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最近テレビのCMで「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」のイントロが流れてきて改めてロックは最初の5秒が勝負だと思った。CMは大概15秒、その中で最大の効果を発揮するのはやっぱり音楽だ。ロック世代に育ったプロデューサが増えてきたせいもあってとにかく洋楽ものの音楽がブラウン管を通して当たり前のように流れるようになった。誰もが知っているストーンズ。書きながら「STRIPPED」を聴いているのだけどなんかとってもほっとする。R&Bは永遠のリズムであると確信する。ロバート・ジョンソンの「ラブ・イン・バェイン」をアコースティクギターで演奏するキースは音楽の領域においておいらのハートを暖かくさせてくれる。ブルースハープの音色もびりびり感じさせてくれる。「スイート・ヴァージニア」カントリーナンバー。まるでニッティ・グリッテイーの雰囲気で始まるブルースハープの音色は広い牧場の片隅で椅子に座って静かにギグをやっている風景を想像させてしまう。「リトル・ベイビー」はウィリー・ディクソンが書きハウリン・ウルフが歌った名曲。コレに身体が揺れなかったら音楽を聴くのを止めたほうが言いというナンバーだ。ハウリン・ウルフの巨体から繰り出される声のイメージが強いが、ミックの枯れた雰囲気も「にやり」とさせるほど色気を感じさせる。本来のアルバムならコレで終わりなのだけどラストに「ブラック・リムジン」がボーナス・トラックとして入っている。まあコレはなくても良かったのではと思うのだけど、ストーンズのオリジナルナンバー。ラストに入る電気を通したブルースハープがぐっとくる。ストーンズがいよいよ来日する。やっぱり何かを期待させるバンド、それがストーンズだ。思い起こせば最初に聴いた曲が「サティスファクション」この曲も5秒でおいらを悩殺した曲だった。ビートルズと重なり合うようにヒット曲を連発しながディランの「ライク・ア・ローリングストーン」をR&Bを原点としてここまでやってきた。「どんな気持ちがする?」この曲が語りかける。「死ぬまで革のジーンズをはいたじじいで街を歩くよ」そうおいらは問いに答える。「ちくしょう、やっぱストーンズはかっこいいや!」「色気と毒気を教えてくれたのがストーンズさ」
2006.01.15
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前からずっと欲しかったBBCセッションズアルバム。インタビュー形式のアルバム。8.列車時刻、ハープ演奏、やっぱ気持ち良い。全体的に曲が短い。ほんま短いなあ。近所にギターの達人さんがいて聞いた話だけど当時のクラプトンが使っていたギターの材質はもう無くてああいった音は今だせないんだそうだ。おいらは専門家じゃないのでその辺のところはさっぱりわからない。音が古臭い感じもするけどこれがクリームの音なんだね。楽天でこのアルバム探したのだけど無かった。何で取り寄せないのだろう?アルバムの中でこれが一番好きかも。クリームの醍醐味が一番表現されているアルバムだと思う。「悪い星の下に」はどっちにも入っている。8.列車時刻はこちらのアルバムの方がはるかに長い。昨年突然の再結成で心が震えた。これはその時のアルバム。みんなおじさんになったね。昔のクリームを期待して聴くと裏切られるからね。それでも何かを期待して買っちゃったんだね。なんてんだろう。ブルースの曲一杯やってるのだけどP0Psにも聞こえるんだね。おそらく緊張感みたいなものがなくなっちゃったからな。でもまあ、1回こっきりの再結成のライブだから聴く価値はあると思う。かさねて昔のクリームを期待しないでP0Psとして聴いてね。
2006.01.14
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こんなアルバムなんて楽天には無いだろうと思って調べたらあったんだね。びっくり。知っている人しか知らないブリティシュ・ロックの異彩バンド。ある人は重鎮なんて呼んでるかも。イアン・アンダーソンのフルートがやっぱ印象的。40分も延々と一つの曲をやってるんだよ。それなのに飽きない。「ジェラルドの汚れ無き世界」詩はなかなか天邪鬼的で面白い。8歳の少年が書いた詩を元にして作られたという事らしいがだとしたらありえねって感じの詩。のっけから「これを終わりまで聞かなくていいって言ってんだもんな」72年発表の5thアルバムで、初の全米1位を記録した。1位になったと言う事は大勢の人が支持したって事。そういう面ではやっぱりこの当時のロックの許容量ってすごいと思う。昨日のグランド・ファンクとは対照的な曲作りであることは間違いない。正直はまる人ははまるよ、このアルバム。次から次へとメロディが変化していくようなアルバム。
2006.01.13
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音楽はライブに勝るものはない。おいらはグランド・ファンク見たさに東京さやってきた。そして時々無性に聞きたくなるのがこのライブアルバム。これはみんなが知っているライブアルバム。 これだけではつまらないのでこんなライブアルバムもある。これは未発表の音源ライブ。上半身裸になるマーク・ファーナーがいる。どっちのアルバムもかっこいい。どっちも汗書いていて、一生懸命さがとっても伝わる。そしてこちらが原点となったアルバム。「インサイド・ルッキング・アウト」この曲に打ちのめされた人は多いのではないかと思う。後楽園でのライブは見ることが出来なかったけど武道館で見ることが出来た。中野サンプラザでも再結成した3人組で見ることが出来た。2枚のライブアルバムを聴くたびひたむきなロックって「いいなぁ」といっつも思ってしまう。1971年って結構ロックが面白い年だったのだと改めて思う。
2006.01.12
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昨日の流れからしてケニー・ロギンスを書くのが自然かなと言う感じで書いている。バッファロー・スピリングフィールドからやってきたメツシーナとセカンド・ヘルピング・ゲイター・クリークからやってきたケニー・ロギンス。彼らの経歴を書くのが目的でないので二人が作った「シッティ・イン」について書いてみる。一言でいえば仲がよかったんだなと言う感じのアルバム。実にバランスが素晴らしい。ケニーの作った「プー横丁の家」もこのアルバムには入っている。ケニーを有名にしたのは「フットルース」「デンジャー・ゾーン」だけどおいらはやっぱりこの当時のアルバムが楽しくて好きだ。ソングライターとしての才能があったのだろう。フリート・ウッド・マックやドウビー・ブラザーズ関連性も深い曲も書いていてポップスと言う面ではとってもヒットした曲がある。ニッティが取り上げた曲にケニーの作品が確か4曲ほどある。髭がなかなか男前でかっこいいルックスしているので女性に持てたんだろうなと言うやっかみもあるのだけどウエスト・コーストソングライターとしてジャクソン・ブラウンやランディ・ニューマンとともにはずせない人である。これはケニーの過去から現在までのヒット曲を含めたアルバムである。
2006.01.11
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どうしても紹介したいバントがニッティー・グリッティー・ダート・バンドである。テレビのCMでミスター・ボージャングルズと言う曲が流れてきた事が以前あるのでご存知の方もいらっしやるだろう。しかしほとんどレアなバンドと言った方がいいかも知れない。キャリアは凄く長いのになぁ・・・なぜなら楽天のCD欄で調べたら検索見当たらずになっていたからだ。どうしてこんなに素晴らしいバンドのCDがないのだろう。それともおいらがレアなのか?いずれにしても是非そろえて欲しいものである。まあ何故このバンドを紹介したくなったのか?理由は簡単である。『アンクル・チャーリーと愛犬テディ』と言うワンチャンに関連したアルバムだからである。そしてこのアルバムはおっとろしく切れのいいアルバムである。コンセプトアルバムとしてこれほど見事なアルバムはそんなにないと思う。ちなみになんとかかんとか見つけたのがこれである。これはテレビのCMソングである。かろうじて10.ニッティー・グリッティー・ダート・バンド/ミスター・ボージャングル(日産「セレナ」CMソング)として入ってました。デビュー前のジャクソン・ブラウンが一時在籍していた事もあり、その点がクローズアップされた事もあるがやはり音楽は中身である。中身がよくなければ(個人の主観は重要ではあるが)大金出して買っても服と一緒で長く着る事が出来ない。その点でこのアルバムはカントリーあり、ジャグありロックン・ロールありケイジャンありブルースありと実に様々なジャンルの音楽を見事に飲み込んでいる。まさに稀有としかいいようがない。そして長く聴き続けることの出来るアルバムである。断言してもいい。カントリーが大好きな人にとっても最高のアルバムである。それなのにどうして楽天様にこのアルバムがないのか不思議でならない。(批判めいているけど、要するにもっと売れ線だけでなく、ほんとに欲しいものをもっとたくさん揃えて欲しいと言う要望である)ブルースにしても然り。ブルースはマディだけがブルースではないのである。まあ、ないものねだりしても仕方ないので今日は一番書きたかったバンドを聴きまくった。ちなみに悔しいけどヤフーにはありました。それとニッキー・ホプキンス。これも調べたけどなかった。おそらくブログを通していろんなCDを用意する努力をされている事と思うのでお願いします。アフィリエイトという行為をやってみて気がついたので是非、是非お願いしますだ。品数を増やしてくださいませ。特にブルース!です。ちなみにこんなアルバムです。おいら傑作という言葉はあんまし使いたくないけどこのアルバムはまさに傑作です。書いたあと幻泉館 主人様(楽天仲間でございます)様からThe Nitty Gritty Dirt Bandとやったらもっとでると教えていただきました。どうも英語で調べて見ると言う発想はなかっですぅ。確かにでたのですが143円?こりはなんですかぁ・・お時間があればショッピング欄の検索で見てみてください。結構面白い現象が見られます。
2006.01.10
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XAリーディング64の竿おろしは鯛ではなくキスになっちゃたけどもう一本出して当たりを待つ。水深が深いので誘うと言うより当たりを待つと言った方が正解。初めて使ったけどこの竿は当たりが出やすいね。軽くて魚の引きを吸収してくれるので面白い。やはり竿は最新の物を使わなくてはいけないね。しみじみそう思った。またしても船長より「当たってる」の声でスピニングリールの方の竿を巻く。どうやらもう一本出している途中で当たったみたいだ。「クンクン」と言う独特の当たり。ショウサイフグのような竿にガンガンくる当たりではないけどなんか小気味いい。ようやく初ゲット。時間にして午前8:00。長かった。朝は水温が下がっていたのか食いが渋かったけど午後から徐々に復活。いいときは交代で竿を巻き上げ3連チャンもあったぞ。 キスは入れ食いとは到底いかなかったけど今年は型がいい。8割が20センチ程度の大きさ。ワカサギクラスはいない。時々針も2本とも飲み込んでいる。結構意地汚いのがキスの習性なのかね。船長が食いが落ちるとすぐ場所移動してくれる。しかしどういうわけか今回は根掛かりで何本も仕掛けを喪失してしまった。時折ホウボウも食ってくる。烏帽子周辺ではイイダコとカワハギも釣れた。トラギスも20センチ級と型がいい。まあいろいろな魚種が釣れたね。キス25、トラギス12、ホウボウ8、メゴチ5、カワハギ1まあこんな釣果。おいらの釣っている周りで鯛狙いの船もいた。どういう根になっているのかわからないけどとにかく今日はホウボウがたくさん釣れた。ホウボウって魚は羽を持ってるみたいに綺麗だね。沖上がりが午後2:30。結構長くやってくれた。帰り道寒川神社方面で帰った混んじゃってたね。失敗。今年は参拝客が例年に較べて多いんだってね。車の中ピンク・レディの「キス・イン・ザ・ダーク」とスティーヴ・ヴァイの「3:The Attitude Song」聴きながらみかんを食べ家路に帰ったのであった。ピンクレディの「キス・イン・ザ・ダーク」はアメリカに勝負かけた曲だったね。キス釣ったのでこの曲かけたのさ。ちょっとミエミエだったかな。当時はピンクミニがなんか売ろうかなって精神強すぎて、やだったけど今は大好き。ミニこそ世界(自分の周りを)を明るくする。ヴァイではこの「3:The Attitude Song」がとにかく好きじゃ。ギターの切れが半端じゃないぞ。昨日の夜は改めてこの曲の凄さに感激してエレクトーンのレッスン室でフルボリュームにて10回ほど聴いた。メロディはそんなにたいした事ないけどギターのテクはほんとびっくりする。時々ギターが人間の声みたいにしゃべってるもんな。新宿厚生年金会館で初めてライブ聴いたときジェフ・ベックの若いときみたいに上半身裸でギター 弾いていたもんなぁ。ロックのキーワードは上半身裸。マーク・ファーナーも上半身裸のライブかっこよかったもんな。
