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本当に本当に申し訳ないのですが、少し考えるところがあり今回よりfc2ブログへ移転します。タイトルは「わががまん」で同じですし、スタイルも変えていません。楽天よりのブログお引越しはできないとの事なので、このまま今までの日記は残していきますね。特に「お気に入り」に登録していただいた皆様にはお詫びのしようもないのですが、楽天のIDはずーっと使えるはずだし、もう一度日を改めて今まで親しくお話してくださった皆様のところへご挨拶に伺うつもりです。ブログはこれからも続けていくつもりですので、よろしければまた遊びに来てくださいね。 移転先はhttp://harel.blog103.fc2.com/ですので、よろしくお願いいたします
2010年07月15日
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やはり昨日の雨で、少し気温が下がったようだ。まだまだ日中は暑いが、もう干物が出来上がるほどの焼けつく暑さではない今日もライラとのお散歩の途中でピット・ブル様に出会った。ああいうコワモテの大きい犬ってお金持ちの広~いお庭のあるお家が番犬代わりに飼っていると思ったが、そうでもないような家から出てきた(ほっとけよ)ライラは例のごとく怖いものなしで、そのピット・ブル様にも低くうぅ~っと唸り始めた。以前にも何度かライラは彼に吠え掛かったことがあるのだが、その度に威風堂々たるピット・ブル様は無視なさっていたしかし、この連日の暑さで今日は気がたっておられたのか、飼い主(普通の40~50代ぐらいの女性)をぐいぐい引っ張ってこちらへ向かってきた「ひ、ひぇ~、そりゃアンタは逃げ足も早くていいだろうけど、残された私はどうなるのよ」とブッツブツ文句言いながら、家まで走って逃げた家に帰ってもまだまだお説教は続くこの顔、反省しているようにも見え、反抗的な態度のようにも見える…こっちもちょっとおなかがすいてきて、キッチンへ行って冷蔵庫の中を見てみた昨日の残りのカマンベールチーズがあったので、黒パンと一緒にかじったこの時期でもストロベリーはまだ出回っているキッチンにはまたライラが微笑をたたえながらちんまり座っていたあんなに怒っていたのに、このスマイルを見ると、どうしても「一口だけ食べる」となってしまう「北風と太陽」のように旅人のコートを脱がすのは百の言い訳やどんな正論でもない、やはり暖かい陽ざしにほかならないようだこれって日常生活にも大いに生かすべきことだ怒っている相手に笑顔ひとつ見せれば、それで解決してしまう場合も少なくないと思うま、それがなかなか… 最後はこの笑顔で決まり
2010年07月13日
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この3日間ぐらい突然の大雨に見舞われたりする。多分この干からびるほどの暑さが小休止する前兆なのであろうが、それはそれでまた蒸し蒸しする。たったの10分程度の豪雨でも近所の土地の低い場所に立っている家などは消防車が出動するほどの騒ぎだ今もちょうど雷がなって雨が通り過ぎようとしているが、今回は少し進路がずれたようでほっとしている昨日の日曜日のお散歩は雨が心配で少し早めに切り上げた。ライラはまたしても水溜りの上をバシャバシャ歩いてくれ、家に帰ってきてから速攻シャワー。どうしてそこをわざわざ選んで歩いてくれる?と、一人で歩かすのも注意すべきは車や他の犬ばかりではなく忙しい。帰り道には車の窓からファンタ・ゼロの試供品をもらったコカコーラ・ゼロは知っていたが、ファンタにもでたんだなぁ。こちらでは街頭でティッシュ配りはないが、たまにこうして車の窓を通してのお試し品をもらうことがある。配る方も信号待ちの車を狙ってのことであるが、こちらも出来るだけ信号待ちにひっかかるよう運転するにもテクニックがいる。何ヶ月か前にはスコテックスのトイレットペーパーとウェットティッシュをセットで配っていて、その時はその試供品欲しさに3回ぐらいそこの信号をグルグルまわった(…と言うか、まわらせた)。回数こそ少ないが、極たまに豪華な試供品をもらえることがあるので、そこの信号は気に入っているもう一回あの信号を回りたかったが、帰路を急いでいたため断念!バスタブでシャワー待ちのライラ 頭からよ~くお湿りを与えて… いざ、タオルドライしてドライヤーで乾かそうとしているとき そんな悠長なことを言っている暇もなく、自分でゴロゴロして乾かしていたでもこの時期、すぐ乾燥するのであとはコーミングするだけ
2010年07月12日
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今年も7月11日にはサッカーのワールドカップ優勝決定戦があるらしい。私はサッカーに殆ど全く興味がないのだが、2006年に行われたイタリアvsフランスのファイナルはテレビで見ていた。そして、私の応援の甲斐があり()見事イタリアが優勝した。私がなぜイタリアを応援したかと言うと、私がいつも贔屓にしてあげている(またこのエラソーな言い方)ピザ屋さんの一家がイタリア系で、「もし、イタリアが勝ったらピザ1枚無料にする」と言ったからだ。そこのピザ屋さんの店主はすごくチャーミングで、私が「オリーブ好きなんだ」と言うと、毎回オリーブを多めにのせてくれたりした。客待ちの時にもなんだか私に一々ウィンクしてみせたり、私も彼のことを憎からず思っていた…と言うか、私の中では好意以上のものが芽生え始めていたのかもしれないそして、その約束があってから次にお店に寄ったとき、当然私はただでピザをもらえると思っていた。しかし、ピザ無料の件など全く触れもせず、普通に支払いをさせられたのだ「えっ?えっ?どういうこと?」と思ってあたりを見回したが、無料でピザを受け取っている人など一人もいない。確かにあれは口約束で、彼にとっては他愛もないリップサービスだったのかもしれないが、私は一生懸命イタリアも応援したし大真面目だったのだ。もう、私はカンカンに怒ってしまったたかだかピザ1枚でと思われるかもしれないが、私としては約束を破られたという思いでいっぱいだったのだ。可愛さあまって憎さ100倍以後、あのお店には一切足を踏み入れてなかったが、そうこうしているうちにお店がつぶれてしまった「フン、いい気味」と思いながらも、ちょっぴり自分も大人げなかったかな…と反省もしているあのお店のピザ、本格的なイタリアの石焼きオーブンを使っていて美味しかったのになぁ。
2010年07月09日
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昨日の夕方、夫が会社から帰ってきて見事なブロッコリーをとりあげた…って彼はお産婆さんか合計10個あるのでまたこれも冷凍保存することになるだろう。そして、今日はサラダ菜がいい大きさになっていたので、今日はサラダを作ろうと思いたったが、トマトがまだ青いままだ。トマトとその他諸々をスーパーまで買いに出かけ、その帰り道、また道を聞かれた。(「また」と言うのは、私はよく人に道を聞かれる…)その人は教会に行きたかったらしく、それは私の家のすぐ近くにある。道を説明するのもややこしかったので、「じゃあ、私が車に乗って案内します」と黒塗りのベンツに(しかも後部座席)買い物帰りのおばさんが乗り込んだ。(車で)ものの5分とかからない道だが、荷物も重かったし、ちょっとしたVIP気分も味わえた私とて妖しげな車にはおいそれと乗り込んだりしないが、そのドライバーは紳士っぽいような人で、彼の奥さんも同乗していたし…。ま、彼にとっても道に迷わず良かったし、私にとってもお誂え向けの車に乗り込め良かったし、これぞ一石二鳥というものではないかこれが昨日の夕方採れたブロッコリーネットを張っていたため、無農薬でもぜんぜん虫食いなし茎も刻んでスープに入れようブロッコリーは茎にアンチエイジング作用がたくさんあると聞いたことがあるハウスで育てているサラダ菜サニーレタスもあるがまだ小さかった今日買ってきたフィレ・アメリカン(牛肉100%のミンチ肉)どうしてアメリカンという名前がついたのか知らないが、ビーフといえばアメリカと短絡的に考えて名づけたのだろうかここの人たちはこれを生で食べるが、私はちょっと…ま、私たちが生のお魚を食べるのと同じ感覚かもしれない
2010年07月08日
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午前中ライラのお散歩の帰りに家の前の道で姑に出くわした私はできるなら彼女と顔をあわせたくない。姑は去年あたりから、あのおばあさんがよく押している手押し車(今、pcで見てみたらシルバーカーというらしい。今まではそういう特別な名前も知らないで過ごしてきたが、今回ブログに書くということでわざわざネットで調べてみた)を非常に気に入っていて、雨の日も風の日も雪の日も、今日のような照りつける夏のきつい日差しの中でもシルバーカーを押しながら元気に近所を巡回(本人はただの散歩のつもりかもしれないが…)している。そして、私もこの近所を徒歩で移動するので、鉢合わせる確率は自ずと高くなるはるか遠くで気がつけば、その場でUターンしたり横道にそれたりできるのだが、今日は気付くのが遅くて手前まで来てしまった。仕方なしに、またライラをダシにお愛想を言っていると、「そうだ、ライラがこのシルバーカーに乗ってるところ写真に撮りましょうよ」ということになり、本人には許可なく二人一緒の写真をブログにのせることにした。ま、彼女にはブログのなんたるかもわからないだろうし、私もきちっと説明できるかといえば怪しい…。別にあんな老人の顔を公開したとて、なんら影響はないだろう。本邦初公開 我が愛しの姑です…最初はライラも嬉しがっていたが、家の前を何回も往復され、 しまいには大あくび「もう、いい」と聞いてきたが、「ばあさんが満足するまで付き合ってあげてよ」と再び送り出す鬼と化した私あとで、家に帰ってからは「あれだけ働いてあげたんだから、わかってるわね」とばかりに、たっぷりおもちゃで遊ばされた
2010年07月07日
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今日の午前中にさくらんぼジャムをようやく作り終えました。毎日4キロづつを5日間で、トータル20キロもうキッチンの床もレンジもベッタベタ。どうせまた汚れるしいいやと思って、全然掃除もしなかった1本の木から採れたのは生で食べた5キロ分とあわせて25キロ。それでもまだ半分あとの半分は鳥さんへのギフトということになってしまう。まだまだ赤い実がたくさん残ってるのは残念だが、これ以上夫に「もっと採って」とも言えない。というのも、うちには長いはしごがなく、チェリーの木はちょうど斜面に生えてて足場が悪いのだ。もし彼が木から落ちでもしたら、こっちも寝覚めが悪いではないかま、私もジャム作りはもうウンザリなのでいっか。これが2キロ分お砂糖2キロとレモン1個、ペクチンも加えるお砂糖はもっと少なくてもいいようだが、「持ち」を考えると多い方がいいらしい手動の種とり機で軸を取ったさくらんぼの種を抜くお鍋の中で全ての材料を混ぜあわせたところこのビン(500グラム入り)が30個以上できたライス・ワッフル(お砂糖抜きのポン菓子を固めたようなかんじで、 パンの代わりに食べたりする)に乗せてヨーグルトのソース代わりに初日に作った分は煮込みが足りなかったようで、とろとろのソース状態。2日目からはしっかり煮込んだので逆さにしても落ちてこないぐらいのジャム状態。期せずして2種類の固さのジャムが出来上がったが、何しろお砂糖とフルーツを1対1という昔ながらのレシピで作ったため、すごく甘かった。しかし、さくらんぼの実がゴロゴロ入ってて、あれはお店では買えないのではないか
