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2025.12.20
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18日に都内水元公園を訪ねた折、ハシビロガモの大きな嘴の縁にある櫛状の「板歯(ばんし)」の一部を観察することができました。水面を移動しながら移動する姿は観察しているのに板歯を観察する機会がありませんでしたので、観察した際にはやったーと口ずさんでいまいました。(写真一枚目)
(*)クチバシの縁に「ふるい」のような機能があるのが「板歯」です。
人間の歯と違いカルシウムではなくタンパク質が変化したもので人間の爪に相当します。
クチバシをシリンダー、舌をピストンのように使いポンプで水を汲み上げるように、クチバシの先から水を取り込み、水がクチバシの中を流れ、板歯から外へ流れ出ますが、餌のプランクトンなどの生物は板歯に引っかかる仕組みになっているので餌を食べることができる仕組みです。
鳥友とのやりとりで話題となり、ハシビロガモは水中のプランクトンや微細な植物の種子などを水と一緒に吸い込み、ろ過摂食に特化しているとされるが、他のカモと同様に雑食性があることを指摘している研究報告が複数あると耳にしました。
(ハシビロガモも他のカモと同様、雑食性を持っていた)
ハシビロガモの嘴は、ろ過機能を備えている独特の嘴です。
富栄養化した水域で水中のブランクトンなどの微小な甲殻類を濾し取って食べているものと考えられていました。ところが、主にロシアの繁殖地での食性をまとめた記録報告によると、水棲昆虫、水草など他のカモ類が摂取している多様な餌を摂っていると報告があり、採餌特性として微小な甲殻類を主な餌とするには矛盾があると指摘が複数の研究者からありました。
松原(1996)は、千葉県手賀沼ほかでハシビロガモの調査を行い、結果を報告しています。
報告によると、ハシビロガモは他のカモ類が餌として利用できない動物プランクトンなどの微小な甲殻類を餌として利用でることが実証され、冬期において他のカモ類と競争することなく大量の餌を得ることができると記しています。
多くの図鑑類に嘴の形状で甲殻類を摂取するのに特化していると記していますが、実はそうではないということです。
他の種類と同様に多様な水生生物を餌として利用するというカモ類本来の雑食性という採餌特性も保持している、こうした幅広い食性を持って水界生態系の自由度を拡大できたことが各地で生息できた背景にあると述べています。
(引用)
松原健二.ハシビロガモの嘴の形態と食性および生息地選択性との関係.
我孫子市鳥の博物館調査研究報告.第5巻.p52-55.
(写真)
一枚目:2025年12月18日都内未水元公園、
二枚目:2020年12月13日千葉県成田市
三枚目:2013年10月28日千葉県成田市で撮影











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最終更新日  2025.12.20 19:49:30
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