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2017.11.17
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カテゴリ: グリーンマックス
今年2月,京成3500形のうち,更新工事を受けていない車両が,さよなら運転を行いました。
3500形は京成初のステンレス車両として,それまでの京成車とは大幅に異なった新しいデザインで昭和47年に登場。Nゲージの世界では,昭和58年,グリーンマックスから,板キットとして製品化されています。同じくステンレス車の3600形が登場したのが昭和57年なので,おそらく企画段階では,3500形が京成の最新車両だったのでしょう。
後年,塗装済キットで3700形や3400形が製品化されるまでは,京成を名乗るGMキットは,これが唯一の存在でした。




さて,京成3500形キットでは,GMキットの「お約束」となっていた前面パーツは,都営5200形と京成3150形(更新車)が含まれていました。
都営5200形は,京成と直通する浅草線の車両であり,まず順当な選択であったといえるでしょう。
京成3150形(更新車)の前面は,GMの京急1000形キットと組み合わせて利用するもので,実車は昭和58年に更新が始まったばかりですから,いち早く製品化したことになります。その後,3200形など他の形式も同様の前面に更新されたので,このパーツは京成ファンにとっては,大きな福音であったといえるでしょう。

京急1000形キットに含まれる京成3100形(非冷房車)の前面,京成3500形に続いて発売された「阪神通勤車」キットに含まれる京成3300形(未更新車)の前面を合わせ,いわゆる赤電の多くがGMキットで揃えられることになったわけです。

平成13年に刊行された「鉄道模型Nゲージ―Enjoy N gauge railroading」(成美堂出版)では,「民鉄グラフィティー京成電鉄編」として,京成のNゲージが特集されていますが,この時点では,3700形や3400形の塗装済キットも存在しておらず,プラの京成Nゲージ製品は,以上のGMキット3種のみとなっていました。



(「鉄道模型Nゲージ―Enjoy N gauge railroading」(成美堂出版)より)

さて,京成3500形に話を戻しますと,実車は平成8年以降,更新工事により顔つきが変わりましたが,GMキットは大きな変化はなく,他社製品との競合もありませんでした。

ところが,平成28年に,鉄道コレクションとマイクロエースの2社から,相次いで3500形が製品化されました。RMM268号(平成29年12月号)では,鉄道コレクションとマイクロエースの製品が,あわせて紹介されています。
鉄道コレクションは,未更新車を製品化。まず現行のK'SEIロゴ入りを,次いで,登場時の赤帯仕様が製品化されています。
マイクロエースは,更新車と未更新車の両方を製品化。未更新車は今のところ,登場時の赤帯仕様のみとなっています。また,更新車のバリエーションとして芝山鉄道3500形まで製品化されているのは,いかにもマイクロエースらしいところです。

優れた完成品が登場している昨今ですが,GMキットの存在意義は決して失われていません。
私は以前,都営5200形として作りましたが,パーツの合いもよく,まさに「創る楽しみいっぱい!」のキットだったと思います。





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最終更新日  2017.11.17 20:56:22
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