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岩崎宏美と国府弘子のデュオ・コンサートに行った。たまたま知人から招待券をもらったのでひやかし半分で行ったのだが、これがとても味のあるいいコンサートだった。オープニングは、なんとS&Gの「スカボロー・フェア」。2人のコラボで出したCDでも取り上げている曲とのこと。ボーカルの合間に岩崎宏美がパーカッションを入れるのもユニークだったが、何よりユニークなのが、国府弘子のピアノ伴奏だ。ジャズ・ピアニストであるだけに唄を邪魔しない単なる伴奏ではない。「スカボロー・フェア」も、原曲と一味もふた味も違う。ジャズっぽくもあり、クラシックっぽくもあり、リズムもやや変則気味。面白い!岩崎のボーカルに呼応してピアノがスウィングしている。歌の伴奏と言うより共演者。コラボと言うよりバトルだ。そんな共演だから、岩崎博美の往年のヒット歌謡も新たな色彩を放っていきいきとスタイリッシュに蘇る。国府弘子のピアノによって、「ロマンス」はロックに、「シンデレラ・ハネムーン」はソウルに、「思秋期」はブルースに見事に変身していた。楽曲というのはアレンジでいかようにでも変わるのだということを改めて知らされた。国分弘子が繰り出すジャジーかつゴスペル風なピアノがめちゃめちゃにカッコイイ!エルトン・ジョンを思わせる。国分とのコラボを発案した岩崎宏美に拍手を送りたい気持ちになった。コンサートの途中で、客席からビートルズ・ナンバーのリクエストを聞き、それを演奏するというコーナーがあった。国府弘子は大のビートルズ・フリークで、リクエスト曲すべてを、ピアノで独奏した。「JET」なんていうビートルズでなく、ポール・マッカートニー&ウィングスの曲のリクエストにも見事に応えていた。そのコーナーで、ジョン・レノンの「イマジン」が岩崎宏美の一期一会ギター弾き語りと国府弘子のピアニカで演奏された。岩崎の弾き語りはややコミカルだったが、間奏の国分のピアニカは絶品だった。いいアドリブだった。しかも郷愁を誘う音色。思わず涙腺が緩んだ。国府弘子のジャズ・ピアノの力を実感しつつ岩崎宏美の変わらぬ歌唱力を満喫したステージだった。アンコールはなんと唱歌「ふるさと」。客席を巻き込む大合唱というよくあるシチュエーションだったが、違うのは、国府のピアノ。伴奏がゴスペル、ソウルなのだ!思わずニヤっとしてしまった私だった。最後に一句。 「 『ロマンス』の 宏美と弘子 沁みる秋 」
2016.09.27
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先日わがバンドは、札幌でライブを決行した。JR北海道・軽音楽部の定例ライブに、知り合いを通して紛れ込ませてもらったのだ。とは言っても、ライブ・ツアーというよりグルメ・ツアーといったほうがいい2泊3日だった。札幌に到着した日のランチは「松尾ジンギスカン」。柔らかく分厚いラム肉をサッポロ・クラシック生ビールを飲みながら食べ、鍋の溝にたまった肉汁は御飯にかけていただいた。デザートは六花亭に行き、そこでしか食べられないバターサンド・アイス。夜は、札幌駅北口近くにある炉端焼「くし路」でライブ壮行会。魚や貝の刺身や巨大なホッケの開き、ザンギ、イカ塩辛を地酒と共に味わった。ライブ当日の朝食はホテルのバイキング。ずらりと並ぶ北海道のうまいものをたらふく食べてしまう。「ゆめぴりか」の炊き立てごはんの上にサケ、イカの刺身とイクラをたっぷり乗せて「セルフ海鮮丼」。それにスープ・カレーも。牛乳やヨーグルトなどの乳製品もグッド!トマト・ジュース、ニンジン・ジュース、北海道限定の乳酸菌飲料カツゲンも。ああ、至福の時間。朝食を食べ過ぎたので、昼食は、大丸デパート地下で買った男爵いもコロッケとサッポロ赤ラベルのカンビールを札幌駅前のベンチにすわって食べる。ほろ酔いで街行く人々の姿をながめていたら、食のパラダイス・北海道に住んでみたいなあ・・・なんてことを思ってしまう。そんな食三昧の果てにライブ本番。われわれはトップ・バッター。持ち時間は30分。これまで練習してきた6曲を演奏。北海道・札幌に敬意を表して選曲した玉置浩二「正義のヒーロー」、サッポロビールのCMソングだった奥田民生「拳を天につき上げろ」。他にブルースハープをフィーチャーしたブルースなどなど・・・。大過なくやれたと思う。楽器やボーカルもよく聴こえたので楽しみながら演奏できた。感謝、感謝。6バンドのライブとなったこの日のトリは、上記写真のデュラン・デュランのコピー・バンド=ヅラン・ヅラン。メンバー全員が金髪ヅラを被り、デュラン・デュランの曲を完コピしていた。ビートルズ、ツェッペリン、クイーンのコピー・バンドは知っていたが、デュラン・デュランは初めてで新鮮だった。スキマ産業的挑戦に脱帽。ライブ翌日、小樽に足を伸ばしてグルメ・ツアーを続行。前夜のライブに参加した小樽出身のJR社員に聞いた若鳥料理屋「なると」へ。開店時間の11時ちょい前に行くと、すでに長蛇の列。何とか入店し待望の「鶏まる揚げ」を小樽ビールと共においしくいただく。にぎり寿司も食べちゃいました。小樽運河を見物に行く途中で牛乳ソフトクリームも。今回のライブ・ツアー改めグルメ・ツアーで唯一の心残りは、手荷物を預けるのに時間がかかり、帰りの便に乗る前に千歳空港内のフードコートで食べようと思っていた札幌みそラーメンを食べ損ねたこと。1時間以上前に空港に着いたのになあ・・・・・。トホホ。というわけで超悦楽の2泊3日はこうして幕を閉じたのでありました。ライブ&グルメ・ツアー、クセになりそう。最後に一句。 「 壮行の ホッケつまみし 秋の夜 」
