じ土地の同じ世代に室町・臨済の禅僧が生まれました。何が素晴らしいのかわかりませんが素晴らしい。今日のランなし今日の酒ノン 今日の写真は昨日のカメランで撮した花の類です。ネタ切れにつき代用。1枚目はトラノオ。拙宅庭にまだ咲いていました。 こちらはシュウメイギク。トラノオの隣に、です。台風のせいで弱っていましたが復活。 茶です。雄蘂の数がおおい。ずんぐりむっくりの姿ですが、好きな花です。この日もスズメバチが蜜を求めて取り付いていました。 芒です。風に飛ばされる直前。平家物語の冒頭、今をときめく我が世の春も「風の前の塵にに同じ」とありますが、これを見て人生とはまさにそれ、ではあります。 最後は琉球朝顔。夕暮れ時ですが、際立っていました。
2018年10月22日
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平成30年5月5日(土) 午前5時前起床。晴れ。 その時刻、外は既に白んでいました。気分転換、勝手口を出て空を見上げました。コントレール。部屋に戻ってフライトレーダーを見ました。デリーから成田向けのJAL便でした。インドからか。サンデー毎日になった暁には友人Kにくっついてアラビア海を見に行くぞ。写真はその機体です。どんな人たちが乗っているのかな。 午前9時前、家を出ました。昨日摘んだ茶葉を製茶工場へ持ち込まなければなりません。茶の産地佐伯市本匠(ほんじょう)向け。天下の清流番匠川に沿た羊腸の道を上流に走りました。次の写真は途中、中流域に広がる水田です。山梨子(やまなし)という地区です。蓮華草が満開でした。それをトラクターが鋤込むの図。緑が濃くなり、蓮華のピンクと相まっていい感じです。 製茶工場は因尾(いんび)という地区にあります。大分にあって因尾茶というブランドは人口に膾炙しています。スクリューキャップのアルミ缶が販売されています。なかなかの人気です。写真は通りすがりに撮った茶畑です。杣夫宅ののそれとは大違い。山あい、透き通った空気の中で伸びる茶葉は百薬の長です。 農協が経営するプラントに到着。おっ、やってるやってる。 運んできた私の袋もベルコンに乗せられました。摘んだ量は44kg。製茶すると1/4~1/5の重さになります。できあがりは10kgほどの量かと。下世話な話ですが、製造料金は2万円前後でしょうか。拙宅の使う分を除き、あとは全部父に横取りされます。訪ねてきた友人に小分けしてあげてしまいます。「私の作った茶です」と自慢しながら。仕方がありません。これも親孝行の一つです。 とって返しました。ん?ロッククライミングをやってるぞ。止まってある車のナンバーを見ると山口、鹿児島、兵庫。数グループいて皆県外のようでした。折角だ、話を聞いてみよう。声をかけました。山口の男性二人(30代とおぼしき年齢)曰く「私たちの世界では佐伯・本匠の壁が九州一有名です。次いで中津の八面山、あと人気は長崎・大村かな。ここ本匠を知らない者はモグリですよ。えっ?新田次郎ですか?北鎌尾根?北岳バットレス?知りませんね。メスナー?誰ですか?あっ、いえいえ、私たちはその世界ではありません。登山はしないんですよ。一線を画すというか、壁がありさえすればいいんです。スポーツクライミングは山登りではありません。魅力ですか?一言で言うと達成感ですかね。えっ?ここを観光地として売り出すんですか?うーん、無駄でしょうね。ボルダリングとも異なるし。やってる人口はしれてますよ。パンフなんてこさえても、興味のない人は見向きもしませんし、アハハハ。ええ、昨晩は泊まりましたよ。近くのバンガローにね。この連休、楽しませてもらいました。はい、また来ますよ。何回登ってもいい感じなんです、ここは」 見上げるとここの岩壁は傾斜が100度~110度、オーバーハング気味でした。 寄り道が長すぎました。本匠・因尾まで往復50km。午前11時前帰宅。今日は体を休めたらと言う妻の言葉を押しやって襤褸に着替えました。早昼をした後、チェーンソーを軽トラの荷台へ。薪取りに波越向けとなりました。途中、親方の切り出しに寄ってみました。市道脇の斜面です。ユンボに乗っては降り乗っては降り。難儀しているようでした。 倒した折、道路を通りかかった車を下敷きにしてはいけません。それにも注意が必要です。一人作業では難しい。親方を見張りに残し、幾本かを倒してあげました。ドドーン、大きな音ともに土埃が舞い上がりました。 雑木混じりのところでした。倒す杉に葛が巻き付いていました。気をつけないといけません。引っ張りになって木の倒れる方向が変わったり、引きちぎれた葛に打たれたりしかねません。次の写真、私の取り付いている木の上部から右下方向に大きな葛の下がっているのが判ります。あらかじめこれは切ってあるのです。 あっ、倒し終え、株の引っ張り痕にできた棘の部分を切っていて、チェーンを外してしまいました。仕方ない、作業をやめて修理。これが面倒なんです。チェーン内側にある山に小さな瘤ができてバーの溝に入らなくなっていました。これを平鑢(やすり)で削らねば。そうしました。もうそうならないよう親方が御神酒でバーを清めてくれました。 親方はそのまま昼をしに帰宅。私もここを離れて樫の丸太を積んである奥山に。1時間、玉木っていい汗をかきました。切ったものを積み終えて暫し佇みました。春風が優しく、ウグイスの囀りが近くに喧しかったです。 再び親方のところへ戻りました。「もう数本倒してくれると案配がいいんじゃがのぅ」 そうしました。チェーンソーが切れ上がったのを潮に打ち止め。木屑を払っていたら「あんちゃん、ほれ、これでうめーもんでも喰え」 薪を世話してくれて、シーズンには椎茸を盗み放題だし、季節の野菜も色々くれます。加えて小遣いまで。親方、長生きしてちょうだいね。 家にとって返し薪の荷役。空になった茶の袋を父の納屋に戻しました。ん?中にトンボが入ってガラス戸にぶつかっては落ちぶつかっては落ちしていました。可哀想に。捕まえて外に出してあげました。感謝の印か、数秒間、モデルになってくれました。 今日の作業はこれでお終い。シャワーを浴びました。親方からの折角の好意でした。母の日も近づいていることだし、義母を誘って妻と3人、寿司を食べに行くことにしました。突っ込んだ先は福寿司。佐伯にあっては高級の評判です。 ビールをもらいました。山仕事のせいもあって渇いていました。美味い。 カウンターのショーケースに並ぶネタがいい感じでした。 お好みもいいですが、セットにしました。特上、上、中、並とあります。どう違うのか、確かめるによい機会でした。義母が特上、妻が上、私は並を。写真は特上の一部。 上の一部はこうでした。 並は撮る必要なし。全国共通、ご存じでしょうから。ビール瓶を空け、冷酒にしました。錫の銚子とぐい飲みに鍋島が出てきました。甘露甘露。写真のないのが残念です。 寿司屋は勝負が早いです。食べ終えて手持ち無沙汰はいけません。混み合ってきたこともあり、席を立ちました。当然、これだけでは物足りない。河岸を変えることにしました。義母も付き合ってくれました。八十路を越えた彼女ですが、若いんです。今日は寿司屋に隣り合わせたお客さんに私の奥さんですかと間違われ、上機嫌でした。私が老けて見えたのかもしれませんが。ということで突っ込んだ先はつね三。先日息子たちが利用した際に奢った刺盛の支払いもありました。こちらのカウンターには鰺とコショウダイ。まだ姿の儘でした。 ラプンテビエを野菜ミックスで。新玉が甘かったです。 このところ評判を上げている海鮮チャーハンも注文。 おなかの落ち着いて、妻が義母を送っていきました。よし、鬼の居ぬ間に。義母の家は近いんです。急がねば生りません。生を一杯飲んだ後はこれを右から順番。やっつけにかかりました。山口の酒を飲み終えたところに妻が戻ってきました。促されて席を立ちました。 家に帰って、おお、そうだった。今日、山で親方にもらった御神酒があったんだ。これを引っかけないと荒神に失礼です。グビリ、義母孝行もできていい一日でした。今日の一句鍋島で渇いた舌を潤せば今日のランなし今日の酒ビール瓶1 生1 冷酒各種合計5合今日の写真は猫です。寿司屋への道すがらに見かけて声をかけました。振り向いた顔はこの通り。尻尾のねているのがその証拠です。
2018年05月05日
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平成30年4月26日(木) 午前5時半起床。晴れ。午後、北向きの風になり涼しかったです。 午前中デスクワーク。午後は某懇談会に出席。配られた資料の中に地元高校卒業生の進路内訳がありました。私のまちには高校が3つあります。県立2校と私学1校です。生徒数は3校合わせて約700人。うち進学する者が540名近くでした。就職は160名あまり。このうち市内に就職は70名足らず。10%に届きません。卒業する高校生の10人に1人しか地元に残らない。驚くばかりの数字です。大学卒業後も地元へ帰る望みは薄いとのことでした。希望する仕事のないことが理由のようですが、担当者の分析によると大学生も地元の就職情報に疎いのではないかとのこと。これを受け地元企業と官公庁は合同で佐伯出身の学生に企業合同就職説明会のダイレクトメールを発送しているとのこと。説明会に帰省する交通費も一部補助。緒に就いたばかりで効果のほどは定かでありませんが、千里の道も一歩から。やるしかないのが鄙の宿命です。かく言う私の娘息子も東京へ鉄砲玉です。ブーメランにはなりそうにありません。 おっと、愚痴めいた話になりました。花木ですが真っ直ぐ帰宅。玄関に入るなり妻が「あなた、お父さんが友だちにブリを頂いたの。帰ったら一番に刺身をこさえるよう言われたわ」 はい、そうですか。ネクタイを解きYシャツをTシャツに着替えました。有次を持ちました。オオーッ、10kg近くの大物です。一目見て天然です。これはいいぞ。写真は金タワシでヌタと鱗を取った後の図です。出刃と比較してその大きさが判ります。 次は3枚に卸しての半身。流石天然。身が透きとおっています。 抱卵していました。心臓、肝臓、それに胃袋を腑分け。これは湯通しした後、煮付けます。酒の当てにもってこいです。刺身よりもこちらの方がいい。 父の家に煮付け用のアラと刺身を届けました。隣のおいちゃんにも裾分。次の写真は妻と食べた分です。まだ硬く、もう一晩か二晩、寝かせた方がいいようです。まだたっぷりあります。 おーよしよし、お前の分もあるからな。豊後水道の天然ブリを前にしてお座りのトラです。今日の一句鰤の身を冷酒で流し鼓打つ今日のランなし今日の酒冷酒1合 白波1合 ハイボール1杯 今日の写真はご飯3題。1枚目はおにぎり。昨晩、ご飯を炊きすぎ、妻が夜なべに握ったものです。紫蘇入り、美味しいです。 次は今朝、午前5時半の図。筍ご飯を仕込んでありました。味付けをするから勝手に炊いてはいけない旨のメモがありました。 次の写真は炊きあがって湯気の立つ図。薄めの味でした。香ばしかったです。
2018年04月26日
