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もらいもの ブルガリア サカール(サカル)・マウンテン・ヴィンヤーズ(?) Sakar Mountain Vineyards ティーティー・ホワイト・シャルドネ・ヴィオニエ2016 TT White Chardonnay & Viognier テラ・タングラ・ワイナリー Terra Tangra Winery シャルドネ70% ヴィオニエ30% ステンレスタンク熟成 アルコール分13% 輸入:ブライオンズ株式会社 参考価格:1600円前後色は薄い黄色。香りはグレープフルーツの皮、塩水、レモン、ミント、百合、リンゴ?ローリエ?味は薄い苦味と酸味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。ん~・・・、結構普通だな。苦味基調でスッキリした感じ。甘味は出そうで出ない。柑橘の香りは明確で、ハーブや花の香りが混じる。とりあえず、飲み易さはまずまず。バランスは悪くなく、香りと味の流れもおおよそ一致。薄いけど、シュール・リー熟成系の甲州ワインっぽい雰囲気も有って、薄いだけで終わらせない要素も感じる。もっとヴィオニエの感覚を出しても良かったんじゃないかな!?甘味感が足りない。そこをカバーするためにもヴィオニエの甘い香りが必要だったと思うが、シャルドネの柑橘感の方が過度に勝ってしまってる。30%と言わず50%は必要だった(!?)。総合的には、割と普通の白ワイン。普通なりに万人向けだが、飽き易い部分も見られる。少量ずつ注いでサッと飲むのを推奨。(或いは割り切ってゴクゴクとガブ飲み)イタリア料理の前菜みたいなものに向いてる。甘味や旨味の感覚を補填出来れば理想。トマトとの相性は良い。少し厳しく言って、値段以下。「ブルガリアワイン」という珍しさの点を考慮に入れて、何とか相応。シャルドネ系白ワインとしての実力は取って1300円前後位。ティーティーホワイト【TT White 】【ブルガリアワイン/白】750ml価格:1620円(税込、送料別) (2019/6/17時点)楽天で購入楽天ではグラッパハウスのみ「ブルガリアワイン」という点に興味が有るのなら、気が向いたらどうぞ位に薦められる。だが、単に白ワインとしては思うところは無い。
2019/06/16
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ブラジル ヴァレ・ドス・ヴィニェドス Vale Dos Vinhedos デュエット・ピノノワール・シラーズ2013 Duetto PinoNoir Shiraz カーサ・ヴァルドゥーガ Casa Valduga ピノノワール、シラーズ (割合不明) アルコール分12.5% 輸入:株式会社 池光エンタープライズ 購入価格:645円(訳アリ?特価品)色はやや濃い赤紫。香りはブラックベリー、イチジク、インク、豚レバー、黒胡椒?鉄?味は渋味と薄く甘味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と甘味。ん・・・結構悪くないぞ、これ。渋味を思わせるベリーやインクの香りに鉄の印象を思わせるスパイス香。渋味基調だが強くなく、酸も程々に主張。余韻の苦味がほんのりアクセント。ピノノワールとシラーの組み合わせの赤にはあまり良い思い出がなかったが、これはそこそこ上出来。繊細なピノとパワフルなシラーズというイメージの組み合わせに一番適ってる気がするw。渋味と酸に 甘味が薄く絡み、余韻で苦味が適度にワインの感覚を補強。じっくり飲むより、ガブ飲み向けの傾向は見えるが、味自体の構成はしっかりしてた。(この価格の赤として)欠点は、ほぼほぼ無いな。強いて言えば香り出力が弱い事と、味の起伏がなだらかで飲み応えの波が有る事か。でも香りが味に影響を及ぼしてる部分は非常に小さく、味の起伏は飲み方と好みの問題と言える。およそ短所が短所になってない。知らずに飲んで、「スペイン辺りの7~8年前位のバックヴィンテージの1200円前後赤」とか言われたら信じるかも。渋味の穏やかさ と 苦味の絡み方がすごく綺麗で、とても飲み易い。価格帯ジャンルとしては安ワインの範疇に入るだろうが、それはそれでバランスは良いし、万人向けの特徴も持ってる。ピノやらシラーの雰囲気は有って無いようなものだが、単純に "赤ワイン" としては良い仕事が出来てる。細かい澱が発生してるので、最後の方(残量30%未満)は静かに注ごう。肉がいいけど、凝った味は要らない。安目のボイルソーセージにチーズソースと黒胡椒とかが良い感じ。今回、油揚げを生地にしてスライスチーズを乗せてオーブンで焼いたプレーンピザをツマミにしたが、焼いた油揚げの食感(苦味の牽制)とチーズの味(甘味の補強)で十分良い組み合わせだった。レトルトのミートボールに粗挽き黒胡椒たっぷり、とかでも良さそうだな。ワインの香りが弱いから、料理側の香りを気にする必要は無い。値段以上。1000円以上は確実、1280円・・・いや、もう少し味の厚みと香りに豊かさが有れば1680円もイケるか。経年でリリース直後の全盛期より多少 味の勢いが後退したものと考えれば、本来は1500円前後が適正価格だったのかな!?「ブラジルワイン」という点にプレミアを感じられれば、もう少しコスパアップ可能!?デュエット・ピノノワール&シラーズ 赤 750ml/6本.ikDuetto Pinot Noir - Shiraz価格:11211円(税込、送料別) (2019/1/25時点)楽天で購入楽天では あきさ のみ6本セットで11211円だから1本あたり1868円(送料別)か。この価格では特にお得な事は無いね。気が向いたらどうぞ、って言う気も無い。「ブラジルワイン」であることに何か理由が無いとかなり難しい。
2019/01/24
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ブラジル ヴァレ・ドス・ヴィニェドス Vale Dos Vinhedos デュエット・シャルドネ・リースリング2012 Duetto Chardonnay Riesling カーサ・ヴァルドゥーガ Casa Valduga シャルドネ50% リースリング50% (?) アルコール分12% 輸入:株式会社 池光エンタープライズ 購入価格:645円(訳アリ?特価品)色はやや黄色がかった金色。香りはカリン、ミント、ライムの皮、薄い蜂蜜、キンモクセイ、オレンジ?パイナップル?味は苦味と薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。薄いね。薄いと言うか、酸が弱い。香りはミントとカリンの感覚がヒネ香に近い雰囲気を出している。だがこれは状態異常ではなくて、元々こういうものっぽい。経年で果実味が抜けた(?)のか、飲み易いけど平坦な起伏。そこは何とか香りの柑橘感と、余韻に残る僅かな酸味で形を残す。下手に酸味や甘味を前面に出すより、バランスは良いんだろう。気軽なガブ飲み向けワインとしては、これはこれでアリかな。シャルドネの特徴とリースリングの特徴がごちゃ混ぜになってて、互いの良い所を活かすって動きではないね。シャルドネの苦味をリースリングの甘味で緩和、の短所の支え合いはいいとしてシャルドネの酸の拡がりをリースリングの苦味と香りで抑制、とか長所の潰し合いの流れも見える。 抜栓40分程(温度上昇?)で香りの蜂蜜感オレンジ感が強まってきた。 苦味も伸び易くなったが、元が結構平坦だったから特に気になる程でもない。 多少はアクセントが付き、これは良い変化。 上手くいけば安目のマコンにも近い雰囲気に。 単純に、ブレンド品種の相性が良くない!?品種単体なら安いなりにも個性が有ったのかも。 >はっきりした酸味と爽快な口当たりで心地よいフィニッシュへという紹介文の割には、酸味はハッキリではないし、口当たりが爽快でもない。まぁでもスッキリした味わいなのは確か。飲み易さ重視。時間経過(温度上昇)後なら、スッキリ感と引き換えに、もう少し飲み応えを盛り返す。料理は淡泊な肉だな。鶏の胸肉かササミスライスのソテー、カツオやカジキのソテーもOK。中部か北部のイタリアの白ワインに似てるかも。(酸味より甘味と苦味の組み合わせを主軸に構成する点が)それでも645円なら、当然値段以上。880円以上は確実。少なくとも同価格のイタリアの白と十二分に闘えるものを持ってた。もう少し酸味がハッキリしてて香りの柑橘感や蜜感が綺麗だったら(ブラジルワインというプレミア感抜きで)1280円も十分狙える。結局、酸が無い(抜けた?)事が大きな減点ポイントになってしまった。それならむしろ半端に温度を上げて、モッタリと重さを出せれば、別の個性を出させるのも可能。冷温でスッキリ感を出す方が本分と思うが、今の状態なら温度を高めにして重さを用いるのも間違いではないと思う。
2019/01/21
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vin de la communaute europeenne というのはあまり馴染みの無い規格だが、字面からして、EC(EU)加盟国内の葡萄から作られたワインを自由にブレンドできる、みたいな意味の表記だろう。CVLというのはどうやらワインコンクールで受賞歴の有るワインの作り手の組合らしい。で、このロワールのジョセフ・ヴェルディエさんのところから買い付けたワインをCVLが独自のブレンドで商品にして販売、という事か・・。 ヴァン・ド・ラ・コミュノート・ヨーロピアンヌ パレ・ロワイヤル・ブラン・セック2016 Palais Royal Blanc Sec ジョセフ(ジョゼフ)・ヴェルディエ Joseph Verdier CVL社(瓶詰め?) C.V.L.(Club des Vignerons Laureats ?) 使用品種不明(communaute europeenneの表記だが、基本的にロワール産葡萄のみ?) アルコール分11% 輸入:株式会社ワインプレスインターナショナル 購入価格:740円色は薄い黄色。香りはレモン、塩水、水飴、水菜、アンズ?安い緑茶?味は苦味と酸味。余韻に薄い苦味と酸味を伴う薄い甘味。まぁまぁ、こんなもんか。柑橘に薄い甘味、ほんのりハーブの正統派な香り。出力はかなり弱い。味は薄いが、薄いなりに 思ったよりも(?)酸味が伸びてくる。酸味を引き立てる様に苦味が動き、余韻までボリュームを演出。このおかげで、ただ薄いだけで終わりそうな味わいに上手い事起伏が付く。ワインの出処は主にロワールらしいので、ミュスカデの使用率が高いのかな?ミュスカデの雰囲気が強い気がする。良く言えば、軽やかながらも酸のボディが明快で、香りと苦味の連携が取れた好バランスのワイン。悪く言えば、皮の苦味が過度に出てる酒入りレモン水。ちょっと酸っぱ苦いだけの味わい。この酸と苦味感に、しつこさまでは感じないのは流石。それが狙って作られたのか、薄い安っぽさが偶然良い方向に働いた結果なのかは定かではない。 時間経過(温度上昇?)による変化は軽微。(室温25℃、湿度55%) 香り出力は順当に落ちてるが、それが味に影響を及ぼしてるとは感じないな。 冷えてる方が無難だが、多少温度が上がっても味はそんなに変わらない。値段の割には、それなりに上出来。ガブ飲み向け安ワインの一種だが、安いなりに個性は有り、飲んでて悪い気はしなかった。もしフランス産以外の葡萄を使っていないとしたら、ACロワール、またはヴァン・ド・フランス規格で販売しなかったのは何故なんだろう?ロワールの安白に合わせる感じで、魚介や野菜のマリネが適任。甘酢の味には相性良さそうなので、南蛮漬けなんかも合うと思う。酸味を仲立ちに、足りない甘味を補填出来れば理想。イタリアの安白と思って、塩と油の組み合わせのツマミにしても、それはそれで正解。値段相応。相応だが、約500円と言われても納得。だが、もし500円なら「相応だが出来は良い」と評価したと思う。【よりどり6本で送料無料】[2016] パレ ロワイヤル ブラン セック 750ml(ジョセフ ヴェルディエ)白ワイン【辛口】【ワイン】^D0JIPR16^価格:740円(税込、送料別) (2018/7/10時点)楽天ではヴェリタスのみ温度変化に過敏なニューワールドの安白と比べると、なかなか芯を感じるしっかりした味だった。この点は流石のフランスの貫録と言ったところか・・。とはいえ、気が向いたらどうぞ、位のオススメ度だな。
