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おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日は空調講座で大阪西紋建匠さんの ゆっくりばこ が会場です。築55年の家を改修した模様はこちらから社長の西さんとはMOKスクールや北海道断熱研修など、最近会う機会が多いのですが奥様の村上あさひさんとは初めて?お会いします。村上さんは三澤先生のエムズ建築事務所のご出身で現在は一級建築士事務所MUKを主宰されています。三澤先生繋がりで住宅医の検定会でも一緒だったようですが、検定会の発表のことで頭がいっぱいで、お会いした記憶が全くありません。ただ、FBでは何年も前から友達になっていますから恐らく住宅医がきっかけでしょう。村上さんのMUKが設計で西さんの西紋建匠さんが施行という二人三脚の体制でやっておられます。ゆっくりばこへは栂・美木多駅から歩いて行ったのですが、15分ほどの間に何件もの立派な家の前を通りました。立派な家と言うのは日本家屋のことで、それも最近建てられたのではなく恐らく戦前からある家々で長屋門がある家も多くありました。グーグルマップで見て頂くと一目瞭然ですがその家々がポツンポツンとあるのではなく、そこら中にと言うかそのエリア全体がそんな家だらけです。昔からの歴史のある堺ですから富の蓄積もあるわけです。ここまでとは思いもしませんでした。戦後、世代が代わる度に住まいを建ててきた日本ですが、そんな世界とは無縁な地域が堺にはありました。この街を見れば世代が代わる度に家を建てる、あるいは建てざるを得なかったかもしれませんがそれがいかに各個人の富を消費してしまうことなのかがわかります。どんな家を建てるのも自由かもしれませんが、これから建てる方の家は少なくても基本的な性能である耐震、断熱、気密、換気について次の世代、その次の世代に通用する性能を持たせる必要があります。自分のお子さんが住まなくてもお子さんと同じ世代の人が多大な改修費用をかけなくても受け継げる家であれば、その家は残っていきますし世代が代わる度に背負わされてきた住宅ローンからも解放されます。あのような立派な家を建てる必要はありませんが、次の世代にも通用するような性能でなければその住宅は昭和の時代の消費されていく消費財と同じと言うことになります。健康のためとバスに乗らず、駅から歩いて行ったおかげでいいものが見れました。冒頭の門は長屋門で材は全てケヤキです。扉はケヤキの一枚板でブックマッチになっています。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2024年05月31日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝は台風一過のように快晴で、昨日の風雨が嘘の様です。気温は13度で少し寒く感じますが気持ちのいい朝です。こんな日には洗濯してベランダで乾すといいなぁ・・・一昔前はこう考える方が大半でした。新築の家にはベランダが必須の時代でした。マイホームにはベランダがお約束だったんですね。しかし時代は流れて、最近ではベランダの搭載率が減少しているように感じます。あれほど、人気だったベランダをなぜ付けなくなってきたのか?簡単に言うと、必要だと思っていたけれど必要ではなくなったから。(金食い虫だと分かってきたから?)室内干し、部屋干しが急速に増えて、一般的になりましたし乾燥機の普及もありますが1階で洗濯したものを2階に持っていく煩わしさやベランダの防水の維持に意外にお金がかかることが、認識されるようになったことなども要因として挙げられます。大半のベランダの防水はFRP防水と呼ばれるものです。大手のHMなどでは、保証の延長の条件に10年毎にこのFRP防水のやり替え工事が入ります。この工事をすれば、建物が建っている限り保証しますと言うのを大手のHMが永年保証として出しています。保証延長の必須工事項目はベランダの防水工事だけではありませんから、10年毎に相当程度のお金が必要になります。瑕疵による保証制度は日本でも欧米でもあります。永年保証は瑕疵保証とは違います。10年毎にお金を払って、メンテナンスの代行を請負う仕組みで日本の一部のHMだけがしていることです。住まい手がそれを望んでいるからかあるいはHMが新たな収益源と位置付けて作った仕組か分かりません。住まいのメンテナンスなんてよくわからないし、訪問販売業者やいい加減な工務店には頼みたくないし、それなら建てた大手のHMに多少お金がかかっても任せた方が安心と言う心理もあると思われます。その住宅会社独自の工法や特許技術?で建てられていれば、つまり一般化されていない技術ではその会社しか手が出ません。住宅を現場で建てているのは実際はひとり一人が技術を持った職人さんで、大抵の事なら対応できます。彼らが出来ないという時は、技術的にはではなく資材やものが手に入らないケースが大半です。部品や部材を交換しようとしても一般化されていない容易に手に入らなければ、お手上げです。現行の瑕疵保証制度は全ての住宅に適用されます。