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ブルゴーニュ コトー・ブルギニヨン(ブルギニョン)2014 Coteaux Bourguignons アルベール・ビショー Albert Bichot ガメイ、ピノノワール (割合不明) ステンレスタンク発酵 ステンレスタンク熟成7~8ヶ月、一部は樽熟成 アルコール分12.5% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:1710円色は澄んだ赤紫。香りはカシス、アンズ、ブラックチェリー、餡?カカオ?味は薄い渋味と苦味。余韻に苦味と酸味。口当たりは軽く、酸よりも苦味が出易い。酸の弱さはベリー香でいくらかカバー。渋味の出方から、ガメイの方が割合多そう。良くも悪くも普通。穏やかな渋味と樽由来(?)の苦味でボディを構成。余韻で酸味のニュアンスを効かせ、果実感を主張。ただ、酸が弱いからか、苦味の統制が取り切れない。渋味にもう少し存在感が有れば苦味と合わせたボリューム感の内と受け取れたが、このワインの場合、中途半端な勢いと厚みでバランスがあやふやになってる。ブルゴーニュ・ピノノワールではなく、ボジョレー・ガメイでもなく、あくまで「コトー・ブルギニヨン」。で、美味いのか? と言われると・・・・・あまり大した事ないな。ピノの良さとガメイの良さのどっちも感じない。ホントに混ぜただけ。ブルゴーニュの赤と言われて納得しない事は無いが、高級感は皆無。酸は弱いしバランスも半端だし、香りも弱い。料理はまぁ適当に。生ハムにオリーブオイルでもかけて、スライスした玉ねぎとベビーリーフでも添えれば十分。ワインに足りない甘味を足してやるのもいい。ソース無しのチーズピザに蜂蜜とか。値段以下。いいとこ1480円。「アルベール・ビショー」の名前代で+250円。味だけなら、1200円位のチリピノの方が良い仕事するのがちょいちょい有るやろ?と思われるタイプの赤。「渋味は有っていいけど、有り過ぎるのはヤダ」「酸はちょっぴり顔を出すだけでいい。苦味は余程強くない限り気にしない」「香りはとりあえずベリー香が出てればそれでいい」そういう人には向いてると思うが、価格に見合ったクオリティーか?というと、何とも言えない。★楽天検索 アルベール コトー ブルギ★楽天扱い3件 1660円~1970円 平均1780円前後ん~・・オススメはしないな。アルベール・ビショーのファン用、又はコトー・ブルギニヨンの勉強(場数踏み)用。ただブルゴーニュの赤が欲しいのなら、安くても(名前だけでいいから)ブルゴーニュの名が付いたものがいい。例えばクロズリー・ド・アリズィエ辺りの。
2019/03/30
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もらいもの三越のギフトで有名(?)なシャンピー ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ マランジュ1級 マランジュ・プルミエ・クリュ・ラ・フシエール2014 Maranges 1er Cru La Fussiere メゾン・シャンピー(シャンピ、シャンピィ) Maison Chanpy(音が出ます) ピノノワール100% アルコール分13% 輸入:合同酒精株式会社 参考価格:6000円前後(?)色は澄んだやや薄い紫。香りはカシス、カラメル、ブラックベリー、紅茶(ケニア?)、バラの茎、アンズ?油かす?味は渋味と薄く甘味を伴う酸味。余韻に苦味と薄い甘味。 抜栓30分弱で渋味と苦味を伴う薄い酸味。余韻に苦味と苦味を伴う薄い甘味。結構美味いかも。ベリー香を全面に立てつつ、ほんのり土っぽい(青臭い?)印象の有る要素がちらほら見え、静かに消える。味はバランス良く、最初に渋味は感じるが、すぐに果実感で覆われ、余韻も甘やかに締める。香りの内容はおよそシンプルなピノノワールで、出力も程々の勢い。ではあるが、味の動きと流れが香りと一致してのバランス感が感心もの。余韻の苦味が酸味に絡み易い気もするが、これ位は味の厚みの底上げ要員。まぁこの底上げ要員のはずの苦味が、酸と甘味を覆って果実感を弱めてしまってもいる。ここは香りにもっと出力が有れば どうにでも誤魔化せたと思うが、そんなに上手くはいかなかったw。それでも、この味出力と味構成のバランス感が綺麗に全体を整えてて、これはこういうもの、と説得力を持たせてる。 抜栓30分程で、渋味と苦味が少し強まってきた。(室温26℃、湿度55%) 香りも元々強い出力ではなかったが、より弱ってきた気がする。(内容は維持) 元のバランス感が良かったおかげで それなりに美味しく飲めてるが、 少々安っぽい雰囲気に落ちてきた感じ。 抜栓70分弱経過で、強まったはずの渋味と苦味が弱まり、 バランスが組み直される。飲み易さが再度復活。 苦味感はまだ少し気になるが、これは飲み方によっても変わってるかな。 酸が大分落ちてて、そのせいかイマイチ苦味の制御まで手が回ってない感じ。 香りはほぼ落ち切った。味も安っぽさを隠し切れない。総合的には、まずまず上出来。ベリーに紅茶と草花の香りニュアンスが出た時点で、ブルピノとしては最低限以上の仕事と活躍はしてくれたと思うw。時間経過での落ち方は思ったより早かったが、それはそれで味が悪くなったわけではない。抜栓60分以内(出来れば30分以内)に飲み切れれば、気にする程の変化は起きないはず。料理はいかにも鳥肉向き。鶏でも鴨でもどっちでもいいが、味付けはシンプルにしたい。ワインの苦味を牽制しつつ、同時に果実感をサポートしてやりたい。ソテーにして塩と皮の脂で甘味と苦味をコントロールし、後は柑橘果汁でも振ってやれば問題無いだろう。良い部分は色々有ったが、値段以下。参考価格6000円位と考えると、そこまでではないな。自分で6000円出してまた買って飲んでみたいか?ってなるとそこまでじゃない。抜栓直後の香りは結構好きだったし、とりあえず味だけでも3000円は超えてると思う。「一級フシエール」の補正と「ギフト品としてのレア感」も入れて、いいとこ4000円から、高価くても5000円弱辺りまでが適当な気がする。個人的にはプリュール・ブリュネのサントネイ・プルミエの方が実力的には安くても上だと思う。マランジュで得られるものはサントネイでも得られる。土地(地域)の場所もほぼ隣りだし、どうしても似通う部分は出てくるんだろう。ボーヌの一級としては、マランジュはどうしても下位ランクの中でもさらに下の方になるのかな!?
