2005年06月24日
XML
テーマ: 戦争反対(1190)
カテゴリ: カテゴリ未分類
戦時中、軍部が「お国のため」とか「天皇のため」とか言って、反対意見を封じて、暴走していました。

そして現在、今度は「平和のため」とか「平等のため」とか言って、反対意見を封じて、暴走する方々がおります。
それが本当に、平和になるのか平等になるのか異を唱えようとすると、この呪文を唱えて封じるのです。

しかも現在では、その「お国のため」とか「天皇のため」を悪いイメージとして関連づけ、否定することまでして反対意見を封じようとします。
天皇はともかく、国を否定するのが過ぎれば、反国家主義者となります。
(まあ天皇は、日本の文化遺産、アイデンティティとして重要だったりする)
反国家主義者の何が危険かは、テロリストが同じ思想の持ち主だからと言っておきます。

共産主義の思想は素晴らしく、そして理想です。
しかし、共産主義国家は、行き過ぎた理想のため(多大な犠牲を払い)崩壊しました。



「『滅私奉公』は危険で『個人主義』を大切にしよう」と言うのもあります。
しかし、行き過ぎれば『個人主義』は『利己主義』や『刹那主義』となりますし、
行き過ぎでなければ、『滅私奉公』も『他人を敬う心』となるのです。



<臣民について>

大日本帝国は「専制国家」で、日本国は「民主国家」というイメージを持つ人もいるかと思います。

「臣民」という単語は「天皇の臣下であると言う意味だ」と教えられた人が多いかと思います。
しかし、日本の歴史を振り返れば、その殆どの時代で「臣」こそが国政を担った「為政者」だった事が解るかと思います。
そして、為政者の「臣」と被為政者の「民」が、合体した「臣民」と言う単語が、どんな意味があるのかはもうお解りでしょう。
つまり、「臣民」とは、為政者も被為政者も同じであり、民衆に主権がある「民主主義」の理念ある、単語なのです。
何故か、今の教育現場ではこれについて全く教えようとしません。
「天皇の臣下であると言う意味だ」とだけ教えるだけです。




ここで、ハッキリ言う。
「お国のため」とは”戦中も戦後も”、「自分のため」であると。
「お国のため」を批判する者は、「自分を批判」してないか、もう一度考えるべし。
そして、今の国に不満があるのなら、投票と言わず、立候補しろと言いたい。
立候補は金がかかってダメだと言うのなら、まず、選挙法について問題視しろと言いたい。





何を以て、日本国民とするのか、
日本語が喋れれば、日本人なのか、
日本に住んでいれば日本人なのか。

何を以て、国土とするのか、
何を以て、国土の正当性を主張するのか、
何故、我々は日本列島に住んでいるのか。

何を以て、為政者は為政者たるのか。
日本人が選んだ代表が為政者となるが、その日本人について誰が日本人と認定するのか。

日本という国を形成する要素は、漠然とした文化の数々の集まりで、それを理由に国同士を分けている。
一つの国の数々の文化的特徴は微々たるものでも、どれも微々たるものだからこそ、一つ一つの文化的特徴は重要なのである。


辛亥革命後の中国を観察すると、天皇という正当性を主張する象徴が無かった為、延々と内乱が続く羽目になった。
文化的正当性が無ければ、誰もが力ずくで皇帝になれるが、力ずくによる正当性は脆いものである故に、戦乱が絶えなかったのだ。
特に共産主義国家はこういった、文化的正当性を認めない究極的平等の理想から、結局武力によって正当性を保つしかなかったのが実情だ。だから、共産主義国家では、武力的優位を保つため、他の勢力の弾圧が絶えなかったのだ。


選挙は簡単に出来るものではない。
もし、何かのトラブルで、選挙を行う暇が無く、それでも為政者を必要とする事態が発生したら、どうするか?
日本ではそんな事は起きないと思っている人は、江戸幕府から明治政府に移行する時の歴史を忘れている。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年06月24日 06時00分22秒
コメント(1) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カレンダー

カテゴリ

プロフィール

清造

清造

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

九牛一毛@ Re:「日本軍はお墓好き」と「中国の子供達」をお送りします。(07/29) 残虐な日本兵であるなら、子供が、来るは…
みんなのプロフィール@ みんなのプロフィール ブログ開設おめでとうございます!! アク…
an_idle@ 姉歯氏は、創価学会員 今、世間を騒がせている耐震偽装犯罪の姉…
清造 @ ないっす。 何と! 消えてしまっていたのか・・・。 …
tama@ [南京陥落後に撮影された風景 おそらく、↓のサイトが(圧力で?)削除さ…

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: