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今月は、逢坂剛さんのスペインシリーズをほぼ読みました。で、今月は逢坂さん7冊読了です。どの本も凄く面白かったです~♪スペイン内乱時期の◇「燃える地の果てに」 「スペイン灼熱の午後」 「斜影はるかな国」 「幻の祭典」世界大戦中の◇「遠ざかる祖国」 「燃える蜃気楼」いろいろな作家さんの本を読みたいのですが、こんな風に今月は”誰!”と決めて、その方の本を沢山読みたいと思います(一応そう思ってますが・・・)同じ方の本が並ぶ事も多いと思います。それにしても今月は笑える本が多かったです。笑いの今月の大賞は、◇「文学賞メッタ斬り」(テルちゃん良い味だしてるぅ~)◇「電車男」(テンポが良いので笑い転げる)◇「僕たちの戦争」(笑いだけじゃないけど)◇「泳いで帰れ」(紀行エッセイ)
2005/02/28
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昨年のアテネオリンピックの特に野球の試合観戦を主にした紀行本。まず、奥田さんはめんどくさがりで旅行なんて好きじゃない。「言葉は違うし、勝手は違うし、不便なことだらけ、おまけに飛行機だってたまに堕ちる。昨今はテロの心配もある。だけど思いきって出かけると、世界がおぼろげながら見えてきたり、行って損をしたと思ったことが無い。」「感動をありがとう」は嫌い。◇野球の試合観戦談。〔どうして4番5番の選手がバントばかりするのか!?奥田さん怒ってます!面白い!^^〕◇その合い間のエーゲ海クルーズ。〔難民船のような混みようの船。人種ごとにエリアを振り分けられるが、中国人などずうずうしい。席なんてあっというまに取られる「これが領土の侵害か」〕◇また、柔道、水泳、女子マラソン〔柔道は目の前で観戦するとやはり迫力がある。それにしても各コーチ、観客の声援は、大声大会にでも出れそうにうるさい。北島選手などは、新しい世代の人種。野口みずきがスタンドに入ってきた時ガッツポーズ。「いいのか、いいのか、とんがりコーン頭のヌデレバがすぐ後ろ大丈夫か」◇現地に居ると日本団の試合結果が解からずにメダル数の事も解からない。各国の応援の大きな違い。野球チームへの怒り==「泳いで帰れ」=です。笑えました~!!、面白かったですよ~!奥田さんのテンポや笑いは私に合ってるようです。この方の作品は、ミステリもまだまだ読みたいですが、こういう他の作品も読みたくなりました!また大好きな作家さんが増えました=☆
2005/02/27
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〔あらすじは、このミス・・より引用〕中央政府が倒され内乱状態になった中国、極東シベリア共和国が誕生したロシアなど、アジア各地で大変動が続き、大量の難民が日本に上陸した。しかし金融システムの崩壊や財政破綻で経済恐慌に襲われていた日本も、瀕死の状態だった。やがて治安の悪化が極限に達し、ついに軍部がクーデターを起こす。国軍は政府軍と反乱軍に分裂し、アメリカ軍の介入も加わった戦闘は激しさを増し、日本全土は内乱状態に陥った。戦闘で父親を亡くし、さらに母親も行方不明になった七歳の佐々木海人は、反乱軍に拉致され、孤児部隊に入れられてしまう。生き別れになった幼い妹と弟と再会を果たすため、海人は必死になって戦闘技術を学び、兵士として頭角を現していく。戦争の被害者である少年たち弱者も、生き延びる為には加害者に変転せざるえない現実を冷徹に見据えながら、理想社会の実現を遥かに臨む主人公の成長を描く。***************************近未来の破滅へ向う世界を描いた、暗く重いテーマの作品だけれど、子供の会話ということで、ひらがな使いや平易な文章と、それぞれのキャラがよく描かれていて引き込まれる作品でした。難を言えば、終わり方が続編でも出そうな中途半端な終わり方というか、あえてそうしているのか??
