先週水曜日の NHK 8時15分からの「あさいち」でセックスレスを特集していた。アンケート結果から結婚していてもセックスしてない夫婦が非常に多いという結果について話し合っていた。江戸時代の医学者貝原益軒さんは「接して漏らさず」が大切でそれが健康維持や長寿の秘訣であると説いた。その教えの信奉者は多く、現在でもなるべくセックスしない方が健康に良いと考えている人が多い。
しかしドクターサロン12月号誌上で川崎医科大学泌尿器科教授 永井 敦さんがインタビューに答える形でそれとは違う考えを述べていた。アメリカの循環器専門医が発表した論文では週に2回以上セックスを行うグループで心筋梗塞、脳卒中の発生率が低く、セックス回数が多いほどアンチエイジングにつながるとの考えである。パートナーがいない場合には自慰でも十分とのことである。またアメリカのハーバード大学の研究では月に21回以上セックス又は自慰する人はそうでない人に比べて前立腺がん罹患率が有意に低かったとのことでセックスはした方がよいと述べている。でもそれはまだ一般的には受け入れられておらず、疲れている夫がセックスすることによって消耗して早死にするのではないかと心配している奥さんも多く、上述のアンケート結果になったのかもしれない。永井教授の示されたデータなどを参考にして男女ともセックスについての考えを改めてもよいのではないかと考える。