2018/08/14
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ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ マランジュ1級 マランジュ・プルミエ・クリュ・レ・クロ・ルソ2015 Maranges 1er Cru Les Clos Roussots ドメーヌ・デュ・ボールガール Domaine du Beauregard ピノノワール100% オーク樽熟成12ヶ月 アルコール分13.5% 輸入:ワインプレスインターナショナル 購入価格:2322円色はやや濃い赤紫。香りはブラックベリー、餡、クレヨン、カカオ、湿った土、クローヴ、古い油?味は渋味と苦味を伴う薄い酸味。余韻に苦味と薄い渋味。最初の一口は一瞬「ボジョレー・ヴィラージュか!?」と思った。渋味はしっかりで、苦味の余韻が意外と薄く伸びてくる。香りが渋味を補強する様な内容(?)ばかりなので、渋味が目立つ様に感じる。渋味が目立つとは言ってもピノノワールだし、そんなに強いものではない。薄めの酸味が苦味に隠れがちだが、上手く苦味を底上げに利用し、程々に主張する。全体のバランスを考えると、苦味の出力が強いのか、酸味の出力が弱いのか、判断が難しい。経年でもう少し渋味を落とせば、もっと綺麗な口通りと酸味を活かせたと思う。2015年ヴィンテージだから、もう3年(リリース後5~6年)は寝かせておくべきだったのかな。現状だと、酸味が出にくい(頑張って出ようとするが、他の味や香りに阻まれる)のが惜しい点。香りも やや渋味・苦味寄りのものが多いし、酸側の味方が少ない。 思い付きでデキャンティングしてみた。 香りがほとんど吹き飛んだ。残ってるのはインク、土?カカオ? 渋味と苦味の出方と出力は一定になったが、酸が完全に引っ込んでしまった。 酒入りの渋い水化。完全に失敗w。1000円未満の安ボルドーの方がまだ酸が有る。総合的には、ちょっと出来の良い味のブルゴーニュワイン。熟成によって向上する気配は見えるので、そこは安くても 流石の村名一級格。渋味がいくらか強めに感じるが、多少渋い赤ワインが好きな人ならどうという事も無いはず。結構渋味が有るので、肉料理が無難。肉のアブラで渋味と苦味を和らげるか甘味を補填出来れば、ワインのバランスを向上させられる。鴨のローストにフルーツソースとか、チーズやナッツ(胡桃やカシューナッツ)の蜂蜜和えもアリ。一応、値段以上。現状、ワインは約2000円台前半相応レベルとして、「ブルゴーニュの一級」の格(看板)を考えれば2500円もOK、上手くいけば3000円狙うのも不可能ではない。格相応に(?)熟成による向上の伸び代は見えるし、とりあえず これで約2300円なら十分。【よりどり6本で送料無料】[2015] マランジュ 1級畑 レ クロ ルソ ルージュ 750ml(ドメーヌ デュ ボールガール)赤ワイン【コク辛口】^B0UGRS15^価格:2581円(税込、送料別) (2018/8/12時点)楽天ではヴェリタスのみ味だけなら ちょっと出来の良いだけのブルピノ、と言えなくもない。あえて言えば、ルイ・ジャドのクーヴァン・デ・ジャコバンと同等。それなりに美味しく飲むには熟成待ち。待てるだけの潜在力は持ってるものの、わざわざ待つ程のものか!?と言われると、何とも言えないw。
2018/08/11
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ドン・キホーテで安かったので気まぐれ購入。保管状態は棚の下段に置きっぱなし。あまり動かした形跡は無し。ハズレたらハズレたで、まぁその時だ。この価格で文句言う気も無い。 ブルゴーニュ AOPコトー・ブルギニヨン コトー・ブルギニヨン(ブルギニョン)・ヴィエイユ・ヴィーニュ2011 Coteaux Bourguignons Vieilles Vignes ジャン・クーズロン Jean Couzelon ガメイ、ピノノワール 割合不明 アルコール分12.5% 輸入:株式会社ドン・キホーテ 購入価格:645円(1382円?→1058円→645円)色は朱色がかったやや薄い赤紫。香りはアンズ、チェリー、黒糖、紅茶(セイロン?)、カシス、オレンジ?バニラ? 抜栓15分程でブラックベリー、チェリー、インク、餡、セージ、ローズマリー?味は薄い渋味と酸味を伴う薄い苦味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。・・・・ほう、意外と(?)美味いかも。香り出力は、注いだ直後は一瞬強く出るが、すぐに萎んで低め安定。味は経年で順調に落ち着いていったのか、穏やかな酸と香りに引き出された余韻の甘味が綺麗なバランス。まだギリギリ渋味は生き残ってて、いくらかの飲み応えを送り出す。黒糖やバニラっぽい香りが余韻の甘味を支え、綺麗なフィニッシュをキメる。多分、ピノノワールの比率が多い(むしろガメイ使ってないかも!?)と思う。ガブ飲み可能だが、じっくり飲んでみたくなる。 抜栓15分位で抜栓直後の甘い香りが徐々に後退。青臭い感じが目立ってくる。 香りに釣られて味も甘味や酸味が弱り、相対的に渋味と苦味が強まってきた。 こうなると、やっぱりガメイも使ってるかも、と感じられるw。 抜栓30分経過で、青臭い感じもまた弱ってきて、甘い香りが盛り返すw。 苦味がしつこく残る感じだが、甘い香りが復活した事で、バランスは取られる。 オーストラリアのピノノワールみたいな感じ。総合的には、割と出来の良いブルゴーニュワイン(?)なのかもしれない。抜栓直後なら、例えばこれが1280円位のブルピノだと言われたら、素直に納得。時間経過後は流石にスタミナ切れか経年変化か、安っぽさが隠し切れなくなるが。とはいえ、こういうものと思えば、それなりにアリと思える程度には美味さを持ってる。薄さや弱さを持ちながらも、それらが欠点になってない、なってもどこか納得の範囲内。クラッカーに柔らかいチーズでも塗って齧る位のツマミが適任。薄い食パンを軽く炙ってオリーブオイルと塩胡椒でも良し。肉や野菜の料理に合わせられる様なしっかりした味ではない。ワインの穏やかな勢いを遮らない、あっさりしたものがいい。645円なら完全に値段以上。抜栓直後なら、まだ1382円で通用する。(ただし15分で終了w)2011年でコトー・ブルギニヨン初リリースのヴィンテージだし、多少は気合を入れてつくったからとは考えられる。グラン・オルディネールに代わる名前のワインとしては良く出来てると思う。
2018/01/25
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ブルゴーニュ オート・コート・ド・ボーヌ2013 Hautes Cotes de Beaune ドメーヌ・シャルル・フランソワ・エ・フィス Domaine Charles Francois et Fils ピノノワール100% フレンチオーク樽熟成12ヶ月(テクニカルシートPDF) アルコール分13% 輸入:株式会社 八田 購入価格:2041円色は澄んだ赤紫。香りはカシス、カラメル、枯葉、コーヒー分が濃いカフェオレ、古いアンズジャム?味は酸味と薄い苦味。余韻に苦味を伴う酸味と薄い苦味。やや薄めだが、よくあるピノノワールの雰囲気。出力は弱いがボーヌらしい、やや土のニュアンスが絡む香り。(ニュイなら紅茶や花?)控えめな酸と、これまた控えめな苦味感とでゆっくり味を送り流していく。渋味はほぼ無く、果実感をメインにカラメルやカフェオレっぽい香りで甘味の雰囲気を出し、全体のバランスを構成する。まあまあ飲み易い、正統派のピノノワールワイン。正統派とは言ってみたものの、要は良くも悪くも普通。ほんのり酸味が流れるだけで、ピノらしさは見えるが、あまり高級感は無い。こういうのは香りで何とかキャラを立たせるものだが、その香りも結構平凡。総合的には、普通のピノノワールワイン。多分、10~15年前だと1600円前後で買えたんじゃないかな!?って位のレベル。「オート・コート・ド・ボーヌ」の名前通り、ボーヌっぽいニュアンスは有った。そのニュアンスのためだけに この価格を出すのはオススメは出来ない。カリフォルニアやアルゼンチン辺りのピノの方が味は確実に上。(アルゼンチンならコスパも上w)酸味の有るソースに向く。食材としては鳥か豚で良いと思うが、アブラの甘味を感じられる調理と味付けが望ましい。イタリアのタリアータとか、薄切り肉にオリーブオイル&粉チーズ&バルサミコ酢とかのあっさりした肉料理が良い感じ。そこまで凝らなくても、鶏唐揚げに塩とレモン果汁でも充分かなw。ある意味、値段相応。ただし、「ブルゴーニュ」「オート・コート・ド・ボーヌ」の看板で+500~600円強載ってると考えて相応。同じ2000円位なら、ルイ・ジャドのクーヴァン・デ・ジャコバンとかの方がもう少し飲んでて納得するかも。300ml程残しで次の日。(抜栓約20時間経過)香りはアンズ、ブラックベリー、枯葉、出涸らし紅茶、カカオ?インク?味は苦味を伴う渋味と薄い酸味。余韻に苦味と酸味。お、渋味的なものが出てきて、少しだがボディーが生まれた。香りから酸味を思わせるものが後退したのも原因かな?薄いは薄いけど、薄いなりの勢いは感じる。やっぱり赤ワインに渋味は必要だなw。渋味が無いなら、香りか口通りの滑らかさが必要。香り標準。味も普通。初日とは毛色を変えてきたが、ワインとしての普通さは変わってない。2日目も値段相応。約2000円のブルピノとしては、初日より2日目の味の方が納得。それはそれで、「ブルゴーニュ」の看板代込みで約2000円という感覚も変わらず。【6本〜送料無料】ブルゴーニュ オート コート ド ボーヌ 2014 ドメーヌ シャルル フランソワ 750ml [赤]Bourgogne Hautes C te de Beaune Domaine Charles Fran ois et Fils価格:2505円(税込、送料別) (2017/4/21時点)楽天ではトスカニーのみ特にオススメはしない。
