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「座頭市と用心棒」(岡本喜八監督。1970年。日本)。お馴染み勝新の座頭市シリーズの中で、最大の観客数を動員、すなわち、1番ヒットした作品。三船敏郎をはじめ、嵐寛寿郎や若尾文子、岸田森など、豪華キャストが勢揃いしているのも魅力。(あらすじ)望むと望まざるにかかわらず、保身、あるいは立場上の事情から人を斬って(=殺めて)きた、市(座頭市)。そのことに疲れ、3年ぶりに、川がせせらぎ、梅の香りも豊かな、ある平和な村を訪れる。ところがその村。ヤクザと化した小仏一家に支配され、荒み切った空気が(村の)そこかしこに。市は、盲人独特の鋭いカンで異変に気付く。そんな彼の来訪を疎んじた小仏一家は、用心棒(三船敏郎)を雇う、、、。そこそこは楽しめたけれど、何と言うか、ストーリーの運びが今少しダラダラしている感が否めず、この映画の魅力は、やはり主演の勝新、そして日本を代表する俳優の1人である三船敏郎、さらに当代きっての美人女優の若尾文子、それぞれの体当たり演技だと思うのです。写真は、Yahooより。
2024.05.30
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「スクール・オブ・ロック」(2003年、アメリカ、リチャード・リンクレイター監督)。生活のためにニセ教師となった売れないロッカーと、名門小学校に通う、「大人の価値観で骨抜きにされた生徒たち」とが、ロックを通じて真のふれあいを体験し、共に変わっていく、コミカルにしてヒューマンな映画。作中、ロック・ファンならお馴染みの曲が多数流れ、それも観どころの1つ。(あらすじ)バンドをクビになった挙げ句、ルームメイトとその恋人に滞納した家賃を払わないのなら(部屋を)出ていくように言われた、ギタリストのデューイ。そんなある日、かかってきた1本の間違い電話から、ちゃっかり臨時教師になりすまして名門小学校へ。そこで見た生徒の姿は、大人たちが決めた規則にがんじがらめになっているせいか覇気がなく、表情も冴えない。音楽の授業で生徒たちに音楽の才能があることに気づいたデューイは、生徒たちにギターやキーボードを与え、演奏を教え、ロック魂までをも全身全霊で伝授する。生徒たちは、とまどいながらも、デューイの「熱い授業」に次第に惹かれていく、、、。主演のジャック・ブラックの体当たり演技と実際に演奏している生徒たちのパフォーマンスが素晴らしい!写真は、「シネマ・トゥデイ」より。
2024.05.30
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一昨日は、京都府南部の長岡京市(都が奈良から京都に移るまでの期間、暫定的に都とされた地だ)で仕事。担当は、ここ数年ブームになっている、質の高い睡眠機能をも加えた乳酸菌飲料。お客さんの数は多く、したがってざわついて空気も乾燥しやすかったはずなのに、アレルギー性の喘息症状が一度も現れなかったのは幸い。こういう日もある。振り返れば、父方の祖母は生まれてこのかた、病気らしい病気をしないまま若くして嫁ぎ、10人の子を産み(成人したのは8人)、88歳で亡くなる2日前まで、毎日クワをかついで畑に行き、元気に野良仕事にいそしんでいた。ある日の夕方、「どうも寒気がする」と、珍しく早くに床に着き、そのまま逝った、、、まるで、木が静かに倒れるように。こういう亡くなり方、実はとても幸せではないかと思う。写真は、阪急長岡京駅近くのアゼリア通りで写したもの。
2024.05.27