2018/07/09
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イスラエル テパーバーグ・ヴィジョン・カベルネソーヴィニヨン・プティシラー2016 Teperberg Vision CabernetSauvignon PetitSirah テパーバーグ・ワイナリー Teperberg Winery カベルネソーヴィニヨン プティシラー (割合不明) アルコール分13.5% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:838円色はやや澄んだ紫。香りはカシス、ブラックベリー、インク、土、チョコレート、杉、鉛筆? 抜栓15分弱でブラックベリー、カカオ、杉、カラメル、ビスケット、インク?味は渋味と薄い甘味。余韻に薄い甘味と苦味を伴う薄い酸味。悪くないかも。プティシラーの感覚はよく分からないが、カベルネの感覚は見える。思ったよりも渋味がしっかりしており、甘味が後を追う様に余韻まで流れ込む。果実感自体は割と軽めだと思うが、アルコール感の厚みがそこをほんのりカバー。口当たり軽い割には薄くはなく、これはプティシラーがきちんと機能してるって事かな!?スペインかアルゼンチンのカベルネワインっぽい雰囲気。(スペインにしては苦味が控えめか)もう少し酸味の感覚が有れば、明確に厚みを感じたと思う。渋味と甘味の二面押しをアルコール感でサポートという形は、単純過ぎて飽き易い。このアルコール感の勢いも言う程強くもなくて、最初の一口二口は感心したが、続けて飲んでいくと味のユルさに飲む手が止まる。 抜栓10分~15分程で、カシスっぽいフルーティーな香りが衰え、 杉とカラメルっぽい香りが強まってきた。ちょっと青臭い感じ。 ほぼ同価格のチリのメルローかシラーの2日目の味と香りに近い。 抜栓30分程(温度上昇?)でチョコレートっぽい香りがメインに。 渋味もユルさが大幅に増してきて、チリやカリフォルニアの安赤っぽくなってきた。 ガブ飲み向け赤ワインとしては決して悪いばかりの変化とは言わないが、 いかにもな(フランジアみたいな箱ワイン的)安赤の流れに。(室温22℃、湿度32%)総合的には割と値段なりの、普通のカベルネ系ワインだったw。 最初の1杯は結構美味いと思ったが、飲んでいくと どうしても価格の壁を感じる。渋味はやや控えめで甘味も感じ、ガブ飲みワインの一種と思えばこれはこれでアリ。フランスやスペインよりも、チリやカリフォルニアの安赤ワインが好きな人向け。甘味の有る肉料理が無難。レトルトのハンバーグやミートボールみたいなのに合う感じ。意外と中華料理には合いそう。多少の辛味や香りにも対応出来そうだし。チーズには合いそうで合わない。値段相応。最初の1杯は1000円クラス狙えそうな気がしたが、数十分の時間をかけて飲むと気のせいだった事に気付いたw。チリの(セントラルヴァレー以外の地で)800円前後位のワインと実力的には同等かな。「イスラエルワイン」という点に珍しさを感じられれば、それなりに満足するだろうが、リピートはされないと思う。最初の1杯(一口?)の美味さが付加価値。
2018/02/21
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ブルガリア トラキアンローランド(?) ロゴダジ・セレクション・シャルドネ・ヴェルメンティーノ2015 Logodaj Selection Chardonnay Vermentino ロゴダジ・ワイナリー Logodaj Winery シャルドネ60% ヴェルメンティーノ40% (?)(JPG) アルコール分12.5% 輸入:三菱食品株式会社 購入価格:890円(1048円の特別セール15%off)色は薄い金色。香りはレモン、グレープフルーツの皮、塩水、シロップ、レタス?味は苦味と薄い酸味。余韻に苦味と苦味を伴う薄い甘味。ん~、普通。イタリアの南部系安白ワインっぽい。スッキリした苦味基調で果実感は薄め。余韻も苦味が目立つ。普通なりに分かり易さはある感じ。苦味の流れの中にほんのり酸を出し、薄いなりにも白ワインらしさを出す。イタリア(アブルッツォ州)の白に近い。 開栓15分程(温度上昇)で甘味が出始めてきた。(室温26℃、湿度61%) 冷え過ぎてるとドライな味が行き過ぎて、薄く感じるのかも。 ちょっと高めの温度(12℃以上?)の方が良いな。総合的には普通の、シンプルな白ワイン。飲み易さ・分かり易さは有ったが、反対に飲み応えや新鮮さは感じられなかった。温度上昇で味は少し向上し、変化後はそこそこ安定してたのは好評価。どうせならシャルドネ使わずにヴェルメンティーノ種だけでワイン作ってた方が個性が出たかも。タグに「パスタの相性バッチリ」と書かれてたが、確かにオイル系パスタに向いてる。ボンゴレ・ビアンコなんかによく合いそう。今回、ドライトマトとブラックオリーブのフォカッチャを一緒に合わせたが、トマトの酸味とオリーブの塩味に、ワインの苦味と酸味が上手く噛み合った。トマト類とも合いそうだな。ブルスケッタに良い感じ。何とか値段相応。赤ワインの方を飲んだ時もほぼ同じ感想だったが、880円と言われても1080円と言われても納得する。結構半端な美味さ。「イタリアの(特に中部~南部の)白ワイン」が好きで、「でもイタリアワインではなく」て、「1000円位」の「シンプルな味わい」の白ワインが好きな人 ならまぁまぁオススメ。ブルガリアワイン、又はイタリアっぽさに特にこだわりが無ければ、割とどうでもいいかも。
2017/07/31
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ブルガリア ストゥルマヴァレー ロゴダジ・セレクション・カベルネソーヴィニヨン・カベルネフラン・メルロー2014 Logodaj Selection CaberunetSauvignon CabernetFranc & Merlot ロゴダジ・ワイナリー Logodaj Winery カベルネソーヴィニヨン60% カベルネフラン30% メルロー10% フレンチオーク樽熟成12ヶ月 出荷前に瓶詰め後瓶熟3ヶ月 アルコール分13.5% 輸入:三菱食品株式会社 購入価格:890円(1048円の特別セール15%off)色はやや濃い紫。香りはブラックベリー、カシスリキュール、ブルーベリー、アンズ、餡、糊?べっこう飴?味は甘味を伴う酸味とやや弱い渋味。余韻に薄い渋味と酸味。スペインの安カベルネにとても近い。渋味は有るが酸味が優先して出る、余韻もさほど力を入れずに、適当に伸ばして適当に切る感じ。バランスはそれなりに。フルーティーな感覚がメインで、渋味は酸味の脇役。香りで各種補強を行うが、この辺は経験で動く部分。以前飲んだ、レ・オード・シャンブスタンに似てる。渋味は有るが甘味が目立ち、酸味を軸に流れをつくる。内容や動きがシンプル過ぎるかな!?イタリアかスペインの安ワインに近い。(特に渋味の出方が)最初はスペイン系と思ったが、酸味の流れを見るとイタリアにも似てる。スペイン系のカベルネワイン と言う印象が強く出る!?日差しの強い地域のカベルネ特有の甘味と渋味の出方で、渋味以上の甘味と酸味が存在感を出す。飲み易さはそこそこ有るが、シンプルさが悪い方向にも行ってて、「普通」以上の感情は持ち辛い。料理はトマト煮込みハンバーグとかの、甘味と酸味を活かしたものに向いてる。ほぼスペインのイメージ。カツレツとか、アブラでワインのしつこさをカバー出来れば、最適。レトルトのハンバーグやミートボールも上手くハマる様に思う。値段相応。約1000円の赤ワインとしては及第点。ただ「1000円の赤ワイン」という以上の動きはしないね。特に1000円位のスペイン・カベルネの味にそっくり。「ブルガリアワイン」という有り難味も特に無い。300ml強残しで次の日。(開栓20時間経過)香りは初日と大差無し。味は甘味と苦味。余韻に甘味を伴う苦味。弱かった渋味がさらに弱まり、ほぼ抜けた。カリフォルニアの安メルローの2日目って感じ。日差しの強い地域の赤という共通点で言えば、やはりスペインかイタリアの印象を維持。飲み易さという点では向上したが、飲み応えは順当に衰退。元の渋味が弱いから、濃さは有っても厚みが無い。初日も2日目も、果実味が有るだけで終わってる。2日目も値段相応。約1000円の赤ワインの2日目の味。普通だな。フランスよりイタリアやスペインを好む人向けの赤ワイン。約1000円で相応とは思えるけれど、感覚的には880円弱位でも納得する。初日に「ブルガリアワインの有難みは特に無い」と書いたが、まさに「ブルガリアワイン」という点に興味を持たずに飲んだら、1000円未満のレベルになるだろう。
2017/07/28
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もらいもの。チェコ~スロバキア~ハンガリー旅行のお土産。コルク短い。vino cervene polosladke で 半甘口赤ワインNitraense Knieza で ニトラの王子 スロヴァキア(スロバキア) ニトラエンス・クニュージャNV Nitraense Knieza ヴィノ・ニトラ Vino Nitra シャトー・モドラ(瓶詰め) Chateau Modra 使用品種不明 アルコール分10% 輸入:--- 参考価格:300円前後?(通販サイトで1リットルボトルで2ユーロ弱)色は薄い朱色。香りはアンズ、チェリー、キャンディー、梅干し、駄菓子のすもも?カラメル?味は薄く酸味を伴う薄い苦味と薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。半甘口と言う程甘くは無く、渋味と酸味を落とした安めのピノノワールみたいな雰囲気。香りのチェリーやキャンディーの雰囲気から、ボジョレー・ヌーヴォーっぽいガメイ感も有る。これ使用品種何だろ? ドルンフェルダー? またはツヴァイゲルトとか?渋味はほぼ無く、薄い甘味が全体に絡む、飲み易さに全振りの味わい。結構スッキリしてて、苦味が甘味の間延びを防いでくれる。赤ワインの渋味が苦手な人でも問題無く飲める。値段が値段(?)だから、深みとかそういうのは皆無。黙って出されて、甘味やや控えめのスイート・ベルモットって言われたら信じる。総合的には、ガブ飲み向けの赤ワイン。コップに氷入れて飲んでも良し。良くも悪くもジュースっぽい。ドイツの(シュペートブルグンダー以外の)安赤ワインに近いイメージ。何か豚肉と一緒に炒めた野菜炒めとかに合いそう。あまりアブラが強くないものを。今回、豚しゃぶにハーブソルトをツマミにしたが、アブラの甘味と塩味とでワインの甘味と苦味が上手く組み合わさり、ワインのあっさり感とも合致してくれた。ここにキャベツや人参といった野菜の甘味と旨味が補強されれば、もっと綺麗に噛み合うと思う。マッシュポテトにベーコンやソーセージ等、クラッカーと粗挽き黒胡椒振ったクリームチーズも合いそう。一応、値段相応(?)。2ユーロ程度らしいので、仮に輸入されて日本で買ってもワンコイン前後位の安ワインだろう。(地理的に内陸国で港が無いから、実際に輸入するとなるともう数百円位輸送費かかりそうだが)でも1本600円前後と考えれば、「スロバキアワイン」という珍しさも手伝ってか、まあまあ悪くないと思える。リピートさせるのを考えなければ780円位でもアリか・・・!?