2006.01.09
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釣りに行こうと目覚ましかけていたらなんと朝の5:00になりやんの。どうも時間を1時間遅い状態でタイマーかけていたみたいだ。あせあせしながら仕度して脱兎の如く家をでる。しっかし、まあ、とにかく車に乗ったらこっちのもの。車に乗りさえすれば布団の誘惑から完全開放なのだ。車で山口百恵が歌った井上陽水作曲の「クレイジイ・ラブ」を聴く。この頃の百恵は全盛期だね。やっぱ声がぶっとく、ドスがきいていていいね。声の伸びも申し分なし。おいらR&B調の「クレイジイ・ラブ」が大好きなんだ。このアルバムってバックの演奏がニューバージョンなんだよ。結構しゃれてるよ。おいら気に入っている。多分70回は聴いているね。何回聴いても厭きのこないアルバムだと思う。百恵の歌と曲ははいいね。「ディス・イズ・マイ・トライアル」なんてなんか涙腺が緩んでくるもんね。こっちがオリジナル版の「クレイジイ・ラブ」このアルバムはおいらの中では最高傑作かな。声がとにかく素晴らしい。かみ締めるように歌っている。茅ヶ崎に着いたのが6:45分。「やっべーえ」初釣りはキスと決めているので迷わずおだか丸に乗った。重役出勤だったので仕掛けもままならず最初から他の人様と比べ大幅に出遅れる。「水深40メートル」との船長の掛け声。「え?40?深いじゃん」スピニングリールにまくPE2号、そんなに巻いてないので海底に届くまでに糸がなくなってしまった。「あかんぜよ」キスは釣れんぜよ。もったもったしている間に他の人は何匹か顔を見たみたいだ。(´Д`;)汗・・・なんとかかんとか4号の水中糸でPEをつなげ、20号の重りを投入。「やれやれだぜ」水深が深いので置き竿状態。・・・しっかし当たりが渋いんでやんの。「前の人当たってるよ」船長の掛け声。なんのこたあない。おいらの竿だった。最初に釣ったのは23cm程度のメゴチ!・・ああ、あ。さておいらはこれからキスが釣れるんだろうか?ちなみに昨年の初釣りのキスは92匹。こりゃあ暗雲垂れ込めてるぞ。・・・・つづく
2006.01.08
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スリー・ドッグ・ナイトを聴いていた頃は鳥取に住んでいて、高校生だった。他人の曲を演奏し、歌っているのだけど選曲があまりにも素晴らしいこのバンドをいつか聴きに行きたいと当時思っていた。当時おいらには初恋の人がいてあろうことかその人は郷ひろみが好きだった。うん。郷ひろみは東京に住んでいて「サインをもらいに行こう」初恋の人に渡したい。動機はとっても不純だったけど東京の大学に行って・・・サインはもらえなかったけど、スリー・ドッグ・ナイトは武道館のライブを見て当時の夢は果たした。郷ひろみがこんなにかっこよくなるなんて当時誰が想像したろうか。スリー・ドッグ・ナイトの選曲にランディ・ニューマンの「ママ・トールド・ミー」って言う曲があっておいらは何故かこの旋律に惹かれた。ブルースを中心に聴くようになるずっと以前のお話である。ランディ・ニューマンのするめを食べるかのような旋律は抵抗感と憧憬を引き出してくれ、いつしかひそかなファンになっていった。ひそかなというのは、当時彼の名前を出しても誰も知らなかったし、ネットもない時代だったので話す相手がいなかったというのが本音のところ。初めて購入したアルバムが「ライブ」「ママ・トールド・ミー」と「オールド・ケンタッキー・ホーム」が入ったアルバムだった。ピアノを弾きながら地味に歌っているアルバムだった。曲の時間はとっても短くあっと間に終わってしまうようなアルバムだった。ランディが知られるようになったのは「小さな犯罪者」の頃だろう。「ショート・ピープル」がヒットし人種差別と話題にもなったアルバムである。このアルバムはイーグルスや、JDサウザーも参加して結構話題を集めた。ランディはグラサンをかけていて、頭はカーリーで独特の雰囲気をたたえていた。寡作で知られるランディだが一番よく聴いてたアルバムが「セイル・アウエイ」である。ライ・クーダーともやっているアルバムである。とにかくよく聴いたね。ニルソンがランデイに惚れ込み「ニルソン・シングス・ニユーマン」と言うアルバムを出したのもこの頃であろうか。そして現在。現在進行形でスリー・ドッグ・ナイトの「ママ・トールド・ミー」を聴いている。なんと言うのだろうか。引き込む圧力というのだろうか、見事としか言いようのないアレンジ。ランディ・ニューマンも初恋の人も別の世界に生きている人だけど心は思い出と音楽を通してつながっている。音楽は時間の過去と現在を瞬間につなげる遊び玉のようなものを持っている。
2006.01.07
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最新アルバム:All that i amを聴きながら、ウッド・ストックでのサンタナの勇士を思いだした。後で教えてもらってわかったのだけど。あの時のライブではかなりのドラッグを服用しての演奏だったとの事。泥まみれで遊ぶ観客のシーンから「ソウル・サクリファイス」が流れるシーンは鳥肌が立ったもんだ。もともとこの人はブルースを最初にやっていた。メジャーとしてデビューする頃の音源を聴くとそれがよくわかる。エルモア・ジェイムスのやっていた曲などを演奏するサンタナもいい。「ハバナ・ムーン」アルバムを聴くとボー・ディドリーの曲などをやっていて「やっぱこの人の根っこはブルースなんだな」と感じざせる。高校の頃友達が「これ、いいよ」って持ってきてくれたアルバムがライオン「ガオー」のこのアルバム。このアルバム聴いたときはツェペリンのファースト同様ぶっとんだね。ビートルズの「アビ-・ロード」とは又違うラテンロックと言う新しいジャンルのロックを持ち込んだ点にぶっ飛んだったんだね。それから、銀座のクラブの女の子を誘って日本武道館のライブに行ったりしてこのアルバムの有名曲を何回聴いた事か。まあ、この曲がサンタナのオリジナルではなくフリート・ウッド・マックのピーター・グリーンって言う人が書いたんだってのは随分後になって知ったんだけどね。ラテンの音楽ってのはなんか心の奥にある爆発願望みたいなものを引き出すんだね。これは日本の文化にはないと思うんだけど、惹かれちゃう。サンタナのバックには必ずパーカッションがいてこれが火を付けちゃうんだね。All that i amのアルバムについてプレイボーイって言う雑誌でもサンタナ言ってたけど「金儲けだけのためにやっているんではない」それはなんとなく別次元での話だけどなんとなくわかる。サンタナが集めるのか、サンタナの回りによってくるのかわからないけど、とにかく現在進行形で活躍しているミュージッシャンが集まってガチャガチャって寄り集まって作ったのがこのアルバム。アルバムの良し悪しってのは最初の1曲目派なんだけど、その点All that i amはスカ!とした演奏をしてくれる。サンタナがジミー・ヘンドリックスと「バンド・オブ・ジプシー」を結成していたバディ・マイルスとやったりスライ&フアミリー・ストーンズのグレッグ・エリコと一緒にやったりした時がコラボの始まりだったと思うのだけど、この手法はマイルス・ディビイスとよく似ており、聴くものを厭きさせないんだね。All that i amではジョシ・ストーンとやったりもしていてにくいね。そして昨日も書いたけどロバート・ランドルフ。まさに現在進行形で大好きな人達とのコラボ。曲調で好みは分かれると思うけど、サンタナは音楽を信じている。ブルースは悪魔の音楽とか言われて始まったんだけどやっぱり人を信じている。喜怒哀楽を感じさせる音楽。ロックは腑抜けになったと感じさせる昨今なんだけどおいらヒップ・ホップ路線よりブルースから始まったロックが大好きなのさ。その点でサンタナは信じていいと思う。
2006.01.04
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田舎に帰省しなかったので余った金で何ぞうまいもんでも食べようと昨日の夜は昭島の昭和館、フォレスト・インにて一人4,500円の食べ放題コースに家族で行ってきた。おいらはまず冷酒を頼み、約1時間30分の時間配分をうまく使って食いまくろうとちびり、ちびりオードブルからメインディシュまで皿に盛って食べるビーストと化す。メインディシュは勿論ローストビーフ。スーパーで売っている冷えたビーフじゃあ勿論ない。ほんのり暖かくて甘い味のするローストビーフ。延々と食べ放題選手権の城田のように食べ続けたね。でも洋食メインだったためか、すぐお腹が膨らむんだね。会場が、満員だったのでにぎやかな声があちこちから聞こえる食卓。中にはワインだビールだと次から次へと頼む大家族もいたね。料理はそんなにくわね-の。上品な食べ方なのだけどおいらには異次元の人達に見えたね。おいらは勿論がつがつ。この一戦に賭けるという心境。食べ続けて、そう、でもね、1時間位が限界だね。味はどれもうまいんだけど、そんなに食べられるもんじやない。それでもローストビーフは3皿食べたけどね。食べ放題やってるとかつて学生時代ギョーザ100個食べたら「ただ」と言う忌まわしい過去を思い出しちまった。当時は金もねーのに無謀な挑戦(スタート前は勿論そんな事思ってもいなかったんだけどね)をして55個位で、もうギョーザを見るのも嫌と言う状況に陥ってしかも余ったギョーザをその次の日も食べたと言う思い出。何で忌まわしいかって言うとそれからしばらく金欠で干しサバばっか食べてた思いでがあるからさ。ひとしきり食べた帰り道、車の中で風味堂を聴いた。息子から教えてもらったんだけど最初は面白い名前だねと言う印象しかなかった。曲はジャズのバックボーンを持ったバンドという感じ。トリオでやっていてピアノが全面に出たアルバム。超ご機嫌なフィーリング。今風な曲もあるんだけど結構おいらのような年代にも受ける曲なんだね。これが。リードギターつうか、ギターそのものがベースしかなくてこれも又なんか新鮮な感じがするんだね。08. 真夏のエクスタシー。吹奏楽器のペットが入ってて、なかなかご機嫌なナンバーなんだよね。最近のバンドだとオレンジレンジなんかの方が有名なんだけど、おいらは断然風味堂派だね。ピアノがとにかくうまい。普通じやないうまさ。どうもおいらポップスにジャズがまぶされている楽曲ってのに心を動かされるみたいだ。勿論ドラムもベースもいけてるよ。今日はヴィレッジ・ヴァンガードに言って本の物色。結局この店を作った社長菊地敬一の「ヴィレッジ・ヴァンガードで休日を」を買ってしばしスターバックスで読書。昨日かあちゃんが夜遅くまでテレビつけていたせいかどうも寝不足。かあちゃんは「あほなこといいなさんな。すぐ消したんだよ」と否定するけど眠いんだもん。この店は日本の本屋の風景を変えたという意味で重要だね。本の内容ははわがままで好き勝手にやっていていいね。帰り道は車の中でサンタナの最新アルバムを聴いた。あーあー、また売れるアルバム作っちゃったなって感じ。ラテンの風味は残っているしゲストが超素晴らしい。おいらはロバート・ランドルフが参加しているのが嬉しかったね。デビューから40年経っても才能が腐んない。サンタナってやっぱ最高だ。まあ、そんなこんなで家に帰ると駅伝のクライマックスやっていた。アニーはねんこ。息子は「俺の塩」を食っていた。
2006.01.03
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美空ひばりの東京ドームライブ公演「不死鳥」聴いているのだけどやっぱおいら「人生一路」たまんなく好きなんだ。ドスが効いていて声もいろんな所からどうしてあんな声出せるちゅうくらい虹のように色鮮やかでうーーーむ、やっぱ不世出の歌手だ。美空ひばりは演歌歌手のようなくくりがあるけどそれは違うね。ジャズ、シャンソン、祭り歌、ポップスいろんなジャンル歌ってるもんね。その中でも特別なのが「人生一路」どうしようもない弟が作った最高級の歌。とにかくこの曲を聴くと元気が出る。ひばりの歌ってとにかく元気が出るんだね。ひばりを聴くに従ってちあきなおみから山口百恵に繋がっていく歌の絵巻を感じる。そのキーワードはドスだ。そして声の太さ。この3人の歌手はいずれも声の太さがずば抜けている。「明日にかけよう 人生一路 花は苦労の 風に咲け」うーん、しびれるねぇ
2005.12.15