2010年07月06日
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連日の30度越えの暑さの中、昨日あたりから一息つき始めた。こちらは湿度がないため35度以上あっても日陰に入りさえすれば凌ぎやすい。日中の住宅街では皆シャッターを下げて殆ど人影がない。昨日の日曜日のお散歩は「マルタの家の森」。マルタという90歳近くの知り合いのおばあさんの家(老人ホーム)の近所にあるので、私がまた勝手に名づけた。折り悪く、センターではサイクリング・レースが行われていてパーキングを見つけるのに40分もかかってしまった。日本にいたときは自転車競技ってお金をかけてやるあの競輪のことという認識ぐらいしかなかったが、ヨーロッパではれっきとしたスポーツで、サッカーの次ぐらいには人気があるのではないだろうか。一般道路を走るのだが、その間は一般車輌は通行止めそのスピードたるや車にも匹敵するぐらいなので、せっかく写真に撮ろうと思ったがボケボケだった。なので、夫の競技用自転車をお見せします。競技用の自転車はタイヤもサドルも驚くほど細く軽く、ペダルのところに足掛け(滑らないよう)がついている。別に彼は自転車競技はしないのだが、足腰を鍛えるトレーニングの一環として近所の人から安く譲り受けた。しかし、今ではただのインテリアと化しているライラは持ってきた飲み水には目もくれず、水溜りの泥水をごくごく飲んでいた水溜りの中にも平気で入っていくので、持ってきた水はもっぱら身体を洗う用途に使った。穀物の花だそうだが、ちょっと綺麗に撮れたので自慢お馴染み、フラームスの田園風景。子牛が真ん中に挟まれているのがわかりますか
2010年07月05日
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これ以上の生食はもう限界…とばかりに、いよいよさくらんぼジャム作りに乗り出した。しかし、買い置きのお砂糖がなかったため、この暑いさなかトボトボ買い物に出かけたうちの市のセンターの辺りは今、大々的な工事中で、スーパーへ行くときも少し回り道をしなければならない。途中、一人のおじいさんがその道路工事を食い入るように見ていたヨーロッパの主要道路は昔は全て石畳であったため、アスファルトを一皮めくれば、その石畳の道があらわになる。おじいさんは馬車がゴトゴト通ったその頃の古き良き時代を懐かしんでいたのかもしれない。そして、買い物の帰り道、この炎天下、おじいさんはつるつる頭を日に反射させながらまだその場に佇んでいる。昔を懐かしむのにもほどがあるんちゃうと思ったが、もしかすると、彼も昔はその肉体労働者のうちの一人で、「そのシャベルの使い方は違う」とダメだししながら道路工事の様子を伺っていたのかもしれない。もしくは、彼ら労働者の肉体美(申し合わせたように上半身裸、短パンいっちょうで働いている)に目を奪われていただけなのであろうか。なんだか、また私の「他人の人生・勝手に空想癖」がでてしまったようだ。では、来週そのジャム作りの様子をお届けします。
2010年07月02日
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私がキッチンでガサゴソとお菓子の箱を開けていると、いつもライラが隣のリビングからすっとんでくるよく寝ていたと思ったのはその姿だけで、どうやら臭覚と聴覚は眠っていなかったらしい。しかし、このライラなんだか様子が変最初、私はなんてお行儀のいい子なんだろうと思っていた。というのも、私が口にしなければ絶対自分から先に食べたりしない。クッキーもチップスも大好きなくせに、せっかくあげても私が食べるまでは見向きもしない。しかし、どうもあの目つきを見ていると、主人に対する服従とばかりは喜んでられない気がするなんだか、「これ、ホントに大丈夫なの?ちょっとアンタが先に食べてみてよ!」と言ってるようだ。そして、私が一口食べて大丈夫とわかれば、次々に欲しがる。いったい、私はおひぃさまのお毒見係かこんなに下女扱いされても、やはり彼女のペットとしての任務(私の一番の癒しだ)は果たしてくれていることだし、持ちつ持たれつの関係ってやつか…健康を考えてのハーベストのクッキー これも脂分控えめのポテトチップス目の前にあっても口にせず、私のことをずーっと見ている「大丈夫だって」と言うのだが、この疑いのマナコどうも大丈夫そうだとわかれば、食べ終わってもどこまででもついてくる…
2010年07月01日
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ボケも時として足腰の鍛錬に役立ってるのではないかと思う。昨日のお風呂掃除でのこと。うちのバスルームは二階にあり、お掃除しようと思うと、先ず地下室でバケツにスポンジや磨き洗剤を入れ、2階まで上がってくる。さて、と思ったところ、ゴミ箱の内側にかぶせるビニール袋を忘れたことに気がついた。それは1階のキッチンにおいてあり、「あーあ、仕方ないなぁ…」と思いながら取りに行った。が、戻った直後、今度はゴム手袋を忘れていることが判明し、それも1階のキッチンにおいてあるので、「ちっ!またかよ」と舌打ちしながらも、またキッチンに取りに行った。そして、バスタブの中を磨き終えたとき、側面のタイルの木目地をこする古歯ブラシがないことに気付き…。しかし、それは地下室の掃除用具入れの中に入っている。もう階段の上り下りはこりごりとばかりに、洗面台においてあった普段使っている歯ブラシを使った。もちろん、それはあとで掃除用具入れの中に入れ、もう本来の用途としては使えなくなってしまったが…ちょっと悔しかったのは、その歯ブラシは新しいのをおろしてまだ何日かしか経ってなかったことだ。だが、地下まで下りていかなかったことの代償と考えれば…。 こういったボケ、他にもよくあるなぁ。冷蔵庫のドアを開けて、はたと「何、とろうとしてたっけ?」と思うことはしょっちゅうだ。パピヨンのお耳バタバタは可愛いけれど、冷蔵庫のドアバタバタは電気代節約という点において全然可愛くないでも、庫内の空気を入れ替えてると思えば…。この例はあまりに「こじつけ」かもしれないが、ま、ボケも悪いことばかりでなく、良い面も見てあげようではないか
2010年06月30日
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今週の我が家のイチオシはさくらんぼ。もう昨日あたりから加速度がついて色づき始めているうちで作っているのは多分ナポレオンという種類。チェリーというより「さくらんぼ」と呼ぶのがふさわしい。花も綺麗だが実が赤く色づく様は本当に可愛らしいのひと言に尽きる。しかし、この果実は鳥も大好物そこで4年前、夫の古いシャツとパジャマパンツで案山子を作った。が、最初の年は効果があったのだが、だんだん効果が薄れてきて…「多分、この顔がちょっとオトボケだからよ。もっとコワい顔にしてみたら」と私が意見をしたら、「それもそうだ」と夫がなにやら案山子の顔を改造していた。だが、鳥は人の顔を認識できるものだろうか大の大人が二人揃って考え出した案が案山子の顔の整形手術だったとは…。今年も鳥にやられっぱなしの予感がする…2階の窓から撮った 半分以上は色づいている昨日が初取り 綺麗にディスプレイしてみた近くで一つ一つ見ると黄金の輝き4年前に作った案山子の全体像ちょっと情けない顔 今年のバージョンアップされたお顔 なんだかコワ可愛い…
2010年06月29日
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一昨日より気温がグングン上がり、今やもう真夏日昨日も午後からお散歩に行ってきたが、パーキングしてあった車内の温度は37度。「きのこの森(以前ここで真っ赤な毒々しいきのこを見つけて以来、自分の中ではこう呼んでいる。また今秋も見つけたらご報告します)」を二人と一匹でダラダラ歩いた途中には牛を飼っている農家が自家製の乳製品を売っていて、この時期アイスクリームも店頭に並んでいる。帰りにはビールまで飲んで帰り、その名も「verboden vrucht(禁じられた果実)」と言うものだった。禁断の果実だけに、その味もいかほどや…といっても、私には例のごとくどんな種類のビールを飲んでも同じことだが「禁じられた」つながりで山口百恵の古~い、古~い歌を思い出してしまった。たしか2作目だったか、「禁じられた遊び」という曲で、そのころちょうど青春の入り口に立っていた私にはショッキングな内容だったことを覚えている。そういえば、「中三トリオ」なるものもでてきて、彼女たちを見てスターに憬れる少女も少なくなかったのではないか。私も恥ずかしながらその口だったかも…その後も学校の先生やらスチュワーデスやらを夢見たが、まさか今ここでこうして生活してようなんて思いもよらなかったなぁ…。農家の前にある牛の看板本物ではないので今回はライラも驚かなかった昨日は暑さの中アイスクリーム売り場が大人気 「アイスクリーム食べる」と聞いたら「はいっ」と元気のいいお返事ベルギーのビールは100種類以上あるが全てビールビンとおそろいのグラスがついている右はビンをアップで撮った写真 アダムとイブの禁断の果実
2010年06月28日
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うちの隣の家には3年前モロッコ人夫婦が引っ越してきて、1年前にはめでたく男の子が誕生した。その前まではベルギー人のおばあさんが一人暮らしをしていたが、病気で亡くなってしまったのだ彼女とて最初から一人だったわけではなく、私がここへ来た頃はまだご主人と暮らしていたが、死に別れてしまった。また、話はそれるが、どうしてこうも女性の方が寿命が長いのだろう本当にこれは万国共通で、実家の母も未亡人だし、ここの姑もそう。近所でも、まだ「ひよっ子老人」の男女比は別にして、「年季の入った」老人は圧倒的に女性の方が多い。姑もうちの夫より長生きしそうでコワい…。あ、それで、そのモロッコ人夫婦、こともあろうにお庭に植えてある木や草花を根こそぎ引っこ抜き、一面を芝生にしてしまったのだ多分子どもの遊び場を作りたかったのだろう。しかし、私はあのおばあさんがどれだけ丹精込めてガーデニングに励んでいたかを知っている。季節の花々がいつも咲き乱れている、まるで「秘密の花園」のような感じだったのだ。「秘密」と言うのは表からはそのお庭の見事さを見ることが出来ないので、裏庭からその様子を私だけ、あるいは近所の人たち数人だけが伺い知ることが出来たからだ。それがあんなふうに変わってしまうなんて、もしあのおばあさんが生き返ってあのお庭を見たら、またすぐに心臓が止まってしまうに違いない… ずーっと前に隣のお花を撮らせてもらったものだが、名前は知らないので割愛させてください
2010年06月25日