2017/06/11
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何か見覚えの有るエンブレムだと思ったら、シャトー・デギュイユのナイペルグ伯爵のだった。 ブルガリア パザルジク州 カベルネ・(バイ・)エニーラ2014 Cabernet (By) Enira ベッサ・ヴァレー・ワイナリー Domaine Bessa Valley ステファン・フォン・ナイペルグ伯爵(オーナー) カベルネソーヴィニヨン100% コンクリートタンクでマロラティック発酵 1年使用と2年使用のフレンチバリック樽半々で熟成12ヶ月 アルコール分13% 輸入:株式会社ヴィントナーズ 購入価格:2030円色はやや濃い紫。香りはアンズ、ブラックベリー、プルーン、カカオ、餡、生木、濃い緑茶?鉛筆?味は渋味と酸味を伴う苦味。余韻に苦味と酸味。結構しっかりしたボトルとコルク。アンズの様な甘酸っぱい香りを越えたら、そこからは黒果実と木炭類の香り。渋味は有るが強くなく、苦味に酸味が付いて行く構成。ボルドーとかのカベルネワインと比べると、ボディが軽く線が細い印象。カベルネソーヴィニヨン100%と言うにはやはり軽薄な雰囲気を感じる。飲み易さは有るのは良いが、個人的には物足りなさも大きい。 抜栓150分以上の時間経過でもほぼ変化無し。(室温20℃、湿度35%) 香りのアンズとカカオの要素が目立ってきた気はするが、全体の流れは変わらず。 温度は抜栓直後より上がってると思うが、少しソフトなアタックになってきた!?渋味が有るのに厚みが無い、って何か中途半端に経年した右岸ACボルドーみたい。渋味の勢いが凹んで苦味が立ち、香りも出力と内容が絞られてスケールダウンしたボルドーのイメージ。初期の飲み頃を越えた辺りの、谷間の時期のカスティヨンの雰囲気が近い。ナイペルグ伯爵と言えばカスティヨンで名を上げた人だから似通うのは想定内か。不味くはない。むしろ飲み易い部類。これはこれで好き。変に突出した味も無く、落ち着きとバランスはそこそこ好感触。ただ、厚みが無いのは良いとして、軽さを持った故の良さが飲み易さ以外に有るのか?と言えば、そんなに無いな。渋味は有るけど軽めの飲み口なカベルネ(orメルロー)系ワインなんてボルドーに1200円位でいくらでも有るよ。カスティヨンに近いと言ったが、日本の赤ワインにも近い雰囲気を持ってると思う。“赤ワイン用葡萄を育てるには少々冷涼な土地柄の葡萄” の赤ワインみたいな。軽い軽いと言ってきたが、「軽い」んじゃなくて「細い」味。これは「こういうもの」なんだろう。料理は肉。肉ならハムからステーキまで何でもイケる。よほど脂っこいものでなければ何でも大丈夫。むしろ肉の味がワインを補強してくれそう。今回子羊の肩ロースソテーをツマミにしたが、肉の旨味と塩が補強・・という事は無かったけどw、ワインが全く肉の味を邪魔してない。やっぱり焼いた肉との相性はかなり良いと思う。(ソテーよりシチューの方が良かったかも)値段以下。2000円台の格じゃない。ナイペルグ伯爵のコンサル料込w(オーナーだけど)でも取って1680円位。「ブルガリア」の「カベルネワイン」という部分に興味を持てるか?がポイント。「ナイペルグ伯爵」云々はオマケだな。★楽天検索 カベルネ エニーラ★楽天扱い約23件 1485円~2754円 平均1800円前後やっぱり2000円は高価いよな!w精々1700円前後だろ?という感覚はそんなに間違ってなかったwww。
2017/01/20
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モルドバ 南部モルドバ コドル地域 オルヘイ シャトー・ヴァルトゥリ・フェテアスカレガーラ2012 Chateau Vartely FeteascaRegala シャトー・ヴァルトゥリ(ワルテリ)・ワイナリー Chateau Vartely Winery フェテアスカレガーラ(フェテアスカレガラ)100% アルコール分14% 輸入:株式会社タイヨー 購入価格:718円色は薄い黄色。香りはライム、柚子、甘くないメロン、小麦粉、ミント、センブリ、甘草、ユーカリ?カリン?味は苦味と薄く酸味を伴う薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。まあまあ。香りは柑橘から始まり、ちょっと甘い物と白い花。龍角散的なイメージが有る。味は薄めだが、甘味のニュアンスがソフトに流れ、余韻も穏やか。香りが漢方薬っぽいニュアンスが有り、ちょっと不思議な感覚。味はちょっと安いイタリアみたいな、苦味に薄っすら果実が乗る。薄さの中に独特のボリュームを出し、控えめな果実に厚みを持たせる。高アルコール感からか、苦味の伸びと口通りの勢いは薄いなりにも主張してくる。とはいえ、薄め傾向の白ワインでアルコール感の余韻を出しても、あまり美味しい感じはしない。 30分程の時間経過(温度上昇)で香り出力は大きく減退。(室温25℃、湿度65%) だが酸味の感覚が少し強まり、飲み応えは増した。 あまり冷やし過ぎず、少し高めの温度(10℃以上)で飲む方が美味いのかも。総合的には、割と普通の白ワイン。ちょっと不思議な香りが有ったが、これは時間経過で徐々に静まる。普通なりに万人向けで、味の突出も無く、バランスは良い。冷温時の香りに違和感を覚えなければ、ガブ飲みワインとしても活躍を期待可。イタリアの何かの白ワインに合わせる感じでOK。主にオイル系パスタ、生ハムとナッツ、又は鶏肉のグリルやソテー、クリームチーズもアリ。塩と油とタンパク質が決め手。これはこれで値段以上。880円~1000円位のイタリア辺りの土着品種の白と言われても結構納得。「モルドバワイン」「フェテアスカレガーラ種使用」という部分に興味を持てれば十分に楽しめる。その辺りの条件も考慮すれば、718円はなかなか高コスパ。300ml強残しで次の日。(開栓22時間弱経過)香りはグレープフルーツの皮、塩水、干し草、レモン汁?味は苦味と酸味。余韻に苦味と酸味を伴う薄い甘味。香りからは初日の龍角散的な要素はほぼ抜け、より普通の白ワイン化。酸味が伸びる様になり、なかなか果実感が有って飲み応えも見られる。やっぱり普通のイタリアワインの一種みたいなイメージ。普通なりに奇を衒わない万人向け。香りの個性が沈静化したのもこの傾向を高めてる。個人的には2日目の方が好み。2日目も初日と変わらず値段以上。初日の880円~1000円並という評価を、より納得し易くなった感じ。これで718円ならええやん。イタリアの同価格帯の白と対等以上に闘える。
2016/09/22
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モルドバ 南部モルドバ コドル地域 シャトー・ヴァルトゥリ・レゼルヴ・シャルドネ2009 Chateau Vartely Reserve(Rezervata) Chardonnay シャトー・ヴァルトゥリ・ワイナリー Chateau Vartely Winery シャルドネ100% オーク樽熟成(?) アルコール分14.5% 輸入:株式会社タイヨー 購入価格:820円色は薄い金色。香りはレモン、カリン、薄い蜂蜜、塩水、ミント、灰? 抜栓20分でレモンの皮、塩水、スチールウール、古いキャベツ、カツオの血合い? 抜栓50分前後でサラダ油、土、リンゴ酢、シメジ?味は苦味と薄い酸味。余韻に苦味と薄い甘味。まあまあだな。柑橘に蜜とちょっぴりハーブ感の正統派シャルドネ。アルコール度表記は14.5%となってるが、それほど高アルコールの雰囲気は感じない。苦味基調で、余韻との絡みで果実を主張。香りと味の印象は一致してて、違和感無く飲める。高アルコール感は、味のボリュームよりも辛口ニュアンス強調要員なのかな!? 抜栓20分弱(温度上昇)で酸に少々の伸びを出す様になってきた。 反対に香りから蜜感が抜け、金属っぽいものが出てきて安っぽさが目立ってくる。 青臭さや生臭さの雰囲気を感じるものも出てきて、味の向上に水を差す。 抜栓50分(さらなる温度上昇?)で柑橘感が消え、サラダ油や土っぽい感覚が目立つ様に。 ただ、味はややニュートラルな雰囲気で、香りの影響を受けなくなった。 チョイ熟ローヌの白の様な雰囲気に。(ヒネてる様でヒネてない感じの白)総合的には、割と普通のシャルドネワイン。普通なりに万人向けで、変に突出する部分は無く、ややドライな流れの中にきちんと味を演出。50分以上の経過後は、ローヌやプロヴァンスの白っぽくて、万人向けではないが悪くない変化。時間経過で変化し易いのは難だが、それなりに手堅い活躍はしてくれた。時間経過前なら、結構何でもいい。時間経過後なら、香りの強いツマミやら料理の方が良いと思う。胡椒やガーリックが利いていて、少し甘味が有るものなら最適。チーズや焼肉、クリームコロッケ、天麩羅系も柑橘果汁と塩ならOK。白ワインだからって、生魚とは合いそうで全然合わない。一応、値段相応。相応だが、時間経過前なら980円以上は狙えそう。チリの1000円位のレセルヴァ規格のシャルドネと闘える。
2015/11/29
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ロシア クラスノダール地方 Krasnodarsky アナパ Anapa ソロ2011 Solo (Соло) シャトー・ル・グラン・ヴォストーク Chateau Le Grand Vostock (CGV) カベルネソーヴィニヨン50~55% メルロー45~50% アルコール分13.5% 輸入:エスティエイチアース株式会社 購入価格:2080円色はやや濃い紫。香りはブラックベリー、インク、革、生肉、小豆?プルーン?味は渋味と薄い酸味。余韻に薄い渋味と苦味を伴う薄い甘味。ボルドーに似た気候の土地ということで、品種も雰囲気もほぼボルドーに準拠。1000円ボルドーの延長線上で、味をしっかり形作ろうとしてるが、厚みや深みはそれ程ではない。カベルネソーヴィニヨンとメルロー半々の、普通のボルドー系赤ワイン。渋味が軽いが、軽いなりの飲み易さは認められる。渋味を前面に出しつつ、変に伸ばさない様に抑えて、それでいて果実の酸味を送り出す。甘味が出にくいのが、微妙に物足りなさを感じる原因か!?まぁ普通、だな。出来の良いガブ飲みボルドーがこんな感じ。やや冷涼な土地のカベルネ系の典型で、渋味も甘味も弱い、軽くて薄い方向に偏ってる。渋味はそれなりに存在するが、薄い果実感がウロウロしながら消えていくだけ。渋味の主張は、ちょっと目立つ割りには結構弱い。アントゥル・ドゥ・メールの安目の赤に近いかも。雰囲気はボルドーに準拠だが、2000円レベルを期待するには、味の構成はどうしても頼りない。割と半端な味わいの赤ワインなので、アブラは必要ないが、肉の旨味は必要になるかも。ビーフシチューとか、赤ワインで煮込んだ肉料理にピタっとハマる感じ。ワインに濃厚さを補填出来るものが最適。値段以下。ワインとしては、ボルドーと比べて1380円前後レベルと同等。ただし、「ロシアワイン」という珍しさで+700円以上と考えれば相応。それなりに力を持った(これと似た様な)ボルドーなら1280円レベルでもそこそこ見受けられるとこ。2080円で納得しようとするなら、ロシアワインという部分に興味が持つ事が大前提。そうでなければ、ボルドーワインの亜種として4年経過してても「まぁこんなもんか」としか感じない。400ml弱残しで次の日(抜栓約20時間経過)香りは前日と大差無し。味は軽い渋味がさらに軽くなり、余韻に酸味が絡み易くなってきた。飲み易さそのものは向上したが、高級感は無し。やはりガブ飲み系1000円ボルドーの延長線上。2日目は酸が伸びた分だけ飲み応えが増したが、正直それも微々たるもの。2日目も値段以下。精々1180円以上、良くて1480円以下。
2015/07/16
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昨夜の白に引き続き、同ワインの赤を。 イスラエル ガリラヤ地方 Galilee プライベート・コレクション・カベルネソーヴィニヨン・メルロー2013 Private Collection CabernetSauvignon Merlot カーメル・ワイナリー Carmel Winery カベルネソーヴィニヨン50% メルロー50% ステンレスタンクとアメリカンオークとフレンチオークの樽で熟成8ヶ月 アルコール分14% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:1079円色はやや濃い紫。香りはブラックベリー、カカオ、革、鉛筆、インク、コーヒー、杉?クローヴ?味は渋味と薄く酸味を伴う苦味。余韻に薄い苦味と渋味。あー・・・、普通だな。最初の一口目の印象が白の方とほとんど変わらない。一応、ほどほどの香りに渋味基調のまっすぐな味わい。品種の特徴はそれなりに感じられる。カベルネとメルロー特有の渋味と、香りと一致した苦味感は奇を衒わない正統派の流れ。14%のアルコール度の割には厚みも勢いも無く、ガブ飲みワインの一種と見れば、たまにはこんなのもアリって思える。ただなんか・・・飲んでて「香りのうるさくない安チリワイン」のイメージなんだよな。安い印象が全体について回る。ワインの染みた圧縮コルクの香りを嗅いでもやっぱり安い。値段なりのレベルの話で言っても、深みも個性も感じられない。総評は白と大きく変わらず、やや悪い意味で普通。飲んでて不味くはないけども、何も印象に残らない。同価格帯同品種ならチリはもちろん、ラングドック、カリフォルニア、アルゼンチン、オーストラリアと比べても下位レベル。飲んでて甘味が足りてない、必要以上にドライな飲み口に感じたので、ダイレクトに甘味を補填出来る料理が良いかも。ソース無しの蜂蜜がけチーズピザ、ポークやチキンのソテーのママレードソースとか。そういえばママレードを使った料理といえばイギリス料理か・・・・・。イスラエル(の地域)問題にイギリスが介入という歴史も有ったなぁ、とか思い出せたwww。とりあえず、税抜1000円ならギリギリ値段相応。でも「イスラエルワイン」という珍しさの点に興味が無ければ、コスパはあまり良くない。チリワインなら800円前後でザラに有るレベル程度の美味さ。でも料理によっては意外と(?)何とかなったりするかもしれない。