個人の大工さんが建てた家でも、大手のHMが建てた家でも同じです。これから建てられる家は優に50年以上は持ちます。持ってしまいますから誰もが誰でもメンテナンスできる資材や工法であるべきでしょう。その会社でしかできないような永年保証なら必要ありません。住まいはその地域の大切な資産でもあるのですから。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2024年05月29日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。先ほどから、雨が降り始めました。明日も雨の予報です。気象庁の予報では平年の東海地方の梅雨入りは6月6日昨年は5月の29日梅雨明けが7月19日ですから40日以上は何かしらの梅雨の影響を受けることになります。洗濯をした時の洗濯物をどうやって乾かすか?最近はガス乾燥機を入れられる方も多いですし全自動の洗濯機で乾かす方法や室内干しを強行される方も。あるいはまとめてコインランドリーでと言う方もおられると思います。お子さんの進学や進級など洗濯物が増えるにしたがって、洗濯機を新規に購入して全自動で乾かすことを検討されてる方は注意が必要です。ガス乾燥機は乾燥に伴って出る水蒸気は室外に排湿されますが、全自動タイプの洗濯機は排湿機能のあるものと無いものがあります。つまり、洗濯物の水分が水蒸気となって室内に放出されるタイプです。部屋干しをしても結局は同じ量の水蒸気が室内に出ます。自然乾燥には時間がかかりますが、強制的に乾燥させますから短時間に放出されることになります。取説に乾燥時には窓を開けてと書いてあれば、そのタイプである可能性は高くなります。排気タイプと水冷除湿タイプがあって、排気タイプは室内放湿ですから稼働時には窓開け必須です。最近はヒートポンプ乾燥なんていうのもあるようですが…ガス乾燥機の場合排湿筒があって、水蒸気はそこを通って室外に排気されます。それ以外の上記の場合はそのような排湿筒はありません。ヒートポンプ方式も水冷除湿も洗濯機内で結露させ、排湿するタイプですがどれだけ除湿できているかは調べた範囲でははっきりわかりません。言葉では結露させて排湿すると簡単に言えますが、発生した水蒸気の何割が結露するのか?水冷除湿タイプでは水の温度はそれほど低くないことから結露する量も多くはなさそうですし、ヒートポンプ乾燥はエアコンで言う室内機と室外機が洗濯機の中に同時にあるとすると相当小型化してるわけで、除湿できる量は実際どれだけなのか気になるところです。各方式とも実際のところは、洗濯機が置いてある部屋の窓をあけて、換気扇をまわすというアナログな対応をすればそれなりに問題はありませんが、梅雨時では高湿度の外気が給気口から入ってきますし夏は高温の外気が入ってきます。除湿できる洗濯乾燥機と聞くと、そんなに便利なものがあるのかとある意味期待しすぎてしまいます。住まいの設計者としては住宅の性能が向上していく中、家電メーカーには乾燥機付き洗濯機で洗濯物を乾燥させたとき何キロの洗濯物を乾燥させると何キロの水蒸気が発生し各方式で処理できる水蒸気の量は何キロで室内の放湿される水蒸気がどれだけなのか、取説に書いておいてくれると助かります。一般的には脱衣室に洗濯機があり、隣は浴室です。なるべく早く乾燥させたい浴室ですが、隣の洗濯乾燥機からは乾燥を妨げる水蒸気が出る構図です。これからの梅雨入りを前にどうするか?住まい手がどんな洗濯機を購入するか?洗濯物は室内干しの場合どこに吊るされるか?設計者には住まい手がどういう生活をするのかによって、様々な対策やアドバイスが求められます。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2024年05月27日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今日は名古屋で、前先生と福山先生のセミナー。ディスカッションもあり、コーディネーターは金子さん。テーマはあるんですが、話しは多岐にわたりそうです。さて、現在打ち合わせ中の物件。同時進行で動いてますから着工寸前であったり、プランの作成の申し込みを受けたばかりとか色々あります。その中の一つに平屋の家があります。数年前から平屋が注目され、町中や分譲地でも平屋の家を見る機会が多くなりました。工務店の中にも平屋専門を謳うところも出てきています。一般の方はあまりご存知ありませんが、2025年に法改正があります。4号特例の縮小です。どういうことかと言うと今までは木造住宅は家を建てる時に出す確認申請では、構造の審査は省略されてました。審査が省略されていた理由は、資格を持った設計士が設計しているんだからちゃんと構造の計算はやってあるはずですよね。だから、申請があった時にはいちいちその確認はする必要はないよね。設計した人を信用してますからね。ある意味、究極の性善説です。で、国交省がいろいろ調べてみると(姉歯事件2005年の後)やはり計算されていない・・・構造塾の佐藤さんも、常々計算の必要性を言われていました。ということで2025年からは、木造住宅の建築をする時には構造計算(仕様規定も可)が必須となりました。