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聞き飽きないアルバムとしておいらは時々ウッド・ストックのジミヘンのライブアルバムを聴くことにしている。何回聴いてもこのアルバムは凄いの一言に尽きる。この時のジミヘンは大観衆の中にあってギターと喋っている。大勢の人に対して語っているようでもあり、自分とだけ自問しているようにも聞こえてくる。特にヴードゥ・チャイル~パープル・ヘイズにいたる一連の流れにはただ、ただ唸るしかない。ギターアルバムとして是ほどエモーショナルで刺激的なアルバムもないと思う。まさに溢れんばかりのエレクトリックギターの洪水だ。いろいろ好きなギタリストがいるのだけど最後誰が一番好きかといえばやはりジミヘンに戻ってしまう。アメリカ国家をこれほど刺激的に演奏した人はいなかったし現在もいない。今純粋に音だけを楽しんでいるのだけど映像が浮かんでくるのだからやはり凄い。この人のギターの音色って例えばマッターホルン征服した後直滑降ですべる落ちてくるような危険性がある。そしてロックにしびれるのもそういう危険性あるゆえだ。おいらゴスペルも大好きなのだけどロックが本来持っている危険性も大好きなのだ。
2005.11.19
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ブルースの世界ではギターがやっぱり王様のようにジャズの世界では異論反論あろうがやっぱりサックスが王様!と思っている。「スィング・ガールズ」の影響で樹里ちゃんの硬質なサックスの音色を映画の世界で聴いた人も多いいと思うけど、そう今日はハンク・モブレーなのである。ハンクは日本では物凄く人気が高い。思うにコルトレーン派とかソニー・ロリンズ派という人もいるがモブレー派と言うのはとんと聞いたためしがない。でも人気が高いのはサックスからメロディが溢れているからじやないかと思う。そして共演者。この顔ぶれが達人ばっかなのでモブレーのサックスが更に引き立つのではないのかと思う。改めて「1568」「ソウル・ステーション」「ロール・コール」と言うアルバムを聴いているのだけどまあ要するにメロディがある人なんだね。どの曲を聴いてもトーンがやわらかく最近のジョシア・レッドマンのようにサックス吹いてるのにアルト?って感じの吹き方ではなく「これぞサックス」と言う音をびんびんに出してくれる人なのである。1960年の「ソウル・ステーション」はピアノがウィントン・ケリー、ベースがポール・チエンバース、ドラムがアート・ブレイキー。おいらはワンホーンアルバム大好きなのでサックスが前面に出てメロディを吹いてくれると自然と首が振れてくるのである。しかしまあそれにしてもこのアルバムでのアート・ブレイキーのドラムは素晴らしいなぁ。ジャズってやっぱドラムがしっかりしていないとつまんないね。「スピリット・フィーリングズ」のブレイキーのソロは完璧だね。勿論ウィントン・ケリーのピアノも鍵盤の上をはねているよ。ポール・チェンバースはベースの達人の域いってるね。ジャズはやっぱりのれなきゃつまんないね。難しく演奏するんではなく勢いでブワーと突進するっての野球のボールで言えば直球勝負って感じで真っ向からストレート狙いどうだ俺の球打てるか!そんなのりのほうがジャズ本来の楽しさを伝えてくれる気がする。その意味でハード・パップは今でも通用すると思うよ。天目太郎さんも「1568」のアルバムで書いているので是非ご覧になってください。こちらは希少価値のLP版の「1568」版が少ないんで恐ろしく高いんだね。天目太郎さんの日記
2005.10.21
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朝からジョー・ヘンダーソンの「ラッシュ・ライフ」聴いているんだけど2曲目の「ジョニー・カム・レイトリー」がいい。おいらはジャズを聴くキ-ワードは単純でブルースかスィングフィーリングが入っていれば最高!って一人なんなのでこう言った曲はご機嫌なのだ。このアルバムは1991年、ヴァーヴで制作されたアルバムなんだけど「サイドワンダー」のバックでテナーサックスをスィングしたジョー・ヘンダーソンをメインとして若手が乗りまくってるアルバム。特にウィントン・マルサリス。この人リーダーアルバム出すとなぜかスィングしなくなっちゃうんだけど脇でやるとペットが光輝くんだね。ジャズに理屈はいらないよ。乗れるか乗れないか、それだけだもん。間違いなくこの曲でのウィントンは乗れるよ。そしてベース。大好きなクリスチャン・マクブライトベースが燃え盛っている感じたね。ソロでやる箇所があるんだけど首が振れるよ。ポール・チェンバースの後継者って言う人もいるけどマクブライトはマクブライトだね。とにかく歯切れがいいんだね。ピアノはスティファン・スコットこの人もいいねぇ。やはりソロの場面では鍵盤からメロデイがほとばしり出てくるね。トミ・フラの鍵盤も凄いけどスコットの鍵盤は若さが爆発してるって感じた。そして、そしてジャズの中でリズムをになうドラムドラムがグレゴリー・ハッチンソンもうしびれるね。正確無比なドラミング。疾走するビート。がんがんやってるんだけど少しもうるさくないんだね。ジャズのドラムってフィリーやエルヴィンの時もそうだけど緩急のつけ方がうまくってばったばった聴くものを虜にさせちゃうんだね。このアルバムはソロ、デュエット、トリオ・クインテットとジョー・ヘンダーソンの持てる力を発揮したアルバムで充実感たっぷりだね。そしてジョーと言えばやっぱりはずせないのが「A列車でいこう」ドラマーのハッチャーソンとデュエットでやっているんだけどどことなくコルトレーンを感じさせるサックスなんだね。ジョーは死んじゃたけどアルバムは残る。音楽って本当に素晴らしいねぇ。一瞬で聴くものの魂をわしづかみにするんだもん。さてと息子が修学旅行で長崎から帰ってきた。恒例の築地で寿司三昧としゃれこむか。TBSを買収出来るほどの金はないけどおいら大好きな寿司が食べられれば幸せな気分になれるのさ。
2005.10.15
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タバコを吸わなくなって10年以上の歳月が流れたけど音楽の「煙が目にしみる」はいい曲だな。エディ・ヒギンズとスコット、ハミルトンのピアノとテナー・サックスちょっとコマーシャルリズムの感もあるけど良い感じだ。今日もレッスン室で書いているのだけどここは集中できる。好きな音楽聴きながらボーとしているのは最高の贅沢だと思う。それにしてもスコット・ハミルトンのテナーは実にテナーって感じの音を出してくれる。ジョシア・レッドマンなんかを聴くとテナーなのにアルト?なんて感じがしてしまうのだけどやっぱテナーはちょっと苦みばしった音の方が好きかも知れない。昨日久しぶりにコルトレーン聴いたのだけどスピードはめっちゃ早いのだけどエモーショナルが今ひとつだったので・・なおさら「イッツ・ア・ロンサム・オールド・タウン」なんてしびれるようなブルーノートが入った曲を聴くといい感じになってしまうのかも知れない。レッスン室にはグランドピアノが置いてあって誰でも鍵盤を叩けば音が出るんだけど、誰もエディ・ヒギンズのようには弾けない。あったりまえだよね。最近のジャズピアニスト、好きな人が多いんだけど今気に入っているのがマーカス・ロバーツ。スタンダードとブルースやっているからだと思うけど実に聴きやすい。特にエルヴィンがドラムに入ると曲が生き生きとしてくる。ドラム恐るべし。さて突然話は変わって最後はやっぱきのこで締めくくろう。性懲りもなく今日もきのこ鍋。今日はイグチ系をどっさり入れての鍋。あったまるね。きのこと生活する毎日。さすがに息子もきのこ料理は飽きてきた感がある。今週の土曜日も富士山入るよ。重ねて同行希望の方は歓迎します。
2005.09.28
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荒々しくてメロディアスで官能的なギターの音を時々聴きたくなる。今日は一日ウォークマンでサンタナのフィルモアのライブ68年を聴いていた。何度聴いても「JINGO」は鳥肌が立つ。パーカッションとシンセの狂おしいまでのリズムの洪水。ラテンの音楽がこれほど官能的に聞こえるリズムもない。「哀愁のヨーロッパ」も悪くないがどうもおいらはこっち系の音は苦手。荒々しく獰猛な野獣のように弾きまくるこの頃のサンタナがとにかく好きだ。「JINGO」はその欲求を満たしてくれる曲。特にこの時のライブはすっばらしい。音程が外れようが弾きまくっている。ロックに突き動かされた衝動を裏切らない。久しぶりに聴いたけどサンタナの初期ってやっぱいいな。
2005.09.22
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調子にのって今日もジャズについて書くぞーへっへいわゆる「胸が締め付けられる」と言う言葉がある。勿論だからといって死ぬわけではない。おいらはジャズの楽器は全て好きなのだけど主役という部分においてテナー・サックスに勝る楽器はないと思っている。いわゆるブルースで言うところのギターと一緒だ。テナー・サックス奏者は一杯好きな人がいる。レスター・ヤング、コールマン・ホーキンス等々。あえてソニーとかジョンとか名前の付く人は出さないよ。でもってスタン・ゲッツ。この人は、かの村上春樹さんもよく書いているけど、なんか彼のアドリブを聴くと「胸が締め付けられる」とにかくメロディとアドリブが最高に心に訴えかけてくれる。ヘロインとアルコールに蝕まれた人生(あった事ないから本で読んだ知識なだけなのだけど)で安定した日々が少なかったというのに何故かくも心に響くのか?普通の生活をしていたら音楽は人の心を打たないのか?そんな逆説さえ感じさせてくれる哀愁を漂わせたテナーのメロディをつむぎ出してくれるのがゲッツなのだ。彼のラストレコーディングとなったライブアルバム「ピーブル・タイム」を初めて聴いた。ピアノのケニ-・パロンと二人だけでやっているアルバムだ。「イースト・オブ・ザ・サン、ウェスト・オブ・ザ・サン」互いがソロで9:29秒という時間を見事なまでのアドリブとメロディで持って演奏している。ゲッツは肝臓癌で身体を蝕まれていて決して体調がいいはずではないのだけど、音楽は美しいのだ。音楽を文章であらわすのは難しい。難しいのでどんな美辞麗句で表そうと聴く事に勝る素晴らしさはないと思っている。しかし書かずにはいられない。その欲求は音楽が好きな人ならジャンルを越えて共通の認識だと思う。ただそれを文章で試みるか、見ないかそれだけだと思う。松田優作の時でも書いたけどおいらは普通でないものがすきなのかも知れない。ただしおいらの生活は普通だよ。ないものねだりを求めているのは間違いない。音楽を聴いて何かが変わるとは政治の世界のようには思わないけど、豊かな気持ちになれる。それで充分だと思う。「ジャズっていいなあ」って思うときはどんな時?自分に自答してみる。「やっぱブル-スフィ-リングとスィング感に満ち溢れている演奏に出会ったときだな」これは間違いなく素直な気持ちだ。デクスター・ゴードンにしてもジェリー・マリガンにしてもサックスがいいなあと感じる時は決まってブル-スフィ-リングとスィング感に満ち溢れている演奏に出会ったときなのだ。スタン・ゲッツ。ラリアートのハンセンではないけど聴くたびにいい気持ちにさせてくれるジャズメン。(ハンセンだったら失神しちまうなぁ)このアルパムではないけど「ディア・オールド・ストックホルム」バド・パウエルの演奏と同じくらいおいらゲッツがやるテナー・サックスの音にしびれてしまうのだ。ゲッツは死ぬまで人にこびなかった人生を送った人なのかも知れない。悪く言えば頑固な人生だった。だからこそ辛口な部分も含めておいらはゲッツがすきなのかも知れない。彼のラストとなった曲「ソウル・アイズ」魂の目象徴的な曲で締められたのも偶然ではないのかも知れない。
2005.08.30
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標記のジャズメンを知っている人はすくないと思う。でも『ポーギーとベス』の中で使われた『サマータイム』を知らない人は少ないと思う。ジャズでこの曲を1939年ギターのテディ・バンと演奏してブルーノートで最初にヒットしたのがこの曲なんだ。特にこのソプラノサックス奏者を意識的に取り上げるつもりはなかったけど時にいい雰囲気の『サマータイム』を演奏しているので書いてみたくなった。当時のジャズを聴くとブルーノートってわかりやすいんだね。「聖者の行進」とか「「ベイズン・ストリート・ブルース」とかやっていて後のルイ・アーム・ストロングに影響を与えた人だなってのがなんとなくわかる。『サマータイム』というと「ダンス天国」を歌ったウォーカー・ブラザーズの演奏も好きなんだけどシドニー・ペシェは当然の事ながらインスト。ちょっとウォーカー・ブラザーズはジャンルが違いすぎた感じもするけどまあいいか。『サマータイム』単純なコード進行なんだけどふくよかな味がある。録音の音は当然の事ながら良いとは言えない。しかし実にエモ-ショナルだ。アイク・ケベックがモンクとかバド・パウエルとかタッド・ダメロンを紹介してブルーノートの象徴とも言えるモダン・ジャズが始ったのとは又違う切り口でスィングを基調としたジャズを発展させていったのがシドニー・ペシェ。後のルイ・アーム・ストロングがその世界を開花させたのだけどどちらが凄いかという事ではなく、素敵な音楽は時代を超えて感じさせてくれる。30~40年代の音楽に時々はまって聴いてしまうのはブルースでもそうなんだけどなんか根っこのようなものを肌で感じてみたいという本能かも知れない。