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一昨日は2年前に大腸がんの手術を受けた夫の定期検診日。異常なし(すなわち転移もなし)。ただ小さなポリープが1つ出来ていて、内視鏡により除去することになった。術後も術前と同じように生活している夫。仕事をして、趣味の土いじり(園芸、苔玉、プチ盆栽その他)をして、毎朝ウォーキングをして、酒の肴にもなる大好きな漬物をてずから漬けて、専門学校在籍時の友人たちと一泊程度の旅行をして、アクションものやチャンバラ系のDVDを観て。考えてみれば、病気は自分のカラダとココロが発するメッセージ。だとしたら、道連れ。なだめたり、すかしたり、時に教えられたり、時に互いに誤魔化し合いしながら人生を歩む相棒だ。写真は、近所の人が「もうずっとほったらかしで。よかったらもらって下さい」と持ってきてくれた松の盆栽を夫が自己流で手入れし、流木や苔や石などを使って作った箱庭。
2024.05.23
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今日は、よ◯葉ネタをしつこく引っ張るのではなく、そこから派生した、あるテーマ(課題と置き換えてもいい)について書いてみようと思う。私たちデモンストレーターが関西でよ◯葉商品を宣伝販売する時には、商品の品質、特に味をPRすると同時に、産地である「北海道」を前面に押し出すのが、一般的なパターン。なぜなら、関西人、いや北海道以外の地に住む人間の大半にとって、「北海道」はある種のブランドだからである。これを、よ◯葉がお膝元(北海道)でとらえられているのと同じイメージ(高価ながらそれ相応の風味)を地元の京都で持つS味食品の商品を北海道で宣伝販売するとしたら、、、やはり担当デモンストレーターは味覚と共に「京都」をセールストークの中でプッシュすることだろう。「京都」もまた京都人以外の人にとってはブランドなのだ。北海道や京都以外にも、ブランドになりうる地域は、県にしろまちにしろ、さらに国にしろ、存在する。ブランド理由は、風景だったり歴史だったりその地の特産品だったり、ここ数年では意図的に作り出されたご当地キャラクターだったり。反面、ブランドになることが難しい地域もある。とは言え、悲観することはない。行政と観光をはじめとする民間企業や個人事業主、さらに最も重要な構成員である地域の住民ががっちりスクラムを組めば、活路は開けるはず。そして、このことは、この国の将来にとっても、絶対に有益なはず。何せ、SNSで、「日本の中心は東京。(だから)東京に住むか、東京出身者以外の人間は、皆イナカモノ」と堂々と投稿する人間と、それに賛同するオモロイ輩もおり、ぶっちゃけ、そんな人が現在の「東京一極集中=地方過疎化問題」を招いている一端を担っているんだからねえ。写真は、よ◯葉のバターと北海道産のあずきを使った、あんバターパン。近所のパン屋で買ったものだ。
2024.05.22
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よ◯葉ネタを続けよう。前回、「函館を旅していて、関西ではその価格の高さゆえにやや特殊な見方をされている北海道発のよ◯葉乳業の商品が、ここ北海道ではお膝元の強みもあってか、道民の人たちに自然に溶け込んでいることに気がついた」旨を書いた。旅から帰った後、北海道に住んでいる複数の人にこの感想について尋ねたところ、「よ◯葉商品は、それなりのお値段ながら、そのお値段に応じた味と品質」ととらえられているのが、一般的だとか。ははーん、関西で言うなら、S味食品みたいな感じなのかな。S味食品。つゆや中華だしやポン酢などを発売している京都発のメーカーで、全国、もちろん札幌にも支社がある(ついでに海外にもあり)。このS味食品。いずれの商品価格も、そこいらの同商品の倍近く。でも風味は抜群なので、根強い固定ファンがいる(ここいら、私はここの商品を幾度となく宣伝販売しているから、よく知っているつもり)。そもそも、S味食品の公式ホームページに、「(S味の品は)お高いけれど、やっぱり美味しい」をコンセプトにしていると書いてあるからねえ。時代は変わる。社会も変わる。その中で生きる人も変わる。それでも、企業方針として、ぶれないと言うか絶対に変えてはいけない部分もあるわけで。そこをしっかりと認識するのが、企業トップに課せられた永遠の義務だと思う。写真は、帰省時に撮った函館の海。函館到着時は小雨で肌寒かったのに、帰る時は快晴だった。