2015/01/31
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コストコでイスラエルワインが売ってた。イスラエル大使館経済部のサイトのPDFによると、ラフィット・ロートシルトとコネの有るワイナリーらしい。ユダヤつながりだな。 イスラエル ガリラヤ地方 Galilee プライベート・コレクション・シャルドネ2013 Private Collection Chardonnay カーメル・ワイナリー Carmel Winery シャルドネ100% アルコール分13% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:1079円色は薄い黄色。香りはレモンの皮、シトラス、粉砂糖、沈丁花、リンゴ?味は苦味と酸味。余韻に薄い苦味と薄く甘味を伴う酸味。ん~、・・・・・普通。柑橘系の香りをに、ちょっと甘い白い花。苦味基調で酸が流れ、余韻でほんのりアクセント。普通なりにバランスは悪くなく、味の突出 も しつこさも無い。スッキリ・サッパリの爽やかなガブ飲み系だが、水っぽいトコまではいかない。万人向けで分かり易い、軽めの飲み易い「白ワイン」。コップに氷入れて飲んでも、まぁまぁそれなり。まー分かり易いのは確かなんだが、ハッキリ言って特徴が無いね。フランス(ボルドー)、イタリア(アブルッツォ)、スペイン、特にチリ(セントラルヴァレー)にいくらでも有る様な安い味。シャルドネって言われても、ソーヴィニヨンブランって言われても、トレビアーノって言われても、アイレンって言われても、どれでも信じられる。品種がどうとか、土地がどうとか、ワイン自体には何も語れる部分は無い。良くも悪くも普通の白ワイン。(どちらかと言うと "悪い" 寄りw)1000円位の適当な白ワインを半分程飲んで、バキュバンで栓して3日位経って運良く香りが生き残ってた、みたいな雰囲気。下手すると無いよりマシ程度のグラスワインになりかねない。料理は、ワインを活かそうとするならサラダ系。淡泊な食材をあっさり味付けしたものに向いてる。イタリアの安白か、チリの安シャルドネに合わせる感じで選べば大体問題無い。濃い味の物に対しては、ほぼ水代わりの役割のみ。ギリギリで値段相応。一応、約1000円の白ワインなら大体こんなもんのはず。ただ、これと同等同質の白ワインなら、メジャーなワイン産地なら800円台以下でザラに有る。「イスラエルワイン」という部分に興味や理由が無ければ、買う事も飲む事もないレベル。
2015/01/30
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チュニジア チュニス地方 AOCモルナグ(グラン・クリュ?) レヌ・ディドン・ピノノワール2011 Reine Didon PinotNoir ピエール・デグルート Pierre Degroote ピノノワール100% アルコール分12.5% 輸入:重松貿易株式会社 購入価格:1058円色は澄んだ濃い紫。香りはインク、カシス、革、ブラックベリー、レーズン、シナモン?味は渋味と甘味を伴う酸味。余韻に薄い渋味と酸味を伴う苦味。結構美味い。バランスが良く、良質のローヌワインに近い印象。強過ぎない渋味に果実が無理なく乗ってくる。香りからピノノワールと判別するのは不可能だな。味でも無理臭いがw。村名ローヌのシラー&グルナッシュ、カリフォルニア辺りのチョイ熟メルローな雰囲気。口通りは滑らかで突出は無く、渋味を感じた後から甘味が綺麗に主張。ガブ飲みもそれなりに出来るが、ゆっくりじっくり飲めるだけの深みも有る。赤ワインとしては間違いなく美味いが、大半のブルゴーニュのピノノワールが好きな人が好んで飲むタイプのものではないと思う。チリやラングドックのピノノワールが好きな人なら、大いに感心する傾向の美味さ。味バランスは悪くないが、香りにピノらしさが無い。 2012年11月に2010年ヴィンテージを飲んだ時は香りが抜け易かったが、 今回の2011年ボトルは90分以上の時間経過でも変化無し。 香りはやや単純化したかもしれないが、味は全然不味くはなってない。むしろ向上。総合的には、ピノノワールと思わなければ良いワイン。綺麗な味と安定感とで、赤ワインとしては非常に完成度が高い。ピノノワールに特別なこだわりが無ければ、基本的に万人向け。渋いワインが苦手な飲み手なら、まあまあ好感触のはず。赤ワインに合うものであれば、大体何でも大丈夫。肉やチーズや、濃い味の煮物系。オイスターソースとかを用いた中華料理に良い相性。酸味と塩味が両立した料理が最適。これは確実に値段以上。1380円前後以上の実力を持ってる。これが約1000円で買えるなら、同価格の大半の安ワインが蹴散らされる事になりうる。★楽天検索 レヌ ディドン ピノ★楽天扱い約4件 1058円~1780円(送料込) 平均1080円この価格なら変なラングドックの(ピノに限らず)赤よりもオススメ。渋過ぎない、しつこ過ぎない、重過ぎない。1000円そこらでお見事!
2014/08/28
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ブラジル ブラジリアン・レジェンド・カベルネソーヴィニヨン・メルロー2012 Brazilian Legends CabernetSauvignon Merlot ミオーロ(ミオロ) Vinicola Miolo カベルネソーヴィニヨン、メルロー 割合不明 アルコール分12.5% 輸入:日本リカー株式会社 購入価格:1104円色はやや濃い赤紫。香りはカシス、革、ブラックベリー、アンズ、インク、カラメル、土?おがくず?味は酸味を伴う薄い渋味に甘味を伴う薄い苦味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。軽めの味。イメージ的には700円位のチリワインから土っぽさや青臭さを除いた感じ。香りは意外と(?)品種に忠実な魅力を出してるかも。味自体は軽薄だけど、色んな味覚要素が絡んでて、ただ薄い軽いで終わらない。香りの流れもこの味を支え、少しだけ個性を主張。赤ワインらしい渋味や酸味がメインを張らず、香りの内容に合わせた苦味の流れが味の起伏をつくる。渋味の出方が弱いのが、唯一にして最大の短所。渋味を抑えた軽さ故の飲み易さは認めるが、後に続く甘味や苦味が不必要に目立ち、変にジュースっぽい安さが出てくる。で、このジュースっぽさというのが、葡萄ジュースと言うよりトマトジュースに近い。一言で言えば、ちょっとコクの有るガブ飲みワイン。カリフォルニア(900円)とトスカーナ(1000円)を足してチリ(600円)で割ったみたいな雰囲気。香りはまあまあだったし、100分以上の時間経過でも変化が無かった安定感は褒めていい部分。焼肉とかバーベキューにはとても合いそうな感じ。ちょっと甘めの濃い味のタレやらソースを使えば、ワインの軽めの渋味と甘味と上手に合致するはず。ブラジルらしく、肉料理との相性自体は悪くない。(渋味が薄いから脂は要らない。赤身重視だが塩胡椒だけの味付けだと弱い)肉料理に合わせるガブ飲みワインと思えば、かなり明快な役割と立ち位置。ギリギリで値段相応。正直、味だけなら出来の良いチリかカリフォルニアの850円前後と同等。「ブラジルワイン」という珍しさを+100円~+150円乗せて、「安定感」と「香り」が割と頑張ってた点を考慮して何とか1100円台ポジを掴む。★楽天検索 ミオ レジェ カベ★楽天扱い4件 1242円~1480円 平均1300円前後同じ価格でも、万人向け高汎用なのは前回飲んだ白の方だな。今回の赤は肉専用ガブ飲み用の特化型。「ブラジルワイン」に興味が無い人にはなおさらオススメできない。せめて1100円前後以下ならもっと好意的に推せたのだが・・、1300円前後は価格帯に埋もれる。
2014/08/11
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ブラジル ブラジリアン・レジェンド・ピノグリージョ・リースリング2013 Brazilian Legends PinotGrigio Riesling ミオーロ(ミオロ) Vinicola Miolo ピノグリージョ、リースリング 割合不明 アルコール分12.5% 輸入:日本リカー株式会社 購入価格:1104円色は薄い黄色。香りはレモン、ライム、ミント、シロップ、水菜?味は酸味と苦味。余韻に酸味を伴う薄い苦味と薄い甘味。まあ・・・・普通か。イタリアの安白に近い。味は酸味にちょっぴり苦味、香りは柑橘とちょっぴりハーブ。ピノグリージョがメインの酸味と苦味を担い、リースリングが余韻の苦味と甘味を担ってるみたいな構成。予想も期待も裏切らない、水代わり用のガブ飲み系。コップに氷入れて飲んでも、それなりに楽しく飲める。 温度上昇で香りのシロップ感が増した気がする。 リースリングの存在感が上がった様だが、同時に酸や苦味の出方がヌベっと汚くなった。 この手のガブ飲みワインにはよくある傾向で、冷温キープ必須。飲んでて、特に何も無いな。品種のせいもあるだろうが、イタリアの安白に良く似てる、って印象しか無い。イタリアの安白(特に南部)にいくらでも有るワインって感じ。味があっさり、香りも控えめで、水代わりのガブ飲みワイン以上ではない。料理は、とりあえずワインの苦味さえ受けられれば何でも良さそう。ピッツァなりオイル系スパゲッティーなり、何かしらのアブラが絡めばそれで問題無い。和食でもサバ、アジ、サンマの塩焼きや、浅漬けの塩胡麻油和えとか、凝ってないものと合う感じ。一応、値段相応。相応と言っても、白ワインとしては980円レベル。「ブラジルワイン」という部分に+100円~150円だな。★楽天検索 ミオ レジェ リース★楽天扱い5件 1242円~1480円 平均1350円前後1300円未満ならまだ分かるが、そこを越えてくると かなりどうでもいい普通のワインの中に埋もれてくる。1100円なら納得。980円なら買い。「ブラジルワイン」という点に興味が持てなければ、1300円以上出すのはどうかと思う。
2014/08/10
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素焼きの陶器ボトルという一発ギャグに全力でGO!グルジアワインの世界ではギャグじゃなくて割と由緒ある伝統らしいが飲み終わった後のボトルは花瓶にでも使うつもり グルジア Geordia カヘチ地方 Kakheti クヴァレリ地区 Kvareli ドゥルジ・ヴァレー・サペラヴィ2012 Duruji Valley Saperavi キンズマラウリ社 Kindzmarauli サペラヴィ100% オーク樽熟成12ヶ月以上(?) アルコール分13% 輸入:富士貿易株式会社 購入価格:1779円色はやや濃い紫。香りはブラックベリー、インク、プルーン、パセリ、白胡椒、ナツメグ、ヨーグルト、銅?味はやや薄い渋味と薄く酸味を伴う苦味。余韻に苦味と渋味を伴う薄い甘味。ん~、・・・まあまあかな。渋味基調で苦味が追い、酸がチラホラ付いていく。フランスで言うと安めのローヌ、またはプロヴァンスの赤に近い雰囲気。苦味や青臭さを思わせる要素にスパイス香が伴い、少々頼りない果実感を支えようと動く。やや酸味の効いた中南米辺りのコーヒー(グァテマラ?ホンジュラス?)を冷やして飲んでる様な気分。濃い傾向の味なんだが重厚感は無く、飲み易さは有る。香りはローヌっぽいが、味はプロヴァンスかロワールのカベフラ的。何だか香りのトーンが高過ぎて、いまいち味の濃さに活かされてない感じ。口当たりからの味の濃さと比べて余韻が浅過ぎるのかも。味と香りのイメージが一致しない違和感みたいなのも有る。一応60分以上の時間経過でも変化は軽微。ガブ飲み系と言う程軽やかではないが、じっくり飲める程の深みも重みも無い、割と半端なポジション。不味くはないけど、進んで飲みたくなるほどの美味さも無い。この系統で濃いワインならギガルのローヌが最適だし、味だけでも普通のACボルドーとかで代用可能。グルジアワインの本領は甘口傾向の赤に有るらしいので、今回のこのワインはグルジアワイン本来の魅力とは別方向のものなのだろう。料理は苦味を有る程度牽制出来れば何とでもなりそう。肉ならローストかソテーにした豚、魚なら塩胡椒かけてバター焼き。柔らかいカマンベールチーズも悪くない。ワインに足りない甘味感を、食材や調味で補填出来れば理想。値段相応。ただし、ワインが1100円でボトルに680円って感覚の相応評価。ワイン自体の美味さは1000円チョイのレベル。グルジアワイン サペラヴィ 陶器瓶 750ml価格:2,006円(税込、送料別)楽天ではこのボトルはアズマヅルのみ。キンズマラウリ社のサペラヴィワイン自体は何もこの陶器ボトルだけじゃなく、普通のガラスボトルでも売ってて、そちらは500円位安い。やっぱりボトル代が結構乗ってるな。
2014/05/15