2017/04/20
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サントネイラッシュ最後の1本 ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ サントネイ村1級 サントネイ・プルミエ・クリュ・ラ・フルール・ド・マラディエール・キュヴェ・クロード2010 Santenay Premier Cru La Fleur de Maladiere Cuvee Claude プリュール・ブルネ(ブリュネ) Prieur Brunet ピノノワール100%(リュット・レゾネ栽培) アリエ産オーク樽熟成18~24ヶ月(新樽率50%) アルコール分13.5% 輸入:株式会社 飯田 購入価格:3402円色は色は澄んだ赤紫。香りはアンズ、ブラックベリー、薔薇、紅茶(アッサム)、塩昆布、カカオ?おがくず? 抜栓40分で紅茶、薔薇、おがくず、チューリップ?土?味は渋味と酸味。余韻に渋味を伴う苦味と薄い甘味。 抜栓150分程で薄い渋味と薄い苦味。余韻に薄い甘味と薄い苦味。お、良い香り。いかにもブルゴーニュっぽい、ベリー&草花&旨味を思わせるもの、おまけに木や土っぽさも。渋味基調ながらもしつこくなく、余韻と合わせた果実感も控えめに追う。全体的に強さや勢いを感じるものではなく、穏やかな味わいの方向性。渋味の骨格が飲み応えと起伏をつくり、果実感は香りとのコンビで演出。じっくり飲みたいタイプのワイン。 抜栓40分弱で渋味の出力が落ち着いてきた。(室温23℃、湿度43%) 渋味の痕跡は感じ、余韻に旨味的な要素がノッてくる。 香りの出力が落ち、ベリー感は無くなったが、相対的に花や土の雰囲気が目立ってきた。 自分としては、こっちの方が高級感を感じる。飲んでて、どこか味の線の細い印象は有る。香りはしっかりしてたし、あと5年~10年は寝かせて、薄味系の仲間入りさせてしまった方が化ける気がする。時間経過後の味は、そんなに無理をしてない、細さを逆に利用した様なジワ~っと迫る出方。総合的にはバランスの良い、それでいて存在感の有る 実力派な雰囲気。先日飲んで気に入ったブシャールのサントネイの確実にワンランク以上 上。普通(2500円位)のブルピノの延長線上なんだけど、その中でも確かな高級感を感じる。渋味の控えめさと香りのコンビ前提の酸の出方は、サントーバンかシャサーニュの赤に近いかも。 抜栓150分弱で、完全に味が薄味系に。香りは40分経過後から大差無し。 渋味は抜け、酸味も甘味も希薄になり、良い意味で完全に「赤い水」。 温度上昇も有ってか、酸の出方が鈍ったのも有るかもしれない。 これは10年と言わず、15年以上超えて別方向の魅力に到達するか!?強い渋味ではないので、クセの無い脂も少ないサッパリした肉に合う。ホワイトソース系の煮込み料理でもいい。そもそも肉にこだわる必要も無いな。時間経過後の味なら、魚の切り身のハーブバターソテーでもいい。冷製でなければ、白ワインに合わせる様な料理とでも合わせられる。値段相応。相応だが、出来もコスパも かなり良いと思う。すぐ飲んでもそれなりに、10年以上は寝かせて大丈夫そうで、熟成で化けそうなオーラも多分に有る。これで1級補正も付いて約3500円以下なら、非常に良心的な部類。★楽天検索 サントネ ブルネ マラディ★楽天扱い約10件 3357円~4622円 平均3700円前後下手に3000円位するような怪しげな村名やACブルよりもよっぽど買う気になれる。スケール感はどうしても土地の限界も有るのか控えめだが、早飲み・熟成両対応可能な1級ボトルというのは相応に需要が有ると思う。
2015/04/17
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もらいもの ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ サントネイ村 サントネイ・プルミエ・クリュ2012 Santenay Premier Cru ラウル・クラージェ(クレルジェ、クレルジュ、クラージュ) Raoul Clerget ピノノワール100% アルコール分13% 輸入:株式会社センチュリートレーディングカンパニー 参考価格:5000円前後(?)色は澄んだ紫。香りはアンズ、カシス、ブラックベリー、カカオ、カラメル、バニラ、腐葉土?サルビア?味は薄い渋味と薄い甘味。余韻に渋味と薄い甘味。ベリー系果実にカラメルと土っぽい流れの香り。味出力は控えめで、余韻の渋味の方が口内に残って強く感じる位。まあまあ飲んでて綺麗、というか整った味わいには思える。良くも悪くも普通かな。渋味も酸味も弱めで、飲み易さは有った。バランスはまずまずで、過度に突出する様な部分は無く、万人向けの雰囲気。薄味系に行こうとしたら、思った以上に余韻の渋味が主張を強く出し、薄くなり切れない。それはそれで飲み応えが出るとこなんだけど、変な話 渋味がワインに余計な要素になってる。熟成で渋味が上手い事落ち着いてくれれば、ボーヌ的な土の印象がワインに厚みと深みを生み出してくれそうだが、これはまだ粗いのか、整った風に思えつつも、それ以上の伸びが見えない。 思い付きと何となく、で渋味を削る目的でグラス1杯分デキャンティング。 狙い通り渋味は取れたが、苦味と薄い酸味が混じった様な、 半端に年を経た安ボルドーみたいな感じに。 ちなみに香りは内容は変わらなかったが、全体的に弱体化。 抜栓40分程で多少渋味は落ちたが、それだけ。 余韻のしつこさは無くなったが、ブルピノの高級感は皆無。 ラングドックのピノノワールの香りをちょっとマシにした感じ。 総合的には、やっぱり普通の美味さ。ボーヌ系の、よくあるACブル~村名格の間のレベル。一級の何たら、みたいな有り難味は特に感じなかった。時間経過や熟成で向上する雰囲気は、非常に薄い! それなりに渋味感が有って、香りも特に感心する程じゃないから、肉料理なら大体何でも大丈夫。アブラやや控えめで、あっさりした料理に最適。ローストビーフや鶏ハムにレーズンバター等、ワインに甘味と酸味の補填が出来れば最高。クリームチーズやナッツ類には、結構相性の良さを見せた。約5000円だったら、値段以下。村名ブルゴーニュとしては実力的には3000円以下程度、プルミエ・クリュ補正掛けても精々3600円前後。これは "違う" な。
2015/04/15
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ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ サントネイ村 サントネイ2011 Santenay ブシャール・ペール・エ・フィス Bouchard Pere et Fils ピノノワール100% オーク樽熟成8~14ヶ月(新樽率20~40%) アルコール分12.5% 輸入:株式会社ファインズ 購入価格:2754円色は澄んだ紫。香りはブラックベリー、枯葉、プラム、ソーセージ、おがくず、カカオ、インク?黒糖? 抜栓100分でブラックベリー、黒糖、プラム、生肉、カラメル、砕いたビスケット、レーズン?餡?味は薄い渋味と甘味を伴う薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。あ、いい感じ。香りはちょっと土臭い様な雰囲気が有ったけど、これは注いで割とすぐに解消。控えめな渋味と程々に澄んだ酸味。余韻も薄くスライド着地。薄味系の流れだが、ボーヌ的な湿った土に近い雰囲気(?)が、味に骨格を与えてる。流れは薄いけど、味自体は薄くない。飲み易いのに飲み応えを感じる、ピノノワールワインとして手堅い印象。余韻の苦味がどう動くかで、澄んだ感じ か しつこい感じ かが決まる気がする。香りの出方や飲むタイミングの問題なので、この辺は気にしたら負けか。口内で過度に転がすと味の統制が取れなくなるか!?もう上出来。綺麗で整った味のピノ。これで香りに紅茶やハーブや花みたいな要素が感じられてれば、サントネイをポマールやヴォルネイより贔屓にしたくなるところだった。欲しい部分に、(出来る範囲でだが)必要な要素を送り込めてる味わい。70分以上の時間経過でもほぼ変化無し。 100分程の時間経過で流石に香りが落ちてきた。 その代りに香ばしい、粉っぽい甘味を連想する様な要素が目立ってくる。 味の変化は無く、これはこれで悪くない変化の範囲内。単独でもそれなりに楽しめる味だが、渋味も樽感も控えめなので、鶏肉料理が無難かな。それほど重厚でもない感じの肉となると、生ハムや鶏ハム等、ローストポークもアリ。香りの土感に期待して、中華の黒酢酢豚もイケるはず。値段以上。先日飲んだ3000円のアントナン・ロデのサントネイよりも確実に上。(言う程向上はしなさそうだが)熟成年数次第ではもう数百円位のプレミアも許容可能。★楽天検索 ブシャール サントネ★楽天扱い約8件 2754円~3974円 平均3200円前後3000円を基準に、下回ればお得、上回れば要相談。3500円以上は目的とヴィンテージ次第。