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平成30年2月24日(土) 午前5時半起床。晴れ。未明は冷えて薄霜が降りました。日中は気温が上がり、ポカポカ陽気になりました。 転勤族の友人がいます。この3月、佐伯を離れます。寂しくなります。でも仕方ありません。彼に箪笥の処分を頼まれていました。お茶の子さいさい、朝飯前のおやすいご用、数年来の好誼、報いるに如く無しです。大きく、立派なものが二つでした。彼と私は同世代。聞くところによると奥さんの婚礼家具とか。 箪笥に詳しいわけではありませんが、上等のもの。捨てるのはもったいない、戴き、娘が嫁すようになったら持たせよう。そんな笑い話を誘うほどの品でした。大物でした。部屋から廊下へ運び出すのが難しい。えい、扉を外してしまえ。蝶番のネジを電動ドライバーでウィーン。 箪笥の開閉式扉もそうしました。抽斗も抜いていきます。軽くなるんです。別々に運ぶのがよいです。エレベーターで下へ。後は玄関に置いた軽トラに積み込むだけでした。エコセンター番匠に運んで1ラー強の処分費でした。 杣夫は週に一度チェーンソーを回さないと禁断症状が出ます。小仕事を終え、その足で薪の切り出しに廻りました。既に倒して枝を打っていました。数十センチに小切ればよいだけです。写真は載せて家に戻った時のものです。大きいものは割りました。荷台に見える黒い箱が電動ドライバー。代車は重い鏡台を運ぶ折に役立っただけでした。 前後します。帰宅途中、家の近くに忌中の看板が出ていました。何事だろう?情報を集めたら、なんと数軒先、JのKやんが亡くなったとのこと。愛犬チビを連れて毎日散歩の旦那でした。近所づきあい、話好きの面白い方でした。そういえば昨晩、川向こうのところに救急車やパトカーが停まりました。あれがそうだったんだろう。脱輪し前後不覚のまま帰らぬ人になったとのことでした。享年70。 遅い昼をして、荷を下ろしました。午後2時、どうしようか、親方の山にいこうか。微妙な時刻でした。夜は食事会の予定だし、Kやんのお悔やみにもいかないと。あれこれ考えて山行きを断念。中途半端の時間が残りました。よし、トラクターに乗るか。ジャガイモを植えるところや青梗菜・白菜を植えていたところを一廻し。 鍬を持つのは嫌いです。隣のおいちゃんに耕耘機を借りて畝をこさえました。 次の写真は拙宅菜園最後の大根です。形はまともですが、筋の入ってとても人様にさし上げる品ではありません。 シャワーを浴びて喪服を着ました。Kやん宅へ。合掌。家に戻り、玄関先で陽の傾いた空を見上げました。雲行きが明日の湿りを予感。雨の葬儀だな。余談です。当地・佐伯は通夜の翌日午前に出棺。荼毘に付したあとに葬儀をします。ということで明日の午後、会葬します。 着替えて出掛けました。午前に片付けを手伝った夫婦と一献。いや、一献といっても酒を飲むのは私だけ。同席した妻も含め三人は盃を持たず、でした。突っ込んだ先は「はし本」。高級路線でした。 付け出しからして手間をかけているのが判ります。 刺盛。隙がありません。 牡蠣の豚バラ巻。これ、4人が4人とも舌鼓。 私、タンステーキが好きなんです。注文してみました。なかなかの色合いです。 大将が今日のオススメ、黒ムツがありました。滅多と面を拝めません。 早速やってもらいました。柔らかい身がたっぷり。これは美味い!私はお米を酒に替えてですが、三人はご飯物を注文。次の写真は友人の奥さんと妻が注文のウニ丼。料理の写真、カメラのモードがおかしかったのか、写真が暗いです。 おっ、気がついたら午後9時を回っていました。3時間、音楽、家族のこと、若いころのあれこれ、楽しい時はあっという間でした。一月経つと佐伯のまちを離れます。寂しくなります。去っていく人には次の世界が待っています。見送る側にはマンネリの時間だけが残ります。哀しいです。だから春は嫌いです。 店を出て、妻を説得。気持ちを紛らわそうともう1軒。つね三に突っ込みました。「大将、今日は寂しいんだ。何か飲ませてよ」大将「あいよ、そんな時はこれだね」八海山の口を切ってくれました。当てはコロ。「Hちゃん(私のこと)がそろそろ来るなと思ってね。こさえていたんだ」嬉しいです。3月、転勤、異動、退職、他界・・・。皆去っていきます。でも大丈夫です。私にはつね三がある。「あのなぁHちゃん、人生っちゅうもなーな、色々あるんじゃーが。じゃけんど結局しょーがねーんじゃ」 そのとおり、仕方がないんです。寂しくても悲しくても生きていくしかありません。 帰宅したら月が光っていました。シャッターを切る瞬間、妻が車のブレーキランプを踏んだんでしょう、白梅が赤く染まって写りました。 トラが迎えてくれました。おーよしよし。お前が一番だ。唯一、杣夫の理解者です。見捨てないでくれよ。今日の一句往く春に心も寒い梅の花今日のランなし今日の酒生中1 燗酒2合 冷酒大山300ml 八海山純米吟醸2合今日の写真は梅二題。1枚目は拙宅梅林に咲いたもの。こちらは父の築山。緑の少し混じるに奥ゆかしさを感じます。オマケ。裏庭に薹が立ちました。
2018年02月24日
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平成30年1月25日(木) 午前4時半過ぎ起床。終日晴れ。寒い一日でした。このところ連日です。薪ストーブのバルブ全開。馬力を上げました。 終日デスクワーク。 会社が引けて、1,000円カットに突っ込みました。店内はガラガラでした。天井の張り替えをしました。髪が伸びると鬱陶しいです。散髪、ヘアスタイルは刈り上げにするのが好きです。私の顔かたちは少しの下膨れです。刈り込みが度を越すと、全体として茄に蔕(ヘタ)の格好となります。自分で「茄の蔕カット」と名付けています。写真のないのが残念です。15分ほどでサッパリしました。1.6ラー。安上がりの杣夫です。 今夜はJさんと一献の約束をしていました。先般、亡くなったA・Sを偲ぼうということで、いつもの河岸で待ち合わせ。床屋を出て、寒さに閑散の飲み屋街「うまいもん通り」をつね三に向かいました。途中、H商店に寄りました。ウコンの力とソルマックを購入。前者をグイッとやりました。ん?H商店、カウンターにこんなものが。 何ですか、これ?レジの女性に訊くとガキンチョを対象の籤だそうでした。1回54円。何が当たるんですか?景品は次の写真のとおり。おっさん世代には全く不得手の品でした。でもこの風情、いい感じです。 寒風に暖簾がパタパタしていました。 御免(ごめーん)、くぐりました。Nさんが一人、カウンターに座って渋く焼酎をやっていました。入れ替わりに店を出て行きました。待ち合わせの時刻まで少し間がありました。しかし、もううがいとか練習のような馬鹿な真似はしない。先日、誓いを立てました。でも此の寒さです。nkucchanのブログに暖気運転のことが書いてありました。よし、暖気運転なら大丈夫だ。大将、燗をやって頂戴。熱々が出てきました。手前は「若宮おしぼり」のおしぼりです。今は紙の代用が多くなりました。おしぼりはこうでなくっちゃ~いけません。 JさんもYさんもまだでした。えい、ままよ。腹に何か入れておこう。カウンターのショーケースを覗きました。クマエビや天然トラフグに加え、いい感じのヒラメが並んでいました。 よし、寿司をやって頂戴。でてきました。先週の土曜日もこれを食べました。今日のはまた違った、それでいていい色合いです。おっ、手前の列右端にアコヤガイの貝柱!逸品です。真珠は今が玉出しの季節です。この時期だけのレアもの。市場にはほとんど流通しません。以前、大将に、これで搔き上げをこさえて天丼にし「真珠貝の勾玉丼」と命名、売り出したら人気になるよ、そう勧めたことがありました。面倒だと却下されました。いいと思うんだけれどな。 ガラリ、Jさんが入ってきました。続いてYさんも。彼らはトリビーでした。乾杯の後、A・Sのことをポツリポツリ。つい先日、しかも自裁だっただけに、偲ぶというよりも悔むような気持ちが昂じました。Jさんは毎日顔を合わせていただけに猶更でしょう。気持ちを察するに余りあり。数年前に遇って近況を聴いただけの私も、Jさんの語る彼の近況に身につまされる思いがしました。詳しいことは書くこと能ずですが、この歳になっての諸々の不如意、あれこれをして、辛く寂しい思いをしたんだろうな。不憫です。 でも仕方がないんです。私の恩師、札幌に住むA先生の口癖は、教え子の運命に翻弄されることを聞き、相談を受けて最後に悲しい顔で「仕方がない」と口を曲げて言うんです。そう、そのとおり、色々あっても仕方がないんです。今日は偲ぶことよりも供養だ、そう独りごちて、杯を重ねました。 一通りの話が終わって、そういえばJさんやYさんと飲むのは久しぶり。近況を訊ねました。Jさんは次のようなことを話しました。「相変わらずですよ、今、自宅を新築中でしてね、大変なんですよ、いろいろあって。それはそうと、今日は休みだったんですよ。山に入りましてね、罠を見て回りました。30位掛けてあるんですよ。全部括り罠ですよ。2頭仕留めました。内臓も処理しましたよ。ここに持ってきてありますから、後で肋肉を少し大将に焼いてもらいましょう。ああ、勿論Tさん(私のこと)の分もありますよ。これがそうです。持って帰ってください。えっ、掛かった猪の仕留め方ですか。槍や鉄砲は使いませんよ。樫の棒で頭を叩くんですよ。気絶させブスリです。意識のあって刃物や弾を使うと血が回ってしまいますからね。海ですか。潜っていますよ。ああ、ホヤですか。ありますよ、佐伯の海にも。あんなものをよく食べますよね。いつだったか随分前に北国出身の所長がいた時、私が生簀に潜り、たまたまそれをちぎり、持って上がった折のことですがね、所長、それをスパッと刃物で割り、ポン酢を垂らしてそのままパクパク。ウマイウマイと言ったんです。驚きましたよ。美味いから喰えって言われて口にしましたが、とんでもない、そんなもの、とても食べるきになりませんわ。よくもまあ、というかんじでしたよ。ええ、家内も子供たちも元気にしていますよ。今度、番匠川の天然鮎を焼いて一杯やりましょう。建築中の家の横に遊び小屋を造るんですよ。猪解体のスペースを兼ねてですがね。飲み小屋にしようと考えています。ウヒヒヒヒ~・・・」写真は彼に戴いた猪肉と内臓です。不純物をきれいに除いてくれていました。有難く頂きます。 戻ります。二人に挟まれて座りました。もう片方にはYさんでした。Jさんの話が猪から鹿猟のことに代わり、そののちも客の入ってこないのを幸い、大将がカウンターのこちらに出てきました。Jさんと紅葉肉の談義を始めました。今度はYさんの話を聞く番です。「Tさん、御無沙汰しています。あのぅ、これ、札幌の土産です。ええ、そうなんですよ、遅い正月休みをとって平岸の実家に帰ってきました。雪はそれほどでもなかったですよ。道中、寒波による影響も受けませんでした。福岡から千歳までの直通便でしたから。羽田を経由したら巻き込まれていたかもしれません。函館ですか。年に数回、通っていますよ。1回につき2泊程度ですよ。2週間も3週間も、ではありません。教官に経過報告をし、アドバイスを貰うだけです。はい、会社の経費ではなく、自腹です。ドクター論文の完成までは3年間は掛かりそうですね。仕事の合間にする研究ですから一朝一夕にはとてもとても。ええそうなんですよ、今年の北海道はイカも鮭も不漁のようです。ああ、与太郎ですか。その店、学部の隣にまだありますよ。金成という店名は聞いたことがありません。野武士も知りませんね。そりゃーそーですよ。私と先輩は30歳近く離れていますもんね。ええ、まだ独身です。札幌に帰った時も両親に見合いを勧められましたが億劫で。夜は自炊です。はい、猟もやってますよ。猟友会の皆さんとグループになって山を歩いています。楽しいですよ。あっ、ライフルなんてまだまだです。散弾銃ですよ。それにしてもですね、こんな話をしていたら、時折考えるんですよ。札幌生まれの私が巡り巡って大分・佐伯に住み、余暇に猟銃を抱えて藪山を歩くなんて。大学の頃には想像だにできない今の自分です。ああ、今日の料理、うまいっすね。先輩、今夜のつね三、試食会って聞いていましたが、タダ酒は格別っすね。っざーす!大将どんどん出してください」 最後に上手い冗談が出ました。可愛い後輩です。写真は彼にもらった白い恋人。好青年、早く恋人ができるといいな。 大将、魔がさしたのか、サービスが続きました。次の写真はイノシシの肋です。Yさん曰く、カラメンだ。カラメンとは妊娠したことのない雌です。猪肉では一等。 Jさんが注文の鮃です。おっ、トラフグだ。しかも天然。サービスだサービスだ。 