2024.05.21
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(注)昨日に書き、保存しておいた記事。ちょうど1週間前の今日、私は北海道南部の港町の1つ函館で観光第一日目を満喫していたわけだが、早くもその時点で気づいたことがある。北海道に本社を置く、牛乳やチーズ、ヨーグルト、バターなどを生産販売するよ○葉乳業の、お膝元での強さを。少なくとも、我がホームグラウンドの関西に比べると、ずっと市民生活に浸透し、根付いているのではないか。関西では、よ○葉の商品は、「味がそれなりなら、お値段もそれなり」と、多分にセレブなイメージでとらえられていて(よ○葉商品を長年にわたって数多く宣伝販売してきた私は、このことを肌で感じている)、取り扱っていない、あるいは取り扱っていてもバター以外は少量というスーパーチェーンも少なくない。それが、お膝元ではどうだろう。偶然かも知れないけれど、スーパーはもとより、コンビニや個人店にいたるまで、よ○葉の商品は自然なおもむき、すなわち「当たり前」感を持って、店に置かれていた。恐らく、当のよ○葉自体も、長期的には全国をそんな状態に持っていきたいのだろう。この春から、滋賀県民の生活の拠り所とも言える庶民派スーパー平○堂で盛んにデモンストレーションを繰り広げるようになったことからも、その思惑はうかがえる。ただ、ブランドイメージは壊したくない、と言うか、断じて壊してはいけない。となると、販路拡大のためには、まず、ほとんどの大衆を納得させるだけのマーケティングコンセプトを設定しなければならない。よ○葉の場合、今回の一連のデモ商品は高タンパク系食品であることから連想して、それ(マーケティングコンセプト)は、「適度なタンパク質摂取によって得られる末永い健康」ではないのか。確かに、少なからざる数のシニアがアウトドア活動やスポーツジムのマシーンなどを通して筋力を鍛えている現状を前にすれば、その筋力増強に欠かせないタンパク質摂取は、幅広く受容される凡庸性あるコンセプトと言えるだろう。写真は、五稜郭の庭を散歩していた鴨さん。ご存知だろうか? 鳥にとっても筋肉はとても大事で、特に胸には全体の筋肉量の4分のIまでが集中していると言う。
2024.05.15
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もう1週間になるんだね、函館ぶらり1人旅に出かけて。いや、楽しかった、SNS上で何年もやりとりしている方々にもお会い出来て。ここいら、少しずつ話していこう。さて!函館に行ってあらためて感じたこと。函館観光は、昔はともかく現在では、かなりの確率で、新撰組副隊長だった土方歳三人気に支えられているのではないか。剣の達人であるばかりでなく、頭も切れ、かつイケメン。しかも悲劇的な最後をとげた。この背景だけで既に物語性じゅうぶんだよね。特に女性には大受けするタイプの内容。で、そういう女性層をも読者として取り込みたい作家先生たちが、各自の想像力と創造力を駆使して、「燃えよ剣」などの土方歳三を主人公に据えた小説をたくさん書き、幾つかは映画化ドラマ化漫画化もされた。結果、ますます新撰組ないし土方歳三の名が知れ渡ったわけだ。函館市内のあちらこちら、時にワインのラベルにすら見かけた、この写真(実際の土方歳三。Public domain.函館にいた頃に写されたとか)。じっと見ているうちに思った。これが例えば新撰組隊長の近藤勇だったら、ギャルもオバさまも含めた女性たちが、こんなに函館に押し寄せるようになったかどうか。時代や社会の一面をあらわす「人気」なるもの。これが、人口の半分を示す女性が作り上げることがある事実を、世の人はもっと知っておかねばならない。
2024.05.14