2015/04/13
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ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ サントネイ村 サントネイ2011 Santenay オリヴィエ・ルフレーヴ(ルフレーブ) Olivier Leflaive ピノノワール100% オーク樽熟成17ヶ月(新樽率25%) アルコール分13.5% 輸入:エノテカ株式会社 購入価格:2916円色は澄んだ紫。香りはカシス、スミレ、ブラックベリー、カカオ、紅茶、黒土、おがくず?パンジー?味は渋味と薄く甘味を伴う苦味。余韻に薄い苦味と苦味を伴う酸味。 抜栓70分で渋味と薄い苦味。余韻に薄い渋味と苦味を伴う薄い甘味。香りはまあまあ、味も悪くない。渋味基調で、後からピノノワールワインらしい要素が薄く伸びてくる。余韻の酸味に頼った果実感には心細い部分は有るが、大筋ではそれなりの美味さ。紫系果実と紫花の香りに土の雰囲気が絡む、いかにもなボーヌの流れ。渋味基調と言っても、そこはブルピノらしく口内にしつこさを残す様な動きはしない。比較的万人向けの無理の無い構成で、味そのものよりも、香りを楽しみながらゆっくり飲む類か!?本体の酸がやたら弱いからか、なんか味に深みは無いのが残念。苦味の出方が、樽感に頼っただけの安スペインワインに近い雰囲気で、イマイチ高級感に乏しい。薄い甘味や酸味を支えられる様な綺麗な苦味感じゃないので、味の軸がフラフラしてて定まらない。 抜栓70分強で渋味が減退し、余韻の酸味はさらに薄く。 ところが、その結果 澄んだ方向の味わいになり、余韻に甘味感が伸び易くなった。 味は良くなったが、香りには大きな変化無し。 抜栓90分で香り出力が弱ってくる。 味も渋味が目立ってきて、変に濁った味わいに。 抜栓150分程で濁った味わいが、また澄んできた。 しかし、当初の余韻の酸味が目立ってきた感じで、飲み応えを無駄に主張。 この出方で主張されても、飲んでてあまり綺麗な流れではないな。総評としては、香りはそこそこ悪くないが、味は結構普通。酸味の弱さからくる(?)味の勢いの弱さは気になったが、普通なりに分かり易いモノを持ってる。抜栓70分を越えてくると時間経過でコロコロ変わり易くなるのが不思議。抜栓後1時間以上経過した時点で味が美味くなってきたら、そろそろ終了のサインというのが惜しいかもw。アブラが少なく、それでいてクセの有る味の食材に上手く合う。野鳥のローストでも有れば最適だが、一般家庭なら鶏の砂肝の赤ワイン煮とか竜田揚げで充分。意外と中華料理の酢豚とか合いそう。甘味と酸味を補填しつつ肉のアブラは渋味で牽制。今回ブロッコリーをツナとチーズで和えて炒めたものをツマミにしたが、ワインの渋味と苦味に対応しつつ甘味を引き出す事には成功したが、酸味の補填までは気が回らなかった。値段相応。出自と名前に多少の箔wが有る作り手の、村名格ブルピノが3000円未満。熟成(時間経過)で多少は化ける雰囲気も見れたし、充分納得のいくところ。【オリヴィエ・ルフレーヴ】サントネ・ルージュ [2011] 赤・750ml【OLIVIER LEFLAIVE】Santenay価格:2,916円(税込、送料別)楽天ではMASHIMOのみ3000円以下なら良心的な部類の価格と思う。
2015/04/07
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ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ サントネイ村 サントネイ2009 Santenay アントナン・ロデ Antonin Rodet ピノノワール100% アルコール分12.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:3000円色は澄んだ紫。香りはアンズ、チェリー、アセロラ、インク、革?プラム?味は薄い渋味と苦味を伴う薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。う~ん、・・・普通か。ベリー系の軽やかな香りに、インクやプラムっぽいやや肉厚な香りが同時。味は薄味系で、出力は程々に顔を出し、余韻も消える様に淡く。綺麗な味わいで、口通りは滑らか。普通なりに万人向けの、突出の無いバランス。ただ何か、骨格が無いと言うか、特徴が見え辛いな。酸は伸びないし、香りも特に見所が有るわけじゃない。バランスは良くて綺麗だけど、そこまででワインが止まってる。 抜栓45分で少し渋味が強くなってきた気がする。 当初の滑らかさは後退したが、ようやく飲み応え的なものが出てきた気がする。 でも香りは変化無く、全体の評価も変わる程じゃないか。 抜栓80分弱で強くなった渋味が薄れていき、澄んだ飲み口に。 当初の綺麗さが良い方向に動いて、クリアーな味わいに行きつつある。 一方で香りのベリー感は弱ってインク感が強まり、味と香りのイメージはチグハグに。ガブ飲みワインと言う程軽くも安くもない味ではあるが、何か特別な感想を抱くほどではない。時間経過後は良い方向に変化をしたから、熟成で何かしら良い事はあるかもしれないが、わざわざ期待する程の向上は見られなさそう。だったらほぼ同価格のメジャー所のACブルを早飲みで問題無い。アブラの強い料理でもなければ、大体何でも大丈夫。今回、カツオのタタキを薄くスライスして、オリーブオイルと醤油と粉チーズで和え、ガーリックパウダーと黒胡椒をかけたものをツマミにしたが、醤油とチーズの塩気をオイルで和らげ、カツオの食感でワインの軽さを微妙に補強出来た。正直、値段以下。感覚的には2400円以下クラス。だが「サントネイ」の村名補正と「2009年」のヴィンテージ補正が付いて3000円なら、こんなもんなのかな?★楽天検索 アントナン ロデ サントネ★楽天では やまや のみ。現行品送料込3218円、2002年ボトルが送料別3218円2002年ヴィンテージが送料別だが現行年ボトルと同価格なのは面白そうだが、自分では買う気しない。「サントネイ」の村名に興味が無ければ買う事は無かった。リピートもする気は無い。
2015/04/05
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もらいもの ブルゴーニュ ヴォルネイ1級 シェブレ畑 ヴォルネイ・プルミエ・クリュ・シェヴレ2001 Volnay 1er Cru Chevret ドメーヌ・ニコラ・ロシニョール Domaine Nicolas Rossignol ピノノワール100%(リュット・レゾネ栽培) アルコール分13% 輸入:エノテカ株式会社 参考価格:5000円前後色は濃い赤紫。香りはブラックベリー、カカオ、アンズ、スミレ、カラメル、ライムの皮?土?味は渋味と甘味を伴う酸味。余韻に酸味と苦味を伴う薄い甘味。・・・まあ、こんなもんかな。それなりに美味しくはあるけど、それほど驚く様なものは感じない。とりあえず、まあまあ正統派ピノの流れ。赤果実に土っぽさを伴いつつ、草花の様なやや青臭い香り。味は緩んだ渋味に酸が乗り、そのまま酸の流れに沿って滑らかに、余韻まで薄く甘味が付いてくる。リリース時から真っ当に熟成していったと思われる味の出方。自分の少ない経験から見ても、味は良さ と 香りのヴォルネイらしさは まずまずなのは分かる。だが何処か味と香りのイメージが噛み合ってない様な・・・。ただの好みの問題か!?渋味の張り方と香りの土っぽさに、ボルドーっぽいイメージが有って、ブルピノらしさが伸び悩んでる感じ。産地・品種抜きにして、単なる赤ワインとしてなら綺麗な味だが、12年熟成のヴォルネイ・プルミエ・クリュと言われると何とも拍子抜け。 