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ハロウィーンの仮装をした若者をかいくぐりながらNHKホールにたどり着くと、そこもファン達の華やいだムード(上掲写真)。リンゴ・スターの東京公演初日だ。開演30分前に会場に入りグッズ売り場の列に並んだのに、結局売場にたどり着けなかった。とほほ。隣の席にはすでに買ったばかりのリンゴのTシャツを着ている若者。いいな。定刻の17時きっかりにメンバーが登場。ギターのスティーヴ・ルカサーが観客をあおり、それに応じて総立ち状態に。そんな中をリンゴ・スター登場。ロックンロール・ナンバー。ビートルズ解散後の彼のオリジナルだろう。ドラムは叩かずボーカルに専念。小柄でスリムな体でリズムをとる。バックにトッド・ラングレンがいるのがうれしい。リラックスして演奏している。2曲目はヒット曲「明日への願い」。つづいて「ユー・アー・シックスティーン」。そして「イエロ・サブマリン」。いいぞ、リンゴのヒットメドレーだ。その後、バックバンドのメンバーが属している(いた)バンドの曲が続く。まず、キーボードのグレッグ・ローリーが所属していたサンタナだ。「エヴィル・ウェイ」、「オエコモバ」、「ブラック・マジック・ウーマン」。そしてスティーヴ・ルカサーのTOTO。「ホールド・ザ・ライン」、「アフリカ」、「ロザーナ」。トッド・ラングレンの「ラヴ・イズ・ジ・アンサー」。ベースのリチャード・ペイジのバンド=Mr.ミスターの曲もやった。(ごめん、曲目はわかりませんでした)リンゴ・スターに無関係な名曲大会だ。こうした曲のドラムをリンゴが黙々と叩く姿を見るとは思わなかった。そして再びリンゴの曲。「アクト・ナチュラリー」、「思い出のフォトグラフ」、「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンド」では観客も参加して大合唱となった。「アイ・ウオナ・ビー・ユア・マン」の叩き語りもかっこよかったぞ。リンゴの主な曲はすべて披露。でも「オクトパス・ガーデン」だけはやらなかった。残念。でも、総立ちの2時間のライブは、楽しくリラックスしたものだった。気さくなリンゴならではということだろうか。サンタナやTOTOの名曲もちゃっかり楽しめたし・・・・・。最後に驚いたことを報告。観客が皆、スマホなどでステージの写真をバシバシ撮影していたのだ。私の前の席の客は、スマホだけでなく、タブレットやデジカメも持ち出して終始撮影を続けていた。本番前に係員が「スマホなどでの撮影はご遠慮ください」と書かれたプレートを掲げていたにもかかわらず、ライブが始まったら皆堂々と無視したのだ。ミュージシャンも撮られても全然気にしてなかったな。客全員がカメラマンという恐ろしい時代を制止することは出来ないということなのだろうか?この日のリンゴの映像は、今頃ネット上で世界中を飛び交っているのだろうな。最後に一句。 「 楽しかり リンゴを食べる ハロウィーン 」
2016.10.31
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去年、初挑戦にして完走してしまった北九州マラソンに再度挑戦すべくエントリーしたら、当選してしまった。練習せねば・・・・。老体に鞭打って朝のランニングを開始。起き出して血圧を計り、トイレに行った後ランニング・シューズを履く。買ったばかりのアディダス。クッションがよく、かかとの部分が深くてフィット感抜群。靴紐を結びながら気分を高揚させる。簡単な柔軟体操をして走り始める。背中に痛みが走る。10日ほど前からだ。気になって整形外科医に見てもらったが骨には異常なし。サロンパスを処方されただけだった。「走らねば」という強迫観念から来るストレス性の痛みなのだろうか?背中の痛みを減らすために、極力すり足に近いフォームで、ゆっくりと走る。しばらくすると息が切れてくる。気を紛らせようと努める。地方都市で単身生活をしていた時によく行った居酒屋を思い出そうとしたり、これまでバンド・ライブでやった曲を思い出そうとしたり、その曲を頭から口ずさんでみたり・・・・。