今が生死

今が生死

2009.10.10
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カテゴリ: 読書
竜馬は33歳の誕生日に京都の近江屋という醤油屋の二階で、殺し屋に惨殺されてしまった。

醤油屋の二階に、中岡慎太郎と泊っていた夜、京都見廻組組頭・佐々木唯三郎以下の殺し屋が訪ねてきた。面会に出た草相撲上りの藤吉に「十津川から来た者だが坂本先生に面会したい」と告げた。藤吉は何も疑わないで竜馬達に客人の来たことを告げに二階に上がった。竜馬達も丸腰のまま客人を迎え入れて、殺されてしまった。

中岡の腕についての詳細は知らないが、竜馬は江戸の千葉周作の道場で腕を磨いて免許皆伝の腕前である。備えていればそこらの殺し屋に負けるわけがない。最も竜馬の剣は人を殺すのを目的とした剣ではなく、自己を高める剣だったが、自分の身を守るためにはその実力は存分に発揮できたと思われる。

藤吉の感の悪さ、竜馬の感の悪さがこの悲劇を招いて、藤吉、慎太郎、竜馬いずれも殺されてしまった。

数年前に起きた寺田屋事件では、午前3時ごろ役人たちが竜馬をとらえようとやってきた時、
竜馬の恋人(後に妻になる)お竜が入浴中だったが外の気配を感じ取り、真っ裸で梯子を上って2階の竜馬に伝えて激しい戦いになったが、命は助かっている。

お竜と藤吉を比較しては悪いが、藤吉にお竜のような感があれば防げた可能性がある。藤吉は体は大きく強うそうだったが、感が悪かったために、難なく後ろから切られて殺されてしまった。

竜馬は命からがら逃げた寺田屋事件があったのに、その後も身を守ること、用心すること、人を信用しないことを怠ってしまった。

人を疑わないで信用する人間性があったからこそまとめ役としての任務が果たせたのかも知れないが、竜馬の顔も知らない殺し屋にむざむざ殺されたことが悔しい。








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Last updated  2009.10.10 16:50:48
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