45分程の経過(室温22℃、湿度60%)で、味に旨味的なものが伸び始めてきたかも。 苦いのに苦くない、他の酸や甘味に厚みを含ませるみたいな味が伴ってきた。 やっぱり “味” は良いんだろうな。総合的には、香りがノリ切れなかったヴォルネイのピノノワール。リリース直後の味を知った上で、数年おきに段階を追って飲む分には面白さがあるのかもしれない。ボルドー好きの自分には、経年で適度に緩んだ渋味と酸の伸びが好感触だった。味に関しては充分納得いったけど、香りはイマイチ合わなかったな。料理は軽くアブラの乗った肉料理がいいだろう。鳥肉料理なら大体何でも合う。渋味の張りに賭けて、チーズ類でも割と上手くハマる。まあ、値段相応か。「ヴォルネイ」の「プルミエ・クリュ」で「2001年ボトル」で5000円ちょい、熟成の耐久性・発展性まで考慮すればアリの価格。しかし、自分のヴォルネイワインに対する理解の浅さを考慮しても、割と普通の枠内で完結してしまった雰囲気も。これはこれで飲み手をあまり選ばない、手堅い出来だったと受け取るべきか。【ニコラ・ロシニョール】ヴォルネイ・1er・シェヴレ[2001](赤)価格:5,124円(税込、送料別)楽天ではシェブレは かわばた酒店のみ?売り切れ中。ニコラ・ロシニョールのワイン自体は結構売ってるみたいだが。ポマール[1996] ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドール価格:5,229円(税込、送料別)ゆはら にて4本確認でも自分だったら、ボーヌでほぼ同じ額を出すのなら、プス・ドールのポマールを買う。例えば、96年のプス・ドールのポマールが5000円台なら間違いなくこっち選ぶねw。
2013/05/12
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ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ ボーヌ・プルミエ・クリュ・レ・トゥーロン1999 Beaune Premier Cru Les Teurons ドメーヌ・デュ・シャトー・ド・ショレイ ブノワ・ジェルマン Domaine du Chateau de Chorey Benoit Germain ピノノワール100% アルコール度13% 輸入:株式会社 千商 購入価格:4500円(9000円?の在庫整理品50%?off)色は透き通った濃い赤紫。香りはアンズ、ラムネ、ミント、腐葉土、枯葉、チェリー?甘草?味は甘味を伴う酸味と甘味を伴う渋味。余韻に甘味を伴う軽い苦味と苦味を伴う薄い渋味。10年以上の瓶熟でも、熟成感らしい熟成感はあまり感じないな。まぁそれでも 味も香りも悪くないバランス。暴れる要素は無く、大人しい印象の綺麗なピノノワールワイン。落ち着いた酸味や渋味に ほんのりと甘味が乗り、ソフトな口当たりと穏やかな伸びをアピール。意外とあっさりした味の出方で、余韻の苦味が口内でヘタレそうになる味をサポートして支えてくれる。バランスが良いから、欠点らしい欠点が目立たない。 抜栓20分程で、香りのラムネっぽさが静まり、味も酸味の主張が落ち着く。 香りの点では相変わらずパっとしないが、 味わいに関してはバランス感と滑らかさが増したみたいでクリアーに向上した。でも正直、あまり格の有り難味を感じないな。この位の味と香りなら、3000円強程度のムーラン・ナ・ヴァンとかでも充分代用可能なレベル。ほんのり優しく甘くて落ち着いた香りってだけなら、自分にとっては別段感心したり驚いたりする程でもない普通さ。おそらく 熟成の谷間か・・・。飲んでて不味い事は何も無いけれど、味も香りも伸び代を残したまま伸び悩んでる感じで もどかしい出方。多分「ボーヌ」の特徴はそれなりに上手く出てると思う。状態は良かったし それなりに美味しく飲めたからいいが、感動や発見は薄かった。今回はタイミングが芳しくなかったんだろう。何とか4500円なら値段相応。自分に不慣れな部分は有るだろうし、期待し過ぎた部分も当然有ると思う。だがこれで通常9000円はいささか納得し辛い。「3000円位のボーヌ系ACブル」が「1er cru補正で+500円」の「10年熟成補正で+1000円」で4500円ということであれば理解出来る。現在の美味さレベルは“そこそこ熟成した高級なACブルゴーニュ”の範囲内だろうか!?★楽天検索 シャトー ショレ ボーヌ★楽天扱い約5件 実質葡萄酒蔵ゆはらの1件) 3234円~4200円 ボーヌ1erCruの扱いは無し。 楽天で買える(かつて買えた)のは本拠地であるショレイ・レ・ボーヌのワインだけか。新しいめのボトルで通常3000円台前半という事なら、今回のはかなり出来の良いワインとは思える。やっぱり9000円は無いな。
2011/02/27
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ブルゴーニュ シャサーニュ・モンラッシェ・ルージュ2003 Chassagne-Monrachet ドメーヌ・ラリュー Domaine Larue ピノノワール100% アルコール度13% 輸入:株式会社 千商 購入価格:2500円(5000円の在庫整理品50%off)色は上澄みが褐色がかった赤紫。香りはアンズ、チェリー、カラメル、ラムネ、枯葉、小麦粉?ミルク?味は酸味と薄い苦味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。まあまあかな?酸味基調で薄味系の大人しい感じ。香りは閉じてもいないが、思ったほど拡がらない。ちょっと酸が立ち過ぎる部分は有るが、基本的には穏やかな味。渋味らしい渋味は皆無で、酸味と苦味とで果実感押し。酸味の後を苦味が追いかけ、グレープフルーツみたいな印象も。味がしつこく出そうになると、苦味が味の伸びをカットする様に動いてくれる。これはこれで何も不味くはないけど、・・・・・まぁ普通だな。フルーティーな傾向の味で、カラメルやらミルキーな香りが薄味ボディに張りを持たせてる。だが現在は味構成と香りの質の噛み合わせが良くなく、やや拍子抜けな点も見られる。悪く言えば ちょっと酸っぱい、ちょっと苦い、単純な味わい。 40分程経過でボトルに半分強残し。 色合いが抜栓直後と比べて濃くなった気がする。 味も少し厚みが増したみたいで、薄味系から味がしっかりしてきたが、 当初の持ち味は殺され気味。 ボトル内のワインポジションで質にバラつきが有るっぽい。 香りは大差無くむしろ詰まり気味、それで特に向上要素は無いと思う。果実味と余韻の感覚はそこそこ綺麗で、派手な主張は無くとも見所は感じられる。多分、熟成の谷間なのかな? もう数年(3~5年)以上放置して、酸が完全に落ち着けば一皮剥けそう。古酒化させて出汁系の味に出来れば化けそうな気配は感じるんだが、まだ発展(?)の谷間で今飲んでも物足りなさが有る。2500円で値段相応。何とか3000円位は出しても納得出来そうだけど、これで通常5000円だと期待ハズレに。まだ伸び代は感じられるので、将来性込みの質と考えれば 村名付きで2500円購入は何も悪くなかった。流石に化けっぷりが想像を超えるものでなければ、やはり5000円はどうかなと思えるが。
2011/02/11
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もらいもの ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ地区 ヴォーヌ・ロマネ村 ヴォーヌ・ロマネ2007 Vosne-Romanee アラン・コルシア(ジャック・カシューより買い付け) Alain Corcia ピノノワール100% アルコール度13.5% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 参考価格:3990円色は透き通ったやや濃い赤紫。香りはカシス、イチゴ、プラム、白砂糖、梅干し、チャービル、枯葉?生肉?味は甘味を伴う酸味と軽い渋味。余韻に酸味と薄い苦味。ヴォーヌ・ロマネと言う割には、幅は有るけど安っぽい香りの質と出方だな。味は渋味控えめで酸がしっかりだが、全体的にはスケールに物足りなさも感じる。とりあえず、味はそんなに悪くはない。ほのかに圧力のある酸味を基礎に、口当たりから余韻まで薄く渋味や甘味が絡む。ラムネみたいな酸が突出しそうで出しゃばらない、薄味系の独特のバランス感覚。酸味基調のやや薄味系の味なのは別にいいが、香りの安っぽさがワイン全体の足を引っ張ってる。薄味系の控えめな味が安い香りに引き摺られ水っぽさにも近くなり、味の存在感を削り取られる。せっかくの味のバランスの良さが逆に平坦な印象を生み、水っぽさ・安っぽさを強調させる皮肉な結果に。2007年というのを考慮しても、「ヴォーヌ・ロマネ」を名乗るには流石に貫目不足じゃなかろうかと思う。薄味系ワインが好きな人なら意外に気に入りそうな気配は有ったが、それでも現状2000円前後のACブルとほぼ同等のレベルの味と香りでは残念な出来としか思えない。一応、抜栓100分程度の時間経過でも大きな変化は無かったので、安定感は認める。値段以下。いいトコ2000円代前半、「ヴォーヌ・ロマネ」のショバ代・看板代乗せても精々3000円前後が上限。熟成による発展も期待出来なくはないが、4000円弱ではどうしても魅力に乏しい。「アラン・コルシア・コレクション」という“背景”と“いわく”ありきの商品か・・。★お奨め!ヴォーヌ・ロマネ[2007]ジャック・カシュー価格:4,189円(税込、送料別)アサヒヤにて4000円オーバー。同じヴォーヌ・ロマネの2007年でも、もう数百円位か出して別の造り手のを買った方がよい。将来性は分からないが、今飲んでもイマイチ。