2005.08.29
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「アメリカン・フォーク・ブルース2」このDVDはおいらの宝物。そしてハウリン・ウルフを必ず見てしまう。かおはゴシラ。とにかくこえーー。歌もこええー。しかしハートが凄い。あの声、唸り。「シェイク・フォー・ミー」ヒューバート・サムリンのギターも凄いけどこの人の生の迫力に遭遇するたび「まけました」ってな気持ちにさせてくれる。この人の歌を聞いたのち白人のブルースマンの歌に触れると薄っぺらに見えてしまう。ブルースと言えば確かにマディの方がとっつきやすいけどどうして、どうしてハウリンに一度でも触れると「やけど」してもいいから聞きたくなってしまう。なんなんだろう。この緊張感。これほど歌に対して緊張を強いられる人も出会ったことがない。全身全霊ブルースの塊なんだ。この人はアルバムよりライブで真価を発揮する人だと感じる。アルバムでは伝わってこない強烈な歌心が伝わってくる。マディと仲が悪かったそうだけどなんかわかる。わかりやすく言えば商業的な歌い手とは対極をなす感じのブルースマンだ。
2005.08.24
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スポーツニッポンの新聞読んでいたらレスポールの事が出ていた。90歳になっていたんだね。記念CDが9/14日発売されるとの事。とにかく共演者が豪華だ。ブルースのスタンダードを中心とした構成になっているとの事。はずれかもわかんないけど購入してみようと思っている。ロックを語る上では絶対はずせない人、レス・ポール。ギブソン社が作りこのレス・ポールは世界のロック界を駈け抜けた。エレキの生みの親と言ってもいいくらいの人。ちょっと今日の地震ではないけど心が揺れたね。それと今日からNHKで「アアシュビッツ」が放映される。とても怖いけど見る。見なくてはいけないと思っている。人間の歴史でこれ以上の残虐性はない事件。
2005.08.16
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ブルース・ブラザーズの映画で刑務所から戻ってきた二人が電車が行き交う小うるさい部屋で最初に聞く歌がルイ・ジョーダンの「レット・ザ・グッド・タイム・ロール」後B・Bキングが熱唱するようになったけど最初の原型はこの人。聴けば聴くほど味が出る音楽ってこういうんだろうな。8回目あたりから俄然好きになっていった。特に「チュー・チュー・ブギ」は本当に無駄がない、楽しいアップテンポなジャンプ・ブルース。ルイはアルト・サックス奏者なんだけどある面チャーリー・パーカーと類似する部分を色濃く感じる。要するに歌心が一杯詰まっているんだ。とにかく楽しくてポップでわかりやすい。そしてここが重要なんだけどシンプルなだけでなくよーく聞き込むほど深い味わいを感じるさせてくれる。この点はルイ・アーム・ストロングと共通している点を感じる。「お客様を楽しませる」そして「暖かさ」を痛烈に感じさせてくれる。本物のエンターティメントって感じだ。1940年代の曲が多いけど古さを全く感じさせない。ブライアン・セッツアーノがよくブラスをバックにロックン・ロールのギター弾いているけど、源流はここにあるって感じだ。キャブ・キャロウェイもスリム・ゲイラートもロイ・ブラウンもジャンプ・ブルースやっている人達ってほんとに客を楽しませようというサービス精神があるからいいね。今日はどうしてもルイ・ジョーダンを取り上げたくなって書いたよ。音楽は楽しまなければつまらない。ほんとルイ・ジョーダンの音楽は楽しくなってくるよ。
2005.07.21
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今日は久しぶりにブルースのお話。最近のブルースアーティストで面白いなぁと思っている人がリトル・ジョー・ワシントン。風貌がレゲーおじさん、つうか浮浪者。ギターの雰囲気がどことなくクラレンス・ゲイト・マウス・ブラウン風。このおじちゃんジャズも好きらしく「C・Jam・Blues」「No19」では実に渋いジャズギタリストになりきっている。なかなかいい味なんだ。小出斉のライナーノーツ読んでも、結構この人「適当」つうか自分の道具にこだわらないというか、職人的というか「ひょいと人様のギター借りて演奏しちゃう」と言うか無手勝手流。キーとテンポ間違えても間違えたら間違えたでいいでないかと言う人。まさにライブ向きの人。結構曲芸師的なところもあったりして地面を這いずり回ったり、歯でギター弾いたりと乗りも楽しいらしい。実はまだ見たことがないもんでそんな風にしかかけないんだ。曲全体の雰囲気はテキサスって風土からなのか決して重く考え込んだりしない曲がずらっと並んでいる。いかにもブルースって感じの曲でも決してもたれない。とても浮浪者風の「ひけめ」「苦労」「薄汚さ」をまとったオーラがでていない。歌は決してうまいって感じじゃないけれど一生懸命さがよく出ている。カチッと決まっている音楽もいいけど破天荒型の音もなかなかいいもんだ。1939年生まれ。つう事は60歳以上のおっちゃん。年金貰いながら好きなブルースを引きまくる。この人の生き方そのものがブルース。「Aint・Nobody・Business」極上のブルースだよ。残念ながらこの曲はバックバンドの演奏だけどね。サラリーマンやっていて結構縛られる事多い日常だけに「気ままに」と言うフレーズ弱いんだな。ブルースはやっぱいい。味わうだけでパワーが注入される。
2005.07.18
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ロイヤルアルバートホールのライブアルバムを聴いている。このアルバムはディランが生ギターからエレキギターに変えた事により聴衆の一人がディランに向かって「ユダ!」って野次るセリフがはいっている強烈無比なアルバムだ。生ギターによるディランはブルースハープも冴え渡りこれ以上はないと言うくらいエモーショナル演奏が繰り広げられている。そして第二部ラストの「ライク・ア・ローリング・ストーン」の前の曲「やせっぽちのバラッド」が終わった後に例の野次が入る。ディランは「おまえの言う事なんて信じないよ。お前はウソツキだ!」と切り返す。ライブでのひとコマではあるが、そのたったひとコマが伝説とになって永遠に語り継がれる事がある。「私には夢がある」と始まったキング牧師のあの言葉が伝説として語り継がれるようにそもそもデイランはおいらにとってはなんだったんだろう。ディランは大学時代にはいって初めて知った。知ったと言うよりちゃんと聴いたと言う方が正しいだろう。鳥取の田舎に住んでいたおいらにとってはビートルズは有名だったけどディランは全く無名だったのだ。大学時代お決まりのように「フリー・ホイーリン」からはいっていった。サークルでディラン信奉者の先輩がいて、「ビートルズなんか糞だ」と公言してはばからない不遜な人からディランを教えてもらった。その先輩からベルベット・アンダー・グラウンドとザ・バンドも教えてもらった。「時代は変わる」と言う曲がある。その曲もおいらは、サイモンとガーファンクルが歌っていたのでそこから知った。詩の内容はところどころわからなかったけどいい曲だと思った。あれから29年が過ぎていった。ディランは宗教を押し付けるようになってから全く聴かなくなった。最近のアルバムをちょこっと聴いてもなんか声がとっても変に変わっていて最後まで聴けなかった。最近の桑田(サザン)のアルバムにおいてしきりにディラン調で歌う事があれもなんか声が嫌だった。(関係ないにゃ)これは主観をこめて「スロー・トレイン・カミング」以降のディランはおいらにとっては何の興味はわかない。先日「東京ボブ・ディラン」を見に行った事もあって1966年のライブアルバムを聴いたわけだが一言でいって「これはいいアルバムだ」と感じた。ここにはおいらの好きになったディランの声と演奏がある。ある時期、片桐ゆずるの詩の訳を読みディランの語ろうとした詩について考えた事があったけど今それについて興味は薄れている。要するにディランの詩は難解すぎるのだ。けれどメロディはわかりやすい。ディランのビートはブルースハープがはいる事によって生き生きと呼吸をする。おいらはそれで言いと思っている。ディランのこのアルバムを聴いていて改めて思う事がある。人生生きてりゃいいことも悪い事もある。楽しい事ばっかじやない。喧嘩する事もある。そんな時ディランの曲を聴くと元気になる。音楽はそんなパワーを持っている。昨日のロンドンテロ事件で「憎しみ「と言う事に付いて書きながら考えたのだけどやっぱり「憎しみ」からは何も生まれてこないと言う事だった。根底に「認め合う」「許す」そんな考えがない以上解決はまず見えてこないと言う事だった。ディランが歌う「ライク・ア・ローリング・ストーン」「How does it feel」の問いに対して「そうだな、とりあえず一杯の茶を飲むか、ディランお前も付き合うか」ディランのブルースはいいよ。
2005.07.09
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やまちんさんの仲間と東京ボブディランのライブに総勢5人で見てきた。場所は曙橋BACK IN TOWN。メンバーは 東京ボブディラン&THE NEVER MENDING TOUR BAND ◆ THE NEVER MENDING TOUR BAND◆ Guitar.....Hiroyuki KitaguchiPiano.....Kentaro Ogawa Bass.....Jinn NagamiDrums.....Kenske Hollye店内は綺麗。ライブの始まる前に軽く飲む。ピザ、スパゲッテイ、ソーセージ等々つまみにビールからワイン、焼酎と飲み続ける。演奏が始まる頃にはもう酔っ払ってるわな。飲みすぎはいかんぞ。飲みすぎは・・調子こいて飲んじまったけど。後の祭りじゃ。「お!でてきた」「アフロヘアーじゃん」「サングラスがディランじゃ」「歌もディランの声じゃ」なんかとんでもないものを見たという感じ。 曲目はコア知らない曲もある。多分「スロー・トレイン・カミング」以降のアルバム全く聞いたことがないのでそのため?うん。「フォー・エバー・ヤング」知ってるぞ。まあこんな調子で「あ!きいた事ある。これはしんない」その繰り返し。ラストの「オール・アロング・ウォッチ・タワー」の頃おいらは多分目つぶって聞いていはずなのにどッかのところで寝ていたんだろう。ところどころ歌が断片的にしか思い出せない。ディランの曲って飽きないんだね。詩は結構難解なのが多いんで聞いていもちっとも意味わかんないんだけどね。あの独特の字あまり的な曲調が後をひくんだね。今酒を抜いている。鮎釣りに行かねばと思っているのだけど身体がまだほん調子になっていないぞ。バナナジュース、かあちゃんに作ってもらって復活を待っている。うまいぞー ジョンリー早く復活しろ!復活して秋川に鮎釣り。十里木方面までいってみる。歩き回ったけど鮎の反応が少ない感じ。一回も竿を入れず移動。雨間のポイント。多少きらきら。粘って1時間後やっとあたり。型は20センチ弱とまあまあ。結局2本抜いて終了。疲れたー
2005.06.26
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まずモップのようになったアニーの洗濯。終了!次に図書館に行って「水滸伝」返却。その後近くの川に入って鮎釣りさ。多摩川か秋川だね。夜は「東京ボブディラン」と言うディランの曲をたくさんやってくれるバンドのライブ、音楽仲間と見に行くのだ。ちょっとわくわく。
2005.06.25
