楽しく ひまつぶし Labo

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2024.07.01
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カテゴリ: 読書
原田マハさんの「キネマの神様」、15年程前に発行されたチョッと古めの作品なのですが、まだ読んでいなかったので読んでみました。



この作品、3年ほど前に山田洋次監督によって映画化されたことは知っていましたが、個人的に主演の沢田研二さんが少々ニガテなため観るのを躊躇していました。そして恥ずかしながら、最近本屋さんでこの本を目にしたときこの作品が原田マハさんの作品であることを初めて知りました。原田さんの作品は今年既に3冊読んでいて、いずれも良い印象を持っていましたのでさっそく読んでみることにしました。

マンションの管理人をやっている映画好きだがギャンブル依存症で借金まみれの親父と、一流企業をやめることになり映画誌出版社に就職することになった娘の物語でした。
主な登場人物はみんな映画好き、そしてみんなが協力して「キネマの神様」というブログを立ち上げ、そのブログを中心に物語が展開していきます。

読む前に想像していたストーリーとは全く違っていて予想を覆されました。
チョッと都合がよすぎる展開とも思えましたが、問題が発生したり解決したり、又々問題が発生したりと最後まで飽きさせない構成に原田さんらしさを感じさせられました。


親父の日記やブログの記事、ブログのコメントに懐かしい映画たちの評論が出てきます。映画を観ているような映像描写や映画への思い入れが溢れていて、この部分を読んだだけで原田さんの映画愛をたっぷり感じられます。

文章は平易で読みやすくあっという間に読み終えてしまいました。
最初はご都合主義の軽い読み物と、軽く侮りながら読み進めたのですが、読んでいるうちに映画愛溢れるこの作品をとても楽しく感じながら読んでいました。最後にはなぜか涙をイッパイ流しながら読み終えました。悲しみの涙でも感動の涙でもなく楽しみの涙だったようです。


自分が映画ファンで良かったと感じさせてくれる作品でした。

この作品には色々な映画が出てきますが、「改めてもう一度観てみよう!」と思います。
特にラストに出てくるあの名画は絶対に!


キネマの神様 (文春文庫) [ 原田 マハ ]


お帰り キネマの神様 (文春文庫) [ 原田 マハ ]





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最終更新日  2024.07.01 11:54:12
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