2005/02/26
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〔以下あらすじはネット情報より引用〕好きでもないクラスメートの佐野明彦となぜか「やっちゃった」アイコは「自尊心」を傷つけられて、佐野の顔面に蹴りを入れ、ホテルから逃げ出す。翌日、佐野との一件で同級生たちにシメられそうになるアイコだが、逆に相手をボコって、佐野が失踪したことを知らされる。佐野の自宅には切断された指が送られてきたという。アイコは、思いを寄せる金田陽治とともに、佐野の行方を追うが…。 同級生の誘拐事件、幼児3人をバラバラにした「グルグル魔人」、中学生を標的とした暴動「アルマゲドン」。謎の男・桜月淡雪、ハデブラ村に住む少女・シャスティン、グッチ裕三に石原慎太郎。暴力的でグロテスクな事件とキャラクターたちが交錯する中を全力疾走するアイコの物語からは、限りなくピュアなラブ・ストーリーが垣間見えてくる。純文学やミステリーといったジャンルを遥かに飛びこえた、文学そのものの持つパワーと可能性を存分に味わっていただきたい。***************************主人公・アイ子の心理描写とかはリアルだけど・・・・途中のSF的というか幻想的な部分は読んでてチットも面白くないというか楽しくない。ただ、「煙か土か食い物」もそうでしたが、最後はなんかホッとする感覚がある不思議な作家さんです。私は「煙か土か食い物」の方が良かったです。
2005/02/25
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津本陽(つもと よう)1929年和歌山市生まれ。短編8話「孤独な武者振り」「血ぬられた日」「宵宮の五人斬り」「隼人の太刀風」「祇園石段下の血闘」「闇を奔る」「明治撃剣会」「橋本皆助の奮戦」***************************「ツモ爺って、どんな本を書いてるんだろう~?」って思って探したら、時代小説が多くて”明治”なら良いかな~?と読んでみた。でも、明治といっても幕末を引き摺ってる時代のものが多く、剣に関する小説でした。男性は好きかもしれませんが、私は”うん~~~~”でした。ツモ爺ごめん・・><・・
2005/02/24
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二村刑事のシリーズ3作目〔あらすじは、”このミス・・”4位の為、以下引用〕真夜中の横須賀ドブ板通り。袋小路の一角で、刑事の二村はゴミの山に座る酔っ払いの日系アメリカ軍パイロットと出会った。その男・ビリー・ルゥと酒を飲み交わした二村は、彼に奇妙な友情を感じ始めたことに気付く。ある日、二村のアパートに突然押しかけたビリーは、二村に車を出して欲しいと頼み込む。二村は、ビリーがなにかの問題を起こしたことに気付きながら、大荷物とともに彼を米軍横田基地まで送っていく。ビリーは別れ際に半分にちぎった百ドル札を二村に渡し、九十九時間後に戻るというセリフを残し、小型機で飛び立っていった。翌日、ビリーの車のトランクの中から女性の死体が発見される。結果的に殺人の容疑者の逃亡に手を貸した形になった二村は、刑事の職を解かれ閑職に追いやられてしまった。そんな折、ビリーが操縦する小型機が台湾で墜落したという知らせが入り、殺人事件の捜査はうやむやになってしまう。一方、二村は退職した先輩刑事から、あるヴァイオリニストの養母の失踪捜査を頼まれる。ビリーの死を信じられない二村は、失踪人の捜査を進めるうちに、二つの事件が深い関りを持っていることをしる。***************************この人がこの人で・・・と、展開は中盤から解かりますが、警察内部、ベトナム戦争、米軍、米軍基地、台湾。。。。盛りだくさんの内容。時代設定を二十世紀最後の年にした、ハードボイルド。読み応えのある作品です!
2005/02/22
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第十回小説すばる新人賞受賞作品の「オロロ畑でつかまえて」の続編である本書。どちらもユーモア小説。 。 。倒産寸前の弱小広告代理店「ユニバーサル広告社」のコピーライター杉山。何と暴力団のCI(コーポレート・アイデンティティ、企業イメージ統合戦略)に携わる事になってしまう。いくら倒産寸前の会社とはいえ、よりによって暴力団のCIである。引き受けてしまったものはしょうがない、何しろ「やりません」「できません」が通じない相手なのだ。そんな相手=小鳩組との、CI戦略をめぐるやりとり。並行して語られる杉山個人のストーリー。仕事にかこつけ家庭を顧みず、アル中スレスレの日々で失った、妻と一人娘。三十過ぎのバツイチ、それが杉山。妻は再婚し新しい家庭をスタートさせている。そんな杉山のもとに娘の早苗が居候しにやってくる。早苗はサッカーが大好きな小学2年生。***************************解説の吉田伸子さんが、”荻原浩さんのユーモアは「秘伝のタレ」と称している。笑いと同時に、胸の奥がぎゅぅっと熱くなる。” 本書もニヤリ、プププッととやってるうちに、物語に引き込まれ、暖かい気持ちになる作品です。
2005/02/21
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キターーーーーーーー!!^^”このミス2005・・・”第1位作品!〔以下、あらすじは”このミス・・”より引用〕大病から復帰した前衛彫刻家の川島伊作が取り組んでいた作品は、愛娘の江知佳をモデルにした石膏像だった。だが完成直後、川島は急死してしまう。葬儀が終わってみると、何者かによって石膏像が切断され、首が持ち去られていた・・・。江知佳の身を案じた叔父の川島敦志は、旧知の綸太郎に、事件の調査を依頼する。それというのも、江知佳の元恋人で、恐喝まがいの行為を繰り返している堂本というカメラマンが、ストーカーのように江知佳の周囲をうかがっていたからだ。さらに伊作の妻・律子が16年前に、幼い江知佳を置き去りにして歯科医師の各務と再婚した事、その歯科医の前妻は律子の実の妹で自殺していたこと、伊作と敦志の長年にわたる不仲など、複雑な家庭事情が明らかになっていく。そんな折、恐れていたことが現実となった。伊作の追悼展が開かれる美術館宛に、若い女性の生首が入った宅配便が送られてきたのだ。**************************事件関係者間の葛藤やきしみが、法月綸太郎の目を通して徐々に明らかになっていく展開が読ませる。節目節目で推理から新事実が引き出され、その事実からまた新たな謎が生じる。。。最後の40ページ位になって、さぁ”謎とき”・・・・なんか、流れで読んでしまうのは ”もったいない”気がして、とりあえず一度本を置いて、暫くして読みました。面白かったです!!!