同時に省エネ規定(断熱)もです。これで安心めでたし、めでたし・・・・?では無くて平屋は以前と同じでいいよ、そんな計算しなくてもいいよ、となりました。30坪程度の木造の2階建て住宅の構造計算(許容応力度計算)をするとA4で200ページくらいでしょうか。1年ほど前にお引き渡しをした肥田瀬の家は平屋ですが計算書は218ページ時間も手間もかかります。もちろん、費用もかかります。国がそんなものは出さなくていいって言ってるんだからいいんじゃない。そう考える設計者や工務店も多くいますし、もちろん住まい手側にも。でも、出さなくていいと言ってるだけで提出は省略しますよと言ってるだけで、計算しなくていいと言ってるわけではありません。そこのところをはき違えたり意図的に無視すれば、以前と同じと言うことになります。来年以降、平屋で新築を検討されている方も多くおられると思います。制度の趣旨を十分理解して、設計者にお伝えください。「計算書確認申請の時には出さなくていいかもしれませんが私には出してくださいね、計算してあるはずですよね?」紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2024年05月24日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今週は天気が続きそうです。外仕事が多い住宅建築では、仕事が捗って助かります。先日Xで6地域、Ua値0.49だけど付加断熱無し熱交換もしてなくて暑さ寒さのストレスなく暮らしていけれるからそれで十分と言う話がありました。以前、亡くなった辻静雄さん(辻調理師専門学校)が一般の方が料理を食べて美味しい、美味しくないというのはプロが言う美味しいとは意味が違うのでああそうですねと聞いているそんなようなことを言われてました。(うろ覚え・・・)数多ある諸条件を検討し、一つひとつの課題をクリアしてその結果としてストレスの無い家になったのか特に何かを検討したわけでは無いけれど幾多の偶然が重なり、その結果としてそうなったかは分かりません。本人が満足されているのでそれはそれで、喜ばしいことです。ただ、文面だけ読むとこれから家を建てる方が6地域ならその性能で十分なんだと誤解される可能性があります。現在ではUa値信仰的なところや断熱性能等級がいくつか、それが基準のように考えられる方が多くいますが新住協でもPHJでも基準は冷暖房負荷や需要で1年間その家に暮らした時にどれだけのエネルギーが必要な家か?エネルギーと言うのは冷暖房費だけでなく、調理や家電、換気、給湯、照明まで含めたお金のことです。住まいの立地条件や間取り日射の利用や制御と言った設計手法や住まい手の暮らし方などは千差万別です。先般のPHJの勉強会ではUa値0.27と0.46の家の暖房需要が条件によっては逆転しているケースを紹介してました。つまり0.27の家の方が暖房費がかかっているわけで、ある意味寒い家です。年間の冷暖房代がどれだけなら満足かあるいは経済的なストレスが無いかは人それぞれですが、建てる前に知っておくことは大切です。その家のUa値がいくつかより断熱性能等級がいくつかよりG2かどうかより冷暖房費、いくらかかるの?冒頭に紹介した例では投稿の文面から意図して設計されたものではなく、偶然が重なり偶々そうなったように感じました。偶然ではなく、意図してそれができる設計者や工務店は徐々に増えています。見た目のUa値ではなく実の冷暖房負荷それをお忘れなく。プロはそれを見ます。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2024年05月22日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日からの雨も上がった美濃地方今朝は青空が見えています。前回お話ししたあすなろ建築工房の関尾さんのお風呂のCF(サーキュレーションファン)最近はXやインスタ界隈でも、よく見かけるようになりました。お風呂は家の中で一番水蒸気の発生する場所です。高性能になればなるほど、この水蒸気が悩みのタネになります。日射は利用すれば百人力になるけど、利用の仕方を間違えるとマイナス百人力にもなります。お風呂の水蒸気もプラスに働く時と、マイナスに働く時があります。冬場の家の中は乾燥します。熱交換機や加湿器を使っても、エアコンで暖房していますから油断していればあっという間に過乾燥に。冬にお風呂の水蒸気が利用できれば、加湿器の電気代や水の入れ替えを気にする必要は無くなります。お風呂の床や壁、天井の濡れた水を蒸発させ、早く乾わかすことができればカビのリスクも低減できます。水蒸気に変えれば他の部屋は加湿され、お風呂は乾きますから一石二鳥です。紙太材木店での当初のやり方は、脱衣室にエアコンを設けることから始まりました。10年ほど前に建てた粟野の家からです。2015年に新住協の全国総会が名古屋で開催された時、粟野の家は見学コースに入ってました。会員の多くが見てますが、お風呂が注目されることはありませんでした。実はエコキュートのタンクも室内設置してあったのですが、こちらも2.3質問が出た程度でした。