Yはタコカラ、鳥天等も注文。健啖家です。〆は約束の海鮮チャーハン。これが絶品なんです。 杯盤狼籍、今日は妻の仕事が休みでした。迎えを頼みました。午後9時半、帰りの車中で、今日、義姉の父が亡くなったことを知らされました。具合の芳しくないことは聞いていましが、訃報に接し「そうか」酔いが覚めました。今日の一句寂舟にまた一人乗る此岸かな今日のランなし今日の酒燗酒3合 焼酎1合今日の写真は卵焼き器です。つね三自慢の一品です。出し巻き用にと、京の割烹で働く息子さんが送って寄こしたとのこと。いくらすると思うか、自慢げに聞いてきました。20ラーくらい?ノン。50ラーとのこと。持たせてもらいました。重い。銅製でした。その通り有次。オマケ。Jさんの左手に目が留まりました。おお、素晴らしい。平成30年1月26日(金) 午前5時起床。快晴なるも寒し。居座り続ける寒波、いつまで続くんだろう。 終日デスクワーク。会社を1時間早退しました。帰宅して喪服に着替えました。昨日、兄嫁の父親が亡くなりました。今夜が通夜でした。昭和7年生まれ。享年85。豪放磊落の人でした。長らく自動車メーカーのディーラー店長でした。退職してからは自適の生活だったと聞いています。兄嫁には兄Kがいて、彼と私は高校の同級生です。斎場で彼に悔やみを言いました。祭壇はシンプルでした。それを感じたのか、彼曰く「うちは無宗教だよ、お経はないよ、葬儀もしない、荼毘に付してそれで終わりだよ」言わば家族葬です。彼らしい、スマートと言えばスマートです。それをして思うところがありました。拙宅もそうなんです。もう何十年も前、父がお寺と喧嘩し、檀家をやめました。その折は、家に不幸があった折、どうしたらいいかなんて思いもしなかったのでしょう。いま、老父母を抱え、もしもの時は、というのが兄と私の悩みです。概ね、無宗教のこんな形になるのではないかというイメージはあります。通夜に一緒した父母。その背中を見て、父の胸中を思いました。齢89になります。木立に80人いた同級生は本人を含め3人になってしまいました。「先に逝くのも」ですが、数多の人を見送るのもこれまた複雑ではあります。ないまぜになったその気持ちは口ではなかなか語ることが出来ません。背中を見て、それがどんなものであるか、一目瞭然ではありました。それはさておき、故人の晩年は入退院を繰り返したとのこと。それでも今年の正月に息子のKと二人で一升空けたようでした。万事得心、哀しみのうちにも見送ることの出来、安堵したような表情であれこれを語るkでした。うん、何がいい往生か判りませんがいい往生ではあります。 帰宅して、よし、取りかかるぞ。昨日、マタギのJさんに貰った猪の内臓に取り付きました。 グロテスクに見えますが、よく見ると下処理が見事です。もう小切って茹でるだけの状態。此処までするには大層手間がかかります。大層どころか、雑な私です。此処まで綺麗にすることは出来ません。殆ど匂いませんでした。 肺、心臓、レバーなどをて全て一口サイズにスライス。 大腸だけは其の儘茹でました。Jさんのアドバイスです。それを流水の中で扱(しご)きました。彼の言うとおり、食べた茅の繊維とヌメリがありました。 それを一口サイズに小切っていたらTELあり。昨夜一緒に飲んだYさんからでした。今から宅を訪ねていいか、ヤズ(ブリの小さいサイズ)を持っていく、とのことでした。勿論二つ返事。さあ大変だ。作業を中断。妻は通夜の後、コーラスに廻っていました。彼は独身、腹を空かせているな。簡単な食事を用意しました。やって来ました。さあ上がれ上がれ。招き入れました。遠慮のないのは大学の先輩後輩、酔散学部の伝統です。貰ったヤズは明日に回し、冷蔵庫へ。「飲むか?」「ハイいただきます」仕事帰りでしたが、チョンガーの彼です。帰っても冷たい蒲団が待っているだけと勝手に決め込みました。残っていた少しのバラ寿司を食べた後、ビール、続いてふなぐちを。濃厚な酒を口にして「先輩、うまいっすね。飲みやすい」カパカパやり始めました。若い折、私、酒呑童子といわれたことがありますが、彼もその系譜に連なっているようです。当てはソーセージをボイルしたり乾き物だったり。手炙りで鯣を炙りました。亮さんにいただき、取ったあった柳葉魚の燻製がことのほかでした。彼の問わず語りを聞きました。家業、父母のなれそめ、兄弟のこと、それぞれ興味深かったです。全部をブログに書くと差し障りがあります。それを除いた話を以下に。 父方のルーツは富山、平安末期に離散した平氏の末裔が落ちていったという伝説の残る土地、道央、内陸のまちに入植したけれど困窮を極め離農(まるで三浦綾子・泥流地帯其の儘の生活だったんだろうな)、祖父と父は借財で札幌・平岸に土地を求め風呂屋を開いた、小さい頃、湯に入りに来るお客さんたちに可愛がられたのはいい思い出だ、ヤクザのおいちゃんに優しくしてもらった、背中を流してくれた、高校は札南、クロスカントリースキーの青春だった、大学は柔道部、マスターを出て今の会社に就職、研究者の道を歩きたい・・・。 午後10時半、妻が帰ってきました。若い男前を前にして、あれこれ話が弾みました。おっ、いけない、もう日付変更線が迫っている。彼は明日も仕事です。朝、目の覚めて酒が残っていたら飲酒運転になります。いけません。そろそろ返さないと。また飲みに来いよ。そう言って代行運転を呼びました。柳葉魚の燻製が美味しかったのか、帰り際、一匹残っていたものをつまんで口に咥えながら靴を履きました。ヤズを有り難う。いい夜でした。写真はトラを撫でる彼です。 あっ、いけない、猪のワタを仕込み中でした。小切った大腸をレバー等と併せて再び茹でました。写真は茹で上がり。味付けは明日に回します。今日の一句妻の息閨の暗さか雪女郎今日のランなし今日の酒菊水ふなぐち2合 立山2合今日の写真は梅の蕾です。拙宅梅林庵の周囲に植わって、全ての木全ての枝に。開花はすぐそこです。
2018年01月26日
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平成29年12月4日(月) 午前4時起床。朝の内、時雨れました。夕刻、傾いた陽が赤く射しました。いい夕焼けでした。寒くなるとのこと。 さて、今日は結婚記念日の仕切り直し。訪ねた先はムッシュー・カワノ。知る人ぞ知るフレンチの名店です。仕事で幾度か訪ねたことがあります。その折のことはブログで紹介しました。プライベート、妻を伴うのは初めてです。 先ずもって、此処は「佐伯に過ぎたる」です。私のまちには過分です。 余談です。当市には京都・妙心寺を本山とする禅寺「養賢寺」があります。碧巌録提唱の臨済です。本堂や庫裡に赴きあり。江戸時代、佐伯藩の藩主だった毛利家(三本の矢の毛利ではありません)の菩提寺でもあります。そのあれこれをしていつの頃からか「佐伯に過ぎたる養賢寺」といわれ、田舎町にはもったいないと褒めそやされました。寺や神社の格式は時の権威が決めるもので、私にはその格は判りません。しかし、ここムッシュ・カワノはまさに「佐伯に過ぎたる」です。権威や格式、見せかけではなく、人間の舌がそれを証明。では今日の料理を紹介していきましょう。席に案内されました。おっ、ナイフとフォーク、スプーン、その本数は目を瞠るばかり。 始める前、ムッシューに、赤か白か、グラスにするか。飲み物を促されました。今日の料理には、どちらが合うのか訊いてみました。7割方、白に向きがよい、と返されました。すかさず妻が「赤がいいわ」 ムッシューは重い方?軽い方?この際です。フルボディをお願いしました。チョイスはお任せ。これが出てきました。料理を食べ終えて丁度二人で1本。2時間あまり、ヴィンテージの次第に開いていくの感を楽しむのは至福でした。 さて料理です。最初に登場はこれ。いったい何種類の素材を使っているのだろうか。しかもその全てが手の込んで、なのです。それぞれが、一言で言うと「複雑に」仕上がっています。殆どが佐伯にあがった水産物、近郊で獲れた野菜です。 次いで鮪。キャビアが載っていました。手前の野菜にはトリュフと黒胡椒が振ってあるとのこと。生鮪を漬けにして熟成させている。これは絶品でした。あっ、そうそう、鮪も佐伯湾さんとのこと。 ムッシューが気を利かせてくれました。そろり、サービスに白を出してくれました。フルーティーでしたが腰のあって深い濃さも感じました。スペインだったかの棚栽培、地面から距離を置いての結実でないと、湿気が多く果実のかびる恐れがあるからとは彼の弁。 おっ、いい香りです。 レンズを寄せたらこんな感じ。ブイヤベースに帆立が入っています。トリュフを被せてありました。このスープがまた複雑至極。味を楽しむに没頭の妻がこれを口にした途端、あっ。驚いて思わず声を出しました。こさえ方というか、ベースの材料を訊きました。伊勢海老を始め、あれもこれも、口に出来ないほどの種類を煮込んでいるとのこと。 忘れてはいけません。此処のパンです。小振りのものが4種類ほど。皿になくなるのを見計らって次ぎの焼きあがありを載せてくれます。妻はフワフワの柔らかがいいといいましたが、私はこちら。これまた噛めば噛むほど、ではあります。今日のワインと合いました。 ん?なんだ? 鮑でした。天蓋を取ったら、スモークの煙がフワッ。写真に撮りましたが、判りますかね。そしてこれもまた柔らかにして複雑。加えて肝臓に染みたエキス。ソースは何だろう。つね三の直球勝負では決して味わえない。妻曰く「うん、仏蘭西料理よ。仏蘭西料理だわ。始めて食べるけど、やっぱりオフランス」何か、訳の判らぬことを言いながら無心。ナイフ・フォークを動かしました。のぼせるとはこのことでしょう。 中休み、口直しということでこれが出てきました。洋梨のシャーペットでした。器がまたよろし。皿が料理を引き立てます。ちなみに先の鮪料理を載せた硝子の皿はドイツのものだそうです。あっ、そうだ。ドイツといえばムッシューは学校を卒業後、単身渡欧したそうです。スペイン、フランスを武者修行の後、縁あって某国の日本大使館2館で料理人をしました。その際、大使に独身はいけない、結婚を、と言われ、ならばと帰国。19歳を娶って5年間、オランダとドイツの厨房に立ったとのこと。そんなあれこれに加え、地元食材のこと、仕入れのこと、農家との交流、近隣県のレストランディスプレイの手伝い、料理講習会や教室のこと・・・。料理を運んで来る度に問わず語り、あれこれの話をチョコチョコッとしてくれました。これがまたエッセンスなんです。年齢は五十路に入ったばかりでしょうか。決して飾らず、謙(へりくだ)りもせず。普通に接してくれる感じ。とても好ましく感じました。好きだなームッシュー。 おっと、話が過ぎました。今日のメインを紹介しなければなりません。鴨肉のステーキ。小鴨だそうです。私たちは鴨鍋になって硬いイメージしかありませんが、これはそれに似ても似つかぬ代物でした。軟らかく、噛むと牛肉のレアを思わせる舌触り。上にかかる葡萄の泡が味を引き締めて、嗚呼幸せ。 次の写真は満足の私です。仕事帰りに待ち合わせだったのでこんな格好です。 どうですか。やっぱり「佐伯に過ぎたる」でしょう?ワインを頼む折、今日は日遅れの結婚記念日と言いました。それを聞いての憎い演出が最後にありました。出てきたデザート、妻の皿にこのサプライズ。嬉しいじゃーありませんか。 最後にツーショットを撮らせてもらいました。私、上げ底人間の知ったかぶり。能の無いのに疑似爪を出す法螺吹き男です。それを自覚なだけに、今日の食事、控えて小出しの蘊蓄話、いや、ホントにいい男です。 家に帰ったら、満月でした。こんな夜は滅多とありません。今日の一句仏蘭西や嗚呼仏蘭西や舌鼓今日のランあるはずがありません今日の酒シャトーシトラン2004 今日の写真は訪ねたお店の看板です。前日までに要予約。5千円から千円刻みです。過半が女性客とのこと。そこの貴方、如何です?