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一昨日、我が家の電話機を新しく変えることになった。ついては戸棚の後ろを通っている電話コードをつなぎかえるため、その飾り棚の中に入っているものを取り出し、動かすことになった。夫がその作業をしていたのだが、突然「ぎゃっ」と叫び出して、行ってみた私も「ぎゃっ」と青ざめてしまった。その中には私が今から約10年前に割った伊万里のお皿が入っていたのだ。もともと、そのお皿は戸棚の上に飾られていたのだが、私が掃除の際に割ってしまったのだ割ったといっても少々欠けただけだが…って同じことやん当初、「このお皿は非常に高価なお皿だが、骨董屋さんに特別安く譲ってもらった」と夫から自慢げに何度も聞かされていたしかし、そのお皿を割ってしまったあと、「上に飾ってたら埃つくし、ガラス戸の中に仕舞っといたよ」とごまかしていた。それから10年、そのお皿のことは話題にも上らず私もすっかり忘れていた。が、このたびそれが発覚して私は苦し紛れに「それ、ずーっと前にキキちゃん(以前買っていた家猫)が壊しちゃったのよ。ほーんと、いたずら猫だったよね~。キキちゃんたらあれも壊してこれも壊して…。」と、彼の思い出話へ持っていこう、持っていこうと必死だった。もう延々キキちゃんの思い出話を語り続けたが、今頃彼は草葉の陰で歯軋りしているのではないか。ま、死人に口なしだもんねなんか漫画みたいな一コマだったが、本当にドキッとさせられた。夫も私の話に納得したのかしなかったのか分からないが、その背中はなんだかションボリしているように見えた…
2010年06月24日
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いよいよ最終回です。9日間お世話になった家の中を片付けて、冷蔵庫の中を空にして、床の水掃除をして、荷物をまとめて、いざ出発でも、このお片付け殆ど夫がやった私がやるとまたなにか壊しはしないかと心臓に大きな負担がかかるらしい。それならば、自分でやったほうが断然気が楽だそうだそういえば、昨日も「壊し物」に関するある事件があったなぁ。これはまた明日書くことにしよう。帰りは行きのルートとは違って、まっすぐ寄り道せずに帰った。来るときには「ウェピョン」というイチゴ農園に寄ったからだ。通常国産イチゴは5月下旬ぐらいから出始めるが、今年は天候が悪かったため、私たちの行った6月4日でもまだまだこれから…と言うところだった。1ヶ月ほど前に正体不明のパキスタン人を見たが、今回そこで働いていたのは正体明確なコンゴ人だった。正体明確…と言うのはそこにいた雇主が「彼らは不法労働者なので写真はちょっと…」と言われたからだ。(が、実のところは彼らが本当にコンゴ人かどうかわからない。ただ不法労働者と言われただけで、その国籍をはっきり聞いたわけではないので…。)とにかくディープ・アフリカ系を思わせる青黒い人種だったし、コンゴは昔ベルギーの植民地だったのでコンゴ人という結論を自分の中で出しただけなのだが…。そのイチゴ、農園で取れたものを横の即売所で売っていて、本当に新鮮で美味しかった初日に1キロ買ったのだが次の日のお昼にはもう全部食べちゃったほど。ほんと今回の旅行、飲んで食べてばかりしてたような…。と言う訳で話は前後したが、無事家路についた私もライラも車の中ではぐっすりひょっとして夫も…って、ま、それはないか。 ここがイチゴ農園 遠すぎて「イチゴ」といわれなければ何の農園かわからない人を写すのはNGだったが、イチゴは写してきた まだ熟していないものもちらほら…横の即売所 近所の人も大勢買いに来ていた上半身裸になって床掃除している夫 中の椅子やテーブルも外に出してご丁寧に…車でのライラの定位置は私の足の間
2010年06月23日
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いよいよクライマックスです…って自分で勝手に思ってるだけですが滞在中のある一日、車で2時間半もかけてドイツのコッヘムという小さな町に行ってきた。出発のときには12度と言う肌寒さだったのでいっぱい着こんで行ったのに、着いたら24度という暑さこちらもモーゼル川流域にある町だが、以前に行ったルクセンブルグの町より観光化されていた。観光地だけに、お決まりの名前入りカップやお皿なんかもあって、自分の名前と同じワインで喜んでいた夫をミーハーなヤツとバカにしていた私も、ついつい自分の名前入りお皿を探したりしていた。夫の名前はすぐに見つかったが、もちろん私の名前は見当たらない。日本ではあまりにも一般的な名前だが、ここドイツでは全くポピュラーではないよう…。町並みを散策したあと、今度は高いところから町を一望しようとリフトに乗った。ライラ用にはかばんを持ってきていて、それに入れてひざに置き、全く問題なく乗れた。羨ましいことに無料で…。リフトに乗っているところを記念写真にとってくれてる人がいて、それは7ユーロした。少し高いんじゃないのと思ったが、二人が乗っている場面だけは自分たちでは絶対に撮れないし、まあ記念にと買うことにした。しかし、それはあとで郵送するというもので、その場では写り具合が見えないやはり女心として、あまりにブサイクに写っているものはいくら記念でも欲しくないと思ったが仕方ないしかし、先日送られてきた写真はビックリだった。私たちとは似ても似つかぬ若い男女が写っていたのだ。今は苦情のメールを送っている最中だが、まだ返事はない。こうなったら、あの見知らぬカップルの写真でも家に飾っとこうかしら綺麗に撮れてたことだし…。 さすがドイツマルクスなんていう名前もある木枠の窓枠が南ドイツっぽくて可愛いちょうど写ってるこの老夫婦、7ユーロでこの写真買ってくれないかしらライラもかばんから顔を出して興味津々あくびか笑顔かわからないけど、とにかくご機嫌頂上から見た町並みこれが送られてきた写真 でも、綺麗に写ってるでしょ
2010年06月22日
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アルデンヌで滞在していた家のお隣さんも犬を飼っていた。その犬はうちのゲートの隣にある木の茂みを通って、よく家の庭に顔を見せていた。しかし、今回全く姿を見ないので「もう死んじゃったんだ」と夫と二人で話していた。と言うのも、その犬は7~8年前ですらすでに老犬だったし、片目も白濁して視力がないようだった。その飼い主にたまたま出会ったので尋ねると「多分死んだと思う」とのこと。「多分」って何そのあやふやな言い方は…と思っていると、山へ入ってそれっきり帰ってこなかったと言う。道に迷ったか、谷底へ転落したか…。片目も利かないからバランスも悪かっただろうし、一人心細く死んでいった最後を思うと胸が痛んだ大体、あの辺の犬は殆ど放し飼いにされていて、それはそれで自由でいいのかもしれないが、ああいった事故や交通事故なども多いだろうしどっちもどっちだ。人間だって、もしかして飛行機が山麓に墜落したり、船が座礁して無人島に乗り上げサバイバル生活を余儀なくされることがあるかもしれない。(ま、そんなシチュエーションになる事は殆どないだろうが…)救助もやってこないとなれば、苦しい中を生き延びるより死んでしまう方が楽かとも考えられる。今現在、生き続ける努力をされている方にはあまりにも失礼な言い方になるが、死ぬときは楽にぽっくり行きたいと思う。せいぜい「ぽっくり寺」にでもお参りしとかなくちゃ…(でも、ぽっくり寺ってどこにあるのかなぁ)なんか週はじめから暗い話題になってごめんなさい ここがお隣さん。川が多いだけによく水車を見かけるライラちゃん、あんまり一人で早く行き過ぎないでちょうだいそうそう、振り返ってちゃーんと私たちを確認するのよ庭でくつろぐライラ。ちょっと疲れちゃった
2010年06月21日
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旅行の思い出を書いている途中なのですが、現在のうちの庭の状況報告です。こういう季節ものは時期をはずしてしまうと、興ざめしてしまう。この旅行に出かける前もラディッシュが顔を出していたが帰ってからでも間にあうだろうと思っていた。しかし、いざ帰ってみると生育しすぎて中にスが入っており、とても食べられた状態ではなかったので泣く泣く全て廃棄処分今回は時期を逃さず、うちの農園(うそ、ただの家庭菜園です)の様子をお伝えしたい。これはまだ早すぎ7月中頃に色づいてくるはずだが、その過程として見てくださいバジルの葉は元気いっぱいほんと、ほうれん草の葉とよく似ている 現在はサヤインゲンが主力商品あと一週間ぐらいは採れ続けるだろう こちらではサヤインゲンが高級品で、長いつるをつける青インゲンマメの方が普通に食べられている 洗って冷蔵庫に入れておこうとしたら、ひとつ落っことしたのだろうライラがすばやくそれをゲットしてソファに持ち込んだ サヤインゲンがお好みとは知らなかったなぁがりがりおいしそうにかじっていた無農薬だし害にはならないと思うが、生なんですけど… 完食満足げなお顔で、してやったりとほくそえんでいる
2010年06月18日
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アルデンヌ滞在中、ある1日はルクセンブルグに行き、そこでモーゼル川を走る遊覧船に乗り込んだ。そのボートは豪華ホテルがそのまま移動したかのようなつくりになっていて、1・2階は吹き抜けのレストラン、屋上及びデッキ部分にもテーブル席があり、ライラ連れの私たちはもちろんそちらに直行した。そのレストラン部分には足首まで毛足があろうかとも思われるふかふかの絨毯が敷き詰められていて、ライラなどからだの半分まで絨毯に埋もれて泳いでいるかのようだった。モーゼル川流域はあのモーゼル・ワイン(白のスパークリング・ワインが有名)の大生産地で無数のワイン・ケーブがある。私たちはその一番奥まったところ(船着場から徒歩30分以上も歩く)まで見学に行ったのだが、驚いたことにそこで日本人一家と会った。若夫婦(30代ぐらい)と年配のご婦人(彼らのお母さんだろう)の3人で、殆ど話す時間はなかったが、あんな奥地にも日本人の姿が見られるんだとちょっと感心したそのご主人がフランス語達者なようだったので、多分海外赴任か何かで来ていたのであろう。ワイン・ケーブの中を30分近くガイドさんとともに見学したのだが、その中は夏も冬も10度に保たれているそうで、半そでTシャツでいった私は「寒くて早く出たい」とばかり考えていて、説明もろくすっぽ聞いてなかった。最終点にはもちろんモーゼル・ワインの販売場所が待っており、買わざるを得ない仕組みになっていた。もちろん最初からお土産用にも買うつもりでいたが、帰りは30分を歩いて帰らなければならない。あまり買い込めないんじゃ…と思っていると、何を思ったか夫は半ダースを箱入りで買っていたしかも、その箱には手持ちの部分もなく非常に持ちにくい。その苦労して運んできたワインを滞在中に二人で4本も空けてしまい、お土産用にはあと2本しか残っていなかったいつもは安物のワインしか飲んでいないが、さすが高いワインは美味しい…ような気がするきっとあのボトルに中身だけ入れ替えてても、私だったら分からないんじゃないかしら こちらが私たちの乗ったボートレストラン内のバー・カウンターテーブルの上に手を置いて「ごはんはまだ~」とマナーの悪いライラ屋上部分。まだピークシーズンではなく乗客もまばらだった両岸は見渡す限りのぶどう畑。対岸はもうドイツM(夫)は自分と同じ名前のワイン・ケーブに是非行きたかったらしい…「ここのワインは特別美味しい」ってホントかなぁ?