タンクの室内設置は北海道では常識ですが、こちらでは最近ようやく認知されてきたようです。当初は脱衣室にエアコン設置だったお風呂の水蒸気利用とカビ対策次に、ユニットバスのドアの上に開口を設けるようになりその後、サーキュレーションファンを設置するようになりました。上の写真は2年ほど前の設計で、今はもう少し改良しています。さて、それでもカビが生えたらどうするかとか梅雨時はどうするんだとか疑問に思われる方もいると思いますが、その質問に納得できる説明をしてくれる設計者を探す以外ありません。家の中やお風呂のカビは手入れをしていない手入れを怠っている住まい手の責任のように思われていますが、設計者の責任の方が大きいのが本当のところでしょう。かつてサッシの結露は冬の風物詩などと言う建築士もいましたが、今ではいません。近い将来、お風呂のカビはどう言われるようになるのでしょう。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2024年05月20日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝は快晴ですが、雑巾がけをした手が冷たい。気温は11度です。先日、空調講座で訪れたのは六ッ川の家関尾さんのご自宅です。細い路地の先でしかも傾斜地に建ってますから、一般の方向けの土地ではありません。集まっているのは設計者ばかりですから確認申請をどうやって下ろしたか?こんな場所で建築許可が出るの?などと話してました。そんな立地ですが周りの家も50歩100歩です。今更ながら都会で建てるのは、岐阜の田舎とは大違いと認識した次第。六ッ川の家はYouTubeでも公開されてますからご興味のある方はお訪ねください。せっかくですのでYouTubeなどでは出てこないところ、関尾さんがあとから少し手を加えた所のご紹介です。関尾邸のお風呂はハーフユニットバス。壁、天井は板張り、アスナロの木です。こちらではヒバと言います。浴室は実は建物から飛び出ています。つまり総二階ではなく、浴室部分には屋根があって3方は外壁になっている構造です。総二階の建物でお風呂もその中にあれば外皮に面する壁は1面だけですが、飛び出ているので3面外被に面しています。更に天井も外皮に面する訳ですから、他の部屋より寒くなる可能性があることはなんとなくお判りいただけると思います。そのお風呂の壁と天井が板張りです。一番カビをはやしたくない場所が一番カビが発生しやすい環境になっていることになります。対策はお風呂を寒くしないことといかに早く乾燥させるかこれは一般の住宅に言えることですが換気扇が付いていてもカビる・・・高性能な住宅だから大丈夫と言うわけにはいきません。条件が揃えばお風呂はカビます。関尾邸も高性能住宅で換気扇も付いてますが、カビたとか。対策は換気扇。もう一つ付けたんですね。換気扇2つで2倍換気すればいいのかと言うとそうではありません。換気扇を付けましたが、付けたのは室内側???空気は何らかの圧力の差か、温度差が無いと動いてくれません。お風呂のドアを開けただけではなかなか動いてくれないんですね。既存の換気扇もありますがそれだけでは足りません。なので脱衣室側から浴室側に向かって、空気を入れる換気扇を取り付けてありました。どんな家でもこの方法でOKかと言うと、そうではありません。関尾邸のような高性能で気密が取れていて、換気計画もきちんと出来ている家でないと、無理があります。設計者がそれを理解できていなければ無理があります。お風呂の循環ファンオーブルデザイン緑の家の浅間さんが最初に提唱されました。理論的背景や手法などは、浅間さんのブログにありますから興味のある設計者やお風呂のカビでお悩みの方、これから住まいの新築を検討される方は参考になさってください。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2024年05月17日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。書いているのは昨夜です。本日は早朝から全館空調講座の実測、横浜へ向かっています。演習問題の簡単な復習気温11度 湿度70% 200m3の部屋で600wの電気ストーブを3時間つけた。その時の部屋の温度と湿度を答えよ。今はこの段階これから、その部屋の外皮のUa値○○外気3度湿度70%室内側のUa値〇〇600wの電気ストーブを3時間つけた。その時の部屋の温度と湿度を答えよ。更にその先は、顕熱交換率〇%潜熱交換率〇%で1時間に50%換気した場合の温度と湿度は?数学的な思考回路が随分さび付いてますから、何を計算するにも時間がかかります。若い時ならもっとスラスラと・・・?この手の計算は何度も類似の問題を解いて、脳の神経回路を復活させる以外ありません。さて、前回、住まいのメンテナンスについてお話ししました。住宅業界では、診断と診断に基づく修理や修繕をひとまとめにメンテナンスと言います。本来別々のものをひとまとめにすることで住宅を建てた会社やHM、工務店でなければメンテナンスができないように思わせています。オープン化され、共通の構造で建てられた在来軸組み工法2x4工法であれば構造的な仕組みは同じです。