気を紛らせて走る時効果があるのは、音楽。すれ違うランナーの多くもイヤホンをしている。私はイヤホンはしない。頭の中で音楽を巡らせる。前回のマラソン練習の時は、ショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」の第一楽章のマーチを思い浮かべながら走った。最近は、もうすぐ来日するリンゴ・スターの曲が脳内で鳴る。「思い出のフォトグラフ」「明日への願い」「ユア・シックスティーン」「アクト・ナチュラリー」・・・・。シンプルなメロディーがベストCDの順番に出てくる。連想ゲームのように、この前見たビートルズのドキュメンタリー映画のシーンが頭をよぎる。そういえば、村上春樹のエッセー「走ることについて語る時に僕の語ること」には、村上春樹はロックを聴きながら走っていると書いてあったな。レッチリ、ゴリラズ、ベック、CCR、ビーチボーイズ・・・。今でもIポッドでなくMDウオークマンを使ってるのだろうか・・・?マラソンにちなんだ曲というと・・・・、ロンドン五輪の会場でよく使われていた映画「炎のランナー」のテーマ。エリック・カルメンの「マラソン・マン」と言うポップがあったな。エリックってまだ現役で音楽活動をしてるのかなあ・・・。稲垣潤一の「マラソン・レース」の作詞は秋元康だっけ・・・・。そんなこんなで気を紛らせながら走る。そして気が付いたらいつものコースを走り終えて自宅に帰りつく・・・これが朝のランニングの理想形だ。こうした日々がこれから2~3ケ月続く。最後に一句。 「 すれちがう 走者の肩に 秋の風 」
2016.10.28
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リリー・フランキーが司会をするBSの音楽番組「ザ・カバーズ」の公開収録を見に行った。去年までは、鶯谷にある250席しかない場末のホールでやっていた公開収録が、今年はなんとNHKホールだ。開演15分前に行ったら、3階席だった(上掲写真)。1,2階席はすでに完璧に埋まっていた。3000人は入っているだろう。まるで「紅白歌合戦」並ではないか。ま、出演者が横山剣(クレイジーバンド)、オリジナル・ラブ、JUJU、秦基博、エレファント・カシマシ、特別ゲストに斉藤由貴という豪華ゲストが自ら選んだ名曲カバーを披露するのだからファンにはまらないステージだ。そんなファンの熱気の中で公開収録がスタート。トップ・バッターは、横山剣の「まつり」。何と北島三郎の演歌ではないか!一瞬「紅白歌合戦」のトリを見ているような錯覚に襲われる。お次はJUJUが歌う中森明菜の「ディザイア」、そして秦基博による「見上げてごらん夜の星を」。ストリングス付きのフル・バンドというゴージャスな伴奏で気持ちよく歌う声に陶酔する。田島貴男と横山剣のデュオによるオリジナル・ラブの名曲「接吻」は絶品に仕上がっていた。エレファント・カシマシによるジュリーの「サムライ」もカッコよかった。伴奏なしの秦基博一人弾き語りによる「飾りじゃないのよ涙は」は、改めて秦のミュージシャンとしての力量を実感させた。ま、このように、見どころ聴きどころ満載の2時間半に及ぶ公開収録だったのだが、リリー・フランキーの巧妙な司会によって、ゲストの知られざる一面をうかがえるトークも面白かった。印象に残ったトークをいくつか紹介。①斉藤由貴とオリジナル・ラブ田島貴男はメル友。②オルジナル・ラブがデビューした時、そのあまりのカッコよさに横山剣はミュージシャンをやめようと考えた。③レベッカのNOKKOとリリー・フランキーの誕生日は同じ。(1963年11月4日)④秦基博は、かつてエレファント・カシマシのコピー・バンドをやっていた。⑤エレファント・カシマシのボーカル宮本のアイドルはジュリーだった。ゲストの熱唱と面白トークを満喫したステージが終了したのは夜10時半だった。この収録は、今月30日(日)23:00からNHK・BSプレミアムで1時間半に編集されて放送される予定。録画して完全保存版にしよーっと。最後に一句。 「 カバーズや 秋の夜長の 玉手箱 」
2016.10.23
