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英語のスラングに『cuffing season』という表現がある。日本語にすれば「人肌が恋しい季節」のこと。今朝ラジオでリスナーが「猫が布団に入ってくるようになった」ことで秋を感じたと言った。今あずきバーを頬張っているが。猫が恋しい季節になったのを、私も感じる今日この頃。あ~猫が我が家にも居ればなぁ・・・******人肌が恋しいとは言え、最近まともに話をするのは仕事先&ダンナと接する時くらいで。長~いつき合いの『心友』とは、なかなか再会を果たせない。新型コロナの勢いに加え本人や家族の健康状態を含む状況が刻々と変化して、結局いまだに“直接会って長話”するタイミングを失ったまま。そんな私達だけど・・・どれだけ会えない月日が流れても、♪会えない時間が愛育てるのさ~(byHiromi Go)な感じで、若い頃から共に歳を重ね常に想い合っているお蔭か、会えなくても「この二人は裏切らない見捨てない」っていう安心感が不思議とある。だから長年私の心の支えになってくれて、本当にありがたい。初めの会社を退職するまでの数年間だけ同僚だった。辞めた後、仕事を手伝ってもらったこともあるけど、それぞれ多忙だったから、後で聞くまで意外と知らないこともあった。くっつきすぎない&踏み込みすぎない“程良い距離感”が、長続きには効果的。『親しい関係』と一方的に思ってても、相手にとって私は『仲間のうちのひとり』くらいの扱いだったんだと、何度も落胆する経験をして、互いがムリしない距離をさすがに学んだ。今じゃ、この二人それぞれとは『以心伝心』『あうんの呼吸』の間柄。これは相手も「びー。ちゃんの“猫電波”(テレパシー)スゴい!」と言ってるので、私だけの思い込みではない。この二人とは、年々、私と実家の母弟とが想い合う強さと同じくらい正確に“電波を送受信できる”間柄になっていく。そしてもうひとり。彼女達に遅れること数年。ここ最近、ダンナが私の“猫電波”を直ぐにキャッチするようになった。結婚生活も長くなったので、年々考え方や感じ方が似てきてはいるんだが。特に今年は“受信成功率”が笑っちゃうくらい高い!例えば、私が大好きなミュージシャンの楽曲を脳内リピートしていると。その瞬間、新聞を読んでるダンナがその楽曲を鼻歌で歌い出すのだ。そんな“偶然”が重なることが増えまくっている(震)。山あり谷あり四苦八苦の日々だったけど、夫婦になる前から二人で乗り越えてきた今、『ソウルメイト』の域までに迫ってるのかもしれない。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「ごぼうの土を落とすと、翌日ありえない場所にシミできてる😢」私利私欲にまみれた輩に聴かせたい。『ハゲタカ』久々に観たいな。
2022.09.26
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週末を迎える日。いつもの坂を歩き、事務所へと向かう。午前中のこの時間、辺りは鳥の歌声くらいしかしない。たま~に子供達が広場で遊ぶのを見かけるくらいで。今日は日差しが強めだったからか、静かな住宅地の朝だ。仕事を済ませ、直ぐに今来た道を戻る。途中、前から人が来る気配を感じ、顔を上げると。そこには濃藍和装姿の青年が。柔道家って風でもない細身の人だから、あのポーズは“ブックバンドにまとめた本”でも背負ってたんだろうか? 右肩に何かを引っかけて静かに近づいて来る。このエリアの場所によっては、和装の人は性別問わず年中見るには見るが。こんな住宅街で“デイリーな感じ”にひとり歩く青年に出会うのは、初めて。突然現われた青年の姿に、一瞬だけ混乱したが、向こうも私も特に互いを気にするでもなく、意外とフツーにすれ違う。サラサラの黒い前髪を七三に分けた色白の塩顔。まるで夏目漱石の小説から飛び出してきた書生さんのよう。コスプレって感じの力みはなく、あれが彼の普段着らしい自然な着こなしだった。ホントは振り返ってもう一度見たかったー!ただそれだけのことなんだけど・・・彼は何をする人なんだろ? ちょっと気になったもので、備忘録。そう言えば、仕事でお世話になったカメラマンさん。