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モルドバ 南部モルドバ コドル地域 オルヘイ Orhei シャトー・ヴァルトゥリ・ピノノワール・ロゼ2011 Chateau Vartely PinotNoir Rose シャトー・ヴァルトゥリ・ワイナリー Chateau Vartely Winery ピノノワール100% アルコール分13% 輸入:株式会社タイヨー 購入価格:537円色は赤みがかった朱色。香りはアンズ、粉砂糖、チェリー、アセロラ、梅干し?味は薄い甘味と甘味を伴う薄い酸味。余韻に甘味と薄い苦味。香りはやや弱め。だが味は甘味基調でなかなか飲み易く、余韻の苦味で間延びを防ぐ。味だけなら白ワイン(ゲヴェルツトラミネール?)に近いイメージ。薄い甘味が爽やかに伸び、サッと退く。オレンジの様な果実感と果実感をいなす苦味とで、バランスは取れてる。じっくり飲むには流石に香りが弱過ぎるものの、ガブ飲みワインとしては万人向けの味わい。60分以上の時間経過でも変化無し。まあ正直、味の起伏は平坦で単調。決定的に酸味が無い。やや甘ちょい苦なだけの構成で味幅が狭すぎて、悪い意味でジュースっぽいところは有る。ガブ飲みワインとしては、それで悪くもないんだが、この辺が値段なりだな。ロゼ色してるだけの苦い水みたいなワインも珍しくない中、このワインは甘味のウリが明快。同価格のフランスのヴァン・ド・ターブル格のロゼに完全に勝ってる。ロゼワインに酸や香りを求める人にはオススメ出来ないが、ガブ飲みワインとして飲み易く安定もしてる。料理はローストポークとか適度にあっさりした肉料理。茹でアスパラとか菜の花のバター炒めとか野菜系とも相性良し。変にアブラっこかったり、しつこい味の料理でなければ大体大丈夫。値段以上。880円~1000円前後もイケる。甘味の出方が上手くて、500円台でこれは秀作。次の日に、別ボトルをピノノワールグラス(リーデル・ピノノワールXL)で飲んでみた。香りはアンズ、焦がしカラメル、インク、チェリー、アセロラ?味はボルドー向けグラス(シュピゲラウ・カンティーナ・パワー)と大差無し。ロゼとはいえ、ピノノワールグラスで飲んでみたが、あまり良い事は無かった。甘味が強調されるみたいな事は無かったし、香りも微妙な違いしかないし、むしろ味に物足りなさが強い。ボルドー向けグラスだと味が口内の一点に収束する様で、バランス感が有った。白ワインの延長線上のワインと思って飲むと、引っかかるのかな?ブルゴーニュグラスみたいな、香りを重視するグラスだと各要素が散っちゃってスケールダウンする。ボルドーグラスの方が、香りより味を活かした動きを見せてくれた。
2014/05/13
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ハンガリー トカイ地区 セント・ステファンズ・クラウン・トカイ・フルミント2011 St.Stephan's Crown Tokaji Furmint セント・イシュトバーン・コロナ社 Szent Korona Pinceszet Kft フルミント100% アルコール分11.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1280円色は薄い黄色。香りはレモン、粉砂糖、レタス、プラム?粉ミルク?味は苦味と薄い甘味。余韻も苦味と薄い甘味。 抜栓15分で余韻に酸味が伴い始める。香りは ほんのり柑橘に青臭さを伴う甘い香り。結構苦味基調で、この苦味が後に続く甘味感を引き立てる感じ。余韻も味から一直線に突き抜け、良くも悪くもシンプル。突出した味要素は無く、それなりに万人向けのイメージ。繊細な味わいで、薄めの味出力ではあるが、そこは飲み易さのうち。 抜栓15分(温度上昇)で余韻の甘味に酸味が伴い始めた。 フルーティーな雰囲気が出てきて、 もう少しシンプルな味に複雑さが出てきた。 抜栓30分前後(さらなる温度上昇?)で、甘味が伸び易くなってきた。 苦味もしつこさが出てきた様に思えるが、 それ以上にメロンみたいな甘味がもっと明快に。 香りは意外と変化無し。まあシンプル過ぎて、普通の1000円レベルの安ワインとの大きな違いは それ程見えないね。飲み易いけど、それだけな感じ。味が薄いと言うより、特徴が薄い。総合的には、結構普通の辛口白ワイン。普通なりに出来はそこそこ、万人向けで料理も選ばず、温度上昇に因る変化はし易いが 悪い方には行かない。フルミント種のワインは初めてだったが、味だけならピノグリ種のワインに近かったかも。苦味は目立つが それが主役ではなく、後から追ってくる脇の果実感を引き出すために動く構成。料理は ほぼ何でも良し。イタリア料理に合わせる感じでいけば、大体問題無いと思う。ただ チーズ等の粘り気の有る食感の物と合わせると、ワインの味が崩されてしまうかも。値段相応。正直、白ワインとしては1000円レベルだが、「トカイ」の看板代で+280円乗ったと思えば納得。ガブ飲み系の普通の白ワインだけど、「ハンガリーワイン」という珍しさが付加価値を付けてる。
2013/08/28
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先日のレヌ・ディドンと同じプロデューサー。2008年に2006年ヴィンテージを飲んだ事があるが、今ならどんなものだろうか!? ルーマニア AOCデアル・マーレ クロ・ビュザオ・ピノノワール2009 Clos Buzao PinotNoir ピエール・デグルート Pierre Degroote ピノノワール100% アルコール分12.5% 輸入:重松貿易株式会社 購入価格:970円色は透き通った濃い紫。香りはブラックベリー、プラム、アンズ、胡椒、インク、革、粉砂糖、灰?味は薄い渋味と甘味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。ピノノワールというより、カリニャンとグルナッシュを混ぜた安めのラングドックの雰囲気に近い。味は結構飲み易く、薄い渋味に滑らかな果実味が追いかける。余韻の苦味は薄いなりにも、ちょっとしつこく残りがち。良くも悪くもラングドックのガブ飲みワインのテイスト。ベリー香はともかく、胡椒やインクや灰のニュアンスはピノノワールに求める要素とはちょいとズレてるかも。でも味には余計な渋味が無く 意外と万人向けで、滑らかな口通りは悪くない。先日のレヌ・ディドンもスパイス香が乗り易い雰囲気が有ったが、あちらはもう少し高級感が有り、味とのバランスが綺麗だった。今回のクロ・ビュザオは、インクや灰っぽい香りが余韻の苦味を強調するかの様で、悪い方向に崩れ易い。味自体はそんなに悪くないので、香りを気にしない人になら、飲む分には特に文句も無いはず。やっぱりこれは、普通の「赤ワイン」だな。でも渋いワインが苦手な人でも美味しく飲める点は素直に高評価。このソフトな味傾向は作り手の特徴だろうか!?90分以上の時間経過にも変化は軽微で、普通なりに安定してる。料理には大して合わないだろうなぁ。トマト系パスタや、鶏の唐揚げみたいなシンプルなものになら、香りを気にせずワインの酸味を活かせると思うが。ガブ飲み向けの赤ワインとしては、それで何も間違ってない。値段相応。約1000円のガブ飲みワインとしてはそこそこの出来。以前飲んだ2006年ボトルと大差無し。★楽天検索 クロ ビュザオ ピノ★楽天扱い約11件 970円~1780円(送料込) 平均1100円前後1051円以上したら、買わなくてもいいんじゃないかろうか!?「ルーマニアワイン」というレア感を乗せても、900円台が適切なところでしょう。同じ作り手で、ほぼ同価格のワインならレヌ・ディドンの方がオススメ。
2012/11/09
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チュニジア AOCモルナグ(グラン・クリュ?) レヌ・ディドン・ピノノワール2010 Reine Didon PinotNoir ピエール・デグルート Pierre Degroote ピノノワール100% アルコール分12.5% 輸入:重松貿易株式会社 購入価格:970円色は透き通ったやや濃い紫。香りはチェリー、黒糖、クローヴ、シナモン、ブラックベリー、杉?インク? 抜栓20分でブラックベリー、生肉、インク、ナツメグ、グレープフルーツの皮?味は渋味を伴う甘味と薄い酸味。余韻に薄い甘味と薄い苦味。結構イケる。意外と渋味控えめで、甘味がしっかりしてる。スパイス的な香りがローヌの熟成グルナッシュワインのイメージを感じさせる。果実感がしっかりしてるが、口通りは滑らかで飲み易く、万人向けの雰囲気。甘い香りに果実の甘味が上手く組み合わさり、バランスと厚みとが綺麗に落ち着く。ラングドックのピノノワールよりもずっと上品で育ちの良さを実感w。たまに杉やインクの要素の香りが混じり、甘い雰囲気を邪魔する時がある。それらが余韻の苦味と組み合わさると、妙に青臭い安っぽいワインになってしまう。香りと味のコンビネーションでバランスが完成されてるので、香りが崩れると味もその影響を大きく受け易い。 抜栓20~30分程度で、当初の甘いスパイス香が粗方抜けてしまい、 未熟な青臭さが目立つ、よくある安ワインになってしまう。 渋味も強まり、半端にしつこい印象も出てくる。 単なるガブ飲みワインと考えれば、これはこれで悪くもないんだが、 この変化の早さと仕方は流石に値段なりの部分か。総合的には完成度の高い「赤ワイン」。(あえて「ピノノワールワイン」とは言わない)ローヌワインの厚い雰囲気を持ちつつ、ピノノワール的な大人しいイメージもある面白いワイン。ガブ飲みはもちろん、じっくり飲んでもそこそこ楽しめる。多分リリース後4~5年位寝かせて余計な味や香り要素を削ぎ落とせれば、かなり化けるタイプのワインだと思う。料理は中華料理とか味に甘い雰囲気が有って、アブラの乗った料理がいいと思う。意外と(?)肉類全般に合わせ易い。グルナッシュ的なスパイスと甘味の雰囲気が、肉類に対する汎用性を高めている感じ。チュニジアワインだし、クスクスのミートソースがけとか、グリルチキンのカスレ添えとか合うはず。今回濃いめの味と思って、固めの薄い牛肉をニンニクとバターと塩胡椒と醤油で炒めた肉炒めと一緒に飲んだけど、ワインが肉の味にも香りにも負けてなかった。むしろワインのスパイシーな香りが肉の甘味を引き出す働きをしてた様。やや重めの肉料理と合わせたいが、渋いワインが苦手な人には向いてるワインだと思える。やや好意的に評価して、値段以上。あえて相応でもよかったが、約1000円のワインとしてはクリアーな味わいで出来はかなり良い。熟成やタイミングで、香りの出方や味の落ち着き方が適切に揃えば、1200円クラスは狙えるワイン。時間経過での変化は少々早かったが、ガブ飲みワインとしての価値は損なわれず。★楽天検索 レヌ ディドン ピノ★楽天扱い約8件 970円~1780円(送料込) 平均1000円前後このワインが1000円なら、先日のイル・ラ・フォルジュ・ピノノワールを間違いなく超えてる。というか、大半のラングドック・ピノより美味いと思う。
2012/11/07
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もらいもの。母の知人の韓国旅行みやげ 韓国 マジュアン・レッド・カベルネソーヴィニヨン2009 Majuang Red CabernetSauvignon ワイン・エキスパート(ブランド) ロッテ七星飲料株式会社(所有) Wine Expert Lotte Chilsung Beverage Co.Ltd カベルネソーヴィニヨン100%(チリ産95%、韓国慶山産?5%)(マスカットベリーA5%?) アルコール分13% 輸入:----- 参考価格:800~1000円前後(韓国のレストランでボトル35000ウォン程度らしいので、日本の飲食店でボトル2400円位と思う)色はやや透き通った紫。香りはカカオ、杉、カシス、チョコレート、ピーマン?マキロン(消毒薬)?味は薄い酸味と薄い苦味。 余韻に苦味と薄い渋味。推理やWeb翻訳を駆使した結果、使用葡萄の95%がチリ産なのが分かった。(ほぼチリワインじゃんw)果実的香りはそれほど出ず、青臭さと粉っぽい感じの香りがメイン。味は渋味をあまり出さずに、口当たりからの酸味を軸に苦味で支える。下手に渋味を活かす重い方向には持って行かず、むしろ比較的軽めの飲み易い形に仕上げてる。そこを苦味と香りで厚みの印象を出し、余韻も薄いなりには意外と主張する。喉越しにピリピリと刺激が加わるのが気になるが、この位はアクセントの範囲内。もっとも、元の葡萄がそれほど良質なものでなさそうで、香りの粗さ や 味のエグさが目立ち易い。苦味も結構うるさく、厚みを出す苦味が、必要の無い処でも出てきて粗野なイメージ。標準で、抜栓後に室温(25℃位)保管して3~4日経過してる様な味と香り。まあハッキリ言って、何の印象にも残らないワインだな。香りは青臭く、味にはコクが無い、割としょーもない部類。気軽にガブ飲み出来そうな軽い味わいは決して悪くはないが、トータルの味わいはワンコインの安チリと同レベル。セパージュの産地が産地だから 価格から言っても それが当たり前なんだがw、あえてこのワインを飲みたいと思わせる決め手は皆無。韓国らしく焼肉とかに合わせると、ワインの軽めの味わいが肉に潰されそうになりそう。モヤシのナムルとか、ビビンバとか、野菜系のピリ辛料理にはそこそこ合うと思う。青椒肉絲や酢豚の様な中華料理にも合いそうかな。値段相応。韓国ワインという括りなら 下駄履かせておよそ相応だが、チリワインの一つとして評価したら値段以下。チリなら700円前後位で、これと同等以上の美味さのワインを買える。「韓国のワイン」という ある種のレア感wが、プレミアを乗せてる。何というか、10~20年位前の日本産ワインというのがこんな感じだったのかな~って思えるワイン。輸入葡萄と国産の葡萄を混ぜて醸造し、国内で瓶詰め・ラベリングしてして「国産ワイン」を名乗る的な意味でも。20年後、純国産で高品質ワインを生み出せるか、韓国のワイン文化の実力が試されてる。個人的には、韓国の気候にカベルネソーヴィニヨンの栽培は合わないと思えるのだが、どうだろ?パッと見て分かる単語だけグーグル翻訳マジュアン:???カベルネ ソーヴィニヨン:???? ???チリ産:???国産:??