2005/02/20
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北海道の知床を主にした国際謀略小説。SATの城戸口は任務とはいえ”人を殺した事のある側の人間”になってしまった。精神的負担から斜里警察署への転属。パトロール勤務へ。”グリズリー”と呼ばれるようになった元自衛官の折本は、アメリカ一極主義の世界支配に対し”国産初の超大型テロリスト”になった。そのグリズリーを追う公安の清宮には過去が・・・グリズリーは日本に留学中の米副大統領の姪フィービをソフトターゲットとし近づく。が。。。。。***************************世界を自国アメリカの常識で支配し、我がもの顔のアメリカ。平和な地球を願う、世界観。読み応えがある大作でした!***************************シリアスな大作の本なのに、ちょっと馬鹿な事を書きます。読み間違い◇その1ロシアンマフィア→ロシアマフィン(お菓子になってました^^)◇その2はかばかしい成果→ばかばかしい成果(あれ~~??)◇その3前であれあとであれ→前であれよあれよ(ん~~???)では、この辺で^^
2005/02/19
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〔以下、ネット情報でのあらすじ紹介〕夢を実現に導くために。事件の謎を解く鍵は、三年前に片山が見た夢。三年前、不慮の死を遂げた片山の命日に事件は起きた。首都圏の人気スポット・羽田国際環境水族館に届いた一通のメール。そして、展示生物を狙った攻撃が始まった。姿なき犯人の意図は何か?自衛策を講じる職員たちの努力を嘲笑うかのように、殺人事件が起きた!――すべての謎が解き明かされたとき、胸を打つ感動があなたを襲う。***************************片山が死んだ原因は、素人にもすぐ解かる。だのに、登場人物は誰もそれを考えない。それに引きかえ、友人・深澤の冷静な推理力。ちょっとアンバランスのような気がします。夢は良いのですが、その為に・・・なんか出来すぎ~というか、綺麗事すぎるような。
2005/02/18
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電車内で暴れる酔っ払いから女性を救った、ヲタク青年。彼女をデートに誘いたい。でも、一体どうしたら??彼女いない歴=年齢の彼は、モテない男たちが集うウェイブサイトに助けを求める。彼の真摯な書き込みに、なんとかしてやりたいと知恵を絞る仲間達。いつしか「電車男」と呼ばれるようになった彼は、その熱い励ましや、たくさんのアドヴァイスを胸に、震える手で彼女の携帯のナンバーを押した・・・・。***************************キターーーーーーーーーーーーーーーー!!やっと廻ってきました図書館本。話題になってたので読んでみようかな~と、リクエストしてました。2ちゃんねるって、言いたい放題はイイんだけど、結構辛辣って聞いてたので、見たことも無いです。この本みたいなら、”覗いて来ようかなぁ~”って気になりました☆^^すっごく笑いました=☆仲間達の真剣なアドヴァイスやふざけたツッコミ、電車男が居ない時に二人の会話を空想したり・・・間の抜けた書き込み、戦争オタクみたいな人や・・・リズム、テンポがいいです=!!笑い転げて、読後感も良いです=☆^^
2005/02/17
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永嶋恵美(ながしま えみ)1964年福岡県生まれ。 。 。ホームレスになってしまったボクは、小学生の少女と出会う。何故か毎日のように食事を持って来てくれる少女。でも、そこから歯車が狂い始める。一章と二章の語り手は違う人物です。どちらも不可解な点が多いが、何より不可解なのは、何故二章の語り手は、一章の語り手に親切にするのか??どう考えても有りえない・・・と、あれ?一章の語り手は誰???う~~~~~ん???トリックで勘違いさせられます。最後まで読むと謎は解明できるのですが、読み終わってもまたページをめくってしまいます。ちゃんと理解できたかどうか解からない私です。”病弱な子供を持った母親の苦労””被害者側なのに世間の好奇な目”桐野夏生さん的な不気味さがあります。でも250ページ位の薄い本ですからすぐに読めます。興味深い本です!