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娘がツタヤで一杯シングルCDを借りてきた。その際ミュージックハンドブックなるものをもらったそう。ゴミ箱に無残に捨てられてたが、母ちゃんが拾い出してくれた。風呂に浸かりながら「どれどれ」とめくってみた。さすがツタヤジャンル毎に綺麗にまとめられている。この一冊の本読み込んで好きなジャンルの音楽借りまくってしまえば結構いろんな把握できるんじゃなかろうか。ブルースは当然のようにロバート・ジョンソンが一位だった。クラッシックは何かなと思い見てみたら小沢征爾の「2002年のニューイヤーコンサート」だった。「美しき青きドナウ」が入っていた。ジャズはなんとノラ・ジョーンズのファーストどこがいいのかと言う気持ちはあるけど一位だった。ヒップ・ホップは全く聴いた事のないジャンルなので興味心身で見てみた。「エムネム」だった。全く知らないけどなんかよさそう。R&Bはビヨンセまあこんな具合に成る程なと言う感じでランクわけされている。今日は久々にジャズを聴いている。カルヴィン・エドワーズの「ジャスト・スゥング」ってアルバム。おそらく知らない人のほうが多いと思う。おいらも聴くまで知らんかったもんな。雰囲気はウェス・モンゴメリーとジョージ・ベンソンをタシテ2で割ったような感じ。非常にわかりやすいジャズギターしかしおいらの大好きなスィング感はたっぷり。「ウォーキン」これぞ疾走するジャズって感じ。やる気満々のプレイ。ウッドベースとドラムとギターの絡みが気持ちよい。ジャズって「行くぜ!」って感じのビート大好きなんで特にこの曲お気に入り。
2005.06.14
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ハープ特集するつもりは無かったんだけどなんとなくそんな流れになったので今日もその乗りで行こうか。ハープって言えばやっぱこの人。なーんとも爽快な気分にさせてくれるのがリトル・ウォルーターのハープである。「コンフェッション・ザ・ブルース」の一番最初に演奏される「イット・エイント・ライフ」を聴くたび、ジョン・メイオールが一生懸命コピーをしている姿が浮かびなんとも楽しくなってくる。ハープに電気を通すと、無敵のギターに引けを取らない楽器となる。身体が揺れるね。思えば中学校の頃グランド・ファンクの2枚組みライブの中の「インサイド・ルッキング・アウト」と言う曲でマーク・ファーナーがアンプリファイドされたハープを吹く音にしびれ、以後おいらはロック音楽にハープさえ入ってれば赤ん坊が泣きやむようにどんなに辛い事がおきても立ち直れてこれた気がする。大げさだけどね、ちょっぴり本音。ツェペリンの最近出た3枚組みのライブアルバムに中に「ブリング・イット・オールライト・・」って曲があるでしょ。あの曲でもハープが使われている。実に爽快な気分になる演奏しているよ。再びウォルター「アイ・ガット・トウ・ゴー」この曲聴くと最初のフレーズが「ペッパー警部」の一部分のフレーズとよく似てんだ。ウォルターってやっぱセンスがいいんだろうね。ブルースって泥臭さがいい面もあるけど、その全く逆の洗練された音作りがいい場合もある。ウォルターは断然後者。「アップ・ライン」はインストだけど聴いてるだけで都会のネオンサインの盛り場をうろついている気分になる。「ザ・トドル」これもインスト。3分足らずの曲に思いの丈をこめているのがハープを通じで感じるからおいらやっぱのけぞっちゃう。ハープってのけぞるって言う表現がなんかぴったりくるって感じなんだ。そして何より元気な気分になる。楽しいって事は元気になるって事だから、ブルースはやっぱ最高!へへ・・土曜日だからかな?今日は娘と真下正義だっけムービー見にいく予定。・・で見てきました。早速ボレロ聴いてます。
2005.05.21
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これは弟子のキャリー・ベルとやったアルバム。ハープは心を揺さぶる音を出す。昨日ブルースは進化しないと書いたけど、厳密に言うと電気を通す前と、通した後には違いがある。勿論電気を通した方が音はタフだしその面においては進化した。ビッグ・ウォルター・ホートンの「メンフィスレコーディングス1951」はボーナストラック以外は全て生ブロゥ。物凄いドライブ感でもって疾走するスピードがどの曲にも感じられる。ビッグ・ウォルター・ホートンは20年代よりメンフィスで活動し始め40年代にシカゴに進出。50年代にはメンフィスとシカゴを往復しながらパワフルなハープ・インスト・ナンバーを残した。マディ・ウォーターズやジミー・ロジャースなどのセッションに数多く参加し、リトル・ウォルターと並ぶアンプリファイド・ハープの名手である。しかし知名度はなぜか無いんだね。これが・・おいらもアメリカン・フォーク・ブルースのDVD見るまでしらんかったもんね。DVDではウォルターは勿論だけど、ビッグ・ママ・ソーントンだとかジョン・リー・フッカーだとか(ありえないと思うけど、ありえてんだよね)サニー・テリーが見事なハープを吹いてくれている。その中でもウォルター・ホートンは格別。低音と高音域のハープの音色が抜群なんだね。おいらあのDVDを見てファンになった。とにかくあの音はほとんど職人芸に近い。ハープって奥が深い。おいらも時々吹くけどブルースになんないもんね。なんないだけにほとんど変態に近いビッグ・ウォルター・ホートンのブルースのハープの音色を聴くとただ、ただうっとりしちゃうんだ。インストなんかハープがしゃべっているよ。こんな感じ持ったのはギターで言えばアール・フッカーと同じ。
2005.05.19
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ひっさしぶりにブルースのお話し。今とっても気に入っているのがテキサス・ハーモニカ・ランブルハーモニカフェチなのでどんな音楽にもブルースハープが入っているとのけぞっちゃうんだけど、これはテキサス(名前だけでも男っぽいイメージあるな)の6人のブルースハーピスト達が実にいい音出してるアルバム。ギター中心じゃなくハープ中心なので、びっくりするような驚きは無いけどじっくり聴くと何回でも聴けちゃう梅干アルバム。おいらは断然推奨するね。ボビー・ラッシュ、レイジー・レスター、サミー・マイヤーズらの有名どころ以外にプラス3名がじっくりと聴かせてくれる。That's Alright Hoenst I Do Must Have Been The Devil You Can Have Your Cake こう言った有名曲もやってるよ。ハープはブルースにほんまよく合う。「富士山は月見草がよく似合う」太宰治のセリフと似ている所がある。今日は渋谷陽一の「ロック進化論」って本読んでたんだけどブルースって進化しないからいいんだなってこのアルバム聴いていてつくづく思ったよ。
2005.05.18
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帰路電車の吊革広告見たら、ベック来日の宣伝が・・・おおお!やるじゃん。なんかどきどきしてきたよ。Plamさんの情報からもバックなんか凄腕ばっか集結した感じだしなんかとっても期待できそう。で、今日は表題の二人。ジャズ畑のギタリスト。知る人は知る達人。多分一般的には知らん人のほうが圧倒的に多いと思う。マーティン・ティラーというよりステファン・グラッペリと共演したギタリストと言ったほうが通りいいかもしんない。スティーヴ・ハウは元イエスのギタリストと言ったほうが通りがいいかもしんない。ジャケットの裏面におびただしいばかりのギターの写真が・・・いっぱい。スコット・チナリーちゅう、ギターコレクターの楽器を借りて演奏したアルバムだ。演奏は、そうだね「ブルー・ボッサ」って言うジャズのスタンダードあるでしょ。これうまく弾いている。しかもブルーギターって楽器を18種類も弾いたとの事たまげるね。ただしおいらギターって言ってもギブソンとストラトの違いくらいしかわかんねーからアルバム聴いただけではどのギター使ってんのかワカンネェー何でもこのギターかき集めた値段7億程度との事・・いやはや凄いねぇーアルバムのタイトルは「マスターピース・ギターズ」かなりおたくを感じるアルバムだけど、演奏はわかりやすいメロディラインのギター演奏だよ。興味のある人は勝手に調べてね。それにしてもベック楽しみだなぁ
2005.05.12
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好きなように書いてみたくなったので、今日はマンハッタン・ジャズ・オーケストラ。最初デビッド・マシューズの創り出すジャズを聴いたとき、商業主義的な雰囲気がぷんぷん匂っていてなーんか、口に出すのもためらわれたのだけど実はおいら大好きだった。で岩波洋三さんなんかのコラム見ると結構カメレオンのようにいろんなジャンルの音を紡ぎ出すデビッド氏の事を結構いい感じで担ぎ出してるじゃあないか。この人、節操の点ではわかんないとこあるれけどアルバムに関しては毎回面白いもの出す。何せストーンズの「黒く塗れ」だとかチェイスの「黒い炎」と言ったロック系の曲もジャズにアレンジしちゃうんだから、ついつい聴いちまう。そして何よりどこのレンタルビデオ屋に行っても必ずマンハッタン・ジャズのアルバムがあるってこと。これは相当に聴きやすいって事の証でもある。そしてファンがいるって事だね。で最近「スィング・ガールズ」見てからというものスィング・ファンになっちゃって「シング・シング・シング」をベニー・グッドマン以外のジャズマンでやっている人いないかーなんて乗りで探していたらあったのだよ。それがMJO(マンハッタン・ジャズ・オーケストラ)しかもビッグバンド。泣かせるねぇ。なーんと大好きなトランペットのライアン・カイザーもいるし、ドラムはテリーシルバーライトじゃあござんせんか。「バードランド」と歌ったこのアルバム。もちろん題名の通り、ウェザー・リポートの曲もやっているし、大好きな「フィバー」と言う、R&Bもやってるし、要するに楽しいんだね。フィバーってエルビスがハワイのライブ衛星中継で腰を振って沸かしたあの曲だよ。正直楽曲の割りに「びっくり」解釈なんて事がないため驚くような発見は望めないけどおいらの大好きなメロディラインがあるんだ。やっぱメロディ万歳だね!
2005.05.11
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テレビ見てたら大勝軒のオヤジのドキュメントやっていた。ラーメン一筋のオヤジの顔を見たら無性にフレディ・キングのライブDVDが見たくなった。「ライブ・イン・ヨーロッパ」「どうだい。俺のギターカッコイイだろ!イェーイ、みんな俺の歌に感じてくれるかい」ギターってこうやって弾くんだよ。B・Bキングやマジック・サムの楽曲を楽しそうに弾く彼の動く姿を見ていると、クラプトンが何故のめりこみ彼に追いつきたいと思ったかよくわかる。大勝軒のオヤジをさらにゴリラ化した顔、分厚い手。フレディがギターを持つと楽器が小さく見える。あの指引き。「かなわないなぁ、あんな風に弾かれたら」有名な「HAVE・YOU・・・」を聞く度、ギターってなんてかっこいいんだろうと思っちまう。これをエモ-ショナルと言うんだろう。ギターを愛しブルースを愛した男の姿がこの映像を見ていると良くわかる。それゆえに、死後も彼を慕うギタリストが後をたたないのだろう。ジャンルは違えど大勝軒のオヤジが愛したラーメン一筋の道と同じ匂いを感じた。特に同じ匂いを感じるのはたくさんの弟子が後をたたないとう事。それって本物だって事の証明でしょ。CDだけでは感じる事が出来ない躍動感がDVDにはあった。そしてライブはさらに凄いんだろうな。そんなたたずまいを感じる映像。フレデイのギターはやっぱ魅力的だ。・・話は変わって昨日釣ってきた鯛はカルパッチョと鯛汁にして食したよ。味が淡白な魚だけにやはり汁の方がうまいね。桜鯛を3枚におろすと卵も出てきた。明日は煮付けにしてみよう。うまいぞー
2005.05.08
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その人物を想いだすだけでも、「ファイアー」と叫んでしまいそうになるギタリストがおいらにとってはジェフ・ベックだ。現在生きている白人ギタリストとして、存在感、技術、エモーシヨナル性、すべてごくりと飲み込んでおいらの最高峰に位置する男だ。ホワイト&ブルースと言う映画でトム・ジョーンズとセッションやっていたけどおいらはやっぱベックが指引でブルースを演奏している姿には惚れたね。とにかく「かっこいい」指引きと言えば「アメリカン・フォーク・ブルース」と言うDVDでマジック・サムがボーナストラックで「ルッキング・グッド」と言う曲をやっていたのが印象的だったのだけど、レスポールであれ、ストラトであれ指弾きによるギタリストの演奏はピックでは感じられない軟らかさがあって新鮮なのだ。そしてテクニックのある人が演奏すると信じられないくらい見とれてしまうのだ。サムの演奏は思わず最初見たとき正座しちゃったもんな。ベックが日本にやってくる。Plamさんに教えて頂いたのだけど、これは嬉しい。ライブはアルバムでは絶対味わえない記憶と昂揚感が残る。音楽は聞いた瞬間に消えてなくなるからこそ、記憶に残る。ジャズのエリック・ドルフィーの「ラスト・デイト」のセリフではないが一瞬のリズムの糸が時間としてつながれる時、幸せを感じ終わった瞬間余韻を感じるのだ。消えていく物に対して追い続ける事は難しい。ただし、本物は残る。ベックはおいらの中では本物のギタリストとしてきんぴかに光っている。ベックのブルースは最高だ!
