生きることは旅だ! デモンストレーターこっこのホンネ日記〜あおいくま

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2026.07.16
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カテゴリ: 本と映画


"The Whole Truth"(Written by Nancy Pickard, Translated by Akiko Usagawa)


邦題「狂った真実」(原作:ナンシー・ピガード、 翻訳:宇佐川晶子)


我が日本でもここ十数年来、親や教師など、子どもにとっては「権力を持つ者」からの性的虐待が表沙汰になって取り上げられるケースが増えてきたが、欧米に比べるとまだまだ甘いかな(だから、かのジャニーズ問題も見て見ぬふりをされてきたのだ)。


その意味で、この本はもっともっと知られて欲しいし、舞台を日本に移したリメイク・ドラマも検討してもらいたい。
子ども時代に受けた傷は、かくも深いのだ。


(あらすじ)
青空のもと、陽光眩しい、アメリカのフロリダ。レイ・レイントゥリーは、6歳の少女を誘拐して殺害した罪で起訴された。
レイは文盲で、過去のことはほとんど語らないか、語っても嘘八百を並べたて周りを煙にまく正体不明の青年。
だが、本編の主人公である作家(ルポライター)のマリーは、留置場で取材したレイが単なる犯罪人ではなくギターの名手でもあることに気付く。
実際、マリーの前で、レイはいくつかのコードやアルペジオを見事に披露したあと、「ディキシー」だの「スターダスト」だの聞かせ、最後に「イエスタデイ」を物悲しく奏でたのだ。



レイの「過去」の酷さと、その環境のもとで成長して犯した所業のグロテスクさ。
それでも、そんな彼をもフロリダの太陽は照らしつづけ、その対比がまことに悲しいのだ。
もちろん、「イエスタデイ」の甘美なメロディも。





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最終更新日  2026.07.16 07:49:36
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