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2024年08月15日

イベント時空は難しい、という話

テーマ：ゲーム日記(30991)

カテゴリ：ゲーム関係

ＦＧＯの記事は書かないといったな。あれは ~~ウソだ~~ ホントだよ

……いや、マジでね？　だって、ネタバレ禁止のお達しが出ちゃったし。変に触れてネタバレ云々言われるのもやだしね。

ただ、流れて来た情報でちょっと「お」と思うことがあったのと、それがソシャゲ全般に通じる話だったので、今回、ちょっと取り上げようと思いました。決して、BB ドバイちゃんと水着リップにワクテカしてる話じゃないよ？　 ~~いや、引くけど。~~

【カルデア広報局より】
「FGO カルデア放送局ライト版～水着イベント2024～」にて新情報を発表！
新規サーヴァント「★5(SSR)ＢＢドバイ」など3騎の情報を初公開！

さらに「セレブサマー･エクスペリエンス！」の続編となる「奏章Ⅲ」の情報も発表！

詳しくは→ https://t.co/5aJrfuqNur #FGO … pic.twitter.com/lcPBZWGktV
— 【公式】Fate/Grand Order (@fgoproject) August 14, 2024

うおっ　でっっっか #FGO #FGO9周年 pic.twitter.com/mFsrOSR088
— FGOまとめ速報 (@FateGrandOrder) August 15, 2024

一番、気になってるのは、奏章３と水着イベの関係性なんですよね。

「奏章Ⅲ」開放までの進行チャート #FGO #FGO9周年 #FGO生放送 pic.twitter.com/a3A10XmvX8
— FGOまとめ速報 (@FateGrandOrder) August 14, 2024

イベントスケジュール！！
奏章3は2週間ごとに更新！！ https://t.co/G6OTchlVmy #FGO pic.twitter.com/of5s7liK1R
— FGO攻略班@AppMedia (@appmediafgo) August 14, 2024

単に並行実装じゃなくて、水着イベと奏章３がリンクしてるっぽいんですよね、ＣＭ見た限り。

ということは、

　または
　b)水着イベの続きとして奏章３（イベント時空なんて初めから無かった。いいね？）

のどっちかになるのかな、と。

イベント時空って何ぞ、と思う人に説明すると、要は水着イベとかバレンタインイベみたいなトンチキ系のサブストーリーをメインストーリーと分けて描くことで、ユーザーに 「あぁ、これはifの話なのね」 と納得してもらう手法です。要は、ドラゴンボールZの劇場版みたいなもん。

「FGO イベント時空」や「NIKKE イベント時空」で検索、検索ぅ。

個人的にイベント時空は好きではありません。ゲームにおける体験全部をもって、「これが、ぼくの物語だ」と見なしたい人間にとっては、 「この話はメイン時空です。この話はイベント時空です。だから、整合性が取れてなくてもおかしくありません。分かるね？」 と言われても 「あ、はい」 としかならんというか。

ただ、必要悪として理解は出来ます。だって、見たいからね、水着。

ということは、ガチャが回るということで、運営とユーザー間で需要と供給が成り立つ訳です。物語としての整合性に目を瞑る形で。

『FGO』も、このイベント時空を利用し、メインストーリーでの扱いをあやふやにすることで、様々な物語を展開してきました。水着然り、ハロウィン然り、ぐだぐだ然り。

しかし、ある時期から、急にイベント時空の話を当たり前のように、シリアスな話でも触れるようになり、それらの境界は、ますます曖昧に。

問題は、それによって、 「結局、これも全部、メインストーリーの一部なの？イベント時空（パラレルワールド）の話なの？」

これが、『ブルアカ』みたいなトンデモ世界観なら、とやかく言いませんよ。だって、そうでしょう？『Dr.スランプ』のアラレちゃんがゲンコツで地球を割るような世界で、どんなお話が描かれようとイチャモン付ける人はいないでしょう。

『ブルアカ』も同じです。

メインストーリー（エデン条約編）で、ミサイルやら飛行船爆破で死亡者ゼロ＆アフロヘアーで済ませる世界にツッコミ入れるような野暮な人はいませんよ。 だって、ギャグなんだから。

でも、『FGO』は、そういう世界じゃない。
撃たれりゃ死ぬし、刺されりゃ死ぬ。そういう現実的な世界だった筈じゃないですか。

「でも、サバフェスやってんでしょう？　バレンタインやってんでしょう？　ふーん、余裕だね」 ってなっちゃう。そこに緊張感の欠片もないのよ。

だって、この前まで殺し合いしてきたサーヴァント達も、その後、すぐ当たり前のようにカルデアにやって来て、当たり前のようにカルデアライフを満喫してんでしょう？　なにそれ、死んだり、悲しんだり、苦しんでた連中も、それに心動かされた観客も、皆、馬鹿みたいじゃん。

だからこそ、私達は受け入れてたんですよ。イベント時空という都合の良い逃げ道を。ご都合主義を。そうしないと、『FGO』という物語（メインストーリー）を真剣に楽しめないから。でも、公式が、それを放棄してきたから、ずっと、もにょってたんだよね。 「樽一杯のワインに泥水を一適垂らすと、樽一杯の泥水が出来上がる」 って言葉がありますけど、まさにそれ。一回でもイベントストーリーについてメインストーリーで触れたら、それはもうメインストーリーなんだよな……

ただ。だからこそ。

今回のイベントには凄い関心があります。

だって、意図的に、ずっとうやむやにして来た 「イベント時空とメイン時空」 について、公式が本気で触れようとして来てるのかもしれませんしね。それも、奈須さんの脚本で。これはね、引力ありますよ。同時に不安も。

それこそ、 「水着イベ（イベントストーリー）のぐだ」 と 「奏章３（メインストーリー）のぐだ」 がクロスオーバーするぐらいの、こっちが 「や、やられたっ！　でも、納得！！　降参！！！」 ってなるような、凄い展開を期待したいと思います。さーて、やるかぁ……（＞＜；