いしけいからの穏やかな日常と伝えたい思い

いしけいからの穏やかな日常と伝えたい思い

October 6, 2008
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カテゴリ: 病気のこと
私は、救急で運ばれた近所の開業医の産婦人科の先生から、「どうして、検診をしていなかったのですか?」と何回も言われて責められました。
確かに卵巣が大きくなっていたのに気づかなかった、そして検診を受けていなかった私も悪いのですが、やはり、検診は行きづらかったのです。
一番最初に産婦人科に行ったのは、20歳ぐらいの学生の時でした。生理でないのに出血があったので、迷った末に自分の通っていた学校の大学病院に行きました。
問診表にも書き、若いことと未婚だということで好奇な目で見られました。又、内診の時に大勢の先生や学生さんに見られていたようだったのもとても嫌でした。幸いがんではなく、それからはもう行きたくないと思っていました。その後は、特に問題もなかったので検診には行かず、31歳で結婚する時に旅行のために生理をずらしてもらう薬をもらうために、当時住んでいた近くの母も行っていた産婦人科の病院に行きました。その時も何も異常はありませんでした。当時私は病院に勤めていましたが、自分の病院に行くのは恥ずかしくて行きませんでした。
その後、2年くらいで子供が出来ました。それからは、検診に毎月行きましたが、特に異常もなく自然分娩で出産しました。
その2年後には主人と同じところで人間ドッグの検診を受けて、子宮がん検診をしましたが異常はありませんでした。
その後、10年くらい検診には行っていませんでした。
そろそろ40過ぎになったらいったほうがいいかなとも思いましたが、なかなか決断できずずるずると行かずじまいでした。
他の国に比べ、日本人の検診率は約20%くらいとかなり低いようです。

ただ、久しぶりに行って、内診用のイスが自動になって改善されているのにはびっくりしました。子宮頸がんの検診とエコ-は特に痛みも無く、これならやっていれば良かったとちょっと後悔しました。
ただ、2度目の手術前の子宮がんの組織をとる検査はあとで痛くなり、もう2度と嫌だと思いました。ちょっと痛いかもしれませんと言われその時はちょっとだったのですが、止血用の脱脂綿を言われたとおり2時間後に取り、家にかえって寝てからが又痛くなりました。痛いのはこりごりで病院に電話すると、家にある痛み止めを飲むようにとのことでした。前回救急で見てくれた近所の産婦人科では「他の病院を紹介したので、紹介先の病院で聞いてください。」と冷たく言われてしまいました。家にあった痛み止めで良くなりましたが、今度は下痢になりました。緊急手術後8日しかたっていなかったのでとても不安でした。痛みと下痢で寝られませんでした。次の日に、MRIがあったので、ついでに婦人科でも見てもらおうと思ったら、一生懸命言ってもその時の医師は、「何で来たかの意味がわからない。どうしてほしいのですか?」と冷たく言われてしまいました。
検査の痛みはあって当然かも知れませんが、あまりの冷たさにショックで声も出ませんでした。
今はもう子宮はないので検査もしなくて良くなったのですが、今までの経過より、なんとなく検診に行かないのもわかります。
単に検診を呼びかけるだけでなく、もっと行きやすい状況を作るのも大事だと思います。
入院中には毎年検診を受けていて安心していたのに、とか若いからがんは無いと言われたと言って、こちらの病院に自分で来たときにはかなり子宮体がんがすすんでしまったと開業医を怒っている人に何人も会いました。
これでは、検診を受けていても仕方がないような、そして病院や医師による診断の差に気が付かされました。
私の場合や卵巣がんは本人も気がつかず、検診でもわからないことも多いようです。
そう思うと婦人科の検診もいろいろな問題があるなと思いました。





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Last updated  October 6, 2008 10:57:45 AM
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