2017年12月04日
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平成29年11月23日(木) 午前6時起床。晴れ。北風強し。 昨夜は深酒でした。日付変更線を跨いで蒲団に入りました。朝の後れは仕方なし。「あなた、昨日、KAZUさんから荷物が届いたの。見て頂戴」 おっ、釧路からだ。ブロ友から絶佳の品。厚岸海の幸でした。 彼女とは亮さんを介して知り合いました。互いに書き込みを交わす仲です。こんなに沢山頂いて。気の毒だな。でも折角ですから甘えます。 午前は新聞を読んだり音楽を聴いたり。ダラダラ過ごしました。今日はレコードが面倒でした。Amazonでカラヤンのオムニバス。マランツに繋ぎました。これはこれでよいです。 昼を過ぎました。そろそろウバガイ(ホッキ)の下処理をしようかな。取り付きました。小さな貝柱が左右にあります。付属のナイフを差し込んでそれを切るとパカリ。おっ、いい感じです。身を水洗いし、内臓を除きました。それを湯通し。 陽が傾きました。何だか身体が重く、走るのを止めにしました。しかし、天気がよいのでウォークを1時間。写真は西の平の紅葉です。遠目でしたが、この感じ、悪くない。 振り返って向津留から元越を眺めるの図。空が青い。 足下を見たら、小菊が満開でした。此処は小平、河川の堤防です。誰が植えたのだろう。小粋です。 今日もカマキリと行き遇わせました。腹が膨れているような。産卵はまだかな。早くしないと大変だぞ。 黒いおっさんが忙しそうに歩いていました。この名前、なんだったっけな。 小中尾集落の先に蕾をつけた馬酔木がありました。これを見るといよいよ冬です。 道路の端、砂溜まりにシカの足跡がありました。 よし、松寿寺の階段を登ってみるか。写真はそこからの眺めです。N牧場の牧草ロールが見えました。 家に戻りました。妻が冬野菜を収穫、水洗いしていました。カブにチンゲンサイ、ミズナです。「あなた、七輪を用意したわ。カキは炭火に限るわ。お願いね」一風呂浴びてプシュッ。準備にかかりました。薪ストーブの熾火を十能で掬いました。それを火種にして、炭組合の組合長からもらったキンキンの堅炭を上に載せました。準備完了。焼き始めました。 間に合いません。コップ酒を嘗めました。相撲もチェックしないと。庭先の焼き加減、嘉風の取組、忙しいといったらありゃしない。写真は焼き上がった厚岸産のカキ。香ばしくジューシーがたまりません。白を抜栓。 ウバガイは刺身でやってみました。斧足の形は人口に膾炙の寿司種ですが、小さな貝柱と紐も捨てがたい。えもいえぬ甘さです。すっかり有難くなりました。KAZUさん、感謝感謝です。アサリは明日頂きますね。今日の一句北海の冬幸を当て舌鼓今日のランなし ウォーク1時間今日の酒クリアAsahi1缶 冷酒1合 焼酎1合 白ワイン300ml今日の写真は昼に食べたたおやつです。薩摩芋の煮絡め。いい味でした。もう1枚。サトイモの煮っ転がしです。いい出汁が染みて美味しい。何れも妻の手によるものでした。感謝感謝。
2017年11月23日
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平成29年10月13日(金) 午前5時起床。曇り時々晴れ。寒くなる予報でしたが、それほどでもなかった。 目の覚めて、夢の残像が妙に生々しかったです。下戸の友人がいて、先日来、もらったけど飲まない、ビールと日本酒をあげるよ、という話をもらっていました。それが夢にでてきたのです。もらいに行くと、人にあげちゃった、もうないとのこと。傷心のうちに宅を辞すと、つね三の酒飲み仲間がざまーみろ、囃し立てます。何故そうしたのかわかりませんが、鯵を買ってトボトボ帰るところで目が覚めました。何の脈絡もない。夢とはそうしたものです。 つまらぬことを書きました。リーマン仕事、今週はずっとトラブルシュートでした。何やってんだか、という気分。しかし、それに目途がつきました。 それはそうと、今朝出がけに「あなた、今夜はコーラスの練習よ。夜は勝手にして頂戴」 晩ご飯は勝手にせよ、との達しでした。ウヒヒ。今日は花金。つね三に突っ込もうか。しかしまてよ。打って出たら酔っぱらってしまうな。明日は結婚式だし。おとなしくしておこう。勃然、朝の夢を思い出しました。鯵を買いにいつものスーパーへ。おっ、大きな鶏魚が安い。0.5ラー以下。それを買いました。上に移る包丁は有次の菜切。これで捌いたわけではありません。 帰宅してチャチャッ。塩を打ちました。グリルに放り込んで、着替えました。暗い中を走りました。なかなか汗が出ませんでした。家に戻りシャワー。焼き上がった魚を当てに日本酒を3合。いい気色になりました。 本を手に取りましたが、身につきません。こんな日は映画を見るに限ります。録画しておいたものを一つ。題名を書くと笑われそうなので止めておきます。見ながらアルマニャックをちびり。 ラベルにナポレオンとあります。人間のナポレオンは一人ですが、酒のナポレオンは数多です。 ブランデーのナポレオンとは、熟成年数を示す段階のうち或る特定ランクのことです。受け売りですが、ランクには大きく分けて7あります。若い順にスリースターV.S.(Very Special)V.O.(Very Old)V.S.O.P.(Very Superior Old Pale)ベリースペシャルワンパターンはもう死語になりました。ナポレオンX.O.(Extra Old)Hors d'âge(オール ダージュ)スリースターは熟成2年、V.S.O.Pは4年以上、ナポレオンは6年以上。当然、熟成期間の長い方が高価。以上がコニャックの物差しで、アルマニャックはそれぞれ1年短いものをそう呼ぶそうです。 ちなみのちなみ、コニャックはコニャック地方(ボルドーから100kmほど北)、アルマニャック地方(ボルドーから南東に100kmほど)の名をそれぞれ冠したものです。今日の一句1枚の鶏魚をつつく独り酒今日のラン5km今日の酒日本酒3合 ブランデー2ショット今日の写真は今夜傾けたアルマニャックのナポレオンです。抜栓したのは随分前。なかなか減りません。
2017年10月13日
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平成29年10月8日(日) 午前5時起床。晴れ。毎度、週末の未明から朝ご飯までの間、新聞と本が寄り添ってくれます。この時間が至福。土曜日は日経、日曜日は朝日の読書欄。書評が一番の楽しみ。今週はどんな本が取り上げられているのか、興味津々です。ハズレの時は面白くありません。そんな時はipadで週刊誌を中心にそのページを覗きます。惹かれた本はメモし、bookoffで探します。 今日は妻が実家の柴刈り。午前にやっつけました。あれこれ物を動かしたり、葦簀を倉庫に収納したり。無花果の枝を剪定し、不要の鍋などガラクタを持ち帰りました。ゴミに出します。 おっ、カメムシだ。小奴、種類が多いようです。低木にいる緑系、茄子に着く灰色系、このようにスッポンに似た大型のものも。ユニークです。 帰りにいつものスーパーへ寄りました。酒保の日本酒とビールが欠品状態。補充しました。ついでに鯵も。おっ、ハナミノカサゴだ。味噌汁にしたら美味そうだ。大将に訊くと唐揚げがいいとのこと。腹を出し、毒のある背びれ等を除いてあります。有難い。写真に撮り忘れました。残念です。 昼は昨日してあげた茶剪定のお礼、貰った種なし西瓜にがぶりつきました。美味かったです。さてと、走ろうか。いや待てよ、庭先の茶、剪定が残っていました。ついでに取付道路脇に植わる山茶花も。チャチャッと始末。よし、これで今週の作業はお終い。走ろうか。「あなた、親方に頂いたキャベツの苗を植えたいの。畝をこさえてね」しかたがない。鍬を持ちました。これもチャチャッと。さあ走るぞ。以下は毎度の切り取り写真です。 1枚目は鶏頭。これを見て思い出しました。先日、東京・鶯谷に書道博物館を訪ねた折、向かいにあった子規庵は閉まっていました。塀越しに覗いたら、庭にこれが植わっていました。子規と鶏頭は切っても切れない関係。鶏頭の十四五本もありぬべし堀低き田舎の家や葉鶏頭子規の見た鶏頭、書道博物館の中村不折に送られたものとのこと。うんうん、記憶と現実の交わるこの感じ、よいです。 向津留の中は一本道の農道です。芒が揺れていました。ちなみに右奥のピークが九州百名山の一つ、元越山です。頂上からは豊後水道、日向灘が一望。南予も手に取るようです。 イチゴハウスの植え付けはとうに終わっています。これからぐんぐん伸びます。沢山肥料をやって、クリスマス商戦に間に合わせなければ。農家の至上命題です。 おっ、カラスウリだ。青と赤のコントラストがいい感じです。今日の最高気温は26℃。暑かったですが、この1枚には秋の深まりを感じます。blue sky、嗚呼、旅をしたいな。 谷筋の木に蔓が絡まっていました。葡萄のようなものが生っていました。食べられるんだろうか。誰か試してくれないかな。 山栗を拾いました。これ、小振りですが美味しいんです。でも僅か3個ではどうしようもありません。獣の餌になれ。放り投げました。 午前も午後も汗びっしょり。今日は湯船に湯を張りました。文庫本を持ち込んでゆるり。妻は台所に立ちっぱなし。春巻きを素材からこさえました。南蛮にする小鰺も揚げたようでした。先のハナミノカサゴも。 汗を流して先ずはプシュッ。くわわゎーっ、もちぇん!冷えたビールと二度揚げのカサゴ。たまりません。 プシュッ、プシュッ。 春巻きがいい感じです。その向こうも茄子とゴーヤの揚げ物。 鯵刺しは私がこさえました。今日のは脂がのって格別でした。 冷酒がすすみました。ちなみにこの文庫本、解説が荒川洋治。現代詩作家です。吉村氏が小説家として世に出るまでの遍歴でをして「おもむきの深い書物」と絶賛。 何がそれにしてもかわかりませんがそれにしても足が痒い。茶毒蛾にやられました。赤いブツブツは刺されたところです。何だか発疹のよう。これ、数日続きます。かゆみ止めの薬を塗っても効果なしです。今日の一句青空に瓜の下がりて日の暮れるパリパリと煎餅如く揚げ瘡魚今日のラン5km今日の酒ビール3缶 冷酒2合半。今日の写真は野辺の1枚。これも秋です。
2017年10月08日