2012/05/29
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タイヤングループやらグリュオ・ラローズとかが設立に関わったワイナリーらしい。結構ブ厚く、重量感の有るボトル。 カナダ ブリティッシュコロンビア州 オカナガンヴァレー オソユーズ・ラローズ・レ・グラン・ヴァン2005 Osoyoos Larose Le Grand Vin オソユーズ・ラローズ Osoyoos Larose メルロー67% カベルネソーヴィニヨン23% カベルネフラン4% プチベルド4% マルベック2% フレンチオーク樽熟成16ヶ月(新樽率60%、他1年使用樽40%) 《テクニカルシートPDF》 アルコール度13.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:2980円色はややくすんだ濃いどどめ色。香りはアンズ、プルーン、カシス、革、バニラ、ミント、カラメル、アーモンド、杉?インク?味は渋味と苦味を伴う軽い酸味。余韻に渋味と苦味。それなりに高級感は感じられるかも。コルクも長いね。香りの幅 と 味の厚みは最初から一定の出方で、アルコール感混じりではあるが余韻もそこそこ伸びていく。余韻がジワジワと主張して、ゆっくりフェイドアウト。香りはメドック的な果実感と樽感をストレートに感じる。味も渋味基調で後から酸が追いかけ、苦味が要所を補強。やや高めのアルコール度によるものか、舌先から喉越しに至るまでにピリピリと刺激を感じ、パワーアピールの補助役に。もう少し酸味と甘味を明確に打ち出してくれれば、高級感を確固足るものに出来たと思う。メドックワインに近く、実際メドックっぽさは有るのだけど、フランス全般と比べると厚みの感じ方が一歩物足りない。渋味は充分綺麗に感じられるが、果実の軸がどうも頼りなく、苦味と混じった果実感が汚く野放しになる傾向がある。そのせいで当初の高級感が落ち込み、1800円位の疲れたワインの感じに。 抜栓40分位で香りの出方が平べったく、味も渋味の勢いが弱まり、大人しくなってきた。 味に関しては飲み易さが増したとも感じ取れるが、 香りの立体感が崩れて初めてきたのは、ちょっと残念。 総合的には、ボルドータイプの良いワイン。オーメドックとサンテステフの間(サンテステフ寄り)の様なイメージ、或いは果実感がうるさくないスペインワイン。時間経過後はやや格を落としたが、それでも抜いてすぐ飲む分には大きな問題は無い。料理は肉料理向きだが、牛肉にこだわる事も無さそう。「鶏の唐揚げに塩胡椒とレモン果汁と蜂蜜」とかでも綺麗に合うはず。苦味をいなしつつ 甘味要素を外部から補填してやれる一品なら、上手くハマりそう。値段相応。2980円なら大体こんなもんでしょ。スタミナにやや難は有れど、フランスの同価格のメドックと同等レベルのワインの出来と思える。早くから飲んでも良いだろうし、10年寝かせて飲んでも真っ当に熟成してるんじゃないかな。
2012/02/10
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ハンガリー DHCエゲル Districtus Hungaricus Controllatus Eger エグリ・ビカヴェール2008 Egri Bikaver トーレイ社(?) セント・イシュトヴァーン・コロナ社(?) ケクオポルト、ケクフランコシュ、カベルネソーヴィニヨン、メルロー 割合不明 オーク樽熟成 アルコール度12% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:944円色は透き通った紫。香りは胡椒、カシス、食パントースト、火薬、ヨーグルト?味は薄い酸味と苦味を伴う薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。胡椒の香りから、安めのローヌを連想。(シラーよりもグルナッシュ的な?)味は薄いけど、それはそれで飲み易い。口当たりは軽めで 味の厚みは無いが、意外と味は綺麗。味から余韻にかけての甘味が結構スッキリまとめてくれる。ガブ飲みワインと言う程安っぽくもなく、なかなか良い味。濃いワインが好きな人には、何となく薄っ平いワインに感じそう。香りから連想した「1000円前後のローヌワイン」と思って飲むと中途半端だが、「ハンガリーの1000円ワイン」と思って飲めば、こういうものかと納得いく感じ。この辺は飲み手の経験にも左右されそう。(少なくともローヌワインをそこそこ飲んだ人じゃないと この話は通じないなw)総合的にはやや軽めの味わいの赤。香りはややスパイシーで、ちょい薄の味にアクセントを与えてる。1000円前後の安ワインにしては それなりに個性が有って、軽いなりにも飲み応えが有った。ギリギリ値段以上。約1000円未満でこれなら十分納得、1100円位はイケる。トカイではないハンガリーワインと考えれば珍しさが有って、その分ちょっぴり下駄が伸びたw。★楽天検索 エグリ ビカヴェール★楽天扱い約7件 1000円~1170円およそ標準的な価格設定。出来れば1100円以下を狙いたい。
2011/07/22
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もらいもの ブルガリア マスカット・スペシャル・ワイン2007 Muscat(Muskat) Special Wine シャトー・パミドヴォ Chateau Pamidovo マスカット100% アルコール度12% 輸入:合資会社ティエムエム・パートナーシップ 参考価格:1600円色はやや薄い金色。香りはオレンジ、蜂蜜、沈丁花、洋梨、ライチ?石灰?味は薄い甘味と酸味。余韻に薄い苦味と酸味を伴う薄い甘味。フルーティーな香りと口当たりで、余韻はあっさり。スペインのバレンシア地方の軽い白ワインによくあるタイプ。香りの存在感と味の飲み易さは悪くない。控えめな果実感を甘い香りが支え、バランスが整ってる。品種の特徴は分かり易く、甘い感じが万人向けの飲み易さを演出する。良い意味でジュースっぽくて、ガブ飲みワインとしてはなかなか。だが、どうしても単純な味構成が安っぽさを纏わせる。ガブ飲みワインの範疇なのを思えば 安っぽくて悪い事もないのだが、香りが結構良い感じだったので、ちょっと残念。スペインの安ワインと競合しそうな感じで、このワインで闘うには分が悪い。 抜栓20分(温度上昇)で、お香やべっこう飴の様なヒネた香りが出てくる。 苦味も徐々に強まってきて、甘味の長所を喰われ気味。 こうなると万人向けと行かず、人を選ぶ感じに。基本的には飲み易い白ワイン。先日のスペインのアマティスタから発泡要素と余分な甘味を除いたら、このワインになる感じかな。香りは結構イケるし 味は甘味を明確に感じ取れつつも やや控えめな出方だから、料理と一緒なら意外と良い働きを期待出来ると思う。白ワインのヒネ香が好きな人なら、時間経過後の香りを大いに楽しめるはず。1600円では値段以下。「ブルガリアワイン」という珍しさ分を乗せても、出して1280円だろう。もしかしたら、時間経過後の香りの好みが合えば、いくらか話が変わるかもしれない。一般的小売価格はどれ位になるんだろ?