2010/07/11
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ブルゴーニュ ブルゴーニュ・パストゥグラン2005 Bourgogne Passetoutgrain ドミニク・ローラン Dominique Laurent ガメイ主体、ピノノワール33%以上 割合不明 樽熟成 アルコール度12.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1980円色は微妙にくすんだ濃い目の紫。香りはプラム、ブラックベリー、生卵、キャンディー(小梅ちゃん)、鉄、ラム酒?昆布茶?味は渋味と甘味を伴う酸味。余韻に酸味を伴う渋味と甘味を伴う軽い苦味。パストゥグランって初めて飲んだけど、まぁ悪くない。味も香りも妙に鈍重さを感じるが、クッキリした味の出方でパワーを感じる。当初はグラン・オルディネール並みの軽やかさを連想してたけど、この重さは造り手ならではのものか!?ガメイの感じはほとんど無い。余韻の酸味の感覚でかろうじてニュアンスを感じられる程度。ラングドックの酸味基調カリニャン・シラー系ワインと言われても信じられる濃さと重さだが、そこはパワーだけに偏らず所々で果実感を出しバランスを取る。でも味も香りも何か淀んだ感じで、あまり綺麗な印象を感じない。酸味の感覚だけが目立ち、それ以外が置いてけぼりでこの重さが良い方向に働いてない。一つ一つの味要素の統率が取れておらず、ただ飲んでてしつこく重苦しいだけ。まだ飲むには早かったということか? ・・・これはあまり美味しいものではないな。酸が目立ち、苦味は凸凹、甘味は弱めで渋味は平べったい。何かピノノワールとガメイとでただ混ざってるだけで、どちらも何ら良い所が見えない中途半端さ。抜栓50分の経過でも変化は無く安定した質だが、それで特に有り難味は無い。もっと果実の甘味か、でなければ香りの洗練さが欲しい。せめて酸味をもう少し弱めるかしてくれれば見所もあったかも。この辺は経年熟成で向上してたんだろうか!?値段以下。気分的には1480円位でもよい。「ヴィンテージと造り手の名前代込み」と大きく譲歩してギリギリ相応と思える。それでも、これはこれで同価格の変なACブルとならば充分対抗できるパワーがある。あえてここは将来性に賭けてみたい。350ml強残しで次の日(抜栓約20時間後)香りはプラム、インク、チェリー、巨峰、焦がしカラメル?味は渋味と酸味。余韻に渋味と軽い苦味。香りは初日よりフルーティーさが増してて期待感を持ったが、味は単純に。この鈍重な味になんのフォローもされなくなり、ただしつこいだけの味になりそうになる。重さと軽さの組み合わせがバラバラで、どうでもいい感じだな。こうなると1980円という価格もますます信用出来ない。熟成不足の側面を考えるにしても、これでは魅力を感じ取れない。「口当たりは軽やかで、ほのかな渋味の流れの中に甘酸っぱい味を感じ、喉越しから余韻まで滑らかに通る」が自分の考える美味しいブルゴーニュワインの味のイメージだが、このワインは「口当たりは粘っこく、味は渋味と酸味がしつこく断片的に顔見せするだけ、喉越しは無駄に重くて引っかかる」と、ことごとく斜め方向にハズれる味構成。不味くはないけど、あまり飲む気になれないワイン。なんか、ホントにどうでもいいや。初日はまだ将来性云々考えてみたけど、2日目のを飲むとそんな気も無くなってくる。この味は自分には合わない。★楽天検索 ドミニク・ローラン パストゥグラン★楽天で4店舗の扱い 平均1800円前後。もう数百円も出せばACブルを買えるので、もう興味本位以上の動機で購入はする気にはなれない。
2010/03/14
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ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ・ヴィエイユ・ヴィーニュ2007 Cote de Nuits-Villages Vieilles Vignes ドミニク・ローラン Dominique Laurent ピノノワール100% 樽熟成 アルコール度13% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:2480円色は微妙にくすんだやや薄い赤紫。香りはチェリー、プラム、インク、イチゴ、灰、コーヒーシュガー、埃?ゆで玉子?味は甘味を伴う薄い酸味と軽い苦味。余韻に薄い渋味を伴う苦味と軽い酸味。甘酸っぱい香りに控えめな酸味基調の味。でもなんか粉っぽい、全体が軽く濁った様な印象。味はまぁ、そこそこ。ソフトな口当たりでフルーティー。せっかくの果実感を遮る様な苦味の出方がやや引っかかるが、これ位ならまだ許容範囲。だがどこか香りに余計なものが付きまとってる感じがあるのが、どうしても気になる。綺麗な傾向ではあるんだけど澄みきれておらず、そのせいで味にもザラつくみたいな違和感。第一印象に感じた濁りのイメージが悪い印象を引っ張り込んでる。 抜栓45分弱程度の経過で味が徐々に水っぽく感じられてきた。 酸も弱ってきて薄い苦味感が目立つ、やや平坦な起伏の味に。 それでも香りに華やかさとクリアーさがあればこの味も悪い様には思わないが、 香りの果実要素も抜けてきて全体がヘタレてきた様な残念な方向に動く。軽くブショネでも発生してたんだろうか?味にも香りにも果実感に混じって、ホコリっぽさや生臭さが抜けない。最初は一過性のものだろうと気にしなかったが、20分以上の時間経過でもまだ収まらない。40分経過後の味の水っぽさ、起伏の波の弱さは最早「赤い水」に近い。飲めない程ひどくもないが、「元々こういうもの」と思うには疑わしい部分が大きく思える。とりあえず、値段相応。味だけなら2000円弱レベルだが、2007年ボトルとはいえドミニク・ローランのニュイ・ヴィラージュで2500円弱なら良心的な部類と思う。だが今回のボトルは(保管以外の点で?)品質に妙な部分が見られたのが残念。味はともかく、香りがおかしい。以前似た様な味のワインを飲んだ気がしたが、途中で思い出した。コルビエールのシャトー・ラ・トゥール・ピジョニエ・ルージュだ。>色にくすみ(軽い濁り)がある。>香りには果実以外に灰、ホコリ、インク、生臭さを生む物による異臭感が目立つ。>味には軽い果実感があって悪くないが、香りに引き摺られて苦味が過度に絡む。>味はまだ許せるが香りで台無し、何らかの理由で劣化を疑う。見直すと土地も品種も造り手も年代も全く別のワインなのに、感想の共通点が多すぎる。当然と言えば当然だが、そりゃあ似たワインを飲んだら感想も似るよなぁ。今回のボトルは半端に劣化した(?)自然派ワインに近い感じなんだな。やっぱり何かワインに異常があったのかも。残念・・・今回はハズレボトル引いた。★楽天検索 ドミニク・ローラン コート・ド・ニュイ ヴィラージュ★楽天だと数店舗で「キュヴェ・トラディッション」が2800円前後
2010/03/08