フラット35の共通仕様書に基づいて、2x4も在来軸組工法も建てられているのですから。構造的には同じ仕様で建てられている住宅がなぜ同じHM、同じ工務店でないとメンテナンスできないか?そんなことはありません、そのように思わされているだけなのではないでしょうか?10年しないうちに廃盤になるような工業製品の外壁や合板フローリング塩ビ張りのドアや巾木や廻り縁廃盤になれば、誰がメンテナンスしても新しいものに取り換える以外ありません。工業製品ではなく自然な杉や桧、あるいは広葉樹地場の職人の作る畳や建具襖や枠材仕上げの漆喰や和紙誰でもいつでもどこでも手に入る資材や建材であれば50年後でも何の心配もいりません。誰かが直してくれます。HMの家の壁紙(クロス)品番もクロスのメーカーも分かっています。でも品番はそのHM独自の品番、一般に流通している品番ではありません。工務店がその品番で入手しようとしても買えないんですね、断られます。そのHMでしか同じクロスで張替えができません。囲い込みなんでしょうけれど、建てた人は自分が囲い込まれてるなんてこれっぽっちも思ってないでしょう。長期優良住宅で構造を含む図面が住まい手がアクセスできるよう残っていれば30年後40年後70年後でも誰でもメンテナンスすることができます。どの程度の図面を残すかは建てた会社の方針次第契約の前に確認しましょう。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2024年05月15日
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こんにちは紙太材木店の田原です。本日は早朝から健康診断に行き、更新がこの時間になりました。健康診断がほぼ専門の施設で岐阜市近郊にあります。今回は朝一の8時に予約できたのですが、月曜の朝一は渋滞もそれなりに予想されますので7時前には自宅を出ました。住まいの定期的な検査は人で言えば健康診断ですが、自分自身の健康については自覚できる部分~例えば頭が痛いお腹が痛い、急に痩せてきたなどがありますが自覚できない症状もあります。従って、健康診断の主な目的は自分自身では知りえないあるいは自覚できない健康に影響を及ぼす症状を早期に発見することになります。自身の健康について意識される方は食べ過ぎや飲みすぎあるいは運動不足など、日常的に注意されますが意識されない方、あるいは気にはしているけれどと言う方はあまり何か積極的な行動をされることはありません。住まいも人の体と同じで、自分自身でチェックできる部分と専門家でなければできない部分がありますが人の体と違って、自分自身でできることが非常に多くあります。つまり、専門家が見なければわからないというのはそんなに多くありません。修理や修繕は、治療と同じで専門の職人や技術者になりますが住宅における点検は一般の方、住まい手でもできます。体における健康診断と同じではないということです。住宅における点検は、住まい手が日々の生活の中で意識するものになります。体で言えば自覚症状がでてすぐにわかりますが、家は何も話してくれませんからその自覚症状を自分自身で見つけるということになります。住宅にはメンテナンスと言う言葉があってこれには、点検と点検の結果必要とされた修理や修繕の二つが含まれています。医療の場合は健康診断はあくまで診断。診断の結果必要とされる治療はまた別です。一昔前の話しです。住宅を建てる時に地盤の調査をしますが、地盤の調査をする会社と地盤の補強をする会社が一緒と言うのが大半でした。現在は、地盤の調査会社と補強会社は別々になっています。すると、調査結果の判定で補強が必要とされる判定は別々の会社になる前と後では、残念ながら違ってました。本来なら住宅における定期点検は、それが本業の専門会社が行う仕組みがあるべきでしょう。その判定結果に基づいて住まい手が修理、修繕する会社を選ぶ建てた会社にするのか別の会社にするかは、住まい手次第。長期優良住宅のように住宅の履歴(図面等)が第三者に保管されていれば、可能になります。住まいの、住宅の健康診断。こんな仕組みができると、いわゆる住宅のメンテナンスに客観性、透明性がでて、住まい手に取ってあるいは地域や日本社会全体にとってプラスになるんじゃないでしょうか。メンテナンスをやたら強調する住宅会社。あるいは保証期間〇〇十年!完成してからも長~いお付き合い・・・へそ曲がりの私は点検した結果の修理や修繕に客観的な透明性はあるのか?本当に必要か?なぜそうなってしまったのか?原因は何だったのか?ちゃんと説明しているんだろうか・・・紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2024年05月13日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝も気持ちのいい朝ですね。寒くなるのは予報で言っていましたから昨夜は仕舞ってあった厚手の掛け布団を引っ張り出してきました。住まいの性能次第で寝室の温度は変わってきますから、使用する掛け布団は家それぞれですね。