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今年80歳になったマエストロ・小澤征爾のTVドキュメンタリーを見ていたら、ちょっと驚きのシーンに出会った。それは、長野・松本市で開かれた「サイトウ・キネン音楽祭」改め「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」音楽祭での一コマ。小澤征爾は指揮台に上がらず、家族と共に客席にすわりステージを見守る。その中でコンサートが行われていく。この日80歳を迎えた小澤征爾に、ステージから音楽のバースデー・プレゼントを贈るという粋な趣向だ。そんなクラシック・コンサートのステージに、ジェームス・テイラーがバンドと共に現れ、「シャワー・ザ・ピープル」を歌ったのだ。しかも、妻と息子もステージに上げて(上掲写真)。「小澤さんと家族ぐるみで親交のあるジェームス・テイラーさんが、この日のためにわざわざアメリカから松本に駆けつけました。・・・・」と番組ナレーション。確かに来日公演は一切なかった。あったら行ってるよな、などと思いながら驚きを持って画面を凝視した。小澤のエッセイや自伝などを読んできたが、ジェームス・テイラーにはまったく触れられていなかったので、親しい関係にあったというのを初めて知った。小澤がかつて音楽監督をしていた「タングルウッド音楽祭」でジェームス・テイラーと出会い、以来つきあいが続いているのだと言う。タングルウッド音楽祭は、クラシックだけでなくミュージカル、ジャズ、ポップスなどの様々なジャンルのコンサートが行われる音楽祭なのだ。う~ん、行ってみたくなった。ジェームス・テイラーはその音楽祭のステージで、「シャワー・ザ・ピープル」を歌ったのだろう。「シャワー・ザ・ピープル」っていい曲だよね。私にとっては、「ユーヴ・ガッタ・フレンド」や「ファイアー・アンド・レイン」よりも好きな曲だ。 ♪君の愛を 愛する人たちに降り注ごう 君の気持ちを伝えよう きっとうまくいくよ 君が強く望むなら 誰の人生だって雨は降るっていうよ 雨が降ったっていいんだよ 雨よ降れ そうしたら愛の光が差してくるんだ まずは 愛する人たちに愛を降り注ぐことから始めようジェームス・テイラーから小澤征爾へのメッセージとも受け取れるし、小澤征爾がこれまで音楽家に接するときに貫いてきたモットーのようにも思える。演奏が終わり、小澤征爾が客席から立ち上がって涙顔で拍手を贈る姿も印象深かった。当時の様々な思い出がよみがえり、感極まったのだろう。「シャワー・ザ・ピープル」が発表されたのは、40年前の1976年。ラブ&ピース時代の只中で生まれた曲だ。この歌のメッセージは今も力を持っているのだろうか・・・・・そう信じたいな。最後に一句。 「 生き生きて 愛降り注ぐ 秋高し 」
2016.10.15
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10月10日は、1964年東京オリンピックの開会式が行われた日であり、体育の日の祝日であり、柳ジョージの命日である。早いもので5回目の命日だ。秋雨の降り続く週末、自室にこもって柳ジョージのCDを聴く。CD棚から取り出したのはちょうど20年前に出されたアルバム「BURNING」。売れたかどうかは定かではないが、ジョーちゃんファンの私のお気に入りの1枚だ。でもとっくの昔に廃盤になってるんだろうな。アルバム全編にジョーちゃんのハスキー・ボイスが渦巻く。ゆったりした週末のひと時にもかかわらず、「無常観」、「寂寥感」が迫ってくる。秋雨の日というシチュエイションがそんな気分を助長する。でもそんな気分にさせる彼の歌声が好きだった。ロング・ビブラートでむせび泣くようなリード・ギターと相まって、ジョーちゃんにしか出せない音世界だった。アルバムのハイライトは、タイトルナンバーで、当時のアサヒ・スーパー・ドライのCMソングにもなった「バーニング」だ。ボーカルが力強い!でも力強ければと力強いほど、「無常観」、「寂寥感」が増すのは何故だろう?このアルバムでは、セッション・ギタリストの名手を多数起用していて、それが1つの魅力になっている。