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2003.04.02
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カテゴリ: 近代文学




 藤村自身とその家族をモデルにした小説。
 地方の名家が没落し、ほとんどの人間手を出す事業にことごとく失敗する。
 一族の命運が傾く中、主人公は苦しい生活を続けながらも、自分の道を歩いていく。
 妻とのことも本当にあったことがもとになっているらしいのだが、こんなにいろいろ書いていいんだろうか。
 この本には注解がついていて、現在では使われていない言葉などについて説明しているのはいいのだが、主要な人物が登場するたびに、そのモデルが誰か説明し、どのような最期だったかまで書いてしまっている。
 これでは、先を読む楽しみが半減してしまう。
 モデルについては、下巻の最後にまとめればよかったのに。
 一カ所誤植発見。
 「乳房を咬《くわ》へながらも泣止まなかった。」(p153)の「咬へ」は「咬え」のはず。





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Last updated  2005.04.01 21:30:31
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