冬でも家の中では短パン素足それでいて冷暖房光熱費はロハの家もあれば、電気代、ガス代、灯油代の合計が年間ウン十万の家もあります。2年ほど前まで最高等級だった断熱性能等級4程度の家では、パネルを設置してなければ年間の冷暖房光熱費は最低でも15万円程度はいくんじゃないでしょうか。この15万も恐らく我慢の15万で、冷暖房は気にされてると思います。ただ、実際に家庭内で使われるエネルギーで一番使われているのは給湯代つまり、お湯です。深夜電力も以前のように安くはありませんからエコキュートだからと言って、工夫しなければ以前ほどの恩恵はありません。住まい手の意識としてできる節約は冷暖房費程度です。LEDになった今では、電気をつけたままにせずこまめに切っても期待するほど電気代は下がってくれません。いきおい、節約しようとすると我慢の冷暖房となります。しかし、我慢の節約をしなくても給湯エネルギーを削減できれば暮らしの質を向上させることができます。お湯をできるだけ使わない、あるいはお風呂に入る回数を減らすそんな選択ではありません。家を建ててしまってからではできることは限られてきます。住まい手になる方にできることは建てる前に、契約の前に、設計者や工務店、HMを選択することになります。誰に相談するか誰と組んで家づくりをするかでほぼ決まってしまうと考えていいでしょう。どんな生活をしたいかどんな暮らしをしたいかそれは人それぞれですがローン金利が上がっていく中、経済的な負担は極力低くあるべきです。住宅の性能の質を下げて建物価格を下げてローンを少なくするのも一つの選択かもしれませんが、その選択の前にそれを選んだら毎年どれだけ冷暖房光熱費が必要になるかローンの返済と合わせると合計でいくらになるか?目先の建築費だけを見るのではなく、その家で生活した時の冷暖房光熱費がいくらになるか設計者に聞く必要があります。燃費の悪い一昔前の車はガソリン、1リットル当たり走れる距離は8km程度それが今では、20kmが普通でしょうか。家でも同じです。燃費の悪い家といい家では年間どれくらいちがうんでしょう。同じ生活をした時、良い家ならゼロ新築でも悪い家なら20万以上かかるでしょう。しかも住むのは50年・・・車の使用期間に比べれば、相当開きがありますし簡単に買い替えはできません。どんな家を建てるかは車と同じで、あなた自身です。経済的にも肉体的にもストレスのない家を誰と建てるかそれが問題です。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2024年05月10日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日とは打って変わって快晴で気持ちのいい朝です。日経ホームビルダーが休刊して3年程になります。名前の通り、住宅に関する実務者向けの雑誌。住宅を設計する人には大変重宝な雑誌でした。建築知識のような専門的な雑誌ではありませんが、住宅の資材や施工方法等についても詳しく書かれていますし、同時に個別の工務店では検証するには時間がかかり過ぎたりする各種のメーカーの資材の比較などもそれほど忖度を感じさせず、記事や特集になっていました。休刊に追い込まれたのもそれが原因かと言う設計者もいるとか。建築知識ビルダーズやアーキテクトビルダーズなど後継の雑誌もありますが、それぞれの会社や編集者の個性が出ますから日経ホームビルダーと同じと言うわけにはいきません。住宅を検討される方は様々な情報をSNSやネットで収集されますから、使用している資材や施工方法についても調べる傾向があります。特に住まいの性能を意識される方に多いように感じます。ただ、ネット上では玉石混合の情報の中から正しいと思われる情報を抽出することになりますから、それがなかなかの作業になります。つまり、前段階の知識があって広い海に漕ぎ出すのではなく、なんのも準備なく船に乗って漕ぎ出すイメージでしょうか。帆の張り方もオールの扱い方もコンパスも無しで新大陸を目指す!設計者や営業担当者にこれはどうでしょう?と質問してもその答えが客観的に正しいかどうかは、その人を信じるかどうか次第となります。学術論文などは発表の前に査読があり、複数の研究者がチェックする体制ですが、YouTubeやX、インスタなどのSNS上で発信される情報はある意味言った者勝ちな情報でこのブログでもそうと言えます。例えば、外壁の下地に使う防水紙は何がいいのかを判断する時様々な選択肢があります。何も考えずホームセンターに行き一番安いものを使う(防水紙などどれも同じ)建材店のおススメのものを使う(いつもの付き合いから)自分でネットで検索メーカーのカタログで判断する(メーカーならウソは言わない)各種ある防水紙の情報をネットで検索しリストにしてそれぞれの仕様を分類し比較検討する一般の家を建てる方が防水紙の検討する期間は、情報収集から設計までせいぜい6か月から1年程度。実務者はそれが仕事ですから検討する人はいつも情報収取しますが、実務者でも何も考えない人はいっぱいいたりします。あなたがそれなりに勉強していなければなにも考えていない人あるいはちょっとだけ考えた人に当たる確率は、かなりあると考えていいでしょう。