<Ai Nikkor 35mm F2S>
今回のはオールドというには少しはばかられるレンズかな。
でもフィルム時代から長く使われてきたものであることは確かなようだ。1985年~2005年という販売期間で、廃番になってから14年なので中古でもまだまだ探せばきれいなものが手に入るというものですね。
私が持っているNikkorのF2といえば「Nikkor-O・C Auto 35mm F2(Ai改)」だが、これが1973年生まれです。1965年に登場したNikkor-O Autoから6群8枚というレンズ構成は不変だそうだ。
この最終モデル「F2S」がずっと気になっていたのですが、不変のレンズ構成ということで写り的に大きく違うのかが不明で手を出せなかったんですねえ。
でもこれまでに何かと高評価の記事やコメントを見てきてついに探し始めました。2ヶ月ほどでしょうかいろいろ探してやっと良さそうなタマを見つけたのがなんと先日手に入れたPentax Super-Takmar 28mm F3.5の1週間後...この安く手に入ったSuper-Takumarの倍以上はするぞと覚悟はしていたのですが、あまりの状態の良さに自分の持っていったD700に付けてみたのが運のつき...思わず財布を出していました(笑)。
これでAi-S Nikkorレンズが28mm・50mm・55mm Micro・105mm Microに続き5本目となります。
現状私の場合Ai NikkorであればD700、α7IIIそしてX-T2の3台で使えますのでとても美味しいのですよねえ^^。
ゲットしたその足でさっそくCobbyを連れて散歩スナップを開始しました^^。
D700には9本までAiレンズが登録できるんですが既にNikkor-O・C Auto 35mm F2を使ってましたので登録の中の<35mm・F2>をチョイスすれば良いだけなんですね...これでしっかりEXIFには焦点距離と絞り値が反映されます...ほんとこれは後から確認できるので助かります。
さてその写りですが、現像して初っ端の一枚からちょっとした驚きをもらいましたよ...
(f/2, 1/1000, ISO200, -0.3EV)
この周辺減光の自然な感じはNikkor-O・C Auto 35mm F2でも見慣れたものなんですが、色の出方がとてもムードありますね。台風で折れた柿の木の枝や落ちた枯れ葉や下草の枯れ具合となんとも説明しにくいですが、しっかり実った柿の実と周囲の荒涼とした環境のギャップを撮りたかったんですがまさにイメージぴったりです^^。
小さな花もF2とはいえ意外にピントの山がつかみやすくしっかり捉えられます...
(f/2, 1/250, ISO200, -0.3EV)
左側は大きく空間があったのですが、奥の葉などの様子もボケが暴れることなく自然に描写され...絞り羽根7枚なんですが前後ともにボケがいい感じです。
そして少し絞って平面的なんですが距離のある緑の被写体を撮ってみると...
(f/4, 1/25, ISO200, -0.3EV)
シュロの木の葉がとても活き活きしてますよね。意外と言ってははレンズに悪いのですが、精細感もあり葉の重なり順序がしっかり読み取れます。
そしてNikonらしいボケ方の例かな...
(f/2, 1/125, ISO200, +0.7EV)
X-T2のXF 35mm F2R WR付けたときと随分違って花を見ると線が細いと感じさせます、そしてボケても背景がわかるNikon的な様子^^...でもやはり柔らかですよね。
そして公園の樹の下でまどろんでいたにゃんこがCobbyを見て驚き慌てて木の上に登ってしまったのを収めたカットも良いですね...
(f/2, 1/400, ISO400, -0.3EV)
これはこれでにゃんこのリアリティもあっていい感じなんですが、少し明るめに露出補正をかけると...
(f/2, 1/40, ISO400, +0.7EV)
メタセコイアの葉の緑も爽やかさを増してにゃんこの可愛さがアップしますよね...ムードが随分と変わります。
同じように爽やかなのが、きれいな紅葉が始まったハナミズキもとてもいい色味です...
(f/2, 1/250, ISO400, -0.3EV)
多少の立体感はアングルがアングルなので感じさせますが、臨場感の方は「惜しい」かなあ~でも開放なのでこれだけでは判断が微妙です^^;)。
一方Cobbyの方は...
(f/4, 1/160, ISO400, -0.3EV)
臨場感期待のf/4です(笑)。
やはり立体感はOKなんですがねえ...ちゃんと地面に下ろして撮れば良かったと反省です(笑)。次回試してみましょうね^^。
(f/2, 1/125, ISO200, +0.7EV)
このレンズほんとにボケが素直です、ほとんど暴れないし前述したとおりNikonらしいボケても何があるかわかるボケ方で上の写真も背景はけっこう距離があるんですがこれですものねえ...同じレンズ構成ながらF2仲間のNikkor-O・C Auto 35mm F2と随分違います、良い意味で裏切られました(笑)。
しばらくはD700にて使い込んでからα7IIIそしてX-T2の写りを見てみることにしましょう。
2019年11月 江川流域にて
(D700 + Ai Nikkor 35mm F2S)
「Ai Nikkor 35mm F2S」をα7IVの前にまず… 2023.05.16
Velviaの天使の梯子が素敵!「Ai Nikkor 3… 2022.10.24
「Ai Nikkor 35mm F2S」を1,200万画素機の… 2021.10.22
PR
Category
Keyword Search