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June 27, 2008
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カテゴリ:
●読んだ本●


「歩道」 柴田よしき著

(「聖なる黒夜」単行本
 限定冊子に収録された短編)



この「上」に収録されているようです。



2月25日に書いた 「聖なる黒夜」の感想
詳しいあらすじが書いてあります。



「聖なる黒夜」に出てくる練が


生活が書いてあります。

練の家族と育った家庭環境。
静かに生きていた練の生活。


あの悲惨な人生に転落していく前の
青春の真ん中の練がそこにいて、

「聖なる黒夜」の
最初の練の無力さが
よく理解出来ました。


私はとても練に同情しています。


それは、
全く責任の無い練が


ただただ巻き込まれて翻弄され

自分を失い、
全てを失い、

細い糸のような偶然によって
ようやく生きながらえて来た人だからです。




どう生きたら良いのか解らなくなって

川面を流されて行く木の葉のように
自らではどうしようもない力に押し流されて

立ち向かい様もなくもろい精神が、
少し私に似ている
と感じたからかもしれません。



親の道具に過ぎない存在と言う点でも
私と似ていると思いました。



積極的に生きて来たのではなく、
成す術が無く

現状を把握出来ずに
うろたえながら生きて来た、

と言う
練の人生に同情したのだと思います。



苦しみに翻弄される前の練は
孤独で地道に生きる静かな青年でした。

その後を考えながら読むのは
余りに切ない気持ちになりました。



小説の中の人物なのだけど
練が幸せになって欲しいと思いました。






だけど、
どうして題名が「歩道」なんだろう?


練が車道に投げ込まれる前が
歩道を歩いていた・・・

と言う感じの人生だから?

ら?



















私が読んだ単行本には
この短編が付いていなかったので

わざわざコピーして送って下さった
Lake Moraineさんに
心からお礼を申し上げますm(_ _)m


ありがとうございます~~ヽ(´▽`)ノ”










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Last updated  June 27, 2008 03:08:32 PM
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