2010年06月17日
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お散歩三昧、釣り三昧の日々を過ごしていたことは以前述べたが、初日釣りに行こうとしていたとき、夫が「あ、バケツがない」と叫んだ。「バケツだったらここにあるよ」といつもの普通のバケツを出すと、「そうじゃなくて、釣り用のバケツ。魚の飛び跳ね防止用のふたがついてるヤツ」と言う。「だったら普通のバケツにアルミホイルでもかぶせれば」と言ったが、「そんなん魚が呼吸できなくなる」とうるさい「じゃあ、万が一魚が釣れたら私がバケツのそばで付きっ切りで見張ってるから、その間にアンタのいう釣り用のバケツを買ってきたらいいでしょ釣屋さんまで車で往復20分ぐらいのもんやし、もう早く川へ行こうよ」と促したら、渋々、その普通のバケツを持って釣り場に行くことになった。しかし、今までにも何回か来ているが魚が釣れたことなんて一度もない。彼は普段からあまりにも楽観的に物事を考えすぎるきらいがあると思っていたが、今回も楽観的に「すぐに釣れるだろう」と思い込んでいたために、かえって悲観的な考えに至ってしまったのだろう。眉根にしわを寄せてかわいそうになるぐらい悩んでいた事実、川にはウヨウヨ魚が泳いでいるが、その日は3時間粘っても1匹も釣れなかった。後日、出発前に釣り用のバケツをわざわざ買いに行ったがその日もダメで、その次の日にようやく1匹だけ釣れた。しかし、ご自慢のその釣り用のバケツに入れてもすぐに死んでしまっていた彼はフックをはずすときに魚を傷つけてしまったからだと負け惜しみを言っていたが…。これが新しく買ってきたバケツ。内側は網目模様の2重構造になっているポイントを変えながら何箇所か試してみるこの川で始めて一匹釣れた。ライラは全然興味なさそうもっと、明るいところでとればよかったなぁ。forelという川魚。日本名はなんだろうとっとこ歩いていたライラがふと足を止め、その視線の先には…ちょっとボケてますが、ウェ~、巨大ナメクジこれは10センチ未満でしたが10センチ以上の黒々としたのもいて、何かの小動物かと思ったほど…
2010年06月16日
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到着して何日かめに庭先で夫のヘアカットをした。アルデンヌで滞在していたコテージの庭は全くのプライベート空間で、四方のうち二辺は川が流れており一辺は納屋に、もう一変は道路に面している。私がこのヘアカットを始めたのはかれこれ10年近く前だろうか。夫が「いちいちサロンに行くのは面倒だしお金もかかる」と言ったのをきっかけに、「じゃあ、私がやってあげるわ」と軽~く請け負ってしまったのだもちろん、それまでヘアカットなんてしたこともなかったが、やってみるとこれがなかなか上手に出来た。以後、ヘアカットは私の仕事になったが、これはあくまで夫限定であって、他人や自分には決して出来ない。それというのも、どうも夫には痛点というものがないらしいのだ。一度、はさみの先でチョコッと首筋を切ったことがあり、血もにじんできたのだが、「全然痛くないよ」とのこと。私はその時初めて「このオトコは痛点のない魚(ウソか本当か昔、魚には痛点がないと聞いたことがある)のようなものだ」と確信した。以来、全くビクビクすることもなく機嫌よくやってきた。あまりにはさみが進みすぎて(こういう表現アリ?)、何回かぎゃっというほど短くなってしまったことがある。でも、お得意の丸め込み作戦で「今は短いのが流行ってるんだから。そのスタイルで会社行ったら、なんか若い女の子たちにきゃぁきゃぁ言われちゃったりしてね」とおだてたら、本人も「そうかなぁ」とは言いつつ、まんざらでもなさそうだった。あ、また話がそれてしまったが、先日行った「青空ヘアサロン」では家の中でするより掃除も断然楽で、美味しい空気をすいながら気分もリラックス。今のところ顧客は夫ひとりだが、もしご希望の方がいらっしゃればお気軽にどうぞ 沢山歩いて、沢山飲んで食べて、健康的な生活を送っていたにもかかわらず、夜はあまりよく寝れなかった。やはり小人サイズのベッドだからだろうか。仕方なく夜、外に出てみて空を見上げると、満天の星の輝きに思わず目を奪われてしまった。もう10センチ間隔で星が光っているうちも田舎だが、これほどの数の星は見えない。智惠子(こんな漢字でしたっけ?)にも是非見せてあげたかったなぁ。小川のせせらぎの音とともに30分近くもボーっと座ってたっけ…。 これが物置小屋で中には水車もある裏庭に流れている小川 ゲートの前を馬が通り過ぎ、急いでカメラを写した 備え付けのピクニックテーブル ライラはこの下でお昼寝するのがお気に入り 車の下でもよくまどろんでいた
2010年06月15日
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ただいま戻ってまいりましたが、皆様お元気でしたか9日間あっという間に過ぎてしまいましたが、旅行というものは帰ってからがしんどくもあり、またその日々を思い返すのが楽しみでもあり…今回の第一の目的は「愛犬と一緒に夫婦二人でゆったり過ごすバカンス」ということだったので、それは首尾良く達成できたと思う。ライラは長距離移動にも関わらず、全然車酔いすることもなく殆どシートの下で大人しく寝ていたまたトイレも非常に心配していたのだが、それも全てクリア大好きなM(夫)と始終一緒に過ごせるのが嬉しくて嬉しくて仕方なかったのだろう、いつもご機嫌さんで飛び跳ねていた。ルクセンブルグとドイツの町に遠出した以外は毎日近場でお散歩三昧、釣り三昧食事は毎日、朝はパンとコーヒーとフルーツ、昼は野菜サラダ、卵、チーズ、ハムにパンとスープと決まっていた…というか決めていた。夜はバーベキューをしたり、川魚をホイル焼きにしたり、あとはチャイニーズ(どんな田舎町にも必ず一件はあって、本当に中国人パワーを感じる)をテイクアウトしたりした。私は日付けや時間を追って正確な旅行記を書くのが苦手なので、思い出すままつれづれに書いていきたいと思う。この一週間ぐらいで終らす予定なのでどうぞお付き合いください。 先ずは言葉の問題について考えたことを述べてみたい。夫はヨーロッパ人にとってはさほど驚くべきことでないのだが、何ヶ国語も自由に操れる。例えばアルデンヌはフランス語圏なので、もちろん彼は現地の人と話すとき、フランス語を話し始める。すると、その現地の人は隣にいる私ももちろんフランス語を解すると思い、私にもフランス語で話しかけてくる。しかし、私は「ボンジュール」と「メルシー」しか知らない。そこで、大活躍したのがパピヨン・ライラパピヨンはフランス語で蝶という意味だし、何を聞かれてもあの「バタバタお耳」を指差し「ウィ、パピヨーン」と笑ってるしかなかった。皆、決してパピヨンのことを話しているのではなかったが、ムリから話題をパピヨンに持っていって先方にも苦笑いされていた。殆どの言語においてこうなので、私は夫に「最初から英語で話しぃよそしたら現地の人にも私たちが旅行者だってすぐわかるし、相手も英語を使ってくれるでしょ」と言うと、その時は「ウン」と納得するのだが、すぐにまた現地の言葉を話し始めてヤレヤレ処置なしという感じだった。語学オンチの私にとっては羨ましい限りだが、彼は彼でいちいち内容を私に伝えるのが面倒臭かったことと思う。では、今日はここまでにします。 広々とした風景 早く行こうと先導するライラ野山を自在に駆け回る川面には白い花をつけた水草がいっぱいさらさらと流れる小川 川の浅瀬でバシャバシャ水遊び汚れがひどく1日に2回もお洗濯
2010年06月14日
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今週の金曜日から9日間Ardenne(私は阪急交通社からの回し者ではないのですが、写真が綺麗だったのでリンクしてみました)に旅行に行ってきます今までにも何度か行ったことはあるが、そこはここの田園風景とはまた違った、緑の小山が連なる田舎で、うちから車で4時間程度南へ走ったところにある。今回はライラ連れでの初の旅行なので車で移動できるところしか考えていなかった。うちは7・8月にはまとまった夏休みをとらないが、こうして毎年5月か6月にバカンスへ行くことにしているアルデンヌでは小人の家のような一軒家(よく言えばコテージのようなもので、広い庭もついている)を借り切り、自由・気ままに暮らせる家具や食器類、電化製品はほぼ完備されているが、食事を毎回自分で作らねばならず、それは面倒だ毎回外で食べるわけにも行かず…。それに、外食と言っても寂れたビストロ(定食屋さん)のようなものしか見当たらず、あれだったら自分で作った方がまだマシと思える。大体、夫は田舎好きで旅行といえば、すぐ田舎に行きたがる。イタリアやフランスなどの観光国にも行ったが、目的地はやっぱりそこの田舎。日本で一般的に知られているような観光スポットには全然見向きもしない。私は毎日朝から晩まで田舎にいるのだし、旅行ぐらいは都会の空気を吸いたいと思うのだが、彼にしてみれば平日は都会で働いているし、旅行ぐらいはのんびりしたところへ行きたいのだろう。私は携帯もノートパソコンも持っていないし(いや、例え持っていたとしてもその家にはインターネット回線がひかれていない)、これから音信不通になってしまうけれど、どうか皆様、私のこと忘れないでね
2010年06月02日
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昨日、ある女性から久しぶりにメールをもらった。しかし、全く心が高鳴らないこうして自分のブログにコメントいただいたりするほうがよっぽど楽しいその女性とはここの隣町に住んでいる唯一の日本人女性で、こんな田舎町に日本人が住んでいるだけでも珍しいのに、ましてや彼女は私と同い年で主婦をしている。当初、私はこれから彼女と「親友」とも呼べるべき間柄になるのでは…と期待していた。先ずは世間話として、1.「や~ね、年とるとシワやシミも増えてきて。ババアにはなりたくないわ。」と言うと、 彼女曰く、「そう?私は年とるの楽しいけど。息子たち(もう二人とも大学生)が日、一日と成長していくのを見てるのが、自分の外見上の衰えよりよっぽど楽しみだわ。」 (でも、大学生にもなってそんなに刻々と変化するかしら)彼女も、舅・姑、おまけに小姑までに囲まれて生活しているので、2・「大変やね、いろいろ苦労もあるでしょう。」と言うと、 彼女曰く、「そう?私は良い人ばかりに囲まれて毎日楽しいわ。」 (私には愚痴を言って弱みを見せたくないのか、本当にそう思っているのか…)最初私は猫を飼っていたので、3.「猫は大人しくて世話ないよね。」と言うと、 彼女曰く、「そう?うちの犬は大人しいけど。」 (でも、彼女の玄関先で何分間か立ち話をしたとき、ずーっとその犬がやかましく吠え立てていたのを、私は知っている)一事が万事この調子なので、もうホトホト疲れてしまったこんなに近くに住んでいながら、今は年に1~2回会う程度で、メールは2~3ヶ月に1度の割合だ。もちろん、一人の人間の中にはいろんな面があり、ここは意見が合うけどここはちょっと…と言うようなことは多々あると思う。しかし、ここまで何に対しても見解が違う人と付き合っていくほど、私は人間が出来ていないそういえば、戦争にしたって国同士の相互理解があまりにも違い過ぎてはじまるのであろうし、「他人は他人、自分は自分」では済まされないのだろう。まぁ、あれはお互いの国の利害関係なども絡んできて、ただ単に友人関係を結ぶか結ばないかの問題とは全く次元が違う話かもしれないが、元をただせば同じようなものではないか…と思う。