2005/02/16
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〔以下あらすじはネット情報から〕真面目で、普通の男性である主人公の一生を小学校の先生への初恋に始まる、彼の経験した恋物語で追う連作短編集です。表題にある“ゆらゆら橋”がモチーフとして生きていて、最後のエピソードは主人公の生きてきた一生を彼と一緒に思い起こしてじんわりします。忘れきれない大きな恋愛体験の思い出に、縛られる心情は切なく、共感できます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「形あるものは必ず壊れます。どんなものでも遅いか早いかの違いで必ず壊れます。壊れるからこそ愛しくて美しいんです。形があるから壊れるのは当然なんです。でも・・・・形のないものは壊してはいけないんです。たとえば心です。形あるものは修復は容易ですが、形の無いものの修復は難しいものです。。。」「男は何でもかんでも引きずりたがるけど、女は ときとしてそんな男を見て鬱陶しくなることがある。」「死にたかったけど死ねなかった。生きたかったけど生きれなかった。。。。」”本当に大切なのは大きな思い出よりも、現在の生活の中で積み重ねてきた小さな思い出で・・・”***************************普通の男の人の一生ですが、殆どの人はこういう一生なのでは。。。。。読後感は良いです^^
2005/02/15
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頭の上に猿がいる。話しかければクーと鳴き、からかえば一人前に怒りもする。お前はいったい何者だ―。近所の仲間と茶飲み話をするだけの平凡な老後をおくっていた作次。だが、突然あらわれた猿との奇妙な「共同生活」がはじまる。きっかけは、同居する嫁にほのかな恋情を抱いたことだった…。老いのやるせなさ、そして生の哀しみと可笑しさを描く、第11回小説すばる新人賞受賞作品。〔以下解説より〕「走るジイサン」は、実は老人の物語ではない。人間そのものの物語。作治の”ちっぽけさ加減”が絶妙。ちっぽけで、ショボイ。そのやるせなさ、もの哀しさ、その可笑しさ。***************************まず、読み始めは笑えます=^^毎朝、喫茶店に集まる老人達の会話。一生懸命に働いてきて、老人になった今、お荷物のように嫌われる”老人”。でも読後感は、悪くないです。解説の所に 池上陽さんの他の作品について書いてますが、評論家の北上次郎氏が「重松清と浅田次郎を足したような小説」という『コンビニ・ララバイ」・・・気になります。読まなければ・・・どちらも好きな作家さんだから。
2005/02/14
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妻を交通事故で亡くし、3歳の娘を妻の実家から取り戻せない国文学の大学講師・松嶋。情けない日々をおくっていた松嶋の元に、50年前に自殺した作家の未発表の手記が・・・「これを学会誌に発表できれば・・!」と、その研究に意欲が湧いてくる。持ち主からの依頼は、「その手記の作家の本当の自殺の原因を突き止めて欲しい」という。手記を読み、50年前の出来事を探り始める松嶋。この作家は、善意からの人探しだったのに どうしてこんなに恨まれなければいけないのか?自分の周りに起る不幸の連続・・・松嶋は、まるで自分の事のように思われてくる。何をしても運の無い自分。。。人を疑う事をせずに、人の良さだけが取り得のような自分。。。ここまで、作家・佐脇を陥れるのは何故か?誰なのか???そして、松嶋も陥れられた・・・・***************************”作家・佐脇の手記”の所は、読んでて何故?誰がここまで???と考えます。全く、善意の佐脇にどうしてここまでするのだろうか?と。戦後すぐの時代の人の生き方、考え方・・・佐脇は医師の叔父夫婦の元で暮らし、友人などもそれなりの生活が出来ていた。が、混乱の時代を必死に生きている人たちには、追及されたくない過去もあるのだ。松嶋に仕掛けられた罠。松嶋には、人に恨まれる覚えが無い、何故???2転3転の謎解き・・・面白いのですが、あまりにも松嶋先生が思慮が浅いというか・・・そこがちょっと引っかかるかな。でも、読み応えのある作品でした。^^
2005/02/13
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ゲーム。チャット。仮想世界の中で愛と憎しみが生まれる-。己の分身を仮想世界に送り込み、チャットで会話を交わす二人。この距離の壁が取り払われたときに、以前のような、ごくありふれた恋人同士に戻れるのだろうか…。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・沢口航太は、ネットゲームで知り合った優衣と付き合って3年目に東京から名古屋へと転勤命令が・・・それから1年と5ヶ月たった。優衣とは、二日に一度の電話と月に一度上京して会っている。そして、ネットゲームの中でも。。。。小さなおもちゃ屋を営む熊井は、近所の大型店の出店で経営が行き詰っていた。借金がみるみる膨れ。。。。09金融という闇金の妹尾光彦とその恋人本田沙也加。***************************仮想世界と現実の世界がクロスするミステリー。ネット心中とかも有る現実社会。何が有っても不思議じゃない。。。。。
2005/02/12