夏になると作務衣で編集部に納品に来てたのを思い出した!ロン毛を後ろで無造作に一つにまとめて、長身の塩顔な坂本龍馬っぽい人だったけど、初めて作務衣姿で来た時は、さすがに面食らった。いつもは洋風のオシャレさんが、意外にも和装で登場するんだもん。でも“新鮮”でよく似合ってた。着物ねー。一時期すごく憧れたわ。自分で着付けして外出着として出歩く姿に。浴衣ならなんとか自分で着られるけど、着物はやはり専門家にイチから教えて貰った方が、仕上がりも美しくて着心地もいいのだろうなぁ。母が若い頃着ていた大島紬の一張羅が、我が家の桐箱に眠り続けてるから、いつか着てみたいのだけど・・・その前に、私が着物につり合う人間に成長しないといけないな。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「オダジョー、メゾン・ド・ヒミコくらいの短髪イイっ!」秋の夜長にchill曲。
2022.09.17
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間もなく午後の仕事に戻る。その前に気分を鎮めるためココに。今の仕事を始めてから、もう6年くらい経つ。所属事務所から受けた仕事を、一定のルールの下こつこつコツコツ地道に進め、必死で締め切りをクリアする。その繰り返しで、大きな問題も無くなんとか今日まで。本業の技も活かせるし利用者の層も重なってるし、仕事をする上でのメリットは多い。遣り甲斐はある。ただ。こんなに“重責を担う”のに、対価に見合わない仕事・・・。どれだけの人が喜んでやるだろう? きっと私以外のスタッフは皆、ボランティア精神に富んだ慈愛に満ちた人、なんだろう。新卒後、お堅い会社勤めもしたけど、軟派な業界が長かったから、その正反対の今の仕事の“ルール”に、今でもピリピリ気を遣う。扱うテーマがカタく、何かと厳しい約束事があるのに、遣りすぎると「考えすぎないで。もっと気楽に」と爽やかボスに言われてしまう。何度言われても、間違いを正すのが本業だったから、長年染みついたクセが邪魔して、そう簡単に手が抜けない。私が頑固すぎるのか、脳が萎縮して柔軟性に欠けるのか?毎回ついつい力みすぎて、ツーマッチな仕上がりになる。それでも“自分なりの精一杯”で毎回全力で仕事に向き合っている。ちょっと“前のめり気味”で鬱陶しい奴かもだけど、読んだ誰かの心に何かひとつでも役立ってほしいと願いながら、取り組んでいるのだが。直接相手に“感想”を聞くことはできないから、クライアントから何か言われない限り、○ってことだと解釈してた。先日、某クライアントからの『フィードバック』があった。6年間その企業からの仕事を何度も割り振られているが、“コメント”を貰うのは今回が初めてだ。でも、内容を読み始めてどんどん顔が曇っていった。「改善点や要望」は4つ。そのうち2つは理解できた。けど、あとの2つがもの凄くショックで。「心を添えてない想像力の無い文章って、こんなにも簡単に人を傷つけるんだ」と痛感した。ショックすぎて、その文字ひとつひとつを確かめようと何度も繰り返し読み返した。何度読んでも私の心に小さな刃が投げつけられるだけ。過去の仕事で何度か大失敗もしたことはある。それでもこんなに他人から一方的にキツい言葉を吐かれるのは、今まで一度しか。前のは私のミスでもあり、反省するしかなかったけど。今回のは、一部を受け容れたとしても納得いかない。黒いモノを白いとは、私には言えない。自分に嘘をつくことになるし、読み手に失礼だしタメにならない。失敗でもないし企業や利用者に損害を与えたわけではない。なのに、ここまで“上から“な目線でバッサリ斬り捨てられちゃ、長年活字の仕事に携わってたハシクレとしてのちっちゃな“プライド”が、やっぱ傷つく。ポロポロと目から涙が粒になって胸に落ちた。思った以上に言葉が胸に重く深く刺さって、実は今もショックを少しだけ引き摺ってしまってる。守秘義務があるので仕事内容を大っぴらにできなくて、こういう愚痴を吐き出すとこがない。でもあまりに悔しくて苦しかったから、ダンナには軽くのつもりで堰を切ったようにぶちまけてしまった。するとダンナは「外野の声は気にするな」的なことを言い、なぐさめてくれた。