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平成29年3月1日(水) 午前5時起床。晴れのち曇り、午後パラつきました。朝は今日も霜降。写真は菠薐草に降ったそれです。 土盛にも。トラクターのロータリーを回した後は、両端が少し盛り上がります。その頭、何だか山脈に雪が降っているような・・・感じはしませんね。 出勤途中、ポストに葉書を投函。札幌に住むA先生に宛てた近況報告です。四季折々に書出します。以前は私宛に来る枚数の方が多かったです。病気をして、賀状欠礼のTELがありました。私は先生宛出してよいか訊きました。「当たり前だ、普段のことも時々書いて寄こせ」と言われました。そんな先生を大好きです。それにしても大分・佐伯のポストに入れたら数日のうちに札幌の先生が自宅に届くこのシステム。しかも52円とは。メールもいいですが、こちらには温もりもあります。先生、また書きますね。 終日ミーティング。午後の会議、仕立てが悪く、上手くいきませんでした。準備不足。課題は先送りとなりました。翻って毎日続く打ち合わせ協議は進捗がよいです。今日の分は時間内に終わりました。 午後、K大学の先生と学生が訪ねてきました。夕刻、部下たちは打ち合わせが終わり、飲み会の算段を始めました。酒席のことをして、そういえば久しくつね三の暖簾を潜っていないな。突っ込むことにしました。ついでに妻も誘いました。到着は仕事帰りの彼女に先を越されました。写真は暖簾へ向かう途中に出くわしたニャロメです。「旦那、今から飲むんだろう。やり過ぎないようにな」というような顔をしていました。余計なお世話です。 付け出しは鯵の琉球。いい感じでした。西の関の燗で流しました。 定置物の鰯がありました。早速刺身にしてもらいました。脂が程よいのり加減でした。 冷酒に代えました。「大将、端からやってくれ」1合ずつ順番にもらいました。やっぱり出羽桜、次いで萩野鶴です。 ここに来てのお約束は鯵フライ。大将が「ミックスにするかい?」。じゃあそれを。鯵、鰯、アオリイカのセットが出てきました。熱々のサクサクが堪りません。モイカも軟らかい。 「あなた、海鮮チャーハンというのがあるわ、それにしてみるわ」。出てきました。つね三の新メニューです。おつな味でした。イカ、蛸は地物、緑も自宅で作ったもの。これ、締めによいです。 おっ、こちらも新手のメニューです。厳選握り、全て地物という切り口。試しに5貫を頼んでみました。鰯の向こうはトラフグ、サヨリ、貝、雲丹と続きます。 その貝は天下の清流番匠川河口産の蛤。どうですかこの感じ。あっ、妻にパクリやられました。仕方ありません。私たち夫婦の間は「早い者勝ち」ですから。 大将がサービスと言いながらこれを出してくれました。こんなに厚く切ったフグは見たことがありません。どうしたんだろう?大将、大丈夫かな?予約の客にキャンセルが出たのかな?でもコチトラにとってはラッキー。美味しく戴きました。 締めにだし巻き玉子。日本酒との相性はこれが一番。 あー飲んだ飲んだ。最後に吸い物を飲んで「大将、有り難う、またね」。その汁に入った自家製柚子胡椒の後味、いい感じでした。帰宅は午後8時前。バタンキュー。今日の一句春や春鰮の脂酒二合 今日の写真は雛人形2題。弊社1階ホール、エレベーター前に飾ってあるスイートピー人形雛です。佐伯市宇目にある清幸農園さんが届けてくれました。お越しになるお客様の目を楽しませています。 もう1枚は拙宅玄関に置いたそれ。30cm角の硝子箱に入って可愛らしいです。至って簡単、箱から出すだけです。これは妻が嫁いできた時に持参。娘が生まれて義父母に戴いたそれは、今春、飾らず終い。面倒くさがり屋、悪い親です。
2017年03月01日
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平成29年2月18日(土) 午前4時起床。晴れ。午前は暖かかったです。午後は次第に冷たい北風が吹き始めました。寒さが戻りました。 夜の白んで午前6時半、勝手口をコンコン叩く人がいました。Uさんでした。地区にある小さなガソリンスタンドのおじさんです。経営を息子に譲って猶店番をする方です。「Hさん(私のこと)、カマスを持ってきた、港の中に群れていて、ボラ掛けの針で掛けるんよ、昨晩はスーパーにある買い物籠に4杯、面白くて面白くて」。20尾戴きました。 嬉しいな。有り難うございました。ガサゴソの気配に起こされた妻が「魚はあなたの役目よ」。朝ご飯の済んで台所が片付くと同時に取り付きました。鱗を取り、頭を落としました。内臓を出して、さあ何をこさえようかな。妻が新聞を読みながら声だけがこちらを向いて「あなた、天麩羅にしてあげるわよ」。合点承知。2枚におろしました。胸鰭のところをカットするの図。 腹骨も取らないといけません。カマスの骨は結構硬いんです。食べる折、邪魔になります。鰭とここはトラ行きです。 20尾ですから天麩羅は20枚出来る予定です。「あなた、揚げるのは明日よ、今夜はおでんの残りを食べてもらうわよ、早合点しないでね」。あっ、さいだすか。2枚下ろしが終わりました。彼女、新聞を置いて、やって来ました。塩胡椒を振ってタッパーへ。冷蔵庫に放り込んでハイ終わり。また新聞を手に取りました。土曜日、朝日のBeが楽しみの彼女です。私は日経プラスのほうが・・・。 中骨の付いた方は一夜干しにすることに。10%の塩水をこさえました。氷を放り込み、その中に30分浸しました。これを寒風に晒して出来上がり。乾燥の程度はお好みで。 写真はカマスに満腹のトラです。キンキンバチバチ(大分・蒲江・西野浦の鮮度表現です)を食べて幸せです。考えてみると彼は結構な猫です。いつも真鯛、鰤、鯵を食べています。全て豊後水道の天然物。殆どが釣物か定置物。贅沢なニャンゴロウです。 始末を終えて作業服に着替えました。「あなた、今日も山に行くの?だったら玄関先のヤブランを始末してからにしてよね」。そうしました。草刈り機を背負い、伸びて冬枯れを始末しました。彼女も作業の格好をして長靴を履きました。集めて燃やすのは妻の仕事です。 おっ、サクラソウが闌だ。「肥料が足りないの。元気がないわ。追肥しないといけないわ」。ああそうですか。私の杯には少しの酒も注ぎ足さないのに、野菜や花へは手を差し延べる彼女です。 親方にTELしました。今日は山に入らずとのこと。奥さんと鳥料理「由布」へ由布焼きを食べに行くとのことでした。いいないいな。よし、今日はクヌギを積んで帰るだけだ。チェーンソーと鳶口を積んで波越向け。空が青く、杉がこげ茶色を呈し始めました。花粉の舞い出す兆候です。 山中は深閑。林道を通る車は無し、チェーンソーの音も聞こえません。吹き始めた風が尾根筋の樫・椎の梢を揺らしているだけ。時折、ゴーッという音に振り仰ぐと、白い機体が東の方へゆっくり飛んでいきました。1人黙々の作業。 とって返しての昼はカレー。時間が惜しいので一休みせず、持ち帰った荷台に取り付きました。全てを割り終えて午後5時。走ろうか迷いました。「あなた、姉さんがナマコを持ってきてくれたの。始末をお願いね」。仕方ありません。取り付きました。走ること能わず。赤と青の大きいのが一つずつありました。半分に割り、内臓を出しました。塩を振り、金笊を被せて俎板の上で回します。所謂塩摺りです。簡単に水洗い、味醂・砂糖・酢・塩・だしの混合液に浸して出来上がり。簡単です。長時間浸けたら硬くなります。出来たてが柔らかくてよいです。 おっと、コノワタを忘れていました。この状態ではいけません。黒緑はナマコが食んだ海草です。内臓の中に透けて見えるんです。これを包丁で扱いて出します。綺麗になったところに少しの塩を振ります。冷蔵庫に一晩寝かせたら出来上がり。 もうカマスはないのか、byトラ。 風呂から上がった後はそのナマコを当てに菊水ふなぐちの熟成を2缶。嗚呼甘露甘露。労働の後の晩酌は格別です。「ハイあなた、おでんですよ。たっぷり召し上がれ」。昨晩、スジばかりを選って食べたので今夜はコンニャク、大根、里芋それに玉子だけ。それでもおでんの味はしました。ちょっとだけジャズを聴きましたが疲れてコックリコックリ。寝オチしそうになって「あなた、梭子魚の一夜干しは大丈夫?この前はあなたの不手際で貂に食べられちゃったわ。きちんと管理してよね」。そうでした、そうでした。夜、破れた干し籠に貂の野郎が忍び込んで平らげられたんです。外に出て、干してあったのを取り込みました。おお、既に乾いている。鰭の黄色がいい感じです。酒のつまみにも、朝ご飯のおかずにもなります。今日の一句梭子魚群れ鶴見の海も温みけり今日の写真は山からの帰り、津志河内で撮ったガマです。穂が綿屑のようになっていました。もう1枚はクヌギの割面です。丁度節のところです。割れにくいのですが、斧の重量がそれをやっつけます。いい感じの模様です。割らずに製材したらその木目、一層だろうな。おまけ、花キャベツの一種でしょうか。妻が農業高校から苗をもらってきたようなことを言っていましたが・・・。これ、食べたことないなー。
2017年02月18日
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平成29年1月21日(土) 午前4時起床。晴れ時々曇り。居間のテーブルにクレヨンの缶がありました。昨夜、妻はコーラスに出かける前、これで模造紙になにやら書いていました。メンバーは一人を除き妻が最年少。皆お年寄りです。練習に大きくカラフル文字が必要なんでしょう。 午前8時前、襤褸に着替えました。波越の切り出しへ。櫟を玉切りました。軽トラの荷台へ積むばかりにしておいて、山の奧へ。親方の倒木を手伝うためでした。15本ばかりを倒しました。矢を打って倒したので、時間を要しました。玄翁を振るのは疲れます。親方は見ているだけです。笑ってやがる! それでも駄賃はくれました。これでした。初物。 折角なので山の植物2題。沈丁花の仲間でしょうか。 こちらは毎度の万両。赤が素敵です。 始末を終えて最前に玉切った櫟を積みました。向こうの斜面にチェーンソーを回す人のいるのに気がつきました。炭に焼く樫を切っていました。エンジンを止めたところに声を掛けました。私「難儀でしょう」おっさん「足場が悪いので大変だ。ところで今何時?」私「11時10分です」おっさん「ありがとう、もう少しがんばろうかな」私「気をつけて」 このトラックに満車だったら30ラーくらいにはなるな。私、退職したらこんな仕事もいいかなと考えています。 家に戻っての昼食は暖かいものがいい。妻にそう言うとサッポロ一番味噌ラーメンをこえてくれました。卵と菠薐草、薬味は葱。美味しかったですが、写真はありません。午後は薪小屋の片付け。ついでに、父のアトリエへ薪を運んであげました。写真は築山の白木蓮です。蕾が膨らみました。 午後5時を過ぎて作業着を脱ぎました。今日は朝から晩まで野良仕事でした。心地よい疲労感。ということで自分への褒美を。風呂を浴びてさっぱりしたところで妻と連れだってはし本へ。 素敵なお通しです。 酒の前に先ずはとこれが出てきました。クロメの吸い物です。〆ではなく最初にとは。寒いので温まってとの心づかいかな。粘りが凄かったです。 大将にお願いし、シャブリを持ち込みました。これ、nkucchan宅のセラーにあるようなメンタマの飛び出るようなものではありませんが、10ラー近くする逸品です。 抜栓。うん、いい感じでした。 料理はお任せでした。真鯛の刺身です。粘り着くような脂でした。 おっ、湯葉餃子が出てきました。これ、此処のオリジナルです。ジューシーでした。 酢牡蠣。今が旬です。抜栓のワインは貝化石の混じる畑産だそうです。勧めてくれた人がそう言っていました。そいでもって牡蠣と合わせたらよいとも。 この店はdatelineの河岸です。今日は彼に頼んでの予約でした。一緒しないかとメールしたら、やってきました。彼にワインを勧めましたが嘗めただけ。竹鶴のハイボールを注文しゴクゴク。 次は茶碗蒸しでした。ここのは有明産の海苔がトロリかかっています。これがいいんです。 おっ、ここにも牡蠣が。 シャブリには天麩羅がよろしい。ということで出てきました。車海老に茄子、椎茸、青物も揚がっていました。 燗酒をもらおうか。おっ、何が流石かわかりませんが流石datelineです。ぐい呑みの大きさが格上です。向こうのが彼、こちらが私。日付変更線を跨ぐまで飲み続けるにはこのぐらいの豪気が必要です。それをして彼のニックネームがdatelineなんです。 おっ、甘鯛の塩焼き登場。はし本の大将曰く「この魚が一番」。その通りです。 銀杏食いねえ。色といい、言うこと無しです。 真鯛の兜煮。うん、いい味でした。茄子と青梗菜に隠れて豆腐は見えませんが、それも格別。 酒はいつの間にか冷酒に替わっていました。土佐の冷やをグビグビ。おっ、目が据わってきたぞ。左手「まっ、Tさん、一杯どうぞ」右手「いや、もういい」左手「まーそういわずにどうぞ」右手「もういいですよ、いい、いいってば!」右手「ったくも~。そうですか、そこまで言うんだったら・・・。すみませんね~えへへ」 〆はお粥でした。佐伯名産のシラス入り。酔った折はこういうのがよいです。あー、今日は美味しかった。大将、ご馳走様でした。今日の一句万両は愛でる人なしひっそりと今日の写真は猫の置物です。datelineによるとお宝だそうです。ふーん、そうなんだ。
2017年01月21日