2005.04.30
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1年ぶりに関内を歩きながら野毛のパパジョンの店に行ってきた。パパジョンは近くにあるジャズ喫茶「ちぐさ」と同じくらい音楽を愛する中年が寄ってくる店で有名だ。店に入ると角壜のサントリーウィスキーが出る。後は音楽。有名人も多く来ており、立川談志の写真などもある。例によっておいらはブルースをリクエスト。流れてきたのはアルバート・キングがブレスリーの曲ばっかやったロックン・ロール。なかなかひねくれている。お次が名前忘れちまったけど、レオン・ラッセルのアルバムをプロデュースしたギタリスト。こちらはなかなか聞かせてくれた。パパジョンに入る前に焼き鳥屋でしこたまアルコール飲んでいたのでここで完全にばててしまった。おいらの感覚では相棒も完全に落ちていた。・・残念ながら男。サウナで寝よう。その前にラーメンでも・・という事で大勝軒に入った。池袋の有名なあの店。暖簾分けだな。1ヶ月前にオープンしたとの事。このラーメンうまかったね--冷めないのがいい。サウナはこれまたボーリング場が併設された関内では結構有名な店。後は・・男達のいびきの合唱の中でションベンに行きたくなるのを我慢しながら眠りについたのであった。今日は・・酒・・飲みたくねー-
2005.04.28
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スウィング・ガールズの樹里っぺが「シング・シング・シング」のソロで吹くテナーサックスの音を聴いていたら無性に聞きたくなるサックスマンが思い出された。・・で聴いている。そう、レスター・ヤングの直系とも言えるズート・シムズおいらサックスではダントツに好きな人なんだ。とにかく乗りがよい。そしてヘンに考え込んだプレイをしていない。特に「ダウン・ホーム」ジャズに殺気なんかいらない。まず楽しめるかどうかという事。このアルバムはそう訴えかけているように感じてしまう。ズート・シムズ(ts) ジョージ・タッカー(b) デイブ・マッケンナ (p)ダニー・リッチモンド (d)1960年作全編スウィングしてるよ。色気!寒気!全身からオーラが出まくってる演奏テナーってかっこエエナー吹きまくるってのはこういうのを言うんだろうな。ピアノのディブと言う人のリズムがこれまたスウィングしまくってるね。映画の力って大きいね。ジャズをわかりやすくさせてくれた。スウィング・ガールズに感謝!
2005.04.16
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ファースト&ラストライブをDVDで見たぞーやっぱあいつら可愛いぞー「シング・シング・シング」はやっぱ涙腺がゆるんじゃう。なんでだー。樹里ちゃんの吹くテナーはごりっとしてるけどイイナァ-ラストみんなで歌う「ラブ」いいぞーナット・キング・コールいいねーーとっても心が暖かくなってくる。今日は甲信越方面に仕事に行ってきたぞーピンク色の桃の花が綺麗だったなぁ長野は県庁に田中知事いないかと思わず覗いちゃったぞ。留守にしていたみたいでトレードマークの鹿のマスコット人形が置いてあったぞ。今週は平和だった。取り立てて変った事はなかったけど、図書館から借りてきて読んでいる浅田次郎の「鉄道員」の短編集に入っている「悪魔」に鋭く感じるものがあったよ。この人の小説はおいらの心に見事に入り込んでくる。短い小説は短距離ランナーのよう。一瞬にして心をわしずかみにする鋭さがないとつまらない。「ラブレターもいいねぇ」泣ける。浅田氏はその点、見事だ。太宰と芥川と森鴎外も短編上手だけど、浅田氏は神も天使も悪魔も持った人間を書ける。まいりました。こんなにはまるとは予想していなかった。
2005.04.15
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普段は渋谷に行っても南口の上州屋しか行かないのだけど、以前紹介したライトニング・イン・ア・ボトルが渋谷のシネマライズで公開されているので仕事帰り会社の同僚と見てきた。例のスペイン通りと言うやたらおしゃれな道を上った所に映画館があるのだ。パルコ3の反対側にある映画館だよ。あらかじめCDで音楽そのものは聴いていたので、そんなにびっくらこくことは無いだろうと思っていたけど、予定外の驚きがあったのは嬉しかった。まずCDではやっていないブルース・ミュージッシャンが大勢出てきたという事。そして何より動く化石のようなブルース・ギタリスト達の切れの鋭いギターの音を大音響で聴けたという事。ステレオで聴くよりやっぱ音がライブ感覚で聴けるんだね。とにかく音がいい。特にクラレンス・ゲイト・マウス・ブラウンとラリー・ジョンソンとヒューバート・サムリン。どっちかと言うとみーんな棺桶に片足突っ込んだような人達ばっか。なのにその切れ味たるや、こええー。凡庸なギタリスト達では絶対真似というか到達出来ない深みのあるアタックをしてくれたのだ。とにかくこえええー。すんげぇーー。「ギターとはこうやって弾くんだよ!坊や」そんなじっちゃま達の演奏だったのだ。とにかく恐れ入った。ジョン・フォガティもよかったけど切れ味は到底及ぶ境地じゃなかったもんな。最近の言葉で言うとチョーイケテル!そんな感じかな。そして今回の何よりの収獲はバディ・ガイがそれはそれは見事な切れ味鋭いギターを弾いていたのだけど、あのジミ・ヘンがガイの演奏を見にきたことがあって、そっくりその演奏スタイルを真似していたという事。有名なギターを背中に抱えて弾いたり、歯で弾いたり、地べたにのけぞって演奏するスタイル、あのスタイルの事だよ。おいらずっとジミーって、T-ボーン・ウォーカーの真似をしているとばっか思っていたからまさに「さすがブルースって奥がふけ-ぜ゛と」にんまりしたのだった。製作総指揮:マーティン・スコセッシ監督:アントワン・フークア出演:B・B・キング(ルシール抱えてスイート~を歌う姿は言葉なんか要らないね)バディ・ガイ(今や、ハード・ロックアーティストより音の尖がりは狂気に近いね)ソロモン・バーク(でぶっちょだけど声にとてつもない説得力があったよ)ドクター・ジョン(帽子がいいね。ただ黙々と弾くピアノも渋いよ)ジョン・フォガティ(まさかCCRが・・レッドベリーの曲やってたよ)ボニー・レイット(ボトルネック炸裂!全然美人じゃないけど、笑うと思わず好きだ!といいたくなるいい女)アンジェリーク・キジョー(綿畑思い出しちゃうんだもの。歌唱力凄いよ)メルヴィス・ステイプルズ(ゴスペルだねぇ!説得力の塊)デヴィッド・”ハニーボーイ”・エドワーズケブ・モ(現代のアコギでは一番好きかも・・)ジェイムズ・ブラッド・ウルマー(おいら中野サンプラまで見にいったんだよ。そん時はジミヘンのキャッチがついてたね。その時は不発に終わったけどね)インディア・アリー(いい女!それ以上の形容がないぜ)オデッタナタリー・コール(生で見るの初めて・・腕太いのね)ラリー・ジョンソン(いぶし銀、まいりました)ルース・ブラウンメイシー・グレイ(姉御だね。)クラレンス・ゲイトマウス・ブラウン(単音のギターの音色がとっても切れ味鋭いよ)キム・ウィルソンエアロスミス(スティーブン・タイラー&ジョー・ペリー)(ブルースハープに痺れるぜ)ザ・ネヴィル・ブラザーズ(ソウルってこんな感じなのかな。惚れたよ)ジェミーカ・コープランドロバート・クレイ(切れはそれ程でもないけどあったかみ感じるね)デヴィッド・ヨハンセンヴァーノン・リードチャックD等々ぜーぜー書くのも面倒臭くなる程のメンバーじゃ。ジャズの分野ってわけじやないけどナタリー・コールとインディア・アリーも出演あそばざれていた。インディアナの「ストレンジ・フルーツ」ビリーの有名な曲だけど寒気がするくらいライブは迫力あったよ。この映画は間違いなく「ラスト・ワルツ」と同格の名作になるね。4月末までやっているので暇な人は是非見られることお勧めする。渋谷シネマライズだよ。スイングガールと同じレベルで見てね。この映画も何回でも見られるよ。
2005.04.13
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桜が今日の雨でものの見事に散り始めた。「あっというま」淡くてどこと無くはかなげで、それでいて桜餅を食べたくなる、意味不明な気持ちになるのが桜。そしておいらはこの時期いつも決まって「夜桜お七」を歌ってみる。音程が見事に外れるけどそんなのお構いなし。この歌好きなんだね。演歌はメロディ。歌唱と言う部分ではやはり演歌は聞かせる。飽きない演歌。おいらはこよなく愛する。この曲もそのひとつ。今日気になったのが中国の反日運動。22年前おいらは中国広州と桂林に新婚旅行に出かけた。HISが丁度伸び盛りの時期。言葉は漢字でほとんど通じた。どこに行っても友好的ムードを感じた。広場では日本語を勉強している若者がたくさんいた。しかし昨日テレビで中国人の若者がやたら憤っていた。おいらは中国人に対してそんな気持ちを起こす根がない。どこか他人事のようにすら感じた。最近日本は中国に対してODAを削減している。その辺が根ではないかと言う気がする。国家が仕組んだ暴動。うがった考え方をせざるを得ない。本当の所はおいらにはわからない。ただはっきり言えるのは喧嘩はなめられた方が負け。ここははっきり日本人として国家として主張すべきだ。田中角栄が、昨日のテレビ見たらどう思うだろうな?ふとそんな事を思った。仲良くなるのはどんな場合でも一緒コミュニケーションを取るしかない。今それが間違いなく取れていないんだろうな常任理事国入り・・の問題中国から見たら日本が理事国になるのはプライドが許さないのかも知れない。日本はアジアで唯一列強に侵略されなかった国。だからどうだと言うわけではないが、強い自己主張を形にして日本は守るべきものを守ってきた誇り高い国だと思う。それが侵略されなかった要因の一つでもあるはずなんだ。口先だけでは今回中国には通用しないと思う。北朝鮮も含めて、言うべきことを形にして言わないとかえって状況は悪化の気が強くする。日本はそれが出来る国なんだ。おいらはアメリカ大好きだけど悪い意味で寄らば大樹の陰に安住し守られた月日が日本人のもつサムライスピリットをなくしているのではないかと思う。日本は元々スピリチュアルな国だったはずなんだ。・・うーむ遺憾段々三島由紀夫的になってくる。三島は日本人の持つ武士道に根ざした国家の考え方の復興を目指していたところがある。ようは武士道とは死ぬ事である的まで極端に走ることは無いと思うが闘いを避けてコミュニケーションは取れないと思う。その点はおいらも考え方は酷似している。闘え!日本・・ちゃ・・ちゃ遺憾茶化す気は無いんだけど突然打ち込まれる大砲に対して取るべき手段の選択肢はそんなに多くは無いってこと妥協するか闘うか今のままだと喉元すぎるまで日本は様子見って感じししかしない。だからいつまでたっても保障とか謝罪しろとかそんな事しか言われないのだ。田中角栄の調印式の際、日本はすでに中国にしてきた事に対して謝罪してる文章も取り交わしているんだ。もっと外務省自己主張していいんではないかいな。
2005.04.11
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誰やねんっ20号さんが「こいつ等、可愛い」と言うコメントに激しく同意してサントラのCDまで買って聴いてしまった。やっぱ可愛いねぇ。巨人は可愛くないけどこいつ等はすこぶる可愛い。山形弁万歳!ジャズって楽しいんだと言う事をきっちり持ち込んでくれた事に対する貢献度は抜群だと思う。かあちゃんのところにやってくるちびっこどもが「イン・ザ・ムード」やりたいって言うからこれは本物だ。繰り返し聴いていると未熟な音は一杯出てくるけどそんなものふっ飛ばす勢いがある。まず楽しいかどうか。まず間違いなく楽しい。エリック・ドルフィを聴くより楽しい。言い過ぎか。ビッグ・バンド・ジャズっておいらカウント・ベイシーしか聴いた事無かったけどこの映画の影響でたくさんのビッグ・バンド・ジャズを聴いてみようと言う気になった。ベニー・グッドマンのジャズも再びほこりだらけのジャケット探して聴こうという気になった。トロンボーンやってためがねの地味な女の子の影響もあってJJ・ジョンソンとカーティス・フラーも再び聴きたくなった。映画の影響って大きいね。学生時代って懐古する気はさらさら無いけどやっぱ青春なんだね。いい事ばっかじゃないけど間違いなく社会人の時代の思い出より働かなかった時代の事の方が思い出多いもんな。好き勝手したって事もあるんだろうな。勿論今が一番楽しいよ。ただしやっぱ自由な時間がどうしても少ないね。
2005.04.05