そう。クライアントではあるが、今まで6年も放置してきたことを何故今、言う? これを指摘するなら、6年前に言えたハズだろう? もしかしてチェックするの、今まで手を抜いてた? そう疑いたくもなる今更感。いやま、コレでも大人ですから、一応指摘は受け容れますよ?でもさ、相手の欠点をあげつらうだけじゃなしに、何なら満足なのか、貴方の考えた改善策や提案を示そうよ? 言いっぱなしじゃ、SNSの荒らしと同じ。下請け管理するなら、そこまでやろうよ~???とりあえず、迷惑や心配をかけたかもしれない爽やかボスにお詫びした。そして、思いがけず“温かい言葉”の添えられたいつものボスらしい口調のメッセージに、救われた。さあ、ボスのために今日ももうひと頑張りするそ――――!★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「赤ちゃんと猫ちゃんの声は似ている。」スルメ曲。深いな。
2022.09.14
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「まるごと果実感メロンテイスト果汁100%」「この表現からイメージする商品について簡潔に述べよ」と言われたら。私ならどんな商品を想像するかなぁ・・・“言葉”に向き合う仕事も、随分長くなった。編集者やライターの仕事では、原稿のキャッチ、見出し、キャプション等何かしら“キャッチフレーズ”を繰り返し考え、数え切れないほどこの世に放ってきた。だから、他者の考えたキャッチコピーやネーミングセンスに、かなり興味がある。商品名に限らず例えば子供の命名等も然り。選ばれた言葉の“奥に篭められた想い“を想像する。“制作者”の意図や想い・・・それを直接聞くことはできないけど。あーだこーだ考えを巡らすのが楽しくて。これは完全に職業病である。今はドラマ『鎌倉殿の13人』の各回のタイトルが楽しみ。ダブルミーニングかそれ以上に重なった謎を、クイズに挑戦する感覚で解き明かすのが習慣に。“クセの強い”脚本家ゆえ、毎回解った後には唸るしかない。殊に同作のタイトルに関しては、三谷氏の文才が冴えまくりである。他にも、夫婦で“馬を愛でる”(賭けはしない)のが趣味なので、競馬実況を観ながら馬の名前をチェックして、その背景をあれこれ想像しては楽しんでいる。******冒頭で挙げたフレーズは、大手ドリンクメーカーの商品パッケージに表示されたもの。私は長年雑誌作りを通し名称やフレーズを決める側にいたので、何事も“裏の意味”を考えてしまう。だから捻くれ屋な私は、この商品の『言葉のあや』に引っ掛かることはない。でも、純粋な買い物客なら“メロン果汁100%”と信じ商品を買ってしまう人もいるだろう。そして飲んで気づくのだ。「あ、メロン100%じゃないな」と。そう、この中身はあくまでも“メロンテイスト”であり、“メロン果汁が100%使われている”んじゃない。しかも実際には“メロン果汁2%”しか入ってないと判明。消費者庁はパッケージ表示が景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして再発防止等を求める措置命令を出した。つまり”メロン風味のジュース“なのに、いかにも“メロン果汁100%”の商品のような誤解を与える売り方をしていたのだ。歴史ある一流企業が、それも口に入れる商品で、消費者を混乱させたり失望させたりすることが、残念でならない。ま、このテの類似商品はどれもパッケージの裏を見たら大体別の果汁や添加物が混ざってるんだが。それに価格の安さを考えれば、“メロン果汁100%”なんかありえないと、買う側も気づくだろう。たまたまこのニュースを知る前から、この時季、我が家の冷蔵庫には、このシリーズの『100%グレープフルーツ』が常備されている。パッケージには『1本にグレープフルーツ約3.1個分』と強調されている。イスラエル産の果実二種に香料をブレンドと表示されているが、飲んでる側は“真実”を知りようがない。お気に入りなので、“お値段以上”でなくとも“購入額”分の満足はしたいものだ。メロンの件があるから、こっちの商品も正直、疑いたくもなる。でも、これに代わるコスパ良いのが直ぐに思い付かないので。なんかちょっとモヤモヤもするが、他の企業のも「何が本当か」分からないのも現実。だったら、消費者側が自分の五感や知識をフル稼働して、○か×かを見極めるしかない。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「前頭葉を鍛えます。」果物の名前入りでカッコいい歌ベスト5(私の)に入るな、たぶん。