2010年06月01日
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昨日の日曜日はお昼から雨模様になり、恒例の日曜日のお散歩にも行けずじまい。夕方には雷まで鳴り出して、そのあと急に寒くなった。今もTシャツの上にトレーナー、コットンのカーディガンにダウンのベストと何でもアリの格好で重ね着している。さて、今日はライラの食事の様子を書いてみたいと思います。私は去年までスヌード(耳の長い犬が食事する際、毛が食器に入らないよう押さえるターバンのようなもの)というものを知らなかった。さっそく買い求めようと隣町のペットショップまで出向いたが、この田舎ではそういう洒落たものもおいていない。はてさて…と考えていると、いいアイディアが浮かび、さっそく試してみたら大成功私が今まで使っていた古いヘアゴムを代用したのだが、耳ごと覆ってしまうスヌーズなんかよりもっと風通しがよくて、まさに「必要は発明の母(発明は必要の母でしたっけ?)」とはよく言ったものだと感心しきり特許とって売り出そうかと思ったぐらいだ(大層ご満悦)。これがその古いヘアゴムで、ゴムの伸び具合がきつくもなくゆるくもなく、ライラの首のサイズにぴったりだった。 こういう具合に首に通す。本当はもっと根元まで通すのだが、偶然ヘアバンドのようになってちょっとラブリーだったので写真を撮ってみた。 こんな感じでお皿に首を突っ込んでいるが、もう殆どないのにまだ名残惜しそうに舐め続けている。 物足りなそうな顔をしていたので、チーズを一かけ見せたらこのお喜びよう目にお星様が輝いている フランス料理のフル・コースではデザートを食べる前にチーズの盛り合わせが出ることがあるが、あれは一体どんな意味があるのだろうさっぱりお口直しと言うのならわかるが、チーズなんて食べたら余計に口の中ネバネバしそうだそれになんだかカロリー過多になりそう…と言っても、オードブルにスープ、魚・肉料理とここまで食べておいて、今さらカロリーの話をしてもはじまらないか…。
2010年05月31日
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昨日の続きです。そして、帰途二人で「要るものはどうせ要るんだし、しょうがないよ。今はちょっとイタイけどあとで良かったって思えるだろうし…」とか、「そうよ、働いてお金を稼ぐ意味ってこういうときのためよね。C’est la vie(これが人生よ)」とお互い慰めあいながら家に帰ってきた。「とうとうお別れね」と言いながら、何気なく冷凍庫のスイッチをいれたら、な、なんと正常に作動するではないか多分、いつもの庫内の大掃除では2時間近くかかり中が常温に戻ってからスイッチをONにするが、土曜日はたったの10分程度だったしまだ庫内が冷え冷えの状態だったので、再びスイッチをONにしてもうまくモーターがかからなかったのだろう。とにかく大慌てで夫に知らせに行ったが、彼も完全にパニクっていたのであろう、いつも家の中では絶対に使わないオランダ語を使って何かツイッターしていた。「せいてはことを仕損じる。落ち着けMちゃん」とでも自分を励ましていたに違いない。ああいう緊急場面においては英語でさえも私には聞き取れる自信はない。また、「え?なに?今なんて言ったん」と聞いて、うるさがられていただろう。彼は先ずpcを開き、その冷凍庫の会社のホームページを見た。私が「クーリング・オフの期間とかあるんちゃうん」と言うと、それについてもちゃんと記載されていた。「クーリング・オフというのは通販に限ったことであり、実際に店頭で商品を買った場合には適応されない」と何のてだてもないまま、火曜日に(月曜日はお休みだったため)もう一度担当者に話をしにいった。結局50ユーロの違約金で許してもらえたが、50ユーロでも半泣きだった。もちろん800ユーロ払ってあの大きな冷凍庫が家に来ても、毎日むなしいだけだったろうが…。というわけで、今は何かで取り返そうと企んでいるが、そんなうまい儲け話がそこいらに転がっているはずもなく…。
2010年05月28日
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私が発見したこととは電気消費量率やいろいろな機能をうたったその横に、いちいちfrost or non frost(霜がつく・つかない)の別が記されてあったことだ。えっ、今どきの冷凍庫にまだ霜がつく機能を持ってるものもあるのと大いに訝しく思ったものだ。ヨーロッパ人が古いものを大切にするのは痛いほどわかっている。アンティーク・マーケットも週末にもなると必ずどこかの町で開かれているし、アンティークを取り扱うお店も、パン屋さんとまではいかないがひとつの町に何軒かは見受けられる。あ、ちなみにブロカンテ・マーケットというのもあって、こちらもアンティーク・マーケットと同じようなものだが、アンティークが重厚な家具や由緒ある置物などを扱うちょっと高級っぽいような感じなのに対し、ブロカンテは家で使われなくなった古いものとか不用品とかを扱う、まあ言わばフリー・マーケット(蚤の市)のようなものだ。そう、それでこの古いものを大切に代々受け継いでいくという精神は(骨董品や価値のある美術品は別として)、日本やアメリカには殆ど存在しないと思われる。しかし、古いものを受け継ぐというのは調度品に限ったことであって、日々進化していく電化製品にまで当てはまるとは想像していなかった。霜がつく冷凍庫なんて一体誰が買うのだろう一体全体、霜のつく冷凍庫をなぜいまだに作り続けているのであろうもちろん、電気消費量率も悪いし庫内の掃除も大変だ。箱型のテレビ(うちは今でもそうです…)を今度買い換えるときには薄型の液晶にしようと考えるのと同じで、冷凍庫だってせっかく今買うのなら霜のつかない電気代の余りかからないものにしようと思うのが人情ではないか。なのに、なぜ霜のつかない冷凍庫を作るテクはあるのだから、やはり古くからの伝統を守り抜いていくという精神からなのだろうか私は、そこでとんだカルチャー・ショックを受けてしまったわけだが、とにもかくにも最高ランクからは2~3番目あたりの(それでも私にとっては、もう少しランク落としてもいいんちゃうの?と思うほどだったが)ものを買うことにした。まだ続くのだが、またもや疲れてしまった…。そもそも、私は長文を書き続けるだけの技量がないし、根気もない本当に申しわけありませんが、また明日続きを書きます。
2010年05月27日
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事の成り行きを順をおって説明します。先ず先週の金曜日スープを作った。私はいつも一度に大量にスープを作り、小分けして冷凍保蔵しておく。金曜日の夜もいつも通り一人分ずつに分けた10個以上のタッパーを冷凍庫に入れておいた。そして、土曜日の朝、冷凍庫の中がスープで汚れていることに気付いた。多分ひとつのタッパーが良くしまってなかったようだ。それほどひどい汚れではなかったが一応冷凍庫のスイッチをオフにして、庫内を綺麗に拭いた。その間、多分10分ぐらいのものだっただろうか、いざスイッチをオンにしてみたがつかないついに壊れたと少し笑いながら(というのも、この冷凍庫恐ろしく年代物でまだ霜がつくんです。だから早く買い換えたかった)、夫に「どーしよ~、日曜日も月曜日もお店休みやし、今日午後から電気屋さん行こか。善(何が善)は急げって言うし」と促した。うちの冷凍庫は冷蔵庫と別々になっていて、それぞれ4段ずつある。しかし、夫は電気屋さんで6段もある大型冷凍庫を買うと言い出した「どうせこれから庭で採れた野菜も冷凍保存しなくちゃいけないし、いつもスペース足りないって言ってるやろ」と言うことだが、やはりそれなりのお値段はして「えっ…」と悩むところだった彼はいつもそうだ。平均より少しいいものを買っておけばそれなりに長持ちするし、結局は得なんだと言い張るが、私の日ごろの節約精神はそれを潔しとしない。大体、夫はあのドケチ王・姑の本当の息子というほど金払いが良く、少しはオランダ人を見習えと言いたいほど。あ、もしオランダ贔屓の方がこのブログを見たら気を悪くされますね…。そして、それからいろいろ見てまわったが、普段冷凍庫なんてウィンドー・ショッピングの対象にはならないし、11年目にして初めてこちらで冷凍庫をしげしげ比べてみた。その時私はあることに気がついたのだが、申しわけありません。早くも疲れてしまったので、また明日続きを書きます。
2010年05月26日
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ここベルギーでは土・日・月と3連休でした。中日の日曜日にはKemmel Bergen(ラクダ山)へお散歩に行ってきた。あれを山と呼んだら山が気を悪くしそうな、なだらかな丘陵地だが、平原ばかりのこの国にとってはあれさえも山と呼びたいのかもしれない。ちょうどZoete Markt(甘味市)が催されていて、お決まりのワッフル、揚げ菓子、アイスクリームなど目に毒の屋台が何軒か並んでいた。そして、その横には歯磨き指導の屋台も併設されており、甘いものを食べたあとにはよく歯を磨きましょうということか、見事なタイアップぶりを発揮していた。ライラをノーリードでお散歩させるのはこのところの日曜日のお約束になっているが、私は今まで彼女に対する認識が甘かったのではないだろうかとふと思うような出来事があった。これまで私はライラが他の犬に吠え掛かっていくのは、怖がりの犬によくある威嚇行動と信じていたのだが、どうも彼女は本当に気が強いよう。ノーリードで遊ばせていたとき、たまたま前からやってきた来たミニチュアピンシャーに突進していったのだ。幸い、その人はリードをつないでいたが、あわや大喧嘩になるところだった。少し坂道だったため、私も追いつけず(日ごろの運動不足がたたってる)、「マナー悪い飼い主と犬」と思われたかもしれない…。家に泥棒が入ってもドーベルマンやピットブルのように「いかにも…」というような犬であれば泥棒もそれなりに用心するであろうが、パピヨンのように愛らしい人懐っこい犬だと、彼だってつい気を許してしまうに違いない。それがライラのようにあんなに獰猛な生き物だと、かえってこっちが詐欺を働いたようで申し訳ない気持ちになる甘いものいっぱいの市 小高い丘からの風景手前はワインにするブドウ畑 暑かったため、舌をハアハア出している 「早くおいでよ」と言われても、こんどはこっちがハアハア