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〔またもやあらすじはネット情報から引用〕復讐。功名心。過去の清算。それぞれの思いを抱え、男たちは走る。3人の思いが交錯したとき、運命は大きく動き始める…。クールでファニーな殺し屋たちが奏でる狂想曲。著者からのコメント押し屋という職業の男が出てきます。地下鉄の線路や交差点の車道に、相手を突き飛ばして、殺害するのが仕事です。鯨、と呼ばれる男がいます。相手を自殺させるのを仕事にしています。蝉という若者も登場します。彼は、ナイフを使い、依頼された相手を殺すのです。さらに鈴木という名前の男も出てきますが、彼は殺し屋ではありません。訳があって、この殺し屋たちの戦いに巻き込まれてしまいますが、彼の武器は、今は亡き妻との思い出だけだったりします。 いつもの僕の小説に比べると物騒な感じのお話になりました。 喜劇なのか悲劇なのか、オフビートなのかサスペンスなのか、ハードボイルドやアクション小説とも、ミステリーとも普通小説とも言いづらい、不思議な小説になったと思うのですが、読んだ方が面白がってくださることを今は祈るばかりです。***************************殺し屋が出てくるわりには、伊坂さんの作品らしく重苦しいという事はないです。死んだように生きてた人も元気になって、イキイキ、ほのぼのとした気持ちになれる本です。
2005/02/11
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”スペイン内戦三部作”である「スペイン灼熱の午後」「斜影はるかな国」「幻の祭典」の三部めの作品。前二作は”フーダニット”の関心が強く、この三作目は”ホワイダニット”の関心も加わっている。1992年、バルセロナ・オリンピック開幕を間近に控え、東京では二人の男がもう一つのバルセロナ・オリンピックを追っていた。1936年、ナチス主導のベルリン・オリンピックに対抗して計画が進められていた人民オリンピックだ。内戦勃発で実現されなかったこの「幻」を掘り起こすうち、いつしかスペイン現代史の暗闇に迷い込む。思いがけないラストまで息もつかせぬ衝撃のサスペンス。立花兵輔は、1936年のベルリンオリンピック選手団の一員として渡独していたが、ナチスのイベントと化したオリンピックに対抗して開かれる、バルセロナの人民オリンピックに参加するため選手村を脱走する。1992年、幻に終わった人民オリンピックの存在を知った、重堂光毅と九留主誠の二人は、特番製作のためにバルセロナに飛んだ。現地在住のギタリスト・森村奈都子は二人と旧知の間柄であり、アシスタントとして働くが、その彼女の身辺にも奇妙な出来事が起りつつあった。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・幻のオリンピックといえば、ベルリンの次に予定されていた1940年東京大会も日中戦争が激化したために開催権を返上した。(これは知らなかったなぁ~)ベルリン大会が開かれた1936年、東京大会が開かれた1964年、バルセロナ大会が開かれた1912年には、共通点がある。いずれも28年間隔。28年おきという数字には、もう少し深い意味がある。28年ごとに同じ暦が巡ってくる。”BERLIN””BARCELLONA”バルセロナには、”I”を除くベルリンの全てがある。”I”は何を意味するか。その当時ベルリンの”I”(わたし)、つまりベルリンを代表して一人称を名乗る事が出来る人物は、ヒトラー以外にいない。**************************小説の内容の面白さと上記にあげた、偶然の符合も面白いです!
2005/02/10
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”スペイン内戦三部作”の「スペイン灼熱の午後」「斜影はるかな国」「幻の祭典」の中の第二部が、この作品。〔あらすじは、ネット情報から引用します〕スペインの過去から現代を舞台に描いた壮大な冒険小説スペイン内戦中、日本人義勇兵がいたことを知り、取材する記者。殺人事件に巻き込まれた女子留学生と共に翻弄される運命の行方は 1936年、フランコ将軍らが蜂起して勃発したスペイン内戦。その最中に、ギジェルモ・サトウと名乗る日本人義勇兵がいた。通信社特報部の記者・龍門二郎は、男の足跡を取材するためスペインに飛ぶが、その裏には大いなる秘密が隠されていた―。スペインの過去と現代を舞台に描かれた、壮大な冒険ミステリー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1936年のスペインの内戦において、共和国側の義勇兵として参戦した日本人がいた、という史実。スペイン内戦のおりに、フランコ反乱軍の外人部隊にいた日本人兵士に会った、という元ホンジュラス大使の兼田氏に話を聞いたのが、この小説の発端。***************************スペイン内戦や歴史を知らなくても面白いです!700ページを越える長編でも、あっと言う間に読み終えます。スペインの雰囲気を楽しみながら、スパイ、二重スパイ・・・自分のルーツ探し・・・後半のどんでん返しの連続・・・まだ、まだ読みます逢坂さんのスペイン物☆
2005/02/09