2016.09.22
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面白い映画を見た。「ソング・オブ・ラホール」。パキスタン伝統音楽の演奏家たちがジャズに挑戦して世界に打って出る過程を追ったドキュメンタリー映画だ。シタール、木製の横笛、独特の打楽器などがどんなジャズを奏でるのか?ニューヨークのジャズ・バンドは、彼らとどんな共演を繰り広げるのか?・・・興味津々だった。第二次大戦後のパキスタンでは、映画ブームに乗って伝統音楽のミュージシャン達が、盛んにスタジオで録音に携わっていた。しかし70年代に国を支配した軍事政権がイスラム色を強く打ち出し、音楽活動を禁止。ミュージシャンたちは食い扶持を失ってしまう。映画のチラシにあるコピーの通り、文字通り「スウィングしなけりゃ、”あと”がない」状態に追い込まれたわけだ。そんな彼らの起死回生策がなぜジャズだったのか?戦後の冷戦時代、アメリカは、社会主義勢力の拡大を食い止めるためにジャズマンを文化大使として世界各国に派遣し演奏活動をさせていたのだ。そのアメリカの世界戦略によってパキスタンでもジャズのコンサートが開かれ、ミュージシャン達の中にジャズを植え付けていたのだ。これは興味深い事実だった。映画のハイライト・シーンは、ニューヨークでのウィントン・マルサリス率いるバンドとの競演。演奏曲は、デイヴ・ブルーベックの名曲「テイク・ファイヴ」。コンサート直前のリハーサルで、シタール奏者のテクニック不足で急遽交代を余儀なくされるなどのアクシデントを乗り越えて、競演コンサートは大成功。シタールによる旋律、横笛によるジャジーなアドリブが見事だった。聴衆の拍手喝采が印象的に残った。音楽は「世界共通語」だったことを再認識させられると共に、音楽を捨てずに生きてきたパキスタンのミュージシャンに心から拍手を送りたい気分になった。今度は、ウィントン・マルサリスをパキスタンに招いて競演して欲しいなあとも思った。音楽を巡る真実のドラマ「ソング・オブ・ラホール」、一見の価値あり。ちなみに「ラホール」とは、登場するミュージシャンの出身地の地名であります。最後に一句。 「 銀幕の JAZZ爽やかに 我満たす 」
2016.09.09
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リオ五輪が終わって、早2週間が過ぎようとしている。水泳、体操、柔道、卓球、レスリング、バドミントン、陸上・・・・アスリート達の技を堪能しながらメダル争いに一喜一憂。オリンピックってやっぱり超一級のエンタテインメント・イベントだよね。筋書きにないドラマをたくさん楽しませてもらった。オリンピックを生み出し、それを続けてきた人々に、そしてアスリートたちに感謝、感謝。昼間は夏の暑さが残るものの朝夕はめっきり秋めいてきた。セミの鳴き声とクロスフェイドして虫の音が日に日に高まっていく。そんな週末の午後、ぼ~っとしていたらリオ五輪のハイライト・シーンが次から次へと脳裏に蘇ってきた。と同時に、安室奈美恵の「HERO」ではなく、ブラジルの音楽が無性に聴きたくなった。CD棚を探索する。ブラジル音楽のCDなんて買った記憶はなかったが、1枚発見!ブラジルの女性歌手=ジョイス・モレーノがレコード・デビュー50年を記念して制作したアルバム「ハイス~私のルーツ」だった。自分で買っておきながら全く忘れていた。たまにCD棚をほじくるのもいいかも。このアルバムは2014年に発表したもの。リオでW杯サッカーが行われた年だ。2年のうちにリオで世界的なスポーツ・イベントが2つも行われたのだなあ・・・・。「コパカバーナ」、「デサフィナード」、「ふたりと海」、「小舟」・・・ベテラン歌手の力の抜けた味わい深い歌声が心地よいボサノバだ。リオ五輪期間中のスポーツ中継や情報番組のテーマ曲にはそぐわないが、祭りの後の残り香をかみしめるには最適なムードを醸す。リオ五輪の様々なハイライト・シーンをスロー・モーションにしてつないだ映像のバックに使ったらよさそうな曲がたくさんあるぞ。リオ五輪に関係なく、これからの秋の夜長を共にする曲としてもよさそうだ。来週には、リオ・パラリンピックが開幕する。車いすテニスの国枝慎吾、上地結衣、陸上競技の山本篤、車いすバスケットや車いすマラソン、ボッチャも日本勢がメダルを狙えそうだ。がんばれ、パラリンピアン!五輪同様に盛り上がるといいな。最後に一句。 「 リオ五輪 熱闘はるか いわし雲 」
2016.09.04
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Yahooブログから楽天ブログへお引越し。
2016.09.01
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