2010年05月25日
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夫は携帯電話をプリペイド・カードで使用している。そのカードの名前は「PAY & GO」というのだが、あまりに横柄な名前だと思いませんか?ぺ、ペイ アンド ゴー直訳すれば「払え、そして行け!」ということではないか要するに「払わずして通り過ぎるな!」すなわち「うちの商品を買ってから、その代金をうちの会社に納めろ。さもなくば、ここから一歩たりとも前へ進むことは許さないぞ!」ということまぁ、ここまで深読みするのも私ぐらいになもんだろう。多分、会社側としては「ちょっと立ち止まって見ていってね」ぐらいの軽~いノリなのかもしれない。「FREE & GO (ご自由にどうぞ)」と言われれば、立ち止まって「何、何」と覗きこみもしようが、ああ高飛車に言われたのでは…。「フンあんな傲慢な名前をつけた会社のカードなんか買ってやるもんか」と思っているのだが、私がいつも贔屓にしてあげている(こっちの方が傲慢な言い方やん!)近くのスーパーのキャッシャーにおいてあるので、夫に頼まれればついそこで買ってしまう。だって、違う会社のカードを買おうと思ったら、いったん家に帰って買い物の荷物を置き、またそれから反対方向に向けてセンターにあるキオスクまで、徒歩10分あまりの距離を行かなくちゃならないんだもの。それは面倒臭過ぎるし…。というわけで、いつも「チッ」と舌打ちしながらも、PAY & GO カードを買ってしまうヘタレな私です。
2010年05月21日
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うちの地下室に住みついた猫、近頃気候もよくなってきて外を巡回に行くことが多い。そして、ライラはこのネコちゃんが大好きだ…いや、大好きだった。猫ちゃん推定15才のオバァチャン猫、ライラ生後1歳半の小娘犬。あの誰にでもどんな動物にでも唸りかかっていくライラが唯一心を開いた友。ライラはこのネコちゃんのあとをいつもついてまわり、臭いをかぎまくっていた。あまりに好きで嬉しすぎたのであろう、ある日ライラはネコちゃんの顔に手をかけて羽交い絞めにしてしまったのだ。これにはネコちゃんもビックリ、思わず猫パンチを繰り出した私たち夫婦でさえこの猫抱っこしたことないのに、ライラに抱きつかれてしまったのだ。もちろん爪は出していなかっただろうけど、ライラはぎゃっと飛び退った。ネコちゃんがビックリしたのもわかるが、ライラのあれほど強い愛情が伝わらなかったのも不憫以降、この2匹お互い知らん振りを決め込むこととなった。同じ種族間でも気持ちが伝わらない事だってあるのに、ましてや異種族間においては…。じゃあ、猫とチーター、犬と狼ならお互い分かり合えるのであろうか人間とゴリラも何れにせよ、愛情表現って難しい。ご飯の時間には玄関先で待っている。この2ショット、もう2度と見ることは出来ないだろうなぁ。ライラは出来るだけネコちゃんとはかかわりあいたくない様子。早くお散歩に出たがっている。
2010年05月20日
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前日食べ過ぎて今日はお菓子を控えようと決心したとき、でもやっぱりどうしてもガマンできないとき、私はカカオ分の高いチョコレートを食べます。チョコレートとダイエットの関係はすでにご存知のことと思う。あるハリウッド女優もカカオ分70パーセント以上のチョコレートを常備していて、おやつ代わりに食べるそうだ。ここはさすがにチョコレートの国だけあって、普通のスーパーでもいろいろな種類がある。GODIVAは世界中に知れ渡っているけど、私はシンプルな板チョコの方が好きだなぁ。もちろん、ゴディバ、レオニダス、ノイハウスなど有名どころのチョコレート店で売られている高級感あふれるプラリネも大好き。しかし、いかにここでチョコレートの値段が安いとは言え、一般ピープルが毎日口にするようなものではない。それにダイエットという点においても不向きだろうこのコテドールの板チョコが今まで私が見た最高のカカオ含有量だ。86パーセントと書いてある。 私はバナナとチョコレートのコラボが大好きで、これほどまでに相性のいい組み合わせが他にあるのだろうかと思う。バナナといえば小学校の遠足でおやつは100円までと決められていたころを思い出す。誰かが必ず「先生、バナナはおやつですか」と質問していたのは、後々のギャグとなって受け継がれている。これはバナナに溶かしたチョコレートソースをかけたもの。本当は例の生クリームを添えたいが、「今日は何食べても許してあげよう日」までガマン…
2010年05月19日
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今日は、昨日の続きのパキスタン人について述べていきます。私、昨日はパキスタン人と決め付けてしまってたけど、もしかして彼はインド人だったかもしれないしスリランカ人だったかもしれない。いや意表をついてマレーシア人ということも考えられる。とにかく、まあ、あっち系のつくりの顔だった。手にはスーツケースではなくあのガラガラのついたショッピング・バッグ(なんていう名前か知らないが)、足元は靴ではなくゴムぞうり。そしてあの農場をうろうろしていたということは、一目見て出稼ぎ労働者だということがわかる(いや、誰でもわかるって)。しかし、一体どういう経緯であんな内陸部の奥まった農場までやってこられたのだろうか。あのいでたちでベルギーの国際空港に降り立ったあと、一人で鉄道を乗り継いであんな田舎町にまでやってきたのか。いや、そんなはずはない。きっと、彼は文盲だと推測されるし、第一最寄の鉄道駅からでもあの農場までは徒歩1時間以上はかかるだろう。では、農場側と彼ら外国人労働者との間には人材派遣会社が入っていて、空港にはその会社のバスが迎えに来ていたというのはでも、それならなぜ農場の入口まで送っていかなかったのか。あんなところをうろうろしているということはどういうことなのか、追いかけて行ってここへたどり着くまでの経緯をぜひ彼に聞いてみたかった。だが、もし「That’s not your business!(アンタには関係ない!)」と切り捨てられたら、切なすぎると思い踏みとどまった。横にいた夫に「どう思う」と聞いたら、彼は1ミリも1ミクロンも自分には関係ないというそぶりで「さあね」の一言。そりゃアンタはそんな憂き目にあうことはないかもしれないけど、私は万が一にでもそういう機会に恵まれるかもしれない(できれば遠慮しておきたいが…)ではないか。「さあね」で片付けられた日にゃ、とまた拳を小さく握り締めた。私たち夫婦の口げんかはお互いのこういうリアクションの悪さからはじまることって多々ある。
2010年05月18日
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昨日の日曜日も、もちろん「昼下がりのお散歩」を楽しんできました。先週に引き続き、だだっ広い農地の中を歩いたのだが、夏はあまりの照り返しのきつさに干からびてしまうのではないかというほど。そんな中、一人のパキスタン人と出会ったあんな内地の奥深くにあんな顔立ちの人を発見するとは、全くの予想外の出来事で思わずまじまじと彼の顔を見つめてしまった。あぁ、これについてはまた私の妄想が大きく膨らみすぎてて、一度に書いてしまえないので明日にまわすことにする。さて、先週に引き続きライラをノーリードで歩かせていた機嫌よく寄り道しながらも私たちのあとをしっかり付いてきていたのだが、ある牧草地でのこと。牛の放牧場なんてこれまでに何百回も通り過ぎてきたし、その度彼女はぜ~んぜん見ないふりをしてヘッチャラだった。なのに昨日に限って、今までのどかに草を食んでいた牛の群れが急に走ってこちらへ寄ってきたのだ。バッファローが走る姿なら想像できるが、普通の家畜であるはずの乳牛がドドッと走り寄ってくるところは私にしてもショッキングな光景だった。ましてや、ライラにとってはどれほどの恐怖だったことか隣接しているきちんと整備された農地の中ほどまで、走って逃げていってしまった。もう「お尻ふりふりウォーク」などと気取ってる場合じゃない。お百姓さんがせっかく綺麗に土を耕した農地を蹴散らし、脱兎のごとく畑中を逃げ惑い…。「ごはん、ごはん」と音頭をとりながら、やっとの思いでおびき寄せたが、これががもとで牛のトラウシ…ではなくトラウマにならなければいいが…(すみません、またつまらない駄洒落を口走ってしまいました)。昨日は日曜日で誰も働いてなかったが、今日になってあそこのふぁーまーがあの畑を見回りに行ったときのショックを思うと、いたたまれない気持ちになる…ってホントかぁ~お馬の親子は仲良しこよし~ これが例の牛の群れ。真ん中の一頭がどうもボスっぽい。 ライラもこのときはノンビリ草を食んで()いた。 風に毛をなびかせ楽しげに走り回っている
2010年05月17日
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うちの近所の教会では毎週土曜日の夕方5時にミサが始まる。若い世代にはもう殆ど人気がないが、根強い信仰心を持った老人たちの間ではひとつの社交場と化し、未だに熱心に通っている人もいる。5時45分になるとぞろぞろ人々が帰り始め、ちょうど帰り道に当たるのか私の家のまん前でいつも4~5人のおばさんたちがミーティングと言おうか、井戸端会議をはじめてくれる。気ぃ遣いいの私としては、あんなに喋ったらのど乾くだろうし、お茶でも持っていったほうがいいかしら?とか、ずーっと立ちっぱなしでは疲れるだろうし、椅子でも持っていったほうがいいかしら?とか、いろいろ憂えちゃうわけです。でも、ある土曜日、そんな私の親切心が粉々に砕かれてしまう事件が起こった。夕方6時ごろ知らない男性から電話があり、アンタの家の前にいる○○さんを呼んでくれとのこと。私は受話器を持って○○さんを玄関のところへ呼びに行った彼女はその電話で二言三言喋った後、「じゃあ、すぐ帰るわ」と言い残し、お礼も言わずに私にその受話器をつき返したのだ。そして、仲間に「じゃあね」と挨拶をして急いで家路についた。私はあまりの失礼さにボーゼンと立ちすくんでしまったが、この鈍い頭を高速回転させて考えたところによるとこういうことではないだろうか携帯電話も持っていない(私もですが…)あの婆さんは、「教会帰りにはあの家(うち)の前にいるし、何かあったらあの家に電話するよう」彼女の家の人に伝言しておいたのだろう。うちは電話取次所に指定されていたに違いない。そして、私は彼女の私設電話交換手に任命されていたのだ。く、くそぉ~、塩でもまいたろか今度からはもう絶対心配なんてしてやらない電話もとらないあの時間になったら家の前をほうき持って掃除でもしてやるんだ
2010年05月15日