防水紙についてはJBNの環境委員会の足立さんが以前から取り組んでいますし、日経ホームビルダーの2021年1月号にも「目指せ」30年超ノーメンテの外皮」で詳しく書かれています。休刊ですがネットでバックナンバーが取れますし最近では必要な記事だけを数百円で販売する会社もあります。外壁の透湿防水紙に何を使っているかそれを住まい手自身が調べるだけで、設計者やHM、工務店の姿勢が分かります。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2024年05月08日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。連休最終日はどのようにお過ごしでしょうか?私は取引先の銀行の親睦会、今夜はナゴヤドームでナイター観戦。中日は首位とは3ゲーム差ですから、何とか頑張ってもらいたいものです。先日工務店仲間と話していた時の事。勉強会に一緒に出ていた、別のA工務店の話しになりました。性能重視でやってきたけれどコロナ後は価格が上がってしまって売り上げが低下して大赤字。このまま高性能を続けても会社が維持できないので性能を捨て、価格重視路線に変更したという話です。経営者としてはあるいは一人の建築人としてきちんとした性能の家を建てたいしかし、売り上げの激減でこのままでは会社が維持できない手の届く価格にすれば会社は元の売り上げを回復する可能性が高い社員やその家族、自分の生活もかかっているわけですから誰も非難することはできません。大きな社会情勢の変化の中では様々な経営の在り方があります。特に小規模な工務店では抗いようのない変化は常にあります。もちろん、大手だからと言って従来通りというわけではありません。大和ハウスなどは注文住宅から分譲住宅に鉄骨から木造に軸足を移すと発表しています。これなどは社会情勢の変化にいち早く対応した結果と見ることができます。しかしそんな中、国は2050年にカーボンニュートラルな社会を実現する方向に動いています。(温室効果ガスを排出しない社会)住宅に関して言えばカーボンニュートラルを実現するための2050年までの工程表もできています。来年の2025年に省エネ基準を義務化すること2030年までに義務化のレベルをZEHレベルにすることも既に工程表の中に組み込まれています。義務化レベルにするというのは家を建てる時に確認申請をするのですが、この申請の時にZEHレベルの性能が義務化されるということです。そのレベルに達していないと家を建てることはできません。2030年にZEHレベルに達していない住宅は既存不適格住宅となることが分かっています。その上で、今から2030年までの6年間にどんな性能の家を建てるか?住まい手となる方はよくよく検討する必要がありますし、ご自分でも知っておく必要があります。HMや工務店といった建てる側が必ずしもあなたが知っておくべき情報を親切に丁寧に、全て開示をしてくれるわけではありません。経営者の考え方次第で、来年の省エネ基準さえ満たせばどんな家でも建てることはできてしまいます。もちろん、来年の省エネ基準さえ満たさない住宅も、今なら建ててしまうこともできます。基準が厳しくなる前の今ならお値打ちに住宅が建てられますなんて言葉を信じれば、ババを引いたのと同じです。そのババはあなたのお子さんも誰も引き取ってくれません。40年後誰かが買ってくれる可能性も限りなく低いと見ていいでしょう。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2024年05月06日
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こんばんは紙太材木店の田原です。連休後半初日、ブログの更新がこの時間になりました m(__)mさて、昨日は全館空調設計講座で豊橋。毎度の宿題と、濃すぎる授業、それに続くその後の懇親会・・・脳みそが相当へたばっているところにアルコールが入りますから、酔いも早いように感じます。覚えているのは、あすなろ建築工房組が「明日は潜水艦に乗るんです!」と言っていたことでしょうか。本日の関尾さんのFBに写真が出てました。羨ましい・・・さて、空調設計省エネをうたい文句に、世は一種の全熱交換が持て囃されています。講座では実測を基に、一種の全熱交換を丸裸にしています。実務的なお話になるので割愛しますが、その中で一般の方にも知っておいていただきたいのは日本社会の中にあるある種の傾向です。年配の方はご記憶にあると思いますが一昔前、TVを録画しようとするとパナソニックのVHSとソニーのベータがありました。もちろん録画テープの大きさも異なりますから、お互いに互換性はありません。ベータ方式で録画されたテープはVHSのデッキでは再生できないんですね。逆もまた同じことが起こります。これはTVの録画方式の規格が統一されていないことから起こりました。皆さんの家にはエアコンがありますが企画が統一されてますから、日立のエアコンが壊れたからダイキンの新しい機種に変えるあるいはシャープのエアコンが壊れたからパナソニックに変えるこれらが当たり前のようにできるは、エアコンの規格が統一されているからです。