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熱に「うーんうーん」浮かされながら旅行に行ったせいか(そういう事にしといて)昨日の日記を見ると見事に嘘と誤字脱字ばっかでねえだベさ。感動して泣いたと言うのも「イン・ザ・ムード」だってはっは真っ赤な嘘だべさ。「シング・シング・シング」の間違いではないだべさー。恥ずかしいのでなおしたけどさースイング王と呼ばれたクラリネットのベニー・グッドマン楽団がカーネギー・ホールで演奏した曲ではないだべかーエクシプでたべた中国料理はなんだべさ。まるで和風のフランス料理のよう。キュイジューヌ風?キュイジューヌってなんだべさ。ちょびっとづつでるのはいいけど2時間も食べていると飽きるよー味は・・・うーん・・・高級すぎてわかんないベー中華はやっぱ鶏の蒸焼きとかたべて-ださー待っても待ってもエビチリでネーぞーチャーハンはいつ出るんだ-・・・てなわけでこったら中国料理は肌にあわねえだっぺさ。ぶづぶついいながらも貧乏人根性で全部食べたけどさー娘は結局39度の熱で行かれんかったし、ごめんなーみーんな父ちゃんの運んできた毒花粉の熱が悪いんだぞーぶつぶついいながら帰ってきました。復調気味だベさ。息子いわくうるせいからもう少し病気でいろよ!・・・だってさ・・
2005.04.02
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「コンプリート・スタジオ・レコーディングス・オン・サヴォイ・イヤーズ」CD8枚組ボックスと言う大量のバードの40年代から50年代のアルバムをじっくり聴いている。実はおいらバードの曲を断片的に聴いた事はあるけど、コレだけまとまって浸ると言う事がなかった。改めて疾走感たっぷりのアルト・サックスの音色とアドリブに時代を飛び越えて当時のジャズの凄みにまいっている。特にココセッション。噂には聴いていたがとにかくリズムが強烈。「ココ」ガレスピーもマックス・ローチも速さを競うが如く突っ走っている。特にテンポ。バードが強烈なアルトをこれ以上ないと言うテンポで吹きまくっている。わずか2:53分の曲なのだけど、尋常じゃない。「どうしたらこんなに指が動くの?」そんなアルトの吹き方なんである。たまげたぜ。ローチのドラムもソロは無茶苦茶早い。見事に完成されたビ・パップ。バードの凄さはこの1曲に凝縮されているとも言える名演である。「ソルト・ピーナッツ」ピアノをなんとアル・ヘイグが弾いているんだね。瞬間の閃き。このピアノはとっても光っている。「ぽい、とピーナッツを口に含んで、なんとも言えない甘い香りを楽しむ」その情感が物凄く出ている。たしかおいしんぼの何巻だったか忘れたけどジャズ喫茶の店主が美味いピーナッツの作り方を紹介しているシーンがあったっけ。そして今日一番話したかったのが「ディージーズ・ブギ-」聴いた瞬間こりゃブルースだと思わず唸ってしまった。スリム・ゲイラードのピアノが踊るようなブギ-を奏でているんだね。おいらはこう言った明るさを醸し出す音が好きなもんで思わず頬が緩んでしまった。1945年、改めて思ったけどこの当時ジャズとかブルースの垣根ってなかったんだ。心から音楽を楽しむ。バーボンとスコッチのグラスで乾杯する音が聞こえてきそうな陽気な曲。いいねぇ。「タイニーズ・テンポ」で弾くギターのタイニー・グリムスのギターってT-ボーン・ウォーカーのアドリブとなんか近いもの感じるものね。この曲聴いても当時のギターってジャズとブルースの垣根なんてなかったんだ。そう納得してしまう演奏である。バードの演奏って若きマイルスがいたりして「ドナ・リー」やったりしているでしょ。後は好みの問題だと思うけどおいらはマイルスの暗めのペットよりガレスピーのなーんも考えていない感じでブロウしまくる演奏の方がどうも好きみたいだ。ブルースってイメージだけだとなんか暗いって雰囲気あるでしょ。そして曲のイメージもある。「女に逃げられた」「労働辛いな」なんて詩のイメージもあると思う。それから日本の淡谷のりこといった、ほんまもんのブルース歌ってもいないのにやたらブルースをさも知ってるかのように語った影響もあるんじゃないかと思うんだ。おいらも最初そう言った人達に擦り込まれた口。そしてブルースの生い立ち。でも実際はとっても明るさを秘めた音楽でもあるんだよ。バードの「ディージーズ・ブギ-」コレって最高に気持ちいい音出してるよ。ジャズって当時一般的に現代では言われている人達、ブルースやらせたら最高の演奏をしてたんだね。改めてバード様いいもの聴かせていただきました。
2005.03.26
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おいらの会社は不動前にある。不動前は鬼平犯科長の鬼平がよく通った不動神社があるところである。うまい八目うなぎを食べさせてくれる食事所処もある。今日紹介するのはそこではない。昼間からおいらの好みを大音響のちょっとちいさいくらいの音でかけている食事処のお話である。会社の同僚は当然ながらおいらの音楽の好みが一緒の人ばかりとは限らない。だからその店に行く時は、こういった種類の音楽が好きそうな同僚としか行かない。初めて何気なく入った時はスティーブ・ウインウッド率いるトラフィック、2回目がZZ・トップ、3回目がレーナード・スキナード。まず間違いなく探してもなかなかこんな食事処ないと思う。白人系のブルース・フィーリングの音楽を昼間からたっぷり流しているんだもん。昼飯なので正直入った瞬間違和感を感じる人がいると思う。おいらも食事しているのだか、音楽聴きに行ってるのだかわからなくなるもんね。昼間の食事って中華か和食か麺類か大体パターンが決まっていて、どちらかというと飯を食べるために今日はどこに行こうかなって考えるのが一般的なパターンで、音楽を聴きに行こうって乗りで行く事は普通しないもんね。そして音。コレも一般的には有線とかボリューム絞ったジャズとかポップス流している店は一杯あると思うけど60年代の音をガンガンかけながら昼飯食べられる店ってまあ、下北沢とか吉祥寺とか言ったそれらしい雰囲気の店に行かないとなかなかないもんね。ただしこういう店はマニアックなので、昼間こういう場所で食事していると会社に戻りたくなくなってくるのである。勿論その店に行く時は必ず一緒にいく誰かがいるから、必ず正気に戻れるので助かっているのだけど、要は浸りたくなってくるのである面、おいらには危険な店なのである。勿論食事は美味い。ボリュームもある。最後に出るコーヒーもそこいらにある喫茶店より美味いと思う。てなわけで、おいらの日記読まれてる方ももしかしたらそういう店の一軒か二軒ご存知かも知れない。昔、新宿にローリング・ストーンズと言う割と危ない店があった。そこまでとは言わないけど、自分の聴きたい音楽をきちんと主張している店って勇気がいると思う。こういう店はそっと自分の中で人に知られずあっためて置きたい昼飯の食べられる店である。
2005.03.23
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休みの日になるとウォークマンではなくスピーカーを通して音楽を聴ける。音楽は耳で聴くのも悪くはないけどやっぱり身体全身に浴びるように聴くのが楽しい。勿論究極はライブ。コレに尽きると思うのだけど時間もないし金も続かない。・・てなわけでLPだったりカセットだったりMDだったりCDだったりするわけだが、時には車の中だったり椅子に座ってオーディオと向き合ってだったりする。飯を食えて、テレビが見れる部屋にスピーカーをででーんと構えていた時期があったが、ある時、娘が「うるさい!もっとボリューム下げろ!」と言う一声で家族会議を開く事に成り、おいらのオーディオセットは見事に2Fの部屋に移動という事になってしまった。しゅん。飯を食べながら音楽を聴くと言う楽しみがなくなったのは辛いがまあそれはペンションでやれるからいいとしよう。それと聴くジャンル。これはどうしようもない。さすがにかあちゃんは音楽の先生をやっているだけあってなーんにもおいらの聴く曲に関してはチャチャを入れないのであるが子供達は175ライダーとかバンプの方がいいらしくブルースとかジャズとかを聴いていると「辛気臭い!」・・・とまではかろうじて言っていないけど、「何これ?」的発言をする事がままある。確かにおいらも息子達の音楽をいいとは思っていないから「消せ!」なんて言ったりしてどっちもどっちなんだけどね。我が家は住んでいる部屋とは別に音楽教室なるものがあってそこにいろんな子供達が音楽の練習をするため集まってくる。当然子供達が弾きたいのは最近流れてきているCMだったりヒット曲だったりする。楽譜をおいらは読めないのでたくさんのおたまじゃくしを見てもわかんない。子供達はわかるみたいで結構難しそうなコードをいとも簡単に弾いている子もいる。音楽は人をしあわせにすると思っているので子供達が好きな曲をやっている姿を見るのは悪い気分はしない。でもジャンルは・・・うーむ。なんて事の方が圧倒的に多い。浜崎あゆみとかボア(最初好きだった)とかジャニーズ系の曲を弾いている子が多いもんね。音楽は人をしあわせにするけど商業主義(おいら自身の判断)的な音ばっかりと言うのはどうも・・?が付く。といってもバイエル的な教本もつまらない。かあちゃんはそこんとこよくわかっていて発表会とかになると必ずバンドを組ませる。バンドってコミュニケーションの場だもんね。おかげでいろんな楽器が教室には置いてある。特に打楽器。叩くだけでも楽しい。マラカスとかギロとかボンゴなんて適当にやるだけでも面白いもんね。子供達の好む曲を聴いているとその家の好みがなんとなくわかる。我が家の近くにもドラムとかギターのうまいオヤジさん達がいるのでおいらの聴いている好みの曲に理解を示してくれるのだが皆で演奏しようと言う場合必ずブルースは却下される。要するにブルースをやりたいと言う子にはお目にかかったことがない。理由は「みんなが知らないから・・」そこで必ず登場してくるのがビートルズ。まあ悪くはないけどそればっかと言うのも「どうもなぁ」そんな気分もある。でもコードが簡単だからビートルズをやってれば安心って事になるんだけどね。日記で音楽の話をするときはたくさんの音楽家の名前を紹介するのではなく一人をメインに書いている事が多い。だけど聴く場合はほんと「気分次第で・・責めないで」のサザンの曲のように適当。それもコンパクトなMDで聴く事の方が多い。CDをMDに録音しなおして聴く。コンパクトで取り出しやすいからだ。カセットはほとんど聴く事がなくなったけど、別に聴けなくなったわけではないので軽自動車にはわざとカセットデッキを装着させて聴いている。頭だしが出来ない不便さはあるけど、アナログも悪くはない。片面は少なくとも最後まできちんと聴けるからだ。家で聴いている時は最近オンキョーのステレオ装置ではなくホームシアターで聴いている。昔々4チャンネルって装置あったでしょ。あれとおんなじでホームシアターのスピーカーはいろんな場所から音が飛んでくるのでとっても楽しいのだ。ホームシアターで聴くと今まで聴けなかった音の臨場感がたっぷり味わえる楽しさもある。あんまし好みではないけどハービー・ハンコックの「フューチャー2」を聴くと音が見事にあちこち飛びまくってるもんね。これは楽しい。勿論曲そのものが生きていなけりゃダメだけど録音ってのはとっても重要だと思う。例えばドアーズの「ライダース・オン・ザ・ストーム」イントロの雨の音がとってもうまい感じでスピーカーのあちこちから滴り落ちてくるのが感じ取れるもんね。オーディオマニアではないけどある程度のいい音で聴きたいと言う気持ちはあるのでホームシアターは素晴らしい。スピーカーさえいいものにとっかえれば抜群の働きをしてくれる。音楽を聴く時はCD一枚について大体多くて3曲までという事が多い。飽きないからだ。ごった煮的な聴き方は金にある程度自由がきくようになった特権でもある。ただしコレがいいかどうかはわからない。初めて恐る恐るレコード屋さんに行って「どのアルバム買おうかな」って考えて迷いに迷った末買った一枚、その頃の方が音楽に対する一枚の重要度が高かったし思いでも多かったように今でも感じるからだ。本当に音楽を楽しめたのはひょっとしたら「貧しかったあの時代では」と思えてしまう。友達がCCRのアルバムを大音響で聴かせてくれてロック(R&B)って「かっこえええなー」と思った時代。ビートルズのヘイジュードを買って他の曲が聴けなくなった時代。懐古ではなく何度も何度も同じ曲を聴き続けたあの時代にこそおいらの音楽に対するルーツがある。
2005.03.21