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今日は久しぶりに晴れ間がのぞいて、ちょっと心もウキウキライラとのお散歩も少し足を延ばしてみようかなぁという気分になっていた。トイレもちゃんとうちで済ませていた(私ではなくライラが)。うちは決められた場所でなら家の中でもトイレはしていいことにしている。そしていざ、家の前から少し大きな通りに差し掛かったとき、道の真ん中でライラが急にウ○チング・ポーズをとりだした誰かと一緒なら、「いやだわ、こんな所で。オーホッホッホッ」とごまかせるが、一人だったのでずーっとうつむいて待っているしかなかったこんな田舎町でもやはり車の往来はあり(いや、田舎町だからこそ他に移動手段は殆どなく、かえって車が多いのかもしれない)、道のまんまん中に陣取っていた私たちを2~3台の車が停止して待っていてくれた。それなのに、それなのにライラときたらポーズだけとって何もしていなかったのだぎゃっ、どうしよう待っててくれた車のドライバーさんにも悪いし、私が愛犬のフンの始末をしない人に勘違いされてもシャクなので、ビニール袋を取り出しフンをとるポーズをした。家に帰ってから空のビニール袋をしげしげと見つめ、私ってなんて気の小さいオンナなんだとがっくりきたでも、あの場で周りの皆に「実はフンはしてなかったんですよ」と言い訳してまわるのも…ねぇ。
2010年05月14日
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前回、おにぎりとお味噌汁の話を書いていてまだ追記がありました。私はいつもお味噌汁を作るとき、いちいちダシをとるのも面倒なので「ダシ入りお味噌」のパックを使っている。それは私が一時帰国の際に買ってくるのだが、ある時いつも買うメーカーのぶんがなくて普通のダシが入ってないお味噌を買ってしまった。そしていざ、こちらで土曜日のランチを作ったとき、出来上がったものを飲んでみるとなんだか味がない。そう、私はダシの入ってないお味噌をそのままお湯に溶かして作ってしまったのだ「あ、これはダシ入り味噌じゃなかった」と思ってもあとの祭り。夫には「これはちょっと薄味に感じるかもしれないけど、京都なんかではお料理の味ってみんなこうよ。薄味の方がで上品とされてるの。」と弁明しておいたうわっ、これって「薄味」って言うよりただ「味がない」だけやんと自分でも思いつつ… また、ある日の土曜日、いつも食卓で使うお箸の一本が折れてしまった。もちろんストックはないし…と考えていると、赤と黒そろいの菜ばしが新品のままあることを思い出した。フォークより気分出るわねということで、その菜ばしを食卓に並べ、これまた夫には「今は短いお箸が一般的になってるけど、昔はこのサイズのお箸が正式とされてたんよ。今もどこかの地方では、まだ長いのを使ってるらしいわ。」とこれももっともらしい作り話をして言い含めておいた(ただ丸め込んだ…とも言う)これって、スープをスプーンを使わずにおたまで飲むようなもんやん。お好み焼きをコテ(テコだったかしら?)を使わずにフライ返しで食べるようなもんやん。スパゲッティをフォークを使わずに…って、もうしつこい でも、今よく考えてみると夫は本当に私の話を信じているのだろうか多分信じたふりをしてるだけなんだと思う。また私のことだから、言い返したりしたらうるさそう…って。
2010年05月13日
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うちの地下室には一匹の猫が住み着いている。私がこの家に住み着いたのとほぼ時を同じくしていたので、もう11年になろうか。当時もうすでに成猫だったので少なくても推定、今12才、もしかすると20才かもしれない。あいだをとって15才としてもまだまだ元気で毛艶も良いうちの地下室はガレージへと繋がっており、そのガレージからは地上へ出られる構造となっているので、猫用のドアは取り付けていないが、ガレージのシャッターを少し開けておけば出入り自由である。この猫、冬のあいだは我が家の地下室から一歩も出ず(猫砂も置いてあります)、暖かくなると外の巡回に出かける。真夏には食事をするときに中に入るぐらいであとはずーっとうちの庭か隣の庭にいる。以前キキちゃんを病院に連れて行ったとき、獣医さんが「どんな動物でも人に死ぬところは見せまいとする。特に猫はその傾向が強い。死ぬその時まで自分の弱みを隠そうとするので、人間が変化に気付いたときにはもう手遅れになってることが多い。」と言っていた。私はそれを聞いて「猫ってなんてハードボイルドなの」と感激してしまった家猫は仕方ないのであろうが、外猫は死ぬ間際には急に姿を消してしまうってよく聞く話である。うちの猫にとってその美学を貫く日が少しでも遅く来るように…と祈るばかりだ。これがその黒猫。名前は付けてなくて「ねこちゃん」と呼んでいる。さすが野良猫出身(今も半・野良)だけに目つきが鋭い。 暖かくなって外へ出かけようとしているところ。 顔を隠して寝ているふりをしてても、片目はしっかり開いている。在りし日のキキちゃん。 ちっちゃい牙が愛らしい期待満々の目でこっちを見上げている。
2010年05月11日
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昨日のお散歩コースは行けども行けども草原が続く、フランスとの国境地帯に行ってきた。狭い川ひとつで国境を隔てていて、その昔フランス側の方が税金が安かったため、不法に川を越えて闇市で買い物する人が後をたたなかったそうです。だだっ広い土地で余計にからっ風が身にしみ、本当に案山子の気持ちがよく分かる…見通しもよく誰一人お散歩者も見当たらなかったので、生まれて初めてライラを放してみた。最初のうちは見えないリードがあるがごとく、私のすぐ後ろをトコトコついてきてたようだが、少し経つと20メートルぐらい一人で駆けて行っては立ち止まって私たちを待つようになり、彼女にそんな芸当が出来たのかともう感涙の嵐(そんな大げさな…)。では証拠写真をお見せしますね。これは牛の糞がところどころに落ちていて、それをほじくっているところ(汚~) ね、リードなしで一人で走ってるでしょう 今度は羊さんを見つけました。何かみすぼらしかったけど、この羊さんだけがこちらへ寄ってきてポーズを決めてくれた。 いつも帰りの車中ではぐっすり寝てしまうけど、この日は興奮冷めやらず…といった感じで、足元からダッシュボードの方へごそごそ顔を出してきた。うちは車に乗るときは抱き上げずに私の足元に置いている。ひざの上に乗せると余計安定感がなくなってよろよろしてしまう為。犬用のシートベルトが良いのかも知れないが、また後部座席で一人でいるとうるさいだろうなぁと思って、結局このスタイルに定着してしまった。窓の外を見れないのは退屈かもしれないが、寝ててくれた方が楽チンだもんね~ うちの車は日本製(マツダ)だが、やはりここでは外車仕様に変わっていて、運転席は助手席の右。
2010年05月10日
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私は何を隠そうおにぎりを作るのがヘタだ「お料理は得意ですか」と聞かれれば、「ハイ」と答えてもあながち罪には問われないほど、わりと手際よく何でも作れてしまう方だと自負しているもちろん、牛1頭やマグロ1匹を「さあ、さばいて」と言われても困ってしまうが、きちんと切り身になっていればそれなりに対処は出来る(当たり前ですが…)。なのに、おにぎりには悪戦苦闘させられてしまう。それにしても、おにぎりって料理のうちに入るのだろうかただ単に、にぎる技術を習得しているか否かによるものだけだとと思う(負け惜しみ)。うちは月に1度ぐらいのわりで土曜日のランチは「お味噌汁とおにぎり」というメニューに決めているのだが、そのおにぎりの形のヒドイことったら…三角はもう出来ないと諦めているので、せめて俵型には…と思うのだが、これさえも難しい私のおにぎりの作りかたといったら、本当に「ごはんを握リつぶしている」ような感じで、とってもいびつな俵型になってしまう。夫には「おにぎりというのはご飯を握リつぶしたことにその語源を発してる」と説明してあるが、彼が私の実家に泊まりにきていたある時、母がお夜食にと三角おにぎりを作ってくれた。もちろん、彼女が作る三角おにぎりはパーフェクトなシェイプしかし、それを見て夫は「これはおにぎりに似ていますね」って。母:「似ているんじゃなくて、これはおにぎりよ」夫:「でも、家で食べているおにぎりは、もっとこう石ころのような感じですよ。Y(私のこと)はそれが本当のおにぎりの起源だと言っています。多分お義母さんが作ってくれたのはおにぎりを変形させたものなんでしょうね」私:「そうそう、こんな形のも現代ではわりとポピュラーになってきてるよ」 母:「・・・」
2010年05月07日
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私はこちらへ来た当初、老人会に所属していた。正式会員ではなかったが、オブザーバーとしていつも出席していたのだ。まぁ本当のところは、姑に連れまわされ、いつも顔を出していただけなのだが…。彼女も外国人である私を得意に思っていたのであろうが、他の老人たちもそれは珍しがっていた11年経った今、その老人たちも次々に欠けていき、私ももう老人会へは全く参加しなくなった。そんな中でも姑は元気いっぱいで、今度は自分より1~2世代若い老人たちをターゲットにして友達作りに励んでいるよう…。姑は現在85歳だが、あと10年・20年は軽く生きるであろうし、将来私に正式な老人会への招待状が届いたら、また一緒に参加するのであろう
2010年05月06日
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うちの庭には1,5メートル四方のほうれん草の畑が3面ある。昨日の夕方にそのうちの1面を刈取った(もちろん夫が)。 今日は軽く茹でた後、ビニール袋(5袋出来た)に小分けして冷凍保存。これはキッチンのシンクで水洗いした後のものですが、日本のものより根のピンク色の部分が随分小さい。 ほうれん草の収穫があった最初の年、夫はこんな形で私に手渡した。根の部分がばっさり切り取られている今までにも、こちらのスーパーではほうれん草の葉先しか売ってないのは知っていたが、せっかく家で採れた新鮮なほうれん草までこんな無残な形になろうとは…。夫とてほうれん草の根っこを食べる習慣はないし、親切心でやったことなのであろうが、私はショックだった…その昔、うちの家庭ではほうれん草は丸ごと食べるのが当たり前で、「根の部分にこそ栄養があるのよ」と言った母は、節約魂に燃えた結果、苦し紛れに私たち家族を丸め込んだのではないかいや、しかし、日本のスーパーではちゃんと根付きで売られているし、「ほうれん草丸ごと」というのもうちの家庭だけではないはず。こちらではあのドケチ王の姑でさえ、ほうれん草は葉っぱの部分だけしか食べず、後は家畜の餌になると言う。ところ変われば…であるが、ほうれん草は葉先の柔らかい部分、茎のシャキシャキした部分、根っこのコリコリした部分と丸ごと全部食べたい。
2010年05月05日
