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2012.07.16
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カテゴリ: 芸能・テレビ

 出会いから自殺まで、自殺の直前、自殺後に知ったこと、振り返ってみて思うことという構成。
 自殺を発見したところから始まる構成は、編集者のアイディアだろうか。
 娘に「こうなってほしかったんでしょ!」と言われるところから始まる。
 読んでみると、こうなってほしいと思っても無理はないような生活だったのだ。
 人や物に当たるということでしか怒りを表に出せない。
 それは父親を見て学習した結果らしい。ほかの方法を知らないのだから、そういう行動しかできない。
 役者として、演技を通してほかの方法を学ぶこともできたはずなのだが、役の上での自分と、実際の自分は異なるわけだ。
 父親の暴力におびえながら暮らす生活を、自分の家族にもさせてしまっていた。自分でもそれはよくないとわかっていながら直せなかった。

 宴会場で暴れて500万円の請求が来たということが書かれているが、犯罪としてスキャンダルにならなかったのが不思議だ。
 仕事を断るようになり、納税にも困るようになり、生活のために妻が苦労する。本人がアルコール依存症になってしまっていたとは知らなかった。
 本人にも母親にも、著者にもその生まれ育ちには、現実離れしているほどのことがあった。
 しかし、著者はそれを乗り越えてきた。
 その強さを感じる本だった。

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Last updated  2012.07.20 07:14:09コメント(0) | コメントを書く


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