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無数の文学賞を明快かつわかりやすく分類整理する。各章の成立事情や選考過程、選考の内幕や賞をめぐる文壇ゴシップやトラブル・喧嘩・騒動。「読者のための文学賞ガイド」基本はあくまでも対談、というか飲み屋の放談のノリ。芥川賞、直木賞、三島賞、山本周五郎賞、谷崎潤一郎賞・・・etcと、公募の新人賞の乱歩賞、ホラー小説大賞、メフィスト賞、ファンタジーノベル賞・・・etc石原慎太郎さん、宮本輝さん、渡辺淳一さんの事を書いてる所は非常に笑いの連続です。著者二人は、この方達の事嫌いなんだなぁ~と思うんですが、最後まで読むとテルちゃん(宮本輝さん)の個性が、微笑ましいです。私もこの3人の中で読むのはテルちゃんだけ。シンちゃん(石原さん)の文体は難しすぎて何を言ってるか解からないし、ジュンちゃん(渡辺さん)は下半身御意見番だし。テルちゃん語録を集めると面白い本ができそぉ~^^(書き出すより、読んでみて下さい。兎に角笑えますから)泣く子も黙る北方謙三さんが「臆することなく発言できた」は怖い。。。。ツモ爺(津本陽さん)も、面白そうです。シンちゃん、テルちゃん、ツモ爺は、新しい文学を読まない読めない。やっぱ山田詠美さんは、選評もサッパリと頭が切れる感じがして良いなぁ=。池澤夏樹さんは、なんか一人ぼっちみたいで可哀相な感じ、私この方の本好きです。高樹のぶ子さんは、本も読もうと思わないし。。。文中に舞城王太郎さんの事が多く出てきます。(あと1冊くらい読もうかな、阿修羅ガールでも)それと積読本で埃かぶってる、京極さん、清涼院さんの本をひっぱり出して読もうかと。。。。著者二人が推しても読もうと思わない本も。。。私は選考委員じゃないから、読みたくない本は読まなくても良いと思うし。著者の大森さんと豊崎さんは、ミステリチャンネルでよく拝見します。ちなみにミステリチャンネルの「闘うベスト2004」の第1位は乾くるみ「イニエーションラブ」でしたね。この本は、ネット情報や本の帯がないと読み間違えそうです。面白い本でした~☆最後に それぞれの文学賞の選考委員名も書かれてるので、それも見て「へぇ~」って気になりますよ。文学賞ナビとして置いておきたい本かな、それに笑えるし^^
2005/02/08
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短編5話昭和57年「赤い熱気球」のタイトルで双葉ノベルズから刊行された作品。◇「暗殺者グラナダに死す」逢坂剛さんのデビュー作。フランコ時代の治安状態が根強く残っているグラナダでは、本来悪役となるべき「右翼の暴れもの」凹凸コンビのキンテーロ兄弟がのさばり、弾圧的な政治警察が幅を利かせている。窮地に陥る主人公に”悪役”エル・ガローテが関わっていく。◇「コルドバの女豹」内戦時にコルドバ銀行の頭取が隠した市財産をめぐる駆け引き。治安警備隊、CGT(労働総連合)、ファシストの青年行動隊にテロ集団ETA(バスク祖国と自由)まで絡んだ謎含みの展開。◇「グラン・ビアの陰謀」内務大臣の取材に訪れた日本人ジャーナリストの女性。マドリードの目抜き通りにある理髪店に随行し暗殺事件に巻き込まれる。◇「サント・ドミンゴの怒り」右翼クーデターを起こした治安警備隊の大佐を、監禁されたサント・ドミンゴ病院から救出しようと、ファシストの殺し屋が暗躍する。◇「赤い熱気球」ニコライ・ボロンは、スペイン北部で猛威を振っている異型肺炎の原因を突き止めようとしている人々を、次々に殺してまわる。ロシアKGBの陰謀。。。。***************************最初の3作は、本当の悪役は誰か?最後の最後にどんでん返し~。面白いです~。残り2作は、悪役が軸となって展開する。スペイン物の短編、意外な悪役・・・面白い作品です!^^
2005/02/07
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1965年~1966年にかけてのスペインと、1995年~1996年にかけてのスペイン。1995年日本で、イギリスの女性ギターリスト・ファラオナの演奏会が開かれた。それを聴いた織部まさる(愛称・サンティ)は、”エル ビエント”という名の小さなバーを経営していた。 。”エル ビエント”という共通の関心でファラオナとサンティは、スペインへ旅立つ。”エル ビエンテ”というギターの製作者に会う為、そしてサンティの友人ホセリートを探す為。1965年12月、ギターリストの古城(愛称・ホセリート)という日本人青年は、有名ではないが素晴らしいギター”エル ビエント”の製作者を探して、スペインに来た。翌年1月、スペイン上空で、核を搭載した米軍機が2機衝突し墜落した。事実をひた隠して懸命に捜査を行う米軍。放射能汚染におびえる村人。イギリス人夫婦とメイド、他所から来て住み着いた教師でありギター製作者のディエゴ、古城の3組は、村人からみればよそ者。フランコ政権下、治安警備隊の力は絶大だった。米軍機墜落事故をソ連に密告するスパイが居た。疑われるのは、よそ者の3組のうちの誰かという事になる。30年前と現代が交互に並行して語られる。最後の結末は、。。。。。!!!謎あり、たぎる恋あり、壮絶な陰謀あり、フルコースの饗宴の後に<茫然自失の大終局>と<驚天動地のカタストロフィ>が待っている。***************************”1966年1月17日米軍基地を飛び立った2機が空中給油中に衝突事故を起こし、核爆弾を4基搭載したままスペインアルメニアに墜落した。核弾頭1基はすぐに回収されたが、2基は破裂して放射線物質が飛散し、残る1基は80日の捜索ののち、やっと海中から回収された。”これは歴史的史実。トマト畑が広がるのどかな田舎に、ある日突然、米軍機が墜落。それも核を搭載してる。これによって起る騒動。スペイン政府の対応、米軍の対応、村人たち、冷戦下でのソ連のスパイ。逢坂さんのスペインものの面白さと、最後の結末のミステリーとして面白さも充分有る、とても読み応えのあるものでした☆
2005/02/06