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去年の写真の整理をしていたら、ライラをはじめてこの家に連れてきた日を懐かしく思い出したブリーダーさんのところまで、車で1時間の距離。ダンボール箱の中に入れて連れ帰ってきたのだが、もちろん車での移動なんて初めてだし、上からも下からもの汚物まみれになってしまった。(お食事中の方ごめんなさい…って食事しながらブログは見ないでしょう。まあ、サンドイッチやスナック類をつまみながらは十分ありえるとは思いますが。何を隠そうこの私がそうです…。)で、帰って早速シャワーをしたが、シャワーも初めてだしブルブル震えていて本当にかわいそうだった(と言ってあのままでは…)。そして、私はもう目の前が真っ白になってしまった何と女の子と思って連れて来たのにおチ○チ○がついていた(いるように見えた)のだ。私は今まで猫しか飼ったことがなく、その時は犬の生体について全く無知だった。猫の「女の子の部分」は体の中に入っていて見えないのだが、犬の場合は外に飛び出してるなんて…。あたふたしながら夫を呼んで、「こ、こ、こ、これ見て」と叫んだら、彼も彼で「ほ、ほ、ほ、ホンマや」って。今、思うと、全くの馬鹿夫婦ぶりですねでも、いくらなんでもブリーダーさんが間違うはずないし…と迷いながらも、写真つきメールを送って確かめてもらった。返事は「これは確かに女の子です。男の子のものはもっと上についてます(爆)【←この(爆)は私が勝手に考えたけど、絶対大爆笑してたはず…】」これが証拠写真です。私にはこの小さな突起物がおチ○チ○に見えた…。 初めてお散歩に連れただしたところ。お日様が眩しかったのか、眠たかったのか…。 部屋の中で元気に遊んでいます このお洋服、今年はもう小さすぎて着れませんでした。ホントに子犬の成長って早い…。
2010年05月04日
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昨日のお散歩は「HILL(ヒル) 60」へ行ってきましたこれは私のネーミングによるものではなく実際にあるし、もしベルギーへおこしの際「HILL 60はどこですか」と聞いてもらっても良い。スタート時は肌寒かったもののお天気は崩れそうになかったので、意気揚々と出かけた。こんな川沿いを歩くところもあり、前回来たときは秋だったので枯葉が舞い落ちていたが、今の季節は新緑ですがすがしい。大きな角を持ったヤギさんがいた。これだけ伸びたのって生まれてから全然切ってないのかも…。天気予報では曇りと言ってたのに、途中からぽつぽつと雨が降り出してきたそしてその雨は冷たかった…(こじつけみたいだけど、ホントにホント)となれば、私の脳裏に浮かぶのはやはりあの歌ただし、ユーミンは確か町をさまよったはずだが、私たちは森をさまよったさまよったと言うのは、ひとつ矢印を見落としていたのか何かとんでもない所へ出てしまったのだ。山小屋風のシェルターがあり10分ほど雨宿りをしていたら止んできた。ちょうどトイレも併設されていて助かった。冷えてたもんで…ライラは急遽Uターンした私たちに「何してるのもうしっかりしてよ」とちょっと呆れ顔
2010年05月03日
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以前、フランス軍外人部隊に所属していたという人と話す機会があった。その人は日本人だったが外人部隊なんて小説の中だけのことと思っていたので、なかなか興味深かった。彼によると、1部隊に1人いるかいないかの割合で日本人の若者の姿もちらほらあるらしい。当時はサバイバル訓練と称し、山の中を一昼夜フランスパン、いわしの缶詰、水筒に入れた水だけの食料を持ち駆けずり回っていたということ。外人部隊というと「カスバの女」を思い出す。思春期の多感な時期に聞いたことがあり、未だにずーっと耳に残っているのだが、お若い方はご存じないのではないか「ちびまる子ちゃん」を懐かしめるような昭和の高度成長期に育った方なら小耳にはさんだことがあるかもしれない私はこの3番の歌詞が好きでいつも泣いてしまう。別にモロッコにもチェニスにも行ったことはないが、なんだか場末の遠い町(ここからは飛行機で3時間程度だが)として憬れてしまう。ああ、今日はこの話ではなくて野戦食の話だった。もう、私はすぐに話が脱線してしまう…。で、そのフランスパンといわしの缶詰をそのまま食べるのも味気ないしちょっと工夫してみた私は兵士ではなく普通の主婦なので(そんなこと説明されなくてもわかってる)、少しぐらいの贅沢は許してもらえるのではないか。そこで、いわしの缶詰にみじん切りの玉ねぎを加え、マヨネーズで和えてサンドイッチにしてみた。フランスパンは出来るだけ「今、お店から買ってきました」というようなパッリパリのが良い。栄養のバランスを考えてお水ではなく野菜ジュースにしてみた。パセリを飾って出来上がり。立派なおこ…ではなく「おくさまランチ」になったではないか。私は平日のランチは一人なのでいい加減に済ますことが多いが、しっかり食べたい時はこのちょっとソフィスティケイトされた野戦食を食べて、「ランボー」気分になったりする
2010年04月30日
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ここ数日のベルギーは暑いついこの間は春だったはずなのに、季節はもう夏に変わったのだろうか。昼間は27度にもなるが、天気予報では明日からまたぐっと冷え込んで夜は氷点下にまで下がるそう。こう寒暖の差が激しくてはこの老体にはこたえるわというわけで、アイスクリーム・カーがこのところ頻繁に走っている。夕飯前の5時ごろ、世にも楽しげな音楽を鳴らしながらワンボックスの軽自動車で住宅街をのどかにまわっている。私はあれを聞くと「チャルメラ・ラーメン」や「焼き芋・カー」を思い出してセンチメンタルな気分になる。でも、ラーメンや焼き芋の呼び声は物悲しげでなんとなくノスタルジックになるというのはわかるが、あの軽快でポップな明るいアイスクリーム音頭()を聞いて、ここの子どもたちは大人になったとき郷愁を感じたりするのだろうか夕食のとき夫に「この頃よくアイスクリーム・カーが走ってるね」と言ったら、「そうか~」という返事。ま、彼は通勤道中殆ど高速道路の上で住宅街は走らないし、またアイスクリーム・カーとしても高速には乗らないだろうから、お互いかち合うはずないか
2010年04月29日
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私はキレやすいしかし、キレる時には自分なりのルールがある(…と思っている)。でも、あとで考えるとこれは俗に言う逆ギレだったのではないか…ということがあった。うちは月に一度の割合で隣町にある大型スーパーへ夫の車で買物に行くが、そこのスーパーはよく郵便で割り引きクーポーンを送ってくる。ある時、「5ユーロ分プレゼント」という見出しでツナ缶、グリンピース缶、食パン、マーガリン、洗剤がセットになった写真のクーポン券が同封されていた。洗剤は私の好みのメーカーのではなかったが、「まあ無料だしもらってあげてもいいか」という気持ちでそのクーポン券をキャッシャーのところで差し出した。ところが、どうも様子がおかしいピッとバーコードを通って、私が5ユーロ分をプレゼントされるのではなく5ユーロ支払った形になっている。清算のあと、夫に「あのクーポン券で何もプレゼントもらわなかったんだけど…」と言ったら、「あれは貧しい人へこっちがプレゼントするクーポンやで。内容ちゃんと読んだか」って。「そ、そんな、アンタ私が今まで寄付なんてしたことあった私がうっかりしてたんやったらちゃんとそれを止めるのがアンタの役目でしょ今すぐ取り消してきて」「なんで僕が行くの自分で行けよ」「アンタが行け」の押し問答になり、結局クーポーン券はそのままになりました。でも、よくよく考えてみると絶対おかしかったキャッシャーのところにそんなセット全然用意されてなかったのだ。でも、私は自分の意思に反して、例え5ユーロとはいえ寄付してしまったことが悔しかったんだもん…
2010年04月28日
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飼い主の私が言うのもなんだが、ライラはそこいらのモデル犬のパピヨンよりパピヨンらしいお耳ばたばた、毛はふさふさ、気品・優美さともに兼ね備えてると思う(言い過ぎましたが、全ての愛犬家の方ってやはり自分の犬に対しては贔屓目に見てしまいますよね)。そして、飼い主の私が言うのもなんだが、ライラは実に友好的ではない(これは私の育て方が悪かったのですが)。そんなライラ、カフェに入れば隣のおばさんから「まあ、なんて可愛らしい」と絶賛の嵐道を歩けば、子どもたちが「ダッコさせて~」と寄って来る。しかし、彼女はおばさんたちからも子どもたちからも必死で逃げ惑い、それでもつかまえて「どうぞ」と手渡すと、半ば仮死状態に陥っている。見かけがいくら可愛くても、あの性格では…。さて、では人間の女性ではどうだろう外見がすばらしくスタイルの良い美人でも、内面がそれほどでもない人。反対に外見はこれといって見栄えのしない人でも、性格の可愛い人。う~ん、どちらをとるかと言われれば、付き合いの長さにも寄るのだろうが、その時だけならやはり第一印象がいいほうが得ではないか美人のほうがホテルのフロントでもいい待遇を受けそうだし、八百屋のおじさんにもおまけしてもらえそうな気がする…。そんなことを考えながら、今日もお尻ふりふりさせて得意げに歩くライラのあとを腰を低くしながら(ただ単に足が短いだけ)歩く私がいる。私も若い頃はお尻ふりふりさせて歩いてたもんだ…って大ウソです。
2010年04月27日
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日曜日のお散歩コース、昨日は「キャッスル(お城)の森」に行きました。もちろん命名は私で、本当の名前は知らない。ここも多くのお城がそうであるようにお堀の中に建っていて、跳ね橋を上げてしまうと外からは進入できない。敷地外から撮ってみた。広~い原っぱが広がっていて、ライラも気持ちよさげ でも、しっかりリードはつないでいる。家の中でさえ夫婦二人がかりでつかまえられないのに、外で離すなんて怖過ぎ~ ここの森は、さくらんぼの木が両立していてわざわざそれを見に行ったのに、すでに昨日は散りかけだった野生のものは早いのかなぁうちの庭のさくらんぼの木は今が盛りと咲き誇っているのに…。写真はうちのものだが、野生の木はもう少し貧相な感じ。ちょうど家猫が栄養分たっぷりに肥えているのに対し、野良猫がやせ細ってる…みたいな。もっとも、まん丸に肥えた野良猫もいるが…。で、さくらんぼの木の花って薄いピンク色かと思っていたけど真っ白花びらの大きさは普通の桜の半分か3分の2ほどで、これは先ほど、家の2階の窓から撮りました。
2010年04月26日
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