2011/07/06
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日曜お昼のインドカレー インド カルナカタ州 ナンディーヒルズ アート・コレクション・シラーズ・ロゼ2008 Art Colection Shiraz Rose グローバー・ヴィンヤーズ ミッシェル・ロラン(アドバイザー) Grover Vineyards Michel Rolland シラーズ100% アルコール度12% 輸入:アンビカトレーディング株式会社 注文時価格:2500円(700mlボトル)色はオレンジがかった朱色。香りは人参、プルーン、生魚、セロリ、土?野苺?味は薄い苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。味薄いなぁ。でも、そこそこフルーティーで飲み易い感じ。ただ、香りが生臭くて 洗練された感じがしない。これはこれで、味のバランスは取れてるかもしれない。突出した味覚要素は無く、薄味傾向の味の利点を上手く活かして 落ち着いた感じに。とにかく香りが粗いのがなー・・・・。野菜っぽい青臭さ と 魚っぽい生臭さが目立って、全体に品が無い。味は思ったより良かったので高評価したいところだが、薄味バランスの良さが裏目に出たのか起伏が平坦な傾向にも。まぁ、普通のロゼか。味自体はそんなに悪くなかったので、生臭い香りさえ何とかなれば 意外とイケるワインかと思う。だが、そんなに積極的に飲みたくなる様な綺麗なものでもなく、下手にガブ飲みしたら悪酔いしそう。値段相応・・・かな!?とりあえず、お店でボトルで2500円なら納得の範囲。小売りで800円台から高価くても1000円チョイと思えば、大体こんなもんでしょう。ランチセット@1100円・6種有るカレーの中から2種(チキンカレーとダル(インド豆)カレーを選択)・ミニサラダ と ミニサフランライス・タンドリーチキン と シークケバブ(双方ハーフサイズ)・ナン・画像には無いけど、食後にデザートでバニラアイスが出る。どういうわけか食中に出されて、まともに食べようとする頃には半分以上融けてたがw。ランチ時のライスとナンは おかわり自由なのだが、大体おかわりする前にお腹一杯。で、「赤」 「白」 と飲んできて今回のロゼなんだが、結論から言うとそれほど料理と合ってもなかったかもw。料理の味を邪魔しない という点はこのワインも同様で、香りはカレーやタンドリーチキンにも負けてないユニークな質。一応、料理と一緒に という役割は十分に果たせてるが、料理をより美味しく というには至らない点が多い。ワイン単独での主役には向かず成れず、料理の脇役に回るにはまだ粗削りで中途半端。難しいな。ただ、スパイス類の効いた食材との相性自体は良かったと感じられる。基本的に薄味のワインだったから、食べ物自体の素朴な風味を壊さずにすんでる。(香辛料そのものには味は無いからね)今回の例外として、ナンの香ばしさと食感には このロゼが上手くマッチ。赤・白と比べれば、の話でならインド料理にはロゼの方がオススメなのかな。
2011/07/03
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グラス持参で飲みに行く インド カルナカタ州 ナンディーヒルズ ラ・レゼルヴ2007 La Reserve グローバー・ヴィンヤーズ ミッシェル・ロラン(アドバイサー) Grover Vineyards Michel Rolland カベルネソーヴィニヨン、シラーズ 割合不明 フレンチオーク樽熟成6ヶ月 アルコール度12% 輸入:アンビカトレーディング株式会社 注文時価格:3000円(700mlボトル)色は濃い紫。香りは杉、胡椒、ブラックベリー、鉛筆、インク、ヨード、ザクロ?味は渋味と甘味。余韻に苦味と甘味。カベルネ系特有の杉や鉛筆の香りが強い。味はイエローテイルのワインに近く、チョコレートっぽいニュアンスも有る。イエローテイルばりに甘味が伸びて、渋味ばかりが目立つのを防ごうとする。味構成はわりと単調で起伏に乏しいが、これはこれで万人向けに 飲み易さ重視と捉えれば納得いく。味だけなら、意外と(?)バランスは良いのかも。しかし香りに果実感が乏しく、青臭さが落ち着かないのが残念。多分カリーを始めとするインド料理のスパイシーさを受け止めようと思ったら、これ位ブ厚く構える必要が有ったのかもしれない。だが、ただでさえ起伏に乏しい味わいが この香りに追いやられ、単調さに拍車がかかる。 温度上昇で、余韻に酸味が付いて来る様になった。 単調な味に膨らみが出てきたかと思ったら、酸味の進出と同時に渋味は減退。 カリフォルニア系安メルローに近い味に。イメージとしては、オーストラリアとチリの中間といった印象(味はオージー寄り、香りはチリ寄り)。熟成の仕方によっては、メドックっぽく化けそうな気配は感じられた。でも現状は ちょっと渋くてやや甘く、香りは杉と鉛筆が勝ち過ぎてて、飲んでて飽き易い味わい。熟成的な意味でも、ワイン造り的な意味でも、まだまだ発展途上という事か。店売り3000円という事は小売で約1000円だろうから、まぁ1000円なら値段相応か。だが、お店で3000円出してまた飲みたいか、と言われると結構微妙だな。約1000円ならウルフブラスのイーグルホークや、チリの適当なレセルヴァ規格のカベルネワインとほぼ同等。頼んだ料理はディナーセット @1980円・6種あるカレーの中から3種(マサラチキン、サグ(ほうれん草)チキン、キーマ(挽き肉)を選択)・ミニサフランライス と ナン・タンドリーチキンとシークケバブ サラダ添えワインを頼んだら、おまけでパパドという せんべいみたいなものを2枚サービスしてくれた(右端の皿)カレーやタンドリーチキンを食べても、ワインの味はブレず、香りも各種香辛料に負けてない。「インド料理と一緒に飲む」という目的を考えたら、これはこれで完成品なんだろう。でもやっぱり邪魔はしてないけど、それほど“合ってる”ともいえないと思う。このワインの場合、甘味がカレーの辛さを緩和してくれてる様にも思えるが、料理の味を引き立てる働きとはちょっと違う。前回飲んだソーヴィニヨンブランもそうだったが、ロゼワインとなら合いそうな気がドンドン強くなる。次に頼む時はロゼのボトルだな。
2011/05/28
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シャレで1本、勇気で2本 EU シュシュ ChouChou 造り手不明 イタリア産トレビアーノ、スペイン産アイレン 割合不明 アルコール度7% 輸入:日本酒類株式会社 購入価格:498円色は非常に薄い黄色。香りはライム、レモン、レタス、シロップ?インク?味は苦味を伴う薄い甘味と酸味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。う~ん、ほぼサイダーだなコレ。香りもコカコーラのスプライトみたいなのもので、そして味は薄味。トレビアーノとアイレンという薄味傾向の葡萄を使い、さらに炭酸水で薄めてるんだから、味はおよそ想定内。ちょっぴり甘苦い口当たりに、柑橘類っぽい甘酸っぱさ。でも普通のサイダーよりか甘さ控えめな感じで、意外と違和感無く飲める。飲み易さ と 爽やかさ を追求したつくりと思えば、まぁこんなもんか と理解出来る。しかし泡抜けが半端無く早く、グラスに注いで20秒位でもうスカスカになってくる。元々、強い炭酸の感覚を楽しむものではないのだから それは仕方ないが、炭酸が無くなったらダルッダルの締まらない味になって、砂糖入り水道水で割った単なる安白ワイン状態。キンキンに冷やして、スピーディーかつ豪快にガブ飲みを推奨。むしろグラスに氷入れて飲んでも良いと思う。万人向けのお手軽スパークリングとしては、値段も手ごろな部類で飲み易い。個人的な好みだが、よくある缶チューハイみたいに甘過ぎないのが良いね。味は薄いし、香りはショボいし、ワイン好きが日常的に飲みたいものとは思えないけど。値段相応。マイナーなワインカクテルが750mlでワンコインなのだから、これはこれで悪くない。ビールが苦手な人や、ビール派の人が気分転換に飲むには結構良いのかもしれない。★楽天検索 シュシュ スプリッツァー★楽天扱い約8件 480円~600円 平均498円フルボトルでワンコイン以下というのが魅力なので、501円以上したら買う意味は無いと思う。500円以下であっても、ワイン好きにとっては気分転換以上の意味は無いだろうけど。
2011/05/10
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近所にインドレストランがオープンしてた。インドワインも置いてあったので もちろんボトルで注文。グラスの形状が残念だが、まあ有るだけ良しとしよう。 インド カルナカタ州 ナンディーヒルズ アート・コレクション・ソーヴィニヨンブラン2009 Art Colection SauvignonBlanc グローバー・ヴィンヤーズ ミッシェル・ロラン(アドバイサー) Grover Vineyards Michel Rolland ソーヴィニヨンブラン100% アルコール度12.5% 輸入:アンビカトレーディング株式会社 注文時価格:2800円(700mlボトル)色は薄い黄色。香りはグレープフルーツの皮、セロリ、砂糖水、レモン、線香の灰?味は苦味を伴う酸味と甘味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。香りは今一つパッとしないが、味は良好。香りに関しては、グラスが原因の部分も有るかな?飲んですぐ分かる、正統派のソーヴィニヨンブランワイン。酸と甘味が綺麗なバランスで、キレがいい。苦味が過度に伸びるのを甘味が牽制し、飲み易さを増している。果実感は明快で良いのだが、苦味の出方や動きが やや野放しになっており、味のバランスに揺らぎが生まれ易くなってる。香りの青臭さ や 生臭さに引っ張られてる部分も有るだろう。もう少し甘い香りを出すか、甘味を出すかしてくれてたら、この短所はカバーできたはず。総合的には手堅いソーヴィニヨンブランワイン。柑橘系の香りに少しの青臭さ、酸を基調に薄っすら甘味を乗せる。苦味の絡み方にまだ雑なものを感じるが、そこは値段なりのところだろう。他のニューワールド系ソーヴィニヨンブランと比べても、さして見劣りせず 立派。設定価格が仕入れの約3倍と考えれば、約1000円弱で値段相応。小売で980~1180円位で手に入るなら、正直な出来と味に思える。“インドワイン”という珍しさを思えば、その面白さの分だけ高評価。一緒に頼んだ料理はチキンティッカ4P @900円香辛料とヨーグルトに漬け込んだ鶏肉の石窯焼き。マサラチキンカレー ナン又はサフランライス付 @950円正統派インドチキンカレー 辛さ控えめ(辛さは注文時に調節可)とにかくナンが大きくて結構なボリューム。なかなか食べ応えの有る量と味。近場にこんな店ができたら、もうcoco壱に行く理由は無くなるなぁ。ランチ時は1人前550円でテイクアウトも出来るし。(もちろんナンも焼きたてをアルミホイルに包んで袋に入れてくれる)カレーとチキンは、白ワインの邪魔はしなかったけど、引き立てもしなかったかな。お店には他に赤が2本、ロゼが1本(いずれもミッシェル・ロラン絡み)有ったので、グラス持参でまた飲みに行こうと思う。今回頼んだ料理だと、ロゼの方が上手く合ってくれたかも。
2011/04/14
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マケドニア ディマジュリア・シャルドネNV Dzumajlija Chardonnay ヴァルダルスカ・ドリーナ・ワイナリー Vardarska Dolina Winery シャルドネ100% アルコール度12% 輸入:有限会社ウイック 購入価格:540円(1080円の半額セール品)半額投売りの品だったので、味は二の次の一発ギャグで購入。色はやや薄い黄色。香りはレモン、カラシ、塩水、生魚?麹?味は酸味を伴う苦味と薄い酸味。余韻に薄い酸味と薄い苦味。う~ん、変な香り。一応柑橘系果実の香りは備えてるが、それ以外がなんか生臭い。味も飲めない程ひどくはないが、酸味と苦味で支配されて薄っ平い。これはこれで軽薄なりの取っ付き易さはあるかな。味が薄いなりに、穏やかな味の進行には意外に好感も持てる。酸の出方は弱くとも苦味が厚みをつくるようにゆっくりと動き、それなりに存在感を生み出す。でも、こう思えるのはこういう安白ワインもある程度飲み慣れてるからかもしれない。 温度が上がると、酸の出方が強まるのか多少は主張をアピールしてくる。 でも鼻から抜ける生臭い香りによって、せっかくの味は潰される感じ。 なるべく冷温キープで。味に期待出来ない以上香りに活躍して欲しいところだが、それは無茶な話。味は薄くて水っぽいわ、香りは変に生臭いわで安っぽさ全開。特に香りの生臭さが薄味なりのささやかな長所も壊し、ダメさ加減を増幅する。ノン・ヴィンテージのボトルだし、特に期待はしてなかったけど、あまり美味くないなw。同じNV品ならフランスのヴィユー・ムーティエ・ブランやイタリアのプリマ・ルチェ・ビアンコの方がまだ美味しく飲める。何も考えずに食中のテーブルワインとして飲む役割のワイン。ただし、水代わりにはならない。水代わりに飲むのなら普通の水を飲んだ方が美味いw。香りさえどうにかなれば見所も有ったと思うが、これは難しい。「マケドニアワイン」という一発ギャグに関心が向かなければ、飲まなくていい位。値段以下。これは500円以下でいいでしょ!? 今回は半額セールで買った品だから許せるが、1000円以上出してこの味では納得いかない。投売り品だし、状態もあまり良くなかったのかな?★楽天検索 マケドニア シャルドネ ディマジュリア★楽天扱い約2件 イーショッピングワインで980円 ECHIGOYAで12本セット9360円(送料込)惹かれないな。一発ギャグ以上の動機で購入する気にはならない。
2010/09/05
