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March 8, 2008
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カテゴリ: 娘の不登校
今日は娘の中学の卒業式でした。


娘は出ないのですが、
私だけ卒業式を見に行きました。


何事も無駄な事はなくて
大きな気付きがありました!






朝、
夫とちょっとした行き違いでモメました。

卒業式が始まってから
それをクロッキーブックに



娘には「お母さんがお父さんと結婚した理由と、
今まで離婚しなかった理由が解らない」
とまで言われました。

その事をしっかり考えないといけないなぁ
と最近思っていたので
やり取りで思った事を正直に書いていました。





するとイライラが収まって来て
今度は意識が卒業式に向いました。



娘が出ていないのに
母親が出席している卒業式の矛盾について。

行事や儀式が苦手な私だけが



名前を呼ばれてようやく誰か解った
15歳の娘の同窓生達。

私の中では皆が小学5年生から
成長が止まっているようでした。




娘が本当に不登校になるきっかけを作った


それを見ていると
どうしても○ちゃんに直接

「良かったね、あなたの思惑通りに
 ピーは学校に全く来れなかったね」

とイヤミの一つも言いたくなりました。


言いたくて言いたくて
ムカムカしながら思いを綴っていました。

これまでの逡巡を思い出し
怒りと苦しさとで胸がイッパイになりました。


何とも言えない苦しさに満ちて
どうして私はこんな所にいるのだろうか?
と思ってしまいました。



そんな思いをずーーーっと書きながら
辺りも見ていたのですが、

卒業生が一斉にザッ!と立ったり
ザッ!と座ったり、

在校生も一緒にザッ!と立ったり
ザッ!と向こうを向いたり

一斉に国歌や校歌を歌うのを見ていると
まるで軍隊のように感じました。




こんなにも一律な動き、反応を
生徒達は教え込まれているわけで、

これはもしも○ちゃんの意地悪がなかったとしても
ピーがこんなに一律で

集団の中でいかに皆に溶け込むか、
と言った事を中心にした日本の中学では

絶対にいつかはみ出して
学校に行きたくなくなったであろう事は
想像に難くないないのでした。



なぁ~~んだ。

○ちゃんの事が無かったとしても
ピーほど自分の考えをはっきり強く持っている人が

集団の中で折り合いを付けて
自分を回りに合わせて行くのが

中心になっているような学生生活を
喜んでして行くとは思えません。



きっとピーはいつか
学校に行きたくなくなったろうと思われ

そうすると○ちゃんの事は単なる一キッカケに過ぎず
ピーはあくまでもピーとしての人生を

どんな情況であれ、
どんな事態であれ、

自分らしさを求めて
苦しんで生きているであろうと思われ、

自分らしくいられない集団の中では
きっと苦しくなって登校拒否しただろうと思うと

内心で笑いたいほどの快感が生まれたのでした。



どっちにしてもピーは
こんな情況には合わない人だよ~♪



そして私は
○ちゃんの事はもう気にしなくても良い事なんだと
心の底から思う事が出来たのでした(*^_^*)



そうするとこれまでは、
皆が得ている楽しそうな顔を

ピーが得られなかったと言う
後悔がずっとあったのに、

これは一律に馴らされている同窓生達が
得る事が出来なかった事を

ピーは自分の力で沢山持っている
と言う事に気付いて
気持ちがパーーッと晴れたのでした。




そうして私は
卒業式の間中ずっと気持ちを綴り続けて

始めは○ちゃんへの恨み辛みでイッパイだったのに
1時間半経った時には

すっきりさっぱりしており
胸の痛みも消えてとてもいい気持ちなのでした。




卒業式の間に私は
大きな気付きを得てしまったのでした。



こんな事もあるものだと、
この事を知っているのは私だけで

だから私一人で胸の中は幸せに満ちて
周りの人とは全く違う幸せでしたが、

とても納得して2時間後に
体育館を後にする事が出来たのでした。










家に帰って来てから
ピーに私の気付きを話すと
にっこりしていたピーでした。


ピーはもうすでに
そんな所は乗り越えていたんでしょうね~♪



ピーはお風呂に入ってご飯を食べてから
夫と私と3人で中学に向いました。

約束の2時半を少し過ぎていましたが、
校長先生から賞状を頂くと言う事だったので
とても気楽な気持ちで出掛けました。


すると、
もう一人の不登校の生徒さんとお母さん、

3年生の担任の先生方や主任の先生、
音楽の先生と教頭先生までおられて

イスに座って皆さんで私達を
待っていたのでした!


私達はビックリして恐縮しました。


のん気に来たので待たせてしまったし、
まさか皆さんで
ミニ卒業式を始めるなんて思っていませんでした。


あちこちを省いたミニ卒業式は
儀式の形を取りながらも

参加された先生方の
心のこもったものでした。

先生方の思いやりのこもったこのミニ卒業式は
とてもありがたいものでした。


終ってから担任の先生と話をして
1時間ちょっとで帰って来ました。





校舎を出たピーの一言は

「ああ~~やっと解放された」

でした。




本当だ。

本来あるべき「義務教育」からかけ離れた所で
娘は皆と同じ事をするようにという事に
縛られ続けて来た訳で、

これでピーはようやく一人間として縛りのない状態で
自分の人生を考える事が出来るようになったのでした。





ああ~~さっぱりした!


と考えていたら、
なんと給食費の返却を貰いに行かねばならなかった事を
思い出しました。


ああ~~また中学に行かねばならないよぉ。
ぐずぐずしてたからぁ~~。

私のバカァ~~~(涙)


こんな間抜けなオチです。(^^;





でも、
無駄な事なんて一つもないな~と
つくづく思いました。


卒業式に参加して
苦しさを正面から見つめたお陰で

大きな大きな気付きを
得る事が出来たのでした。



これは私にとって
大きな大きな転換点となると思いました。













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Last updated  March 8, 2008 09:59:46 PM
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