2022.09.08
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今日はちょっと暑さが戻ってるけど、肌を撫でる風の感触や日の当たり方、空の雰囲気が明らかに違う。ついこの前まで、夜でもセミが賑やかに鳴きしきっていた。なのに、いつの間にか秋の虫が主役に。今年は何だか数が多いような? 全方位から幾重にも重なる美しい音色が毎夜聞こえてくる。自己主張強く激しい鳴き方のセミに対し、秋の虫はコンスタントな鳴き方で上品に響く。やっぱりこれからの季節にピッタリな“音楽”は、こっちだな。夏の疲れや秋の感傷的な気分をじんわり癒やしてくれる、そんな存在の。******読売新聞の記事によると。『コロナ禍の新しい音楽の楽しみ方』として、欧米を中心に世界で『ジャズ喫茶』(リスニングバー)が増え始めているらしい。記事を読むまで知らなかったのだが。『ジャズ喫茶』はなんと日本発祥だった!『ジャズ喫茶』と名の付く本格的な店に一度しか行ったことがない私がイメージするのは、高級オーディオ完備の室内で店主の好みや常連の持ち寄ったレコードを静かに鑑賞する場所って感じなんだが。そう言えば、渋谷には『名曲喫茶ライオン』っていうクラシック音楽ファンに親しまれてる老舗がある(一度行ってみたい!)。店でお茶しながら“好い曲”を好い音響でひたすら聴く。このスタイルって、日本独自の音楽の楽しみ方だったんだなぁ。他国にないのが意外な気もするけど、妙に納得しちゃう。いかにも“日本らしい”と言うか・・・。で。今、海の向こうではそれが“新鮮”に映るのだと。そんなスタイルを、或る人は「音楽とレコードへの敬意」と表わした。言い得て妙である。スマホやサブスクの普及と共に、音楽も簡単に好きな1曲だけ(時にはイントロや間奏をすっ飛ばして)聴ける便利な時代になったけれど。私はかつて多くのミュージシャンに会い、身を削ってひとつの音楽を完成させる苦しさを直接見たり聞いたりしてるから、“音楽家に対する敬意”を忘れたくない。よって、できるだけ作品にとって“好い環境”で音楽を聴きたい。とは言え、ジャズやクラシックに関しては我が家が手に入れた作品は多くない。それに音楽を聴く手段も充実してるとは、言い難い。だから、時には『ジャズ喫茶』のような“趣味人の想いが詰まった空間”にお邪魔して、全身に音楽を浴びてみたい。そしてサウナーのように自身を“整え”たい。ジャズは奥が深~いので、あまり詳しくないが。例えば深夜にリラックスして作業する時、何かしら流してみることもある。編集者だった頃は、“アシッドジャズ”がすごく流行ってて、LIVEにも足を運んだ。仕事仲間に誘われて、『モントルー・ジャズフェスティバル・ジャパン』にも行った。あの頃の私は、仕事で邦楽洋楽のヒット曲ばかり聴く毎日で。だから、本場ジャズマンのセッションを直ぐ近くで体感した時は、曲名やミュージシャンを知らなくても感動モノだった。ただ、まだ年齢的に少し“早い”気がしてた。今の私は歳を重ねた分、ジャズを聴いてもちゃんと理解できる年頃になったと思う。また、若い頃大好きだった大江千里がジャズピアニストに転身したことで、なんとなく“身近”に感じられるようにもなった。幸いジャズについてはダンナがほんの少しだけ知識がある?ので・・・これまでに“クラシック音楽の好き”を増やせたようにこの秋、ジャズも今まで以上に聞き込んで、馴染み或る音楽にできたら・・・いいよなぁ。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「あ~ついにイジったのか・・・モトが可愛いのにもったいない。」歌モノよりインストが好み。特にピアノ🎹が。
2022.09.05
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