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平成29年1月17日(火) 午前4時起床。晴れのち曇り。今日もしばれました。未明の外気温は2℃でしたが、霜が降っていました。 午前5時頃だったでしょうか、勝手口を誰かがコンコン。まだ外は真っ暗でした。こんな早い時刻に誰だろう?戸を開けたらKさんでした。長靴に胴長の格好でした。鶴見の魚市場から帰りとのこと。コウイカにあがりが出たので1パイ持ってきた、食べて、とのことでした。ブツは袋に入り物干し竿の端に掛かってありました。これからまた沖に出るとのこと。河岸への出荷もですが、沖も寒いです。気をつけて。ちなみに、彼は蒲江に住む漁師です。昨年2月になくなったモイ香先生の釣り師匠。先生を介して交誼を得ました。アオリイカの精巣でこさえる塩辛は絶佳です。彼からいろいろ頂き物があります。お礼は拙宅梅林の梅です。梅干しをこさえ、出漁の弁当に使うんだそうです。ただの梅と美味しい海産物とでは割りにあわないと思うんですが、これもモイ香先生の引き合わせ。いつもありがたく頂戴しています。余談ですが、鶴見の魚市場は松浦漁港にあります。鳥羽一郎の演歌「男の港」はここのご当地ソングです。 終日ミーティングに終始。写真は昼に食べた「けつねうろん」です。3/4ラー。当然汁は干しました。温まりました。 定時過ぎに退社。真っ直ぐ帰宅。ストーブの灰を掃除し、ランの格好に着替えました。暗い中を5km。平日はこんなものでしょう。風呂を浴びて、あっ、そうだった。戴いたコウイカのあることを思い出しました。パジャマの袖をまくり上げました。袋を開いたら、特大のが1パイと小さいのが1パイ。ふっふっふ、お前には見せるだけだぞ。 このイカにはフネが入っています。学生の頃、本で読んだ蘊蓄を少し。これを烏賊骨(うぞっこつ)といいます。CaCO3です。イカは軟体動物です。貝の仲間です。これ、貝殻の痕跡なんです。半分を刺身にし、残りは冷凍しました。柔らかく、甘味はえもいえません。足と耳は炊き込みご飯にするよう妻に頼みました。Kさん、有り難うございました。写真がその烏賊骨です。手の赤いのは、冷たい水のせいです。 夜は今日もNHKFM。古楽・注目の公演第2夜はバロッカネルネでした。テレマンとBach。聴いていたら妻に横から話しかけられました。些事をあれこれ、よくもまあそんなに話すことがあるもんです。でもやかましいとはいえません。適当に相づちを打つ必要があります。そうしました。おかげで沁み入るはずの音楽はサッパリでした。今日の一句墨烏賊を切る包丁や沖の風 今日の写真はネタ切れにつき新聞記事を。今日付の読売です。五木寛之氏が「新青春の門」の連載を週刊現代に始めるとありました。楽しみです。
2017年01月17日
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平成28年10月12日(水) 午前4時起床。終日曇り。朝の散歩1時間。未明に歩き始めました。写真は亀の甲橋近くにある24時間営業の釣具店、その名も「つりぐ24」です。夫婦二人で切り盛りしています。無口のご主人と快活な奥さん。私、釣りは滅多としませんが、古江の船長に誘われた折は、決まってここで餌とサビキを買います。安いです。 木立公民館のグラウンド脇に、桜の古木が植わっています。ちらほら、花をつけていました。秋の開花、向津留の山田繊維跡の木もそうだったけな。何だか自分のようで、可笑しくもあります。 終日デスクワークとミーティング。午後、イレギュラーの案件を抱えウロウロしました。チームのメンバーは所用のため多くが出張。ノー残業デーということもあり、定時過ぎに退社。途中、何時ものスーパーへ寄りました。焼酎を買うためでした。定番のiichikoと、佐伯売り出しの日向木挽ブルーです。後者、なかなかいい味わいです。コスパもよろしい。 イトヨリが安かったのでそれも。帰宅して着替え、門の鼻橋まで歩きました。既に夕闇迫り、折り返した時は真っ暗。帰り着いて魚を始末しました。調理の途中、野球中継を聴きたいのに、帰ってきた妻が立ったまま、隣で今日あったことをしゃべり始めました。機関銃の如くでした。相づちを打つのも大変です。写真はこさえた吸い物です。夜、焼酎のお湯割りを楽しんだ後、締めに啜りました。装っていない、まだ鍋の中のままを写しました。イトヨリの色合い、煮ても猶の図です。桜といい、この赤色といい、縁起とはいいませんが、悪くない感じです。 前後しますが、朝に写した妻の芋畑です。一昨日、彼女の勤務先に関係する人たちがやってきて掘ったそうです。職を求める若者たちです。人間関係の保ち方、コミュニケーションスキルに悩む人が多いようです。デスク学習とは別に、こういうフィールドワークをすることも滋養となればと彼女が考えたのでした。この畑、春の芋植も彼等の手に依りました。収穫物の写真のないのが残念です。いい形のものが沢山出来ていたとのこと。 書くことがないので映画の話題を。このところ、週刊紙も新聞もネタ切れなのか、それともこれが出色のシネマなのか、各紙各誌がこぞって取り上げています。「お父さんと伊藤さん」です。ハリウッドものもよいですが、こういうのに惹かれます。弊社の業界誌ともいえる毎日フォーラムにも紹介がありました。写真がそれです。一見の価値ありです。 雑誌の話ついでということで、本のことも。以前、弊社アマチュア無線倶楽部に文学部を出た女性のいることを書きました。本が好きということで、先月以来、拙宅の本を少しずつ貸す約束をしました。貸し始めて驚きました。提供した本が直ぐに戻ってくるのです。私は遅読なのでそう感じるのかもしれませんが、とにかくよく読みます。忽ち読み上げて「面白かったです」とケロリ。写真は、この一ヶ月足らずのうちに彼女が読み終えた本です。風の噂に彼女の仕事は一級品と聞いたことがあります。彼女の上司と私は同期です。向上心もあって素晴らしいと言っていました。本を読むからといってどうのこうのではありませんが、よき風評と合わせ、いい感じです。弊社のエースに育って欲しいです。いや、もう若手のエースだな。酒も飲むし。活躍して欲しいです。 さて、下町のナポレオンを湯で割っていい気色になりました。カープの試合はスカパーだけが中継。未契約の拙宅は視聴できません。ラジコでRCCを聴きました。ジョンソンが快投。芋ゲームの勝利でした。もう日本シリーズ進出も同然。いいぞいいぞ。今日の一句イトヨリの赤を愛でつつナポレオン今日の写真はマリンレモンです。頂き物のお裾分けでした。当地佐伯の鶴見や大入島で栽培されています。キュッと締まった酸味は、特産のカボスとは少し違った味わいです。これはこれでよいです。
2016年10月12日
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平成28年7月27日(水) 午前4時起床。晴れ時々曇り。日中の挨拶は定型句。「お暑うございます」。 朝の散歩はなし。難儀な案件有り、早朝出勤、鳩首するも始業時刻となりました。結論は先送り。仕切り直しをしなければなりません。 終日デスクワーク。会議を一つ。帰りに喫茶ランブルへ寄りました。珈琲豆を買いました。ここのブレンドは苦味が勝っています。私は酸味派ですが、この店のは別です。濃いめに淹れます。余韻の残り方がいいんです。写真は店内に飾ってあった焼き物です。弥生にある藪窯の作品です。フランスの洞窟遺跡に描いてある画をモチーフにしているということでした。なる程、どこかで見たような。 途中、もう1軒、いつもの魚屋へ寄りました。鯵がありませんでした。代わりにヤリイカの4杯入って230円を買いました。帰宅してラン6km。今日は少し頑張って見ました。後半3km、スピードを上げました。案外、いけました。昨年、付き合いのあった新聞記者が心臓麻痺で急逝しました。彼はランナーでした。以来、心臓に負荷を掛ける走り方を控えていました。今日の感じをして、またぞろレースに出てみようか。その気になりました。写真は妻のこさえてくれたヤリイカの丸焼きです。国東半島の焼酎「十王」で流しました。 匂いを嗅いで、しておこぼれにありつけないトラです。 おーよしよし、撫でてあげる。ん?私はパンツ一丁です(笑い)。 今日、北海道・北広島市に住むH兄が六花亭のお菓子を送って寄こしました。彼は大学時代の同級生です。盆正月、彼此双方、幾ばくかを交換します。この夏、私は干物の詰め合わせを届けました。向こうからはバターサンドと水菓子でした。私たち夫婦がそのクッキーの好きなことを知っています。 六花亭といえば包装紙。坂本直行が描いた北海道の木の実草の実です。カラフルです。 もう1枚。額に入れて飾りたくなります。 今日の一句この甘さ朋の寄こした六花亭 今日の写真は雑誌「男の隠れ家」です。dマガジンです。今号は美術展の特集です。下期から来春にかけての予定を掲載です。要チェック。 その中に夢枕獏のエッセイがありました。京都市にある「花もも」という蕎麦屋のことを書いていました。添えられた絵は「すだちそば」でした。 先日、延岡・そば乃井でキリノスケが食べた「平兵衛酢かけそば」と瓜二つです。再掲します。
2016年07月27日
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平成28年7月2日(土) 午前4時起床。白んで青空がのぞきました。ダラダラ読書。午前8時前に散歩へ。1時間。STVの日高晤郎ショーを聴きながら、其処此処でシャッターを切りました。以下はその数枚です。 NのYちゃん宅に咲いた桔梗です。この紫は鬼灯(ほおずき)と対をなして盆の仏壇を彩ります。 南瓜です。Mちゃんのお母さんが植えたのでしょう。彼は目が不自由になって、介護サービスを受けています。私より一つだけ歳上なんですが、これからの生活が心配です。 峠の堀切にさしかかりました。日中も陽の当たらない壁が苔むしていました。 道なりに小中尾集落へ。ん?七節(ナナフシ)の野郎がいました。道のまん中に蟷螂が斧の如く。カメラを近づけました。意外と逃げ足が速い。いいショットにおさまってくれませんでした。 谷沿いはこんな道が続きます。この辺りは私のジョギングコースです。夕刻、暗くなると気持ちのいいものではありません。両方から木の枝が被さり、トンネル状になっています。梅雨時期は路面にも苔が生えます。 葦高の永馬橋を超えました。どの水田も鹿と猪の被害を防ぐため、金網で囲ってあります。その付近に咲いた花です。初めて見るような。 帰り道に写した樫です。早くも実をつけていました。秋にいい形のドングリとなり、落ちて鹿や猪の餌になります。 帰り着いてシャワーを浴びました。着替えて妻を誘い出発。大分向けになりました。明野にコメダ珈琲があります。某紙記者Sさんにその情報を聞いていました。2月、名古屋に遊んだ折、朝はここのモーニングを楽しんだことを話した際、教えてくれたのでした。妻にその小倉餡トーストを食べさせたかったのでした。 その彼女、シロノワールを見つけ、それも注文。目敏い。でも楽しんでくれてよかったです。 食べながら妻曰く、大分駅界隈で買い物をしたい。そこへ送りました。私は別府向け。北浜にある市営温泉に突っ込みました。このところ、煮詰まり感がありました。オーバーホールを決め込みました。 料金は100円。昼過ぎの時刻なのでがら空きでした。後から数人、お年寄りが入ってきました。皆、背中もお腹もシワシワでした。あと20年経ったら、私もそうなるのかと思うと、複雑でした。 湯の温度は高め。首まで浸かって数分我慢したら額が汗ばんできました。石鹸で体を洗い、サッパリしました。汗の引くまで、脱衣場で文庫本。この時間が至福なんです。 別大国道をとって返しました。途中に水族館マリーンパレスと猿が有名の高崎山があります。別府湾からの潮風を受けながら、サイクリングをしている若者を何人か見かけました。急に漕いでみたくなりました。息子にもらったキャノンデール、暫く乗っていません。この夏、頑張ってみようかな。梅雨が明けたらそうしよう。 閑話休題、ホテルに泊まることにしました。Dにチェックイン。1階の一部がコンビニになっていました。そこで見繕いました。部屋に行くまで我慢出来ません。フロントのお姉さんに断って取るものもとりあえず、ロビーの隅でプシュッ。長風呂の後、我慢した甲斐がありました。 