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ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ サントーバン・プルミエ・クリュ Saint-Aubin 1er Cru シュール・ル・センティエ・デュ・クロウ2002 Sur Le Sentier Du Clou ドメーヌ・ラリュー Domaine Larue ピノノワール100% アルコール度13% 輸入:不明 購入価格:3150円色は透き通ったやや薄い朱色。香りはプラム、枯葉、アンズ、鉄、チェリー?ビスケット? 抜栓100分位でプラム、グレープフルーツ、土?カラメル?味は酸味と薄い苦味。余韻に軽い渋味と苦味を伴う酸味。 抜栓40分で酸味と渋味。余韻に渋味を伴う酸味と軽い苦味。順調な熟成を思わせる良い色あい。香りは標準的な出方で、味は酸味基調のやや薄味系。まあまあフルーティーさを残した澄んだ味。経年熟成で味が落ち着き過ぎてる部分もあるが、そこは酸味を前面に推して厚みとボリュームをサポート。香りの葉っぱや鉄っぽい感じは悪くなく、立派に熟成感を思わせる。何となくだが、ヴォルネイのワインに近いかも。長所とぶつかる点ではあるが、ちょっとこれは酸味の出方がしつこい。もう少し酸の出力を抑えてくれればバランス感が生まれ、より綺麗な印象が感じられたはず。これはまだ酸がおさまるまで、熟成の向上余地があったということか!? 時間経過で多少渋味感が生まれ酸味との均衡が計られるが、 どこか味の“噛み合わせ”が上手くいかず、逆にクリアーさと口通りの滑らかさが削られてる気分。 香りの出方がより明快になってくるのを思うと、これは惜しいと感じる。 う~ん、特にこれといった感想は無いな。香りはそこそこだが、味はよくある酸味基調の薄味ピノノワールで、このワインならではの魅力は弱い。楽しめるのは「いくらか熟成した、白ワインが有名な土地(サントーバン)の赤」という点だけか!?やはりサントーバンは白を飲むのが手堅い。ま、値段相応。正直言って、2500円前後のボーヌ系(?)バックヴィンテージACブルでもよく見られそうな味と香りの質。でも「2002年」「村名プルミエ・クリュ」の付加補正を効かせて約3000円なら充分良心的で正直な出来。300ml強残しで次の日(抜栓後約22時間経過)アンズっぽい果実系の香りが強まった感じがするが、これは数分で収まる。べっこう飴みたいな香りが出ることもあるが、グラスの中で留まるだけで拡がらない。味は多少酸味が落ち着いてくれて、初日よりもやや綺麗に。薄味系ピノの感じなのは変わらずで、別に大きな変化は無し。ある意味安定した。薄味系が好みの人には、これはこれで好むところもあるかもしれない。
2010/03/07
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ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ2005 Hautes Cotes de Nuits アントナン・ロデ Antonin Rodet ピノノワール100% アルコール度12.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1780円色は透き通ったやや濃い赤紫。香りはプラム、カシス、チェリー、梅干し?味は軽い渋味と苦味を伴う薄い酸味。余韻に軽い甘味と酸味。うーん、普通の味だな。香りも別に特徴無し。で、ちょっと味や香りの出方は硬質的かも。渋味と酸味とで、とりあえずピノノワールワインらしさは感じられる。目立った突出点は無く、抜栓2時間以上の時間経過でも大きな変化の無い安定したつくり。深みや拡がりは無いが、シンプルで分かり易い。シンプルだが味が軽くて、口通りは綺麗だがやや勢いに欠け物足りなさがある。味そのものは普通だが、口内での味の出方が段階的であまりスムーズにほどけてこない。そのせいで、飲んだ時の味のバランスが上手く取れてない感じ。 硬質的というイメージから、思い付きでデキャンティング。 香りには大差無いが、味は多少硬質感が和らいで起伏がなだらかに。 だが序盤の苦味感が余韻の最後まで付きまとう様にもなって、なんか飲んでて汚い。 まぁ値段なりの普通のピノノワール。必要の無い所で必要の無い味が顔を出して全体の構成とバランスが揺らぐのが残念だが、これはこれで可も無く不可も無い程々の出来。値段相応。地区名が付いて2000円未満なら御の字と言えるのかな!?
2009/12/06
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もらいもの ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ジュヴレイ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ2005 Gevrey-Chambertin Vielles Vignes ジャンテ・パンショ Geantet Pansiot ピノノワール100% アルコール度13% 輸入:エノテカ株式会社 参考価格:7000円前後(エノテカの自社サイトだと8610円設定)色は透き通った鮮やかな紫。香りはカシス、スミレ、イチゴ、バラ、プラム、鉄、蜂蜜?小麦粉?味は軽い渋味と薄く酸味を伴う澄んだ甘味。余韻に甘味と甘味を伴う薄い苦味。うおっ、これは美味いわ。色からして存在感が違ってて(←これは思い込みw?)、味も香りも別格。良質のピノノワールワイン特有の花やフルーツの香りが徐々に膨らんでくる。味は軽やかだが甘味が明快で、口当たりからの味のまま余韻もグングン伸びてくる。最初に感じるのは渋味だが渋味はすぐに流れ、果実の甘味が支配的に。甘味の出方は非常に穏やかで、しかし緩やかに余韻まで越えて静かに主張してくる。この余韻の長さで、軽やかさ故のボリューム感不足を立派にカバー。余韻の最後に感じる薄っすらした苦味がさらに甘味を強調する様に働き、より味の軸を支える構成に。 抜栓90分位で香りの勢いはやや落ちるが、質は変わらず。 味も起伏がなだらかになっていくが、甘味の軸は揺るがず。 ただ、喉越しの時点で何か巨峰葡萄の皮を噛んだ時の様な エグさの絡むしつこい渋味が薄っすら出始める。 この渋味が綺麗で澄んだ味に濁りを生む様にも感じ、ピークを越えた印象をかもし出す。 それでもブルゴーニュワインファンならこの位の変化なら文句無いんじゃないかな!?香りは抜栓直後からゆっくりと溢れ、質感もおよそ期待に沿うものに。澄んだ甘味を主軸に軽やかに、でも複雑な方向には行かず、真っ直ぐで万人向けの綺麗な味。 90分以上の時間経過で全体が右肩下がりに失速してくるのは惜しいが、 一定のラインの味は保つ。将来性はそれなりには感じるが、これは今飲んで美味しいトコロか?値段相応。「2005年補正」が掛かったという前提なら7000円オーバーも理解出来なくはない。2年前に頂いた当時は8000円近かったはず。流石に8000円以上はないにしても、6000円クラスの格と印象は感じた。★楽天検索 ジャンテ シャンベルタン ヴィエイユ★2006年ボトルは6000円台後半辺りで価格が落ち着いてるので、今後5000円台以下辺りになってくれれば、自分でも何とか進んで買う気も起きる。http://www.grandvin.net/gpansiot-r.htmlそれにしても、同じボトルでもエノテカと松澤屋との価格差は結構ヒドイな・・・wエノテカのは“輸入元希望小売価格”そのままなのかもしれないけど。
2009/11/03
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ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ2002 Cote de Beaune Villages ニコラ・ポテル Nicolas Potel ピノノワール100% アルコール度13% 輸入:豊通食料株式会社 購入価格:2480円色はやや薄い赤紫。香りはアンズ、プラム、桃、洋梨、バニラ? 抜栓20分弱でプルーン、焼けた餡、プラム、コーヒー?杉?味は渋味と軽い酸味。余韻に薄い渋味と甘味を伴う苦味。思ったよりもしっかりした味の出方。香りは厚みを感じるが複雑なものではなく、まぁ普通。結構渋味がしっかりしてて、飲み応えはそこそこある。正直言って、渋味の軸が太すぎて酸味とのバランスと滑らかさが犠牲になってる気がするが、この辺は熟成の過程での波に影響された物(たまたま現在こういう味というだけ?)の様にも感じられる。香りが弱かったのが残念だったかな!?抜栓直後の香りには厚みを感じたが、動きには乏しく少々重苦しくもあった。 時間経過後は味も香りもフルーティーなニュアンスが落ち込んじゃって、 無機質な印象が強く出てくる。 そうなると平坦で華やかさに欠け、それに釣られるのか味の起伏も抑えられ気味。 それによってか動きの鈍さが良くも悪くも安定してくるが、面白さはもう無い。 香りがパッとしないのなら味で頑張って欲しかったが、特に期待に沿えるものはなかった。味そのものは決して悪くないが、年代の割りには少々鈍く淀んだ感じも。香りも凹み気味で、全体的に2000円のブルゴーニュ・ピノに毛が生えた位の印象しかない。将来性も見えず、何か腑に落ちないものを感じる。値段以下。今の味なら2000~2200円位で何とかならないだろうか!?「2002年ヴィンテージ」のプレミア代、「ボーヌ・ヴィラージュ」の地名代が乗ったと考えれば2500円も分からなくもないが、それだけの有り難味は感じない。それら込みなら、ある意味値段相応だが魅力は乏しい。★楽天検索 ニコラ・ポテル ボーヌ [2002]★2500円弱でこれなら、もう500~600円出して村名クラスを買った方が良いのかも。このボトルはニコラ・ポテルに興味がある人が、「せっかくだから買ってみる」位のものか!?