安いエアコンなら5.6万取付費を入れてもそれほど費用が掛かるわけではありません。しかし、1種の全熱交換機はそんなに安い訳ではありません。そもそも日本では1種の全熱交換機の規格が統一されていません。と言うことは、10~15年後機器の寿命が来た時メーカーは同じものを作っている?修理できる?そもそも論で、そのメーカーは存在している?はっきり言って、壊れたらお仕舞になる可能性が高い15年後はギリギリ大丈夫でも20年後、30年後は神のみぞ知る日本のメーカーの一種全熱交換の換気装置ダクトの径も本数もバラバラ・・・30代で家を建てると平均寿命から50年は住むことになります。一度寿命が来たら、その後は?メーカー?工務店?HM?誰かが何とかしてくれる?そんなはずがありません。10年経てば保証の対象外誰も何もしてくれません。新規に取り付けるとなれば排管は全てやり直し。つまり、天井は全部撤去することになります。古いマンションの排管も床を撤去しなければできないのと同じです。換気装置の入れ替えはそうなります。それを理解した上での一種の全熱交換あるいは全館空調なのか?(早ければ10年)設計者や工務店、HMは住まい手にその説明をする義務がありますが、聞かれなければ言わんでしょう。もちろん都合のいい話は、聞かれんでもします。省エネになりますよ暖房費や冷房費が安くなりますよ暖かい家涼しい家になりますよフィルター交換も目詰まりすれば教えてくれます。以前うちで建てた方はほらこんなに安い冷暖房費になってます。いい話には裏があります。くれぐれもご用心下さい。エアコンもほぼ10年で壊れます。エコキュートも10年食洗器も10年トイレも10年簡単に交換できますから問題ありません。でも、換気装置は違います。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2024年05月03日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。杉も桧も花粉はそろそろ終わりのようですが、くしゃみや鼻水は相変わらずで何か?に反応しているようです。先日JIOから「図解 木造住宅トラブルワースト20+3」という長い題名の本が発売されました。JIOと言うのは、日本住宅保証検査機構。住宅の瑕疵の保証を行う会社です。業務の範囲には住宅の品質の審査や評価があって、雨漏れをはじめとする住宅の不具合から起こる事故の保証を行っています。そんな会社ですから補償の対象になった事故や不具合のデータが膨大にあって、今回出版された上記の本ではそのワースト20+3が紹介されています。何が原因でその不具合が発生したかそれを防ぐにはどうしたらいいか具体的な事例を挙げて解説してありますから、現場での施工を担う監督や職人さん必携の書と言っていいでしょう。ワーストは全部で23あるわけですがそのうちの3つが軒ゼロに関してのもの都市部のような市街地では土地が狭小ですから、有効利用から止む追えない面もあります。シンプルなデザインになりますから、その必要性のない立地の場所でも最近は多くあります。もちろん、デザイン面だけではありません。軒をゼロにすれば軒裏に張る軒天材やその下地は不要になりますし、もちろん、大工さんの手間も省くことができます。工夫すれば軒樋自体も減らすことができますし、準防火地域のようなところでは対応した軒裏換気部材も使わなくて済みます。ローコストな分譲住宅だけでなく、工事費を抑える手段として一般の設計事務所や工務店でも採用されています。実際、この軒ゼロ雨漏れリスクが高いので、採用しない工務店や設計事務所も多くあります。理由は簡単です。現在の住宅では、外壁に通気層を確保しなければなりません。もちろん屋根にも通気層が必要です。壁と屋根で空気の流れる道を作り、同時にそこからは水が入らないようにしなければなりません。なかなかの設計と施工技術が必要です。でも、それが出来ていないのでワースト23の内の3つに挙げられています。つまり、経験と勘で軒ゼロを施工・・・実績があり豊富な経験(失敗)があっても、更に失敗を繰り返す・・・コストが抑えられるデザインがシンプルで人気だから雨漏れリスクはあるけれどこれなら絶対大丈夫?と思って設計したら、工事をしたら、雨漏れしました。JIOの本ではそういうHMや工務店、設計事務所がまだまだ多くあることを伝えています。誰も雨漏れを起こそうと思って工事をするわけではありませんが、過信と未熟、研究心や想像力の不足経験と勘の優先など住宅業界に存在する悪しき習慣が露呈した結果のように思えます。住まい手の方は軒ゼロのリスクを重々意識する必要がありますし、設計者はその設計通りに施工されているか監理する責任があります。現場にお任せの設計者も多くいますし、そんな設計者に限って雨漏れすれば責任回避に走りがちです。軒ゼロの家をお考えの住まい手の方は、一度本書をお読みになるとリスクの高さが分かります。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2024年05月01日
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