妻のやって来るまで部屋で寛ぎました。カープの試合を観戦。打てずに負けました。残念。ウトウトなっていたところにピンポーン。早速出かけました。向かう先は都町。大分市の盛り場です。札幌はススキノ、釧路は末広、函館は大門、という感じで大分は都町。いい感じの屋台街もあります。釧路の赤横のような感じです。 突っ込んだ先はリストランテ・クリオッソ。古い雑居ビルの3階にあるイタリアンです。妻はスプマンテ、私は仕切り直しのプレモル。乾杯。馬に感謝です。 あっ、いや馬ではなく、ルメール騎手にです。100ラー近くを稼がせてくれました。泡銭です。早く使わないと、夏競馬に持って行かれそうでした。ということで馬口座から引き出してイタメシの段となりました。ちなみに馬は暫く休みます。写真は黒トリュフのスープです。 前菜が出てきました。私はアボカドが苦手ですが、海老と和えた緑は美味しかったです。 白に変えました。ビール、ワイン、スプマンテ、カクテル、ウイちゃんも飲み放題です。クイクイいきました。 肉料理が出てきました。カラフルでした。 ワインの赤、3種類を試してみました。フリードリンクにしなければよかったです。 お腹が膨れました。デザートの皿は別腹という妻にあげました。今日はコース料理でした。違う種類を頼み、シェアするつもりでした。今夜は混み合っていて、それが叶いませんでした。シェフ一人で切り回しているから仕方ありません。残念でした。 店を出て、どこか、バーに突っ込んでウイちゃんを楽しもうと思いました。予習していなかったので、適当な店を見つけることができませんでした。T先輩が健在だった頃、連れて行ってもらった小料理「蕨」のあった場所は、別の店に変わっていました。マスター達、どうしているのかな。暫く歩いて、ホテルへ戻りました。部屋で口直しをしてしまいました。 今日の一句娑婆の垢別府で流しオバホール今日の写真は都町の猫です。盛り場ですが、飼われているようでした。ちゃんと牛乳付きの餌をもらっていましたから。どこかの店の看板猫なのかな。
2016年07月02日
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平成28年6月29日(火) 午前4時起床。雨。朝の散歩は無し。日中は豪雨でした。午前、取引先の会議室を訪ねました。正午を過ぎての帰り道、バケツをひっくり返したような雨脚でした。営業の係長さんが車を出してくれたので、事なきを得ました。助かりました。 午後、隣県からお客様がありました。同業他社の社員さん3名。管理職の方と係長、それに担当者でした。某案件についてのやり取りをしました。夕食の約束をしていました。一緒しました。こちら側は私とどらえもんにキリノスケ。 訪ねた先はフランス料理店「ムッシュ・カワノ」。シェフの河野さんは知る人ぞ知る有名人。20代前半、単身フランスに渡航。アルベールビル近くの田舎町で修行。縁あってベルギーの日本大使館料理長に。時は流れて生まれ故郷の大分・佐伯に店を出しました。ワイン、チーズ、両方のソムリエ資格を持つ方です。都会からわざわざここの料理に惹かれてやって来る客が跡を絶ちません。予約を取るのが難しい。 戻ります。シェフはスペインとの国境、バスク地方に住んだことがあるということで、その土地の料理をお願いしていました。店に入ると、玄関にワインセラー。中は5大シャトーが無造作に置かれていました。席に案内されました。 カヴァで乾杯。料理が出てきました。どの枡も手の込んで味は複雑。ワインは白に変わりました。 これ、エスカルゴと海老の入ってニンニクの効いたオイルです。パンをちぎって一浸しがいい感じでした。飲み物は赤に変わりました。グルナッシュ。 前菜はアスパラ。かかってある泡のようなものはなんていったっけ?何がなんだかわかりませんが格別であることはまちがいありません。 おっ、こんな器が出てきました。 開けて見ました。イトヨリのソテーでした。この味も複雑。写真では判りづらいんですが、開けた折、煙がもわっと出ました。チェーリーのチップを燻した香りでした。隠し味とはこういうのを言うのでしょう。究極です。 シャーペットの図です。一口でしたが、何とも素晴らしい。加えてこの器。いい感じでした。 メインは豚と羊。ワインはテンプラニーニョに変わりました。 デザートはケーキ。皆はコーヒーを注文しましたが、私は紅茶にしました。香りが素晴らしかったです。今度は妻と来てみよう。 これから列車に乗って帰るという3人を見送りました。私たちもタクシーに乗りました。「お客さん、どちらまで?」運転手さんに問われました。どらえもんとキリノスケは沈黙。私「つね三へやってもらいましょう」ということで折角の後味を日本酒で流すことに。でも誰かさんのようにフランス料理の後、ラーメン屋に突っ込むよりはましだわな、独りごちました。 一杯飲んだら、お通しが出てきました。鯵の南蛮です。 満腹でした。料理を注文せずに次の酒を頼みました。出羽桜が甘露でした。大将がこれをサービスしてくれました。ワタリガニの味噌あえ。美味かった。いい夜でした。 今日の一句ビスケーの鯨を食べたバスク人この土地に過ぎたる星のブイヤベス今日の写真はムッシュ・カワノに出たチーズ。これもバスク産。ラベルにバスクカントリーと書いてありました。
2016年06月29日
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平成28年6月12日(日) 午前6時起床。終日雨。こんな日は別府にひとっ走り。温泉に浸かり、ゆるり湯治と洒落込みたい。妻に水を向けました。即却下。「あなた、お父さんに頼まれたことがあったでしょう。三余館の市美展が今日で終わりよ、夕刻、画を引き取りに行かないと」。そうでした。 終日、dーマガジンを捲りました。カープは楽天に2試合続けてサヨナラ負け。勢いがなくなりました。こまったな。火曜日からは強力打線の西武と3連戦。大丈夫かな。 午後、NHKBS1が大学野球選手権をやっていました。観戦。禁玉さんの地元、中部学院大が優勝しました。4番のスラッガー、いい選手です。この大会、田舎の大学が都会のマンモス校を負かすの図でした。判官贔屓(天の邪鬼?)の私です。溜飲を下げました。 写真はそれに関係ありません。昼に食べたキーマカレー。妻がこさえてくれました。いい感じでした。お代わりをしました。 隣の左官、Yっさんが釣りに行ったということでハンサコ(イサキ)をくれました。H姉、ありがとう。早速、包丁を持ちました。 今が旬です。3尾とも雌でした。真子が入っていました。2尾は煮付けに。残りを刺身に。 何とも綺麗な身です。脂がのって包丁に絡んできました。 トラへの分け前です。この魚は骨が硬いので、身と皮だけにしました。昨日、馬を勝たせてくれたので、サービスをしてやりました。 ほれほれ。昨日はありがとうな。次ぎもお願いだよ。 まかしといてくれ。 煮付けは妻がこさえてくれました。蒟蒻、玉葱、茄子が入っていました。 こちらは、南瓜。先日、倒木の折、駄賃にと親からからもらいました。柔らかく、絶佳でした。 夕刻、その画を引き取りに雨の中を三余館へ。濡らしてはならじ。積み込みの始末が難儀でした。帰宅して、父のアトリエへ運び込みました。一段落。たっぷりの湯船に浸かりました。ハーブの入った袋を浮かべて読書。汗をかきました。 午後5時、早速プシュッ。たまりません。男は黙ってサッポロビールです。 刺身と煮付けは日本酒のストライク、出羽桜の生酒で流しました。今日一日、骨休め。いい休養となりました。 今日の一句鵯が梅林を縫い雨を呼ぶ麦鶏魚包丁止める脂かな 今日の写真はイエペスのBachです。日中のコーヒータイムに聴きました。哀調を醸すセゴビアと一線を画すというか、華やかささえある演奏でした。
2016年06月12日
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平成28年4月28日(木) 午前5時起床。曇りのち晴れ。 月曜から続いたヒアリングは今日で終了。同業他社との合弁や新規営業への対応もあって、慌ただしかったです。夕刻になってさあハンコを押すぞ。ペッタンペッタン。書類が片付いて、喉の渇きを覚えました。妻に晩ご飯不要のTELをしました。遅きに失した感がありましたが、そうではありませんでした。彼女も出かけていて、それならつね三で合流しようということになりました。突っ込みました。 あっ!7段だ。ダッサイをがぶ飲みしている。そんなにとばして大丈夫? 大将、酒ちょうだい。出羽桜がでてきました。私、トリビー(とりあえずビール)はしません。グビリ、うん、いい酒だ。最初の一杯、この感じがたまらないんです。 私「今日は何が?」。大将「鰯!」。私「じゃーそれを」。出てきました。鹿の子の切り口が素晴らしい。刺身の味は包丁(腕)で決まるといいますが、まさにそのとおり。 7段め、コチトラ青魚なのに、鰻を注文しやがって。 負けてはなりません。アジとイワシのフライを頼みました。とその時、妻が入ってきました。彼女、珍しく生ビールを頼みました。出てきたお皿といいマッチングだったんでしょう、全部を平らげました。私の口には入りませんでした。 次いで注文のお寿司もペロリ。私は鰹と手前左の白身を食べただけでした。 出汁巻き玉子をやってもらいました。日本酒にはやっぱりこれです。熱々が嬉しかったです。 大将「奥さん、よー食べなはんなー」(大将は大阪で修行、阪神ファンです) ならばとこれをこさえてくれました。ごま出しうどん。これもペロリ。妻は痩せの大食いです。 代行運転で帰宅。家へ何時に着いたのか覚えません。ありがたくなりすぎて前後不覚。今日の一句玉子焼き端から攻めて酒美味し今日の写真は粒餡の入った饅頭です。岡山・倉敷の名物「むらすゞめ」に似た表面です.Sさん、ありがとうございました。別腹の妻がお礼を申しております。
2016年04月28日
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平成28年4月27日(水) 午前5時起床。雨。 終日、時間に追われました。帰宅して、そうだったことを妻に言うと「あらあなた、本当に忙しい人はそんなこと言わないわよ、暇な人だけがお題目のように忙しいを唱えるの」。へい、さいだすか、以後気をつけます。彼女、続けて曰く「つまらないことを言ってないで、早く着替えてちょうだい、ブリが待ってるの、暗くなるわ」。背広で包丁を持つわけにはいきません。ネクタイを解きました。 魚は立派でした。豊後水道の釣鰤。7kgはありました。有次を並べてみました。その大きさが判ります。 ゼンマイタワシでヌタと鱗を取りました。写真は頭を落とし、内臓を出した後です。この状態をドレスと呼びます。ドレスとは業界用語です。「ヘッドレス」を略した言葉です。 放卵直前でした。大きな真子を抱えていました。心臓、肝臓、胃を並べるの図です。これらは、煮付けにします。勿論、頭、中骨、腹骨も合わせてです。 三枚におろしました。腹身がぶ厚かったです。 皮を引いて、ラップにくるみました。大きいブロックが8つできました。いつも裾分をくれる隣のおいちゃんおばちゃん夫婦、父母、兄にそれぞれあげました。明日の朝、出勤の折に義母宅へも届けます。Kさん、ありがとうございました。鎌、腹身の端、血合いのそれぞれに塩麹を塗りました。これらは寝かせて熟成させます。塩焼きにすると美味しいです。暫くおかず、いや酒の当てに困りません。 風呂に入ってサッパリしたのは午後8時半。遅くなりました。晩ご飯は当然鰤刺。シャボンで洗いはしましたが、箸を持つ手が魚臭い。 拙宅、ブリの刺身は薄くが主義。写真は背身です。見事な透明感です。刺身には日本酒です。あっ!ない。切らしていました。料理酒に手を出しそうになりました。いけない、いけない。そこまで堕ちたらお終いです。味醂を舐めるわけにもいかないし。白波も白岳も飲んでしまい、酒保は空でした。奧に赤霧を見つけました。よかったよかった。当然、トラもおこぼれに。先日は釣鯵、今日は釣鰤。豊後水道の速潮に揉まれた魚、しかも有次で捌いた切り身で満腹になる猫は、日本に猫多しといえども拙宅のニャロメだけでしょう。幸せな野郎です。 「刺身だけでは物足りないでしょう。これが最後よ」の声とともにでてきました。そう言われると名残惜しい。美味しかったです。 お湯割りを舐めていたら、いい匂いがしてきました。煮付けの香りです。これは明日以降の酒の当てに。内臓は父の好物です。鍋の半分がそちら向けになります。あまり美しい写真ではありませんがそれを。今日の一句釣鰤の透明感や皐月雨今日の写真は3題。1枚目は昼に食べた弁当。案の定、塩鯖の右は筍です。 次は包丁。頭を割ったり骨を切ったり。鰭の棘条が硬いです。鎌に付いた胸鰭と腹鰭をたたく折、どうしても刃こぼれします。今日もそうでした。料理鋏を使うといいんですが、なかなか切れなくて。写真は有次のそれです。而して研ぐのです。 最後は宣伝です。歴史資料館の企画展です。発掘品の展示です。思いを馳せるにいい催しです。皆さん、ぜひ足を運びましょう。キャッチコピーは「土と石・鉄のつぶやきが聞こえますか?」。学芸員の皆さん、「~つぶやきを聴いてみませんか」にしてもよかったな。