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アメリカのテレビドラマの「24」(トゥエンティーフォー)みたいな小説かと思って読み始めたら全然違いました。乃南アサさんの、”その時間”にまつわる思い出でした。1960年生まれの乃南さん。私と年齢も近いので、子供の頃の記憶に共感できるものがありました。23時という時間は、20代前半の彼女の門限の時間。何しろ遊びたくてたまらない、見るもの全てが珍しくて刺激的で、夜通しだって起きていたい年頃。(私もJRの最終が11時くらいで、いつも”これから”って時に”じゃあ”って帰らなきゃならなかった)小学校低学年の時、珍しい大雪が降ったときのワクワクした気持ち。会社を辞める決心をしたのは、狭い世界での、あまりに濃密過ぎる人間関係としがらみ。(人数の少ない会社だと長続きしませんでした私も。何百人か居ても、やはり昼食のメンバーが決まってきて同じです)「サンダーバード」「奥様は魔女」「名犬ラッシー」「コンバット」「ララミー牧場」「ドナドナ」という悲しい歌を連想させる、貧しい牛飼いの映画。「日曜洋画劇場」の淀川長治さんの「さいなら、さいなら、さいなら」レナウンの「イエイエ」午前零時の「ジェット・ストリーム」・・(中学生から試験勉強と称し、夜中はラジオ放送を聞いてました。)ソックスという猫の物語。大学での男友達数人を家に連れてくると、母親が「何だか、むさ苦しい子ばっかりじゃないの」(今の若い男性は小奇麗だけど、昔の大学生はむさ苦しい子が多かった)***************************年齢の近い人は、懐かしさを感じると思いますが、若い人にはダメかもですね。
2005/02/05
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スペイン内戦3部作の第1作目。続きものでは無いので、どれから読まれても良いと思います。内戦物を読まれて、フランコ政権時代の第二次世界大戦中のスペインを読んだ方が歴史的に順を追っているので解かりやすいと思います。 。 。 。カメラマン師岡弦(もろおかげん)は失踪した父親・俊一郎を追い、恋人の由芽子(ゆめこ)とスペインへ旅立った。父は昭和11年スペイン内戦勃発と同時に消息を絶った祖父・将介を捜しにいったと思われる。将介は当時、通訳官で赴任しており、内戦には外人兵士として参加したらしい……スペイン内戦と現代史の謎をつなぐ壮大な長編。***************************スペイン内戦の起こった年1936年(昭和11年)は、日本では2・26事件が起こった年。日本は、その後 軍国主義になり日独伊の三国同盟が結ばれ、やがて第二次世界大戦へ。。スペインでは、内戦時ナチスの協力の元にフランコ政権となり第二次世界大戦ではナチスが参戦を求める中、中立を保った。この作品は、スペイン内戦時期消息を絶ち、死んだとされた将介を探しに行く父(俊一郎)とその父を探しに行く息子(弦)の昭和57年頃。しかし、スペイン内戦から第二次世界大戦、ドイツと日本の関係で数奇な運命を辿る人々。今この現代にもスペインではテロ組織が活動し、爆破などをしているニュースを聞く。日本では、第二次世界大戦は遠い過去の歴史、左翼とかも昔の話で、テロといえば新興宗教かオサマ・ディン・ラビン。歴史はもとより、ミステリーとしても最後の最後まで”え~~~??”です。非常に面白かったです。!
2005/02/04
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荻原浩(おぎわらひろし)1956年埼玉県生まれ。高校卒業後フリーターをしながらサーフィンとゲームばかりしている尾島健太19歳。その居酒屋のバイトも喧嘩をして辞めてしまった。高校を卒業し、進学も就職もしなかった健太にとって、夜のバイトは親に対する唯一のいい訳だったのだが、親父がさらに口うるさくなった。9月12日、健太はサイテーの気分で生まれ育った茨城の海にサーフィンに来た。そして大きな波にのまれた。。。。。昭和19年、石庭吾一は予科練に入隊している19歳。9月上旬、初めて単独飛練に出た。空は青く広かった。が、エンジンの故障か・・・操縦不能になった。。。。。意識が戻った健太の目の前の世界は昭和19年。そして同じように意識の戻った吾一の世界は2001年。二人はタイムスリップしてしまい、それぞれの身体の中にいた。その事に気付かぬ健太と吾一。それによって起こる騒動。(兎に角、面白い~♪トンチンカンな二人。ページをめくる毎位に笑いましたよ~^^。しっかり笑いのツボに嵌ったみたいですーー^^)だんだんタイムスリップした事に気付きだした二人は昭和20年と2002年の夏、8月15日が近づいてきた。現代に戻りたい健太は特攻隊で死ぬわけにはいかない、なんとか終戦まで生き延びたい。そして恋人のミナミに会いたい~。「必死」「一生懸命」って言葉の本当の意味が解かった。吾一は、やはり終戦までに帰ってお国の為に役立ちたいと考える。特攻隊として死ぬかもしれない元の世界へ戻らないといけない・・・と思う反面、ミナミという恋人と別れるのも辛い。。。そして8月15日はやってくるが・・・・・・***************************タイムスリップした事に気付かぬ二人の騒動~。面白かったで~す☆☆ テンポがいいです~☆☆そして最後の方は、切なく心温まります。荻原さんの本、もっと読もう~♪
2005/02/03