最近は吉田拓郎のライブ・ツアーに参加している鳥山雄司。井上揚水、徳永英明、福山雅治らのライブのバックを務める今剛。そして今は亡きフュージョン・ギタリスト大村憲司。それぞれがジョーちゃんとは色合いの違ういい演奏を聴かせてくれる。アルバム最後は、レイニーウッド時代のヒット曲「雨に泣いてる」を新たな編曲でやっている。ブリティッッシュ・ロックっぽいイントロに続いて、あのジョーちゃんの泣き節ギターがのっけから炸裂。そしてソウルフルなボーカルも炸裂。女性バック・コーラスもいかしてる。間奏もエンディングも泣き節ギターだ。決してうまくないんだけどいい味出してるんだよなあ・・・・。こうしてジョーちゃんで満腹感を味わいながら終了。そして黙とう。今年も一人密かに柳ジョージを偲びつつ一句。「 ジョーちゃんは 雨に泣いてる 秋の声 」
2016.10.09
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ビートルズのドキュメンタリー映画「EIGHT DAYS A WEEK」を見に行った。40年前の武道館での来日公演を見た人から誘われて新宿の映画館へ。客席を見渡すと50~60歳代が多い。ビートルズの同時進行ファンだろう。中には若者の姿も。私の隣には20歳代のカップルが座った。ビートルズというリバプールで生まれたローカル・バンドが破竹の勢いで世界のスーパーバンドになっていく様を、デジタル処理されて鮮やかに蘇った音と映像で綴られていく。半世紀前の彼らの奏でる音楽が、まるで出来立てほやほやの曲に聴こえるから不思議だ。「ア・ハード・デイズ・ナイト」、「ヘルプ!」、「抱きしめたい」、「ひとりぼっちのあいつ」、「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」・・・今聴いても新鮮に響く。ロックン・ロール、R&B、ブルース、カントリー、フォーク、ポップス・・・などの様々なジャンルの要素が混ざり合った独特なビートルズ・ナンバー。こんな斬新な曲を作ったのは後にも先にも彼らだけだ。今も失われていないビートルズ・ナンバーの魅力を体感すると同時に強く印象に残るのが、映画全編で轟き続ける女性の歓声。よくもここまでなりふり構わず嬌声をあげられるものだなあ。彼らのステージ・パフォーマンスはそれだけインパクトがあったのだろう。それまでのバンドのアイドルはフロント・マンあるボーカル一人だったが、ビートルズは4人全員がアイドル。前代未聞。彼らの言動やステージを見てそのことを再発見した。マネージャー=ブライアン・エプスタインの斬新なイメージ戦略が功奏し、爆発的な女性ファン獲得につながったのだ。映画では40年前の日本武道館での来日公演も取り上げられていた。武道の殿堂である日本武道館が会場だったため、右翼団体などが公演ボイコットのための運動をするシーンもあった。今は亡き日本愛国党の赤尾敏が、「ビートルズ・ゴー・ホーム」と書かれた看板の前で街頭演説するのを見て、ある種のなつかしさを感じたのは私だけではないだろう。来日した4人を追いかけた写真家・浅井慎平氏のインタビューが頭を離れない。「・・・・・・孤独を抱える4人が一つになったとき、奇跡が生まれた。・・・・・・」なるほど、『奇跡』か。ジョンとポールが出会い、ブライアン・エプスタインとジョージ・マーティンがビートルズをかつてないバンドとして巧妙にしたたかに演出し、その中でオリジナル曲にこだわり続けて好き勝手に自由奔放に歌い演奏した4人・・・・。運命的な出会いが幾重にも重なって誕生したビートルズ。これはまさに『20世紀の奇跡』だ。私の隣の若い女性は、終始両手で口を押えて前かがみになり、リズムに合わせて体を揺すりながら画面を見続けていた。それを見てビートルズは世代を超えて聴き継がれていることを痛感。ビートルズの曲は、わずか50年でクラシックになっていたのだ。今だに人々を揺さぶり続けるビートルズに敬意を表して一句。 「 奇跡なる 団栗四つ ビートルズ 」
2016.10.01
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