2016年04月27日
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平成28年3月29日(火) 午前4時起床。晴れ。外気温4℃。明け方はまだ冷えます。今朝も薪ストーブに火を入れました。紅茶とビスケットを楽しみました。 午前は稟議書に判子を押しました。内容はともかく、多くの書類を見るにつけ、要旨や理由について、仕立て具合や文章力の違いに目がいきます。スマート、どこへ出しても恥ずかしくないものもあれば、よくもまあというのもあります。論旨・表現に関し、殆どが合格点です。しかし、ごく一部に落第点があります。このことは、役員会で指摘がなされます。日々の文書作成は、管理職がきちんとチェック・指導しなければいけないと、先日も某部長が言っていました。確かに。ということで、そのフィルター役が私の仕事の一つなんです。役不足の反対ですが、鉢巻きを締めてかからないといけません。回ってくるファイル、日によって多い少ないがあります。年度末は押し寄せます。 それをすませた後は、書庫にたまった新聞の山を整理しました。できたスペースへ机の周囲に並べてあったチューブファイルを移しました。すっきりしました。午後はお客様がありました。難儀なプロジェクトに関わることになりそうです。頭が痛い。 夕刻、取引先の所長が転勤になる、送別会をするが一緒しないか?上司に誘われました。こんな折、キンノジや7段、韋駄天、キリノスケは付き合い一番身体は二番。二つ返事でついていきます。今日の私は違いました。「あの、ちょっと・・・」ランが待っていました。付き合い二番です。 帰りにランブルへ寄りました。手造りシュークリームと珈琲豆を買いました。小路の奧にあるレトロな喫茶店です。中は別の時間が流れています。一杯の香りを楽しみたかったです。でも我慢しました。陽のあるうちに帰宅。走る格好に着替えていたら「私も一緒するわ」仕方がない。ウォークに変えました。ということで、毎度のことですが道中の写真を。玄関先に咲き始めたアヤメです。まだ一輪です。 Uのこーちゃん夫婦が飼う猫「セナ」です。近づくと「ニャゴニャゴ」いい猫です。 向津留(地名)にある住宅の一軒に植わっていました。丈は低いんですが、目線を低くすると、上手く写すことが出来ました。 花をもう1枚。公民館グランドの桜です。開花しました。毎日、ここを通ってチェックしています。ずいぶん待たされました。 帰宅して風呂。サッパリして土佐鶴を抜栓しました。ほうれん草のお浸しがいいかんじでした。砕いたピーナッツとゴマの風味が隠し味。 オッ!今日はしゃぶしゃぶでした。先週、親方にこれで鯵を買えと貰った諭吉が豊後牛に化けました。妻が奮発してくれました。親方、うまかったです。ありがとうございました。 箸を置いて、プロ野球の結果をチェックしました。禁玉さんの応援するドラゴンズに白星を与えてしまいました。残念です。それにしても悔しいのは巨人の4連勝。今週末、広島とのカードがあります。3たてをくらわしてやりたいです。サッカーは日本が大勝。こちらはよかった。今日の一句花冷えに菠薐草を頬張りて今日の写真は魚の置物です。喫茶ランブルの店内に飾ってありました。リアルです。鯰がいい感じでした。
2016年03月29日
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平成28年3月19日(土) 午前4時起床。起きがけに「日本伝奇伝説大辞典」を数ページ読むのがこの頃の日課です。奥が深い。珈琲を淹れ、アップルパイを楽しみました。 夜来の雨は上がりました。白んでカーテンを開けました。庭先の梅林が濡れていました。地下足袋を履こうか迷いました。親方にTELしたら「今日は平場じゃーが、足場は悪ぅーねぇ」。行くことにしました。朝ご飯を掻き込みました。襤褸を着て出発。波越へ。「ここじゃー、ここじゃー」。 早速チェーンソーに油を入れました。親方のオイルタンクは2本とも白だしのボトル。これ、便利でした。 今日が懸かりでした。懸かりとは、その山に初めて入る日のことです。親方が、荒神に塩と御神酒を供えました。儀式です。私の愛機も清酒で清めてくれました。 さあやるぞ。足もとのマンリョウが美しかったです。杉林の下一面に広がっていました。これ、鉢にして道の駅で売ったらいいかも。 以下は毎度の作業プロセスです。まず倒す方向を決めて「受口」をこさえます。 切り取るとこんな形です。 次いで芯をはずします。バーを差し込み、年輪の中心を切断しておくのです。 今度は反対側です。受け口よりも5cmほど上の位置からざっくり切っていきます。適当なところで刃を抜き、矢を打ちます。今日は玄翁が小さいので大変でした。この作業、結構疲れるんです。 倒れるときの地響き、次いで静寂。これがいいんです。 疲れました。片昼で30本あまりを倒しました。 今日の駄賃は玉葱でした。まだ小さいんですが、これ、スライスしたら鰺刺のツマにいいんです。 親方が「こないだ、カップリん歯が欠けたんよ。じゃーけんどおまい、じき入ったわい。もーしょわーねーど」その歯を見せてくれました。 写真は帰宅途中、門の鼻橋たもとです。ユキヤナギが満開でした。 もう一枚、アジサイが芽を吹きました。ここの花は深い青です。鬱陶しい梅雨を癒やしてくれます。 遅い昼になりました。食べたのはこれです。ぼた餅。ああそうか、彼岸と気付きました。これ、大中尾のSさんが父母へ持ってきてくれたとのこと。とても美味しかったです。多分息子M君のお嫁さんがこさえたんでしょう。 午後は、妻の言を入れ、家回りの雑事を。トラクターで菜園を耕耘しました。 次いで、イチジクの苗を植えました。「あなた、なにやってんのよ。嫌だわ。蒟蒻芋の小さいのはきちんとはねておいてよね」そうか、此処は蒟蒻が芽を出すところだった。 シャワーを浴びました。テレビをつけたら丁度嘉風の取組でした。今日が誕生日とアナウンサーが言いました。バースデーを白星で飾れませんでした。 今日は妻と外食。久しぶりでした。無沙汰をしていたシミ君夫妻を誘いました。つね三の鍋を食べようと思いました。TELしたら予約で満員とのこと。仕方ありません。屋台村という名の居酒屋へ。ビールで乾杯した後、私とシミ君は2人で1本、白霧の5合瓶を干しました。写真は妻とシミ君の奥さんが抜栓の鶴城純米。地元の銘酒です。 話に夢中となり、当ての写真を失念。カメラに1枚あったのがこれです。 ちょっと飲みたりません。明日も仕事というシミ君でしたが、構うもんか。さそっちゃえ。そろそろつね三の客が帰った時刻だろう。突っ込みました。「大将、出羽桜をやってちょうだい」あー甘露甘露。たまりません。当ては出汁巻きを頼みました。 次は何をいこうかな。考えていたら、出血大サービスが始まりました。鮑の刺身。これ、飲み仲間のGさんからとのこと。嬉しいな。流石メダカアワビです。柔らかい。肝も絶品。 うおーっ。こちらも肝です。何の肝か書いたらよろしくないので書きません。テトロドトキシンは大丈夫でした。冷酒がすすみました。 シミ君の奥さんがクルクルしてくれました。海の珍味オンパレード。最高の夜になりました。 〆はこれでした。ツワブキの煮染め。 ありがとう、大将。またくるね。 スッテンテンに酔いました。妻もきこしめしました。代行運転で家路へ。シミ君、奥さん、付き合っていただきありがとうございました。翌日は大丈夫でした?今日の一句鮑刺し冷酒の海を泳ぎ来るたらの芽を待つ左党居り山を切る今日の写真は山行2題です。1枚目は苔。杉林の下にあった大きな石を巻いていました。緑がいい感じでした。 もう1枚はタラノメ。そろそろかな。
2016年03月19日
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平成28年2月22日(月) 午前5時起床。曇り。早朝ミーティングや役員会があったので、いつもより1時間早くに家を出ました。終日、ルーチンの仕事に追われました。午後の会議は眠かったです。こんなことではいけません。 午後7時、一日が終わりました。始末の着いて、会社を出ました。写真は1階エレベーター前に飾ってあったスイートピーの雛人形です。先日、内裏雛をアップしましたが、段のあるのもいい感じです。当市で園芸を営む清幸農園さんに頂戴したとのこと。 帰宅して烏の行水。頭を拭き拭き、燗をつけました。今夜の当ては八丁味噌の鍋です。どうですか、この感じ。名古屋・六行亭の逸品です。美味い。先日、禁玉さんが別れ際に持たしてくれたのでした。途中から冷酒に。この味、生酒に合いました。味もですが、色も名古屋色でした。 最後はうどんで締めました。これがまたよかったです。名古屋駅のビルで味噌煮込みうどんを食べましたが、今夜の方が数段上でした。禁玉さん、ありがとうございました。 夜の更けて、妻が料理をしながら曰く「あなた、献血の葉書が届いていたけれど、いつなの?」私「なんだ、おまえもするのか。社会貢献だし、健康のチェックにもなるからね」妻「いいえ、私はしないわ、女性は男性の倍のスパンが必要なのよ、尋ねたのはね、献血で玉子をもらうでしょう?冷蔵庫にあるのを、今夜、全部使おうか考えているの。あなたの献血がいつなのか、大事な問題よ」ああそうですか。ヘイスイマセン。生き血を差し出した代わりの玉子がいつ届くかを計算する妻です。写真は、予定が判った後の図です。 腹が膨れ、新聞のまとめ読み。毎日新聞に映画の紹介がありました。「ロイヤルコンセルトヘボウ オーケストラがやってくる」です。公式サイトを覗きました。次のように書いてありました。 「ウィーン・フィル、ベルリン・フィルと並ぶ世界三大オーケストラである、オランダのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(RCO)。2013年、コンセルトヘボウが創立125周年を記念して、1年で50公演をおこなう世界一周のワールドツアーへと旅立った!アルゼンチンから南アフリカ、ロシアへと、気さくな素顔をのぞかせながら、王立御用達(ロイヤル)オーケストラが世界をめぐる。その先々で彼らが出会うのは、音楽を心のよりどころに毎日を生きる人びと。文化も境遇もちがう人びとがコンセルトヘボウのコンサートに集い、その演奏に人生を重ねる瞬間。ひとりひとりの心には、かけがえのない宝物が生まれてくる」 ロードムービーのようです。大分での上映は3月12日からシネマ5で。これ、必見です。楽しみだな。 今日の一句八丁が口八丁を黙らせる 今日の写真は、帰宅途中、木立、岡沖で撮りました。イチゴハウスの電照栽培です。暗い中にボーッと浮かび上がるの図です。いい雰囲気です。今年の出来栄えはどうだったんだろうか。
2016年02月22日
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