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1941年1月の東京からプロローグが始まり、1941年スペイン・マドリードから。。。。中立を保っているスペイン。ドイツはイギリス軍を相手に戦いながら、突如ソ連に侵攻し始める。日独伊の三国同盟の日本は、史那・中国への批判をアメリカなどの連合軍から非難を浴び、鉄鋼や石油などの資源の輸入制限・・・後に輸入禁止にまで追いやられる。資源の無い日本はジリ貧。。。。舞台のスペインでは、スペインがどちらに付くかイギリス日本ドイツのスパイたちが情報合戦を行う。ペルー国籍とスペイン国籍を持つ北都昭平、イギリスのスパイ・ヴァジニア、ドイツ総督カナリス、日本公使・須磨。イギリスのチャーチルは、アメリカの参戦を望み、その画策をする。その為には、日本にアメリカを攻撃させ、アメリカの”参戦やむなし”という理由付けがほしい。ドイツ軍がソ連に侵攻したので一息ついてるイギリス。その間に、イギリスは国力を建て直してきていた。ヴァジニアと共にイギリスに向う北都昭平。ペルーとスペインの国籍を持っている北都だが、見た目が東洋人。日本人と解かる容姿は、イギリスの敵国のドイツとの同盟国・日本のスパイとしか見られない。もしくはドイツのスパイ。イギリス・アメリカは、ドイツの暗号文も日本の暗号文もすでに解読して、スパイたちを二重スパイとして泳がせていた。真珠湾攻撃の情報も早い段階で、米英に流れていた。日本国内での日本の暗号文に対する過信。海外から送られてくる情報を本気に取らず、過小評価しかせず、耳を傾けない日本陸軍。イギリス、フランス、オランダなどアジアを植民地としているにも係わらず、日本が資源の為にアジアに侵攻すると文句を言ってくる。白人優位論者で、アジアの人々を蔑視している。スペインは南米など多くの植民地をアメリカ・イギリスの連合国に奪われて、連合国を好きになれないでいる。しかし、内乱が終わったばかりのスペインは、どちらに付くこともしたくない。そして、1941年12月真珠湾攻撃は行われた。。。。***************************イギリスはドイツとの戦況で、アメリカに参戦してほしいばかりに何とか日本からアメリカへの開戦を企てる。アメリカもイギリスに対しての面目として、日本に経済制裁を強固にし、日本はどうにも立ち行かなくなる。現代も資源のある中東をめぐっての利権の為の戦争。スパイ合戦の面白さ。陸軍を外務省との不仲は、未だに日本政界・官僚にもあるような感じだし。史実をもとに描かれ、一部、歴史上実在の人物も登場するが、内容はあくまでもフィクション。こういう作品が私は好きです。歴史だけを読んでいっても面白味に欠けるし、人の心までは書いてない。”もしかしたら、この時この人は こう考えていたかもしれない”とか想像するのは楽しいです。
2005/02/02
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逢坂剛さんのライフワーク第3弾です。第1弾が「イベリアの雷鳴」第2弾が「遠ざかる祖国」1941年12月から1942年12月までのスペインを舞台に繰り広げられるドイツ、イギリス、日本、そしてアメリカの諜報部員(スパイ)たち。ドイツのカナリス総督、イギリスのヴァジニア、日本の北都昭平、アメリカのエディ・シャピロドイツはフランスを制圧したが、ソ連との戦いに苦戦を強いられてくる。中立を保っているスペイン。ドイツはスペインを取り込みたい。イギリスはそれを見張っていた。中立を保って欲しいと願い。今ドイツはソ連との戦いに必死で、イギリスにとっては一息つけるときでもあった。日独伊の三国同盟ができ、1941年12月は日本が真珠湾攻撃をしアメリカに宣戦布告をした時。ルーズベルト大統領は前年「アメリカを戦争に巻き込まない」という公約の元に三選を果たしていた。それゆえにチャーチル(英国)の再三の参戦要求にも首を縦に振れなかった。ルーズベルトはチャーチルとともに、ドイツ・イタリア・日本を倒し、新しい世界秩序を作りたいと考えていた。それを実現するには、まず日本に手を出させてアメリカ国民の怒りを掻き立て、戦争もやむなしという世論を醸成しなければならなかった。そのために真珠湾に奇襲攻撃を受ける可能性があることを知っていながら知らぬふりをした。日本国内での戦況報告ニュースは、いつも”日本軍大勝”が、イギリスやアメリカの新聞は負けも勝ちも報道されていた。最初は圧勝だった日本軍もガダルカナルでの敗戦。そしてミッドウェイでの敗戦。あきらかに暗号文は解読されていた。資源だけでなく、あまりにも日本は情報能力にも欠けていた。ドイツも反ナチスの動きもある。ゲシュタポに捕らわれそうになるカナリス、ホクト、ヴァジニア。日系二世のナオミは、純粋の日本人だがアメリカの市民権をもっている。米貿易会社の社員としてスペインへ来た。日本のスパイとしてアメリカの諜報部員シャピロに付けねらわれる。そしてジブラルタルでのイギリスとドイツの諜報合戦。フランス領モロッコ、スペイン領モロッコがある北アフリカ。連合国の北アフリカ上陸作戦は、いつなのか?果たして、本当に北アフリカなのか?南イタリアでは?上陸作戦をスペインのフランコ総統に報告する為にスペイン外相を尋ねたアメリカ大使・・・夜中の緊張感!情報が漏れては困るが、スペイン領があるモロッコのため、スペインをないがしろには出来ない。怒りをかってドイツ軍になびかないとも限らないからだ。***************************ドイツとイギリス連合国に綱引きされるスペインの苦しい立場。ドイツ、イギリス、日本、アメリカのスパイ合戦が面白いです。二重スパイは当たり前の時代に、本当は誰が何処のスパイなのか?なかでも女性のしたたかさ・・・・ 。 。第2弾の「遠ざかる祖国」を読まずに、この3弾から読んでしまって失敗ですが、でも大丈夫でした。この本単独として読んでも面白い!近いうちに2弾を読みます^^それで、第4弾はまだなのかな~?と期待してます。
2005/02/01
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