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ブログにも書いた通り、行く先々の現場で我がデモンストレーションを見て興味を抱き、この仕事をしたいと望む人には、原則、販売や営業体験者限定でデモンストレーター派遣会社を紹介しているが、畑違いの職業の人に紹介することもないわけではない。先日は、コロナ前までお笑い業界にいたと語るお客さんを紹介した。何でも才能に限界を感じてくらがえを考えてたところへコロナが直撃して仕事を失い、様々なバイトで糊口をしのんでいるうち、どうせなら今までの芸人生活で培ったものをいかした仕事がしたいと思うようになったのだとか。「前々からデモンストレーターは気になっていたのだけれど、今日、おねえさん(私のこと)のデモを見ていていよいよとピンときて。私、やってみたいです」。いいねえ。人を笑わせ喜ばせ、ステージという垣根を超えて共感し合い、そのことで双方参加の「一体空間」を作る芸人のスキルは、デモンストレーター業務でも必ず活きる!数年後、彼女は業界有数の名物デモンストレーターになっていることだろう。写真は3人の孫。
2024.05.03
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(注)昨日に書いた記事。今日から5月。すなわち、一年のうちの半分近くは過ぎてしまったことになる。今さらながら時間(とき)が経つ速さを感じる、と言うか、その速さ自体が加齢と共に増しているようで、切なさも実感する。ところで、仕事に行く先々で、その店のパートさんとかお客さんの中で、わがデモンストレーションを見てこの業界に興味を持つ人がいたら、販売や営業の体験を持つ人に限り、登録派遣会社4社のうちの2社を紹介している。何人かは登録してくれて、活躍中(私は自分の名前は明かさないが、彼女たちが派遣会社に問い合わせた時点で「この店でコレコレを売っていたデモンストレーターさんに紹介された」とその人が言うと、自然とわかるみたいだ。くだんの派遣会社2社からはどちらも「ご紹介ありがとう」のお礼メールが届いた)。3月最終週と4月第1週。喘息と花粉症で目一杯苦しんだ。それを、サプリなり食事なり生活習慣なりで対応できる情報も欲しくてSNSに書き込んだら「喘息にしろ花粉症にしろ、よほどでない限り命にかかわるわけじゃないでしょ。重篤な病を抱えている私にしてみれば大した病気じゃないよ。しんどがっているのが、笑えてくるね」云々と揶揄してきた輩がおり、正論であるだけに我がメンタルはダメージを受け、肝心の症状も苦しさに拍車が。「そいつ、そんな発言をして、もしかして、ココロをやられているんとちゃうか。病気の軽度重度に関わらず、虫歯でも何でも、病気はしんどいもんや」と怒った、がんを患った夫。そうだよね、、、。喘息も花粉症も主治医に話した結果、処方してくれた新薬が幸い我がカラダにフィットしたみたいで症状がおさまったけれど、暖かくなると、今度は恒例(?)のアトピーが始まった。もっとも、こちらは、医者もクスリもなしの塩浴療法でほとんど改善し、今後もそうだろう。だとしても、いつまで仕事が出来るかなー。冴えない人生を送ってきた私が、初めて、その冴えない人生体験をも商売上のネタに出来るデモンストレーター業に出会い、自己肯定感が持てた。しかも、デモンストレーターの世界。状況に応じて融通がきくし、仮に失敗してもリカバリーOK。つまり、良く言えば寛容、悪く言えばルーズなのだか、ここは日本に根強く残っている悪しき慣習である「減点主義」への抗議も含め、良い方を取ろう。ともあれ、歩んできた人生の体験そのものを活かすことが出来るデモンストレーター、シニアにピッタリな仕事ですよ。主に体力的な理由でだんだん仕事が出来なくなりつつある私にとって、やる気のある人にデモンストレーターの魅力を紹介し、デモンストレーターになってもらうことは、ある意味で「お礼奉公」であり、仕事への「挽歌」。別に9回裏の大逆転を狙っているんじゃない。デモンストレーターという仕事を、正当に、もっと皆に知って欲しいのだ。写真は、3人の孫。
2024.05.02
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