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多摩地区はとにかく花粉の倉庫でまっき色になって降り落ちてくる。おかけでちょっと外に出ただけで「びえっくしょい!」公開予定のスピルバーグの「宇宙戦争」ではないが花粉はおいらにとっては完全なる敵!。日本が国策の元に植林した最大の敵。杉に罪はなかろうがイラ付く。今日は久しぶりにロリーのお話。ギターの名手はたくさんいて好きな人は一杯いるのだけど白人ギタリストの中でおいらはベックと双璧をなすくらい好きなのがロリー。 この人のアルバムは6枚持っているのだけど駄作がない。どのアルバムも無骨な手触りがするのだけどまっすぐ、まっすぐ語りかけてくる。「LEANSHARK BLUES」ハープとストラトの硬質な音が実に心地よい。朝日が海から昇り夜明けがやってきたような雰囲気で始まるハープの音から始まりちょっとだみ声のボーカルが会場にこだまする。ゆっくりとビートを刻むリフ。徐々に盛り上がってくるビート。ベースも規則的に「ボーン、ボーン」とリズムを刻んでいる。ドラムもゆっくりとしたペースでリズムを刻んでいる。ゆったりとしたスロー・ブルース。ハープとギターの掛け合い。なんだろう。この心地よさは・・47歳で酒の飲みすぎで95年逝っちまったと言う事なのだけどアルバムを聴いている限りふらふらの音はどのアルバムにもない。塗装の剥げ落ちたフェンダー・ストラトキャスターで繰り出す音はバリバリだ。無骨、なんか武士道すら感じられる実直さである。ロリーの音楽はブルース好きのおいらが書いているのでどうしてもそちら側に偏りがちだけどジャンゴ・ラインハルトから影響を受けたジャズ風味ラグタイムアコーディオンをフィーチャーしたザディコドブロやマンドリン多種の楽器を使うことによってブルースにとどまらない魅力を持っている。おいらはブルースをやってるロリーが勿論一番好きなんだけどね。特にハープの入っている曲。クラプトンのようにブルースやってますよって押し付け的な感じがする事もなく自然体。地味な人だったので目だつという事では損をしているのかも知れない。おいらは天才と言う面ではジミー、ベック、そしてロリーをあげたい。「SEVEN DAYS」のスライドギター今コレだけの風味を持って演奏出来るギタリスト何人いるんだろう。泥臭い。極めてね。それがいいんだよ。レイナード・スキナードが惚れたという理由もわかる。「HEAVEN‘S GATE」おいらはこの曲を聴く度、ロリーが一生懸命ギターを楽しんで弾いている姿が浮かぶ。ソロのパートでリフを刻むロリーのなんとカッコイイ事。とにかく悶絶もんだよ。ギターを弾くってこういう事なんだなって演奏。おいらも頑張らなくっちゃ人をしあわせにしてくれるロリーのソロ「プリズン・ホテル」の梶板長のように人をしあわせにしてくれるロリーのギター。「HEAVEN‘S GATE」この曲ほんまええ気分にさせてくれる。
2005.03.20
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東京駅を降りて家路に帰ろうとしたらなにやら人だかりの場所がある。そこは駅にあるBreak Station Live。要するにコンサートが出来るスペースにうじゃうじゃ人が集まっていた。なにやら懐かしい歌。どれどれと覗くと、庄野真代が「飛んでイスタンブール」歌ってるじゃあありませんか。「生きてたんかいな」「なかなかうまいじゃないか」「思ったより原型が崩れとらんな」そんな失礼な事思いながらしばらく聴いていた。一曲歌い終わったので、「いいもの見たな」って感じで中央線のプラットホームに行ったら人身事故。黒山の人だかり。「ウーム」ここで覚悟を決め庄野真代のライブをきちんと椅子に座ってみる事にした。一曲目はなんと「ナオミの夢」ご存知の方は多分同世代の方であろう。アップテンポで乗りのよい曲。2曲目が再び「飛んでイスタンブール」庄野さん自身が団体旅行でトルコに行ったときツアーコンダクターの方がこの曲を流してくれたという秘話を紹介してくれた。詩がなかなか個性的な歌。昔の曲はいかにも中東のイメージがするアレンジだけどここではギターとウッドベースとボンゴと言ったシンプルな形式。なかなか味があった。3曲目が「恋のバカンス」手拍子が入りとてもいい雰囲気。お次が「オートマティック」宇多田ヒカルの曲。さすがプロ。うまい。この曲売れただけの事はある。いい曲だ。ラストが「BE MYSELF」誰が作ったか知らないけれどとても心にしみるバラードだ。アンコールを期待したが照明が明るくなった。そしておいらはサインをもらうためCDを購入。握手してもらっていい気分。ほとんどミーハー。そして購入者の大部分が中年の男性が多かった。やっぱその時代に聴いていたおじさんがつい購入して聴いてみたくなるんだな。無料だったしCD2,625円は高くないな。妙に得した気分の夜であった。リアルタイムで「タイム・トラベラー1」を聴いている。メッセージ色が強いけどラストの「BE MYSELF」は感動的な曲だ。庄野真代の声は安心させてくれる。非常に真面目に音楽と向きあっている人と言う感じがする。「東京ブギウギ」「見上げてごらん夜の星を」と言った誰もが口ずさめる曲も入っている。曲を聴き終わってこれは女性に受ける歌ではないかと思ったけど昨日の男性の塊はなんだったんだろう。やっぱ昔から口ずさんできた曲はなんかとってもいい気分にさせるな。メロディがやっぱ素晴らしい。
2005.03.19
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盲目のジャズピアニスト。ウィントン・マルサリスのパンドにいたピアニストと言った方が通りがいいかも知れない。この人のピアノはジャズのピアノの大御所、セロニアス・モンク、ビル・エヴァンス等の曲を聴いても絶品である。ゴスペル、クラシック、そしてブルースもやる。ロバート・ジョンソンとモートンをカヴァーした、ブルースへの惜しみない愛情を凝縮した『ブルースの彼方へ』と言った曲をだした時は痺れた。今年代的にはどうだろう。そろそろ40代になるのかな?とにかく非常に好きなピアニストである。ジャズをやる人がブルースをやると失敗すると言う人が言うが本物は素晴らしいアルバムをたくさん遺している。レイ・ブライアント、ジャンゴ・ラインハルトみーんな素晴らしいブルースアルバムを作っている。そしてマーカスも素晴らしいアルバムを出している。この人の曲はわりと長めの物が多い。ピアノはひらめきが全てとは思わないがジャズに関してはひらめきが、聞く立場からするとおいらには優先する。過去から現在に渡ってジャズの醍醐味を感じさせてくれるピアニストである。今日はマーカスのピアノに痺れっぱなしであった。痺れっぱなしと言えば浅田次郎の書いた「ブリズン・ホテル・夏」漫画があまりにも面白かったので小説にトライ。あまりの面白さに一気に読み終えた。とにかく人間が生き生きと描かれていて飽きない。小説は面白いもんだ。まさにこの本を読むと実感する事が出来る。これは絶対のお薦めですよ。
2005.02.17
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ジョン・メイオールの「イット・エイント・ライフ」と言う曲を聴く度おいらはリトル・ウォルターが吹いたアンプリファイド・ハープの音に立ち戻ってしまう。おいらは曲にハープが入っていれば、悦に入ってしまうハープファン。今「コンフェッション・ザ・ブルース」と言うウォルターのアルバムを何度も何度も聴いているのだけどひらめきと切れのよさにただ、ただ脱帽、感服してしまう。一般的には「マイ・ベイブ」とか「ジューク」が有名なんだけどおいらは「ロッカー」とか「クォーター・トゥ・トゥエルブ」と言った曲も好き。とにかく乗りもよく味も深みがある。50年代の頃の録音が多いのだけど、ちっとも古さを感じない。リトル・ウォルターと言う人は歌ってもR&Bの乗りのよさが見事に声に凝縮されていてロック好きの人にもストレートに歓迎される曲歌が多い。まあようするにセンスがとってもいい。「ファースト・ラージ・ワン」なんてインストの鏡のような曲じゃなかろか。とにかく踊れる。まさにハープが吠えまくっている。ブルース好きの人はそれぞれ好きな楽器があると思うけどおいらはハープが入っているブルースを最上としたい。それ程ブルースにはハープがよく似合う。「イット・エイント・ライフ」何度聴いても飽きない。飽きないと言うのは魔法がかかっている証拠だ。ストーズのブライアン・ジョーンズも彼のハープを聴きまくったんだろうな。
2005.02.16
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「カサヴェテス」ナカノヨシエさんのボーカルとモリマサキのギターが絡み合うとそこは石の森章太郎が得意とした009シリーズの「スターマーメイド伝説」が始まる。レプチュームにかえるマーメイド、宇宙空間、UFO等々ごったなものが重なってしまう。まあ、この漫画を読んでいたとき聴いたのでそんな気持ちになったんだけどね。「5月のクローバー」のテナー・サックス・・・「TV JACK」のラストまで・・・うーん、ラッピン節は健在だけどずばり言っちゃうよ。メロディが口ずさめる曲がないんよ。その点では「ナイト・フード」以前の曲の方が好きじゃ。どこか椎名林檎が出てきそうな曲想もあったりするけど、ブルースがないんよ。ラッピンってブルースが似合うと思うんだけどなぁ。まあ、本人達はおいらの声なんか届くわけないし、好き勝手にやるしかないんだけどね・・まあ、後20回くらい聴いたら感想変わるかもしんないし・・・好きなバンドなんでほっとこ・・さてと、口直しにディアン・オールマンとボズ・スキャッグスが演奏してた「ローン・ミー・ア・ダイム」聴いてみよう。ボズの話を書いたらこの曲に対する評価高かったもんで・・まあ13分と言う長さはさすがにディアン節だね。ただしこの曲はフェントン・ロビンソンの曲なんだね。それをボズが俺の曲だと言ったばかりに非難浴びたいわくつきの曲なんだね。曲はマーベラス。素晴らしい。スロウブルースの傑作だと断言していい。ディアンは1966~1970頃までのレコーディングでただ、凄いとしか言いようの無い音源を遺した。おいら白人ブルースギタリストの中でもトップに君臨するとっても、とっても大好きな人だ。ブルースを本当に愛し、演奏した魂の昂揚感を沸々と感じさせる、素晴らしいギタリストだ。一般的にはオールマン・ブラザーズ・バンドが一番有名なんだけど、他のミュージッシャンとやった演奏に素晴らしい曲が多いんだ。クラプトンは言うまでも無く、ウィルソン・ピケット、アレサ・フランクリン、キング・カーティス、ジョン・ハモンド、ジョニー・ジェンキンス、デラニ-&ボニー、BBキング等々素晴らしい演奏を遺している。さて「ローン・ミー・ア・ダイム」後半部分のディアンの演奏は気迫!ファイティング・スピリットを強烈に感じさせる素晴らしさだ。「アンソロージー」と言うアルバムでディアンのアルバムまとめて出しているので興味のある方はドウゾ。絶対損はさせません。さてこれからかあちゃんと新宿へ遊びに行っててくるよ。麺屋武蔵にもよる予定。高島屋でふらふらしてくるよ。 帰ってきました。麺屋武蔵が何故か今半のすき焼きに化けました。高島屋では全国のおいしいもの物産展やってんですね。そこでからすみとそばいりチーズ(ブルーチーズに似ています)購入。
2005.01.29
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結構時間がないもので、たくさん書けないのだけど、おいら最近のサザンの曲に飽きている。何となく新鮮さか薄れている気がするため。で、「かまくら」って言うアルバム、聴きなおしているんだけど、なんかとっても新鮮なんだね。この2枚組みのアルバム、とってもいいんだ。勿論おいら桑田さんのファンだよ。ある面日本のポップスはサザン聴けば全てやり尽くしていると言えるかも知れない。だからこそ、あえて書いているんだけど、どんな凄い人でも老いってのはあるのかも知れない。勿論レベルは今でも頂点の上にいるんだけどファンだから更に凄い頂を望んじゃうんだろうな。桑田さんがブルースアルバム出したらおいら絶対買っちゃうよ。かなり面白いと思うんだ。まんざら桑田さん、ブルース聴いていないわけ無いからね。誤解されるとまずいのでおいらはサザンのアルバムは全部もってるよ。その上で一ファンとしての感想だよ。これって佐野元春にも言えるかも知れないな。さてエゴ・ラッピンの新作アルバム聴くとするか。
2005.01.27
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