2009/10/25
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ブルゴーニュ グラン・オルディネール・ガメイ2007 Grand Ordinaire Gamay ジャンテ・パンショ Geantet Pansiot ガメイ100%(?) アルコール度11% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1480円色は透き通ったやや濃い紫。香りはブラックベリー、チェリーリキュール、インク、ココア?味は酸味と軽い渋味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。 抜栓1時間で余韻が薄れてくる。酸味基調で薄味系。香りはまあまあ綺麗な方で、ガメイの割には重みも感じさせる。良くも悪くも“ガメイらしさ”を上手に出したやや薄めの味のワイン。やや薄めと言っても、薄味の傾向という意味で「水っぽい」という程ではない。少々酸味が突出気味だが全体的な味の薄さと余韻が巧く働き、しつこい印象は最小限に留められてる。まぁ渋味はあまり感じず、味も薄い。濃いワインが好きな人にはお呼びでないワインだが、では薄味ワインが好きな人ならと言うとそれも結構微妙。普通のガメイワインという以上の印象は起きないし、ボジョレーのガメイほど明快でもない。 抜栓1時間弱で余韻が薄れ、突出する酸味を抑えきれなくなってくる感じ。 こうなると流石に安っぽさが目立ち、クオリティ低下。「グラン・オルディネールという枠で作ったガメイのワイン」という感想しかないな。ジャンテ・パンシオが造りました、という位しかウリが分からない。不味いワインではないが、特別な魅力も感じない。料理はレバーパテかテリーヌ向き。酸味に流されない味の軸と、ワインの薄さを壊さない位の適度な強さのツマミが要求される。変な肉料理を相手にしても引っ張られるか押し潰されるかのどちらかになって、扱いが難しいと思う。あえて値段以下。香りと味そのものは悪くないし造り手もそこそこ名を挙げてきてる人で、値段相応と判断しても良いんだが、コスパには中途半端さがある。味をほぼ同質という基準で考えるなら・・・軽さと汎用性なら1280円でベレナがあり、価格と軽さなら525円でラ・フルール・アムールでも充分。このワインで1480円では流石に分が悪い。200~300円は作り手の名前代だな。ドラジェ ブルゴーニュ・グラン・オルディネール・ガメイ2004 1380円楽天ではドラジェのみ。かなり前から売り切れ中。売っててもわざわざ買わなくて良いと思うけど。
2009/10/14
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もらいもの ブルゴーニュ ポマール・プルミエ・クリュ ポマール・リュジアン2004 Pommard Rugiens オリヴィエ・ルフレーヴ Olivier Leflaive ピノノワール100% アルコール度13.5% 輸入:エノテカ株式会社 参考価格:7900円弱ショットツヴィーゼル・ディーバ・ブルゴーニュL(容量840cc)に90cc位注いで撮影色は朱色がかった薄い紫。香りはバラ、スミレ、ブラックベリー、鉄、紅茶(ダージリン)、猫?(獣臭という奴か?)魚肉ソーセージ?味は渋味を伴う酸味に苦味。余韻に渋味と甘味。 抜栓3時間以上で余韻の甘味が優しく広がる。ああぁ・・流石に美味いな。香りは複雑な割りに難解でもなく、味は酸味が結構ガッチリ、喉越しは滑らか。ボルドーと違い、ズシッと来るインパクトが無い代わりにサラリとした軽やかな飲み口と いつまでも続くかのような余韻の柔らかさが印象的。香りにやや青臭さの様なもの(草花の茎の様なの)を感じるが下品な感じが全くしない。安ワインによくある未熟な青臭さとは完全に別物www。香りは「バラ」、味は酸味と苦味から「鉄」のイメージが強い。葡萄の味よりも口の中で “香りの味” がジワ~ッと広がっていく。味にもうちょい甘味があれば、もしくは甘味を感じさせる香りがあればほぼ完璧なバランス。何年か経てば変化の過程でそんな風になる感じはする。 あ…いや、抜栓150分以上室温で経過した後、40分程冷蔵庫で冷やし直して飲んだらやたらと余韻の甘味が広がって甘味不足の短所が大分補填された。凄いなコレ。 飲んだ後の自分の息が甘く感じる。飲む二時間前に抜栓して再冷却しておくべきだったのかな!?でもこの化け方も結構面白い。単独で飲んでも料理と合わせてもOK。夏場に飲むより春先や秋に単独で静かに飲むのに向いてるかも。とても美味しかった。値段相応・・・なのかな!?7800円、わからんでもない何か説得力の様なものを感じるww気のせいか!?当たり前だけどそこいらのスーパーで買える1000円、2000円のフザけたワインとは“格”が違うね。東京都のO太さん(←伏せ字になってないや)、御中元ありがとう。凄い勉強になったよ。 新エアコン設置 & ブルゴーニュL・ディーバグラス購入記念 以前購入したグラスは2脚とも近所の知人のBARに寄付した。やっぱりブルゴーニュグラスはこれ位大振りじゃないと。これからはピノノワールワインもそれなりに購入の選択肢に入れていこうと思う。エノテカ ポマール・リュジアン2004 オリヴィエ・ルフレーヴ 価格7875円楽天ではエノテカにしか売ってないね。
2008/07/29
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フラッシュの不調で画像が暗く・・。右が全体図。 ブルゴーニュ ヴォーヌ・ロマネ(かな?) ドメーヌ・デ・クロ ボーヌ1998(ボーヌ プルミエクリュ1998) グレゴワール・ビショー ピノノワール100% 参考価格:5200円(プルミエクリュ:5800円)色はロゼワイン並に薄いエンジ色。香りはアンズ、スミレ。味は酸味と渋味。ボーヌ:プルミエと比べて香りは弱くスワリングしてから出てくる。渋味が微妙に強め。 抜栓40分で香りはどんどん弱まり、逆に渋味が徐々に強くなってくる。プルミエ:普通のと比べて酸味と香りが強く鮮やか。抜栓直後から香りが漂う。 抜栓後時間が経っても変化はさほど無し。どちらも香りが華やかでブルゴーニュらしいブルゴーニュだと思う。繊細な(といっていいかな?)ワインなので、濃い味つけや匂いの料理だと料理に負けるかも。単独で飲むか、せめて塩や肉汁のソースの様なあっさり味の料理に合わせるべき。プルミエクリュの方なら香りの問題は無視してもいいかな。行きつけのレストランのオーナーのお誘いでブルゴーニュの勉強に2本同時に飲ませてくれました。ロマネ・コンティを買う程の興味も度胸も財力も無いので、酒屋の薦めでヴォーヌ・ロマネのこのワインに落ち着いたそうです。ごちそうさまでした。ボルドー好きの立場から言うと、普通のボーヌの方が味は理解し易い。プルミエは過剰スペックな感じ。ブルゴーニュファンなら+600円出してプルミエクリュをオススメ。香りのクオリティが別物。
2007/09/04
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以前飲んだシャブリと一緒にいただいたものです。 ブルゴーニュ クロ・ド・ヴージョ グラン・クリュ2003 ラブレ・ロワ 参考価格:10000円前後ブルゴーニュの赤ワインなんて安物ピノすらろくに飲んだこと無いので飲み方がよくわからん。とりあえずここの飲み方を参考にしてみる。・グラスはボルドーグラスでもかまわないようだ。・パニエはないのでお土産でもらった「クッキー盛り合わせ」のバスケットを流用。まぁこれで十分だろう。・抜栓後3時間放置とあるが面倒なので30分の放置で飲みだす。・赤白ごちゃ混ぜの12℃設定のセラーで保存していたので冷蔵庫で再度冷やす必要もないだろう。グラスに注ぐ頃には適温になってる。色はやや薄い紫。微妙にオレンジ色がかって見えなくもない。香りはスミレ、カシス、メープルシロップ。本当にピノって花の香りがするもんなのね。味は柔らかな甘味と酸味。余韻に渋味。飲み出し1時間位で酸味が強まってくる。香りがとても綺麗、口当たりもとてもソフトで飲み易い。香りも味わいにも果実の深みが感じられ、「ブルゴーニュのピノ・ノワールは泣けるほど値段相応」といわれる理由がある程度理解できた気がする。今まで飲んだことあるブル赤なんて下手するとボジョレー・ヌーボーの方が美味いんじゃないか?みたいな軽薄なのしか知らなかったし。だがやはり ブルゴーニュ赤の良さがわかんねぇ 。自分の飲み方が明らかに間違ってるのかもしれないが、どうしてもこの味に感動できない。特に価格が無駄に高い気がする。10000円のブルを1本もらうより3000円前後のボルドーを3本欲しい。これは俺の飲みたいワインじゃない。改めて自分の好みの傾向をわからせてくれたこのワインに感謝しつつも、やはり人様からいただいたプレゼントにケチをつけまくる罰当たりな俺でした。
2007/08/10
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