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サッカー見ながら軽く2~3杯 このまま延長 → PK合戦の流れか!?使用ワイン ヴィーニャ・ペーニャ・テンプラニーリョNV自家製サングリア ソーダ割りレモン、ライム、パイナップル、リンゴ(ジョナゴールド)、温州みかん、三温糖、ホールクローブ、シナモンスティックレモンは両端を切り落とし、縦横に4分割 2個で198円を1個使用計 98円ライムも両端切り落としで縦横4分割 118円パイナップルはカットフルーツの半額見切り品。 260円の半額で130円リンゴは皮を剥かずに芯を除去して8分割。 1個で128円温州みかんは4個で198円のを2個使用、皮を剥いて真横から2分割。 約100円三温糖大さじ7杯とクローブ2個にシナモンスティック2本。 約160円アンゴスチュラビターズをカレースプーン1杯程度(約10ml)。 約 90円ワインは1本298円。 298円合計で1022円弱。ブツ切りフルーツを三温糖でまぶして入れ物に投入し、ワインを注ぐ。その後、冷蔵庫で20時間以上保管。ストレートで飲んだら使ったワインの質に左右されるのか、何だか胸焼けしそうな雰囲気wだったが、そこでソーダで割ったら大化けした。ワインと炭酸水(500mlで75円)で半々に割り、氷でカサ増し。うわ、これはマジでジュース状態。ファンタグレープの焼酎割りよりも1.5ランク上。爽やかで、いくらでも飲めそう。ボトル2~3本程度は継ぎ足すとしても(普通はやらないらしいが)、毎日400ml弱飲んでも1日辺り300~400円弱だな。スペインワインではなく、オーストラリアのシラーズでも使えばスパイス類は必要無さそう。変な梅酒カクテルよりも、幅のある味でなかなか美味いじゃないか。夏場の気分転換にはかなり良い。ウィスキー・ハイボールより味も香りも爽やかで飲み易い。お気に入りの楽天ブログ内でサングリアの話題が出てて、ついノリと勢いで自分でも作ってみたけど悪くないねコレ。
2010/06/29
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やまやで見つけた珍しい産地のワイン。コルクが短ぇよ(目測3.5cm未満でしょ) ブラジル リオ・グランデ・ド・スール州 サンゲ・デ・ボイ・セッコ(辛口)NV Sangue de Boi (Seco) アウロラ社 Aurora イサベル、セイベル、コンコード 割合不明 アルコール度10% 輸入:株式会社イマイ 購入価格:800円色は透き通った濃い赤紫。香りはアンズジャム、イチジク、シロップ、カシスリキュール、フーセンガム、米糠?味は苦味を伴う薄い渋味と酸味を伴う弱い甘味。余韻に薄い苦味と薄く甘味を伴う薄い酸味。うわぁ、苦味と甘酸っぱさが混在する不思議な味。香りも不自然に甘く、葡萄酒というより駄菓子に近いイメージ。水っぽい口当たりで軽さを演出し、良くも悪くも飲み易さはある。そして苦味を起点として、微妙に甘ったるさを感じる味わいを牽制する。味の出方、濃さ(薄さ)、奥行き、とバランス感が全て粗雑で美味さを感じ取れない。これは好みや経験を抜きにして、「不味い」と言う人間が絶対にいる人工的な味。余韻もヒドイな。苦味と酸味の出方がバラバラでしつこい。もう口の中が薄い膜に覆われる感じでケミカルな違和感がまとわりつく。あえて言えば、駄菓子屋にある“粉ジュース”に近い印象。この味と香りの傾向のワインなら、自分なら以前飲んだアルゼンチンのサンタ・イザベルNVを買う。あっちの方がよっぽど果実感と香りの質が上。料理には塩でもソースでもスパイスでも何でも使って良し。何をどう使ってもワインの味わいを壊さない。そもそも味も香りも低水準で、料理の側で色々イジくってサポートしてやらないと価値が完成しない。裏の日本語解説ラベルに「シュラスコ料理に欠かせない・・云々」と書かれてるので、ワイルド系肉料理と一緒で、さらにワイングラスは使わずコップで飲めば意外に面白い活躍をしそうではある。と言うより、それ以外に合わせ方や使い道が分からない。単独では粘っこい香りと甘ったるい味のする「怪しげな赤いジュース」。※シュラスコ料理・・・ブラジリアンバーベキュー料理値段以下。せめて600円以下で頼む。正直450円でもどうかな?とは思うが、“ブラジルワイン”という珍しさと一発ギャグに敬意を表してあえてワンコイン以上の評価をつけてみたい(←全く敬意を表せてないww)。ブラジルワインという珍しさにちょっとチャレンジ精神が湧いたが、見事に自爆・撃沈ww。NVのテーブルワインを1本飲んだだけでブラジルワインそのものは語れないけど、とりあえずこのワインは美味しくない。FRESH ROASTER珈琲問屋 サンゲ デ ボイ セッコ(辛口) 924円購入は一発ギャグのつもりで。ノリと勢いが大事w
2009/08/23
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ルーマニア ACデアル・マーレ クロ・ビュザオ・ピノノワール2006 Clos Buzao PinotNoir Pierre Degroote ピノノワール100% アルコール度12.5% 輸入:重松貿易株式会社 購入価格:987円色は透き通った濃い紫。香りはプラム、胡椒、チェリー、ブラックベリー、オレンジの皮?味は渋味と酸味。余韻に渋味と苦味を伴う弱い甘味。「濃い」っていうのは分かるが「ピノノワール」って感じはしづらい。ローヌかラングドックでカリニャン・グルナッシュ・シラー・サンソーをごちゃ混ぜにしたセパージュのワインみたいな味と香り。それはそれで深みは無いが、渋味も酸味もそれ程粗くなくて飲み易さはある。 抜栓60分経つと安ワインなりに香りが膨らんで広がってくれる。が、余韻に墨の様なニュアンスがあって何か飲んだ後が汚い。とにかく全体的に変に大味で繊細さに著しく欠ける印象。1000円未満のワインに“繊細さ”を求めても無理が有るだろうが、ピノノワールファンが求めるものはそういう要素も大きいはず。とりあえず、単純に1000円ワインとしてはまぁ悪くはない。飲み易いし、“ピノノワール”という部分に触れなければ、何も考えずにガブ飲みできるカジュアルなテーブルワインとは思える。値段相応。“ルーマニア”の“ピノノワール”に興味があるならオススメ。ただ、純粋にピノノワールワインが好きな人には何とも言えない。楽天検索 クロ・ビュザオ ピノ・ノワール
2008/10/15
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ブルガリア ブルーリッジ・シャルドネ2006 Blueridge Chardonnay ドメーヌ・ボイヤール Domaine Boyer シャルドネ100% アルコール度13.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:680円色は微妙に黄緑がかったかなり薄い黄色。香りは青リンゴ、レモン、グレープフルーツ、シロップ。味は酸味と甘味。 余韻に酸味と弱い苦味。口当たりは水のように軽いが、思いのほか味はしっかりしてる。リンゴ系の香りが強く、それが薄い味を実力以上に引き立ててる様に思える。余韻が最後に苦味で終わり、ちょっと汚いかも。しかし、飲み口の軽さが功を奏してか、それほどしつこく残る様にも感じない。まぁ飲み易い白ワイン。イメージとしてはイタリアの白に近い。飲み口は軽いが香りはそこそこで全体のバランスも悪くない。合わせる料理も選ばないし、普段の食中グラスワインとしては問題無い出来。値段以上。850円位は出していい。
2008/10/09
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なかなかスタイリッシュな形状のボトル。 ブルガリア ブルーリッジ・カベルネソーヴィニヨン・バリック2006 Blueridge CabernetSauvignon Barrique ドメーヌ・ボイヤール Domaine Boyer カベルネソーヴィニヨン100% アルコール度13.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:980円色は普通の紫色。香りはブラックベリー、緑茶、樽、バナナ?味は渋味と酸味。余韻に渋味と弱い苦味。香りは渋味を連想させるものに樽の様な香りが合わさってふっくらした印象。口当たりは薄いが味は安カベルネなりに渋味をしっかり出してて、深みは無いがそんなに悪くない。しかし深みが無いのは想定内だったが、そうでなくとも味の決め手に欠ける感じで特徴が見えない。賞味期限切れのボルドーワインみたいな平坦でハッキリしない味。深みは無いがそんなに悪くない、と書いたがやっぱりダメだわ。最初の一口二口はまだ良かったが、全然飲み応えが無くて高速で飽きる。一度この薄っぺらさを意識すると、余韻の弱い苦味が大きく印象づいて“渋い水”のニュアンスが台頭。これ、料理に合わないだろう・・。チョコレートとかホットケーキとか、甘い物に合いそう。値段相応。ただし、「ブルガリアワイン」という珍しさ分を上乗せした上での評価。実際は700円台でもいいんじゃないかな!?
2008/10/08
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ルーマニア デアル・マーレ地域 マレア・ネアグラ・メルロー2002 Marea Neagra Merlot D.Languedociens メルロー100% アルコール度13% 輸入:株式会社やまや 購入価格:1000円色は濃い赤紫。上澄みが褐変しかかってる。香りはアンズ、バニラ、杉、プルーン、ブランデー、埃?カシス?味は渋味と弱い酸味。余韻に弱い甘味と苦味を伴う渋味。悪くない。香りが綺麗に熟成されてて、果実の香りからカドが取れて丸くなってきてる。味は渋味も酸味も落ち着いて、良い感じに飲み頃状態。口当たりと喉越しに粘っこさがあって妙な重苦しさがあるかな。その割りに余韻は値段相応に浅いから飲み口が変なバランスに感じる。 抜栓1時間弱で香りが全体的に弱体化。 味も起伏が乏しくなって苦味が強まり、値段相応なレベルに。「やまや」の棚に最後の(?)1本だけポツンと売れ残って放置されてたからついお情けで拾い上げたが、残り物に福が有った。ちょうど良いタイミングで飲めたのかな。値段以上。1時間弱の間だが1480円並に楽しめた。しかしこのタイミングで飲めたからこそのこの評価。普通に出荷直後に飲んでも多分普通のワインだな。
2008/09/14
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メキシコ バハ・カリフォルニア ラ・セット・プティシラー2003 L.A.Cetto PetiteSirah ラ・セット社 プティシラー100% アルコール度13.5% 輸入:リードオフジャパン株式会社 購入価格:1279円色は濃い紫。香りはカシス、胡椒、シナモン、カカオ、唐辛子?味は甘味と酸味。 余韻に甘味と鈍い苦味。うわっ・・甘い。渋味が全く感じられない。カリフォルニア的というか「ガロ」的な安い味。ガロ系ワインの悪い要素が(好みの問題も大きいだろうが)強すぎる。良く言えば飲み易くはあるんだけど、タンニン慣れした人には正直苦笑を禁じえないな。何か“フルーツ味の薄いチョコレートドリンク”みたい。飲み口の重さで飲み応え感を出そうと試みてるのか知らんが結局味が甘いだけで終わってるのが残念。今回「メキシコワイン」という珍しさから購入したので1300円弱なら許容範囲だが、ウリが「珍しさ」しか無く、他の次に繋がる魅力要素が感じられない。まだまだ発展途上なのかもしれないが今のままの味では同価格以下のラングドックにもカリフォルニアにもチリにも勝てない。値段以下。1000円未満か、せめて1100円以下に抑えるべき。リピートは無い。まぁ「メキシコ」のワインが飲んでみたい人なら興味本位で1回買ってみるのもいいのかな!?★楽天検索 ラ・セット プティ・シラー★
2008/07/31
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ワインの画像も載せてみたけど参考になるでしょうか? ギリシャ アッティカ地方 カンバス・ネメア・レゼルヴ2000 Cambas Nemea Reserve カンバス Cambas J.Boutari & Son Wineries セパージュ不明 フレンチオーク樽で12ヶ月 ボトルに詰めて2年保存 アルコール度13% 輸入:株式会社 やまや 購入価格:1000円右写真はショットツヴィーゼル・サントス・ボルドー(容量550cc)に180cc前後注いで撮影色はやや濃い目の紫。上澄みは赤紫。少々褐変気味。香りはブラックベリー、檜、小豆、べっこう飴、チョコレート?味は渋味と酸味。余韻に渋味と苦味。思ったよりも美味い。熟成が進んでて味は大人しいが、飲みやすくソフトな飲み口になってる。写真だと分かりにくいけど上澄みが微妙に褐色がかってきてるのでそろそろピークにきてるかも。熟成が進んでる事を考慮しても香りも味もバランスが良い。もうちょっと(2003年位の)新しいヴィンテージでパワーが出せれば、結構美味しいワインと思う。欠点は酸味にややしつこさを感じる部分だが、この価格でその程度の文句をつける筋合いは無いか。むしろこの酸味が、薄れてきてる果実感を底上げしてる所もあるので短所とも言い切れない。あとはマイナー過ぎて手に入り辛いところかな。でもそんな騒ぐほど凄いワインでもないから飲めないなら飲めないで惜しいとも思わない。まぁまぁ飲み頃ギリギリの安ボルドーのイメージ。粉の様な澱が発生していたので最後は100cc位残してもいい。値段相応。しかし1000円の2000年ヴィンテージがまだそれなりに飲めるのなら大健闘。経年で衰えた所もあったが気分的には値段以上の力を見せてくれた。
2008/06/03
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